いちじくとは? まずいちじくとはどんな食べ物なのか紹介していきます。 いちじくの原産地はアラビアの南部が主で、 6000年以上も前から存在している果実です。 もとの栄養価が高く、乾燥させたものは実と葉にわけて漢方として使われるほど。 そんないちじくは近年ドライフルーツとしても人気を見せています。 ドライいちじくの効果とは? ドライいちじくは果実から水分を抜いているだけなので、 本来の栄養素を凝縮しており、生で食べるよりも栄養価が高い成分が多いとされています。 便秘改善のサポート ドライいちじくの大きな効果として 便秘改善のサポートがあります。 ドライいちじくは豊富な食物繊維を2種類とも持っており、 どんな種類の便秘にも効果があるといわれています。 ペクチンという成分は、 水溶性食物繊維で水にとける性質です。 体内の水分を含むことで粘着性のある物質に変化し、糖質の吸収速度をゆるやかにしてくる効果があります。 食事をしたあとの急激な血糖値の上昇をおさえてくれますし、 血液中にあるコレステロールを減少させる効果もあります。 もう一つの 不溶性食物繊維は水に溶けにくい性質で、便のカサを増やして排便をうながしたり、 腸内の有害な物質などを吸着し一緒に排出させる効果があります。 この2種類の食物繊維がサポートを行い腸環境をととのえてくれるので、 便秘に悩んでいる方は積極的に摂取するのをオススメします。 二日酔い予防や消化の促進 ドライいちじくに含まれているフィシンという成分は、食べたものの消化を促進させてくれる効果があり、 食後に食べることで二日酔いの予防にもなると言われています。 一緒に含まれているアミラーゼやリパーゼも消化を促進する効果を持っていて、 糖質脂質の消化に力を発揮してくれるので少し食べ過ぎたなとおもったらいちじくを摂取してみるのも一つの手です。 抗がん作用 いちじくの果汁から抽出できる ベストアルデヒドという成分は抗がん作用があるとされ現在も研究されています。 がん細胞を麻痺させることで抑制する効果が認められているようですが、残念ながらまだはっきりとした結果は発表されていません。 女性ホルモンのバランスを整える いちじくの種にはエストロゲンという成分も豊富に含まれており、女性特有の悩みを改善してくれます。 エストロゲンは女性ホルモンのバランスを整える働きをしてくれるという事で、生理痛や生理不順はもちろんのこと、更年期障害や肌のトラブルなんかにも良いとされています。 ドライいちじくの効果的な食べ方 たくさんの高い栄養素を持つドライいちじくですが、一体どのように食べるのがいちばん効果的なのでしょうか? 理想の食べるタイミングはズバリ「食後」です。 先ほども紹介したように、いちじくには消化を助ける成分がたくさん含まれています。 食後にドライいちじくを1粒食べるようにすれば 脂質や糖質の吸収もおさえてくれるため、肥満を防止する効果をえられます。 ダイエットをする方はおやつ代わりに持ち歩いて、 空腹時に食べることもオススメです。 ドライフルーツは噛みごたえのある食感が特徴なので、絶対的によく噛んで食べることになります。 すると満腹中枢が刺激され、 少量なのにも関わらず空腹を乗り切ることができます。 生の果物と比べてドライフルーツはカロリーが高め。 ドライいちじくは1日に3~4粒が目安とされているので、1回に食べる量は1粒と決めて食べるなどしっかり制限するようにしましょう。 便秘解消にはバナナとドライいちじく 便秘を解消したい方は、 バナナと一緒にドライいちじくを食べることをオススメします。 ドライいちじくやバナナを別々で食しても、豊富な食物繊維により効果は感じられると思います。 しかしそれでも改善しない場合もありますので、より効果を得たい方はダブルの効果を試してみるのも良いと思います。 抗ガン作用と美容にはマンゴーとドライいちじく マンゴーと一緒に食べることで ガンを抑制する力があがるとされています。 さらに マンゴーには美肌のもとであるビタミンA・C・Eがふくまれており、いちじくには消化を促進することでダイエットの効果が期待されていますから、中と外同時にキレイを目指すこともできます。
次のいちじくってどんな食べ物?そもそも果物なの? そもそもいちじくがどんな食べ物なのかご存知ですか? クワ科イチジク属の落葉高木、またはその果実のことである。 野菜なのか果物なのかもはっきりしていなかったと思いますが、「果実」ということで果物に分類されます。 いちじくは漢字で書くと「無花果」。 花を咲かせずに実を付けるように 見えることからこの名前が付けられたとされています。 「見える」だけで実際には花は咲いています。 ただ、実の中に小さな花をつけることから外からは確認できないという特徴があります。 いちじくにも品種が多数あって、• 桝井(ますい)ドーフィン• 蓬莱柿(ほうらいし)• とよみつひめ• ビオレ・ソリエス• スミルナ となっています。 をどうぞ。 たくさんありますが、国内で販売されるいちじくの約8割が「桝井(ますい)ドーフィン」です。 特徴は、ほどよい甘味とさっぱりとした風味があることです。 生食のほかにジャムとして利用されることもあります。 果重は80~200gと幅広く、8月~10月頃に収穫されます。 いちじく(生)とドライいちじくの栄養価比較(100gあたり) 生のいちじく ドライいちじく カロリー[kcal] 54 292 脂質[g] 0. 1 0. 6 炭水化物[g] 14 76 たんぱく質[g] 0. 6 4 ナトリウム[mg] 2 9 カリウム[mg] 170 840 ビタミンC[mg] 2 0 ビタミンB6[mg] 0. 1 0. 2 鉄[mg] 0. 3 1. 4 カルシウム[mg] 26 130 マグネシウム[mg] 14 62 ドライいちじくの方が全体的に栄養価が高くなっていることがわかります。 乾燥させることの強みは、ミネラル成分が飛び抜けて高くなることです。 一方で、ビタミンCはなくなってしまいます。 ドライいちじくのここがすごい!(効果) 写真:カルシウムと鉄分のイメージ ミネラル成分が多くなることはすべてのドライフルーツに共通して言えることですが、特に いちじくが優れている点は、カルシウムと鉄の量です。 カルシウムの作用は?不足すると… カルシウムにはご存知の通り、骨や歯の構成をする作用があります。 また、体の生理機能を調整し心を安定させる働きもあります。 イライラを鎮める、大腸がんのリスクを下げるなどさまざまな生理作用があります。 不足すると、• 骨や歯がもろくなる• 骨粗しょう症になりやすくなる• 神経過敏になる と、不安になることばかりですね。 鉄分の作用は?不足すると… 鉄分には、貧血予防・疲労回復・骨・歯を丈夫にする作用があります。 貧血予防の食べ物として一般的なのはレバーですが、嫌いな人も多いのではないでしょうか?なので不足しやすい栄養素のひとつです。 不足すると、• めまい• 疲れやすい• 肩こり• 集中力の低下• 憂うつな気分• 神経過敏• イライラする、キレやすい• 食欲が低下する• 脚がつりやすい etc… という具合に、体へのダメージが非常に大きいです。 当然、「鉄分・カルシウムだけ取ればいい」というわけではありませんが、不足しがちな栄養素なので、意識して摂りたいですね。 そこでドライいちじくの登場なのですが、 ドライいちじくを1日3つ食べることで、1日に必要なカルシウムと鉄を補える言われています。 あくまでも「補える」であって、1日に必要な摂取量をクリアできるわけではありませんが、不足しがちなミネラルを たった3つで補えるんだったら凄いですよね! その他のすごいところ• 便秘解消効果• ダイエット効果• 肌荒れ、女性ホルモンを整える効果 などがあります。 を参考にしてください。 いちじくの食べ過ぎには注意!? 栄養素というものはなんとも難しいもので、不足するのもよくなければ摂りすぎもよくありません! いちじくの場合、ペクチンやセルロースなど水溶性食物繊維・不溶性食物繊維がバランスよく含まれていることから便秘解消に効果がありますが、食べすぎるとこれらが悪さをして下痢気味になってしまいます。 あとはいちじくに限ったとこではありませんが、カロリーが高いので注意しましょう! さいごに いかがでしたか? いちじくには不足しがちな栄養素「カルシウム」と「鉄」が多く含まれています。 摂りすぎもよくありませんが、不足しないように毎日少しずつ、おいしく食べてほしいと思います。
次の5月から11月頃まで店頭に並ぶいちじくですが、あまり馴染みがないという方が多い果物です。 スーパーにもあまり並んでいないし、目に触れる機会もないですよね。 一度も食べたことがない方も多いと思います。 しかし調べていくと、いちじくには栄養価が高く女性には嬉しい効果がたくさんあることも分かりました。 たとえば、便秘や下痢の解消、老化防止、しわの予防、ダイエット効果、貧血防止、冷え解消などの効果があります。 さらに、いちじくのドライフルーツは、生に比べて栄養価がさらにアップすることが分かりました。 この記事では、いちじくの栄養価や女性に嬉しい効果、さらにドライフルーツにした時の栄養価やカロリーを生と比較、いちじくを食べるときの注意点などを紹介します。 ぜひ、栄養価たたっぷりのいちじくを一度食べてみてください。 いちじくのカロリーは他の果物と比べて高い? 果物であり・甘いものであり・栄養価が高いという事ですが、そんなに甘い話があるのかと疑ってしまいます。 もしかすると、カロリーが高い可能性があります。 他の果物と比較してみましょう。 100gあたりのカロリー 一覧 いちじく 54 kcal バナナ 86kcal パイナップル 84 kcal リンゴ 61kcal メロン 42 kcal もも 40kcal グレープフルーツ 38 kcal 果物の中ではカロリーは平均より少し低い方です。 果物の平均カロリーは61 kcalとされているので、生活の中に取り入れる分には、問題のない範囲内と考えられます。 糖質も同じく平均より低く、更に糖質吸収を抑える効果もある為、ダイエットをしている方や糖尿病予備軍の方に効果的でしょう。 すでに糖尿病の方は主治医との相談が必要です カロリーも糖質も問題なく食べられるというのは嬉しいですね。 いちじくのドライフルーツのデメリットは? 生のいちじくに比べとても食べやすい為、ドライフルーツ1粒であれば一口で食べてしまいます。 食べ過ぎてカロリーオーバーしてしまうなんてこともあるでしょう。 ここは気を付けたい点です。 またいちじく自体は腹持ちが悪いため、ついつい何かを口に入れたくなってしまうところが欠点です。 おやつにドライフルーツを何粒か食べるくらいなら大丈夫ですが、ダイエット目的の方がドライフルーツをたくさん食べてしまうと逆効果になってしまうことがあります。 そして、 ドライフルーツのいちじくはビタミン Cが失われてしまいます。 乾燥させただけで失われる栄養素があるのは、とても残念ですね。 いちじくを生とドライフルーツで栄養価を比較 結局、どのくらい栄養価に差があるのか、100gあたりの比較してみましょう。 生のいちじく ドライフルーツ カロリー 54 kcal 292 kcal カリウム 170㎎ 840㎎ カルシウム 26㎎ 130㎎ 鉄分 0.3㎎ 1.4㎎ ビタミンC 2㎎ 0㎎ あくまでもグラム数での比較の為、1粒にするとまた数値が変わります。 低カロリーで抑えたいのか・カリウムを多く摂取したいのか・ビタミンCを残したいのかをよく考え、どちらでどのくらいの量を食べるのかを決めると良いでしょう。 とはいえ、ドライフルーツの方が保存も出来ますし、圧倒的に食べやすいので、ビタミンCは無くなってもこちらの方が人気の食べ方と言えます。
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