アカハライモリ 販売。 アカハライモリ(ニホンイモリ)の生態と毒性!寿命や生息地は?

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本日はアカハライモリの飼育方法についてお話ししたいと思います。 さて、アカハライモリといえば非常に思い出のあるイモリです。 アカハライモリは別名ニホンイモリともいいます。 イモリといえばこの品種というぐらいの代表格です。 お祭りでは金魚と一緒に販売されているものを見かけましたし、ショップでも売られている個体です。 僕の場合は実家から車で2時間ぐらい行ったところにある、とある池があるんですけど、そこでたも網を救うとたくさんのアカハライモリが捕れるんです。 たまに、クロサンショウウオなんかも混じっていたりしましたね。 生息している場所ってやっぱり山の中にある綺麗な水が流れるようなところですよね。 そんな、アカハライモリを捕まえて飼育していましたけど、見てみてもかわいいですよね。 ミミズや小さなコウロギを与えると素早く噛みつき飲み込んでいく姿。 確かに、あれに癒される人もいるでしょう。 それに、手に入りやすい固体ですし、45㎝水槽でも充分に飼育することができる生き物なので独り暮らしの方にもおすすめです。 さて、本日はそんなアカハライモリの飼育法についてお話ししたいと思います。 それでは行きましょう! アカハライモリとは? アカハライモリ(Cynops pyrrhogaster)は、有尾目イモリ科イモリ属に分類される両生類の一種。 略してアカハラと呼ばれるほか、日本で単にイモリと呼ぶ場合本種を指すことが多い。 ニホンイモリ(日本井守、日本蠑螈)という別名もある。 分布 本州、四国、九州とその周囲の島嶼に分布する日本の固有種で、当該地域に分布するイモリとしては唯一の種でもある。 島嶼では佐渡島、隠岐諸島、壱岐島、五島列島、大隅諸島まで分布するが、対馬島には分布していない。 大隅諸島では近年、生息の確認は無い。 北海道や伊豆諸島などには本来分布していなかったが、人為的に移入されたものが増えており問題となっている。 なお、奄美大島から沖縄本島にはシリケンイモリとイボイモリが分布する。 形態 全長は10cm前後で、2対4本の短い前足及び2対5本の後ろ足と長い尾をもつ。 サンショウウオ類と異なり皮膚がザラザラしている。 背中側は黒-茶褐色で、腹は赤地に黒の斑点模様になっている。 赤みや斑点模様は地域差や個体差があり、ほとんど黒いものや全く斑点が無いもの、逆に背中まで赤いものもいる。 フグと同じテトロドトキシンという毒をもち、腹の赤黒の斑点模様は毒をもつことを他の動物に知らせる警戒色になっていると考えられている。 陸上で強い物理刺激を受けると横に倒れて体を反らせ、赤い腹を見せる動作を行う。 再生 イモリは脊椎動物としては特に再生能力が高いことでも知られている。 たとえば尾を切ったとしても本種では完全に骨まで再生する。 また四肢を肩の関節より先で切断しても指先まで完全に再生する。 さらには目のレンズも再生することができ、この性質は教科書にも記載されている。 多くの脊椎動物ではこれらの部位は再生できない。 ちなみに、尾を自切し再生することが知られているトカゲでも、尾骨までは再生しない。 生態 水田、池、川の淀みなど流れのない淡水中に生息する。 繁殖期以外は水辺の近くの林や、クズなどの茂る草地の水気の多い枯れ草の下などに潜むことが多い。 日本産サンショウウオ類は繁殖時期にのみ水辺に留まるものが多いが、本種の成体は繁殖期以外も水中で生活することが多い。 ただし雨の日には水から出て移動することもある。 冬は水路の落ち葉の下や水辺近くの石の下などで冬眠する。 幼生も成体も昆虫、ミミズ等の小動物を貪欲に捕食する。 他の両生類の卵や幼生の有力な捕食者ともなっており、モリアオガエルやアベサンショウウオなど、希少な両生類の生息地では厄介者とされる。 アカハライモリの飼育方法 水槽 アカハライモリは全長10㎝程度にしかなりませんので、45㎝水槽でも十分飼育することができます。 また、飼育数やレイアウトによってはもう少し大きな水槽で飼育する場合もあります。 45~60㎝規格程度ならば5000円以内で仕入れることもできます。 なので手軽に飼育するという点ではイモリの飼育は良いかと思います。 また、水槽台はある程度しっかりとしたものを用意することをおすすめします。 なぜなら、ほかの両生類と比べると水量が多くなるのでしっかりとした水槽台がないと危険だからです。 もちろん、アクアリウムほど水量は多くなくても良いのですが、水って入れると意外と重たいです。 60㎝水槽で10㎝の水位でも20kgぐらいになったりします。 また、イモリは脱走が上手です。 私飼育していたときは何回か脱走に合いました。 なので、水槽で飼育する場合は必ず爬虫類用の網蓋を使用してください。 蓋をしっかりと固定して逃げられない体制を作ります。 底砂 掃除が面倒だからという理由で砂を敷かない人もいますが、やっぱり雰囲気やレイアウトを考えた場合は砂を入れるといい感じになります。 入れる砂は動画の様に川砂や田砂、もう少し大きな砂利、古代魚用の砂、ソイルなど幅広く色々な砂が使えます。 流木や石を組んで陸を作ってあげると簡単で良いですよね。 それこそ、イモリは陸にもあがりますが、水中にいることが多いので水位は比較的深くしても大丈夫です。 水位は15㎝ぐらいで、イモリが陸に登れるように、呼吸ができるような環境を作ってあげると良いです。 水質 陸にも上がりますし、魚程水質は気を遣う必要はありませんが、PH6. 0~7. 0の中性にすれば大丈夫です。 また、小赤と混泳させておいて、お腹が減ったら勝手に狩をして食べるというような状態にしておいても良いと思います。 水合わせなどは魚ならやったほうが良いですが、イモリの場合はしなくても良いです。 なぜなら、陸に上がったり、水に潜ったりするからです。 もちろん、ウーパールーパーのように完全水棲の両生類は水合わせすべきですけどね。 おススメの水位は15㎝ぐらいですが、陸を作っておいて、しっかりと上がれるような作りにしてあるならもう少し深くても構いません。 結構水位を深くしている人もいますからね。 濾過機を回しているので、水換えは1週間に1回ぐらいで大丈夫です。 アクアリウムほど水位は高くないので半分ぐらい交換します。 販売価格 アカハライモリは両生類なのでネット通販でも購入することができます。 価格はピンからキリ。 大きさや状態によって値段は変動します。 高くても数千円程度なので品質の良いものを選ぶことをおすすめします。 レイアウト 石、流木、植物を入れてあげます。 植物に関しては無くても良いのですが、レイアウトを考えたときに入れておくほうが良いかなと思います。 また、イモリが隠れられるように石を組んだり、水中にシェルターを入れておくなどすると良いかと思います。 水中から石を壇上に組み、流木に上がれるような形にしてあげるのもおすすめです。 濾過機 濾過機に関しては、亀用の濾過機、投げ込み式ろ過機など人によって使用するものが異なりますね。 場所をあまりとりたくないのであれば、投げ込み式はおすすめしません。 それならば、小型の外部フィルターを設置するのはおすすめです。 あとは底面フィルターなどもよいですね。 外部フィルターの良いところはろ材を沢山入れることができるのと、結構ろ過能力が高いので水換えの頻度を抑えることができるところです。 いや、外部フィルターが良いのはわかったけど、マンションで水漏れになるのが怖いなら、床に防水シートを敷くか、亀爬虫類用の濾過機を使用すればよいと思います。 温度 日本に生息するイモリなので特別気を遣う必要はありません。 ヒーターは火傷の危険性がありますので必ずカバーを取り付けておいてください。 また、陸地も温めたいので一部だけ保温球などを当てておきます。 そうすることで暖かいところと冷たいところの二か所を作ることができます。 これで、イモリの冬を越すことができます。 ただ、低くし過ぎると動きが鈍くなりますので冬眠させず越冬するならもう少し水温をあげたほうが良いです。 また、夏場は注意してください。 温度が上がりやすくなります。 冷却ファンやクーラーで対策ができます。 餌 アカハライモリの餌は様々です。 陸地にあがっているときはカルシウム剤を添加したコオロギなどを与えても良いですし、水中に小赤を泳がせておくと食べる場合もあります。 また、水中を遊泳している個体に冷凍アカムシや人工飼料を与えるのも良いです。 特に人工飼料は一番バランスがとれているので良いかなと思います。 ほかにはミルワームなどもおすすめです。 迎え入れてから3日ぐらいは餌を食べないかもしえませんが、基本的に食欲旺盛ですので餌付けは簡単かと思います。 餌の頻度もそんなに多くはないです。 1週間に1~2回ぐらい、頭の大きさぐらいの量を与えればよいです。 もう少し多く餌を与えても良いですが、与えすぎると寿命が縮むのでやはりほどほどが一番です。 寿命 非常に長生きをする生き物で20年ぐらいは生きます。 しかも、非常に生命力が強いです。 尻尾が切れても再生するのはもちろん、手足が切れても再生するぐらいです。 なので飼育はしやすいかなと思います。 よっぽどデタラメな飼育をしなければすぐに死ぬということはないと思います。

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アカハライモリ(ニホンイモリ)の毒性は?その生態や寿命について

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【目次】可愛らしい見た目でペットとしても人気!アカハライモリの特徴と飼い方 アカハライモリについて 見た目にも可愛らしいアカハライモリですが、数あるイモリの種類の中でも日本の固有種です。 昔から私たち日本人の生活の身近なところに存在していたアカハライモリには、どのような特徴があるのでしょうか。 成長してもそこまで大きくならず、手のひらサイズであることも、ペットとして飼育するのに向いている と言えます。 飼育と同じ環境で育てることができるため、安価に始められるのも魅力の一つです。 アカハライモリの特徴 アカハライモリの特徴はその名の通りの美しい腹部の赤色です。 寿命は2~3年前後。 皮膚がザラザラとしていて高い再生能力があり、四肢の先端・瞳のレンズ部分まで再生します。 さらには身体にフグと同質のテトロドトキシンという毒を持ち、腹部の赤模様は毒を持つことを他の動物に知らせる警戒色であると考えられています。 成長すると全長10cm前後に成長し、腹部の模様はその個体により異なります。 ほとんどのものは腹部のみ色を有していますが、地域差・個体差があり、逆に真っ黒な個体や背部分まで赤が入る個体がいて選ぶ楽しさがあります。 をはじめ と同一視されやすいですが、アカハライモリは両生類です。 水田・河川の淀みなど流れのない淡水域に生息しています。 繁殖期以外は水辺近くの林や茂みに潜んでいて、サンショウウオ類としては珍しく、一年を通して水中で生活することが多いです。 冬季は水路の落ち葉の下や水辺の石の下などで冬眠をして冬を越します。 アカハライモリの分布・価格 アカハライモリは本州、四国、九州とその周辺の島々に分布しており、当該地域に分布する唯一のイモリです。 対馬島には分布しておらず、北海道や伊豆諸島にも本来分布していませんでしたが、人為的に移植されたものが増えて問題視される事態になっています。 丈夫で飼育しやすく、自然界から入手してくることも可能な他、ペットショップでも取り扱いのあるイモリです。 ペットショップでは200円前後で販売されており、安価に入手することができます。 ペットショップで販売されている個体は人口エサにも慣れていることがあるので、後の給餌が楽になるという利点があります。 また、自然界から導入してきたものは飼育環境に慣れずに数日で衰弱死してしまうことがあるため、慎重に環境に慣らしてあげましょう。 アカハライモリの飼育環境 アカハライモリの飼育自体は容易ですが、動きが素早く脱走の名人です。 せっかくお迎えしても数日しないうちに逃走してしまったという事態にならないために、きちんとした環境づくりが重要です。 水槽について アカハライモリは水中を好んで生活するイモリですので、プラケースなどでの飼育も可能ですが、金魚飼育に使うような水槽での飼育がおすすめです。 プラケースでの飼育は湿気がこもりやすく、水質も悪化しやすいため、アカハライモリが突然死する原因にもなります。 単一での飼育でしたら小型の水槽で十分ですが、多頭飼いを検討しているのであれば45cm水槽を用意してあげるとストレスなく飼育が可能です。 2㎏ エサについて 自然界では昆虫やミミズ、他の両生類の卵などを捕食して生活する肉食性の強いイモリです。 飼育当初は人工エサに慣れない個体が多く、拒食になる個体もいます。 赤虫や などの生き餌から、徐々に乾燥赤虫や のエサなどの人工エサに切り替えていくのが良いでしょう。 幼少期は口が小さいため、赤虫よりも更に小さなミジンコを給餌して確実にエサを食べられるようにすれば、餓死の心配はなくなります。 1日に2回食べきれる量のエサを与えて、残ったエサは取り除くようにしましょう。 アカハライモリは食べ散らかし、水を汚しやすいので定期的な水替えをして水質が悪化しないようにする必要があります。 ヒカリ フリーズドライ赤虫 ヒカリ フリーズドライ赤虫の商品情報 参考価格:980円(税込) メーカー名:ヒカリ 内容量:12g 複数飼育について アカハライモリは繁殖期を除いて日常において喧嘩をすることはほぼない、穏やかな性格をしています。 しかし、給餌の際に隣り合って を食べていると反射的に目の前のものに噛みつく習性があるため、小さな個体のアカハライモリなどは噛まれる場合があります。 アカハライモリは一度噛みつくと、ちぎろうとして強くブンブン頭をふるので、小さい個体は腕を欠損してしまうことがあります。 再生力が高いアカハライモリですが、かみつかれたショックで衰弱してしまうことがあることから、弱い個体は隔離して給餌をすると良いでしょう。 脱走防止にフタは必須 アカハライモリはフタをしっかりしておかないと、いつの間にかいなくなっているということがあります。 フタはガラス製の重いものを全面に使用して隙間を作らないようにしましょう。 密閉してしまうと湿気がこもり、酸欠状態になってしまうので、一部分にメッシュ性の網を付けるなど通気性に配慮してフタを設置すると良いでしょう。 ファイブプラン ガラスフタ ファイブプラン ガラスフタの商品情報 参考価格:378円(税込) メーカー名:ファイブプラン サイズ 幅x奥行x厚み :42. 4x13. 7x0. 3cm アカハライモリの飼育環境の準備• 用意した水槽を洗って天日干しして乾かします。 水道水にカルキ抜きを入れてカルキを飛ばし、水が透明になったら水槽に水を入れます。 水を水槽の半分ぐらいの量を入れて上陸部分を流木、浮島、または砂利等で作ります。 水を半量のみいれて陸地をつくるスタイルは水が汚れやすいので、3日に1回は水替えをしましょう。 陸地に藻や水苔を置き、湿度が一定になるようにしてください。 入手してきたアカハライモリを水槽に静かに入れて、迎え入れた日は絶食して様子を見ます。 次の日に動きが活発なら、徐々にエサをピンセットで与えて慣れさせていきます。 アカハライモリの飼育スタイルには、半水半陸の他に、8割以上水槽を水で満たして流木等で陸地を作る方法もあります。 飼育には陸地が必須ですが、水量を多くすることでろ過装置が使用できるので、水質の管理がしやすくなり、水替えの頻度を抑えることができます。 また、上記のような飼育スタイルの場合、 の設置や小魚も一緒に飼育できるので飼育の幅が広がります。 何をメインに飼育するかを検討して、アカハライモリの飼育を始めてください。 アカハライモリのかかりやすい病気 アカハライモリは生きている以上私たちと同じように病気になりますが、残念ながら病気について詳しい治療法が確立されていません。 そのため、飼育しているアカハライモリを衰弱させない、病気にさせない予防策を取ることが重要です。 一度病気のように症状が出てしまうと回復は難しく、致死率は高いです。 その中でも気を付けたいアカハライモリの様子について紹介します。 消化不良 アカハライモリは一度給餌に慣れると際限なくエサを食べてしまいます。 また、人にも良く慣れるため、あのつぶらな瞳でじっとみられた際にはついつい多めにエサを与えたくなるかもしれません。 しかし、アカハライモリの消化機能はあまり発達しておらず、食べ過ぎにより消化不良を起こして突然死してしまうことがあります。 腹部が程よく膨れていれば十分にエサが足りている証拠ですので、必要以上に給餌することは避けましょう。 脱皮不良 アカハライモリは身体を脱皮して新しい皮膚を作り出します。 その脱皮の過程で水質が悪化していたり、エネルギーが足りないと、上手く脱皮しきらずに一部古い皮膚が白く残ってしまうことがあります。 放置しておくと、その部分から菌が繁殖して壊死が進んでしまう場合があるため注意が必要です。 元気な個体であれば、数日もすれば白い脱皮部分は食べてしまいますが、抵抗力が低いと自ら脱皮しきることができないので、普段の様子をよく観察するようにしましょう。 ツボカビ病 両生類を飼育している方を悩ませる病気です。 主に に起こりやすい病気でアカハライモリにも感染します。 一度発症すると致死率は高く、感染力も強い病気です。 真菌が原因で発症する病気ですが、発症すると皮膚が白く濁った色になります。 抵抗力の高い個体であれば発症することはありませんが、衰弱していると起こりやすく死に至ることがあります。 普段の様子をよく観察して、水温や水質が急激に変化しないように管理することが必要です。 アカハライモリの基本データ 原産国:日本 値段:200円前後 色:黒~茶褐色の体色に腹部が赤く、黒いまだら模様がある 寿命:2年前後 体長:10cm前後 特徴:腹部が赤いのは毒を有しているための警戒色です。 毒自体は微弱なもので触った後に手を洗えば問題ありません。 性格:穏やかな性格ですが、目の前のものにかみつく習性があるので給餌の際は注意が必要です。 かかりやすい病気:消化不良、ツボカビ病等 注意点:自然界ではその数が減少してきており、地域によってはアカハライモリの捕獲が禁止されていることもあるので、飼育の際には自治体等に確認するようにしましょう。 さいごに アカハライモリは、両生類の飼育を検討している方には是非検討して頂きたい種類です。 優しい顔つきと美しい腹部の赤色、愛嬌のある姿は私たちを癒してくれます。 冬の時期はある一定の温度になると冬眠してしまうので、温度が低くなりすぎないように飼育してあげてください。

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アカハライモリの飼育方法~繁殖や水槽レイアウト [爬虫類・両生類] All About

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アカハライモリ 「アカハライモリ基本 データ」• 分 類 両生類 有尾目 イモリ科 イモリ属• 学 名 Cynops pyrrhogaster• 和 名 アカハライモリ(ニホンイモリ)• 英 名 Japanese fire belly newt• 体 長 雄8から10センチメートル程度 雌10から13センチメートル程度• 体 重 3から5グラム程度• 寿 命 20年程度• 分布域 日本(北海道を除く)• 生息環境 平地から山地 水のきれいな池や水田など アカハライモリの特徴 アカハライモリ(ニホンイモリ)はカエルと同じ 両生類でイモリの一種になります。 別名でニホンイモリと呼ばれることからも分かりますが、 日本ではイモリと言えばこの「アカハライモリ」のことを指して使われます。 「アカハラ」とは「赤いお腹」、実際にこの お腹が赤いのが大きな特徴になります。 体色は、このトレードマークとなるお腹部分の赤以外は黒や茶褐色をしています。 お腹の 赤部分も個体差があり、斑点状のものや赤みが非常に少ないものや反対に背中まで赤が入るもの、オレンシに近いものなど様々です。 このお腹の赤は、毒性を持つことの 警戒色ともされています。 皮膚を触ると ザラザラしているのもアカハライモリの特徴かもしれません。 大きさは、 体長10センチメートル程度、体重も3から5グラム程度の中型程度の大きさですね。 尚、 雌の方が雄よりも大きいのも特徴的です。 イモリは漢字表記をしますと「井守」となり、井戸を守るや田んぼを守るなどの意味がるようで、水中に棲む性質があらわされています。 また、後述しますが非常に 優れた再生能力を有することがアカハライモリの最大の特徴になります。 アカハライモリの生態 アカハライモリは 池や水田、流れの無い川などに生息しています。 基本的には 水中での生活になりますが、水辺の林や草地などでも見かけることもあります。 冬になると水から上がって 落ち葉の下や石の下などで冬眠し越冬します。 食性は、幼体も成体も ミミズや昆虫などを捕食します。 非常に食欲は旺盛で、カエルなどの他の両生類の卵に幼体をも捕食するので、 希少生物の生息する地域では厄介者扱いされることもあるようです。 繁殖は 卵生で繁殖時期になると雄の身体(頭部や尻尾)が変色します。 求愛や繁殖行動は地域によって異なるようです。 このため、 異なる地域の個体間では繁殖が難しいともされています。 産卵時期は4月から6月あたりで、冬眠から目覚める春先が繁殖時期になりことが多いようです。 一回の産卵で5ミリ程度の大きさの卵を 100個程水草などに産み付けます。 卵は10から20日程度で孵化します。 ちなみに名前がよく似ている 「ヤモリ」は爬虫類であり全くの別種になります。 アカハライモリの生息地 アカハライモリは 日本の固有種で北海道を除いた本州・四国・九州そしてその周辺の島に広く生息しています。 ただし、対馬にはもともと生息していない、大隅諸島では現在生息の確認が無いようです。 また北海道や伊豆諸島には本来、アカハライモリは生息していないのですが、 人為的な移入が起こっているようです。 尚、沖縄の方では、 シリケンイモリとイボイモリが生息しています。 不思議なことに、 生息地によって遺伝的や形態的な違いがみられるのです。 4から5グループに分類されるのですが、生物学的には実証されておらず亜種という扱いにはなっていません。 生息環境は、水が綺麗な池や田んぼ、流れの穏やかな川などの水中に生息します。 警戒心が非常に強く、普段は草陰や水底に潜み目立たないようにしています。 アカハライモリの寿命 アカハライモリは、その見た目の大きさからは想像も出来ないほどに 長寿な生き物です。 平均寿命はなんと 20年というのですから驚いてしまいますね。 飼育下であれば最長で25年という記録があるようです。 アカハライモリの毒性 このアカハライモリに限らず多くの両生類は、身体を菌などから守るため毒を分泌しています。 ほとんどが菌に対するものですのでそこまで強力な毒性のものではありません。 しかし、イモリの仲間の持つ毒性は、 フグと同じテトロドトキシン毒を持っています。 日本に生息する両生類でこのテトロドトキシンを持つのはこの アカハライモリだけとされていますね。 アカハライモリの毒性による症状 しかしそうは言っても、アカハライモリを 触る程度では、問題は無いようです。 万が一この毒が 目に入るなどすると危険で、痛みや炎症を起こすと言われています。 アカハライモリを触ったら必ず手を洗うことを心掛ければ大丈夫のようです。 事故例は? これまでにこのアカハライモリの毒性によって 人間が被害を受けたという報告はほとんど無いようです。 イモリは昔から 精力剤として焼いて食されていました。 一部地域では、この風習は今なお残っているようです。 しかし、それでもこのアカハライモリの 毒性事故報告は無いようです。 テトロドトキシンは、 加熱してもその成分が逸することはありません。 人の致死量は1から2ミリグラムともされているのです。 そう考えますと、このイモリを食しても大丈夫ということであるのならば、アカハライモリの 毒性は微量または微弱なのかもしれません。 ただ、その食していた地域がたまたまそうだったのかもしれませんので、何とも説明がしにくいのもまた事実です。 ちなみに天敵となる サギなどの鳥やヘビにムカデ、クモなどもこの毒にやれれることは無いようです。 アカハライモリの再生能力 前述もしましたが。 アカハライモリの大きな特徴として 再生能力の高さがあります。 尻尾や四肢を切断しても指の先までも完全に元の形に再生することができるのです。 トカゲが尻尾を切ることは知られていますが、骨までの再生能力はありません。 アカハライモリは、 失った骨も完全に再生することができるのです。 ちなみに 眼球のレンズまでも再生してしまうようです。 ここまでの再生能力を有する 脊椎動物は類を見ません。 アカハライモリはこのように非常に優れた能力を有するのです。 アカハライモリの飼育 アカハライモリの 飼育は比較的容易にできるようです。 価格も 500円程度で入手できますし、簡単な飼育キットなどもありますのでハードルも高くありません。 しかし、水を綺麗に保つこと、アカハライモリには毒があることを忘れてはいけません。 また、最も重要なのは、 平均寿命が20年と長いことです。 長い付き合いをする覚悟がないと安易に飼育することはおすすめいたしません。 まとめ 今回、アカハライモリについて色々とご紹介をさせていただきました。 ペットショップなどでもよく見かける可愛らしいアカハライモリには実は毒があったのです。 しかもそれはフグと同じテトロドトキシンというのですから驚いてしまいますね。 とは言え、手洗いの徹底と目などへの注意をしていればそこまで過剰になる必要もなさそうです。 ここに気を付ければ、可愛らしいアカハライモリはペットとして飼うことも可能です。 長い付き合いをするペットをお探しであれば、愛嬌のあるアカハライモリはおすすめかもしれません。

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