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概要 [ ] 県域はの武蔵国の北部であり、関東地方では神奈川県以外の1都4県に接する。 また、中部地方では、にも接する。 隣に接する県の数は、に次ぐ2位。 日本で8つあるの一つ。 やを有さないものの、人口は約733万人と全国5位であり、その多くは県南東部に集中している。 （15年調査、総務省）では88. 農業産出額は第18位（2015年）であるが、北部にはが盛んな地域もあり、や、など産出額が全国3位以内に入る農作物もある。 また、面積に占める河川の割合が多く、水の都と呼ばれるを抜き、全国47都道府県で最大の約3. 県西部のはやであるが、それ以外の地域はの一部を成すとなっている。 に隣接する東南部は人口が密集し、東京から放射状に伸びた交通網に沿ってのが形成されている。 北部には豊かなが広がる。 県庁所在地であるさいたま市は内陸県にある最大の都市であり、内陸県唯一のでもある。 、、、に至る高速交通網は本県を通っている。 名称 [ ] 、、が統合してできた旧埼玉県（現在の埼玉県の東側約3分の1）の設置当初、が岩槻町（現：さいたま市）に置かれる予定であったため、その郡名から 埼玉県と名付けられた。 しかし、岩槻には県庁に適した建物が無く 、県庁業務は（現：さいたま市）の旧浦和県庁舎で行われた。 一方、現在の埼玉県の西側約3分の2に当たる地域は となり、その後、群馬県と合併してとなるも僅か3年で熊谷県は解消され、旧入間県地域は旧埼玉県と合併して現在の埼玉県が誕生した。 その際に、埼玉県の名称のまま県庁所在地も浦和宿となったため、岩槻町が実質的な県庁として機能することはなかった。 1890年（明治23年）9月25日には、により正式にが県庁所在地となった。 「埼玉」の地名の発祥地は「 埼玉郡 （ さきたま ）」（現：大字埼玉）である。 その名称の由来は諸説あるが、が由来とする説や、をもたらすの働きを意味する「幸魂」（さきみたま）から名づけられたとする説がある。 の『』に「 前玉」「 佐吉多万」（さきたま）という記述があり、また、の『』に「 埼玉」「 佐伊太末」（さいたま）という郡名がみられる。 当時、既に「さいたま」と呼ばれていることが分かる。 大観的に「さきたま」「さいたま」どちらの発音も同義として解釈されるが、「さきたま」の方が古い語である。 「」も参照 地理・地域 [ ] 旧においては、現在の埼玉県の領域は大部分が武蔵国に含まれており、東端部の沿いの一部地域がに含まれていた。 武蔵国には東京都、および神奈川県の北東部も含まれることから、埼玉県は武蔵国の中部・北部にあたると言える。 埼玉県の形状は東西約103km、南北約52kmと東西方向に長い。 日本の都道府県中が9番目に狭いが、最も狭い都道府県であるの約2倍の面積を有する。 また周囲は7都県と隣接し、長野県の8県に次いで多い。 県の東側では江戸川を境に千葉県に接し、北東側には茨城県・栃木県ともわずかに接する。 北側および北西側はおおむね利根川、（利根川の支流）といった河川、および荒川・神流川の分水嶺を境として群馬県に接している。 南側はほぼ東西に真っ直ぐに東京都・山梨県と接している。 この南境は、西部では荒川とあるいはのにあたるが、東部では一部が荒川となっている他は河川や分水嶺などの地形に見いだすことは難しい。 埼玉県の地形は、・・を走るによって、その東側の平地部と西側の山岳部に分けられる。 東側の平地部は古来や、などの流域であり、低地や台地（、など）が広がるほか、一部に丘陵（など）もみられる。 、により現在のの流路に近かった利根川の流路は、（現在の江戸川の流路に近い）、ついで（毛野川）に導かれ、また現在のの流路に近かった荒川の流路は入間川に導かれ、現在の河川形態となった（）。 西側の山地部はに含まれ、その中央部にがある。 秩父盆地東側の比較的標高の低い山塊は特にとも呼ばれる。 西側の長野県境は日本海側との分水嶺を形成しており、その南端に位置するは千曲川、荒川、笛吹川（富士川の支流）の源流であるとともに、埼玉県・長野県・山梨県の県境となっている。 その北には県最高峰である（2,483m）がある。 中央部・西部・東部の南側の地域は首都である東京に近く、近代以降の大都市圏の拡大に伴い、を中心に急激な人口流入と都市化をみてきた。 このようにして形成された市街地は、その多くがによるものであり、このような地域では現在も道路などの社会基盤の整備に難を抱える。 県内は・・・・・といったが多数整備されているが、については十分に整備されていない地域が多く、自動車の増加や大規模商業施設の郊外立地化に伴い各地で道路渋滞が慢性・深刻化している。 県内には全国最多の40のがあり、130万人都市であるさいたま市を筆頭に60万人都市の、30万人都市の川越市・・が南部に集中するほか、20万人都市が4市、10万人都市が13市と同等の人口を持つ自治体が多数存在することも特徴として挙げられる。 政令指定都市のさいたま市は合併前に旧と旧がに指定されており、20世紀末に国などの関東地方出先機関が集まるが誕生したことも重なり東京のベッドタウンでありながら関東地方において独自の重要性を持つ地域になりつつある。 の方面への延伸やのさいたま市岩槻区方面への延伸も構想されている。 埼玉県は、場面や分野に応じて北関東に区分される場合もあればに区分される場合もある。 また、埼玉県は千葉県や東京都、神奈川県とともに「」を構成し、相互の通勤・通学等の流動が多いことなどを重視し、南関東に区分されることが多いが、におけるにおいては北関東に区分されている。 地形 [ ] 県東部は関東平野のほぼ中央に位置しており、全体的にで平坦な土地が広がる。 利根川の支流である江戸川とが流れている他、それらの支流も数多く流れている。 河床が緩く、しているも多数流れることからが起きやすい地域であったが、や（行幸湖）、などが建設され、現在も利根川中流と江戸川上中流の堤防を拡幅強化するなどの事業が行われており、浸水被害は減ってきている。 利根川と荒川に挟まれた地域にはやからなる が、荒川と中川に挟まれた地域は大宮台地が南北に広がっている。 県中部は荒川が流れており、荒川から西にかけて武蔵野台地、、、、などのが広がっている。 ただし、台地に挟まれた地域は、荒川の支流である、入間川などが流れており、周辺と比較すると標高が低い。 そのため実際にでは荒川水系入間川流域の複数の河川で・洪水被害も発生している。 さらに西へ進むと、、、比企丘陵などのが点在し、西に進むにつれて標高が高くなっている。 県西部は関東山地が広がっており、に囲まれた地域ではを形成している。 分類 地名 平地 秩父盆地、関東平野（武蔵野台地、大宮台地、入間台地、、高坂台地、東松山台地、本庄台地、櫛挽台地） 丘陵 岩殿丘陵、狭山丘陵、比企丘陵、加治丘陵 山地 関東山地、秩父山地、 主な山 甲武信ヶ岳、三宝山、、、、、、、、、、、 河川 荒川、入間川、、、、、利根川、中川、、、、元荒川、、、江戸川、、、、渡良瀬川、、神流川、、不老川、、 湖・湖沼・用水路 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、首都圏外郭放水路 自然公園 [ ] 分類 公園 、奥武蔵自然公園、黒山自然公園、、比企丘陵自然公園、上武自然公園、武甲自然公園、安行武南自然公園、両神自然公園、西秩父自然公園 隣接都道府県 [ ] 埼玉県は隣接都県数が7都県と多く、関東地方では神奈川県を除く全ての都県と接している。 長野県はの（長野県側は舗装済）のみでしか直接的な行き来は出来ず、さらに冬季や夜間は通行止めとなっている（詳しくは中津川林道の項目を参照）。 山梨県もでしかアクセス出来ず、また長大トンネルの規制により危険物搭載車両は山梨県と直通できない。 都府県 市区町村 茨城県 、 群馬県 、、、、、多野郡、、、邑楽郡、邑楽郡、邑楽郡 千葉県 、、 東京都 、、、、、、、、、、、、、西多摩郡 栃木県 長野県 山梨県 、、 気候 [ ] 秩父地方は中央高地式気候、それ以外の地域は太平洋側気候である。 また、内陸県であるため内陸性の気候も見られる。 そのため冬季は全体的に冷え込みが厳しく、や、などとは異なり毎日のように氷点下を記録する地域が多い。 降水量は全般的に少ないが、特に冬季の降水量が非常に少ない。 西部山間部・秩父地方 ･･･秩父盆地は典型的な内陸性の気候で冬寒く、夏暑くなる。 一年を通してが大きく、冬は内でも氷点下5度を下回る気温も珍しくないほどに冷え込み、1954年1月27日には-15. しかし、近年は都市化の影響などでの温暖化が著しく、1月平均最低気温は旧平年値の-4. 8度から-4. 夏は日中はかなり暑くなり、埼玉県の他地域と同様が多いが、熱帯夜は非常に稀で、1926年の観測開始以来7日しかない。 冬季はの接近により、他地域が雨の場合も秩父地方は雪となることがほとんどであり、稀に30cm前後の積雪を記録することもある。 2001年と2005年には秩父市の年間降雪量が200cmを超えるなど、関東地方の都市の中では雪の多い地域である。 秩父山地ではしばしば大雪となることもある。 秋、春においても朝晩の気温はかなり下がるのが特徴である。 北部平野部・ ･･･やなどの群馬県との県境に連なる北部平野部は、夏は暑さの厳しい埼玉県内でも特に暑くなる地域で、しばしば40度近い酷暑となることもあるなど日本一暑い地域の一つとなっている。 2018年、熊谷市で、最高気温41. また、冬は内陸の割には、最低気温が比較的高い。 これは、夜になっても季節風がおさまりにくいためで、南部や東部よりも高くなることも多い。 実際、熊谷の1月最低平均気温は-0. 降雪についても南岸低気圧が当地域に到達しにくいため、関東地方の中でも少ないほうである。 南部・東部 ･･･北部ほどではないが東部を中心に夏は酷暑となり、特に越谷市周辺は全国有数の酷暑地域となっており2007年には40. 冬は、朝晩はの影響を受けやすいため北部よりも気温が下がることも多く、-5度前後の冷え込みとなることもある。 さいたま市はに近いものの、1月の平均最低気温は-1. 西部 ･･比較的標高が高い丘陵地帯・武蔵野台地に位置しているために、北部や東部、南部の平野部と比較し、より内陸性の気候を有している。 夏季は暑く、冬季は寒い。 特にはに囲まれた盆地状の地形であることから関東平野部でも冷え込みの激しい地点となり、1月の平均最低気温は-3. この地域は南岸低気圧による大雪となることもしばしばで、全体的には県南部や東部と比較し、東京のの気候と類似性が見られる。 気象庁の統計によると所沢の地点は気温の日較差や年較差がほかの地点よりもやや小さいが、これは観測が狭山湖畔に設置されているという局所的な影響が大きいからである。 埼玉県内各地の平年値（統計期間：1971年 - 2000年、出典：） 平年値 （月単位） 秩父 北部 西部 東部・南部 秩父 熊谷 鳩山 所沢 久喜 越谷 さいたま 平均 気温 最暖月 25. 0 （8月） 25. 5 （8月） 26. 4 （8月） 25. 3 （8月） 25. 5 （8月） 26. 0 （8月） 26. 6 （8月） 26. 4 （8月） 最寒月 1. 3 （1月） 3. 2 （1月） 3. 7 （1月） 2. 5 （2月） 3. 6 （1月） 3. 2 （1月） 4. 0 （1月） 3. 5 （1月） 最多月 242. 1 （9月） 229. 0 （9月） 208. 7 （9月） 224. 6 （9月） 244. 8 （9月） 210. 7 （9月） 188. 8 （9月） 219. 7 （9月） 最少月 19. 0 （12月） 16. 7 （12月） 20. 1 （12月） 23. 2 （12月） 27. 0 （12月） 26. 5 （12月） 32. 4 （12月） 26. 9 （12月） 地域 [ ] 埼玉県には、40の市、22の、1つのがある。 市の数40は日本の都道府県で最多、市町村数63は、長野県に次いで日本国内第3位である。 なお、町はいずれも「まち」、村は「むら」と読む。 郡・旧郡による区分 [ ] 埼玉県 地域区分図（10地域区分） 現行の5か年計画「ゆとりとチャンスの埼玉プラン」（計画期間：2007年度-2011年度）で用いられているほか 、2010年4月より、この10地域区分に基づく二次保健医療圏の再編が行われ、名称もプランに合わせる形で変更となった。 2008年4月、上記の「地域創造センター」と「産業労働センター」とを再編する形で、政令指定都市であるさいたま市1市でなるさいたま地域を除く9地域それぞれに、「地域振興センター」が設置された。 市町村一覧 [ ] 太字は地域振興センター所在市町村である。 なお、さいたま市は政令指定都市であるため、 太字の行政区が市役所所在地である。 地域 市区町村 説明 さいたま地域• 埼玉県の県庁所在地にして、県内・内陸県唯一の政令指定都市でもある。 に・・の3市のにより新設され、に政令指定都市に移行する。 4月1日にはを編入して現在の市域となった。 もともと県庁所在地であった旧浦和市（現・・・）時代から県政の中枢地として機能している。 人口においても旧浦和市、現さいたま市ともに県内1位。 また、として栄えた旧大宮市（現・・・）は商業都市として賑わっている。 京浜東北線沿いの南区、浦和区、中央区を中心に高い人口密度の市街地が連なり、夜間人口密度は浦和区、南区、中央区の順に、日中人口密度は浦和区、大宮区、中央区の順で高くなっている 2015年。 江戸時代以降、浦和以北では、大宮台地（浦和大宮支台）上にが通りここに浦和宿と大宮宿が成立、この宿場がそれぞれ旧浦和市と旧大宮市の中心部分を形成し両者をJR東北本線が南北に貫いている。 西には荒川が、東には元荒川が流れる。 またクラブであるとの本拠地があり、特に旧浦和市はの街としても著名である。 南部地域• 北足立郡の南部に属していた地域が該当する。 中心となる川口市（）はが林立し、政令指定都市以外ではに次ぐ国内2番目の人口を有している。 川口市西部を縦断する京浜東北線を軸とする三市の関わりは深いが、戸田市は開業後は川口市との関係は少し薄くなっている。 それに対し蕨市と戸田市は同じ中山道沿線に位置し、歴史的にも関わりが深い。 蕨市は全国の市の中で最もが狭いことで知られている。 県央地域• 北足立郡北部に属していた地域が該当する。 伊奈を除く4市は中山道沿いので、現在も高崎線沿線として関係性が強い。 伊奈町はさいたま市のベッドタウンとして宅地化が進行している。 南西部地域• 北足立郡の西部（旧域）、入間郡東部に属していた地域が該当する。 東京都に近接し、や沿いの宅地化が著しい。 新座市はの延伸を見込んだ大規模なの計画がある。 東部地域• おおむね南埼玉郡と北葛飾郡の南部および2つの郡の南部に属していた地域と草加市（ほとんどが北足立郡）が該当する。 高度経済成長期以降、東京との近接性から沿線を中心に宅地化が進行し、越谷市や草加市で人口が増加した。 中心的な位置づけにありの造成に力を入れた越谷市（）が地域でも最も人口が多く、草加市、春日部市と続く。 西部地域• おおむね入間郡の南部に属していた地域が該当する。 関東旧来の生活風俗が色濃く残る地域でもある。 県内よりも多摩地域と繋がりが深く、・を中心とする都市軸が形成されている。 の本拠地のある所沢のほか、狭山・入間はの産地として知られる。 柳瀬川流域には現在もの原風景を残している地区があり、監督の「」ではその舞台となった（所沢市周辺など）。 また、2019年には世界初進出のに関する「」が飯能市に開業した。 2020年には所沢市と株式会社が共同でを中心とする開発事業「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設として複合文化施設兼新オフィス 新本社 の「」が開業する。 川越比企地域• 入間郡北部と比企郡、およびこの2郡に属していた地域。 と呼ばれるのとして発展した（）を中心として東武東上線や関越自動車道が延びる。 北側の比企地域の中心となるのは東松山市で、比企丘陵・岩殿丘陵・吉見丘陵・嵐山渓谷などの自然美が広がり、や国営武蔵丘陵森林公園がある。 古来より秩父地方とともに武蔵国の枢要であり、やが活躍した。 川越比企地域（東松山事務所管内）• 北部地域• おおむね児玉郡、大里郡およびこの2郡に属していた地域が該当する。 北端を利根川、南を荒川が流れており低地や台地を主体とするが、秩父地方に接する南西側に近づくにつれ丘陵へと遷移する。 熊谷の商業地を中心に、周辺都市や隣接する群馬県から消費者が流入する。 工業は各地の工業団地を中心に発達している。 また、やの出身地として観光ルートの設定、特産物のをモチーフにしたをアピールした地域振興が特色となっている。 北部地域（本庄事務所管内）• 利根地域• おおむね南埼玉郡と北葛飾郡の北部、北埼玉郡およびこの3郡に属していた地域が該当する。 北部に利根川が流れ、比較的農業が盛んな地域となっている。 また、やなどの観光地も存在する。 地域内を南北に東北自動車道が、東西に首都圏中央連絡自動車道が交差し、近年拠点として沿線での倉庫・工場立地が活発化している。 秩父地域• 秩父郡および同郡に属していた地域が該当する。 県の一番西側に位置する地域である。 関東山地やその周辺の山々とそれらに囲まれた秩父盆地からなり、巡礼や、などの観光産業が発達。 の岩畳を特徴とする景勝地は、などの古生物の化石が発掘されることから「日本発祥の地」「地球の窓」とも呼ばれ、が国のに指定されている。 , 2. , 3. 歴史 [ ] 先史・古代 [ ] 県内での遺跡は、大宮、武蔵野、、の各台地、秩父盆地の各河川流域に約500が確認されている。 この時代の遺跡・遺構は3万年前以降の立川ローム層・大黒ローム層から発見されている。 県域はとによって形成された。 縄文時代において海面は現在よりも高く、東京都東部から県域南東部を中心とした海抜の低い地域は、の入り江が大きく入り込んでいたため、海底だったと推定される。 その証拠に、川口市の旧域等にが至る所に発見されており、海岸に近かったことが伺える。 縄文時代末期には県域南東部で陸地化が進み、には埼玉県全土がほぼ陸地化した（三郷市では弥生時代の土器片が見つかっている）。 古代の国撰史書である『』の元年（534年? ）の記載に、「の…（中略）…是の月にと同族小杵とを相争いて年経るに定めがたし」云々とあり、現在の鴻巣市笠原地区付近に居を構えていたとされる、笠原直使主と同族の小杵による武蔵国造の勢力争いが起き、の力を借りた使主が勝利し、国造となった使主は朝廷に（または）・（神奈川県）・（多摩）・（神奈川県）の四箇所をとして差し出したと記述されていることや、に突如現れたこの地の巨大、および後述のなどからの直接支配まで、長らく武蔵国における中心だったと考えられる。 なお現在の埼玉県にあたる地域には、上述の武蔵国造（无邪志国造）のほかに、のちの秩父郡を本拠とするも存在していた。 本域は、以前は、と呼ばれ、やに比肩するであったとされ、大和朝廷との関係において高い地位にあり、現在の東京地域よりも繁栄していた。 元年（708年）に、現在の埼玉県秩父市黒谷にあるから、和銅（ニギアカガネ、純度が高く精錬を必要としない）が産出したことを記念して、「和銅」に改元するとともに、日本最初のとなる が発行される。 1968年（昭和43年）に行田市埼玉にある、さきたま風土記の丘（現：）のから出土した鉄剣（ ）は、1978年に奈良市にある元興寺文化財研究所で保存処理を行った際、表裏に金象嵌で115文字のがあることが分かり注目を浴びた。 その文中にある「獲加多支鹵大王（ワカタケル大王）」は『』に登場するであり、『』倭国伝に見えるであって、冒頭の「の年」は（471年）であるとする学説が主流である。 古代史ブームの巻き起こる中で、鉄剣の解釈をめぐりさまざまな議論がある。 埼玉県域の郡は、足立・新座・入間・・比企・横見・埼玉・大里・・・・・児玉・・秩父郡である。 また郷の数は県域で75郷である（『和名類聚抄』）。 県域内の郡衙所在地は不明なところが多い。 3年（769年）9月17日に正倉4倉が焼失し、穀類や人に死傷者が出ている。 雷火による天災か神火（じんか） による人災か不明である。 中世 [ ] 中世には武蔵国で人口の特に多かった北武蔵の丘陵地や台地に武蔵武士が出現し、河越氏や畠山氏ら諸氏を分出したの一族が活躍した。 また同族集団として形成されたなど中小規模の在地土豪も出た。 を経て武蔵国がの知行国になると武蔵守には平氏一門が任じられると武蔵武士は化し、新恩地を得て西国へも進出した。 4年（1180年）のの挙兵後に服従した豪族には、県域に勢力を持っていた秩父一族が主に頼朝に味方し、における合戦に参戦した。 河越氏や畠山氏、らはの創設期に重用されて政務に参画するが、幕府権力の確立課程では河越氏を除き没落し、武蔵武士の地位は低下した。 中世には鎌倉幕府の成立を契機に街道が整備され、西武蔵には南北にの上道や中道が通じて奥州方面と結ばれ、物資の流通路となったほか軍事的にも重視され、沿道にはが分布する。 幹線道の整備に伴い脇道や水上交通も発達し、多くの市や宿が成立した。 河越氏がで没落すると戦国期の武蔵はととの対立、鎌倉公方・関東管領の分裂などの影響を受けて乱国状態となった。 県域は北武蔵（前線拠点は五十戸（今の本庄市））を地盤とし方の、南武蔵（拠点は）に本拠をおいたなどが勢力を争った。 下総国方面にはが勢力を張った。 戦国後期にはのが台頭する。 10年（1541年）には最重要拠点の川越城を巡り、川越を後北条氏に奪われた扇谷上杉氏のは関東管領のと古河公方と結び、城の救援に向かったとの間でが行われた。 敗北した扇谷上杉氏は滅亡し、後北条氏の勢力圏となった武蔵には多くの支城が築かれ、氏康は上杉憲政を圧迫する。 憲政はの長尾景虎（のちの）を頼り、関東管領職と上杉家家督を譲り受けた景虎は関東出兵を行い氏康と争った。 後北条氏はのやのとを結び景虎と争っていたが、同盟破綻後の12年（1569年）には越後と和睦してを結び、武田氏の秩父方面への侵攻を招いており、こうした複雑な外交情勢のなか北関東のは翻弄された。 後北条氏は天正年間には関東の大半を支配し、（）家に次ぐ全国第二位の勢力となる。 近世 [ ] 18年（1590年）にはのにおけるにおいて後北条氏は没落する。 後北条氏の没落に際して東海五カ国を支配していた徳川家康が関東へ転封され、武蔵を含む関東地域には徳川氏の家臣団が配置された。 関ヶ原の合戦を経てによる支配が確立すると、埼玉県域には「武蔵三藩」と呼ばれる川越藩や・（それに武蔵国には知行地をほとんど持たなかったなど）が立藩。 江戸に近く・の重臣が配されたが、川越藩を除き城下町の形成は小規模であった。 川越は江戸北方の防衛拠点として、また武蔵国の商工業の中心地として「小江戸」と呼ばれ繁栄した。 江戸幕府によりを起点としたの整備が進められ、埼玉県内には中山道に9つの（、浦和宿、、、、、、、）、（）に6つの宿場（、、、、、）が置かれた。 五街道に準ずるは、県内では川越往還、、、、関宿往還、、秩父甲州往還が整備された。 年間には野火止用水が、年間から見沼代用水が開鑿され、年間に三富新田の開発が行われ米麦栽培が増大したほか、や、の栽培やなど地域特産物の生産も盛んになり、定期市で販売されたほか、利根川・荒川・新河岸川の舟運を通じて江戸へも移出された。 元年（1764年）には大規模な百姓一揆であるが発生している。 近世後期には幕領と旗本領の錯綜する関東一円で無宿人・が増加したため社会不穏が増大し、幕府ではの改革に伴い2年（1805年）にを設置して警察力の強化が行われ、村々では組合村を形成して対応している。 幕末には異国船が日本近海に出没し、6年6月3日（1853年7月8日）にはの艦隊が来航し幕府に通商を求めるが、江戸湾の海防は川越藩、忍藩が、を加えた四藩で担当し、藩士の現地派遣や遠見番所の設置などを行った。 ペリー艦隊の来航に際しては海防策が修正され、の防衛を川越藩・忍藩・会津藩が担当した。 海防強化は村々へも負担が生じるが、一方で日本が開国し本格的な貿易を開始すると積極的に対外交易を試みる投機商も出現した。 近世後期の社会変動、開港前後の諸役負担や経済変動は農村社会に影響を与え没落農民層も発生していたが、2年6月13日（1866年7月24日）には入間郡を中心に中山道以西地域に波及したが発生し、関東取締出役の出向により鎮圧される。 明治 - 昭和 [ ]• 慶応4年（1868年） - 、忍藩士の山田政則が に就任、旧を管轄する。 明治2年（1869年） - 、山田政則知県事がに交代。 、宮原知県事の管轄地域に を設置し、県庁はに置かれる。 、県庁が浦和に置かれ 浦和県に改称。 明治4年（1871年） - 、を受けて領に ・ 忍県・ 岩槻県の3県が誕生。 、忍県・岩槻県・浦和県の3県が合併して 埼玉県が誕生（足立郡・埼玉郡・の一部。 現在の東部地域に相当）。 同日、川越県はの一部を吸収して 入間県となる（現在の西部地域・北部地域・秩父地域に相当）。 埼玉県の県庁所在地は埼玉郡岩槻町（現さいたま市岩槻区）とされたが、適する建物が無く、旧浦和県庁を流用する形で浦和宿（現さいたま市浦和区）に県庁が置かれた。 入間県の県庁は川越城に置かれた。 1873年（明治6年） - 入間県が群馬県と合併し 熊谷県となる。 熊谷県の県庁は熊谷駅（現熊谷市）に置かれた。 1874年（明治7年） - （の前身）が発足。 1876年（明治9年） - 熊谷県は解消され旧入間県の地域は埼玉県と合併、現在の 埼玉県が成立。 地元出身の渋沢栄一、、などが活躍、日本の近代化に貢献する。 1883年（明治16年）7月28日 - 日本初の私鉄「」（・高崎線 - 間）が開通し、・・・熊谷駅が開業。 1884年（明治17年） - 秩父地方での不況の中借金に苦しむ負債農民がを起こす。 1885年（明治18年）3月16日 - が開業。 1890年（明治23年） - 浦和を県庁所在地とする勅令が出される。 1894年（明治27年）12月21日 - 川越鉄道川越線（現：）久米川（現：） - 川越（現：）間が開業。 1895年（明治28年） - 第一尋常中学校（現）、第二尋常中学校（現）が開校。 1899年（明治32年）8月27日 - （現：） - 間が開業。 1911年（明治44年） - 日本初の航空機専用飛行場、が開港。 1914年（大正3年）5月1日 - 東上鉄道（現：） - 間が開業。 1915年（大正4年）4月15日 - 武蔵野鉄道（現：）池袋駅 - 間が開業。 1921年（大正10年） - 官立の（埼玉大学の前身）が開校。 1923年（大正12年）9月1日 - 発生。 県内での被害が軽微だったため、以後移住者が増加し、などの文化も隆盛。 1929年（昭和4年）11月17日 - 北総鉄道（現：）大宮駅 - 間が開業。 1940年（昭和15年）7月22日 - が開通。 1941年（昭和16年）• 2月25日 - が廃止。 11月1日 - が勃発し県内を管轄するが設置された。 1943年（昭和18年）7月1日 - （現：）が発足。 1945年（昭和20年）8月15日 - が発生。 太平洋戦争最後の空襲かつ埼玉県内における最大規模の空襲となった。 1946年（昭和21年） - によってに埼玉軍政部が設置された。 1949年（昭和24年） - 新制大学としてが発足。 1965年（昭和40年） - 県人口が300万人を突破。 1971年（昭和46年）• 県人口が400万人を突破。 11月14日 - 明治4年の廃藩置県で埼玉県が誕生して100年後にあたるこの年、県が「埼玉県民の日」を制定。 毎年この日を中心とした10月 - 12月、様々なイベントが開催される。 1973年（昭和48年）• 3月13日 - が発生。 4月1日 - が開通。 1977年（昭和52年） - 県人口が500万人を突破。 1982年（昭和57年）• 6月23日 - が開通。 11月15日 - が開通。 1983年（昭和58年）12月22日 - が開通。 1985年（昭和60年）9月30日 - が開通。 1987年（昭和62年） - 県人口が600万人を突破。 1988年（昭和63年） - が開催。 平成以降 [ ]• 1992年（4年）11月27日 - 東京外環自動車道の和光 - 三郷間が開通。 1999年（平成11年） - 新制大学としてが発足。 2000年（平成12年）5月5日 - さいたま新都心が街開き。 2001年（平成13年）• 3月28日 - が開通。 5月1日 - 浦和市、、の3市が合併しさいたま市となる。 2002年（平成14年）• 6月 - が開幕。 埼玉スタジアム2002では準決勝などが催された。 8月1日 - 人口が700万人を突破。 2003年（平成15年）4月1日 - さいたま市が政令指定都市に、川越市がに移行。 2004年（平成16年） - 開催。 3月13日 - 上越新幹線が開業。 2005年（平成17年）8月24日 - が開通。 2006年（平成18年）• 4月 - が街開き。 11月14日 - にてが優勝（）。 2008年（平成20年）3月 - 越谷レイクタウンが街開き。 2010年（平成22年）3月1日 - 深谷市ととの県境の一部変更により、県土面積が約80ha拡張（120haの編入と40haの持ち出し）。 2013年（平成26年）4月 - がで初優勝。 2014年（平成27年）11月 - 細川紙がに登録。 2015年（平成27年）• 4月1日 - 越谷市が中核市に移行。 10月31日 - の県内区間が全線開通。 2015年（平成27年）12月 - がを受賞。 2016年（平成28年）• 11月 - 和光市ので発見された113番目のにと命名。 その記念事業として、南口から同研究所までシンボルロード「ニホニウム通り」を同年度より整備。 12月 - と秩父夜祭がユネスコ無形文化遺産に正式登録。 2017年（平成29年）• 4月 - 足袋蔵のまち行田がに認定。 8月 - がで初優勝。 11月 - AFCチャンピオンズリーグにて浦和レッズが史上初の2度目の優勝（）。 2018年（平成30年）• 4月1日 - 川口市が中核市に移行。 6月2日 - 東京外環自動車道の県内区間が全線開通。 2019年（元年）9月 - が開幕。 ではプールステージ3試合が催された。 2021年（令和3年） - 埼玉スタジアムと、、が（当初は2020年に開催予定）の会場となる予定。 なお、陸上自衛隊朝霞訓練場はの会場にもなる予定。 2024年度 - 圏央道の～間が4車線化。 県内区間は全線4車線となる予定。 人口 [ ] 2010年から2015年までの人口増加率は東京都、に次ぐ国内3位となっている（都道府県の人口一覧も参照）。 埼玉県と全国の年齢別人口分布（2005年） 埼玉県の年齢・男女別人口分布（2005年） 詳細は「」、「」、および「」を参照• - （ おおの もとひろ ） 2019年（令和元年）8月25日初当選、8月31日就任。 現在1期目で、任期満了日は2023年（令和5年）8月30日。 歴代知事（公選制以降のみ） [ ]• 第42代（公選制初代） （1947年4月12日 - 1949年3月28日、1期・官選制で1期在任）• 第43代・第44代（公選制第2代） （1949年5月17日 - 1956年5月29日、2期）• 第45代 - 第48代（公選制第3代） （1956年7月16日 - 1972年7月12日、4期）• 第49代 - 第53代（公選制第4代） （1972年7月13日 - 1992年7月12日、5期）• 第54代 - 第56代（公選制第5代） （1992年7月13日 - 2003年7月18日、3期）• 第57代 - 第60代（公選制第6代） （2003年8月31日 - 2019年8月30日、4期）• 第61代（公選制第7代） 大野元裕（2019年8月31日 - 、1期） 姉妹提携都市 [ ]• 合衆国 - 1979年10月2日姉妹提携締結• - 1982年10月27日姉妹提携締結• 連邦 - 1984年10月27日姉妹提携締結• アメリカ合衆国 - 1990年10月22日姉妹提携締結• 連邦共和国 - 1998年8月26日姉妹提携締結• アメリカ合衆国（予定）• （予定）• イタリア共和国（予定） インターネット放送 [ ] 埼玉県はインターネット放送を通して知事記者会見、県議会中継などを映像配信し県政の広報に務めている。 省庁・裁判所 機関• （さいたま新都心）• （さいたま新都心）• （和光市）• 関東信越（さいたま新都心）• （さいたま新都心）• 関東（さいたま新都心）• （さいたま新都心）• （朝霞市）• （さいたま市緑区）• （和光市）• （さいたま新都心）• （さいたま新都心）• （所沢市）• 関東（さいたま新都心）• 関東（さいたま新都心）• （さいたま新都心）• 関東（さいたま新都心）• さいたま公安調査事務所（さいたま市浦和区）• （さいたま新都心）• （所沢市）• 理化学研究所（和光市）• 関東事務局（さいたま新都心）• 公務員研修所（入間市）• （和光市）• （和光市） 主要施設 [ ]• （さいたま市浦和区）• 議事堂（さいたま市浦和区）• （さいたま市浦和区）• （さいたま市浦和区）• （さいたま市浦和区）• （さいたま市浦和区）• （さいたま市浦和区）• （さいたま市浦和区）• （鴻巣市）• （さいたま市）• 埼玉県立熊谷図書館（熊谷市）• 埼玉県立久喜図書館（久喜市）• （さいたま市浦和区）• （さいたま市緑区）• さいたまスーパーアリーナ（さいたま市）• （所沢市）• 所沢市• （さいたま市大宮区）• （NACK5スタジアム大宮）• （熊谷市）• 彩の国くまがやドーム• 県営熊谷ラグビー場• （上尾市）• （川越市）• （越谷市）• （加須市）• （羽生市）• 埼玉県こども動物自然公園（東松山市）• （さいたま市浦和区）• 所沢市• （さいたま市浦和区）• （さいたま市大宮区）• （行田市）• （比企郡嵐山町）• （秩父郡長瀞町）• （大里郡寄居町）• （桶川市）• （加須市）• （東松山市）• （さいたま市大宮区）• （さいたま市大宮区）• 埼玉会館（さいたま市浦和区）• （さいたま市中央区）• （さいたま市大宮区）• （ふれあいキューブ）（春日部市）• （川越市）• 埼玉県県民活動総合センター（北足立郡伊奈町）• （さいたま市北区）• （北足立郡伊奈町）• （熊谷市）• （さいたま市中央区）• （北足立郡伊奈町）• （比企郡吉見町）• （さいたま市浦和区）• （さいたま市浦和区）• （さいたま市浦和区）• （さいたま市桜区） 経済・産業 [ ] 産業 [ ] 2012年（平成24年）度の県内総生産は21兆8428億円であり 、の国内総生産よりやや多い程度である。 世界で40位前後の国に相当する経済規模を有している。 2014年（平成26年）時点での県内の事業所数は26万6261事業所で、、、、に次いで全国第5位である。 産業別の事業所数では卸売・小売業、サービス業、製造業、飲食店・宿泊業、建設業の順に多く、従業者数では卸売・小売業、製造業、サービス業、医療・福祉、飲食店・宿泊業の順に多い。 また、市町村別の事業所数ではさいたま市、川口市、熊谷市、川越市、所沢市と続き、従業者数ではさいたま市、川口市、川越市、所沢市、熊谷市と続く。 2007年（平成19年）のは15兆1,109億5,967万円、製造品出荷額等は、14兆7,302億円である。 や類の生産額は、全国トップクラスで日本有数の王国でもある。 2014年（平成26年）の観光客入込数は約1億628万人と推計されており、近年増加傾向にある。 目的別で最も多いのは各種行事まつり見学客で、スポーツ客、遊園地客がこれに続く。 寺社参詣・文化財・産業観光客数は増加傾向にある。 県内の主要企業 [ ] を参照。 金融機関 [ ]• 交通・生活 [ ] 交通 [ ] 鉄道 [ ] 鉄道路線の一覧については「」を参照 埼玉県に所在する駅数は229駅であり、千葉県（336駅）と比較して100駅以上少なく、京都府（241駅）と同じ程度である。 これはとのように駅間で競合する路線が少なく、県の面積も比較的狭いためである。 県内最大の乗降客数を持つさいたま市の にはのとの全列車が停車しており埼玉県南部からの他東京西郊、新宿、池袋方面から東北・上越方面へ乗り換える際の最速経由地としても機能している。 一日平均乗降人員は約70万人であり、県内の駅で乗降人員が最も多い。 や（都道府県代表駅の記号がない「東京時刻表」を除く）のやJRホームページの公式路線図における県代表駅はさいたま市発足前からの県庁所在地であり県内最大の人口を有する都市でもあったの中心駅である であり、およびを含む官庁街に至近でありさいたま市の都市計画における「県都の玄関口」でもある。 浦和駅には2020年時点でを除く、の全列車が停車する。 両駅を結ぶのは（・）と京浜東北線であり、川口市南部で荒川を渡って東京都心へ直結する。 2001年12月1日にが、2015年3月14日にが開業して東京都心への速達性と利便性が大幅に向上し、両駅は首都圏の住みたい街ランキングでもベストテンに浮上するようになった。 県内にある京浜東北線の各駅はを除く全駅で一日平均乗降人員が10万人を越え、最も人口密度が高い地域である。 1970年代に新幹線の建設計画に伴うが県南部で行われた。 その見返りとして新幹線に並行して通勤新線（埼京線）と新交通システム（）を建設し、騒音対策として都市施設帯を設けることで同意し、1980年代にそれぞれの路線が開業した。 大宮駅以北の宇都宮線・高崎線の沿線は、東北・上越新幹線の開業に伴い長距離列車が削減され、が増発されたことを契機に住宅開発が進展した。 県の東部は、、とが、県の西部は、、とがそれぞれ東京都心に直結している。 東武伊勢崎線と東武日光線はとに、埼玉高速鉄道線はに、東武東上本線と西武池袋線はとに乗り入れる。 県の西部を南北に縦断するはを境に電化区間と非電化区間が分けられており、高麗川駅より北側は県内で唯一の非電化区間である。 このように東京都心に直結して県内を南北に縦断する路線が多い反面、県内を東西に横断する路線は少ない。 このうち県南部を横断して多数の路線と接続するが最も輸送人員が多く、東日本旅客鉄道のに指定されている。 大宮駅に接続するとはどちらも県内を東西に横断するが、野田線は以東に、川越線は以西に単線区間が残されている。 また、川越線はで運行系統が終日分断されている。 に接続するは県北部を横断しているが、全線単線で利用者数が少なく、県が設備整備に対して補助金を交付している。 東武伊勢崎線は1974年に関東私鉄で初めて複々線化を行い、2001年にからまでの、2020年現在もJR以外では最長の18. 9kmで複々線化が完了した。 東武東上本線は長い間特急車両が存在しなかったが、2008年に関東私鉄で初めてクロスシートとロングシートに転換できる車両を導入した。 ラッシュ時はクロスシートで等の優等列車に充当し、日中はロングシートで一般列車の運用に充当する。 2017年に西武池袋線でを導入したが、平日は東京メトロ有楽町線に、土休日は東京メトロ副都心線に直通する。 東武伊勢崎線でもTJライナーと同様の車両を2020年に導入して、東京メトロ日比谷線に直通するの運行を開始した。 バス [ ] 乗合バス事業者の一覧については「」を参照 川口市周辺はが、秩父市周辺はが路線バスを一手に引き受けているが、それ以外の地域では路線の競合が見られる。 県内最大のターミナル駅である大宮駅では、東口に国際興業バスとが、西口に東武バスとがそれぞれ乗り入れている。 東武線・東上線沿線は東武バスが、西武線沿線は西武バスが多数の路線を担っている。 東武バスは2000年頃に多数の営業所が移管され、越谷市より北側の東部地域で運行されていた路線はとに、坂戸市より北側の西部地域で運行されていた路線はに移管された。 2002年に分社化された後、伊勢崎線沿線は東武バスセントラル、東上本線沿線は東武バスウエストにより運行されている。 JR高崎線沿線においては熊谷地区でが運行している。 2002年にの規制緩和を受けて、越谷市から南部の東部地域で多数の新規路線が参入し、つくばエクスプレスの開業に伴い路線網が再編された。 、、、、、が武蔵野線沿線とつくばエクスプレス沿線で運行されている。 平日の終電後に運転される深夜急行バスは、大宮駅のほか都内の池袋駅、、などを発車して県南部の主要駅へ向かう路線が多数運行されている。 羽田空港や成田空港に直結する空港連絡バスもターミナル駅を中心に多数運行されている。 道路 [ ] 県道の一覧については「」を参照 県の南部をが横断し、東から順にで、で、でに接続する。 常磐自動車道は、東北自動車道はと接続する。 関越自動車道は首都高速道路に接続せず、でとが接続し、首都高速埼玉大宮線はに直通する。 利根地域から県の西部にかけてが横断し、東から順にで東北自動車道、で関越自動車道と接続する。 首都高速6号三郷線のはつくばエクスプレスのに近接しており、パーキングエリアを出場して鉄道路線への乗り継ぎができる。 首都高速川口線のはと隣接しており、首都高で初めてのとして整備が進められている。 県内の一般国道のうち、東部を縦断する、県央を横断して首都圏を環状に結ぶ、県央を縦断すると東京外環自動車道に並走するは全区間が（直轄国道）であり、国土交通省関東地方整備局の大宮国道事務所および北首都国道事務所が道路を管理している。 指定区間外の国道（補助国道）と県道は県が管理しているが、政令指定都市のさいたま市にある指定区間外の国道と県道はさいたま市が管理している。 埼玉県内で完結する国道は越谷市から入間市までを結ぶのみであり、それ以外の国道はすべて県境を跨る。 東北自動車道と並走する区間を有するは付近で国道16号と平面交差しており、更に下り線はクランク状態で片側1車線となるため、慢性的に渋滞している。 は利根地域を横断し、国道122号と重複する区間にが近接する。 山梨県との県境を跨るはを越えるがそのまま国道になったものであり、指定当初からだったが、1998年にが開通して自動車での往来が可能となった。 全長6,625mの雁坂トンネルは一般国道で最長の山岳トンネルである。 ヘリコプター [ ] 埼玉県内に民間空港はないが、桶川市にはヘリポートがある。 成田ヘリ・エクスプレス 警察 [ ]• 埼玉県警察 医療・福祉 [ ] 詳細は「」を参照 分類 学校 マスメディア [ ] 新聞社 [ ]• テレビ局 [ ]• ラジオ局 [ ]• FMラジオ局• （旧:エフエム埼玉 独立局）• 放送対象地域外の 、（県北部） 、 、 、（県東部） がそれぞれ県内の一部が放送エリアのめやすとなる。 （旧:エフエム入間）（入間市を中心とした県南西部一帯）• （鴻巣市）• （さいたま市）• （朝霞市・志木市・新座市・和光市）• （川口市）• （越谷市）• （入間郡三芳町・ふじみ野市・富士見市）• （熊谷市・行田市）• ちちぶエフエム（秩父市） ケーブルテレビ局 [ ]• （参照） 送信所がある放送局 [ ]• 広域放送 [ ] 下記の関東地方の広域放送局のが埼玉県内にある。 NHK（、）- （演奏所は東京都）• - 戸田市（本社は東京都）• - 川口市（本社は東京都港区） また県内各所にNHK放送センターと広域民放5社の地上デジタルテレビジョンの中継局（・本庄・小鹿野・小川・・秩父定峰・・秩父栃谷・飯能上赤工・飯能唐竹・飯能原市場・風布・横瀬根古谷の各中継局） が設置されている。 県域放送 [ ]• NHKさいたま放送局・テレビ埼玉 - 平野原送信所（NHKさいたま放送局は県域FM放送の送信のみ）• FM NACK5 - 比企郡ときがわ町の 文化・スポーツ [ ] 方言 [ ] 詳細は「」を参照 ご当地グルメ• 深谷ねぎ（深谷市）• （草加市）• 料理・芋菓子（・芋せんべいなど）（川越市）• （熊谷市）• 狭山茶（入間市・所沢市・狭山市ほか）• 天然（秩父郡長瀞町）• 忠七めし（比企郡小川町） - 日本五大名飯の一つ• （入間郡）• 加須うどん（加須市）• うどん（比企郡川島町）• （秩父市、秩父郡）• （秩父市、秩父郡）- 平めんの煮込みうどん• （さいたま市浦和区、川越市ほか）• （行田市）• （行田市）• （東松山市） - 豚カシラ肉の焼き鳥風串焼き（店独自の味噌で食す）• （行田市） - 考案の「うまい、うますぎる」のと挿絵パッケージ。 （深谷市）• 料理（さいたま市浦和区、川越市）• 料理（吉川市）• 料理・鮎飯（大里郡寄居町）• 秩父味噌・秩父おなめ（秩父市、秩父郡）• 秩父酒造 - 秩父ワイン、秩父錦、武甲正宗など• （加須市、久喜市）• （飯能市）• 袋屋すまんじゅう（秩父郡長瀞町）• （鴻巣市）• （深谷市）• ねぎ味噌せんべい（さいたま市中央区）• （木工品、1979年）• （人形、1978年）• （人形、2007年） 伝統工芸品 詳細は「」を参照 民芸品• （さいたま市岩槻区、鴻巣市、越谷市）• （比企郡小川町、秩父郡東秩父村）• （川口市安行）旧北足立郡• （加須市）• （川口市）• （深谷市）• 日本国内の8割が行田から出荷されている。 （越谷市）• （春日部市周辺、川越市）• （春日部市、越谷市、南埼玉郡宮代町、さいたま市岩槻区）• 日本国内で数少ない生産地である。 押絵（春日部市）• （さいたま市盆栽町）• （川口市） 日本一 [ ]• 市の数（40市） - さいたま市成立の2001年5月1日以前は43市• 県内を流れる面積の割合（3. 快晴日数 - 2011年の快晴日数は58日• 川幅（荒川） - 2,537 m• 人口密度の高さ（蕨市）• 生産年齢（15歳から64歳までの現役世代）人口割合• 教育費割合 - 32. 学習塾・予備校費用• 雑誌・書籍購入費• 一人当たり図書館貸出数 - さいたま市（浦和市時代から）• の県勢代表校の通算回数､勝利数（ただし戦後）• での優勝回数 -• 雛人形、の生産高（主な生産地：さいたま市岩槻区、鴻巣市、越谷市）• 埼玉西武ライオンズ｡ ここ30年間の優勝回数• の大きさ - 行田市の• 鯉のぼりの生産量（主な生産地：加須市）• 出荷額（主な生産地：深谷市）• 主な生産地：深谷市）• 主な生産地：深谷市）• 主な生産地：入間郡）• の消費量• の生産量• の生産量• 足袋の生産量（主な生産地：行田市）• 出荷額• 生産高• 国内最大規模の - 越谷市の• 世界最大の打ち上げ -• 保有率 （76. 世界最大級の施設 - 春日部市の首都圏外郭放水路• 自主防犯活動グループの団体数 - 5,803団体（2013年）• ケヤキ並木の長さ（約17km。 国道463号の入口交差点（さいたま市浦和区）から交差点（所沢市）） スポーツ [ ] 「」も参照 野球• 1軍および2軍• 埼玉西武ライオンズ（所沢市）• （戸田市）• （さいたま市）• （熊谷市）• （さいたま市）• （狭山市）• （さいたま市） サッカー• （通称：浦和レッズ）• （さいたま市）• （狭山市） ラグビー• （1部）• （狭山市）• 女子7人制ラグビー• （熊谷市） バレーボール• （V2リーグ・男子）• （川越市）• Vリーグ（V1リーグ・女子）• （上尾市） バスケットボール• ・B2 中地区• （越谷市）• （埼玉県全域をホームタウンとしているが、所沢市とさいたま市を中心活動地域としている） ハンドボール• ・男子1部• （入間郡三芳町） 卓球• （Tプレミアリーグ・男子）• （埼玉県全域をホームタウンとしているが、さいたま市を中心活動地域としている。 仮称は「チームさいたま」） ロードレース• 相撲部屋• （さいたま市中央区）• （草加市）• （川口市）• （所沢市） ボクシングジム• （川越市）• （さいたま市）• （熊谷市）• （鴻巣市）• （所沢市）• （さいたま市）• （川口市）• （草加市）• （狭山市）• （坂戸市）• （本庄市）• （さいたま市）• （さいたま市）• （越谷市）• （ふじみ野市） プロレス団体• （蕨市） 公営競技 [ ] 国内で埼玉県とのみ4種である、、、の全ての競技場が揃う。 競馬：• 競輪：、• ボートレース：• オートレース： 観光 [ ] 詳細は「」を参照• 無形文化遺産• 秩父祭の屋台行事と神楽• 聖天堂• 出土品（日本国（文化庁）所有、埼玉県立さきたま史跡の博物館保管）• 短刀 銘備州長船住景光 元亨三年三月日（埼玉県立歴史と民俗の博物館）• 法華経一品経・阿弥陀経・般若心経（）• 川越（川越市）• その他• 国の重要文化財については、を参照。 国のについては、県指定文化財についてはを参照。 「」、「」など多くの人気漫画・アニメの舞台となったことから、観光振興としてアニメ・漫画の活用に力を入れており、2013年に第1回「」が開催され、2014年には第1回「埼玉県アニメの聖地化プロジェクト会議」を開催 、2015年にはさいたま市ニュービジネス大賞の受賞作「」を放映した。 埼玉県を舞台とした作品 [ ] 詳細は「」を参照 埼玉県民栄誉章（さきたまグランプリ） [ ] 受賞者・団体の一覧。 ほか県の表彰にや、、、がある。 1986年（昭和61年）11月14日 - 西武ライオンズ（優勝、所沢市が本拠地。 1987年（昭和62年）11月14日 - （浦和画家、、浦和市（現さいたま市）出身）• 1988年（昭和63年）7月5日 - （に女性として世界初登頂、川越市居住）• 1991年（平成3年）1月29日 - プロジェクトチーム（5年連続、和光市の）• 1992年（平成4年）3月7日 - （銅メダル、秩父市出身）• 1992年（平成4年）8月19日 - （銅メダル、朝霞市の）• 1992年（平成4年）8月19日 - （バルセロナオリンピック銀メダル、埼玉大学出身）• 1995年（平成7年）11月14日 - 、夫妻（を設立、候補、浦和市・東松山市に居住）• 1996年（平成8年）2月23日 - （搭乗、大宮市（現さいたま市）出身、埼玉県立浦和高等学校出身）• 1996年（平成8年）11月14日 - （銅メダル、所沢市居住）• 1996年（平成8年）11月14日 - （アトランタパラリンピック金メダル、川越市居住）• 2003年（平成15年）4月22日 - 宮崎駿（「」で受賞、所沢市在住）• 2007年（平成19年）12月6日 - 浦和レッドダイヤモンズ（優勝、さいたま市が本拠地）• 2009年（平成21年）3月20日 - （主演した「」が受賞、桶川市出身、浦和学院高等学校出身）• 2009年（平成21年）10月18日 - （、川口市出身）• 2015年（平成27年）9月8日 - （監督として優勝、川口市・さいたま市に居住）• 2016年（平成28年）1月12日 - 梶田隆章（ノーベル物理学賞受賞者、東松山市出身、埼玉県立川越高等学校出身、埼玉大学出身）• 2016年（平成28年）2月18日 - （受賞者、一時浦和区居住） 脚注 [ ] 注釈 [ ] []• （都を除く）• （2015年2月15日）. （中日新聞社）• 35-37. 埼玉県. 2020年6月6日閲覧。 2018年7月23日. 2019年2月10日閲覧。 BBC NEWS JAPAN. 2018年7月24日. 2019年2月10日閲覧。 埼玉県ホームページ、2010年11月閲覧• 埼玉県ホームページ、2010年11月閲覧。 田代脩・塩野博・重田正夫・森田武『埼玉県の歴史』山川出版社 1999年6月• 塩野博「狩猟・採集の時代と農耕の時代」前掲県史12ページ• （2016年12月11日閲覧）• （2016年12月11日閲覧）• 塩野博「辛亥銘剣と武蔵国の隆盛」前掲県史56ページ• 朝日新聞 朝日新聞社. 2010年5月28日• PDF プレスリリース , NEXCO東日本, 2018年3月30日 , 2018年4月5日閲覧。 2010年2月10日, at the. 最新版日本の地理5『関東地方』39頁• （2018年11月19日閲覧）• TOKYO FM. 2014年8月7日時点のよりアーカイブ。 2014年7月7日閲覧。 - 一般社団法人デジタル放送推進協会• 毎日jp 毎日新聞社. 2011年5月31日. の2011年6月4日時点におけるアーカイブ。 2011年6月2日閲覧。 埼玉県産業労働部、2014年4月24日 参考文献 [ ]• 『埼玉 地名の由来を歩く』、2017年8月10日、初版。 関連項目 [ ] に関連するメディアがあります。 で 「 埼玉県」に関する情報が検索できます。 ウィクショナリーの ウィキブックスの ウィキクォートの ウィキソースの コモンズで（） ウィキニュースの ウィキボヤージュの ウィキデータの ウィキスピーシーズの• - 外部リンク [ ]• に関連する地理データ -• - 埼玉県公式観光サイト• - 埼玉県県民生活部 先代： 忍県・岩槻県・浦和県 千葉県の一部（下総国江戸川以西） 熊谷県の一部（武蔵国） 行政区の変遷 1871年 - 次代： -----.
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