仕事辞めたい！新卒半年ほどで会社を辞めてよかった理由
TOPICS• 新卒1年目で仕事を辞めてはいけない 新卒1年目で仕事を辞めたいということって、周りの人には中々相談しにくいですよね。 それは、「せっかく新卒で入った会社なのに辞めるなんてもったいない」とか、「そんな短期間じゃ、まだ仕事の良い部分はわからない」とか、「忍耐が足りないんじゃないか」とか、様々な理由で 辞めてはいけないと言われることが目に見えているからだと思います。 実際に 辞めるということに対して否定的な意見を言ってくる人は非常に多いです。 これは、特に高度経済成長期を経験してきた年配の人に多い意見です。 昭和時代にバリバリと働いていた世代の人たちには、 年功序列という価値観が根付いているので、とにかく１つの会社に長く居続けることを良しとします。 昔はそうして序列をあげることで、良い役職や高い給料をもらえたので、年配の方たちにそういった価値観が根付くことはごく自然なことです。 逆に日本国内の経済成長が飽和してしまった今、長く勤めれば好待遇が得られるといった事実はもう過去の幻想です。 令和時代に働くあなたは、しっかりとこのことを理解し、あまり他人の意見に惑わされないようにしましょう。 新卒1年目で仕事（会社）を辞めてはいけないということは絶対にないので、あなたが辞めたいと思っているその意思を1番に尊重するべきです。 仕事を辞めたい理由とその対策 まずは、あなたが なぜ仕事（会社）を辞めたいのかをよく考えてみましょう。 人間関係が良くない 仕事を辞めたい理由として多くあげられるのが、 人間関係です。 あなたの会社の人間関係はどうですか？ 周りの先輩社員や上司、取引先の人たち、仕事をする上で関わる人は非常に多いのではないでしょうか？ そんな中で、人間関係は良好だと言える人はとても素晴らしいことだと思います。 それだけで、会社を辞めない理由になり得ます。 それだけ、職場の人間関係を良好に保つというのは難しいことなのです。 人間関係がよくないという人は、なぜそう思うのかをよく考えてみるといいです。 特定の苦手な人がいるのであれば、なぜ苦手に感じるのか？苦手を克服する方法はないか？距離を置くことはできないか？考えてみましょう。 どこの組織に行っても、苦手な人の1人や2人はいるものです。 改善する方向で動いて、それでもダメなら辞めるくらいのスタンスでいると、苦手な人と関わるときの気持ちも変わってくるかもしれません。 そもそも会社全体の人たちが作り出す雰囲気やノリが自分に合っていないということも考えられます。 その場合は、無理して今の会社の雰囲気に合わせるより、職場を変えた方が、気持ちよく働ける可能性が高いです。 待遇が良くない 労働時間が長すぎたり、労働に対しての給料が見合っていなかったりと、実際に働いてみると待遇に対する不満がでてくることがあります。 新卒社員は会社で働くという経験が浅く、その会社しか知らないので、待遇に疑問を持ちながらも、そんなものかとなんとなく目をつぶってしまう人が多いです。 入社する前の募集要項と実際の労働環境が全然違うといったことがあれば、それは労働基準法に違反していることになるので、労働基準監督署に相談するなど、法的な処置をとる必要があります。 前提として、あなたはその会社の募集要項に納得して入ったはずなので、労働環境がそこまで悪いわけじゃないけど、待遇に不満があるという場合は、積極的に上司に相談してみるといいです。 良い会社は、新卒社員を大切に扱うので、新卒社員の意見にしっかりと耳を傾けてくれるはずです。 ただ、あくまでも意見を述べるのであって、それがただのわがままになってしまっては意味がありません。 例えば、新卒社員のあなたが不満に思っていることは、他の新卒社員も同じように不満に思っている可能性があります。 その多くの新卒社員の不満を解消できれば、新卒社員の離職を防ぐことができたりして、会社にとっても大きなメリットになります。 要するに、あなたがもつ不満を新卒社員の多くがもつ可能性がある不満として捉え、どのようにすればその不満が解消できるか考え、会社を良くするための提案として、上司に相談を持ち掛けるのです。 モチベーションが上がらない 就職活動を頑張って、内定をもらって、さあ、 これからバリバリ働くぞ！ と希望を胸に働きはじめたけど、もうすでにあの頃のモチベーションがない。 なんてことは、よくあることです。 仕事に関わらず、高いモチベーションを保ち続けるのってとても難しいことです。 特に仕事は、学校と違って学年の区切りや入学や卒業といったイベントがなく、会社を辞めない限り、淡々と続いていくので、その中で自分がモチベーションを上げられる要素を見つける必要があります。 分かりやすい要素としては、昇給や昇進、プロジェクトの達成などがあげられますが、新卒1年目だと昇給や昇進は期待できないし、それほど達成感のある仕事を任されることも少ないので、モチベーションを保つのが難しいです。 そんなときは、目標となる先輩社員を見つけるといいです。 1年上の先輩でもいいですし、5年目や10年目くらいの先輩でもいいです。 社内にイキイキと楽しそうに仕事をしている先輩はいませんか？ 私もそうでしたが、1年目よりも2年目、2年目よりも3年目のほうが、仕事は確実に面白くなっていきます。 それが垣間見れるのが、やっぱり先輩社員の仕事ぶりです。 あなたの会社に目標となる先輩社員がいるのであれば、その対象となる人と同じ年数まで働いてみてから、辞めても遅くないです。 そういった目標となる先輩社員がいない場合は、そもそもあなたの思い描く理想と今の会社や仕事とのギャップがあるということなので、あなたの理想とは何かをよく考えて、それを実現できる会社や働き方をもう一度模索してみる必要があります。 【実話】1年目で「仕事辞めたい」と上司に言ったらこうなった ここで、私の体験談をお話します。 私は、東京都内のとある広告系の会社に新卒で就職しました。 地方の大学を出て東京で就職先を探していたこともあり、就職活動には結構苦労したので、内定をもらえたときはかなり喜びました。 入社して半年くらいは研修期間で、座学の研修を受けたり、いくつかの部署に1週間ずつ在籍したりと、慣れない環境にストレスを感じつつも、新しい出会いが沢山ありとても刺激的で楽しかったです。 また、そのころは早く仕事を覚えたいという高いモチベーションをもち、何事にも一生懸命でした。 入社から半年後の研修期間が終了した頃には、先輩社員と同じ内容の仕事を少しずつやるようになりました。 このころも、早く先輩のように仕事をテキパキとこなせるようになりたいと、まだ高いモチベーションを保っていました。 しかし、入社から10ヶ月もすると環境にも仕事にも慣れて、同じ仕事を繰り返すことに苦痛を感じてきました。 ここで、初めて私は 転職を考えるようになります。 前述したように、入社して1年目で会社を辞めるのは、反対されることが目に見えていたので、あまり周りの人には相談していませんでした。 そして、辞めたいと思っているのに、会社に居続けるのがさらに苦痛になってしまい、悩んでいるくらいなら、とりあえず転職活動をしてみようと、さっそく転職活動を始めます。 すると、転職活動を初めてから1ヶ月ほどで、別の業界の営業の仕事で内定をもらうことができました。 私の場合、内定をもらって初めて会社を辞める決心がつきました。 辞めることを上司に言うのはとてもハードルが高かったのですが、内定先の会社に早く返事を出さなければならないということもあり、すぐに上司に辞めることを伝えました。 私以外にも既に辞めている同期が何人かいて、引き留めにあうということは聞いていたのですが、案の定、「辞めるのはまだ早いんじゃないか？」との回答でした。 さらに、「うちには営業以外にも色々な仕事があるから、他の仕事を経験してからでもいいんじゃないか？」との提案をもらうことができました。 そして、私は 別の業界への転職と 他部署への異動を天秤にかけてみました。 このときになって、なぜ自分は会社を辞めたいと思っていたのか、なぜ転職したいと思ったのかをじっくりと考えました。 そうして見えてきたのが、私は仕事に 新しい経験を求めているということでした。 もともと飽き性で安定やマンネリを嫌う性格なので、同じことをこの先何年も繰り返さなければならないということに対して苦痛を感じていたということが改めて明確になったのです。 そして、 他部署への異動でも、私が求めていた 新しい経験ができるということと、今の会社の人間関係や労働環境に大きな不満があるわけではなかったので、転職ではなく異動を選ぶことになり、会社を辞めずに済みました。 さらに、異動先は営業よりも面白いと思える仕事内容だったので、結果的に、仕事を辞めたいと思った自分の気持ちに正直に行動をして良かったと思えました。 仕事を辞めたいと思ったら行動しよう 今回のこの記事で1番伝えたいことは、仕事を辞めたいと思ったときに、新卒1年目で仕事を辞めるのは早すぎるんじゃないかとかいう、なんとなくのイメージや世間体を気にして、 あなたの辞めたいという気持ちをあなた自身が踏みにじってはいけないということです。 辞めたいと思っているからには、必ずあなたなりの理由があるはずなので、まずは、じっくり考えてあなたの気持ち整理してみましょう。 そして、転職せずに改善できる部分があれば、行動してみましょう。 行動してみることで、改めて気づくこともあります。 それでも辞めたいという気持ちが収まらないのであれば、転職活動をしてもいいですし、多少お金に余裕があるのなら、思い切って辞めてしまってもいいと思います。 思い切って辞めてしまったほうが、時間にも気持ちにも余裕ができるので、転職活動がうまくいったりもします。 今の会社に選ばれて入ったあなたなら、必ずあなたを求める会社が他にもありますし、今は会社に勤める以外の働き方も沢山あるので、別の働き方を模索してみてもいいと思います。 会社を辞めたいと思うことは決して悪いことではありません。 その気持ちに正直になって、ぜひ行動してみてください。
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