バッタの大群 日本。 インドまで到達した4000億匹のバッタ 日本に襲来する可能性も

バッタの大量発生は日本にくる?2020年の現在地と移動ルートは?

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もくじ• インドでバッタが大量発生する動画が怖い! 作物食い尽くすバッタの大群、ドローンで追跡・殺虫剤散布 インド — AFPBB News afpbbcom インドでバッタが大量発生し、広い範囲で被害を及ぼしている動画が拡散され、 「怖い!」「気絶する」など、話題になっています。 新型コロナウイルスが収まってきたと思ったら次はバッタの大群とは・・・。 作物食い尽くすバッタの大群、ドローンで追跡・殺虫剤散布 インド バッタは農作物に甚大な被害をもたらしており、新型コロナウイルス流行による厳格なロックダウンですでに苦境にある多くの農家に打撃を与えている。 — AFPBB News afpbbcom いったい原因はなんなのでしょうか? バッタの大群!大量発生はなぜ?原因は? 「孤独相」から「群生相」に変化する バッタは普段は単独行動を好む「孤独相」ですが、様々な原因によって、集団行動を好む「群生相」に変化します。 【「孤独相」のバッタ】 ( 【「群生相」のバッタ】 ( 孤独相から群生相になると、明らかに見た目も変わるのですね。 群生相に変化する原因 砂漠が雨季になると、餌を求めたバッタがやってきて、お腹がいっぱいになると卵を生みます。 通常は雨は数日しか降らないので草は1ヶ月ほどで枯れてしまい、バッタの幼虫は餌を求めて移動します。 しかし、 珍しく大雨が降ると草が枯れるのが遅くなるため、バッタは旅に出ずに数世代連続して繁殖します。 バッタの繁殖力は高いため、あっという間に数が増えます。 そのように仲間が多くなると、体がぶつかり合うことによって仲間と群れても飛びやすいように「群生相」に変化します。 群生相になると、1日に100km以上飛ぶことができるようになるため、途中で小さい群れ同士が合流し、群れはますます巨大化します。 つまり、 バッタの大群は、大雨によって引き起こされた群生相の大集団であり、 地球温暖化による異常気象で被害が大きくなっているとみられています。 バッタの大群の現在地は? () こちらは2020年1月のバッタの大群の状況です。 丸が赤に近づくほど、バッタの数は多くなっています。 アフリカ東部、アラビア半島からインドなど、西アジアが被害が甚大なようです。 バッタの大群の対策は? バッタは卵の時には殺虫剤があまり効かず、成虫になると飛ぶことができるようになり、駆除が難しくなるため、幼虫のうちに駆除することが重要です。 世界で発生するバッタには国際連合食糧農業機関(FAO)などが ・スーパーコンピューターなどの機械を使った除去 ・農薬を使った除去 の2つの方法で対策をしています。 バッタの大群は日本にも来るのか? 現在大量発生しているサバクトビバッタが 日本まで飛来してくる可能性は、距離や気候などの問題から極めて低い、と言われています。 () ただし、バッタの大量発生による直接的な被害はなくても、国際的な食糧事情の悪化による輸入品目への影響や、国家間の緊張が高まることによる紛争など、二次的な被害を被る可能性は高く、無関係とは言えないでしょう。 バッタの大群動画が怖すぎる!大量発生はなぜ?原因や対策、現在地や日本に来る可能性が気になる!まとめ バッタの大群動画が怖すぎる!大量発生はなぜ?原因や対策、現在地や日本に来る可能性が気になる!をまとめました。 世界的に甚大な被害をもたらしているバッタの大群。 今後も動向に注目したいと思います。

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バッタの大群が日本に来るか調べてみた!大量発生の理由をくわしく解説!

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5月末、インド北西部・ラジャスタン州に飛来したバッタの大群は、居住用マンションの屋上を隙間なく覆った 「忘れもしない5月25日の午前10時頃、私が取材で訪れていたインド・ジャイプルに奴らが来ました。 無数の羽音が近づいてきたかと思うと、晴れた空が一瞬にして黒い雲に覆われた。 町中の人が外に出て、プラスチックの容器を必死に叩いて音を出し、奴らを追い払おうとします。 しかし、数が多すぎて効果はあまりない。 新型コロナウイルスの蔓延に苦しむ人類に、もう一つ未曾有の災厄が襲いかかる。 「サバクトビバッタの大群」だ。 農学・昆虫学を専門とする東京農業大学の足達太郎教授が解説する。 「本来サバクトビバッタは、1匹単位で生活する大人しい種です。 しかし、一昨年から昨年にかけて、東アフリカで季節外れの大雨が降った影響で、バッタが大量発生した。 すると、性質に変異が生じ、翅 はね が長く獰猛で群れを作る種が生まれました。 その種が長距離を大群で移動して、各地に被害を及ぼしているのです」 過去70年で最大規模とされるバッタの大群は、生まれ故郷のアフリカを出発し、各地で農作物を食いつくしながら東進中。 現在インドに到達した。 中国政府は警戒を強め、ニュース番組は連日のように『4000億匹のバッタの大群がインド・パキスタン国境から中国に迫っている』と報道。 中国農業科学院植物保護研究所の研究員は、6月中にバッタが飛来する可能性を示唆している。 足達教授は話す。 「変異して群れるようになったバッタは、季節風に乗って飛ぶ。 風がうまく吹けば、数千km飛ぶことも可能です。 過去には、西アフリカからカリブ海諸島に到達したという記録もあります」 当然、日本も他人事では済まされない。 中国に侵入したバッタの大群が、黄砂を運ぶ風に乗って海に隔てられた2000kmをやすやすと越え、日本列島へと飛来することは十分にあり得るのだ。

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バッタ大発生(蝗害)の恐怖――『バッタを倒しにアフリカへ』まえがき公開|光文社新書

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【蝗害】バッタの大群はなぜ発生したのか? 2020年2月頃から、アフリカ大陸でバッタが大量発生し猛威を振るい始めました。 そのバッタの数は、なんと!4000億匹!! 群れの幅は40キロ、長さ60キロ、総重量は80万トンに・・・ 考えるだけで鳥肌が立ち、寒気がしてきますね(ーー; バッタやイナゴの大量発生によってもたらされる災害の事を、 イナゴの害と書いて、 蝗害(こうがい) と言います。 蝗害が起きると、農作物が食い荒らされるだけではなく、食糧危機が起こり紛争になるという恐ろしい災厄をもたらすことになります。 東アフリカでは毎日35000人分。 5月までに2000万人分以上の農作物が食い荒らされていて食糧危機を起こしています。 しかも、あまりのバッタの多さによって戦争が一時休戦になったほどの緊急事態なのです。 どうしてバッタの大群が発生したのか? バッタの大群が発生した理由は2つです。 【その1】 2019年10月から12月にかけて東アフリカで大雨が降り、餌である植物が枯れず、湿度が高かった為、繁殖しやすい環境にあった。 【その2】 バッタの発生地とみられるアラビア半島南部の内戦の影響で、初期の駆除が出来なかった。 現在は飛行機や車などで殺虫剤を散布しているのですが、駆除よりも繁殖のスピードの方が早く、効果が全然ない状態です。 バッタが大量発生するメカニズム 主に海外で猛威を振るっているバッタは「サバクトビバッタ」という種類です。 アフリカからアジアまで幅広く生息 体長 4~6cm 【サバクトビバッタの恐怖過ぎる特徴】 1.ものすごい量を食べる 自分と同じ体重の量の植物を食べる 2.短期間で繁殖する 1年で2~5回も世代交代する短期間繁殖 3・1日150kmも移動できる 150km = 東京から静岡くらい移動する サバクトビバッタはかなりの悪食なので、食べ物がなくなると共食いを始めてしまいます。 なので、先頭のバッタは後ろの群れに食べられないように常に移動をしていきます。 バッタは生きている限り、食物を食い荒らし、どんどん増えていくので大量発生してしまうのです。 バッタはなぜ群れるのか・・・ サバクトビバッタにはもう1つ、怖すぎる特徴があります。 一部のバッタに特殊能力みたいなものがあり、 「孤独相」と「群生相」 の、2タイプがいます。 【行動】 ・飛んで遠くまで移動する ・仲間と集まって行動する 【性格】 ・攻撃的 ・荒々しい 普通のバッタは緑色で群れずに生活しますが、全身が茶色や黄色に変化した群生相のバッタに近づくと、 群生相のバッタに変身してしまう特徴があります! 【群生相に変身すると・・・】 ・体が暗色になる ・翅(はね)が長くなる ・足が短くなる ・頭が大きくなる ・悪食になる といった変化が見られます。 体が黒くなるのは、植物と間違えられて共食いされないためだとか・・・汗 このように普通の個体と違う見た目や行動を取るようになることを、 「相変異」といいます。 蝗害を起こしてるのはすべて「群生相」に「相変異」したバッタです。 余談ですが、 悪食の「群生相」バッタは、毒のある植物も構わず食べるし、「人肉も食べる」のだとか・・・ さすが「蝗害」と言われるだけあって恐ろしいバッタです(汗) バッタの大群が日本にも来る可能性は? アフリカのバッタは、アフリカからインドに進んだものの、 中国に進む為には、標高7000mの山が2400km連なるヒマラヤ山脈を越えなければなりません。 とりあえず、今の状況を見ていると現時点では日本にくることはないと考えられます。 ただ、パワーアップした第2派の群れが2周めのアタックを始めたと言うことは、これからますます力をつけ、世代交代を繰り返しながらインドに戻ってくるかもしれません。 その時に山を越えられるくらいパワーアップしているバッタも、もしかしたらいるかもしれませんし、海なんて軽々越えられるバッタもいるかもしれませんね。 何とも言えないところですが・・・ ただ、バッタの直接の被害がないとしても、今の日本は作物を輸入に頼っています。 蝗害被害が長引くのであれば、輸入がストップし、商品が品薄になったり、価格が高くなったり、もっと深刻になれば食糧危機を起こす可能性は高いですよね。 バッタが来ても来なくても、本当に深刻な問題であることには間違いありません。

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