垂水 隆幸。 「垂水隆幸」のニュース一覧: 日本経済新聞

コーチングのご紹介|垂水 隆幸|note

垂水 隆幸

com株式会社」というやや風変わりな会社を立ち上げて晴れて独立いたしました。 私は今後、様々な領域における課題を、「コーチング」という手法を中核に据えて解決すべく取り組んでいく予定です。 私はこの10数年ほど、経営コンサルタントとして、成長ベンチャーの役員として、「ファクトベース」という言葉に象徴されるように、論理的思考を駆使し、定量的に把握できる事実を元に、分析的に問題を解決するというアプローチを駆使してきました。 これはこれで、大変やりがいに満ち、価値のあることだと実感してきてはいたのですが、企業経営の実務に従事するうちに、上記のようなアプローチだけでは十分に解決できない課題、いわば「組織や個々人の内面に根ざした課題の解決」というものが、さまざまな組織課題における要衝に位置していると感じることが増えてきました。 上記のような課題に対し、解決の糸口を与えるものの一つが、「コーチング」という手法ではないかと私は思っています。 例えば昨今話題に上ることが多い「ティール組織」という新たな経営コンセプトは、外形だけを整えたところで実践できるものではありません。 「ティール組織」の実践には、その組織に属するメンバーの内面における準備が前提になってくると思われます。 そのような問題意識の下、主には「組織人の内的な成長の促進」をテーマに、しばらくの間実践に取り組んでいこうと思います。 例えば、今注目している領域の一つに、介護の領域があります。 介護保険を利用されている高齢者の方や介護業界で働く方々と対話させていただく機会をいただくことがありました。 その中で、介護業界を取り巻く課題は、国の財政、少子高齢化、介護職員の待遇、介護職員の不足という、統計やニュースから出てくる情報だけでは到底理解しえないと痛感しました。 私は、このような認識の下、利用者の方も、ご家族も、ケアマネージャーも、介護職員も、地域住民の皆さんも、前向きな気持ちで介護に取り組むことができる、そのような拠点としての介護事業所を、同じ志を持つ方々を糾合して、創っていきたいと、今後のプランの一つとして考えています。 あと、他にもいろいろと手がけていきます。 もう一つ、今後はコーチングにも積極的に取り組んでいく予定でして、ZaPASS様と一緒に世の中におけるコーチングの価値ある普及に努めていきます。 他の取り組みについても、そのいくつかについては近日中にご報告できると思います。 とまあ長文になってしまいましたが、今後ともよろしくお願いします。

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コミュニティ・コーチングの思いつきアイデア(組織横断で新卒社員を育てる無料コミュニティ)|垂水 隆幸|note

垂水 隆幸

『コミュニティ・コーチング』とは何か? 私がいまにわかに感じ始めているコーチングの未来、それはコーチングを媒介に形成されるコミュニティによって相互扶助が図られる、『コミュニティ・コーチング』という世界観の実現です。 特定の専門知識や考え方を持ったコーチをハブにして、この考え方に共鳴した様々な領域のクライアントが互いにつながっていくことで、コーチとの1対1コーチングという援助関係を主軸に、相互に支えあうネットワークとしてコミュニティが形成される。 そのコミュニティを中核としたクライアント相互間の支え合いプロセスを総称して、『コミュニティ・コーチング』と呼んでいます。 そのような『コミュニティ・コーチング』が1つ成立して安定してくると、その中に参画しているクライアントが新しいコミュニティの核を形成するコーチになって、また独自の仕方で、新たな『コミュニティ・コーチング』が生まれ出ていきます。 そうして、Aというコミュニティ・コーチングでクライアントとして活動していた人は、Bというコミュニティ・コーチングにおいてはコーチという役回りを担うという、アイデンティティの両面化が進んでいきます。 コーチされる人とする人の境界が消失し、そこには互いの信頼関係をベースにして、ある時には支え、ある時には支えられる西田幾多郎的な主客未分離を特性としたエコシステムが形成されていくことになります。 長期的には、コーチング、コーチという言葉すらも消失していくでしょう。 そうして、西洋合理主義、個人主義的な仕方ではない、日本という文化・風土により適合的な「絆」とも言えるような相互依存型の支援のエコシステムが創発され、様々な分野に網の目のように浸透していくだろうと思っています。 そのような時代の流れに即応するように、コーチの役割は「コーチそのもの」から大きく拡大し、コミュニティ・デザイナー、コミュニティ・マネジャーという役割が大事になっていきます。 コミュニティ・コーチングを最大限に機能させていくためには、コーチがどのようなコミュニティ形成を目指すのか、そのコミュニティにおける支援のトランザクションをどう意図的に誘発していくのか、そういったことが問われるようになるからです。 クライアントの側は、コミュニティの核となっているコーチがどういった分野に専門性を持ち、どういった思想を基盤に据え、コミュニティがどのように活動しているかを観察し、時々のニーズによってコミュニティを出入りしながら自身の成長に有用なリソースや支援を意図的に獲得していくことができるようになっていきます。 どうして『コミュニティ・コーチング』の時代が来ると考えているのか? 一点目には、既にその萌芽があるからです。 ZaPASSさんと一緒に実践している私のコーチングは『コミュニティ・コーチング』の世界初の実践と言えるでしょうが、既にすばらしい化学反応がそこかしこで起こり始めています。 例えば私の『コミュニティ・コーチング』というアイデアには、実は私のクライアントの様々な想い、ビジョンが発想の種として当初から大きく関わっています。 『コミュニティ・コーチング』は誰でも信頼し、信頼されることができる関係性を結ぶことができる社会、すなわち「信頼のベーシックインカム」の実現を目指すものです。 この概念は、私のクライアントである北村さんが提唱しているものです。 社会善というキーワードを元に多分野の人材をつなげてエコシステム化するというコンセプトは、これまた私のクライアントであるエアーズ・ジェフリーさんのビジョンが発想の種になっていると思われます。 こちらも私のクライアントである武田智一さんは、『コミュニティ・コーチング』をITで後押しするアイデアを考えてくれると申し出ていただいています。 クライアント間のミッション・ビジョンをつなぎ合わせて、シナジーを創出することも取り組みとして始まっています。 例えば、木村弘さんのビジョンであるオペレーション視点でコーポレート機能に生産性をもたらすクラウドCFOという新しいCFO像と、杉之原明子さんが提唱するパートナーシップ経営という新しい経営コンセプトをかけあわせることで、ベンチャー企業の経営観を大きく変えていこうという取り組みが進行中です。 コーチも、クライアントも、それぞれの場所で、価値ある叡智を持っている。 それを単一のコーチとクライアントの関係だけでなく、コミュニティに行き渡らせて、かき混ぜたら、単発のコーチングでは比較にならないほどのブレークスルーが起きるのは必然でしょう。 このように端的に、コミュニティ・コーチングの多大な有効性を感じているのが『コミュニティ・コーチング』の時代が来ると言っている所以なのです。 もちろん、この取り組み自体を私が旗振り役として広げていこうと思っています。 二点目には、昨今のコロナウイルスに端を発した社会システムの変動です。 いまビジネスの領域においては、皆が特異な意識状態にあると考えていて、それがコミュニティ・コーチングのニーズを喚起するように思っているのです。 コロナウイルスへの対応に関係し、我々のビジネス環境は一気に混沌とした状況に陥れられました。 我々の多くは、いつ尽きるともしれない資金繰り、いつ収まるか予期できない混乱の中で、困惑しています。 どうやったら売上を維持できるのか、この仕事を続けられるのか、資金繰りを賄えるのか...... こうした方法論の次元で非常に頭を悩ませているが、未来が全く予期できない状態の中で、ソーシャル・ディスタンシングの要請もあり、自分に向き合い、どう肚を括っていくのかということが、切実な問いとして投げかけられています。 私のコーチング・クライアントも例外ではなく、この問いに直面しています。 私も高台からこの事態を見物する者ではなく、経済的な影響は現に生じています。 それでは、この外部環境の変動が見通せない中、我々は何をよすがに歩んでいけば良いのか、外部環境に揺さぶられながらも、最後に残る自律性とは何か、唯一信じられる確かなものは「自分がなにを大切にして生きていきたいのか」という意思しかないことに、至ったわけです。 私自身と、私のクライアントにおいては、そういう結論になりつつあります。 そういった意識の文脈が、『コミュニティ・コーチング』と親和性があるように感じてならない。 いま、儲けるための手段を探求するという形ではなく、本当に自分として意義あると感じられる仕事や活動をする、というテーマが重要性を帯びてくる。 そうした個々人のあり方を援助するのが『コミュニティ・コーチング』の特性だと考えているからです。 『コミュニティ・コーチング』は信頼関係と愛情の拡張を可能にする コミュニティ・コーチングは上記のようなイノベーションを創発する機能だけに留まるわけではありません。 むしろこれはたぶんオマケでしかない。 コミュニティ・コーチングの最も重要な機能は「信頼関係と愛情の拡張」だと思っています。 長くコーチングをやっている人ならわかると思いますが、コーチは継続的に関係を持つクライアントに対して深い愛情、慈愛の感情を持つことになります。 コーチングセッションでは、クライアントの素晴らしい資質、強さ、高潔さ、喜び、意気地なさ、弱さ、迷い、嘆き、光と闇など、その人の全てをありありと受け取っていきます。 それら一つ一つを価値判断することなく受け止め、クライアントがより良い人生を歩むためにどうすればよいのか、時に迷いながらも伴走を続けていく。 これはもう、子どものことを誰よりも考える、親の心にも似た実践なのです。 これがそもそも慈愛の実践に他ならない。 だから自然と、誰よりもクライアントの理解者であり、誰よりもクライアントの成功を願う支援者になっていくのです。 ここで、信頼の萌芽が生まれる。 この強烈とも言えるコーチのクライアントに対する慈愛の気持ちを元に、コーチがコミュニティの中でクライアントを紹介し、他のクライアントとの相互理解を深めていく時、その信頼関係はコミュニティ内に一挙に拡大していくことになる。 その信頼を基盤にして、クライアントが現実社会での実践に勇気を持って取り組むことができるようになると私は考えています。 『コミュニティ・コーチング』はどの分野で浸透していくのか コミュニティ・コーチングは、私が属している企業の文脈から組成されることになりますが、そう遠くない未来に、さまざまな分野にコミュニティ形成が進行していくと思います。 なぜなら、あらゆる領域で信頼関係の乏しさを原因とした苦痛が存在しているからです。 コミュニティ・コーチング自体はとてもシンプルな構造なので、ニーズがあるところに伝播するのにそう時間はかからないでしょう。 我々の日常から少し目を転じてみてください。 そこかしこに、家族関係の、子どもたちの、その他社会的弱者の、学校教育の、地域社会の、公的機関の、経済的な課題や精神的な課題が山積していることがわかるでしょう。 それらを癒し、克服していく運動の拠点として、コミュニティ・コーチングという自律分散型の取り組みが有効性を発揮すると思っています。 我々が直面している社会課題に対して、国家や企業や団体など、何か大きな枠組みに救済を求めるということはもはや現実的でないということはわかってきているのではないでしょうか。 であれば、我々は、我々が直面する課題に対して自律的に関わっていく必要がある。 しかし、一人一人の力では大きな石を動かすことはできませんよね。 コミュニティ・コーチングは自律的に問題解決にコミットしようとする個人の緩やかな連帯を形成し、大きな石を動かすムーブメントを誘発する仕組みになっていくでしょう。 企業の文脈でいえば、コミュニティ・コーチングのネットワークが増殖するにつれ、個々人は周囲の支援と信頼に支えられる形での自律性を獲得していきます。 そうすると、個人は過度に自分のアイデンティティを会社に依存する必要がなくなってくるのです。 仕事だって、単純な金儲けという次元ではないビジネスであれば、コミュニティの中で形成していこうという動きも強まっていくでしょう。 そうして、良くも悪くも個と個の関係を区分してきた組織という固い境界線が溶解していくことになるのです。 コミュニティ・コーチング・エコシステムの概念 コミュニティ・コーチングのネットワークが増殖した先にあるもの、コミュニティ・コーチング・エコシステムについて私が想定しているビジョンを共有します。 現状の我々の代表的コミュニティである企業組織は、高い生産性を世界にもたらしてきたものの、利益の独占を企図して競争しあう組織の中に知恵は閉じられ、その中で人は会社に貢献し、アイデンティティを依存する順応的存在に過ぎないという限界がありました。 知恵や工夫、理想までも、全ては換金性のある取引関係を形成するための手段であるという暗黙があり、ゆえにそれが人間の創造性を阻害し、創造性の発露を促す組織横断的な人間関係を分断してきたと理解しています。 コミュニティ・コーチングとは、上記のような換金性に依存しない相互支援の枠組みとして機能します。 そこで行われるのは競争ではなく共創。 売上になるか、市場が成長するかという換金価値を超え、自分たちが意義があると感じたビジョンでつながり、もって人間の創造性を喚起し、ビジネスの条件で規定されたものではない、真に人間的な関係性を回復していくものとして位置づけられます。 競争もあって良いが、共創の場もある。 そうしたコミュニティのオプションが増えていくことでより多くの社会的価値を生み出していくものです。 このコミュニティでは、金銭の交換という概念が排除され、金銭を通じた等価交換ではない、友情にも似た関係性が構築されます。 ここでは、個々人のミッション・ビジョンの発露を歓迎し、後押しする文脈が用意されており、それがメンバーの幸福感を増大させ、実践を後押しすることになります。 また、組織文脈に規定されない、情報独占のない援助関係が、ざまざまな場でのイノベーション可能性が増大されます。 ざっと考えている特性はこんなところです。 研修は無料、少し運営でコストがかかる場合は最低限の費用をいただくかもしれません。 コミュニティ・コーチング・エコシステムはあくまで非金銭媒介的・相互援助コミュニティですので、営利は目的にしません。 たぶん私を中心とする有志講師陣が全国の新卒新入社員を社会全体で育て育てるというコンセプトで、オンライン講義&ブレイクアウトルームを駆使したワークショップ形式の複数回の研修を実施することになると思います。 所属組織は関係なく、組織横断で新卒社員がここで関係を作り、同じ立場の者同士相互メンターとして支え合う育て合いコミュニティにする。 そこで蓄えられた知恵はコミュニティに行き渡るという育成のオープンイノベーションを実現する。 視点はあくまで受益者たる新卒社員にあり、企業側からフィーをいただいて運営する形態は取りません。 新卒社員からもお金はとらない、手弁当の取り組み。 全数回の研修が終わっても、自主的な育て合いコミュニティはそのまま継続していき、手離れしていく。 企業経由ではなく、新卒の子たちが自主的に参加していくこと(すなわち自身の成長に責任を負うこと)に、このプラットフォームにおいては意味があると思っています。 なんとなくですが、コロナ後を見据えた際に、社会全体的に育成において「会社が育てる」という自己主導段階 オレンジ 的文脈が弱まる気がしているのです。 そもそも「会社が育てる」という文脈があると、どうしても育成される側に他者依存段階 アンバー 的発想が芽生える。 それが、企業側の人材育成の一つに足かせにもなっているんではないかという仮説があります。 「皆で自主的に集って育ちあう」という、相対主義的段階 グリーン 的文脈が孵化器になれば、自分の成長に責任を持つ自己主導段階 オレンジ 的文脈が強化されると思っています。 全員にとってではないですが、この文脈はより健全な育成につながるのではないでしょうか。 もちろん、「会社が育てる」文脈もあって良いし、「皆で自主的に集って育ちあう」というものもあって良い。 補完関係が見いだせればよいのではないでしょうか。 おそらく、コンソーシアム的に賛助していただける会社さんもあるかもしれません。 自己主導段階(オレンジ段階)的なインセンティブを持って。 それはそれで受け入れますが、コミュニティの内部運営自体は、当該エコシステムの性質上、金銭媒介は控えたいと思っています。 コミュニティ・コーチング・エコシステムを一緒に創りましょう! どうでしょう?コミュニティ・コーチング・エコシステムが創る未来は大変魅力的でワクワクするものではないでしょうか?もちろん、このエコシステムの実現にはさまざまな障壁があり得るでしょう。 拝金主義的で情報商材を使ってクライアントを搾取するようなコミュニティも出てくるかもしれません。 クライアントの不安を煽り、いたずらに精神世界的な考えに呪縛をしていく自己中心性の高いコミュニティも出てくるでしょう。 でもそうした玉石混淆が入り混じる中で、本当に価値があるものを我々自身が選び取り、かつ、創発していくことも十分可能なのです。 私はコーチングを実践する中で、たいていの人間の心の奥底には「価値ある人生を生きたい」という願いが息づいていることを知っています。 そういった資質が発露されれば、コミュニティ・コーチング・エコシステムは世の中に大きなインパクトをもたらす取り組みになるでしょう。 あなたもぜひコミュニティ・コーチング・エコシステムを創る一員になってみてはいかがでしょうか?.

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葛藤と向き合うこと/葛藤から逃げること|垂水 隆幸|note

垂水 隆幸

IT技術者の実力や企業が求める技術ニーズ、採用コストを加味してIT人材の価値を算出する。 最近ではIT技術者の採用が難しくなっており、「企業買収を通じて技術者を確保したいというニーズが高まっている」(レバレジーズの垂水隆幸取締役)ことに対応する。 具体的には、まず対象企業の技術者のコミュニケーション能力、使用しているプログラミング言語や使用年数、効率的に開発する技術、どれくらいの規模の開発案件を経験しているかなどを調べる。 5万5000人のIT技術者のデータベースから類似するスキルを持つ技術者を抽出し、どれくらい収入を稼げる人材かを推定。 これに外部から採用する場合のコストを加算して対象企業の人材価値をはじき出す。 技術の市場性や財務状況も考慮して、適正な買収金額を算出する。 買収金額は3~5年で回収できるような水準とするのが一般的という。 また同社は30を超えるウェブメディアを運営しており、専門チームがウェブサービスの価値もはじき出す。 候補企業の選定には3万社の顧客データベースを活用する。 まずは東京を拠点に始め、大阪、福岡、名古屋にも順次展開する。 (企業報道部 鈴木健二朗).

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