トレーニングデイ 映画。 🥇映画「トレーニング デイ」あらすじ,ネタバレ,レビュー

『トレーニング・デイ』感想評価 究極のパワハラ上司をもった部下の話

トレーニングデイ 映画

ベテラン刑事と新米刑事という鉄板の組み合わせ、ありきたりな話だが、やっぱり引き込まれる設定だ。 ベテラン刑事がデンゼル・ワシントン。 新米刑事がイーサン・ホーク。 新米のイーサン・ホークが、ベテランのデンゼル・ワシントンに振り回されながら鍛えられ、やがて友情が芽生え、巨大な悪を倒す・・・ もちろん、そんな映画ではない! 微妙な『悪』と『善』を表現するデンゼル・ワシントンが絶妙なのである。 「このベテラン刑事、大義名分の為に少し悪いこともするが、結局は大物を倒すためなのだろう」と視聴者に刷り込んでいく演技は素晴らしい。 「狼を倒すのは狼だけ」 つまり「多少の悪い事はしても、町を救う為にしかたがないことであり、最終的には平和の為」とイーサン・ホークと視聴者を振り回す演技・演出が絶妙なのだ。 アカデミー主演男優賞も納得だ。 これはイーサン・ホークを鍛える為の試練(トレーニング)と、まんまと題名に騙される。 しかも、イーサンが手柄を立てると、微妙に喜ぶところも凄い演出なのだ。 飴とムチの使い分けにより、イーサン・ホークも「悪いこと」と感じながらも、強さを求め付いていってしまう。 これが徐々にエスカレートし、最終的には自分を殺そうとしていたことを知り、初めてデンゼル・ワシントンに牙を剥く。 ここまでされないと気づけなかったイーサン・ホークもマヌケだが、徐々に悪へ導く演出が凄いのである。 スポンサーリンク 目次• スマイリー(ラテンギャング)のリアリティ 物語の後半、デンゼル・ワシントンはイーサン・ホークを始末しようとする。 金とアリバイを手に入れ、新米刑事は『用済み』になってしまったわけだ。 で、その始末を頼むのがラテン系ギャングの「 スマイリー」。 これがリアルで本当に怖い。 まず、デンゼル・ワシントンは刑務所に入っている親しい情報屋の家族に贈り物がしたい、と安そうな家電を持ち家に入る。 これは嘘で、イーサン・ホークを警戒させないよう、始末屋(ラテン・ギャング)の家へ入れる為だ。 ここが凄いリアルで、家の中には家族や、若い娘がたくさんいる。 まさか、この中で恐ろしいことが起こるとは誰も思わない。 そして、デンゼル・ワシントンは「トイレ」といって、どっかへ行ってしまう。 部屋には男が3人でポーカーをやっている。 ラテン系の陽気な感じで、イーサン・ホークを笑顔でポーカーに誘う。 イーサンも得意げに参加する。 これまでのデンゼル・ワシントンとの経験によって、悪いヤツにも免疫ができているわけだ。 そしてポーカーで打ち解けたタイミングで「銃をみせてくれ」とせがまれる。 悪いヤツに免疫ができたイーサン・ホークは、油断から銃の弾を抜いて渡してしまう。 しかし、銃ではなく弾を取ることがスマイリー達の狙いだったのだ。 素早く弾をとったスマイリーだったが、まだ自分の立場を把握できていないイーサン・ホーク。 この辺の雲行きがジワジワ悪くなる感じが一層恐怖を盛り立てる。 「そろそろ行かないと」 イーサン・ホークはデンゼル・ワシントンを探す。 しかし、スマイリーはデンゼル・ワシントンの車がないことを教える。 つまり、置いていかれたわけだ。 それは何を意味するか? なぜ、札束を渡していたのか? なぜ、銃の弾をとったのか? なぜ、電話でバスタブの話をしていたのか? なぜ、スペイン語を練習しろと言われたのか? すべてが繋がったとき、とてつもない絶望が押し寄せてくるのである。 このシーンは本当に背筋が凍りつく。 雰囲気・表情、かなりヤバイ。 逃げようとするイーサン・ホークだが、プロの殺し屋に適うはずもなくバスタブへ連れていかれてしまう。 スマイリーの仲間の一人が、イーサン・ホークを殺す前にポケットから財布を抜こうとした時、もう一つの財布(学生証)が見つかる。 それは、レイプされそうになった女子学生のものだった。 つまり、女子学生がいっていた「身内にギャングがいるかんね~」とは、スマイリーのことだったのだ。 ここで、あの伏線が繋がるのかぁ~と、視聴者は安堵する。 そして、復習に燃える スーパーイーサン・ホークになるのである(笑) スポンサーリンク カタツムリの話は何? 情報屋で麻薬の売人であるロジャー。 イーサン・ホークがこのロジャーの家を行った時、カタツムリの話をされる。 これの明確な意味は最後まで出てこないし、ちょっとわかりづらい表現である。 結構長いシーンなので、 比喩であることは間違いない。 ここで重要なのは、ロジャーが話し終った後、デンゼル・ワシントンは笑っていない点である。 ロジャーは冗談だと前置きしたのにもかかわらず。 まず「オチ」から考察する。 「 ふざけるな」である。 なぜ、カタツムリをみて「ふざけるな」と言ったのか? 1年がかりで戻ってきたのにもかかわらず・・・ ここでポイントなのが、この人間は投げ捨てたカタツムリを覚えていたか?である。 もちろん覚えているはずがない。 ということは何か? 毎日カタツムリが出てきてウンザリしているのである。 だから、今日もまたカタツムリがいる・・・ふざけるな!なのである。 そのカタツムリの1年の頑張りなんて知る由もない。 これを比喩するのは? 売人? 中毒者? それとも新米刑事? ロジャーが話し終った後のデンゼル・ワシントンが、何ともいえない表情をみせる。 スポンサーリンク ラストは爽快? 中盤でデンゼル・ワシントンと4人の大物と話すところがあるが、ここで「ベガス」というキーワードがでてくる。 この時はまだわからないのだが、「ベガス」でロシアの大物を殺してしまったようだ。 これはスマイリーのシーンで視聴者に明るみとなる。 ロシアのマフィアから狙われているデンゼル・ワシントン。 和解には大金が必要だ。 大金をどうする? ロジャーが持ってる。 そこで、今回の計画を立てたわけだ。 しかし、それが最終的に失敗し、ロシアマフィアに蜂の巣にされれて終幕。 威勢のよかった悪徳ベテラン刑事も最後はあっけなかった。 なぜなら、 スーパーディフェンダーのイーサン・ホークがいたからである。 新米っぽい軟な感じがでていたが、実はかなり強くて最後は笑えた。 スポンサーリンク.

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🥇映画「トレーニング デイ」あらすじ,ネタバレ,レビュー

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映画『トレーニング デイ』を無料でフル視聴できる動画配信サービスの一覧です。 各サービスには 2週間~31日間の無料お試し期間があり、期間内の解約であれば料金は発生しません。 配信状況により無料ではない場合があります。 トレーニング デイの登場人物(キャスト) アロンゾ・ハリス(デンゼル・ワシントン) ロス市警麻薬捜査課のベテラン捜査官。 警官の立場を利用して麻薬密売人やギャングを威圧し、違法な行為で私腹を肥やしている。 スラム街のアパートに愛人と息子を住まわせている。 ロシア人マフィアとトラブルを起こし、命を狙われている。 ジェイク・ホイト(イーサン・ホーク) ロス市警の新人刑事。 交通課から麻薬捜査課に配属され、アロンゾの部下になる。 正義感が強いので、「悪党を倒すためにはそれ以上の悪党になれ」というアロンゾの考えに疑問を持つ。 妻と生後9ヶ月になる娘がいる。 ロジャー(スコット・グレン) 大物の麻薬密売人。 アロンゾとは長い付き合いで、友人のような関係にある。 金を貯めて1年後には引退し、外国でのんびり暮らしたいと思っている。 トレーニング デイのネタバレあらすじ(ストーリー解説) 映画『トレーニング デイ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。 この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。 トレーニング デイのあらすじ【起】 ロス市警でパトカー勤務をしているジェイクは、麻薬捜査課への配属が決まって張り切っていた。 麻薬捜査課で結果を出せば、刑事になりたいという夢も叶うし、部長クラスへの出世も望める。 麻薬捜査課での初仕事の日、ジェイクは直属の上司となるアロンゾに呼び出され、街中のカフェへ向かう。 アロンゾはやり手の刑事で、ジェイクはいきなり彼のペースに振り回される。 アロンゾは今日1日をジェイクの訓練日(トレーニング・デイ)と決めており、「1日で自分の力を示せ」とハッパをかける。 そしてジェイクに麻薬捜査官の心得を教え込んでいく。 アロンゾはジェイクを、自分が飼い慣らしている情報屋のいる麻薬密売現場へ連れていく。 そこで客が麻薬を受け取ったのを確認し、彼らの車を追跡して、麻薬を押収する。 ジェイクはアロンゾに「麻薬を知り尽くすのも仕事のうちだ」と言われ、仕方なく押収した麻薬を吸う。 それはただのマリファナではなく、かなり強力なウェットと呼ばれる麻薬だった。 アロンゾは、この界隈で最も大物の麻薬密売人であるロジャーの家を訪ね、親しげに話しをする。 アロンゾとロジャーは、罪を見逃す代わりに情報を流すという蜜月関係にあった。 2人の付き合いは長く、ジェイクには2人が仲の良い友人のように見えた。 車での移動中、ジェイクは路地裏でレイプされそうになっていた少女を見つけ、すぐ助けに行く。 アロンゾはジェイクが殴られていても傍観しており、手錠をかけた犯人を逃してしまう。 ジェイクはそこで、被害者の少女が落としていった学生証を拾う。 トレーニング デイのあらすじ【承】 正義感の強いジェイクは、卑劣なレイプ未遂犯を逃したアロンゾのやり方に納得がいかない。 しかしアロンゾは「逮捕するのは大物だけでいい」ともっともらしいことを言って、ジェイクを黙らせる。 車椅子に乗った密売人を見かけたアロンゾは、彼を追うようジェイクに命令する。 ジェイクが捕まえた密売人をアロンゾが尋問し、飲み込んでいた錠剤の麻薬を吐かせる。 密売人は銃も所持しており、見逃してもらう代わりに、ボスが「サンドマン」という男であることを暴露する。 アロンゾはサンドマンの住所を調べ、偽の捜索令状を持って、強引にサンドマンの家を家宅捜索する。 そこでアロンゾはサンドマンの隠し金を奪い、そのまま車で逃走する。 サンドマンの妻が騒ぎ出したので、街のギャングたちが銃撃してくるが、アロンゾは平然と応戦する。 次にアロンゾが向かったのは「無法地帯」と呼ばれている危険なスラム街だった。 アロンゾは警官という立場を利用して、この界隈のギャングたちを黙らせ、愛人まで囲っていた。 アロンゾが愛人と寝室へ消えたので、ジェイクは仕方なく、幼い息子と時間を過ごす。 愛人との情事を楽しんだアロンゾは、高級レストランでロス市警の幹部と会う。 アロンゾは週末にラスベガスで揉め事を起こし、ロシア人マフィアの大物を撃ち殺していた。 幹部たちは「ロシア人に殺される前にロスから消えろ」とアロンゾに忠告するが、アロンゾは金でケリをつけるつもりだった。 そのためにサンドマンの家から金を奪い、その金でロジャーの逮捕令状を買う段取りをつけていた。 トレーニング デイのあらすじ【転】 アロンゾは麻薬捜査課の同僚4人を集め、ジェイクも連れてロジャーの家へ向かう。 突然逮捕令状を持って乗り込んで来たアロンゾたちを見て、ロジャーは何事かと驚く。 アロンゾは「上納金をよこせば二度と刑務所には入れない」とロジャーに約束し、ロジャーがキッチンの床下に隠してあった400万ドルもの金を奪う。 そのうちの100万ドルを自分たちで山分けしようとするが、ジェイクだけは金を受け取らない。 アロンゾはジェイクを仲間に引き入れるため、ロジャーを射殺するよう命じる。 しかしジェイクはそれを拒み、結局アロンゾがロジャーを撃ち殺す。 そしてこの行為を正当防衛にするため、防弾チョッキを着た同僚も本人同意のもとで撃つ。 そして、ロジャーが銃を撃ってきたので、ジェイクがロジャーを射殺したという嘘の筋書きを立てる。 ジェイクは「俺じゃない」と反論するが、アロンゾは聞く耳を持たない。 ジェイクに無理やり麻薬を吸わせたのも、ジェイクを不利にするための罠だった。 ジェイクは、金のためにロジャーを殺したアロンゾを、心の底から軽蔑する。 そして、平然と違法行為に手を染めるロス市警の警官たちにも失望する。 アロンゾは「俺の後継ぎはお前だ」とジェイクを持ち上げるが、結局ロジャーを撃ったのはジェイクだということにしてしまう。 アロンゾは、服役中の情報屋の家を訪れ、ジェイクをギャングたちと引き合わせる。 そしてトイレに行く振りをしてその場を離れ、自分は裏口から帰ってしまう。 アロンゾはギャングに金を渡し、ジェイクを始末するよう頼んでいた。 自分が殺されるのだと気付いた時はもう遅く、ジェイクは体を拘束され、風呂場で銃殺されそうになる。 しかしギャングのリーダーは、ジェイクが昼間助けた少女のいとこで、彼女の学生証を持っていたジェイクの話を聞く。 いとこに電話をかけ、ジェイクの話が本当であることを知ったギャングは、ジェイクの命を助けてくれる。 トレーニング デイの結末・ラスト(ネタバレ) 解放されたジェイクは、アロンゾの愛人宅へ向かう。 そして息子にドアを開けてもらい、アロンゾが来ていることを確認する。 アロンゾは今夜中にロシア人マフィアに100万ドルを支払わなければ、殺される運命にあった。 ジェイクはアロンゾに銃を向け、金と銃を渡すよう迫る。 ジェイクはその金を証拠として警察に提出し、自分の無実を証明するつもりだった。 アロンゾはベッドの下に隠していた銃で反撃し、金を持って窓から逃走する。 ジェイクはアロンゾを追いかけ、2人はもみ合いになる。 ジェイクはひどい怪我を負いながらも、アロンゾの車のボンネットにしがみつき、逃走を阻止しようとする。 アロンゾはジェイクを振り落とそうとして事故を起こす。 ジェイクはその隙に、アロンゾから金と銃を奪う。 2人の周囲には、騒ぎを聞きつけたこの街のギャングたちが集まっていた。 アロンゾは彼らに「ジェイクを殺せ」と命じるが、誰もジェイクを撃とうとはしない。 ギャングたちは、警官の立場を利用して好き放題やっているアロンゾに、ずっと反感を持っていた。 ジェイクはアロンゾの尻を撃ち、警察バッジをむしり取る。 ギャングはアロンゾに銃口を向け、ジェイクを行かせてやる。 それでもアロンゾは強気な姿勢を崩さず、ギャングたちを威圧する。 しかしパトカーのサイレンを聞き、現場を離れる。 車を走らせていたアロンゾは、赤信号で停車中にロシア人マフィアに取り囲まれ、蜂の巣にされる。 ボロボロになって自宅へ戻ったジェイクは、アロンゾが殺されたというニュースをラジオで聞く。 トレーニング デイの感想・評価・レビュー デンゼル・ワシントン演じるアロンゾは警官の立場でありながら少しずつやばい感じが出ていて、最初は本気なのか冗談なのか分からなかった。 それがジワジワと怖くてイライラしたし最悪だったが、徹底的に嫌な奴として演じられていたのもあって最後はスッキリした。 ジェイクに関しては配属されて初めての日に1日であんなに色々あって不運だったとしか言いようがない。 ジェイクの正義感で彼の命は助かり、彼が最後まで正義を貫いたのは良かった。 (女性 20代) 監督のアントワーン・フークワにとって、デンゼルの作品は出世作とも言える。 この作品の他にも、監督は有名アクション俳優を起用し映画を撮影しているが、作品によって出来不出来の差が激しいのは、脚本や制作陣だけの問題ではないと思う。 その影にあるのは、主演俳優たちの役に対する入れ込みと努力の賜物だろうと思う。 同じ監督で、相棒ものでも『エンド・オブ・ホワイトハウス』は予算をつぎ込んで宣伝したにも関わらず大コケした。 それを考えると、映画は宣伝や予算でない事が判る。

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映画「トレーニングデイ」の感想・ネタバレ(88点)カタツムリとスマイリー

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の紹介:2001年アメリカ映画。 麻薬取締課に配属された新人刑事の「訓練日(トレーニング デイ)」を描くポリス・アクション。 配属初日、新米刑事ジェイクはベテラン刑事アロンゾから麻薬取締官としてのいろはを教え込まれる。 しかし捜査のためなら平然と法を犯すアロンゾに不信感を抱き始めるジェイク。 そして疑念が頂点に達した時、思わぬ展開がジェイクを待ち受けていた。 デンゼル・ワシントンが第74回アカデミー主演男優賞を受賞している。 監督:アントワーン・フークア 出演者:デンゼル・ワシントン(アロンゾ・ハリス)、イーサン・ホーク(ジェイク・ホイト)、スコット・グレン(ロジャー)、エヴァ・メンデス(サラ)、クリフ・カーティス(スマイリー)ほか 目次• トレーニングデイのネタバレあらすじ:ベテラン刑事と新米刑事 舞台は現代アメリカ、ロサンゼルス。 交通課に勤務していた新米刑事ジェイク・ホイトは、妻子のため出世を狙って麻薬取締課に転属。 初日の朝、上司になるアロンゾ・ハリス刑事から電話でカフェに呼び出され、緊張しながら対面します。 アロンゾはジェイクを車に乗せ、「今日は訓練日(トレーニング デイ)だ」と言います。 まず麻薬の密売現場へ向かった2人。 アロンゾは麻薬を買った学生達に銃を突きつけ怒鳴り散らします。 そのあまりにも乱暴な手法に驚くジェイク。 更にアロンゾは取り上げた麻薬を、半ば強引にジェイクに吸引させます。 次にアロンゾは情報屋ロジャーの家へ向かいました。 ロジャーはアロンゾを歓迎し、談笑し始めます。 トレーニングデイのネタバレあらすじ:深まる疑念 ロジャーの家を出た2人は路地裏でレイプされそうになっていた少女レティーを見つけます。 ジェイクが慌てて駆けつけ男2人組を拘束しますが、アロンゾは興味が無いらしく事件を放置してしまいます。 落ちていたレティーの学生証をポケットに入れ、アロンゾに不満をぶつけるジェイク。 アロンゾは善良な市民を守るためには、麻薬取締官は狼にならなければならないと教えます。 その後車椅子の売人を追い詰め無理やりボスの所在を吐かせたアロンゾは、令状も無しに家宅捜索を始めます。 彼の狙いは麻薬ではなく金品でした。 金を奪ったアロンゾにジェイクは当然抗議しますが聞き入れられません。 それどころかこの程度で怯えるなら元の部署に戻れと脅される始末です。 トレーニングデイのネタバレあらすじ:凶行 昼頃2人は非常に治安の悪い地域へやって来ます。 アロンゾはこの地域の顔役でしたが、あまり好かれてはいないようです。 アロンゾの愛人と息子が住む家で昼食にした後、刑事2人と検事1人の3人組と会うためレストランへ。 彼らと離れた席に座ったジェイク。 アロンゾは3人と談笑していますが、会話の内容からどうやら全員汚職に関わっているメンバーのようでした。 少し前にラスベガスでロシア人と揉めたことに言及されたアロンゾは、金で解決すると余裕を見せます。 彼らに手を回して貰ったアロンゾはロジャーの逮捕令状を金で手に入れ、部下を呼び出し行動に移りました。 ロジャーの家に踏み込んだアロンゾ達は床下から大金を発見します。 それを当然のように着服するアロンゾ達に目を丸くするジェイク。 更にアロンゾはロジャーを射殺した上、正当防衛でジェイクが殺害したのだと口裏合わせを要求してきました。 怒りに震えるジェイクはアロンゾに銃を向けますが結局撃つことは出来ませんでした。 トレーニングデイのネタバレあらすじ:アロンゾの裏切り 夕闇が迫る中、アロンゾはジェイクを連れてスマイリーというギャングの家へ向かいます。 家には数人のギャング達が集まっていました。 異様な空気にジェイクはアロンゾを呼びますが、彼は既に姿を消していました。 アロンゾはギャングにジェイクの殺害を依頼していたのです。 アロンゾはラスベガスでロシア人を殺害してしまい、その手打ちのため今夜金を払うことになっているそうです。 そのためにロジャーを襲い、邪魔なジェイクを消そうと目論んだのでした。 ジェイクは暴行を受け殺害されそうになりますが、レティーの学生証が命を救ってくれました。 彼女はスマイリーのイトコだったのです。 レティーを助けた礼として見逃して貰ったジェイクは、怒りを燃やしながらアロンゾの愛人宅へ向かいます。 トレーニングデイの結末:決別の果て 家に入り、アロンゾに銃を向けるジェイク。 しかし隙を突いたアロンゾが窓から屋根に逃走します。 追いかけたジェイクでしたが腕っ節でアロンゾに敵うはずもなく、殴り倒されてしまいます。 アロンゾは金を詰めたバッグを持ち、車に乗り込みました。 しかしジェイクがボンネットの上に飛び降りて来ます。 ジェイクを振り落とそうとするアロンゾは誤って別の車に衝突、脳震盪を起こします。 ジェイクはアロンゾを車外に引きずり出し、バッグを奪いました。 集まってきたギャング達に促されその場を去るジェイク。 アロンゾは金を返せと叫びますが、誰も嫌われ者の彼に味方しませんでした。 アロンゾは仕方なく車で逃げようとしましたが、赤信号で止まった際殺し屋に囲まれ蜂の巣にされてしまいます。 ジェイクが家に帰ると、ニュースが流れています。 アロンゾの死が伝えられ、この映画も終わりを迎えます。 以上、映画トレーニング デイのあらすじと結末でした。 デンゼル・ワシントンと言えば、正義感が強い役が多いのですが この映画では、悪役に挑戦します。 悪役と言っても、表向きは優秀な刑事で実は「悪徳刑事」という深い役どころ。 そういう事前情報を持って見始めても ついつい以下のように深読みしてしまいます。 「デンゼルがやる役だから、『悪徳刑事』と見せかけておいて さらに、その裏で『大義』に振舞って悪ぶっているのかもしれない。 つまり、 本当は、すごく良い人なのかもしれない。。 」 ところが。 ストーリーが進むにつれて、アロンゾ刑事(デンゼル)の悪さが露呈してきます。 その露呈の仕方が、デンゼルの驚異的な演技力によって ド迫力で表現されています。 知性的で、荒々しくて、冷酷で、人間臭さも豊富でリアルな 悪。。 見たあとも恐ろしさが長く残る大好きな映画です。 アクションシーンは多めで、見ていて飽きません。 銃殺シーンは、わずか2シーンだと思いますが。。 そのシーンは 見ていて、なんとも重い感じで胸に迫ります。 長く記憶に残る映画になるでしょう。

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