この 世界 の さらに いくつ もの 片隅 に 感想。 オーラル映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』感想文

この世界の(さらにいくつもの)片隅に 上映館・上映スケジュール<全国>|映画の時間

この 世界 の さらに いくつ もの 片隅 に 感想

もちろん、 「目を背けてはいけない事実」ではあるのですが、物語として映像を観ると感情移入しすぎて辛くなってしまうのです…。 ゆき そんな、お豆腐メンタルである私のことをよく知る友人に 「ギリ観れると思う!」と背中を押され、先日 『この世界の片隅に』という映画を観てみました。 そして…、 観て良かったです…!!(でも確かにギリだった…) しかも現在、 『この世界の片隅に』の本編に、約40分の新しいストーリーを付け足した、映画 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が絶賛公開中です。 今回は、 『この世界の片隅に』また 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』について、あらすじやキャスト、私なりの感想から、新作を観た人の感想なんかも集めてみました! 上映後すぐに大ヒットし、多くの映画賞を受賞。 日本国外では世界60以上の国と地域で上映されました。 あらすじ 18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。 良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。 呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。 見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。 夫の両親は優しく、義姉の径子は厳しく、その娘の晴美はおっとりしてかわいらしい。 隣保班の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。 配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。 ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。 またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。 1945(昭和20)年3月。 呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。 それでも毎日は続く。 キャスト 主人公のすずさんは、あの 『あまちゃん』の、 のん(能年玲奈)ちゃんです。 だから…、もしかしたら本当の意味でリアルな作品なのかもしれません。 ゆき 戦争中でも結婚したり、デートをしたり、ご飯を炊いたり、小姑がいたり、恥ずかしかったり、面白かったり、悲しかったり…と、 知っていたはずなのに実感がわかなかった 「当時の人々の当たり前の暮らし」が泣けてくるほど身にしみました。 ラストの部分では、 「誰かが死のうが爆弾が落ちようが焼け野原になろうが、そこで生きてきた人達がいる」という事実に心がズシッと重くなります。 本日8月15日、74回目の終戦の日を迎えました。 この世界のあちこちで灯るたくさんの人々の笑顔。 そしてかけがえのない暮らしを想い、深く平和を祈ります。 2019年12月20日から現在大ヒット上映中! あらすじ 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』予告編 広島県呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。 昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。 戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。 ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。 境遇は異なるが呉で初めて出会った同世代の女性に心通わせていくすず。 しかしその中で、夫・周作とリンとのつながりに気づいてしまう。 だがすずは、それをそっと胸にしまい込む……。 昭和20年3月、軍港のあった呉は大規模な空襲に見舞われる。 その日から空襲はたび重なり、すずも大切なものを失ってしまう。 天覧試写会ではわからなかった詳細を見逃さないように、時間を忘れて食い入るように観ていました。 終わってみると、なんとも言えない気持ちに…内容を思い出すと、こみ上げてくるものが湧いてきます。 — 紅 三十郎 MacSanjuro 鑑賞。 泣かされました。 3年前にも泣かされたが、更に泣かされた。 りんさんとテルちゃんのエピソードが入って更に物語に深みと厚みが増した。 観客は年配の方が多め。 60代くらいの女性が「アニメだからどうか?と思ったけど、観てよかった」がなんか嬉しかった。 — 不知火40 sirasira36 まずは『この世界の片隅に』が観たいあなたへ! 2016年11月12日の公開から今日で3年が経ちました。 長いようで短いような1096日間。 皆さんと共に積み重ねてきた日々に感謝しながら、これからやってくる『 』への興奮を胸に、今日という日を過ごしたいと思います。

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『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』 世界が共感した前作から3年、魂の「新作」:朝日新聞GLOBE+

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2016年に公開され、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第一位を受賞した「この世界の片隅に」に約30分の新規シーンを追加した別バージョン。 主人公すずとリンとの交流、妹すみを案じて過ごすなかで迎える昭和20年9月の枕崎台風のシーンなどが追加された。 新しい登場人物や、これまでの登場人物の別の側面なども描かれ、すずたちの心の奥底で揺れ動く複雑な想いを映し出す。 前作に引き続き、主人公すずをが演じるほか、すずの夫・周作を、周作の姪・晴美を、周作の姉・径子を、すずの旧友・哲を、すずの妹・すみを、すずと仲良くなる女性リンをといったボイスキャストも続投。 監督・脚本は、前作で第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画監督賞を受賞した。 映画のストーリー 結末の記載を含むものもあります。 昭和19年、日本が戦争のただ中にあった頃。 18歳で広島から呉の北條家に嫁いだすず(声:のん)は、夫・周作(声:細谷佳正)とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。 だが戦況は次第に悪化、すずたちの生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。 そんなある日、すずは迷い込んだ遊郭でリン(声:岩井七世)と出会う。 境遇は異なるが、呉で初めて出会った同世代の女性に心通わせていくすず。 しかしその中で、すずは周作とリンとのつながりを感じ取るのだった。 昭和20年3月、軍港のあった呉は大規模な空襲に見舞われる。 その日から空襲はたび重なり、すずも大切なものを失ってしまう。 そして昭和20年の夏がやってくる……。 関連ニュース 2019年12月29日 18:45 2016年に公開され、日本ばかりでなく世界中の人々に愛され、「キネマ旬報」恒例の年間ベスト・テンではアニメーションとしては異例の第1位に輝くなど、その年の映画賞… 2019年12月23日 10:00 『マイマイ新子と千年の魔法』 09 や『この世界の さらにいくつもの 片隅に』 公開中 を手掛けたアニメーション映画監督の片渕須直が、次回作制作に向けアニメー… 2019年12月22日 15:00 近ごろ、女優・のんがグッと大人っぽくなったと話題だ。 本人を直撃すると、のんとしての活動をスタートさせ、自身にとって代表作とも言える『この世界の片隅に』 16 …• 2019年12月9日 20:35• 2019年11月24日 23:00• 2019年11月24日 20:00• 2019年11月4日 14:45• 2019年10月14日 19:00• 2019年10月10日 04:00• 2019年6月19日 16:00• 2019年5月31日 17:00• 2019年3月29日 19:49• 2019年2月16日 18:30• 2018年8月12日 12:00.

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この世界の(さらにいくつもの)片隅に 上映館・上映スケジュール<全国>|映画の時間

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World Now 2019. 19 インタビューに答える片渕須直監督 繰り返してはならない過去がある。 しかし、世界では今なお紛争が繰り返される。 戦時中の広島を舞台に、一人の少女の人生を通じて戦争の悲惨さを世界中に訴えたアニメ長編『この世界の片隅に』から3年。 250カット以上の新シーンを加えることで前作とは異なる「新作」となった片渕須直監督の魂の映画が12月20日、再び映画館に帰ってくる。 (山本大輔) 「まずは前作の『この世界の片隅に』という映画がある。 今回の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』という映画は、また新しい映画だというつもりでつくりました」 11月4日、第32回東京国際映画祭であった特別先行上映試写会。 会場となった映画館「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」の520を超える座席が埋め尽くされた「スクリーン7」で舞台あいさつに立った片渕須直監督(59)は、今回の作品が、前作の単なる長尺版ではない「新作」であることを強調した。 11月4日、東京国際映画祭で先行上映された片渕須直監督の新作『この世界の さらにいくつもの 片隅に』のポスター 「前作で描かれた色んなシーン、色んな表情、色んなセリフは、今回たくさんの新しい場面を加えたことで、本当はこんなことを心に抱いていたのかもしれない、あんなことを思いながらしゃべっていたのかもしれないと思い描けるようになっているのではないかなと思う。 1944(昭和19)年、絵を描くのが好きな18歳のすずが、広島県呉市に嫁ぐ。 夫・周作やその家族に囲まれ、見知らぬ土地で暮らし始めるすずの生活は、次第に戦争の影響を色濃く受ける。 食べ物や物資が少なくなる中、工夫を重ねた日々を過ごすが、とうとう45年の夏がやってくる。 広島に原爆が落とされ、終戦を迎えた年だ。 「前作は、すずさんと(夫・周作の姉の)径子さんの2人の葛藤、2人の関係がどう変わっていくかで、すずさんの進んでいく道を示していた。 今回はもっと複雑。 人間ってそんな簡単なもんじゃない。 もっとたくさんの人に出会って、たくさんのことにさいなまれて生きていかなければいけない」 複雑になった人間関係の中で存在感を示すのが、遊郭で働くリン。 前作では、道に迷ったすずに話しかけるだけだったリンが、新作では何度も登場し、すずの人生に大きな影響を及ぼす存在だったことが分かる。 そして、リンは夫・周作とも秘密を持っていた。 複雑な人間関係が加わる中で、前作とは異なるすずの姿が浮かび上がる。 すずの声を担当した女優ののんさんは、舞台あいさつでこう説明した。 「すずさんが呉に来て、知らない家族の中にお嫁入りして、そのお嫁さんの義務を果たすことで自分の居場所を見つけなければいけない中で、リンさんはすずさんに絵を描いてほしいと初めて言ってくれた人なんです。 (絵を描くことが好きな)自分の中にあるものを認めてもらえた。 それをすごく心のよりどころにしているんだと思い、本当に大きな存在だなと思った。 その中で周作さんとの秘密。 どこに感情を置けばいいのか戸惑い、色んな感情が入れ代わり立ち代わり出てくる。 上映時間などを考慮し、こうした部分をカットしてつくられた前作を、原作通りに作り直したと言えば、それまでなのだが、片渕監督は先行上映後の筆者とのインタビューで、こう答えている。 「原作にあったことも踏まえて、もともとあったけど切ったところを復元するだけではなく、それをさらに増補改訂しようと思った。 それをやっている中で、これは単純に拡大しているのとは違う気がしてきた。 新たなシーンを入れると、それぞれのセリフの意味合いが違って見える。 前作で確立された登場人物像が違う解釈になる。 それだけに、見ていて無性に助けたくなる。 リンはどこか物事を達観したような大人っぽさがあり、周作は真面目だが不器用なところも。 さらにはすずの家族や周作の家族、遊郭で働く女性たちなど様々な登場人物の人間らしさが泥臭く交差し続ける。 それぞれの登場人物の声優たちの演技が見事にマッチしていて、臨場感がものすごい。 音楽を担当した音楽家コトリンゴさんの歌声がせつなく、各シーンとの融和が絶妙で観客の感情をかき立てる。 主人公のすず。 だからこそ、すずやリン、周作らを苦しめる戦争のむごさをより実感できる。 そこには片渕監督の特別な思いが込められていた。 「政治的に中立となるように心がけた。 声高に戦争反対という映画もつくれるが、そうした時点で、特定の戦争に限定されてしまう。 見てもらって、戦争とはこういうことなんだと。 どこにいても一般庶民が一番ひどい目にあうってことが伝わらないと意味がない」 インタビューで、そう明かした片渕監督の言葉には説得力があった。 そして、その思いは海外の人たちにも届いたと、嬉しそうに語り始めた。 米国のカリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)での上映後、20代の学生が片渕監督に近寄り、「これは僕の子どものころの戦争とよく似ています」と言ったという。 イランからの留学生だった。 フランスでの上映会では、カンボジア系の男性が「父がポル・ポトから逃げ出した時のことを思い出した。 まだ平和だったころ、父が祖父に街に連れられ、甘い物を食べさせてもらったという話がよみがえりました」。 アラブ首長国連邦のエミレーツ航空が機内配信した際には、すずの1歳下の妹すみの入浴シーンがカットされたが、それでも上映は続けられた。 この入浴シーンは片渕監督にとっては重要だった。 すみは原爆で被爆し、原爆症で床に伏せる。 すずが見舞った際、すみの伸ばした腕に紫色のあざ。 「あのお風呂の中にいた女の子の若い健康な体が、原爆でむしばまれているのがよく分かりましたという声がよくある。 そういうことなんです」。 ただ、カットされてでも上映されたことに意義がある。 「紛争は今でも世界で続いている。 むしろ戦争や紛争を体験していればこそ、すずさんを見た時に感じる共通認識みたいなものになる」 前作でも新作でも、アメリカが敵国だったことは強調されていない。 これは原作の漫画でもそうだ。 すずが住民と一緒に竹やりで訓練する場面。 「原作のこうの史代さんは、竹やりが突くわら人形に『鬼畜米兵』と書くような漫画なら描かないという趣旨のことを言っていた。 それはすごく分かる。 そういう風に表現するべきだと思った」 だからこそ米国でも上映できた。 前作をみた米国人たちの表情をみながら片渕監督は、「旧敵国だから、戦争の相手だからではなくて、人類史的な悲劇がそこにあるという見方でみてくれているような気がした」という。 前作から30分長くなった2時間39分の上映だったが、さらに三つのシーンが加わる予定で、最後は2時間47分の長編になる。 ネタバレになるので詳しくは書けないが、追加するシーンの一つは、終戦後に実際に起きた災害だという。 その理由は?「『戦争しおってもセミは鳴く。 チョウチョウも飛ぶ』と言いますね。 戦争が終わっても人は死ぬんです」と片渕監督。 中立性を保ちながら戦争を表現するという難題を抱えながら、それでも史実の詳細部分は研究を重ねて限りなく忠実に押さえる。 そうした中で必死に生きようとする人間のリアルな姿にこだわった片渕監督の信念が、新作に加わったシーンの全てにつまっていると感じた。 前作で涙が出たのと同じシーン、義姉径子の5歳の一人娘、晴美が時限爆弾の爆発で命を失うシーンだった。 すごく切なくて、それでも優しくて心に響く作品。 戦争を繰り返してはいけないという思いとともに、人間の根本に訴えるストーリーだからこそ、今の時代の人間模様にも重なってみえる新鮮な映画だ。 先行上映には間に合わなかった新たなシーンも含め、12月20日の公開が待ちきれない。

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