ウミガメ の スープ ゲーム。 ウミガメのスープはランダム生成してもそれなりに遊べることがわかりました

昔から「ウミガメのスープ」って本についてずっとモヤモヤしてるこ...

ウミガメ の スープ ゲーム

ウミガメのスープとは、不可解な問題文の謎を「はい」と「いいえ」で答えられる質問だけで解き明かすというゲームです。 初対面の人と話題が続かない時、絶妙に気まずい先輩と会った時、恋人の親に結婚の許可を得る時、告白しようとしているデートの最中、緊張感が漂う面接の時などに、ウミガメのスープが使えるかもしれません。 是非本記事の問題を使ってウミガメのスープを楽しんでください。 ウミガメのスープ 問題 ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。 しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。 「すみません。 これは本当にウミガメのスープですか?」 「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。 」 男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。 何故でしょう? 解説 男は船に乗っていた。 ある日、男の乗る船が遭難してしまった。 数人の男と共に救難ボートで難を逃れたが、漂流の憂き目に。 食料に瀕した一行は、体力のない者から死んでいく。 やがて、生き残っているものは、生きるために死体の肉を食べ始めるが一人の男はコレを固辞。 当然、その男はみるみる衰弱していく。 見かねた他のものが、「これは海がめのスープだから」と偽り男にスープを飲ませ、救難まで生き延びさせた。 しかし、レストランで明らかに味の違うこの 「本物の海がめのスープ」に直面しそのすべてを悟り、死に至る。 コメント 元祖ウミガメのスープ問題であり、原点にして頂点と言える問題。 真相の物語が入り組んでいるので難易度は高めですが、ウミガメのスープの楽しさを味わうためにはこれ以上ない例題です。 どうしよう 問題 男『チョコレート7個しか入ってない…』 男はとても困った。 一体なぜ? 解説 昨夜の夏祭りで花火を見た6歳の娘の恵那が 「花火ってどうして光って大きい音が鳴るの?」 と聞いてきた。 私は大きな玉に『火薬』を入れて、それに火を付けて大きな爆発を起こしているのよと説明した。 翌日のお昼、私がカップやきそばを食べようと蓋を開け「かやく」を入れようとしたところを見て昨日の花火の話を思い出した恵那は、「加薬」を「火薬」と勘違いしてしまい 「食べたら駄目!お母さんが爆発しちゃう!」 と、私を危険から回避してくれたのでした。 コメント ほのぼのとした背景の問題。 ある意味ダジャレなのですが、ストーリーに説得力があると途端に良問になりますね。 毒キノコパラダイス 問題 梶田は、辺りに毒キノコしかないのを見て安堵した。 何故だろうか? 解説 キノコ狩りに来た梶田は、ちょっとした事故のため帰り道がわからなくなり、山の中を彷徨っていた。 幸いキノコの知識はあるので、食料には困らなかった。 遭難5日目。 木々を分けて進んでいた梶田は、辺りのキノコが毒キノコだらけであるのを発見した。 食べられるキノコは既に誰かの手により採集済みだったのだ。 「ああ良かった、この辺りにはキノコ狩りの人が来るんだ」 そこを拠点に根気よく道を探し、無事生 きのこることに成功した梶田であった。 コメント ウミガメのスープでは一般的には喜ばしくないことが良いことに転じたり一般的に良いことが悪いことに転じたりします。 出題時も解答時もそのことを意識して遊ぶとよりテンポよく遊べるかもしれません。 ウィル・オ・ウィスプ・ガール 問題 私達の村の近くにある、『出る』と噂の不気味な林道。 そこにはある一つのルールが存在する。 その林道で、 『もし一人ぼっちで歌う少女を見かけたら、絶対に関わってはいけない』 というものだ。 なぜそんなルールが存在するのだろう? 解説 私達の村に住む一人の少女。 病気の母のために、毎日朝早くに街に働きに出て、夜遅くに帰ってくる。 その不気味な林道は、街に続く唯一の道だが、近くには墓もあり、死んだ村人達の幽霊が出るともっぱらの噂だった。 幼い少女が夜遅くに一人でその林道を通るのは、相当な勇気がいることだろう。 だから、少女は怖さを紛らわすために陽気な歌を歌う。 泣きそうになりながら歌う。 あまりにも健気でかわいそうなので、その林道に出る『村人の幽霊』である私達は、少女を怖がらせないために、彼女が通る間は視界の届かない場所に隠れることに決めたのだった。 おかげで少女は幽霊を見たことはなく、仕事に支障をきたしたこともない。 お母ちゃん、早く良くなるといいね。 コメント 見事な叙述トリック。 解答者は意表をつかれるでしょう。 ただ、ウミガメのスープの問題は幽霊などのSF要素を入れると途端に難易度が上がります。 ある程度慣れた人に対して出題すると良いかもしれません。 未完の泥棒 問題 果物を販売しているカメオは、朝から「売っていたミカンを盗まれた!」と大騒ぎ。 しかし、ミカンが盗まれた事実などまったくない。 何故カメオは、ミカンが盗まれたと騒いでいるのだろう? 解説 カメオは無人販売でミカンなどの果物を販売していた。 田舎なのでそんなに泥棒なんておらず、良心的な人が多いからできることだ。 ミカンを盗む人はいないのだが、ミカンを買った人ならいる。 そして、その代金を盗んだ人がいるのだ。 商品が無くなり、料金箱にお金が入っていないとすれば、商品が盗まれたように見えてもおかしくないだろう。 カメオは早急に代金が盗まれないように料金箱になんらかの防犯措置を施すことをお勧めする。 要約:ミカンはきちんと買われたのだが、その代金を盗んだ人間がいるから コメント なかなか無人販売ということに気付きにくい問題。 ひらめきが重要なので、出題者はヒントをうまく出してあげましょう。 勝利の拳を握りしめ 問題 男は絶対に負けられない勝負に勝ったので、ヒゲを伸ばし始めた。 何故? 解説 どうしてそんな事をしてみようと思ったのかは記憶にない。 大方、歯でも磨いている最中で片手が暇だったんだろうな。 洗面所に立って、鏡に向かってじゃんけんしてみたんだよ。 一回目はあいこだった。 ここまでは良いんだ。 当然だ。 鏡とじゃんけんするのに、勝ちも負けもある訳が無い。 絶対に、絶対に負けられないし、勝てないはずなんだ。 ……はずだったんだ。 二回目。 鏡に向かってじゃんけんぽんとやった。 俺はグーを出した。 で、相手はチョキを出した。 一瞬、やったぜとか思ったわけ。 勝った、って。 だけど次の瞬間何かおかしい事に気づいたんだ。 気づいちゃったらもう、自分の出した手から視線を動かせなくなってさ。 鏡に写ってる自分の顔を見るために視線を上げようなんて思えなかった。 何故かは分からないけどさ、見てしまったら猛烈にやばい気がしたんだ。 目をつぶって、無我夢中であちこちぶつけながら洗面所から逃げ出した。 そのまま自室の布団に潜り込んで、朝までガタガタ震えてたよ。 おい、笑うなよ。 床屋でしか髭を剃らないのは何故なんだって、お前が訊いたんだろ。 あれ以来、鏡が怖いんだよ。 その後特に変わったことは起こってないが、それでもさ。 ああ、俺の勘違いだったらいいと思うよ。 実際そうかもしれない。 時間経ったから、鏡見ながら仕度するぐらいは平気になったしな。 それでも未だに、鏡に映る自分に刃物を持たせる勇気はないんだ。 あいつが出したの、チョキだったし。 【一行解説】鏡とじゃんけんして勝ったので、怖くて自分でヒゲを剃れなくなった。 コメント この問題は問題文が非常に短い上にSF要素を含むので、難易度が非常に高いです。 反面、真相の面白さも随一。 ホラー短編小説が一つ出来てもおかしくない巧妙なストーリーです。 解答者が多ければ難易度も下がるので、複数人集まった時に出すと良いかもしれません。 門 問題 「ビールを提供しているとある飲食店は町内にある他の飲食店より?が出ている客の割合が明らかに多い。 他の飲食店でも全く同じビールを提供しているのに、一体なぜ?」 ?に当てはまるものを以下の語群より一つ選び、完成した文の問いかけに答えよ。 語群:(鼻、歯、唇、腹、健康診断で悪い数値、涙) 解説 多くのアカウントサービスにはパスワードを忘れたとき用に 「秘密の質問」を設定する機能がある。 「秘密の質問」とは、ユーザーが質問とそれに対する答えをあらかじめ登録しておき、その質問に答えられるかどうかで本人確認を行うという機能である。 もちろん判断基準は登録した答えを入力できるかだけなので、質問に対応した答えを登録する必要はなく 問題文のように 意味不明な組み合わせにしても全く問題ない。 むしろ 質問から答えが推測できないのでセキュリティー性が上がるとも言われている。 (もちろん質問の答えを覚えておく必要はある) つまりAさんはアカウントの乗っ取りを警戒してあえて秘密の質問を意味不明なように設定しているのである。 コメント 解説を見ればなんてことない日常で行う行為なのですが、問題文だけからその行為にたどり着くのは思ったよりも難しい。 「自問自答」や「警戒心の強い」など、ヒントは色々と出ているのでそのあたりから攻めるといいでしょう。 親愛なる未来の私へ 問題 ある女が、自分自身に宛てて手紙を書いていました。 その手紙は簡素な便箋を茶封筒に入れただけの、とってもシンプルな手紙。 この日の内容はその日見た映画の感想でした。 彼女は次の日も、またその次の日にも自分に手紙を出しました。 こうして手紙をだすのにはある理由があるのです。 その理由とはなんでしょうか? 解説 その女は全国を飛び回る凄腕の営業員でした。 なので普段は各地のホテルなどで過ごしていました。 しかし、まとまった休みが取れると、山奥にある自宅に帰ります。 ところが、冬になると、家の周りの道が雪で埋まってしまい、家にたどり着くのが困難になってしまうのです。 そこで、彼女は必ず家に帰る前に自分の家に手紙を送るのです。 こうして手紙を郵送することで、雪道に対応した郵便自動車が家までの道をならしてくれるので、女は楽に家にたどり着くことができるのです。 コメント 不可解な行動の合理的な理由を探すという問題。 着目する点は「手紙」、「女」、「家」の3つほどありますが、「家」に着目できたら真相にすぐたどり着くでしょう。 しかし大抵の人は「手紙」に着目します。 出題者は「手紙」はあまり関係ないことをうまくヒントで示しておきましょう。 その問題を解いたなら 問題 ABC高校の、織田先生が顧問を務める数学同好会では、去り行く三年生が最後に必ず解かされる問題があるという。 その問題の答えは何だろうか? 解説 三月の終わり。 桜の咲き始めた校舎への道を、織田先生は複雑な気持ちで歩いていた。 今日は大好きな教え子たちの旅立ちの日であり、お別れの日だ。 彼らの新しい人生を喜ばなければならないのに、別れの悲しさだけが募っていく。 毎年思うことだ。 どうせすぐに別れなければならないのだから、好きにならなければいい。 教える人と教わる人。 ビジネスライクな関係でいればいい。 しかし織田先生は、いつもその自戒を破ってしまうのだった。 自分が顧問を務めている数学同好会での活動を振り返る。 駒野は数字を偏執的に愛していて、五桁未満の素数には全てニックネームをつけている。 菅原は大学受験の武器にしたいという動機で入部したくせに、すでに大学院レベルの問題にまで手を伸ばしている。 反町はイケメンだ。 鵜飼は数学で世界を救えると本気で信じている。 米澤の実家では、それは見事なホルスタインを飼っている。 彼らはみな、希望の大学への入学を決めている。 明日になれば、もうしばらくは、会うこともないだろう。 卒業式を終えて、三年生が玄関から出てきた。 織田先生は彼らに一列に並ぶよう指示し、鞄からカメラを取り出した。 駒野、菅原、反町、鵜飼、米澤。 素晴らしい生徒達だった。 込み上げてくる涙をこらえて、織田先生は彼らに、最後の問題を出した。 「いちたすいちはー?」 織田先生の目の前に、希望に満ちた五つの笑顔が並んだ。 コメント 見事な叙述トリック。 頭の柔らかさがものを言うかもしれません。 読後感も爽やかで、騙された悔しさを感じさせません。 お見事。 断罪されない小説家 問題 とある作家が新作小説を発表した。 その本の物語や登場人物は、多くの人が知っているものとほぼ同じで誰もが結末を予想できるほどだった。 しかし誰もその作家を断罪しなかった。 なぜか? 解説.

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【水平思考】質問から真相を導く推理ゲーム『ウミガメのスープ』のやり方|七花八裂

ウミガメ の スープ ゲーム

ウミガメのスープとは、不可解な問題文の謎を「はい」と「いいえ」で答えられる質問だけで解き明かすというゲームです。 初対面の人と話題が続かない時、絶妙に気まずい先輩と会った時、恋人の親に結婚の許可を得る時、告白しようとしているデートの最中、緊張感が漂う面接の時などに、ウミガメのスープが使えるかもしれません。 是非本記事の問題を使ってウミガメのスープを楽しんでください。 ウミガメのスープ 問題 ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。 しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。 「すみません。 これは本当にウミガメのスープですか?」 「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。 」 男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。 何故でしょう? 解説 男は船に乗っていた。 ある日、男の乗る船が遭難してしまった。 数人の男と共に救難ボートで難を逃れたが、漂流の憂き目に。 食料に瀕した一行は、体力のない者から死んでいく。 やがて、生き残っているものは、生きるために死体の肉を食べ始めるが一人の男はコレを固辞。 当然、その男はみるみる衰弱していく。 見かねた他のものが、「これは海がめのスープだから」と偽り男にスープを飲ませ、救難まで生き延びさせた。 しかし、レストランで明らかに味の違うこの 「本物の海がめのスープ」に直面しそのすべてを悟り、死に至る。 コメント 元祖ウミガメのスープ問題であり、原点にして頂点と言える問題。 真相の物語が入り組んでいるので難易度は高めですが、ウミガメのスープの楽しさを味わうためにはこれ以上ない例題です。 どうしよう 問題 男『チョコレート7個しか入ってない…』 男はとても困った。 一体なぜ? 解説 昨夜の夏祭りで花火を見た6歳の娘の恵那が 「花火ってどうして光って大きい音が鳴るの?」 と聞いてきた。 私は大きな玉に『火薬』を入れて、それに火を付けて大きな爆発を起こしているのよと説明した。 翌日のお昼、私がカップやきそばを食べようと蓋を開け「かやく」を入れようとしたところを見て昨日の花火の話を思い出した恵那は、「加薬」を「火薬」と勘違いしてしまい 「食べたら駄目!お母さんが爆発しちゃう!」 と、私を危険から回避してくれたのでした。 コメント ほのぼのとした背景の問題。 ある意味ダジャレなのですが、ストーリーに説得力があると途端に良問になりますね。 毒キノコパラダイス 問題 梶田は、辺りに毒キノコしかないのを見て安堵した。 何故だろうか? 解説 キノコ狩りに来た梶田は、ちょっとした事故のため帰り道がわからなくなり、山の中を彷徨っていた。 幸いキノコの知識はあるので、食料には困らなかった。 遭難5日目。 木々を分けて進んでいた梶田は、辺りのキノコが毒キノコだらけであるのを発見した。 食べられるキノコは既に誰かの手により採集済みだったのだ。 「ああ良かった、この辺りにはキノコ狩りの人が来るんだ」 そこを拠点に根気よく道を探し、無事生 きのこることに成功した梶田であった。 コメント ウミガメのスープでは一般的には喜ばしくないことが良いことに転じたり一般的に良いことが悪いことに転じたりします。 出題時も解答時もそのことを意識して遊ぶとよりテンポよく遊べるかもしれません。 ウィル・オ・ウィスプ・ガール 問題 私達の村の近くにある、『出る』と噂の不気味な林道。 そこにはある一つのルールが存在する。 その林道で、 『もし一人ぼっちで歌う少女を見かけたら、絶対に関わってはいけない』 というものだ。 なぜそんなルールが存在するのだろう? 解説 私達の村に住む一人の少女。 病気の母のために、毎日朝早くに街に働きに出て、夜遅くに帰ってくる。 その不気味な林道は、街に続く唯一の道だが、近くには墓もあり、死んだ村人達の幽霊が出るともっぱらの噂だった。 幼い少女が夜遅くに一人でその林道を通るのは、相当な勇気がいることだろう。 だから、少女は怖さを紛らわすために陽気な歌を歌う。 泣きそうになりながら歌う。 あまりにも健気でかわいそうなので、その林道に出る『村人の幽霊』である私達は、少女を怖がらせないために、彼女が通る間は視界の届かない場所に隠れることに決めたのだった。 おかげで少女は幽霊を見たことはなく、仕事に支障をきたしたこともない。 お母ちゃん、早く良くなるといいね。 コメント 見事な叙述トリック。 解答者は意表をつかれるでしょう。 ただ、ウミガメのスープの問題は幽霊などのSF要素を入れると途端に難易度が上がります。 ある程度慣れた人に対して出題すると良いかもしれません。 未完の泥棒 問題 果物を販売しているカメオは、朝から「売っていたミカンを盗まれた!」と大騒ぎ。 しかし、ミカンが盗まれた事実などまったくない。 何故カメオは、ミカンが盗まれたと騒いでいるのだろう? 解説 カメオは無人販売でミカンなどの果物を販売していた。 田舎なのでそんなに泥棒なんておらず、良心的な人が多いからできることだ。 ミカンを盗む人はいないのだが、ミカンを買った人ならいる。 そして、その代金を盗んだ人がいるのだ。 商品が無くなり、料金箱にお金が入っていないとすれば、商品が盗まれたように見えてもおかしくないだろう。 カメオは早急に代金が盗まれないように料金箱になんらかの防犯措置を施すことをお勧めする。 要約:ミカンはきちんと買われたのだが、その代金を盗んだ人間がいるから コメント なかなか無人販売ということに気付きにくい問題。 ひらめきが重要なので、出題者はヒントをうまく出してあげましょう。 勝利の拳を握りしめ 問題 男は絶対に負けられない勝負に勝ったので、ヒゲを伸ばし始めた。 何故? 解説 どうしてそんな事をしてみようと思ったのかは記憶にない。 大方、歯でも磨いている最中で片手が暇だったんだろうな。 洗面所に立って、鏡に向かってじゃんけんしてみたんだよ。 一回目はあいこだった。 ここまでは良いんだ。 当然だ。 鏡とじゃんけんするのに、勝ちも負けもある訳が無い。 絶対に、絶対に負けられないし、勝てないはずなんだ。 ……はずだったんだ。 二回目。 鏡に向かってじゃんけんぽんとやった。 俺はグーを出した。 で、相手はチョキを出した。 一瞬、やったぜとか思ったわけ。 勝った、って。 だけど次の瞬間何かおかしい事に気づいたんだ。 気づいちゃったらもう、自分の出した手から視線を動かせなくなってさ。 鏡に写ってる自分の顔を見るために視線を上げようなんて思えなかった。 何故かは分からないけどさ、見てしまったら猛烈にやばい気がしたんだ。 目をつぶって、無我夢中であちこちぶつけながら洗面所から逃げ出した。 そのまま自室の布団に潜り込んで、朝までガタガタ震えてたよ。 おい、笑うなよ。 床屋でしか髭を剃らないのは何故なんだって、お前が訊いたんだろ。 あれ以来、鏡が怖いんだよ。 その後特に変わったことは起こってないが、それでもさ。 ああ、俺の勘違いだったらいいと思うよ。 実際そうかもしれない。 時間経ったから、鏡見ながら仕度するぐらいは平気になったしな。 それでも未だに、鏡に映る自分に刃物を持たせる勇気はないんだ。 あいつが出したの、チョキだったし。 【一行解説】鏡とじゃんけんして勝ったので、怖くて自分でヒゲを剃れなくなった。 コメント この問題は問題文が非常に短い上にSF要素を含むので、難易度が非常に高いです。 反面、真相の面白さも随一。 ホラー短編小説が一つ出来てもおかしくない巧妙なストーリーです。 解答者が多ければ難易度も下がるので、複数人集まった時に出すと良いかもしれません。 門 問題 「ビールを提供しているとある飲食店は町内にある他の飲食店より?が出ている客の割合が明らかに多い。 他の飲食店でも全く同じビールを提供しているのに、一体なぜ?」 ?に当てはまるものを以下の語群より一つ選び、完成した文の問いかけに答えよ。 語群:(鼻、歯、唇、腹、健康診断で悪い数値、涙) 解説 多くのアカウントサービスにはパスワードを忘れたとき用に 「秘密の質問」を設定する機能がある。 「秘密の質問」とは、ユーザーが質問とそれに対する答えをあらかじめ登録しておき、その質問に答えられるかどうかで本人確認を行うという機能である。 もちろん判断基準は登録した答えを入力できるかだけなので、質問に対応した答えを登録する必要はなく 問題文のように 意味不明な組み合わせにしても全く問題ない。 むしろ 質問から答えが推測できないのでセキュリティー性が上がるとも言われている。 (もちろん質問の答えを覚えておく必要はある) つまりAさんはアカウントの乗っ取りを警戒してあえて秘密の質問を意味不明なように設定しているのである。 コメント 解説を見ればなんてことない日常で行う行為なのですが、問題文だけからその行為にたどり着くのは思ったよりも難しい。 「自問自答」や「警戒心の強い」など、ヒントは色々と出ているのでそのあたりから攻めるといいでしょう。 親愛なる未来の私へ 問題 ある女が、自分自身に宛てて手紙を書いていました。 その手紙は簡素な便箋を茶封筒に入れただけの、とってもシンプルな手紙。 この日の内容はその日見た映画の感想でした。 彼女は次の日も、またその次の日にも自分に手紙を出しました。 こうして手紙をだすのにはある理由があるのです。 その理由とはなんでしょうか? 解説 その女は全国を飛び回る凄腕の営業員でした。 なので普段は各地のホテルなどで過ごしていました。 しかし、まとまった休みが取れると、山奥にある自宅に帰ります。 ところが、冬になると、家の周りの道が雪で埋まってしまい、家にたどり着くのが困難になってしまうのです。 そこで、彼女は必ず家に帰る前に自分の家に手紙を送るのです。 こうして手紙を郵送することで、雪道に対応した郵便自動車が家までの道をならしてくれるので、女は楽に家にたどり着くことができるのです。 コメント 不可解な行動の合理的な理由を探すという問題。 着目する点は「手紙」、「女」、「家」の3つほどありますが、「家」に着目できたら真相にすぐたどり着くでしょう。 しかし大抵の人は「手紙」に着目します。 出題者は「手紙」はあまり関係ないことをうまくヒントで示しておきましょう。 その問題を解いたなら 問題 ABC高校の、織田先生が顧問を務める数学同好会では、去り行く三年生が最後に必ず解かされる問題があるという。 その問題の答えは何だろうか? 解説 三月の終わり。 桜の咲き始めた校舎への道を、織田先生は複雑な気持ちで歩いていた。 今日は大好きな教え子たちの旅立ちの日であり、お別れの日だ。 彼らの新しい人生を喜ばなければならないのに、別れの悲しさだけが募っていく。 毎年思うことだ。 どうせすぐに別れなければならないのだから、好きにならなければいい。 教える人と教わる人。 ビジネスライクな関係でいればいい。 しかし織田先生は、いつもその自戒を破ってしまうのだった。 自分が顧問を務めている数学同好会での活動を振り返る。 駒野は数字を偏執的に愛していて、五桁未満の素数には全てニックネームをつけている。 菅原は大学受験の武器にしたいという動機で入部したくせに、すでに大学院レベルの問題にまで手を伸ばしている。 反町はイケメンだ。 鵜飼は数学で世界を救えると本気で信じている。 米澤の実家では、それは見事なホルスタインを飼っている。 彼らはみな、希望の大学への入学を決めている。 明日になれば、もうしばらくは、会うこともないだろう。 卒業式を終えて、三年生が玄関から出てきた。 織田先生は彼らに一列に並ぶよう指示し、鞄からカメラを取り出した。 駒野、菅原、反町、鵜飼、米澤。 素晴らしい生徒達だった。 込み上げてくる涙をこらえて、織田先生は彼らに、最後の問題を出した。 「いちたすいちはー?」 織田先生の目の前に、希望に満ちた五つの笑顔が並んだ。 コメント 見事な叙述トリック。 頭の柔らかさがものを言うかもしれません。 読後感も爽やかで、騙された悔しさを感じさせません。 お見事。 断罪されない小説家 問題 とある作家が新作小説を発表した。 その本の物語や登場人物は、多くの人が知っているものとほぼ同じで誰もが結末を予想できるほどだった。 しかし誰もその作家を断罪しなかった。 なぜか? 解説.

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「ウミガメのスープ」の良問を3問、厳選しました【2】

ウミガメ の スープ ゲーム

『ウミガメのスープ』ってなに? ウミガメのスープとは、出題者が出した問題に対して参加者がYESかNOの2択で答えられるような質問を投げかけ、規定数以内の質問数で正解が出せたら成功!っていうゲーム。 …って言っても難しいので、タイトルになった『ウミガメのスープ』っていう問題の流れを見ていくね。 問題 男がレストランで、ウミガメのスープを注文した。 一口それを口にした男はウエイターを呼び、「これは確かにウミガメのスープかね」と聞いた。 ウエイターは「さようでございます」と答えた。 その夜、男は自殺した。 なぜか? これだけだと全然答えが見えないので、回答者(挑戦者)はいくつか質問をしていく。 出題者はそれにYESかNOで答えていく。 このYES・NOには「いい質問です!」などのヒントをつけてよし。 ある日、男の乗る船が遭難してしまった。 数人の仲間の船員と共に救難ボートで難を逃れたが、広い海を当てもなく漂流することになってしまう。 やがて、飢えた人たちは死んでいった者たちの肉を食べ始めた。 だが男は「仲間を食べることなどできない」と言い、みるみる痩せ衰えていった。 仲間は何とか彼を生き延びさせようと「これはウミガメのスープだから安心して食え」といい、仲間の肉を食べさせた。 やがて救助が来て、男たちは助かった。 数年後、訪れたレストランで男は「ウミガメのスープ」を飲んだ。 しかし、それは極限状態で食べたあの忘れられないスープの味ではない…。 男は全てを悟り、罪悪感から命を絶った。 こんな感じ! ストーリーの背景を探らないといけないので、かなりクイズとしては難易度が高いんだけど、実際にやってみるとこれが面白い。 さて、いくつかおすすめの面白い問題を紹介するよー。 スポンサーリンク おすすめの『ウミガメのスープ』 なるほど!と納得してしまう良問。 『雑誌の付録』 その雑誌は、今月は特別付録つきだった。 Aさんは、今までその雑誌を買ったことはなかったが、 付録がついているのを見て、その日初めて買って帰った。 しかし、Aさんはその付録を一度も使うことがなかった。 なぜだろう? これは思わず「んん、うまい。 」って言ってしまった。 回答はでどうぞ。 心がちょっとあたたかくなる良問。 『僕のリコーダーを聴いて』 クラスメイトのカメコを見かけたカメオは、 突然リコーダーを取り出し、吹いた。 何故? ん゛ん゛、可愛い。 物語性があって楽しい。 回答はで。 想像力があれば簡単?『シンプルな広告』 ある広告を見かけた男は、その広告を出した企業に電話をして その広告を引き下げさせた。 しかしその広告は、不適切な表現が使われていると 人々に感じさせるようなものではなかったらしい。 なぜ男はその企業に電話したのだろう? これも『雑誌の付録』同様、日常をうまく切り取った良問。 思いつく人はすぐわかるのでは? 回答はで。 『ウミガメのスープ』おもしろいでしょ? いかがでしたでしょーか!! 何度か出てきたラテシンさんは、ウミガメのスープ専門サイトというなんとも独特なおもしろサイトさんで、リアルタイムに問題が出題されているページもあるので 気になった人はぜひぜひチャレンジしてみてねー!! おもしろい問題を見つけたら、ぜひぜひ狐にも教えてください! ではでは、マッスルマッスル! スポンサーリンク.

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