レイ ダリオ。 「レイ・ダリオ」のニュース一覧: 日本経済新聞

レイ・ダリオのポートフォリオを解説!|米国株なら投資パンダ!

レイ ダリオ

こんにちは。 投資信託クリニックの カン・チュンド です。 以下の動画を観ていただくと分かりますが、 レイ・ダリオさんは一見、 人の良さそうな大学教授のような風貌です。 『最良のアイデアが採用される会社の作り方』 日本語字幕あり) ダリオさんは資産運用業界では たいへん著名な方です。 世界最大のヘッジファンド、 「」のトップとして知られています。 こんな本も書かれていますよ。 ところが、氏は 華麗なる失敗も経験しています。 ほがらかな表情を浮かべながら、 「わたしは「ブリッジウォーター」を立ち上げてから8年後、 人生最大の失敗を経験しました。 」 と語っているのです。 ダリオさんは1970年後半ごろから、 大恐慌以来の最大の債務危機が訪れると考えていました。 なぜなら、アメリカの銀行は明らかに 新興国向けにお金を貸し過ぎていたためです。 債務危機から経済危機に陥って、 当面、株式市場は低迷が続くとダリオさんは読んだのです。 (実際、1982年になるとメキシコが財政破たんし、 幾つかの国もそれに続きます。 ) ダリオさんが予想していたことがまさに現実となったため、 1982年当時、氏は米国連邦議会に呼ばれたり、 テレビ番組でインタビューを受けたりしていました。 上記の動画では、 その様子(これも動画)をわざわざ映し出して、 「なんて思い上がった奴だ!」 と 自分で自分をいじっているダリオさんがいます(笑) 1980年代前半、 アメリカでは実際に債務危機が起こりましたが、 ダリオさんの予想に反して、マーケットは上昇しました。 ダリオさんは莫大な資産を失います。 自身も、クライアントのお金も。 従業員は大部分解雇するほかありませんでした。 ダリオさん本人も 父親からも借金をしなければならない状況でしたから。 ところが、動画の中でダリオさんは、 「自分が正しい」と考えるより、 「どうしてわたしは、 自分が正しいと云えるのか?」 「自分が正しいと云える根拠は?」 と思考するようになったそうです。 (動画内でも言っておられますが、) 自分と違う人の意見を聴くことで、 自分の意思決定へのプロセスが違ってくるのです。 動画はたった16分程度なのですが、 後半部分を占める 「Dot Collector」というアプリの紹介が圧巻です。 「ブリッジウォーター・アソシエーツ」では、 会議に出席するすべての人が iPad上でこのアプリを使い、 会議上での社員をそれぞれが評価し合っているそうです。 【数字で1~10までで評価。 同時にコメントも加えている。

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【オススメ投資本】レイ・ダリオ氏の推奨するポートフォリオ「オール・シーズン戦略」は日本でも通用するか?

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VWOやIEMG、EEMを大量に組み入れているということは、新興国市場に強気ということなのかな? あとは、債券ETFもそれなりに組み入れていますね。 ポートフォリオを見ると個人投資家でも投資できるETFが大半だったので、何だか意外でした。 世界最大のヘッジファンドということなので、もっと違ったポートフォリオを想像していましたから。 レイ・ダリオ推奨の個人投資家向けポートフォリオ(オール・シーズンズ戦略) で紹介されているポートフォリオです。 経済状況 対応可能な投資先 インフレ 商品取引、金、物価連動債 デフレ 長期米国債、株式 経済上昇期 株式、社債、商品取引、金 経済下降期 長期米国債、物価連動債 市場の状況を予想するのは無理なので、どんな時でも対応可能なポートフォリオを構築することが重要。 株式は債券の3倍のリスクがある。 そして、上がる資産は必ず下がる。 どんな投資商品でも環境が整えば大きな利益が得られる! (これと同様のことをバフェットも発言していました。 どの書籍に書いてあったかは忘れたけど…) また、個人投資家のリスク許容度は本人が想像している以上に低いとのこと。 それで、債券を多めにする必要があるのです。 72%でした。 リーマンショック時に-3. ポイントは超長期債を40%も組み入れていることでしょう。 原因は新型コロナウイルス感染症でしたが。 そこで、コロナショックでもレイ・ダリオが個人投資家向けに推奨している全天候型ポートフォリオのオールシーズンズ戦略が有効だったのかを調べたところ、非常に有効であることがわかりました。 関連記事 ブリッジウォーターのファンドのリターンは3月時点では残念なことになっているみたいですけどね。 おまけに3月に欧州株をショートしています。 その後は世界的に株価が上昇しているので、ショートポジションはどうなっているんだろう。 参考までにですが、レイ・ダリオは新型コロナウイルスの感染拡大による打撃から世界経済が立ち直るには3年から5年の期間が必要だと述べています。 まとめ は、レイ・ダリオのオール・シーズンズ戦略の部分を読むだけでも価値のある書籍でした。 ポートフォリオを再考中なので、レイ・ダリオのオール・シーズンズ戦略を参考にしていきます。 いろいろと考えた末、米国長期国債ETFをポートフォリオに組み入れました。 関連記事.

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レイ・ダリオのポートフォリオを解説!|米国株なら投資パンダ!

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オール・シーズンズ戦略はとにかく下落相場に強い オール・シーズンズ戦略とは、アンソニー・ロビンス著「世界のエリート投資家は何を考えているか -黄金のポートフォリオのつくり方-」にて紹介されているレイ・ダリオ氏が個人投資家向けに紹介したポートフォリオです。 レイ・ダリオ氏が率いるブリッジウォーター社では、どのような経済環境下でも安定的な収益を上げる「オール・ウェザー戦略」というものを提唱・実践しています。 「オール・ウェザー戦略」ではレバレッジやデリバティブなど高度な金融手法を駆使しており、個人投資家がそのまま実践することは困難なため、そのエッセンスを元に個人投資家向けに簡素化したポートフォリオが「オール・シーズンズ戦略」となります。 このポートフォリオのすごいところは信じられないほど下落相場に強いところです。 バックテストの結果は驚異的ですので、紹介させていただきます。 リターンについても、期間は異なりますが、 1984年から2013年の30年間で年換算9. なお、リーマンショックの前年である 2007年1月1日から2020年4月末までのパフォーマンスを見ても綺麗な右肩上がりで、直近のコロナショック時でも下落していません。 同書では下記のポートフォリオが「黄金のポートフォリオ」(オール・シーズンズ戦略)として、紹介されています。 金…7. 商品取引(コモディティ)…7. このポートフォリオは米国在住で米ドルで生活している個人投資家を念頭においているため、すべて米ドル建て、かつ米国市場を対象とした金融商品で構成されています。 よって、日本に居住し、日本円で生活している人にとっても最適解なのかという点については、議論の余地はあるかもしれません。 しかしながら、少なくともドル建てでは安定した収益を生むことが期待できますし、私自身はドル建てでポートフォリオを構築しているので、そのまま参考にしてよいと考えています。 株式は十分な分散を図るためインデックス連動ETF ここから上述のポートフォリオの構成要素をひとつずつ見ていきたいと思います。 債券の値動きは株式と比較して遥かに小さく、かつ金利の引き下げは債券価格を上昇させます。 したがって、全般的にポートフォリオの値動きを抑えつつ、株価が大きく下がるような経済危機時には、経済状況を好転させるための中央銀行の利下げの恩恵を受けて、価格が上昇することが期待できます。 つまり、 債券をポートフォリオに加えることでリスク(パフォーマンスのぶれ)を軽減する効果が期待できるということです。 米国10年債金利 ただ、すでにコロナショックを受け、米国債金利の低下余地(=債券価格の上昇余地)はほぼなくなっていますので、 今後はこれまでとは逆に金利上昇によるダウンサイドリスクを意識すべきと個人的には考えています。 主にインフレヘッジとして金とコモディティを組み入れる オール・シーズンズ戦略では金とコモディティを7. これらのアセットはインカムを生まないため、ポートフォリオに組み入れることに抵抗感がある方もいらっしゃるかと思います。 ただ、レイ・ダリオ氏のブリッジウォーター社では、 過去数百年間の世界中のあらゆる国と資産クラスの情報を収集・分析した結果、金とコモディティをポートフォリオに組み入れる意義を見出しているのです。 金とコモディティはともにインフレ時に高パフォーマンスを示すことから、 特にインフレに弱い債券の補完的な役割を担うことが期待できます。 金はインフレヘッジのほかにも、有事の金と言われるように、クライシス・ヘッジ(経済危機、パンデミック、戦争などで値上がりする)としても有効です。 リーマンショック時には、株式との逆相関が期待される国債までもが下落しましたが、この時に大幅な価格上昇によって、ポートフォリオ全体のパフォーマンスを支えたのが金です。 結論:株は国債分散、債券はがっつり、金は少し、コモディティは資源株で代替 以上を踏まえ、私なりの投資方針を下記にまとめてみました。 株式:すでにVTIに加え、先進国株のVEA、新興国株のVWO、と3つのETFを毎月積立投資することで国際分散投資を実践しています。 レイ・ダリオ氏は特に中国を中心に新興国株を相当程度保有しており、この方向性は本家ダリオの投資思想とも一致するところですので、今後も株式はグローバルに広くエクスポージャーを取りながら積立を継続していきたいと思います。

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