拝見させていただきました。 「拝見する」という敬語の正しい使い方

拝見させていただきます /文例・敬語の使い方・意味

拝見させていただきました

「拝見していただく」「拝見していただきありがとうございます」って正しい?間違い? ビジネスメールにつかっても問題ない? とご心配のあなたへ。 まずは結論。 「拝見していただく」「拝見していただきありがとうございます」はどちらも間違い敬語であるため上司や目上・取引先につかうのはNG。 正しい敬語の使い方としては。 あるいは。 」「ご覧いただきありがとうございます」などがあります。 それではその根拠をくわしく解説していきます。 拝見(読み:はいけん)の意味は・・・• 見ることをへりくだっていう語。 つまり「見ること」の謙譲語ですね。 「見る」に謙譲表現「拝」をくっつけているため上記の意味になります。 身近な「拝見」のたとえ・例文 日常シーンではほとんど使うことのない「拝見」ですが… 「拝見」って一体どんなシーンでつかえるのかというと身近ではたとえば…• ホームページを見た というとき「貴社ホームページを拝見しました。 」or「拝見いたしました」• Facebookの投稿を見た というとき「部長のFacebookを拝見させていただきました。 」or「拝見しました」or「拝見いたしました」• テレビCMを見た というときに「貴社のテレビCM拝見いたしました。 商品の魅力がわかりやすく伝わる、すばらしいCMでしたね!」• 他人あての手紙を見たい というときに「失礼ながら、お手紙拝見したく存じます。 」 こんなシーンでつかいます。 敬語をつかっているため実際にはもっと丁寧で「 つつしんで見る」の意味になります。 したがって「拝見していただく」だと意味は「見ていただく」となり、日本語としてはなんとな~く正しいような気がします。 しかし。 敬語の使い方に誤りがあるため結局のところは間違い敬語ということになります。 そもそも謙譲語「拝見」はいったい誰を立てているのか(敬っているのか)という点についてみておきます。 たとえば。 この「拝見」はあなたが見たホームページを公開している会社を立てていることになります。 あなたが三菱商事のホームページを見たのであれば「三菱商事」という会社や社員の人たちを敬ってつかっています。 決して目の前にいる相手を立てている訳ではないのですよね。 あるいは。 東レが求人広告を出していれば「東レ」という会社やそこに属する人たちを敬ってつかっているのですよね。 さらに。 もし上司が資料をつくったのであれば上司を。 取引先がつくったのであれば取引先を。 それぞれ敬ってつかっているのですね。 結果として「拝見していただく」だと相手を立てるのではなく自分を立てることになってしまいます。 この場合、決してメールをおくった先である上司や顧客を立てている訳ではありません。 もし上司なり目上・取引先に資料やメールを見ていただけましたか?と確認・催促するのであれば・・・• べつの角度から「拝見していただく」が間違い敬語である理由を解説していきます。 マニアックすぎるので敬語について細かく知る必要のない方は読み飛ばしましょう。 謙譲語「~していただく」の使い方 「~していただく」は「~してもらう」の敬語(謙譲語)として使われます。 たとえば、• 例文「対応していただけますか?」• 例文「先生に指導していただいた。 例文「確認していただけますか?」• 例文「いつも利用していただきありがとうございます。 」 のようにして使われます。 「お(ご)~していただく」は間違い敬語 ところが…• 」 は間違い敬語とするのが妥当です。 なぜなら「対応・指導・確認」という語に「お(ご)~する」という謙譲語の基本形をくっつけているように見えるから。 謙譲語「お(ご)~する」をつかうと「自分がご対応します!・ご指導します!・ご確認します!」という意味になります。 したがって。 上司なり目上の相手に「~してもらう」という意味ではなく「自分が~することをもらう」という意味不明な日本語になります。 ようは「お(ご)~していただく」をつかうと、相手を立てるのではなく自分を立てることになってしまうのですよね。 「~していただく」は正しいものの謙譲語「お(ご)」をくわえて「お(ご)~していただく」とするだけで別の意味・敬語の使い方になってしまうのです… ちなみに。 正しい敬語にするには以下のように「して」の部分を取り除けばよいだけです。 ややこしければ謙譲語「お(ご)~いただく」をセットで覚えておくとよいでしょう。 /指導していただいた。 「拝見していただく」も「お(ご)~していただく」とおなじく変な敬語になる で。 ここまでの復習で頭のよい皆様はお分かりと思います。 「~していただく」は正しいものの謙譲語「拝見」をくわえて「謙譲語+していただく」とするだけで別の敬語と意味になってしまいます… 「~していただく」に謙譲語「お(ご)」をくわえて「謙譲語+していただく」とする使い方とおなじく、ヘンテコな敬語になるのですよね… 正しくは「拝見しました」「拝見いたしました」 以上のことから。 「拝見」の正しい使い方としては「拝見しました」「拝見いたしました」です。 あるいはシーンによって「拝見させていただく」をつかってもよいでしょう。 それ以外はありません。 こうすると意味は「見ました」の敬語(謙譲語)ということになります。 タイトルに対する結論は以上。 ここからは「拝見」の正しい使い方についてとビジネスメール例文を紹介します。 ご興味あるかたのみどうぞ。 「拝見」の丁寧な使い方.

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「拝見いたしました」は間違いか|正しい敬語表現と例文

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「拝見」の正しい使い方は、「拝見します」です。 「拝見する」といった意味の敬語を使う際には、ついつい「拝見いたします」と言ってしまいがちになりますが、それは厳密にはNGとなるのです。 ですから、これから「拝見する」といった敬語を使う際には、「拝見します」という風にシンプルに使っていくと良いでしょう。 でもなぜ、「拝見いたします」はNGなのでしょうか? 「拝見いたします」は二重敬語になる 「拝見いたします」は、二重敬語になります。 ですから、「拝見いたします」というのはNGなのです。 「拝見」が既に、「見る」の謙譲語となっています。 それなのにそこに、「する」と言う言葉の謙譲語である「致す」が入ってくると、謙譲語に謙譲語がついて二重敬語になり、回りくどくなってしまうのです。 ですから、シンプルに「拝見します」と使うのが一番なのです。 「拝見させていただきます」も敬語としては間違い 「拝見いたします」がNGということは、当然、「拝見させていただきます」も敬語表現としては間違いになります。 「拝見させていただく」も、「拝見」と「させていただく」という謙譲語がくっついた言葉となっているので、これも当然二重敬語と言えます。 ですから、回りくどい表現になってしまうので、敬語表現としては正しくないのです。 二重敬語は相手をバカにしていると思われる そもそも二重敬語だと何故いけないのかと思う方もいるでしょう。 多少回りくどくなったとしても、丁寧に表現しているのだから良いではないかと思うものですが、あまりに丁寧にしようとすると、相手はバカにされていると感じてしまう場合があるのです。 よって、二重敬語は良くないとされています。 こんな理由から、拝見を使う際にも、二重敬語にならないように気をつけないとならないのです。 「拝見」は自分が見る時にだけ使う 「拝見する」という敬語は、謙譲語です。 という事はつまり、自分を下げて相手を高めるような言葉だと言えるのです。 それがどういう事かと言いますと、その言葉を自分以外に対して使ってしまうと、すごく失礼になってしまうのです。 例えば上司などに「こちらの書類は拝見されましたか?」と聞くと、逆に上司を下げて自分を高めている表現になってしまうのです。 自分以外には「ご覧になる」という表現が適切 謙譲語である「拝見する」は、自分にしか使えない敬語です。 では、「見る」という意味の敬語を自分以外に使いたいときにはどのような表現をしていくのが良いのでしょうか?自分以外の人が「見る」を敬語で表現するのであれば、「ご覧になる」や「ご覧くださる」等が適切です。 こちらの書類は「ご覧くださいましたか?」と聞けば、相手を高めているので失礼になることはありません。 「見る」の敬語である「拝見する」は二重敬語にならないように自分に対して使う 「拝見する」という敬語の正しい使い方のご紹介でした。 「拝見する」を敬語として使う際には、二重敬語にならないように気を付けて、自分だけに使うようにしてください。 そうすれば自然と正しい使い方をしていけることでしょう。 ちょっとした言葉遣いの違いで印象が悪くなるのがビジネスの世界ですので、ぜひ参考にしてみて下さい。

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「拝見していただく」は間違い敬語?「拝見」の正しい使い方

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社会人になると、敬語やあらたまった言い回しなども使いこなして、コミュニケーションを取る必要があります。 自分と立場や年齢が異なる人と会う機会も多く、基本的には自分よりも年齢や立場が上の人には、敬語を使うのがマナーとされているためです。 敬語やビジネスシーンならではの言い回しは、日常生活では使用する機会が少ないため、意味や使い方を正しく理解しきっていない方も、少なくないと予想できます。 時には、自分では敬語を話しているつもりでも、二重敬語などの誤った使い方をしている可能性もあるため、曖昧な理解のまま敬語を使ってしまわないよう、注意する必要があります。 今回は、ビジネスシーンで頻繁に使われる敬語ながらも、意味や使い方を間違いやすい敬語の1つである、「拝見いたしました」をテーマにして、意味や使い方について考えていきます。 「拝見いたしました」の意味・使い方 まず始めに、「拝見いたしました」という言い回しの、基本的な意味や使い方についてご紹介していきます。 「拝見いたしました」は、正しい意味や使い方を覚えておけば、目上の人に対しても使用できる言い回しなので、この機会にぜひ、意味や使い方を覚えて、使いこなせるようにしておきましょう。 「拝見いたしました」の意味 早速、「拝見いたしました」とはどのような言い回しなのか、基本的な意味について確認していきましょう。 「拝見」の意味 「拝見いたしました」の意味を考える際、「拝見」と「いたしました」にわけて考えることができます。 まずは、「拝見」の意味について、下記の解説を参考に考察していきます。 見ることをへりくだっていう語。 謹んで見ること。 上記の解説から、「拝見」という言葉は、「見る」の謙譲語だと予想できます。 「謙譲語」とは、自分の言動を謙って表現することで、相手への敬意をあらわす表現を意味します。 「いたしました」の意味 続いて、「いたしました」についても意味を確認していきましょう。 「いたしました」は、もとの形は「いたす」という言葉だと考えられます。 「いたす」の意味は、以下のようになっています。 「する」の謙譲語。 自己側の動作を低めて言ったり、改まった気持ちで言ったりすることで聞き手に対する敬意を表す。 多く「いたします」の形で用いる。 上記の解説から、「いたす」という言葉もまた、「する」の謙譲語だと読み取れます。 「いたしました」は、「いたす」より丁寧な形で表現した言葉だと言えそうです。 上記の見解から、「拝見いたしました」は、「見ました」などの言葉を謙って表現した言い回しだと言えるでしょう。 「拝見いたしました」の使い方【1】:メール 「拝見いたしました」という言葉は、見るものを対象に使われる言葉です。 メールの場合は、文章を読むものですが、場合によっては「拝見いたしました」という言葉が使われます。 「読む」の場合は、「拝見」とは異なる、「拝読」という謙譲語が存在しますが、「拝見」の方が使用頻度が高い言葉だと予想できます。 そのため、本来なら読むものであるメールに対しても、「先程のメールを拝見いたしました」といった形で使用されるケースがあります。 「拝見いたしました」の使い方【2】:拝見いたしましたところ 続いて、「拝見いたしました」を使用した言い回しの1つである、「拝見いたしましたところ」という言い回しについてご紹介していきます。 「拝見いたしましたところ」という言い回しは、単に資料などを見たり文章などを読んだりしたことを報告するだけでなく、資料などを見た上で何か気付いた点があった場合などに使われる言い回しだと予想できます。 具体的な使い方としても、「頂いた資料を拝見いたしましたところ、〇〇の数字について気になる点がございました」といった指摘をする際などに使用できると考えられます。 「拝見いたしました」の使い方【3】:拝見いたしましたが 上記で、「拝見いたしました」の意味についてご紹介しました。 「拝見いたしました」は、「見る」と「する」をそれぞれ謙譲語や丁寧な表現にしている言葉なので、一見するととても丁寧な敬語という印象を覚える方も多いでしょう。 しかし、文法としては、「拝見いたしました」は間違いだとする見解もあります。 冒頭でも触れましたが、敬語は何重にも重ねて使うと、「二重敬語」や「過剰敬語」と呼ばれる誤った使い方だと見做されるケースがあります。 そのため、「拝見いたしました」という言い回しも、「見る」と「する」の謙譲語が2つ使われていることから、「二重敬語」とする声も存在します。 文法的には間違いでも普及はしている 二重敬語になるという理由から、「拝見いたしました」という言い回しは、文法としては間違いということになります。 しかし、「拝見いたしました」という言い回しは、ビジネスシーンでは使用する方も多く、一般的にも普及している言い回しとなっています。 そのため、相手や状況によっては、文法上間違いとされていても、「拝見いたしました」という言い回しを使用しても問題ないという見解も存在します。 ですから、「拝見いたしました」という言葉については、そこまで意識せず使用しても問題のないケースが多いと予想できます。 「拝見いたしました」と「拝見させていただきました」の違い 上記でも何度か触れていますが、「拝見いたしました」は、二重敬語となるため文法上は誤っていると見做されるものの、ビジネスシーンなどでは普及している言葉でもあります。 そのため、上司などに対して、「拝見いたしました」という言い回しを使っても良いものか、頭を悩ませる方も少なくないでしょう。 一般的には、「拝見いたしました」は、文法としては正しくない言い回しですが、普及している点や言われて不快に感じる人が少ないと予想される点から、目上の人に対して使用しても問題ないと言われています。 しかし、言葉遣いに厳しい上司などの場合は、「拝見いたしました」を使うと、指摘される可能性があります。 ですから、「拝見しました」などと上手く使い分けるのも1つの方法と言えるでしょう。 「拝見いたしました」の敬語 続いて、「拝見いたしました」の敬語表現について考察していきます。 結論から申し上げると、「拝見いたしました」は、「二重敬語」に分類されるほどの言い回しなので、すでに十分丁寧な敬語となっていると言えるでしょう。 上記でご紹介したように、「拝見」という言葉は「見る」の謙譲語となっており、「いたしました」の原型となる言葉も「する」の謙譲語の「いたす」だと言われています。 ですから、「二重敬語」にならないように言い回しを変えるケースはありますが、「拝見いたしました」をさらに丁寧な言い回しにする必要はないと言えるでしょう。 「拝見いたしました」の状態で、既に十分な敬語表現となっています。 文法上正しい敬語は「拝見しました」 一般的に普及しているため、問題なく使えると言われている「拝見いたしました」という言い回しですが、正しい言葉遣いにこだわりたい場合は、「拝見しました」という言い回しにすることをおすすめします。 「拝見しました」は、「見る」の謙譲語の「拝見」に、「する」を丁寧に表現した「しました」を加えたシンプルな言い回しとなっており、「拝見いたしました」のような「二重敬語」ではありません。 ですから、正しい言葉遣いで話したい場合は、「拝見しました」という言い回しを選んだ方が確実だと言えるでしょう。 「拝見いたしました」のビジネスメールでの使い方 最後に、「拝見いたしました」のビジネスメールでの使い方についてご紹介していきます。 これまでご紹介してきた「拝見いたしました」の意味などから考えると、ビジネスメールで「拝見いたしました」を使用する際の基本的な使い方は、何かを見たり目を通したりしたことを報告する使い方だと言えるでしょう。 例えば「先日お送りしていただいた資料を拝見いたしました」「新しいプロジェクトの企画書を拝見いたしました」といった形で使用します。 また、「拝見いたしましたところ」「拝見いたしましたが」という表現を用いることで、見たものや目を通したものに対して、指摘を入れたり質問をしたりすることが可能になります。 「先日お送りいただいた資料を拝見いたしましたが、〇〇の数値についてお尋ねしたい点がございます」といった言い回しで使用することもできます。 いかがでしたでしょうか。 今回は、「拝見いたしました」という言葉をテーマにして、意味や使い方、敬語表現などを考察・ご紹介しました。 「拝見いたしました」という言い回しは、文法としては誤っているという説もあります。 「拝見」と「いたしました」が、それぞれ謙譲語となっており、「二重敬語」となってしまうためです。 しかし、「拝見いたしました」は、既にビジネスシーンなどでも多くの方々が使用しています。 「拝見いたしました」は一般的に普及している言い回しとなっており、文法上は誤っていても、ビジネスシーンなどで使用しても問題ない言葉であるとも言われています。 ですから、「拝見いたしました」は、ビジネスシーンで使用しても良い言葉となっています。 しかし、言葉遣いにこだわりを持っている上司などに対しては、「拝見しました」などの言い回しを使った方が良いこともあります。 意味や使い方を覚え、場面ごとに適切に使用できるようにしておきましょう。 ドライバーの仕事情報を探す 現在転職先にトラックドライバーを考えている方は豊富なドライバー求人を案件を持つドライバーワークスへ!.

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