お 線香 本数。 宗派による線香の作法の違いとは

宗派による線香の本数の違いとは?

お 線香 本数

線香の本数には決まりがある よその家に行ってお線香をあげる時、みなさんは何本あげますか? 私は、どこへ行ってもいつも1本。 取り出したままの長い状態で、火をつけて立てます。 もちろん、宗派によって本数が違うということは知っていますが、その家がどんな宗派なのか知らないですし・・・。 わざわざ、そこで「失礼ですが、宗派は?」なんて聞くの野暮だし「まー、シンプルに1本で失礼ではないんじゃないかな?」と。 ですが、一緒に行った人たちを見ていると、1本を数本に折って寝かせてあげるスタイルの方もいますよね。 日本で一番多い宗派である浄土真宗だと、「1本を数本に折って、寝かせる」というスタイルが正式だそうで。 私のやり方は、本数は正解ですが作法は間違いだったということですね。 宗派別の本数を確認 では、他の宗派では線香は何本あげるのが正式なのか。 宗派別に本数のルールをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。 ちなみに、1本の意味は「修行の瞑想の時、線香が燃え尽きる時間を計っていたため」。 3本の意味は、「貪・怒・痴の三毒の心を追い払うため」だそうです。 そういった意味を知っていると、1本の線香が燃え尽きるまでの時間も尊いように思えてきますね。 お線香の本数に迷ったら 宗派がわからなくて線香の本数に迷ってしまう・・・という場合は、こんな方法で切り抜けましょう。 こういった手が使えない場合は、シンプルに1本立てるか、もしくは寂聴さん方式で3本立てましょう。 1本は故人のために、2本目は故人と対話するために、そして最後の1本は自分自身の懺悔のために。 自分の中でその本数にする意味を認識し、その信念に基づいてあげるのであればあまり本数にこだわる必要はないのではないでしょうか。 (そもそも、インドから正式に伝わったルールではないという説もありますよ).

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仏壇の線香のあげ方は?線香を折るの?鐘は鳴らすもの?

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線香をあげる意味 日本では仏壇に手を合わせる時や、お墓参りの時に線香をあげる習慣がありますが、そもそも線香をあげる意味はなんなのでしょうか。 実は線香をあげる意味は複数あり、なかなか奥深いものとなっています。 線香をあげると仏様に想いを伝えることができる 線香をお仏壇にお供えするのは、 香煙を通して仏様とお話するという意味があります。 つまりあなたがなくなった方へ何かを伝えることが出来るということですね。 諸説はいろいろあるようですが、仏壇で鳴らとチーンとなる「おりん」のように呼びかけたり、通じたりすることができるとされています。 生前に話せなかったことや、亡くなってからの出来事などを、線香をあげている間はゆっくりと伝えてみてください。 またその時は心静かに行って下さい。 故人の食べ物 線香の香りは 故人の食べ物になると言われています。 特に亡くなってからの 49日が過ぎるまでの期間に食べるものが線香の香りだと考えられています。 仏教経典のひとつ「倶舎論(くしゃろん)」にはこのような記述があります。 「死後の人間が食べるのは匂いだけで、善行を行った死者は良い香りを食べる」 ただ線香をあげるだけでなく生前に好んでいた香りに近い線香を探して供えたいものです。 自分と場を清める 線香をあげることには 自分の身やその場を清めるという意味もあります。 線香には香りがあるので体などの臭いを消す事ができますよね。 その為、 仏教では線香をあげることで体と精神を清めるとされたと言われています。 現代でもアロマテラピーなどで実証されていますが、良い香りをかぐことで人の心も穏やかになりますので、その作用も影響されたのかもしれませんね。 仏様が迷わないように 線香には 仏様をあの世まで迷わせない意味もあります。 このため通夜では故人のご遺体の枕元に1本だけたてます。 これは先に紹介した仏様に想いが伝わることと同じなのですが、 線香をたてることで読経と周囲の想いが伝わり迷うこと無くあの世に旅立てるとされています。 線香をあげる意味のまとめ 線香1つにこれだけたくさんの意味があると知っている人はなかなかいませんよね。 こんなにも意味があるということはそれだけ故人を大切に思う気持ちが昔から大きかったということでしょう。 現在も線香をお供えすることは、仏様と向き合う上でとても大切な行為になります。 線香の香りで心を沈め、仏様とゆったり会話をしましょう。 線香を折る方法は?本数はいくつがいい? 結論から言えば、 線香を折ることも、本数も各宗派によって異なります。 折るのが正しいとされる宗派もあれば、折るのは縁起が悪いという宗派もあるのです。 本数もまた宗派によって異なり、立てる本数にもそれぞれの意味合いがあります。 下記、宗派によっての本数と香炉への立て方をまとめました。 浄土宗の線香の本数と立て方• 線香本数…1~2本• 立て方…香炉の真ん中に立てる 浄土宗は線香に火をつけて、香炉の真ん中に1~2本立てましょう。 浄土真宗の線香の本数と立て方• 本数…1本を2つに折る• 立て方…1本を2本に折ったものを横に寝かせて香炉に置く 浄土真宗は1本の線香を真ん中から2つに折り、2本になった線香に火をつけて横に寝かせて置きましょう。 曹洞宗の線香の本数と立て方• 本数…1本• 立て方…香炉の真ん中に立てる 曹洞宗の線香は1本のみ、火をつけて香炉の真ん中に立てましょう。 日蓮宗の線香の本数と立て方• 本数…1本• 立て方…香炉の真ん中に立てる 日蓮宗の線香も1本のみです。 線香に火をつけて香炉の真ん中に立てましょう。 天台宗の線香の本数と立て方• 本数…3本• 立て方…香炉の中で逆三角形になるように立てる 天台宗の線香は3本、3本ともに火をつけて、1本を自分が座っている手前側に、残り2本を仏壇側に立てて3つの線香が逆三角形になるようにしましょう。 真言宗の線香の本数と立て方• 本数…3本• 立て方…香炉の中で逆三角形になるように立てる 真言宗の線香の立て方も天台宗と同じく、3本に逆三角形に立てるです。 宗派によっての作法の違いは、 必ずしも覚えておかなければならないものではありません。 弔問した際に、故人の家の宗派がわからないということもあると思いますが、その場合は普段自分が行っている作法で良いでしょう。 しかし、気になる場合には周りに合わせる等してご供養しましょう。 嫁いだ先の線香のあげかたがわからなければ、直接ご家族に聞くのも気まずいので、まずは 旦那様に宗派などを聞いておき、現場では念の為に義母さんや周りにあわせて同じように行ったほうが無難です。 また同じ宗派の中でも線香の立て方が違う場合もあるので、やはり周りに合わせるのが一番良いです。 中には宗派関係なく線香が倒れたりしないように、最初から寝かせて置く家もあります。 スポンサーリンク 線香の消し方 線香を消す時は皆さんどのよに消しているでしょうか。 手で消す人もいれば、口でフッと火を消してしまう人もいます。 特に子供は手ではなかなか消えない為、口から息を吹きかけて消す事もありますが、線香に付いた 火を口からはいた息で吹き消す、という行為は絶対にしてはいけません。 人の口は「悪行を積みやすく汚れやすい」とされているため、仏様に供えるお線香を息で吹き消すことは罰当たりな行為で、どの宗派でも良くないこととされています。 口は使わず 手で仰いで消すか、線香を振って消しましょう。 消すことよりも臭いを出さないお線香に変える、ランプのものに変えるなどの工夫をしても良いですね。 線香の匂いの消し方 線香の匂いが気になる、取れない、少し苦手など、線香の匂いでも人には好き嫌いがあるものですよね。 線香の香りを消したい場合、まずは 換気をしましょう。 それでもダメなら 消臭スプレーや空気清浄機、消臭機などを使って匂いを消すのが効果的です。 「もの」に染み付いてしまった場合、重曹を使って消臭するのも効果的です。 スプレーボトルにぬるま湯を入れ、重曹を入れて振れば 重曹スプレーができます。 目安はぬるま湯500mlに重曹が大さじ1になります。 それを吹きかけ、最後は濡れ雑巾などで拭き上げて下さい。 「衣類」に匂いが染み付いてしまった場合は、 酸素系の漂白剤につけ置きするのが良いでしょう。 液体タイプと粉末タイプがありますが、粉末タイプの方が効果が高い場合が多いです。 または衣類に アイロンをかけることで匂いを消すことも出来ます。 衣類の上に濡れタオルを置き、その上からアイロンをかけるだけです。 この方法でも匂いが軽減されるので急いでいる場合に便利です。 線香の灰の処分方法 線香に火を灯すと最後には灰になり溜まっていきます。 この線香の灰の処分方法ですが2つのパターンがあります。 一軒家の場合であれば 庭に撒くことができます。 マンションや撒くのに抵抗がある場合は袋に灰を入れて 水分を少し含ませてから可燃ごみの日に出しましょう。 念の為、お住まいの自治体に確認をしてください。 ゴミに出すのは気が引けるということもあるかと思いますが、既に供養を終えたものなので、ゴミとして出しても罰当たりなことではありませんのでご安心下さい。 また「 灰ならし」という掃除道具も仏具にはあります。 鉄製で先が熊手状になったしゃもじのような形をしたもので、網が付いていたり様々な種類が発売されています。 灰や燃えカスを取り除くだけでなく、長期間たって固まった灰を柔らかくして線香をたてやすくしたり、灰に線をひいて美しく見せることも出来ます。 灰ならしも装飾豊かな物がありキレイなものが多いので購入もオススメです。 線香をあげる意味と折る方法のまとめ• 線香をあげることで仏様と通じることができる• また故人の食べ物、清め、仏様が迷わないようになど様々な意味がある• 線香の折り方や本数は宗派によって違う• 嫁ぎ先の宗派は早めに把握しておこう• 線香は口で消しては絶対にダメ• 匂い消しはまず換気、重曹スプレーや酸素系漂白剤とアイロンも効果的• 灰の処分は基本可燃ごみ、自治体に確認してから廃棄を 宗派や作法は違えど、お線香をお供えすることの意味や、仏様を思い供養する気持ちは同じです。 大切なのは故人やご先祖様を思い、お線香をあげることではないでしょうか。 何かと忙しい毎日ですが、たまにはお墓参りや実家に帰った際にお仏壇に手を合わせ、お線香をあげて仏様とゆったりと会話をしてみましょう。 そういう時間もあなたの癒やしにきっとなってくれますよ。

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線香をあげるときのマナー 本数とあげ方に決まりがある?仏壇とお墓の場合を別々にご紹介!

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「お線香は何本供えるのが正しいの?」 故人が亡くなって仏様となってからは、家族は仏壇やお墓にお線香をお供えしますよね。 お通夜、告別式、初七日、四十九日、一周忌にお彼岸、お盆、と普段のお参りから法要まで様々な場面でお線香をお供えします。 ですが束で供える事もあれば1本を折ってから2本供える事もあったり人によっても供える本数は様々です。 そこで お線香は本来何本供えるの? 四十九日過ぎてからは? お墓参りの場合は一人2本? などと線香の本数について疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。 これから年齢を重ねるにつれてお線香を供える機会は増えてきますし、正しい本数について知っておきたい方も多いと思います。 という事で今回は 四十九日までの線香の本数や、普段のお参りの時の線香の本数などをご紹介させて頂きたいと思います。 お線香の本数は何本が正しいの?と気になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね。 線香は何本供えるのが正しいの?仏壇に供える本数は? それでは早速、線香の本数について何本が正しいのかご紹介させて頂きます。 まず初めに 四十九日の法要が終えた後普段のお参りの本数についてご紹介をさせて頂きますね。 仏壇に供える線香の本数は宗派によって異なりますが1本~2本が最も一般的です。 まず、基本的にお仏壇に供える線香の本数は同じ仏教でも宗派によって異なります。 なぜかというと、そもそも「線香」というものが日本に古くからあるものではないからなんですね。 インドや中国などでは古くからありましたが日本に普及したのは江戸時代後期の事で、ごく最近の事なのです。 ですが、その頃の日本では既に仏教も宗派が50個以上と数多く分かれていました。 ですので、そこで「線香を先祖に対してどう使っていこうか?」という事は各宗派ごとに独自に決めていったのです。 そういった経緯から線香を供える 正式な本数というのは宗派によって異なるようになっています。 1本だったり、3本だったり、折って寝かせたり、火を付けなかったり、、と様々なパターンがあるんですね。 線香の本数は2本が最も多い?宗派ごとの数を解説! 線香の正式な本数は宗派によって違い、その宗派も細かく分けると50以上に分かれています。 ですが、基本的に多くは以下の宗派に当てはまります。 そこで、現代の日本では浄土宗、浄土真宗、真言宗が多くを占めています。 (もちろんそうでない方もいらっしゃいます) なので線香の数は 1本~2本が日本では最も一般的となっていますね。 また、特に多いのが 浄土宗になるのですが、この宗派は書いてある通り線香の本数に決まりがありません。 なので、代々ご先祖様が帰依している菩提寺が 浄土宗であった場合は、特に気にせずに線香を供えてもよいです。 なので、基本的に普段のお参りではお仏壇に1~2本ほど供えれば良いですね。 ただ、宗派も大事ですが多くの人が参列する法要などでは周りの方の事(TPO)を考える事も必要となってきます。 例えば、多くの人ががお線香を立てるのに香炉が小さい場合、一人が2本、3本と立ててしまうと香炉が線香でいっぱいになってしまいますよね。 そうなると、あとに線香を立てる人が立てづらくなってしまいます。 なので、そうした場合などは決まりにこだわらず、本来は故人を悼む気持ちの方が大事なので、気持ちとして1本供えればよいですね。 線香は四十九日前まではどの宗派も1本だけがマナー 宗派によって供える線香の本数は違いますが、それは四十九日の法要を終えた後になります。 次に四十九日前までの線香の本数についてご紹介させて頂きますね。 四十九日が終わるまではどの宗派も線香は1本だけ立てる事がマナーです。 なぜかというと、四十九日を終えるまでは亡くなった故人を天国へ導く役目を線香の煙がしているとされています。 そこで、線香を2本立ててしまい煙が2つに立ってしまうと、道が2本と分かれてしまうんですね。 そうなると、亡くなった故人がどちらの道へ行けばよいのかと迷ってしまい天国まで行けなくなってしまうからなんです。 なので、四十九日の法要が終わるまではどの宗派も必ず線香の数は1本という風に決まっています。 ですので、 お通夜、告別式、初七日、四十九日など、四十九日の法要が終わるまでは線香の本数は1本だけ立てるようにしましょう。 ですが、四十九日が終われば故人は天国へ旅立つため、もう道しるべは必要ありません。 そうなったら以降は本数に制限はないため、自分の宗派に合わせて好きなように立てるようにすればよいですよ。 普段の仏壇に供える本数や、 一周忌、三周忌などの法要では宗派に合わせればよいという事ですね^^ お墓参りの時のお線香の本数は何本? それでは次にお墓参りの際の線香の本数についてご紹介させて頂きますね。 お墓参りでは束で供えるのか、分けて供えればいいのか・・と気になってしまう方は参考にしてみて下さいね。 お墓参りで供える線香の本数には特に決まりはありません。 お墓参りで供える線香の本数は特に決まりなどはありません。 束でお供えしても構いませんし、他の参列者と分けてお供えをしても大丈夫です。 四十九日よりも前の場合は必ず1本にする必要がありますが、それ以降の場合は本数に制限はありません。 基本的には、普段お仏壇に供えるようにお供えをすればよいので、気になる場合は宗派ごとの本数に合わせればよいですよ。 もしくは、地域性や風習なども関わってきますので、お家の方に確認を取ってみる事もよいでしょう。 四十九日の法要さえ終えていれば本数はあまり難しく考える必要はないので、その場に合わせてお参りをするようにしてみて下さいね。 まとめ お線香は何本供えるのが正しいのか?についてご紹介をさせて頂きました。 まず、四十九日の法要が終わるまでの間はご先祖様が道に迷わないように1本にします。 通夜も葬儀も仏壇へのお参りも必ず1本という事ですね。 次に、49日の法事が終わった後は宗派や家の習わしに沿って、お供えをすれば大丈夫です。 2本だったり、3本だったり、線香を折ったりと色々とやり方はありますが、それに合わせてお供えをすれば大丈夫ですよ。

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