ギター 初心者。 【ギター初心者】エレキがおすすめとかアコギがおすすめとか

ギター初心者でも簡単コードで弾ける練習曲9選

ギター 初心者

こんにちは、ギタリストの高村です。 ギター教室「」(神奈川県藤沢市)を主催する私が、今回は初心者さんに向けて「ギター上達のコツ」をお伝えします。 上達のコツというと、「指をこう動かすと早く弾ける」とか「手首の角度をこうすると、もっと指が開く」みたいな具体的な方法をイメージされるかもしれません。 ですが、そういった話はこれまで数多の教則本や動画サイトの中で語り尽くされていますので、そちらをご参照いただくとして……。 今回はそういったノウハウではなく、もっと根本的な部分にメスを入れていこうと思います。 これから話すことは、ギターに限らず何かを習得する際に役立つ考え方だと思いますので、ぜひいろいろなシーンに役立ててくださいね! 解説サイトや動画はたくさんあっても……やっぱりギターに挫折する さて、YouTubeなどの動画サービスが現れてからというもの、世界中のギタリストたちが上達法や演奏上のコツをインターネットで発信してくれています。 おおよそ網羅されていない内容はないのではというくらい、あらゆる悩みに答えてくれています。 そして、その流れは今後も勢いを増していくことでしょう。 ところが、情報量の増加に反して、ギター初心者さんの話を直接聞いたりSNSでの発信を見ていると、うまくならないと悩んでいたり、実際に挫折してしまう人の数は、情報が手に入りにくかった時代と比べてさほど変わっていないようです。 なぜ情報が増えているにも関わらず、上達できないのでしょう? YouTubeでギターを弾くコツを検索すると、解説動画がたくさん!(画像はYouTubeより。 当たり前の話ですが、どんなことでも何かを習得するためには、一定時間を練習や勉強に費やさなければなりません。 どんなにいい機材やすばらしい秘伝の書を手に入れたとしても、実際に取り組まなければ身につかないわけです。 ひとつのスキルを極めるには1万時間必要だという「1万時間の法則」という有名な説がありますが、上達には「練習時間」が必要なのです。 前述の通り、インターネットの進化も手伝って、練習法は掃いて捨てるほど手に入ります。 それらの中から自分に合ったものを選び、ひたすら練習を重ねていけば必ず上達するはずです。 こんな簡単なことなのに、多くの人が散っていってしまいます(汗)。 それはなぜか? 答えは簡単で、上の公式の何かが足りていないからです。 その足りていないものは、ズバリ 「練習時間」です(笑)。 ギターを手に入れたら次に取り組むこと。 そう、「練習」。 しかしそれが大変なんです! インターネット社会というのは、構造上どうしても意識が分散しやすいですよね。 ちょっとスマホをいじれば世界中の情報に簡単にアクセスできますし、調べるつもりがなくても、情報のほうからこちらにアクセスしてくることもあります。 また、スマホ1台あればゲームもできますし動画も楽しめます。 たくさんの誘惑にさらされていますから、何かひとつのことに集中するのが難しい……。 ここで試されるのが「意志力」です。 強い意志力を持って、さまざまな誘惑に打ち勝ち、ギターの練習を1万時間継続すれば勝ちなのです! ……って、できます?? 正直私には絶対ムリ。 いろいろな誘惑に負けて、集中力が途切れちゃいます。 では、打つ手なしかと言えば、そんなことはありません。 この問題を解決するために知っておきたい2つのポイントをご紹介します。 少々長いのですが、大事な部分なのでお付き合いください。 挫折しないために押さえておきたい、2つのポイント まず前提として、人間の意志力というのは、多少の差こそあれどたかが知れていると私は思っています。 少なからず、意志力に頼らなくていいのなら、それに越したことはありません。 やる気に満ちあふれていれば、意志力を使わずとも集中して練習に取り組めますよね。 休日に好きな場所に遊びに行くのに意志力は必要ありません。 むしろ前のめりに「行きたい!」となるはずです。 この感覚をなんとか練習に応用できないものでしょうか。 しかし、このモチベーションを自分で急速充電させる方法があります。 たとえば、あるバンドに憧れてギターを始めたとします。 その場合、練習前にそのバンドのライブ映像を観たり、音源を聴いたりすると、初心に戻ってワクワクしてくると思います。 そして、次第に「ギター弾こー!」とやる気がみなぎってくることでしょう。 その勢いで練習を始めると、かなりはかどるはずです。 憧れの力、あなどることなかれ(笑)。 しかし、さすがに毎日「練習したい!」と思い続けるのは難しいですよね……。 上達にはたくさんの地味な繰り返しが必要になってきますから。 でも、質の高いモチベーションを自分で作り出す方法もあるのです。 それは、 「達成感」を上手に活用する方法です。 自分の理想に向かって、課題をひとつずつクリアしていっている感覚というのは、何にも変えがたい快感があるものです。 この感覚を練習に取り入れられれば、苦しさを味わうことなく、スターを取ったマリオ状態で上達できてしまいます。 これについては後述します。 こちらもぜひ参考になさってください。 ルーティーンというのは、日常的に繰り返す「決まった行動」といったところでしょうか。 たとえば、朝ご飯を作って食べるとか、通勤するといった行動は、ワクワクはしませんが、意志力をほとんど消費することなく行えます。 これは生活の一部に組み込まれている「当たり前」の行動だからです。 一見するとなんてことのない話に思うかもしれませんが、「行動する」という心理的な負荷を「当たり前にすることで突破する」というのは、うまく使えば大きな武器になるのです。 歯磨きするくらいの感覚で練習に入っていけたら、とてもスムーズでいいですよね! この 「モチベーション」と「ルーティーン」の2つを有機的に組み合わせた練習法が、私の考える上達法なのです。 結果につながる高村流ルーティーン ルーティーンは、自分の性質を差し置いては組めません。 性質というのは、たとえば朝に強い人であれば、モチベーションがフル充電されている朝のうちに1時間ほど練習するルーティーンにするとか、逆に朝に弱い人であれば、休日にまとまった練習をするみたいなこと。 これらを考慮して自分に合ったルーティーンをカスタマイズしていくとよいです。 以下、参考までに「高村流ルーティーン」をご紹介しましょう。 おそらく多くの人に当てはまるのではないかと思います。 週に2日間休日がある前提でお話を進めます。 ここで何を練習するかがポイントになります。 モチベーションが満タンの状態ですので、 ここでは集中力を必要とする練習にあてます。 たとえば、新しいテクニックの習得、難解なフレーズや新しいコードの練習、教則本を先に進めることなどが主に集中力を必要とする練習です。 休日というリラックスした状態も手伝って、結構はかどるはずです。 間違ってもこの時間に、考えなくても簡単に弾けてしまう曲やフレーズを、ダラダラと惰性で弾いていてはいけません! 頭を使う練習以外は避けるようにしてください。 時間の目安は30分〜1時間ほど。 ここでは逆に「頭を使わないこと」がポイントになります。 とにかくダラダラと繰り返しましょう(笑)。 なんならテレビを観ながらでも構いません。 ストレスを溜めないことが重要なのです。 平日練習の主旨は、あくまでも「体に定着させるためのもの」だと理解しましょう。 こうやって、ポテンシャルを最大限発揮できるタイミングで頭を使い、それ以外のときは、頭を使わずに繰り返すのです。 こうすることで、最小限のストレスで効率的に上達することができるはずです! なお、練習場所の確保に苦労している方は、価格. comマガジンで過去に取り上げたカラオケチェーン「まねきねこ」をチェック! 一部店舗では、無料でアンプやギターを貸し出してくれるサービスを行っています。 たとえば、「毎日夜22時から2時間練習して、休日は5時間必ず練習する!」みたいなやつです(笑)。 よほど強靭な精神力を持っていないかぎり、数日で心が折れてしまうことでしょう。 達成感のマジック!「ゴール」の設定ステップを伝授 さて、ここからは 「達成感」について説明していこうと思います。 人は、ゴールが見えない状況下ではなかなか全力を発揮できないものです。 逆にゴールが見えていれば、ポテンシャルを発揮しやすくなります。 たとえばマラソンの場合、42km先にゴールがあるからこそペース配分も考えられるし、最大限のポテンシャルを発揮できるのです。 これはギターでも同じです。 何かしらのゴール設定がなければ、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」とせっかくのポテンシャルを分散させてしまい、結局すべてが中途半端に終わってしまいます。 このようなことにならないよう、 ゴールの設定方法をご紹介しましょう。 基本は以下の3ステップです。 【1】書店か楽器店に足を運び、初心者向けのギター教則本の中で、最も薄いものを探す。 基準は1〜2週間あれば終わりそうな分量と内容のものです。 しかも、簡単な言葉づかいで書かれたものを選択します。 仮に薄くても内容を理解できなさそうだと感じたら、その教則本はそっと棚に戻しましょう。 【2】このギター教則本を、余裕を持って1か月で終わらせる。 1か月あれば、「ていねいに」進めることができるはずです。 もちろんていねいに進めたうえで、早く終わってしまったなら、それでOKです。 この段階でこう感じるはずです。 「1冊やり抜いた」と。 これが達成感なのです。 【3】この小さな達成感があるうちに「次の1冊」を手に入れ、1か月以内にやり切る。 これも極力薄いものにします。 前に購入した教則本と内容がかぶっていても「それだけ重要な部分なのだ」と信じ、また1か月以内にやり切ります。 そして、また達成感を味わってください。 この3ステップを繰り返して、4〜5冊も初級者向けの教則本をクリアすれば、大きな達成感と自信を手に入れているはずです。 そして確実に実力もついてきているので、簡単な楽曲なら独力で演奏できるようになっているはず。 こうやって、 短期間で乗り越えられるゴールを設定し続けることで、道に迷うことなくスムーズに上達することができるのです。 「お得!」と思うかもしれませんが、これこそが、初心者を挫折に誘う罠なのです。 読んでも読んでも先が見えず、また、進めば進むほど難解な内容と用語で埋め尽くされていく地獄が待っています。 がんばるほどに苦しくなっていくという、報われない苦行なのです(苦笑)。 「できない」を続けない よく「Fの壁」みたいな言葉を聞くと思います。 人体構造を無視したかのようなフォームのコードがFです。 これがFコード。 明らかに人間工学をガン無視したカタチ まず、よほど指や手がやわらかくなければ、初めてFコードを押さえたときにキレイなサウンドは得られません。 このようにギターという楽器には、「根性では超えられない壁」というのが、いくつか存在するのです。 これを気合いでなんとかしようというのはナンセンスです。 最悪の場合、手を痛めてしまい、せっかくほかのテクニックを習得できたであろう貴重な時間を棒に振りかねません。 そこで大切なマインドセットをひとつお伝えします。 それは、「ギター用の体作りを怠らない」というもの。 何を言いたいのかというと、たとえば、仮に私の知識をそっくりそのまま初心者の脳にインストールすることができたとしても、一発でFコードを鳴らすことはできないと思います。 神経回路ができていないため、体が脳の指令通りに再現できないからです。 そこで、日常的な練習に取り入れてほしいのが、いわゆる「基礎練習」なのです。 基礎練習は、指を少しずつ開くようにしてくれるものや、徐々に手首をやわらかくしてくれるものばかりです。 こうして作られていく「ギター用の体」があれば、Fコードだって「壁なんかあった?」というくらい簡単にクリアできてしまいます。 逆に基礎練習をしていない人たちにとって、Fコードはしっかり「壁」となって立ちはだかるのです。 なお、基礎練習は型さえしっかりマスターしてしまえば、「ながら」でもできますので、練習前の準備体操くらいの気楽な気持ちで取り組んでくださいね! ギターはスタンドに飾っておくのがイイ 最後に「環境」について書いてみようと思います。 よく高級なギターを買った人が言うセリフに、「毎日キレイに磨いてケースにしまっています」というものがあります。 これ、個人的には結構危険だと思っています。 なぜかと言いますと、ケースから出すというひと手間が、近い将来「面倒くさい」に変わる恐れがあるからです。 確かにケースにしまっておけばギターは守られて安心です。 しかし、ケースから出すのがおっくうになって、練習から遠ざかってしまっては本末転倒です。 最近では安全性が高く、ギターへの負担が少ないギタースタンドもありますので、毎回ケースにしまわなくても安心して置いておけると思います。 また、スタンドに飾ったギターを見てモチベーションが上がったりもしますので、いいことだらけだと個人的には思っています。 ちなみに、私が個人的に好きで使っているのが、「HERCULES GS414B PLUS」というギタースタンドです。 このスタンドは、ギターの自重でネックをロックしてくれますので、大切なギターを倒してしまうことがありません。 また、一般的な立てかけ式の場合、常にギター本体の重量がネックに乗っていることにより、反りの原因になることがあるのですが、このスタンドのはギターを吊り下げるタイプなので、ネックへの負担がかなり軽減されます。 ギタースタンド「HERCULES GS414B PLUS」にギターを立てかけたところ。 少しお高めですが、高級なギターをお持ちであれば、スタンドもこれくらいしっかりしたものがよいでしょう 最後に ギターは、自分の感情をストレートに表現できるすばらしい楽器です。 ただ、決して簡単な楽器ではありません。 だからこそ、やりがいがあるのです。 そして練習を続けた先には、最高に気持ちいい世界が待っています。 今回の記事を通して、ひとりでも多くの初心者さんが、挫折することなく自己表現できるようになることを心より願っています。 最後までお読みいただき、ありがとうございました!.

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ギター初心者講座|サウンドハウス

ギター 初心者

ギター初心者がチューナーを選ぶときのポイント 冒頭でも簡単に紹介した通り、チューナーとは ギターの音を合わせる機械です。 これはギターに限った話ではなく、楽器というのは正しい音を出すにはチューニングが必要です。 ギターは特に 弦に直接触る楽器なので、音が変わってしまいやすく、自分でチューニングをしないと正しい音が出なくなってしまいます。 そこで、チューナーという機械を使ってギターが 正しい音を奏でることができるようにします。 そんなチューニングに必要なのがチューナーという機械なのですが、選び方など気にせず何を使っても良いというわけではありません。 初心者の方は一体どのように選べばよいのか、 チューナーの選び方について紹介します。 ギター初心者が注意するべきチューナーの選び方 ギターのチューナーの選び方で注意すべきはその 種類です。 大きく分けると、オートチューナー、クロマチックチューナーに分かれます。 ・オートチューナー オートチューナーはギターの弦を鳴らしただけで、どこの弦かを判断し、チューニングすることができるという便利なものです。 値段も非常にお手頃と言えるでしょう。 ただし決まった音しか合わせられないチューナーの場合には、 ダウンチューニングできないなどの欠点があるものもあり、チューナーの選び方を考える上で注意すべき点であると言えるでしょう。 ・クロマチックチューナー オートチューナーで出来ることはほぼできることに加えて、 様々な楽器のチューニングも行えるものが多く、ダウンチューニングも可能です。 また7弦ギターや、5弦ベースなどの特殊なものにも対応しているものが多く、1オクターブに含まれる半音を含めた すべての音に反応します。 オートチューナーに比べると、値段は若干高めのものが多いでしょう。 ギター初心者が自分にあったチューナーを選ぶ方法 ギター初心者の方にとって、自分に合ったチューナーの選び方を考える場合、重要になるのは、 どこでチューナーを使うことが多いかということでしょう。 自宅での練習用、ライブ用、そのどちらも、というのが選択肢に上がるでしょう。 自宅用のものに関しては、 チューニングの際の騒音はそこまで気にする必要はありません。 しかしライブ会場などの場合には、周りの音もかなりあるので、そうした雑音を気にしなくてもチューニングが出来るものを選ぶ必要があります。 チューナーの選び方としては、まずは 用途を気にすると覚えておきましょう。 チューナーの選び方の基準が決まらないという方のために、 おすすめのチューナーを紹介しておきましょう。 楽器に直接クリップで留めることによってチューニングが出来る仕組みとなっており、面倒なケーブル接続などは 一切不要な上に、 雑音が多い場所でもチューニング可能です。 ディスプレイはどの角度にも向けられるので見やすい位置でチューニングでき、さらにディスプレイにライトが内蔵されているので 暗い場所でも使えます。 チューニングをしていない時でも つけっぱなしにしておけるのも良い点でしょう。 非常に使い勝手が良いので、チューナーの選び方に困っている人には非常におすすめです。 ギター初心者におすすめのチューナーアプリ 近年のスマートフォンの普及は、様々なアプリを誕生させ、日常生活が非常に便利になっているということが言えます。 そんな スマートフォンを使って楽器のチューニングが出来るアプリがあります。 チューナーを持っていない時など非常に便利に使うことができるでしょう。 今回紹介するのは、というアプリです。 世界で 70万人のミュージジャンに使われているというチューナーアプリです。 どこでも使えるチューナーとして非常に高い評価となっています。

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【ギター初心者】ドレミを弾こう!練習方法、位置、ドレミって必要?【ギター独学練習法】

ギター 初心者

まずはどんな種類のギターがあるのか、ギターの選び方と選ぶときのポイントをまとめてみました。 MENU ギターを選ぶ前に… どっちがギターでどっちがベースか確認しておこう ギターを始める以前に、ギターとベースがごっちゃになっている人もいるかもしれません。 どっちがギターでどっちがベースか、購入する前に確認しておきましょう。 基本的には• 弦が 6 本張ってあるのがギター• 弦が 4 本張ってあるのがベース と考えていいでしょう(5,6弦ベース、8,9弦ギターなども存在します)。 公園や路上で弾きながら歌を歌いたい• 弾き語りをしてみたい ギターを弾くのに必要なものはなんだろう? ギターを購入する時は、ギター本体だけ手に入れたらいいのか、他にも必要なものがあるのか? これからギターを手にいれるという人は、ギターを弾くのにどんなアイテムが必要なのか、知っておきましょう。 次のページでは、エレキギターを弾くのに「絶対に必要なアイテム」と「長期的にみて必要なアイテム」の2つに分けて解説しています。 エレキギターの種類 構造の違いから、エレキギターは以下の3種類に分類することができます。 ソリッドギター Fender Stratocaster このページを見ているほとんどの人が手にしたいのが、ソリッド・ボディのエレキギターではないでしょうか。 ソリッドギターは一般的なエレキギターで最も多い構造のギターです。 ボディーは木材の単板か合板(貼り合わせているもの)で、中に空洞が無くソリッド(中身の詰まった)な状態で、比較的ボディーが薄いのも特徴。 フェンダーのストラトキャスター/テレキャスター/ムスタング/ジャガー、ギブソンのレスポール/SG/フライングV/ファイヤーバード等…多くのエレキギターに用いられている構造です。 見分け方としては「Fホールがあって中に空洞(共鳴部)があるもの以外はソリッドギター」と考えて良いでしょう(Fホールがフェイクだったり、Fホールが無くても空洞があるギターもまれにあるので注意)。 フルアコースティック・ギター(フルアコ) Gibson Byrdland フルアコースティック・ギター(通称フルアコ)はギターの内部が殆ど空洞(ホロウ構造)で、アコースティックギターに似ている構造になったギターです。 イメージとしてはアコースティックギターにエレキ弦を張って、ピックアップが付いているギターと考えれば分かりやすいと思います(細かな構造の違いはあるので、あくまでもイメージとして参考に)。 ソリッドボディーのエレキギターと比べると非常に厚みがあります。 アンプを通さないでギター単体で弾いても音量が大きく豊かな響きが得られ、甘く艶やか/広がりのある和音や倍音が出るという特徴があります。 セミアコースティック・ギター(セミアコ) Gibson ES-335 セミアコースティック・ギター(通称セミアコ)はフルアコとソリッドギターのそれぞれの良い所を取り入れたギターで、フルアコ同様に中が空洞になっていて甘いサウンドを出す事が可能ですが、ハウリングが起きにくくソリッドギターのような感覚で扱う事が出来るので、ギターアンプを使って少しだけ歪んだギターサウンドを好むミュージシャンに愛用されています。 エレキギターの呼び方を覚えておこう 「こんな形のギターがいい!」 「自分の好きなギタリストが弾いてるギターと同じ形がいい!」 って思っているけども、形はわかっても名前がわからない… そんな人はギターの呼び方を覚えておきましょう。 8本のエレキギターでギター博士のテーマを弾いてみた! この動画でギター博士が弾いているのが• ストラトキャスター:Fender Made In Japan Hybrid 60s Stratocaster• テレキャスター:Fender Japan Exclusive Classic 60s Telecaster• ジャガー:Fender Made In Japan Traditional 60s Jaguar• ジャズマスター:Fender Made In Japan Traditional 60s Jazzmaster• レスポール:Gibson Les Paul Traditional• アイバニーズRG:Ibanez Prestige RG2770QZA-WPB• セミアコ:Gibson ES-335• フルアコ:Gretsch Electromatic G5422T という8本のギターです。 まずはどんなタイプのギターが自分にとって「ビビビ」っとくるか感じてみて下さい。 ルックスやサウンドが「気に入ったぁーっ」と感じたギターは、下の各項目を詳しく見てみましょう。 レスポール・タイプ Gibson Les Paul Standard この ひょうたんのような形をしたギターが、 レスポールと呼ばれるタイプのエレキギターです。 レスポールはGibson()社が作った世界的に有名なエレキギターで、ギブソンの子会社のEpihone(エピフォン)、日本のメーカーだとGreco(グレコ)やTokai(トーカイ)なんかもレスポールの形をしたギターを作っています。 上の写真にのっているような木目模様の「サンバースト」以外にも、真っ黒のボディ/真っ白のボディ/ブルーのボディ・カラーなど、色にもたくさん種類があります。 どんな音がするの? パワフルなサウンドが特徴で、ロック/ハードロック系のサウンドを弾くのにピッタリ。 どんな音がするかはギター博士が弾いている動画で確認してみよう! ストラトキャスター・タイプ Fender American Standard Stratocaster レスポール・タイプに比べて ほっそりしたボディの形が特徴なのが ストラトキャスター、通称 ストラトと呼ばれるタイプのエレキギターです。 Fender()社が作ったエレキギターで、レスポールと同じくらい世界中で人気を集める定番モデルです。 フェンダーの子会社のや Fender Japan(業務終了)、その他のメーカーからもストラトの形をした「ストラト・タイプ」のギターが数多く販売されています。 どんな音がするの? レスポールに比べて軽くて持ちやすく、サウンドもシャープなのが特徴。 ロック系/ポップス系、その他にも色んな音楽にマッチする万能型のギターだよ! テレキャスター・タイプ Fender American Standard Telecaster テレキャスターは、ギブソン・レスポール、フェンダー・ストラトキャスターに次いで人気の高いフェンダー社のエレキギターです。 そんなに重くないので肩からかけても持ちやすく、ジャキっとしたシャープなサウンドが特徴でコード弾きにも適しているため、ボーカル/ギターの人が持つことも多いギターです。 定番のギターということもあって、フェンダー以外のメーカーからもテレキャスター・タイプが多くリリースされています。 どんな音がするの? ストラトキャスターよりもさらにシャープで「ジャキッ」とエッジの効いたサウンドを持ち、それでいて骨太なところも魅力のギター!ポップスやロックにピッタリな、元気のある音が出せるよ!! ジャガー/ジャズマスター・タイプ 上:Fender Jaguar、下:Fender Jazzmaster フェンダー社がリリースするジャガー/ジャズマスターは、ボディが左右非対称のルックスとなっているのが特徴のギターです。 ストラトキャスターやテレキャスターなどフェンダーの人気ギターとはまた一味違うキャラクターから根強い人気があり、フェンダー社以外からもジャガー/ジャズマスター・タイプのギターがリリースされています。 同じくギブソンの人気機種であるレスポールとは一味違った魅力を持つSGは、ボディが薄くて軽いため持ちやすく、レッドカラーもどことなくキュートなことから女性にも人気の高い機種です。 しかし見た目とは裏腹にロックに適したサウンドとなっており、ヘヴィ系のギタリストからも好まれます。 ギブソン以外のメーカーからもSGタイプのギターがいくつか登場しています。 Vシェイプ Gibson Flying V 120 矢のように尖った攻撃的なボディの形がステージ映えする、非常にカッコいいルックスのギターがVシェイプです。 ハムバッカー・ピックアップを搭載しているのでサウンドもパワフル。 ギブソン社のフライングV、ジャクソン社のランディーV・キングVとVシェイプにも3種類が存在し、他社からもVシェイプのギターがリリースされています。 またVシェイプではなくとも、Vシェイプのように鋭角なルックスを持つギターを「変形ギター」と呼び、一つのジャンルとして確立されています。 ディンキー(スーパーストラト)タイプ Ibanez RG8540ZD ディンキー(スーパーストラトとも言われる)タイプは、ストラト・タイプと似てるけどちょっと違う、ストラト・タイプをもっとシャープに尖らせたようなボディが特徴的なギターです。 弾きやすく設計されていて、テクニカルなプレイやヘヴィなリフなど、幅広いプレイに適しています。 ジャクソンを筆頭にアイバニーズやシェクター、国産ハンドメイド・ギターブランドなどがこのタイプのギターを作っています。 どんな音がするの?PRS SE Custom24 レスポールのパワフルなサウンド、ストラトのシャープなサウンド、どちらのサウンドも出せる「いいとこ取り」のギターだよ! 7弦ギターもある Jackson JS Series JS22-7 Dinky テクニカル/ヘヴィなプレイスタイルを取り入れたバンドのギタリストが使用したことで、2000年以降に急速に広まっていった7弦ギター。 6弦よりもさらに太い弦を貼ることで、よりヘヴィなサウンドを鳴らすことができるソリッドボディのエレキギターです。 Ibanezを中心として様々なメーカーが開発、現在では7弦専門のギターブランドまであるほど、確立されたジャンルとなっています。 ここからはギターの選び方をもう少し詳しくみていきましょう。 ギターの値段っていくらくらいするの? 安いのだと9,000円くらいから、だいたい5万円くらいまでが初心者向けのモデルだと思ってOK。 値段が高いギターのほうが安いギターに比べて質がいいのですが、初めての人は無理に高いギターを買わなくても大丈夫、まずはスタートを切ることが大切です。 ギターが上達するにつれて2本3本と欲しくなると思いますので、まずは初心者向けのモデルを選んだらいいと思います。 楽器屋さんに行ってみよう! まずは楽器屋さんに行ってどんなエレキギターが置いてあるのかを見てみよう。 店員さんに好きな形のギターと予算を言ったらいいアドバイスが聞けるかもしれませんよ?! 実際に弾かせてもらう 気になったギターがあったら遠慮せず店員さんに言って、弾かせてもらいましょう。 実際に弾いてみると、「思った音とは違う」「ネックが握りづらい」「弾きやすい!」など色々気づくことがあると思います。 ギター博士のおすすめギターは? 次のページでは、ギター博士が実際に弾いた初心者におすすめギターを紹介しています。 どのギターも基本的な性能に安心ができ、数年かそれ以上の長期間にわたって愛用することができます。 初めて手に入れたギターで成長し、曲が弾けるようになって、そしてそのまま初めてのステージに上り、そしてそれからも使用できます。 ギター選びの心がけ 気になっているギターが、自分のスタイルや出したい音とは違う方向性を持っていたかもしれません。 しかしだからといって、その気になっている一本を候補から除外しなければならないということにはなりません。 確かにギターは音楽を演奏する「道具」であり、プロミュージシャンにとっては「商売道具」ですが、いっしょに音楽を楽しむための「相棒」でもあります。 これから長く付き合う相手ですから、機能やグレードばかりでなく「自分がいかにそのギターを気に入っているか」も非常に重要です。 何となくでも「コレだ!」と感じることができたら、それはまたとない出会いなのかもしれません。 ギター選びは「恋愛と同じ」とよく表現されます。 一目惚れしてしまって、日がな一日そのギターのことしか考えていない、という人も珍しくはありません。 「何となく好き」• 「オレを呼んでいる気がした」• 「憧れるアーティストと同じ」 このような「自分にしかわからないフィーリング」で選んでしまうのもひとつの方法です。 こうして手に入れたギターには、深い愛着が沸くはずです。 たとえ使っているうちに少し気に入らない所が見つかったとしても、そのギターに愛着を持っていればそれなりに工夫して対処する気になりやすいでしょう。

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