本 好き の 下剋上 海外 の 反応。 日本人「大日本帝国とナチスドイツならどっちが好き?→戦時中はどちらも異常」海外の反応

本好きの下剋上のルッツの初恋はマインだけど実らない?結婚相手のトゥーリとの関係は?

本 好き の 下剋上 海外 の 反応

本好きの下剋上という作品が個人的に熱いです。 どーも自分です。 本記事の題材である本好きの下剋上という作品は、もともとは「小説になろう」で連載されている小説です。 で、それを原作として、ニコニコ静画で漫画版が連載されているわけです。 ネット上の創作物に触れている人なら「小説になろう」発と聞くと「異世界転生」モノだろ? と脊髄反射で眉をひそめる人がいるかもしれない。 確かにこの作品は「異世界転生」モノだよ。 でも面白いよ! 昨今乱発される「異世界転生」モノの中でも設定と物語のテーマ、展開において独自の地位を築き着実に人気を得ている作品のひとつと自信を持って言える。 原作小説自体も中二感満載で読みやすさを勘違いしたような軽薄な文体で雑文と紙一重のようなラノベとは一線を画している。 口語体の文章だけどウザさ控えめ。 といっても自分は基本漫画で読みたいので漫画で進んでいるところまでしか原作全てを読んでいるわけではないのだが、読みやすい文章と言える。 なろう系特有のウザさ(主人公・展開・文章表現)をあまり感じないのが良い。 ともすれば、「小説家になろう」に限らず、昨今の「異世界転生」というフォーマットに則っている作品というと、 「どうせ俺tueeeだろw」 「出世早すぎw」 「桃鉄かよw」 「ハーレム乙」 などとこれまたテンプレ的な反応を返されてしまうことが良くある。 それは偏見なのだが、テンプレ展開のツギハギ作品が多いのもまた事実。 しょうがないとも言えるが、しかし「本好きの下剋上」に関してはロクに読まれずそんなレッテルを貼られてしまうとしたら悲劇だ。 読みもしないで脳内の未読リストに入れてしまう人はもったいないと思う。 原作小説の良さはまた別の機会に譲るとして、まずはあらすじから、次に小説版を原作とした漫画版の良さを書いていこうと思う。 本好きの下剋上のあらすじ 主人公で卒業を控えた女子大生の本須麗乃(もとすうらの)は本をこよなく愛し、様々な本を読むことに幸せを感じていた。 しかしある日、地震によって降り注いできた本に誤って押し潰されてしまい、命を失ってしまう。 死の間際にあっても願うことは「生まれ変わっても本を読めますように」。 気づくと麗乃は小さな女の子になっており、病気に苦しんでいた。 身体を横たえていたのは粗末なベッド。 周りに見えるのは殺風景な部屋。 母らしき女性が心配そうな顔で部屋に入ってきて、麗乃を「マイン」と呼ぶ。 その瞬間、マインとしての記憶が麗乃の脳に流れ込み、麗乃の記憶と融合し、「母さん」と呼び返す麗乃。 「麗乃」から「マイン」になってしまった瞬間だった。 死んでしまい、転生したという事実よりも、まずは本を求めたマインは部屋を見回しても、立ち上がって家中を探しても本はおろか字すら存在しないことに絶望する。 街に出ると商品には値札がついている。 字の存在は確認できた。 そしてマインは、買い物中の母を商店で待たせてもらっている最中、棚の中に厳重に飾られていた本を発見する。 本の存在に喜ぶマインだったが、本があまりに高価な為試し読みはおろか触れさせてすらもらえない。 自分で本を作ることを思い立ち、持てる知識を総動員して資源も技術も乏しい中世ヨーロッパのような世界において、本を一から製作することに挑むのだった。 自分が考える本好きの下剋上の良さ 極端な「俺つえー」的な展開の少なさ。 まずはこれだ。 一番に挙げるとすればこれ。 実は、冒頭でちょいちょい異世界転生を腐す発言をしてはいるものの、 自分は「異世界転生」モノ好きです。 比較的。 「俺つえー」な展開もやられまくる主人公よりはスカッとするし、どんどん強くなったり出世していったりするから。 創作の世界の中くらいは無双して、チヤホヤされて、でも驕ることなく余裕をもっているから大概の人からは好かれる、みたいな完璧な主人公が活躍する話を楽しみたい時もあるんだよ。 大人には。 でもそれも程度問題で、ご都合主義と言えるレベルになっていくると話は違ってくる。 あまりに過ぎるとバカにされている気分になるんだわ。 大概よほどのことがない限りは一度読み始めた作品は我慢強く読み切るんだけど、ムカついてもう続きは読まない作品はある。 その点、本好きの下剋上は本をたくさん読んで身に着いた知識の範囲内で無双する。 例えば転生した中世ヨーロッパにも似た世界では文明度も中世で、当然シャンプーなんてものはなく、現代の人間から見たら男女ともに髪は現代にくらべると不衛生と言えた。 しかしその世界でマインはアボカドに似た植物の実を潰して油を採取し、それと薬草や塩を組み合わせてシャンプーを作る。 見事髪がつやつやになったマインは、美容と言う分野においてその世界では優位に立つことになる。 たびたび他の人の目を惹きつけ、印象を残す。 そして、後にその簡易シャンプーに有用性、商売のチャンスを見出した商人との交渉で、マインは目的である本作りの為の交渉の材料として簡易シャンプーを使うことになる。 進退窮まったら スキルでボーン 魔法でバーン 最終的には 固有スキルor魔法でバババーン みたいな展開じゃなく、地に足を着けた知識から生じたアイデアによる優位点で「なるほど、そうなるよな」という平和的な展開で無双する。 バトル以外での無双展開、「俺つえー」展開の作品もあるが、本好きの下剋上はとりわけ現代知識の活かし方が自然だと感じた。 もちろん膨大な量の本から得た知識からくる無双だから「そんな事知ってるのかよ」と突っ込むこともあるかもしれない。 その点、マインは、きちんと知らないものは知らないので少なくとも勝ちっ放しの展開は無い。 分からなくてもめげることなく、現代では普通だった事でも今は分からないからこれから頑張って見出していこうという前向きな姿勢がマリンにあるのも良い。 その最たるものは本を作るために必須の「紙」の存在で、作り方も何となく材料も道具も知っているけど、肝心の製造工程に関しては曖昧で、マインは探りながら紙作りに挑んでいく。 本好きの下剋上において「俺つえー」展開がバランスを欠くとどうなるか。 マインが紙の作り方の詳細を知っていて、紙作りに取り掛かってから数日で紙が完成。 紙が貴重な世界で製品も製法も売りまくる……、と、とんとん拍子に桃鉄的に資産を増やしていくのも悪くはないが、やはり苦労するところは苦労してもらった上で成功してくれた方が好き。 ちなみにマインは体も極端に弱いので、目標に向かって電車道、とはいかず、一歩進んで二歩下がる、ジリジリと目標に近づいていく過程も好き。 マインがかわいい。 その理由は作画の鈴華先生の絵がかわいいからとか、マインが小さい子供だからというばかりではない。 子供の容姿ではあるが中身は22歳の女性がアイデアの実現に喜び、実現したい理想と現実とのギャップに泣く素直な感情表現には好感が持てる。 とにかく本を読むことが好きというかもはや軽く狂人の域に達している。 知識を蓄えることが目的ではなく読むこと自体を求めているという意味で真の本好きと言えるだろう。 そしてその姿勢がずっと一貫しているので傍から見ていて面白い。 このページでは漫画版の感想を書いているのだが、漫画版では原作にあった部分が削られていたりするのでマインに焦点をあてる本項では少しだけ原作に触れておく。 ある程度成長するまで、気分悪くなる恐れがあります。 と一言断りを入れている。 自分としてはマインが不潔だと判断した家族から触れられることすら嫌がることはそんなにおかしなことではないと思うんだけど、文句を言う人がいるということなのだろう。 そりゃ間違いなく家族だというマインとしての意識もあるけど、麗乃からしてみれば対面して間もない他人同然の人たちでもあるというのに。 人間的で、リアルな反応だと思うんだけど、それが漫画版では若干マイルドな表現になっていたり、あるいは全く削られてしまっていたりするのが惜しい気もする。 まぁとにかく基本的に善人ではあるけど聖人君子ではない、どこにでもいる人みたいな人物だと思う。 キャラ立ちしているのはとにかく本好きな部分。 欲望がはっきりしているキャラクターは面白い。 例えその欲望の対象があまり公序良俗に沿わないものであっても求めてやまない姿には読み手に対して何かしらの印象を与える。 キャラ自体の人格がおかしくなければそれは好印象になりやすいと思う。 リアリティを以って中世ヨーロッパあたりの世界における生活を描いている。 本須麗乃の転生先となったマインの世界は現実世界との違いとして魔法が存在しているが、それ以外は中世ヨーロッパに似た文化及び文明度だ。 日常生活で不衛生な様子も描かれているし(といっても控えめだが)、身分の違いなども描かれる。 中世ヨーロッパの不衛生さなどを知ってガッカリした経験がある人は多いと思うが、原作者の香月美夜先生もそうなんじゃないかと思わせるくらい本好きの下剋上の中で衛生環境の悪さなどについての描写がある。 まだ原作ストックはたくさんある 現在連載されている漫画は既刊4巻で第1部のようやく4分の3程度。 おそらく5巻で1部が修了するのではないか。 乱暴な計算だが、仮に1部が5巻の配分で進むように調整されているとして、現在原作は第5部まで書かれているので巻数は25巻になる。 しかし、4部と5部は1部に比べると話数が多いので実際に必要な巻数はもっと多くなるだろう。 まだまだ続く物語にワクワクを抑え切れない。 本好きの下剋上は今後も目が離せない作品だ。

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海外の反応のまとめ

本 好き の 下剋上 海外 の 反応

2017年上期のラノベ人気投票「」で、圧倒的1位だったので購入。 1冊1,000円を超えるので、まずは1巻だけ、と思っていたのだけど、あまりにおもしろいため、気がつけば、第二部まで揃えてたorz。 既刊揃えると軽く1万円を超えるんだよな。 しばらく寝不足が続きそうです……。 物語は、本のない世界に転生した読書狂が本を読むために紙やインク作りから始める異世界ファンタジー。 作中でも突っ込まれてるけれど、TOKIOかっ。 <をい 「」発なのだけど、ステレオタイプな なろう系というよりも、少女小説系の異世界ファンタジーに近い印象。 逆境に放り込まれても、前向きな性格で頑張る女の子のストーリー。 技術がなにもない世界で本を中心にいろいろなモノを生み出していくのも面白いのだけど、やはり、主人公マインのキャラが愉快すぎる。 病弱で成長が遅く見た目が三歳児。 可愛い見た目と小狡い印象さえする中身とのギャップが楽しい。 セリフ回し、単語のチョイスが秀逸で、キャラ毎の特徴や魅力を非常にうまく表現しているのんな。 このマイン、読者視点ではあきらかに幼児としては異常なのだけど、そういう読者の違和感に対するエクスキューズもうまく用意していて、クオリティは非常に高い。 クオリティといえば、中世ヨーロッパを下敷きにしている衛生環境や子供に対する風習、平民の暮らしぶりなどの見せ方も、うまいんだよなぁ。 ただ、紙を作ったりする知識が、読書狂の設定なのに、脳内にある10万3000冊の本の知識とかではなく、飽きっぽい母親に突き合わされたカルチャースクール的な知識なのはどうよ?と思わなくはなかったり。 あとは、章タイトルが直截的すぎて、「今度はパピルスに失敗するのか」と読む前に次の展開がわかるのも、まあ、そこは好みの問題か。 ……ともかく、非常におもしろく先が気になって仕方ない。 [ ] 異世界で読書狂が本づくりを目指すシリーズ第二巻。 今回は、近所の男の子ルッツと商人ベンノの協力を受け、本格的な紙づくりを始める話。 マイン、転生前は大学生だったという設定なのだけど、ベンノとのやり取りを見てると普通に優秀な社会人という感じなのですがっ。 マイン、マジ有能。 それにしても、7歳になると見習いとして働き始めるような世界とはいえ小学校に上がるか上がらないかという歳の子が、大人とやりとりしたり ちまちま作業したりしてるのは、絵面を想像するとすごく微笑ましいよなぁん。 そして、巻末に収録されている短編「洗濯中の井戸端会議」が、家族からマインがどのように見られているかを愛情豊かに語られている短編に仕立てってあって、素晴らしい。 や、本編があんな大変なところで終わっていているのに、ここでこの短編かよっ。 マジ素晴らしすぎるなっ!! [ ] グ〇コっっっっっっ!! その大事な場面でなぜグ〇コっ!! だはははははっ。 いや、洗礼式以降の展開が大笑いすぎて、なんだこれ!? 異世界で本づくりを始めるシリーズ三巻目で第一部完結。 ようやく紙づくりがうまくいったものの異世界特有の病気で倒れるマイン。 フリーダの助力で生命を永らえるものの、同時に次がないことを知らされ……。 と、不治の病で残り短い寿命を家族と静かに生きる感動的でシリアスな展開だったのに、洗礼式の一発ネタですべてを返された 爆笑。 いろいろと酷すぎる 誉め言葉。 シリーズが続いているので助かることはわかるのだけど、ほんとマジかよ、その展開。 正直、貴族に隷属するか諦めるのかの二択で、安易に第三の道を示すのは多少気にならないではないけど、いきなり凄い展開で笑った笑った。 終盤も感動的だったような気がするのだけど、グ〇コの印象しかない 笑。 ……第二部ではいろいろと大きく変わりそうだけど、さてどうなる!? [ ] 読書狂が異世界で本を作るシリーズの5冊目。 いよいよ、本が完成。 感動 T-T。 紙すらなかったスタート時点から、紆余曲折を重ね、とうとう本づくりに成功。 ただただ感慨深い。 パピルスや粘土板づくりを始めた時にはどうなるのかと思ったのだけど、まさか、ほんとうに一冊の本を作るまで来るとはっ!! 1巻の頃から考えると、すごく遠くまで来たなぁ……。 物語のほうは、平民から巫女見習いとなり、異なる常識に戸惑いながら周りを振り回していく展開。 振り回されているものの、神官長はじめ、周りの人々も温かく見守っている感じがするのも良いな。 ……ただ、そういえば、同じ身食いで同世代唯一の女友達で命の恩人でもあるフリーダがまったく登場しなくなったのだけど、立場が変わったとはいえ、えっと。 本文に書かれていないところでもしかしたら交流してるのかもしれないけれど、フリーダ、ものすごく心配してると思うのですけど……。 [ ] 読書狂が異世界でどうにか本を作りゆくゆくは司書を目指すシリーズ6冊目。 ようやく第二部ラストに向けて、悪役の神殿長が本気を出してきたっ。 次回で第二部完結なので大きく動き出そうな雰囲気を出しつつも、物語は、本格的な印刷技術を整えたりしながら、まだまだ平常運転。 ただ、シキコーザの処罰の件は、ちょっと重くてビックリ。 いや、もっとえげつない展開にしようと思えばいくらでもできるのにそうしていないので、全体に緩い感じの作風・世界観かと思ってたよ……。 そういえば、第二部になってから巻頭の地図が隣国含めた国の地図になってるのだけど、にもかかわらず、終盤になっても第一部同様に街から出る気配がまったくなくて、これはいったいどういうこと? [ ] えぐえぐ号泣。 感動の最高傑作級。 第二部完結。 エピローグ前の「決別」で、めちゃくちゃ泣けた。 ひたすら号泣 T-T。 いや、トゥーリや父さんとのやり取りがもうね。 後半はずっと涙を流しながら読んでました。 「家族を思って、溢れた魔力だから、家族のために使わなきゃダメなんだよ」。 もう、感動しかない。 ……しかし、ダームエルすら祝福されているのに、フリーダは祝福されてない件。 物語は、神殿に捨てられた子供をきっかけに、神殿長がマイン排除に動き出す展開。 大筋はオーソドックスなのだけど、デリアの扱いにはちとビックリ。 基本的に優しい世界観だと思うのだけど、たまに、シンドイ設定を入れてくるよなぁ。 ジル様の正体に関しては、バレバレすぎて「ですよねー」という感じしかないのだけど、そのせいで、大きく状況が変わる第三部もめちゃくちゃ楽しみですっ!! [ ] 本好きシリーズ8冊目、第三部スタート。 家族を守るためにそれまでの人生を捨て領主の養女となったマイン改めローゼマインは、新しい生活に戸惑いつつも本づくりに邁進する……。 と、領主のジル様を見る限り、そう悪いことにはならないだろうとは思っていたのだけど、新しい家族も含め、みんないいひとなんだよな。 そして、あそこまで感動的な別れを演出したので下町の人々との付き合い方も大きく変わるのかと思ってたら、おいっ 笑。 もうちょっとマインを追い込んでもいいと思うのだけど、ほんと優しい世界なんだよなぁ。 こうして始まった第三部だけど、印刷業も貴族生活も順調で、敵や問題が感じられない。 そのため、いままでと比べて物語の向かう先が今一つわからないなー。 あとがきによると、病気治療の名目でファンタジーっぽいクエストを始めそうな感じだけど。 [ ] 本好きシリーズ9冊目。 隣町ハッセの孤児を助けたローゼマイン。 しかし、それが領主の権力をかさにハッセを窮地に追い込む行為と知り……。 平民から貴族になった変化を、貴族社会での苦労ではなく大きな権力を持ってしまったことの戸惑いとして描くのは、なかなか面白いな。 ただ、それにしても、中世ヨーロッパ風世界なので貴族と平民の階級社会があるぐらいに考えてたのだけど、魔力に起因する貴族と平民、上級と下級貴族の力の差は圧倒的で、なるほど、魔力の量が強さと階級に直結する『聖闘士星矢』的な階級制度だったのか。 最強の領主に匹敵する魔力を持つローゼマイン。 そりゃローゼマインに敵対する勢力なんていないよ。 <をい 薬の材料を探すためのクエストも始まったけれど、ファンタジー的なクエストは、正直、私の求めるものと違う感じ。 どうせなら、ローゼマインが コスモ魔力を燃やして他の貴族と闘う展開が読みたいです。 <ちげー [ ] 本好きシリーズ10冊目。 貴族の子供たちが集まる子供部屋で、ローゼマインの教育改革がはじまる……。 中身が大人とはいえ、いちばん小さくて教育を受ける立場なのに、完全に先生の立ち位置なのが笑う。 いや、孤児院改革から対ヴィルフリートもそうなんだけど、本を流行らせるために識字率を高めるという個人的な野望があるとはいえ、どう見てもおかしくて笑えるよなぁん。 そういえば、この作品の特筆すべきは、これだけ長いシリーズなのに、場当たり的な設定がなく、基本的な設定もラストまでのおおまかなプロットも、おそらく最初に考えて物語が綴られているように見えるのが凄い。 いや、紙づくりから始めた序盤は、どうみてもタイトル詐欺かと思っていたのだけど、今や、文官になれば司書になれることが明示されてるし。 ハッセの罰は、……領主一族が領民の生殺与奪の権利を完全に握っている世界というのは、めちゃくちゃ凄いな。 そりゃ、逆らったら町丸ごと処分という発想になるのもわかる。 [ ] シリーズ11冊目、ゲオルギーネ来訪。 ジル様の姉で元領主候補、現在は格上領地の第一夫人。 ゲオルギーネ以外はクエストや印刷業も順調で平常運転。 そいえば、ローゼマインの側近の中では、いまいち影が薄いと思っていたアンゲリカが、成績上げ隊以降、一気にキャラが立ってきたな。 もともと、イラスト付きだと見た目と中身のギャップが大きくて楽しいのに、文章だとその魅力がいまいち発揮できてなかったのだけど、ポンコツなエピソードが増えてきて、かなり愉快なキャラになってきてるなー。 あとは、ダームエルとブリギッテは、障害に挫けない恋愛模様が楽しい。 でも、魔力が釣り合わないと恋愛対象にならないという世界観は、いろいろ凄いよな。 例えば、あれだけ仲良いマインとルッツは身分を乗り越えても結婚できないんだぜ。 しかし、マインって中身は大人のはずなのに、ルッツとのやり取りが物凄くお子様なのはいったい……。 [ ] 二年って、まさかそんな飛ばし方するとは。 そゆわけで、第三部完結。 妹シャルロッテが登場、はじめての妹に大喜びするローゼマインだが……。 と、第三部のメインストーリーだった薬を作るためのクエストも終了し、いよいよ物語はクライマックス。 いやー、姉を神聖視するシャルロッテが可愛い可愛い。 特に、短編のほうでどんどん加速する神聖化が好きだわ。 そして、おじい様ってこんなキャラでしたっけ!? 巻末漫画と合わせて愉快すぎるっ!! あとは、ダームエル……。 クライマックスに向けての、派閥に関するあれこれや、ヴィルフリートの扱いに関しては、ちょっと描かれ方が微妙な感じもするのだけど、それにしても、ローゼマインは愛されてるな。 ……なにはともあれ、次は、第四部、貴族院か。 ローゼマインの聖女伝説に期待するしかないっ!! [ ] この世界に、まさか司書が実在しているとは……。 第一部で紙を自作してたことを考えると、隔絶の感があるな。 ビックリだ。 第四部スタート。 この第四部は、ローゼマインが貴族の子弟が学ぶ学校で活躍する話か。 眠っていた二年間の出来事を振り返りつつ短期間で入学準備を進める前半も興味深かったけれど、なんといっても、進学先の貴族院の設定がいろいろと面白い。 領地ごとに順位がついていて、その順位で上下関係が変わるとか、どういう設定だ 笑。 図書館と司書の存在も興味深い。 そして、その中で無双しまくるローゼマイン。 二年眠っていたにもかかわらずの天才ぶりは、ほかの生徒からしたら化け物以外の何物でもないよな。 第四部になって、他領がいろいろ出てきたり、なんといっても王子が登場したりして、いきなり世界が広がった感じもして、今後の展開も非常に楽しみ。 や、王子とか、ローゼマインに巻き込まれ振り回されまくる予感しかしない 笑。 [ ] 引き続き、貴族院での学園生活。 マイペースに図書館通いをしようとするローゼマインに、周りの学生たちが振り回される展開。 予想通りの内容で、おもしろいおもしろい。 特に、トラウゴットのエピソードとか、ローゼマインの性格がよく表現されていておもしろいよね。 また、この貴族院、現代日本にあるような学校ではなく、貴族政治の前哨戦としての性格を強く打ち出した設定は上手いよね。 いや、なろう系異世界ファンタジーって、何故か学園モノをやりたがる傾向があるように思うのだけど、大体つまらないのよ。 それが、この作品では、ありがちな学園生活ではなく、政治力による戦争のような形になっていて素晴らしい。 ただ、予想通りは予想通りの展開なので、微妙に物足りなさも感じるかしらん。 や、いったんエーレンフェストに戻ってきたりのするので、今後は、もちょっといろいろな展開があるのかしらん? [ ] 号泣 T-T。 ルッツとのやり取りがもう泣ける。 感動しかないっっっ!! さて、読書狂が異世界転生する本シリーズ。 主人公ローゼマインの貴族院での生活を描いた第四部も今回で1年目が終了。 学校生活は、入学した第四部開始当時に比べると、いまひとつ波乱も少なく面白みに欠ける印象は否めないかな。 いや、ハンネローレ様との絡みは面白かったりするんだけど。 ……それよりも、うわぁ、やっぱり戻ってきてからのルッツとのやり取りが泣けた。 もう、ひたすら号泣ですよ。 大号泣です。 しかし、ローゼマインの恋人役はてっきりルッツかと思っていたのだけど、ここでヴィルフリートの参戦にちょっとビックリ。 あと、アンゲリカは本文の様子と挿絵の綺麗さのギャップにいつまでも慣れない 笑。 本文でも美少女となってはいるんだけど、やっぱ、こういう内面と外面のギャップは挿絵があるとめちゃくちゃ破壊力高まるよなぁ。 [ ] 祝アニメ化! この巻の発売と同時にアニメ化が発表されたのだけど、物語世界でだいぶ月日が流れたこの最新刊でも、せいぜい小学生低学年程度の外見であるマインのちまちま頑張る姿が、今から楽しみでたまりません。 小説以上にビジュアルと中身のギャップが凄くて楽しいと思うのですよっ!! それはともかく今回は、貴族院二年目、ローゼマイン無双再び。 一年目と同様、ちょっとした行動で騒動を巻き起こすローゼマインが楽しすぎるっ!! ……いや正確には、ローゼマインの騒動よりも、ローゼマインたちの報告をうけて右往左往する大人たちがマジ最高っっっ!! この1冊はエピローグのためだけにあるといっても過言ではないよなぁ。 とにかく、エピローグの大人たちがめちゃくちゃ楽しすぎるっっっ!! あと、何気に印象的だったのは、巻末短編「旧ベルケシュトック寮の探索」。 フェルディナンドの在学時代のエピソードも含め、ヒルシュール先生がなかなか重いよなぁ。 さすがにこのまま何年も貴族院編をやるのはバランス悪いと思うのだけど、アーレンスバッハも仕掛けてきたようだし、そろそろなにか動きがあるのかしらん? [ ] 貴族院の二年目も後半。 ここにきて政争に発展しそうなフラグが立ちまくりで、いよいよキナ臭くなってきたなー。 ローゼマインの周辺はコミカルな展開が多いので忘れがちだけど、この世界って、王位をめぐる派閥争いで大量の粛正が繰り広げられるような血生臭い世界なんだよなぁ。 いやぁ、王族に嫁ぐエグランティーヌ様も巻き込んで、血みどろの凄惨な争いが起きても不思議じゃない。 せっかく、派閥争いを回避するために一歩引いたのに、エグランティーヌ様。 がくがくぶるぶる。 ……しかし、ローゼマインは、司書になるつもりだったのが、フラグ的には、なんだか王様を目指すことになりそうなんですけど 笑。 とにかく、今回はフラグ立てまくりという感じだけど、第四部はまだまだ続くのか。 次は、三年生? [ ] 第四部完。 フェルディナンドとの別れ T-T。 突然持ち上がったフェルディナンドとディートリンデとの縁組で、フェルディナンドが敵地・アーレンスバッハへ旅立っていくという展開なのですが、いやぁ、フェルディナンドは、完全にローゼマインの家族になってたんだなぁ。 ルッツとの距離感と比べて、今のフェルディナンドとの親密さに、今更ながらビックリでした。 そのフェルディナンドが去り、ここからいよいよ最終章へ突入していくのか。 一方で、今までの家族との別離と比べるとそこまでの悲しさを感じなかったりするんだけど、ローゼマインも、今では側近はじめ多くの人に支えられているんだよな、とそんなことを思ったりも。 収録されてるリヒャルダ視点の短編「息子の出立準備」を読むと、ラスボスに見えるゲオルギーネも、必ずしも悪役というわけではなさそうだけど、うーん、やっぱ、アーレンスバッハでフェルディナンドが幸せになる未来は見えねーよな。 ただ、ゲオルギーネはともかく、ディートリンデは頭が弱いので、フェルディナンドの敵としてはどーよって気はしてならないんだけどなぁー。 女神の化身になって無双しまくるローゼマインに第五部も大期待です。 [ ] シリーズ最終章「女神の化身」編、スタート。 最終章ではあるけれど、この第一巻は、特に波乱もなく貴族院の続き。 三年生になったローゼマインは、相変わらず騒動を巻き起こしながら、貴族院の様子をふつーにフェルディナンドに報告したりしていて、いやー、前巻でまるで今生の別れのような雰囲気を強調していたのに、フェルディナンドの関係がそんなに変ったように見えないぞ 笑。 ……『本好きの下剋上』って、わりと権謀術数あふれる情が薄い世界観なので、ローゼマインが家族扱いしてる一方で、フェルディナンドがすでに敵側についていないか、ハラハラする。 そもそも、フェルディナンドが本気になったら、アーレンスバッハの実権を握るぐらいできるんじゃね? ユルゲンシュミットの政体って、本来は、実力次第で簡単に権力を握りやすい構造なんだし。 フェルディナンドはともかく物語のほうは、当分はローゼマインの争奪戦みたいな展開かしらん? 早く、「女神の化身」として覚醒するローゼマインが見たいですっ!! [ ].

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本 好き の 下剋上 海外 の 反応

読みやすい文体で、初めてのライトノベルにもおすすめの人気シリーズ! ある日、地震による事故で死んでしまった本好きの女子大生・麗乃が、異世界の幼女・マインとして目覚める。 本を読みたい… しかしこの世界には本が無かった! (あるけど高価すぎて手に入らない。 貧しい家の娘であるマインは、どうしても手に入れたい本のために決意! 「本がなければ、自分で作ればいい。 」 本を作るには紙作りから、紙を作るには道具作りから、素材集めから… 病弱・虚弱で無理をするとすぐに倒れてしまう体で、目標のために邁進するマインの姿が本作の魅力。 そして徐々に彼女の行動が周囲の人たちに影響を与え、スケール感を増しながら展開される物語には引き込まれることうけあいです!• 購入済み すごい小説です taaso 2019年11月15日 異世界転生ものです。 が、エルフもゴブリンもスライムも登場しません。 勇者も魔王も 比喩を除いて 出てきません。 魔物や冒険者のABCランク分けも、冒険者ギルドなどというのとも、まったく無縁です。 スキル、ステータス? 何のこと? の世界です。 魔力、魔法は出てきますが、おそらく他に類を見ない扱われ方です。 何が言いたいのかというと、世に溢れるテンプレ異世界転生ものに辟易して敬遠している方々、この作品を敬遠する理由はありません。 そしてとにかく、独自の世界とキャラクター、ストーリーが、面白い。 どうしてこんなことを思いついたのかと不思議になるほど、「本好き」という設定がストーリーの隅々にまで意味を持っている。 すごい小説です。 ネタバレ Posted by ブクログ 2019年12月12日 読み終わるのに3週間かかった笑 超大作です。 なろう出身の小説で、本に潰されて死んだ主人公が異世界に転生したものの、 体の弱い子供で、しかも本がほとんどない世界。 本がないと生きていけない(精神的に)主人公はなんとか紙を作って本を作ろう としますが、体が弱すぎて何度も死にかけ・・・という話ですが、 途中6回ぐらい号泣する箇所があり、 家族の絆で心臓がぎゅーっとすることがあり、もうすっごい引きずるぐらいのめり込みましたが、最後は思ったよりもあっさりして、でもハッピーエンドでとてもよかったです。 個人的にはハルトムートとダムエルがツボ笑 最近はアニメにもなって、主人公の声がどんぴしゃ、もう最高。 是非アニメも最後までやってほしいです(終わるのに3年以上かかりそうだけど).

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