環境 問題 プラスチック。 【2019】日本のリサイクルの現状がヤバい!プラスチックの問題点「ペットボトルは燃やしてもリサイクル!?」

海洋プラスチックごみの問題への世界の対策や取り組みについて解説

環境 問題 プラスチック

海洋プラスチックによるごみ問題とは 普段私たちが使っているプラスチック製のペットボトルや容器などは、ポイ捨てされたり適切な処分がされないことにより海に流され、海洋プラスチックごみになります。 海洋プラスチックによるごみ問題とは、そうしたプラスチックごみが海洋汚染や生態系に及ぼす影響を問題視したものです。 軽量で加工がしやすく丈夫であることから、プラスチックはレジ袋やペットボトルの他にも、プラスチック製のストローやスプーン、おもちゃや釣り糸などといったあらゆるものに利用されています。 海に流出する プラスチックごみの量は世界中で年間800万トンという試算や2050年には海洋プラスチックごみの重量が2倍になると予測されています。 また、日本は島国のため多くのごみが海岸に流れ着きます。 それらの プラスチックの排出源は主に東アジアや東南アジア地域であるという推計も出ていますが、地域よっては日本製のプラスチックごみが多い場所もあります。 (出典:「第3章 プラスチックを取り巻く状況と資源循環体制の構築に向けて」) (出典:「「未来に残そう青い海」」) マイクロプラスチックとは? プラスチックごみは大きな形状のまま漂流するもののほか、細かい粒子として海洋に流れ込むマイクロプラスチックというものもあります。 例えば歯磨き粉や洗顔剤にスクラブ入りと表記されているものがありますが、これが細かくなったプラスチックです。 マイクロプラスチックは2種類に分けることができます。 一次マイクロプラスチック 一次マイクロプラスチックは先述したスクラブやマイクロビーズなど マイクロサイズで製造されたプラスチックで、排水などを通じて自然環境中に流出したプラスチックごみを言います。 一度流出すると 自然環境中での回収はできず、製品化されたあとは対策も難しいとされています。 二次マイクロプラスチック 二次マイクロプラスチックは、ペットボトルやビニール袋など、大きなサイズで製造されたプラスチックが 自然環境中で紫外線や衝突などの影響を受け、破砕され細分化されてマイクロサイズになったものを言います。 これらはこのような状態になる前に、廃棄管理やリサイクルなどを行うことで発生を抑制することや、マイクロ化する前であれば回収も可能なため、ある程度の対策ができます。 (出典:) マイクロプラスチックのもとになる5大プラスチック マイクロプラスチックのもとになるのは「4大プラスチック(汎用樹脂)」と呼ばれる原料です。 プラスチック自体は100種類以上ありますが、その中でも以下のプラスチックは多くの製品に使われています。 プラスチックの種類 使用されている製品 ポリスチレン PS ハンガー、食品用トレ、プリンター ポリエチレン PE 高密度ポリエチレン HDPE バケツ、洗剤ボトル、灯油タンク 低密度ポリエチレン LDPE レジ袋、ラップ、紙パック飲料などの内外面 ポリエチレンテレフレタート PET ペットボトル・卵パックなどの透明な容器・包装フィルム・衣類の繊維 ポリプロピレン PP ストロー・ペットボトルキャップ・文具・医療器具 (出典:環境省公式サイト) 中国ではプラスチックごみの輸入を停止 中国では2017年まで海洋プラスチックごみの発生量が世界トップを維持していました。 しかし東アジア地域の海洋の環境保護を軽視し、人体や生活環境に対して重大な危害をもたらしたことから、「固体廃棄物輸入管理制度改革実施案」を公表。 廃プラスチックなど環境への危害が大きい 固体廃棄物の輸入を、2017年末を機に禁止するとともに、2019年末までに国内資源で代替可能な固体廃棄物の輸入を段階的に停止する意向を示したのです。 2016年には月60万トンを輸入していた廃プラスチックを 18年には月3万トンまで激減させました。 これまで回収方法や廃棄方法についての体制を見直し、早急な整備を行うことで国内の固体廃棄物の回収率を高めたのです。 (出典:) プラスチックごみが海に与えている影響は? プラスチックごみは海洋の汚染だけでなく、海に生きる生物や産業、私たちの体にまで影響を与えます。 海洋プラスチックごみが増えることで、プラスチックに付着する有害物質やプラスチックそのものの有害性により、海はどんどん汚れていきます。 それだけではなく、目に見えないマイクロプラスチックは 北極や南極にも行き着くほど広く分布しており、海氷の中に含まれているとの調査報告も挙がっているのです。 (出典:) 海の生命体に与える影響 マイクロプラスチックのような微量な粒子は、海洋生物の体内に取り込まれることで、 体内に蓄積される可能性があります。 また海洋生物がプラスチック製品を餌と間違えて取り込んでしまい、それが体内で消化されないため内部を傷つける、あるいは腸閉塞を起こして死んでしまうといった事例もあります。 生物が消化できないプラスチックごみは、海洋生物に悪い影響を及ぼしているのです。 海の産業に与える影響 漁業や養殖業で本来得られるはずの 漁獲量が減るといった問題や、漁獲用の網などにゴミが絡まってしまうことで、 海洋生物がかからない、網が使えなくなるといった損失もあります。 そしてプラスチックごみは、産業は何も漁業だけでなく観光業にも影響を与えます。 観光業の場合は、きれいな海を求めてやってくる人が多く、海水浴やダイビングなどを楽しむ人たちにとってはプラスチックにより汚染された海では魅力がなくなってしまいます。 そのため 観光業での収入が減ることで経済的損失も大きくなります。 実際にこの海洋プラスチックゴミの問題が深刻なアジア太平洋地域では漁業や養殖業で年間3. 6億ドル、観光業で年間6. 2億ドルもの損失が出ていると推定されています。 私たち人体への影響 先述したとおり、海洋生物が体内に取り込んだマイクロプラスチックは 細かな粒子であり、分解されないため体内に蓄積されている可能性があります。 マイクロプラスチックを飲み込んだ海洋生物が市場に出回れば、それらを口にする 私たちの体内にもマイクロプラスチックが入り込む可能性があるのです。 また私たちが普段使っている歯磨き粉や洗顔料、化粧品にもマイクロプラスチック(一次マイクロプラスチック)が入っています。 それらは洗面所などから流れますがかなり小さいため、排水処理施設では処理しきれず海に流れ着きます。 プラスチックは様々な化学汚染物質を付着する性質もあり、体内で消化できないことから魚の体内に影響が出るのは明らかです。 さらにそれを口にする場合、人体にも影響を及ぼす可能性があります。 (出典:「海のプラスチックごみを減らしきれいな海と生き物を守る!」,2019) (出典:「第3章 プラスチックを取り巻く状況と資源循環体制の構築に向けて」) (出典:「未来に残そう青い海」) (出典:「洗顔料や歯磨きに含まれる マイクロプラスチック問題」,2016) 日本政府の取り組み 日本政府では、海洋プラスチックごみに対して様々な取り組みをすべく議論を重ね、「第4次循環型社会形成推進基本計画」と「海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」の2つを主軸とした対策に取り組んでいます。 これは政府だけでなく関係機関、地方自治体、漁業関係者などと連携した海洋環境改善のための計画です。 以下で詳しく解説します。 第4次循環型社会形成推進基本計画 政府の取り組みを行う上で作られたのが、「循環型社会形成推進基本計画」です。 第四次まで進められているこの計画は、循環型社会形成推進基本法に基づいて、循環型社会を作り上げていくための施策を 総合的に、そして計画的に推進するための基本計画になります。 第四次計画ではその方向性として3つの項目が新たに挙げられました。• 地域循環共生圏形成による地域活性化• ライフサイクル全体での徹底的な資源循環• 適正処理の更なる推進と環境再生 このうちのライフサイクル全体での徹底的な資源循環では、 必要なモノ・サービスを、必要な人に、必要なときに、必要なだけ提供するという取り組みが行われています。 これは過剰な供給などを行わないことを徹底しており、便利で大量に生産されるプラスチックを 徹底した管理のもと資源循環を推進するという取り組みを行う方針です。 また適正な処理の更なる推進と環境再生のなかには安定的・効率的な処理体制の確立に加え、 環境再生を目指してマイクロプラスチックを含む海洋ごみ対策への取り組みも盛り込まれています。 海洋プラスチックごみ対策アクションプラン 海洋プラスチックごみ対策アクションプランというものも政府で策定されています。 これは プラスチックの有効利用を前提としつつ、海洋の新たな汚染を生み出さないため取り組みを徹底していくためのプランです。 具体的には、 プラスチックごみの回収から適正処理を徹底するとともに、ポイ捨てや不法投棄、非意図的な海洋流出の防止を進めます。 また、 既に流出したプラスチックごみの回収にも取り組む方針です。 それだけでなく、海洋に流出しても影響や負担が少ない素材の開発や、その素材への転換などを推進していく取り組みも進められています。 (出典:) 海洋プラスチックごみを減らすために私たちができること 日本政府を中心として上記のような取り組みが行われていますが、プラスチックごみを削減するには 私たち消費者が積極的に取り組むことも必要です。 プラスチック製品は私たち消費者が使い、そして処理を適正に行っていないためにごみとなって海に流れ着いてしまうことがほとんどです。 プラスチックごみの削減、そして海洋プラスチックごみを出さないためにどのようなことができるのか紹介します。 3Rを心がける 3Rとは 「リデュース(Reduce)」「リユース(Reuse)」「リサイクル(Recycle)」のことを言います。 3Rはどれもプラスチックごみを出さないための工夫であり、場合によっては資源にもできる方法を説いています。 これを意識することで海洋プラスチックごみ削減にも繋がるのです。 リデュースは マイバックやマイ箸の持参によるレジ袋や使い捨て食器の削減、リユースは詰め替えの使用による ボトルの再利用と廃棄ボトルの削減などが具体的な方法として挙げられます。 そしてリサイクルは プラスチックを分別回収し原料として再利用を行う方法です。 どれも ちょっとした行動や意識の変化でできることであり、取り組みやすい方法でもあります。 プラスチックごみを減らすための行動をする 上記の3Rも含めた プラスチック削減のための行動は何よりも大切です。 もっと具体的な対策の一例を以下に挙げます。 レジ袋をもらわなくていいようにマイバックを持参する• 小分けにするポリ袋の使用を控える• タンブラーなどマイボトルを持参し、プラスチック容器の使用を減らす• プラスチック製のスプーンやフォークをもらわず、マイ箸やマイスプーンなどを常備する• プラスチック製ストローの使用を控える• 繰り返し使える詰め替え用ボトルなどを購入する• ラップの使用を減らすためにも、タッパーやふた付きの容器などに食品を保存する。 レジャーや屋外などで出るごみは分別して、必ず持ち帰る• ごみが溜まりやすい河川敷や海岸などの清掃活動に参加する• ごみのポイ捨てや不法投棄はせず、所定の場所や時間に分別して捨てる これはできることの一部であり、まだまだ私たちにできるプラスチックゴミ削減のための行動はありますが、まずはこのようなことから始めてみてはいかがでしょうか。 ゴミ拾いやボランティアに参加する ごみ拾いやボランティアに参加することも、プラスチックごみの削減に大きく貢献できます。 海に流れ着くプラスチックごみの量は非常に多く、定期的な清掃を行っていますが、海岸は広いため多くの人が清掃活動に積極的に参加することが求められます。 また清掃活動を行う団体の中には、海洋ごみの問題をもっと多くの人に知ってもらおうとイベントを行っているところもあり、ボランティアとして参加することで多くの人の認知度を上げて海洋プラスチック削減の手助けを行うことができます。 (出典:) 海洋資源、生物を守るために私たち一人ひとりが行動しよう! 海洋プラスチックごみは世界的に深刻な問題として取り扱われています。 既に日本でも取り組みを進めていますが、プラスチックごみ削減のためには私たち個人の行動が不可欠です。 まずは日常の暮らしのなかでできるアクションから始めてみてはいかがでしょうか。

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海洋プラスチック問題について |WWFジャパン

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1.なぜ、海のプラスチックごみが問題なの? 大量のプラスチックごみが海で暮らす生き物を脅かしています 2019年3月、フィリピンの海岸に打ち上げられたクジラの胃から40kgものビニール袋が出てきたというニュースがありました。 日本でも、2018年の夏、神奈川県鎌倉市の浜辺に打ち上げられたクジラの赤ちゃんの胃の中からプラスチックごみが出てきました。 このように死んだクジラの胃からビニール袋などのプラスチックごみが発見される例が世界各地でいくつも報告されています。 クジラは海に漂流するビニール袋をエサと間違えて食べてしまいます。 しかし、ビニール袋は消化されないため、クジラの胃の中がビニール袋でいっぱいになり、魚などのエサが食べられなくなって死んでしまったと考えられます。 クジラだけでなく、ウミガメやイルカ、海鳥など他の海の生き物でも、海に漂流しているビニール袋などのプラスチックを食べたり、プラスチック製の袋や網が体にからんだりして、死んでしまったり傷ついてしまったりする例が数多く報告されています。 また、プラスチックごみが小さな破片になった「マイクロプラスチック」を、魚や貝などがエサと間違えて食べてしまう例も確認されています。 なぜ、海の生き物がプラスチックを食べてしまうのでしょうか。 それは、私たちが使ったプラスチックのごみが、大量に海に流れ出てしまっているからです。 海に流れ込むプラスチックごみは年間500万~1,300万トンとも言われています(ある研究者の推計)。 プラスチックは自然分解されないため、ずっと海に残ります。 世界経済フォーラムの報告書で報告された推計によると、今後も海に流れ込むプラスチックごみが増えれば、2050年には海のプラスチックごみは魚の量を上回ると予測されています。 2.海のプラスチックごみはどこから来るの? 海のプラスチックのほとんどは陸から出たもの プラスチックは、軽くて丈夫で持ち運びしやすい、様々な製品に加工しやすいなど、多くのメリットがあり、世界中で様々な製品に使われています。 しかし、その中には、レジ袋やペットボトル、使い捨ての食器、商品のパッケージなど、使い捨てにされるプラスチックもたくさんあります。 そうしたプラスチックごみがポイ捨てされたり、屋外に放置されたりすると、雨や風によって河川に入り、海に流れ出てしまいます。 海のプラスチックのほとんどは陸からプラスチックごみです。 海に流れ出たプラスチックのごみは、潮の流れや風の力によって遠くまで運ばれたり、水面や水中を浮遊して遠くまで運ばれたり、海底に沈んだりしています。 四方を海に囲まれた日本の海岸には、海に流れ出たごみがたくさん漂着しています。 自治体などが清掃活動を行って漂着ごみを回収していますが、清掃できない場所に漂着し、回収できない漂着ごみもたくさんあります。 環境省の調査によれば、平成28(2016)年度に全国で回収した漂着ごみはおよそ3万トンです。 それを種類別にみると、プラスチックごみが最も多くなっています。 外国から流れ着いたプラスチックごみもありますが、多くは日本国内から出たプラスチックごみです。 つまり、私たち自身が捨てたプラスチックごみが、日本の海岸を汚したり、海の生き物に悪影響を与えたりしている原因になっているのです。 3.私たちにできることは? プラスチックの3Rを考えながら、プラスチックと賢く付き合おう 「捨てればごみ、分ければ資源」と言われますが、プラスチックも、きちんと分別すれば資源としてリサイクルすることができます。 日本では、プラスチックごみを分別回収し、プラスチックをリサイクルする社会の仕組みもできています。 しかし、日本の廃プラスチックのリサイクル率は27. 8%で、リサイクルがあまり進んでいません。 回収された容器包装プラスチックの半分以上は燃やして発電や熱利用に使われ、14%は未利用のまま、焼却や埋め立てることで処分されているのが実情です。 もっとプラスチックの3R(リデュース・リユース・リサイクル)を進め、プラスチックを有効に、賢く利用することで、海のプラスチックごみも減らすことができるはずです。 私たちは、毎日のようにプラスチックを使い、プラスチックごみを出しています。 例えば、お店でもらうレジ袋、プラスチック製のスプーンやストロー、商品のパッケージ…。 日本は、一人当たりのプラスチック容器包装の廃棄量が世界で2番目に多い国です。 プラスチックの3Rを進めるためには、私たち一人ひとりが毎日の暮らしの中でプラスチックごみを減らす取組をしていくことが重要です。 次のような行動を参考に、皆さんも生活の中で実践していきませんか。 プラスチックごみを減らすための行動• マイバッグを持参し、レジ袋はもらわない• マイボトルを持ち歩き、プラスチックのカップを減らす• マイ箸を持ち歩き、プラスチックのスプーンやフォークを減らす• プラスチック製のストローの使用を控える• スーパーなどで食品を小分けにするポリ袋の使用を減らす• 詰め替え用ボトルなど繰り返し使えるものを選ぶ• 食品の保存はふた付き容器を使い、ラップの使用を減らす• 買い物のときには簡易包装を頼む• 海・川・山のレジャーではごみを持ち帰る• 屋外で出たごみは家に持ち帰って処分する• 河川敷や海岸の清掃活動に参加する• ごみは所定の場所・時間に、分別して出す• ごみのポイ捨て、不法投棄はしない 4.「プラスチック・スマート」キャンペーン プラスチックと賢く付き合うための取組を発信し、シェアしよう 海のプラスチックごみは日本だけでなく、世界全体で大きな問題となっています。 国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」でも、「2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する」ことが、目標の一つとして掲げられています。 こうした中で、日本国内でも、企業がプラスチックのストローをやめたり、プラスチックに替わるものを開発したり、行政やボランティア団体などが海岸の清掃活動やプラスチックごみ削減運動をしたり、それぞれの立場で様々な取組を始めています。 環境省では、そうした様々な取組を応援し、さらに広げていくために、「Plastics Smart(プラスチック・スマート)」キャンペーンを実施しています。 「プラスチック・スマート」キャンペーンのロゴマーク 「プラスチック・スマート」キャンペーンでは、ウェブサイトやSNSを通じ、プラスチックと賢く付き合うための皆さんの取組やアイディアを国内外に発信します。 個人、企業、団体、行政あらゆる立場の皆さんが参加できます。 皆さんも、下記の方法で「プラスチック・スマート」キャンペーンにご参加ください。 ポイ捨て・不法投棄撲滅運動や散乱ごみや海岸漂着物の回収イベント、リデュース・リユース・リサイクルの取組、代替素材(バイオプラスチックや紙)の利用など、皆さんの取組を登録してください。 下記のウェブサイトにアクセスし、「登録用フォーマット」に、氏名、所属、電話番号、取組の内容などを記入し、掲載写真を添付して、事務局あてにメールで送ってください。 「プラスチック・スマート」キャンペーンウェブサイトには、2019年4月25日時点で357団体から519件の取組が登録されていますので、皆さんの「プラスチック・スマート」の取組の参考にしてください。 登録された取組は、キーワードやカテゴリーなどで絞り込んで調べることもできます。 また、環境省では、海のプラスチックごみ対策に向け、(公財)日本財団と連携し、下記のイベントを実施します。 優れた取組を「海ごみゼロアワード」として表彰し、海洋ごみ問題の解決に向けた日本のモデルとなるような取組を国内外に発信します。 これに併せ、海洋ごみ対策に関する国際シンポジウム「海ごみゼロ国際シンポジウム」を6月に開催します。 <取材協力:環境省 文責:政府広報オンライン> Q1. この記事はわかりやすかった(理解しやすかった)ですか? Q1. この記事はわかりやすかった(理解しやすかった)ですか? 1 わかりやすかった 2 まあまあわかりやすかった 3 ややわかりにくかった 4 わかりにくかった その他 (50文字以内) Q2. この記事は役に立つ情報だと思いましたか? Q2. この記事は役に立つ情報だと思いましたか? 1 役に立つと思った 2 まあまあ役に立つと思った 3 あまり役に立つと思わなかった 4 役に立つと思わなかった その他 (50文字以内) Q3. この記事で取り上げたテーマについて関心が深まりましたか? Q3. この記事で取り上げたテーマについて関心が深まりましたか? 1 深まった 2 やや深まった 3 あまり深まらなかった 4 深まらなかった その他 (50文字以内).

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日本は本当に意識が低い?プラスチックの環境対策、世界と日本の対応とは

環境 問題 プラスチック

レジ袋、食器、歯磨き粉など身の回りのいたるところで使用されているプラスチック。 便利で安価なプラスチック商品ですが、実は海洋汚染に深くかかわる側面も……。 その中でも、環境中に存在する微小なプラスチック粒子はマイクロプラスチックと呼ばれ、深刻な環境問題の1つであると言われています。 最近は話題になることも増えてきたので聞いたことがある方も多いかも知れません。 明確な定義はありませんが、一般的に 5mm以下の大きさのものをマイクロプラスチックといいます。 1mm以下の大きさ、と定義付けられる場合もあるようです。 この記事では現在目の前にあるマイクロプラスチック問題を考えます。 マイクロプラスチックにおいて「今何が問題とされているのか」「どのような取り組みが行われているのか」を国や研究機関のレポートを参照しつつ解き明かしていきましょう! マイクロプラスチック問題とは マイクロプラスチック問題とは、マイクロプラスチックが引き起こす環境問題のことです。 その大きさは5mm以下と微小なマイクロプラスチックですが、引き起こす問題は決して小さくはありません。 そしてその小ささ故に回収が難しく、解決が困難な問題であると言えます。 問題の筆頭は 海洋生物の生態系の破壊です。 その正体は、魚類、甲殻類、貝類やカモメといった海鳥、アザラシなどの海洋哺乳類が海水に混ざったマイクロプラスチックを誤嚥してしまうこと。 マイクロプラスチックは消化に適しないため、消化不全や胃潰瘍などを引き起こし、海洋生物を死に至らしめるのです。 マイクロプラスチックの誤嚥は人類にとっても他人事ではありません。 欧米消化器学会は2018年に人体にマイクロプラスチック片が取り込まれていることを証拠とともに発表しています。 韓国の研究者グループと環境保護団体「グリーンピース東アジア」の合同チームが行った調査では、ことが明らかになりました。 体内のマイクロプラスチックが人体に直接悪影響を及ぼすのかはまだ明らかではありません。 しかし、マイクロプラスチックに化学物質が吸着して有害なものへと変質する場合もあります。 そのため各国はマイクロプラスチック対策に積極的に乗り出しています。 データで見るマイクロプラスチック問題の現状 さて、ここからは実際にマイクロプラスチックにまつわる数字を見ていきましょう。 まずは、マイクロプラスチックがどれだけ世界の海に分布しているかです。 2015年に磯辺篤彦九州大学教授が行った調査によると、海洋に存在する マイクロプラスチックの個数は日本を含む東アジア海域が群を抜いて多く、172万個/㎢となっています。 その数値は実に北太平洋(10万5,100個/㎢)の約27倍、世界の海(6万3,320個/㎢)の約16倍です。 さらに2016年の九州大学の予測によると、世界の海のマイクロプラスチックの量はこれにどとまることなく上昇し続け、2060年までには今の4倍の量になり、 世界の海の魚の量をマイクロプラスチックが上回るということです。 調査は前述の磯辺篤彦九州大学教授と東京海洋大学の東海正教授・内田圭一准教授、寒地土木研究所の岩﨑慎介研究員らの研究グループによって行われました。 マイクロプラスチックは実は海洋だけで見られるのではありません。 風に飛ばされ、陸上にも運ばれてきます。 2017年に英仏の研究チームによって英科学誌ネイチャージオサイエンスに発表された論文によるとピレネー山脈山頂の空気中のマイクロプラスチック濃度は1日平均365個/1㎡でした。 この濃度はパリの都市部と同程度であり、 海中だけでなく空気中でもマイクロプラスチック問題が起こっていることを示唆しています。 マイクロプラスチック問題への対策は海外がリード マイクロプラスチック問題への対策は日本よりも海外で進んでいます。 2018年にはカナダで開催されたG7シャルルボア・サミットにて、「プラスチックの製造、使用、管理及び廃棄」に関して厳しく取り決めた憲章が提案され、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの5カ国とEUによって採択されました。 しかし、日本はこの憲章に署名していません。 また、すでに45カ国以上の国々でレジ袋の使用禁止が批准されています。 欧州議会ではそれだけでなく、ストロー、食器、綿棒、マドラーなどの代替可能な使い捨てプラスチックの使用が2021年から禁止されることになっています。 しかし、日本でレジ袋規制の流れが進んでいないのはご存知の通りです。 データ上でも 日本の1人当たりのプラスチック廃棄量は年間約32kgであり、アメリカに次いで世界2位となっています。 終わりに マイクロプラスチック問題の現状についてデータを参照しつつ解説いたしました。 マイクロプラスチックは世界の海水や大気を埋め尽くそうとしていますが、残念ながら日本では対策は遅れています。 しかし徐々に危機感が高まっているのも事実。 2019年5月31日には、翌月に開かれるG20サミットに向けて海洋プラスチックごみの削減に向けた行動計画 「」が公表されました。 まずは他国の事例に学びつつ、世界の国々と同様の危機感を持つことがマイクロプラスチックが世界一多い海域の周辺に暮らす我々のミッションだといえるでしょう。 これまで当たり前だった社会活動・組織のあり方、そして我々の働き方も根底からくつがえされ、新しい時代に適応するために大きな変化を迫られています。 上司、会社、そして社会を支える政府。 これらが無くなることはなくても、 盲目的に依存することが危険なのは明らかです。 そんな時代に、「個」としてできることとは何なのか? ーーリモートワーク時代に求められる人材とは? ーーどのように自分を高めるべきなのか? データとヒト、そしてテクノロジーを軸に、 第一線で活躍するゲストと共にさまざまな視点で考えていきます。 会 場:オンライン開催• 受講料:無料• お申し込みいただいた方へ開催日前日17:00までをめどに視聴URLをご案内いたしますので、ご自身のPCもしくはスマートフォン等でご参加ください。 あらかじめご了承ください。 Data Empowermentは、「働くひとのパフォーマンスを最大化するもの」とわれわれは考えています。 データを活用することやデータに基づいた迅速な意思決定・アクションが、 時間を節約し効率化する、クリエイティビティの求められる業務にフォーカスするための力になるからです。 あなたも「Data Empowerment」を実現してみませんか? Data Empowermentは、働くひとのパフォーマンスを最大化するもの」とわれわれは考えています。 データを活用することやデータに基づいた迅速な意思決定・アクションが、 時間を節約し効率化する、クリエイティビティの求められる業務にフォーカスするための力になるからです。 あなたも「Data Empowerment」を実現してみませんか?.

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