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バンク全景 1 沿革 広島競輪場は、戦災復興及び都市基盤整備を推進するため、昭和27年（1952年）に設置許可を受け、同年12月、建設費4千3百万円を投じて現在地に設置され、同月14日に第1回の市営競輪が開催されました。 昭和42年（1967年）の特別観覧席改築工事などの施設整備を重ね、現在に至っています。 平成6年（1994年）に開催された第12回アジア競技大会や、平成8年（1996年）に開催された第51回国民体育大会の際には、自転車競技の会場として使用されました。 また、全国高等学校総合体育大会の予選が開催されるなど、アマチュア選手の育成やスポーツ振興にも貢献しています。 昭和29年度（1954年度）からこれまでの間に、広島競輪場の収益から市の一般会計に総額348億円を繰り出し、住宅・道路建設、学校教育施設整備、公民館・病院建設など都市づくりの貴重な財源となっています。 一般会計繰出金の使途 （昭和29年度（1954年度）から平成9年度（1997年度）まで、平成20年度（2008年度）、平成30年度（2018年度）の累計） 2 収支状況 競輪事業は車券売上収入等を財源とする独立採算の事業となっており、市税収入などの一般財源は充てられていません。 全国における競輪事業の売上は、平成3年度（1991年度）の1兆9千5百億円をピークに減少を続け、平成30年度（2018年度）は6,541億円とピーク時の約33％になっています。 広島競輪場の売上も、平成10年度（1998年度）の411億円をピークに、減少しており、平成10年度（1998年度）以降（平成20年度（2008年度）を除く。 ）、一般会計への繰出ができない状況が続いていましたが、平成30年度には、10年ぶりに、3億円を繰出しました。 車券売上額等（平成10年度（1998年度）から平成30年度（2018年度）まで） 単年度収支（平成10年度（1998年度）から平成30年度（2018年度）まで） 3 競輪事業の包括委託と今後の取組 競輪事業については、平成27年度から平成30年度までの4年間、従事員雇用からイベント・広告宣伝に至る競輪事業に係る業務を一括して民間業者に委託（包括委託）し、当面の収支改善を図りました。 「広島市競輪運営委員会」からの平成31年度以降の競輪事業に関する答申を踏まえ、平成30年9月に競輪事業を存続させることとし、引き続き、民間業者と平成31年4月から3年間の包括委託契約を締結しています。 今後、平成30年9月に公表した「今後の競輪事業について」の基本方針を踏まえた取組を実施するとともに、民間事業者を活用した新たな包括委託方式の導入に向け、再整備の規模、複合的な施設の内容、本市の負担等を検討します。 その際、ギャンブル等依存症に係る対策を確実に実施する。
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