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ヤマハ「Vino」がEV化! 電動バイク「E

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電動バイクの特徴による大きな違い 電動バイクはバッテリーに蓄えた電気でモーターを動かして走行するのが最大の特徴で、ガソリンバイクとの違いが生まれるポイントです。 電動バイク特有の大きな特徴から確認していきましょう。 エンジン音がない• エンジンによる振動がない• 給油(充電)コストが安く、時間がかかる 電動バイクの運転中に聞こえる音はとても静か。 その静音性はまるで自転車を運転しているようだと評判で、夜の住宅街でも騒音を気にせずに走れるのがメリットです。 燃料費に100円の差がつく! ガソリンとEVを比較してみよう そして気になる給油コスト(充電にかかる電気代)について考えてみましょう。 走行距離は機種によって異なりますので、全体的な傾向をざっくりと比較していきます。 ガソリンエンジンで35km〜40km走るときの燃料費は? ガソリンエンジンの原付は1リットルあたりおよそ35km〜40kmの走行が可能とされています。 ガソリン1リットルの価格を125円前後とすると、原付で35km~40km走行するには125円ほどかかります。 電動バイクで35km〜40km走るときの電気料金は? そして原付に相当する電動バイクは1回の充電でおよそ35km〜40km走行できるとされています。 バッテリーの種類や機種によって若干の差はあるものの、電動バイクの充電1回あたりの電気料金は27円前後と言われています。 よって、電動バイクで35km~40km走行するコストは、27円ほどになります。 つまり、 同じ距離を走行するなら電動バイクの方が100円ほど安いという結論が出ます。 もっと電気代を安くするなら、電力会社を切り替えて安い電気を使ってください。 意外すぎるほど簡単です。 充電に時間がかかるのが気になるポイント 走行コストが安い半面、電動バイクの充電には時間がかかるうえ、場所が限られます。 原付に相当する600W以下の車種でも 充電機種が最短クラスで0. 3時間、最長クラスで7時間にも及びます。 電気自動車の充電器は使えない! 給油(充電)事情に大きな違い 電動バイクの多くが家庭用コンセントで充電できますが、電気自動車用の充電スタンドは使えません。 充電器を持ち歩けばコンセントで電動バイクの充電ができるものの、出先でコンセントを長時間使える場所が確保できなければ、外出から帰宅まで1回分の充電で走り切らなければなりません。 電動バイクの走行距離の短さを問題視する人が多いのは、町に充電環境が不足していること、バッテリー切れが重大なリスクと考えられているためと言えるでしょう。 スペアバッテリーでローテできる機種もある 多くの電動バイクはバッテリーを取り外して自宅内で充電できるようになっており、スペアとして複数バッテリーを持ち歩けば出先での充電切れリスクを最小限にできるでしょう。 スペアバッテリーを活用できる機種として、YAMAHAのE-Vinoをご紹介します。 E-Vinoは標準装備のバッテリーと同じバッテリーをスペアとして持ち運べます。 シート下のトランクにスッキリ収納できて、取り回しも簡単。 ただし、スペアバッテリーの購入費用と、スペアバッテリー収納用の専用アクセサリーが別途必要です。 原付サイズの電動バイク探しは「定格出力」を見る 実際にバイクに乗る上では 制限速度や高速道路の走行可否、車検費用が重要ですよね。 これらを決める「総排気量」は、電動バイクだと「定格出力」という言葉で表されます。 「最大出力」ではなく「定格出力」です。 電動バイクの定格出力が相当する総排気量を一覧にしました。 免許区分も添えておきます。 「電動バイクは免許が要らない」は間違い 「電動バイクはスピードが出ないから免許なしで乗れる」というイメージがあるようですが、ガソリンエンジンのバイクと同じように 電動バイクを公道で運転するには免許が必要です。 免許が要らないのは中国など、海外での話です。 電動バイクだけの「折りたたみ」という選択肢 電動バイクで特徴的なのが、折りたたみ式機種の存在です。 有名な機種だと「A-one」「ScootMan スクートマン 」「UPQ BIKE me01(アップキュー)」などがあります。 折りたたんで収納できるため、車で移動した先でさらに原付移動することも、玄関先にバイクを完全に収納するのも可能。 バッテリーを充電のために毎回外すのが面倒、屋外で保管したくないなどのニーズに応えてくれます。 電動バイクの価格は機種によってピンキリ。 今回は原付1種で乗れる600W(50cc相当)の機種に限定して、大まかなタイプ毎の価格相場を調査しました。 リーズナブルな電動バイク:約10万円~20万円• ヤマハなど大手メーカー:約20万~45万• 折りたたみ式の電動バイク:約10万~13万円 ガソリンエンジンの原付だと10万円以下の安い機種もあり、高額な機種だと約20万円が相場といったところでしょうか。 電動バイクの基本的な価格帯はガソリン車と同様ですが、高性能な機種だと40万円を超えるものもあります。 機種による価格差が非常に大きいですね。 電動バイクの価格に影響する大きな要素はバッテリーの容量と種類です。 鉛バッテリーは安い傾向にあり、リチウムバッテリーは容量によって価格に大きな差が表れます。 購入費用以外の支出はバッテリー交換ぐらい 電動バイクは オイル交換がないのでメンテナンス費用が少し安くなるのがメリットですが、数年に一度のバッテリー交換は避けられません。 購入する時は本体価格だけでなく、バッテリー交換費用をあらかじめ販売店で確認しながら比較しましょう。 補助金が使える電動バイクもある 電動バイクは電気で走るため排気ガスを出さないクリーンな乗り物として期待されています。 そのため、一部機種は購入時に国の補助金の対象に選ばれています。 補助金申請の申請は早いもの勝ちですから、EVにするかガソリンバイクかは今のうちに検討しておきたいところですね。

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バイクにもついにEV時代到来か!? 最新の電動バイクを比較試乗…普及への道のりは

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電力会社を切り替えるだけで電気代が安くなるってご存知でしたか? 電気代がかさんでしまう夏や冬の季節。 電気代を気にしてエアコンを使うのを我慢したりしていませんか? 電力会社を切り替えれば、今まで通り使っても電気代は安くできるんです! インズウェブなら複数ある電力会社からあなたにぴったりのプランがきっと見つかります!• 質問に答えるだけの簡単診断• 詳細な条件で比較したい方はこちら• 詳細な条件で比較したい方はこちら 電動バイクの仕組みとは? そもそも電動バイクとは何かというと、従来のガソリンエンジンの代わりに充電式のバッテリーを備えたバイクのことを指します。 事前にバッテリーに蓄えた電気で、モーターを動かすことにより走行するという仕組みです。 そのシステムはシンプルなものとなっており、主に搭載されている走行用モーターとモーター制御用コントローラー、バッテリーから成り立っています。 電動バイクとガソリンバイクの違い 電動バイクは、エンジン回りが従来のガソリン式の物とは大きく異なり、通常のものとは違う独自のメリットを持っています。 バッテリーの充電時間はメーカーにより異なるとはいえ、充電時間を考慮する必要があり、ガソリンのようにすぐに補充できない点が難点です。 しかし、日常使いで短距離での利用を検討しているのであれば、家庭用のコンセントで充電できる事を考えると利便性は高いでしょう。 モーターとエンジンの違い 電動バイクはバッテリーから供給される電力によりモーターが駆動する仕組みであるため、エンジン音がありません。 ガソリン車のような騒音に悩まされる心配がない、静音性に優れたバイクであると言えるでしょう。 また、バッテリー駆動であることからエンジンの振動とも無縁となっており、お尻から体へと振動が伝わってくることがないため、快適に乗ることが可能です。 充電とガソリン補充の違い 電動バイクは、バッテリー駆動で走行するため、バッテリーの充電が不可欠です。 バッテリーの充電時間はメーカーにより異なりますが、数時間はかかります。 通常のバイクであればガソリンスタンドにさえ寄ることができれば数分で給油できることを踏まえると、バッテリー切れによる取り回しの悪さは念頭に置いておくべきだと言えるでしょう。 加えて注意しておかなければならない点として、電動バイクの多くが家庭用コンセントで充電できますが、電気自動車用の充電スタンドは使うことができないことも挙げられます。 そのため、充電器を持ち歩けばコンセントで電動バイクの充電は可能ですが充電場所の確保が難しく、出先でコンセントを長時間使える場所が確保できない場合には、充電をすることが困難となり立ち往生してしまうおそれがあります。 走行距離の違い 電動バイクは、一回の充電で可能な走行距離が短いところが注意点です。 先に挙げた長い充電時間も合わせると、電動バイクを利用して行動することのできる範囲はあまり広くはありません。 外出してから帰宅するまで1回分の充電で走り切れる距離での利用には便利です。 毎日の買い物や通勤、通学など、往復でどのくらいの距離を走行することになるのかを考えたうえで出かけるような日常使いには使い勝手がよいでしょう。 ヤマ ハ「E-Vino(イービーノ)」を例にすると、電動バイクは1回の充電でおよそ29kmの走行が可能です。 この車種では走行距離シュミレーターページをWEB上で公開しており、距離を測定する事が可能ですので、出かける前の準備に利用するととても便利です。 ガソリンエンジンの原付でヤマハの「Vino(ビーノ)」は、1Lで80km走行可能となっています。 燃料タンクの容量は4. 5Lなので1回で360km走行できる事を考えると電動バイクの12倍も航続できます。 走行距離の面で電動バイクは、長距離用には不向きかもしれません。 しかし、近距離で日常的に利用する事を目的とすると、自宅で充電が可能という点は利便性は高いでしょう。 販売価格の違い ガソリンエンジンのバイクと比べて電動バイクは、本体価格が高いため、導入する際は初期費用がかかります。 しかし、電気代とガソリン代を比較すると維持費は電動バイクの方が節約となります。 今より安く!お得に! 電力会社変更で 電気代の変化を実感してみませんか?• \質問に答えるだけの簡単診断/• \詳細な条件で比較したい方はこちら/• \詳細な条件で比較したい方はこちら/ ガソリンエンジンとのコストの違い 電動バイクを利用する場合、稼働するためのコストはガソリン代ではなく電気代から賄うことになります。 ガソリンエンジンのバイクを利用する場合と比べると、コストにどのような違いがあるのでしょうか。 ガソリンエンジンの原付でヤマハの「Vino(ビーノ)」は、4. 5Lで360km走りますが、ガソリン代を1Lあたり140円だとすると満タンにするのに630円かかります。 電動バイクであるヤマハの「E-Vino(イービーノ)」では、バッテリーのフル充電に必要な一回当たりの電気料金は14円です。 「Vino(ビーノ)」は、1km走るのに約1. 75円のガソリン代なのに対し、 「E-Vino(イービーノ)」は、約0. 48円の電気代で走行出来る事になります。 ガソリンの価格にもよりますが、電動バイクの方がコスト的には優れていると言えるでしょう。 ガソリンの価格は個人でどうこうすることはできず、急な値上げがあった場合にもより高額な出費を避けることはできません。 その点、電気代はガソリンのように変わる事はあまりありません。 (電気代の価格改定があった場合を除く)また、自宅の電気を電気代の安いプランに変更できないか見直しを行ってみる事も節約につなげられるかもしれません。 電気プランには夜の電気代が安いプランなどがあります。 夜に電気をよく使う生活であれば、夜の電気代が安いプランで電動バイクの充電も夜に行うようにすれば、電気代を安く抑える事が出来るでしょう。 電動バイクの選び方のコツ 電動バイクにも、通常のバイクと同様に制限速度や高速道路の走行ができるかどうかや、車検費用などに関する基準があります。 ガソリンエンジンの場合は総排気量によって変わってきますが、電動バイクの場合はガソリンを使わないため直接当てはめることができません。 そのため、代わりに定格出力で判断する仕組みになっています。 具体的には、乗るために必要な運転免許に関して、必要定格出力600W以下が原付1種免許、600W以上が原付2種免許、1000W以上が普通2輪免許が、それぞれ必要です。 自身の免許に応じた定格出力の範囲内に収まる車輌を選びましょう。 また、電動バイクには折りたたみができる機種も存在しています。 持ち運ぶことができるため、屋内にしまうことで盗難対策としたり、レジャーの際には現地での足とすることも可能です。 保管にも便利なので、電動バイクを選ぶ際には視野に入れるとよいかもしれません。 この記事のまとめ 電動バイクは、普段使いに便利なバイクです。 電動アシスト自転車と似ているようにも思えます。 しかし、電動アシスト自転車は、ペダルを漕ぐ力に対し、電気の力でアシストしてくれる乗り物で『自転車』という位置づけです。 電動バイクの運転は免許が必要なので免許証が必要なのりものという事を理解しておきましょう。 電動バイクはガソリンエンジンの代わりに充電式のバッテリーを備え、モーターを動かすことで走行する• 走行にはバッテリーの充電が不可欠で、一回の充電で可能な走行距離が短い• 電動バイクのバッテリー充電電気代の方が、ガソリンエンジン原付のガソリン代よりお得! 電動バイクは、ガソリンエンジンのバイクと比較すると稼働する際のコストが低いのが魅力です。 遠距離の移動には向きませんが、小回りが効くため街乗りはしやすいところもポイントです。

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2020年おすすめの電動バイク(電動スクーター)人気ランキング!【折りたたみ式も】 モノナビ

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4輪車の世界では普及の進む電動車両(EV)だが、2輪の世界ではまだ一般的になっているとは言い難い。 その要因のひとつに、魅力的な車種がリリースされていないことがある。 現在、国内メーカーから発売されている電動2輪車のほとんどは原付クラスのモデルで、位置付けとしても近距離移動に特化したものが多い。 しかし、そんな状況を大きく変える可能性を秘めた車種「C evolution」がBMWから発売された。 「C evolution」は大手メーカー製としては初となる軽二輪(250cc)クラスのスクーターでありながら、排気量が上のクラスに匹敵する動力性能を持つ。 都会的デザインの車体に近未来的なUIを搭載 今回、2017年5月12日に発売された「C evolution」は、実は2代目にあたる。 初代モデルは日本国内ではリリースされなかったものの、ヨーロッパをはじめとする海外市場では2014年に発売され、スペインやイタリアでは警察の白バイとしても使用されていた。 そんな初代モデルとの大きな違いは、バッテリー。 BMWは4輪車でも、EVの「i3」やプラグインハイブリッドのスポーツカー「i8」など、電気を駆動力に用いる「i」シリーズの展開に力を入れており、「C evolution」には最新の「i3」と同様のバッテリーを採用。 4輪でつちかったバッテリー技術を応用することで、初代モデルで100km程度だった航続距離が160kmまで延長した。 2代目「C evolution」は日常使いで走るに十分というだけでなく、ショートツーリングにも出かけられそうなほどのスペックを備えている。 イタリアのサルディニア州、スペインのバルセロナで白バイとして活躍する初代「C evolution」 まずは、外観を見てほしい。 車体は同社のスクーター「Cシリーズ」に共通するシックな雰囲気のデザインで、奇抜な部分はないが大人びていて個人的にはカッコイイと感じる。 車体の中央部に配置されたバッテリーはアルミダイキャスト製のケースに入れられ、フレームとしての役割も果たす。 BMWらしい合理的な設計だ。 そして、電動マシンらしさを一番感じるのはコックピットまわりだろう。 右手でアクセルを回し、両手でブレーキをかけるといった構造はエンジン車と変わりないが、メーターとして装備される液晶パネルは、同社の4輪EVである「i」シリーズと通じるテイストの、タブレットを立てたようなデザインとなっている。 最近のBMWのバイクはほとんどの車種に走りのキャラクターを変更できる走行モード切り替え機能が搭載されているが、「C evolution」はそのモードも電動らしい。 電費を優先する「ECO PRO」と標準的な「ROAD」、アクセル操作にダイレクトに反応して加速し、回生ブレーキの効きも強めに設定された「DYNAMIC」、そしてアクセルを戻しても回生ブレーキの効かない「SAIL」の4つの走行モードが用意されている。 「C evolution」も位置する「C」シリーズはBMWでは「アーバンモビリティー」と呼ばれるだけあり、都会に溶け込むようなデザインとなっている デザイン上のアクセントともなっているグリーンにペイントされた部分にバッテリーが収納されている 中央部にタブレットを取り付けたようなコックピットは、もっとも近未来的な雰囲気を感じる部分だ モニターの表示も電動らしい。 アクセルを開けると右側にバーが伸びて行き、アクセルを戻すと回生ブレーキの効き具合が左側に伸びるバーで表示される シート下には、フルフェイスのヘルメットひとつなら余裕で収納できる容量の大きな荷室を装備。 充電器を入れておくと便利だろう 続いて、動力性能についての解説へと移ろう。 原付クラスでもその加速力を味わうことができるが、より大きなモーターを装備した軽二輪クラスではさらに強力なスタートダッシュが期待できる。 8秒となかなかの数値。 最大トルクはスペック上は72Nmとされているが、実質的にはリアホイールで600Nm近くを発生するという。 同社の650ccスクーター「C 650 SPORT」が63Nmであることからも、相当高い数値であることがわかる。 モーターは後輪の前側に搭載されている(円筒形の部分) 後輪を支えるスイングアームには、動力を伝える機構を内蔵。 ホイールベースは1,610mmと、スクーターとしては一般的な長さだ スクーターでありながら剛性を高めやすい倒立式のフロントフォークを採用している点に、BMWらしい走りへのこだわりが感じられる。 マフラーが存在しないため、スッキリとした見た目だ なお、日本の法規では軽二輪にあたるため、大きめの車格ながら普通自動二輪免許(以前の中型免許)で乗ることができる。 試乗レポ! 街中から高速まで電動バイクでどれだけ楽しめる? 筆者はこれまで何台かの電動バイクに試乗してきたが、そのほとんどが原付(二種も含む)クラスだったこともあって、電気モーターならではの加速のよさは感じるものの、バイクを操る楽しさをあまり感じることはなかった。 身長175cmの筆者で両足のかかとがつかない感じだ。 走行するためには、電源ONの状態でブレーキを握ってセルボタンに当たるボタンを押さなければならない。 電動バイクには、キーをONにすればアクセル操作だけで走り出せるものもあるが、「C evolution」がそのような仕様とせずにエンジン車同様の操作を採用したのは、エンジン付きのバイクに慣れたユーザーに対する配慮だろう。 ブレーキを握りながらボタン(赤い部分)を押して、モニターに「READY」と表示されれば走行可能 アクセルをひねって走り出し、最初に感じたのはやはり加速のよさ。 アクセルの操作に対してダイレクトに加速する感じは、エンジン付きのバイクの感覚と明らかに異なる。 エンジン車の場合、スクーターであればエンジン回転の上昇にともなって加速力が増し、ミッション付きのバイクであればクラッチをつなぐという操作が必要。 いっぽう「C evolution」は右手の操作だけで大きめの車体を自在に加速させられる。 これは、かなり楽しい。 また、アクセルを戻すとエンジン車のエンジンブレーキのように回生ブレーキがかなり強く効く。 思い切り戻すと停止するまではいかないものの、その一歩手前までは減速する感じだ。 ブレーキをかけなくてもアクセルの操作だけで速度を自在にコントロールできるので、加減速の多い街中では重宝するだろう。 BMWの「i3」などのEVも回生ブレーキの効きはかなり強力で、ワンペダルで操作できることをウリにしているが、その考え方は2輪車でも共通のようだ。 回生ブレーキで減速もコントロールできるので、右手を回すことで速度はかなり自由に操れる ちょっと意外に感じたのは、走行中の音。 電動バイクは無音に近い静かさで走行できるものが多いが、「C evolution」は大きめのモーターを搭載しているためか、「キーン」という電子音が比較的大きく聞こえる。 乗っている筆者にだけに聞こえていると思っていたら、カメラマンにも聞こえていた!(下の動画参照) 走行中に音がするということは、歩行者に後ろから近づくようなシーンでも気付いてもらうことができるので、この点はプラスにとらえていいだろう。 車体は大きめで車重も結構あるものの、重心が低いこともあって倒し込む操作は軽快。 そして、車体を倒せばそれにともなってハンドルが切れていくというバイク本来の動き方をしてくれるので、コーナーを曲がるのが楽しい! 車体を倒し込むことで曲がるというバイク本来の動き方をしてくれるので、何気ない交差点を曲がるのもワクワクする また、エンジン車のように回転数によるトルクの変動がないのも快適さに貢献してくれる。 エンジン車の場合、狭い道でのUターンでは回転数が上がり、加速力によって車体が起き上がってしまうが、そういった挙動がないため、非常にコントールしやすい。 下の動画を見てもらえばわかるように、ギクシャクすることなく、スムーズに傾いて曲がっていける。 走行がとても楽しいので、高速道路も走ってみた。 アクセルをひとひねりすれば車体が一気に加速するので、少し混んでいるようなシーンでなら交通の流れを十分にリードできる。 最高速度は限られているが、都市高速レベルであれば難なく走れそうだ。 思うままに加速し、コーナリングも気持ちいいので、長距離ツーリングに出るのでなければバイク本来の楽しみを存分に堪能できる。 航続距離通知機能は秀逸。 だが、充電には課題が残る 乗り心地も大切だが、電動バイクにおいては1回の充電で走れる距離と充電方法をしっかり確認しておかなければならない。 「C evolution」の航続距離はカタログ値で最大160kmとなっているものの、使い方や環境などによってその距離は変わってくる。 バッテリー残量から残り航続距離を表示してくれるモデルはあるが、「C evolution」はひと味違う。 それまでに走った平均電費から残りの走行距離を割り出してくれるのだ。 つまり、乗り手の走り方、クセを加味し、その人に適する航続距離を教えてもらえる。 国内外、数多くの電動バイクを目にしてきた筆者でもこのような機能は見たことがなかったので、ユーザーに寄り添った、この役立つシステムには感動した。 モニター右下に表示される残りの走行可能距離は、それまでの電費実績から計算されるため、実際の数値に近い ただ、充電機能については少し課題あり。 200V電源が自宅にあれば問題ないが、ない場合は設置工事が必要になる。 街中に増えつつある電気自動車用の急速充電器を使えればよいのだが、残念ながらこれにも非対応。 今回、試乗しながら200Vの普通充電器を探してみたところ、数は思ったよりもあった。 しかし、コインパーキングの中に設置されているなど2輪車での利用が想定されていないため、走りに行った先で使える充電器を探すのは結構苦労しそうだ。 このような背景には、これまで200Vで充電する電動バイクがほとんどなかったことがある。 とはいえ、こういった設備の部分が足かせとなり、この楽しい乗り物が普及しないのはもったいない。 2輪車でも利用できる200Vの充電器増設を切に願う。 2輪車で利用できる200Vの充電器がなかなか見つからなかっので、最終的にBMWのディーラーで充電させてもらった。 特に交通量が多く、ストップ&ゴーの多い街中では、その加速力は感動ものだった。 スタートダッシュが鋭いのはもちろん、どの速度域からでもアクセルをひとひねりすれば車体が押し出されるような加速を味わえる。 ヨーロッパで白バイとして使われていると冒頭で触れたが、確かに街中で違反車を追いかけたりするには最適な車種といえるだろう。 そしてもうひとつ、実際に街中で乗って走行以外の部分で「おっ!」と感じたことがある。 「C evolution」は175kgという車重があるため、人力で押し引きするのはかなり大変。 純粋な重量もさることながら、回生ブレーキとしても作用するモーターが抵抗となっているようだ。 とはいえ、駐車の際など、バイクを押し引きしなければならない場面は多く、おっくうな気持ちだったのだが、たとえば下の動画のようにバックでモーターの力を使えばラクラクに! 左ハンドルにあるボタンを押しながらアクセルを開けるとモーターが逆回転してバックする機能で、モーターを利用しない時に比べると同じ距離を約半分の時間で移動できた。 もちろん、同様にバイクを押す際にもモーターの力を活用可能。 慣れないとバランスを取るのが少し難しいが、押し引き操作の負担が軽減されるのはありがたい。

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