矢沢永吉、一夜限りのフェス＜ONE NIGHT SHOW 2019＞開催決定
ちなみに矢沢永吉の東京後楽園球場でのライブはこの一夜限りだ。 当時は警察から＜ 本当にやるつもりか？＞と言われていたらしい。 この年の4月には キャンディーズの解散コンサートがここで行われていたが、いわゆるロック・アーティストによるワンマン・ライブスタジアム・サイズの会場で行われるのは、この日の矢沢の後楽園球場が初めてだった。 そしてまた後楽園球場と「 東京ドーム」の両方でライブを行なった日本人ロッカーは矢沢永吉、ただ一人だった。 この日の模様は11月の日本テレビ系で『 ビッグ・サタデー矢沢永吉ワンナイト・ショー』というタイトルでオンエアされた。 その収録されたビデオを私は、今から出てくる先輩から頂いた。 この日、約 5万人の聴衆が集まったそうです。 ところでこの 1978年の年に、＜ 矢沢永吉＞のキャリアは大きく転換した。 『 成りあがり』という衝撃的な本を出して一世風靡し、 '78年6月発売のアルバム『 ゴールドラッシュ』は、同時3月発売で資生堂のCMに使われた『 時間よ止まれ』のヒットに引っ張られ日本中を巻き込んでいた。 正に ジャパニーズドリームの体現者であった。 ちなみに『時間よ止まれ』のキーボードは＜ 坂本龍一＞氏だ。 ドラムは＜ 高橋幸宏＞氏と言われてる。 1975年のキャロル解散からソロ転向して 3度目の 出来事だ。 そして、その矢沢が東京後楽園球場でコンサートを行なった。 ここで、この日に歌われた曲目を載せておこう。 1978. 28 GOLDRUSH'78 PART-1 後楽園球場 1. トラベリン・バス 2. 世話がやけるぜ 3. あの娘と暮らせない 4. 古いラブレター 5. チャイナタウン 6. ラッキー・マン 7. ゴールドラッシュ 8. 苦い涙 9. 親 友 10. 昨日を忘れて 11. 時間よ止まれ 12. 恋の列車はリバプール発 13. サブェイ特急 14. 黒く塗りつぶせ 15. ガラスの街 16. ウィスキー・コーク 17. アイ・ラブ・ユー、OK 18. そっと、おやすみ Instrumental ーアンコールー 19. 鎖を引きちぎれ 20. ズッコケ娘 21. もうこの地点で＜ ビッグ・スター＞ということが認知されたんだろう！。 『 トラベリン・バス』から始まったライブは、一気にトップギアという感じだった。 周囲の物凄い声援と大音量の PAで、先輩の初めての野外コンサートの体験は幕を開けた。 田舎に住んでいる私には考えられないような体験である。 観客の「永ちゃーん!! 」の太い声はコンサート中にずっと聞こえていたそうです。 今は CDやビデオ『 矢沢永吉ヒストリー』で確認出来る。 もしくは当時の日本テレビでオンエアされたビデオを観ると、更に凄いことがわかる。 アンコールさなかの楽屋ではスタッフから矢沢に「外に音が漏れてる！苦情の電話が警察から入っている！」と緊迫した空気が流れたが矢沢は「かまない！オレ達より野球観戦の方がうるさいもん！」というシーンがある。 残念ながら『矢沢永吉ヒストリー』には収録されてないが、 YouTubeで見られると思う。 ＊写真手前に観客が見えるが、ステージまでズラッと勢ぞろいという感じだ。 この写真は 終演直後だったそうです。 とにかく内野等のスタンドに居た、盛り上がった観客が一気に内野に入り始めたそうです。 内野にあったボール避けのネットは観客に 破壊され、完全に 乱入状態になっていた。 結構な人数の警備員が配置されていて、それを止めに入るが興奮した客を止められる実力はなく、なるすべも無かったという感じだったそうです。 行為そのものが、意外と皆んな 確信犯でやっていた人が多かったらしいです。 この日、まだデビューする前の中学生だった＜ 近藤真彦＞が友達と見に来ていた。 そして先輩は今になってこの写真を見ると、あのライブの終演後の雰囲気が非常に良く出ていると言ってました。 ここに来ていた人たちは、今頃何処で何をして生きているのであろうか？....... 皆んな元気に日本を支えているといいが....
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