しねよ。 夫に死んでほしい妻たちの「だんなデスノート」が恐ろしい(週刊現代)

与謝野晶子「君死にたまふことなかれ」 全文

しねよ

岸本佐知子、歓喜! 「これは、私がずっとずっと読みたいと思っていた、最強最高の女子バディ物語。 」 芥川賞受賞第一作『おはなしして子ちゃん』に収録された衝撃作「ピエタとトランジ」が、長篇になって帰ってきた! 親友の名前はトランジで、私はピエタ。 人類最後の「名探偵と助手」だ。 天才的な頭脳を持つ女子高生探偵トランジと、彼女の才能に惚れ込み助手に名乗り出たピエタ。 トランジは事件を誘発させる体質で、次から次に周囲で人が死んでいく。 2006年「いやしい鳥」で文學界新人賞を受賞しデビュー。 2013年「爪と目」で芥川龍之介賞、2014年『おはなしして子ちゃん』でフラウ文芸大賞を受賞。 著書に『ファイナルガール』『ドレス』『私は幽霊を見ない』。 ある意味、最強で最恐のバディが登場したなと思いました。 これこそ、運命の赤い糸で結ばれている感じがしました。 内容は、ホラーっぽいのに文章がポップな感じがしました。 序盤からプルスロットルで、恐怖さは自分が麻痺しているのか、ぶっ飛んでいるのか、そんなに怖さはありませんでした。 怖さを通り越して、むしろ清々しい印象を受けました。 ただ、淡々とつづられているため、独特な雰囲気を放っていて、なんとも言えない病みつき感がありました。 読み始めと終わった後の背景の変化に落差がありすぎました。 まるで台風の目に自分がいるかのようでした。 読んでいる間は、あんまり変化というものが感じなかったのに、章ごとに読み終わった後には、辺りは壮絶なものを目撃します。 台風が過ぎ去ったかのように感じました。 今までの上位に入るくらい、最強で最狂、さらに最恐、さらにさらに最凶な二人を目撃してみてください。 私のおすすめ度 完全無敵の女子バディの物語でした! 異常なまでの事件誘発体質で名探偵のトランジとその助手のピエタ。 こんなにポップでキュートなのに、遭遇する事件というのが無差別大量殺人事件だとか、なかなかにえげつない成分が多めです。 彼女たちの世界では悲劇はよくあることの一つです。 数えきれないほどの事件に遭遇し、誰かの死が日常的なものとなり感情が麻痺しているのか、本人たちの元々の性質なのか、ちっとも重たくはなりません。 いちいち驚きもせず、悲痛な表情をみせることもありません。 次々とクラスメイトが殺されたとしても、次の行ではそれはさておき、のように場に似合わぬ明るさで淡々と通り過ぎてゆきます。 その先もずっとそんな不穏で、能天気な毎日が続いてゆくのかと思っていました。 だけど、幾星霜を経て、気が付けばピエタとトランジは世界の端っこで生きていました。 2人が年を重ねるのと共に世界は〝全滅〟へ向かってゆっくりと突き進んできました。 そこは犯罪にまみれ、人口は減少し、滅びる人類と壊れゆく世界。 出発点と到着店がここまで違うものになるとは思いもしませんでした。 無敵な女子高生バディが活躍する物語はいつの間にかディストピアへと行き着いていました。 殺伐とした世界でも変わらないのは年老いたピエタとトランジだけで、 相も変わらず、ピエタは「お前が死ねよ」と毒づいています。 そんな暴言についつい口角が上がってしまうのはそれが彼女のトランジに対する最上の愛情表現だとわかってしまうから。 素直じゃないけど、互いがかけがえのない存在であることが言動の端々から漏れ出てしまっているピエタとトランジが大好きです。 読み終えた今、出逢いから、きっと最後のその瞬間まで、2人は最強で最凶のバディに違いないと確信しています。 私のおすすめ度 疾走感に溢れる作品でした。 読む前に拝見した内容紹介から、おおまかな内容を想像してみたのですが、これは見事にふっとばされました。 女子高生探偵なんて書いてあったので、そんな内容を想像してましたけど、全然違った。 私はこの作品の主人公は「女子高生のまま」でストーリーが進んでいくものだと思ってました。 他人との接触を恐れるトランジと、自分の考えを崩さずに自由に生きるピエタ。 この二人が紡いでいくストーリーは、おそらく読んだ方全員を暴風に巻き込み、惑わせ、まるでジェットコースターに乗ったかのような疾走感を感じさせ、その行動、言動、正確は力強く突き進むエネルギーとなっている。 女子バディ物語という言葉が紹介されていましたが、正直女子バディというのものがどのようなものを指すのが、私はわかっていません。 ですが、この二人のような関係をバディと表現したのであれば、確かに羨ましい生き方かもしれません。 お互いが個をしっかりと持ち、干渉することはないのに時期が来れば傍にいる。 助けることもあるし、悪態をつくこともあるけど、それらも楽しめる。 うん、羨ましいかもしれないな。 私のおすすめ度 名探偵トランジと親友ピエタの物語。 探偵というのは殺人事件を解決したり、未遂に終わらせたりするものだが、トランジは死を招く女なのである。 彼女たちが近づくと、事件は解決するが、同時に人が死ぬ。 驚くのは、二人の「死」に対する距離感だ。 まるで他人事。 コンビニでおにぎり買おうとしたら売り切れでした。 次に行こう。 みたいな軽いノリで、たんたんと高校、大学、医師、探偵、中年、老人と時代をたどっていく。 とにかく人が死にまくり不快だ。 「死」は疫病なのか?。 死は彼女たちにとって何なのだ。 私にとって、世界にとって、どういう意味があるのだ。 死ぬとは何?。 喉元に刃を突き付けてくる。 この分厚い何かが怖い。 おすすめの作品です。 私のおすすめ度.

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[B! 増田] ほっこり しねよ

しねよ

岸本佐知子、歓喜! 「これは、私がずっとずっと読みたいと思っていた、最強最高の女子バディ物語。 」 芥川賞受賞第一作『おはなしして子ちゃん』に収録された衝撃作「ピエタとトランジ」が、長篇になって帰ってきた! 親友の名前はトランジで、私はピエタ。 人類最後の「名探偵と助手」だ。 天才的な頭脳を持つ女子高生探偵トランジと、彼女の才能に惚れ込み助手に名乗り出たピエタ。 トランジは事件を誘発させる体質で、次から次に周囲で人が死んでいく。 2006年「いやしい鳥」で文學界新人賞を受賞しデビュー。 2013年「爪と目」で芥川龍之介賞、2014年『おはなしして子ちゃん』でフラウ文芸大賞を受賞。 著書に『ファイナルガール』『ドレス』『私は幽霊を見ない』。 ある意味、最強で最恐のバディが登場したなと思いました。 これこそ、運命の赤い糸で結ばれている感じがしました。 内容は、ホラーっぽいのに文章がポップな感じがしました。 序盤からプルスロットルで、恐怖さは自分が麻痺しているのか、ぶっ飛んでいるのか、そんなに怖さはありませんでした。 怖さを通り越して、むしろ清々しい印象を受けました。 ただ、淡々とつづられているため、独特な雰囲気を放っていて、なんとも言えない病みつき感がありました。 読み始めと終わった後の背景の変化に落差がありすぎました。 まるで台風の目に自分がいるかのようでした。 読んでいる間は、あんまり変化というものが感じなかったのに、章ごとに読み終わった後には、辺りは壮絶なものを目撃します。 台風が過ぎ去ったかのように感じました。 今までの上位に入るくらい、最強で最狂、さらに最恐、さらにさらに最凶な二人を目撃してみてください。 私のおすすめ度 完全無敵の女子バディの物語でした! 異常なまでの事件誘発体質で名探偵のトランジとその助手のピエタ。 こんなにポップでキュートなのに、遭遇する事件というのが無差別大量殺人事件だとか、なかなかにえげつない成分が多めです。 彼女たちの世界では悲劇はよくあることの一つです。 数えきれないほどの事件に遭遇し、誰かの死が日常的なものとなり感情が麻痺しているのか、本人たちの元々の性質なのか、ちっとも重たくはなりません。 いちいち驚きもせず、悲痛な表情をみせることもありません。 次々とクラスメイトが殺されたとしても、次の行ではそれはさておき、のように場に似合わぬ明るさで淡々と通り過ぎてゆきます。 その先もずっとそんな不穏で、能天気な毎日が続いてゆくのかと思っていました。 だけど、幾星霜を経て、気が付けばピエタとトランジは世界の端っこで生きていました。 2人が年を重ねるのと共に世界は〝全滅〟へ向かってゆっくりと突き進んできました。 そこは犯罪にまみれ、人口は減少し、滅びる人類と壊れゆく世界。 出発点と到着店がここまで違うものになるとは思いもしませんでした。 無敵な女子高生バディが活躍する物語はいつの間にかディストピアへと行き着いていました。 殺伐とした世界でも変わらないのは年老いたピエタとトランジだけで、 相も変わらず、ピエタは「お前が死ねよ」と毒づいています。 そんな暴言についつい口角が上がってしまうのはそれが彼女のトランジに対する最上の愛情表現だとわかってしまうから。 素直じゃないけど、互いがかけがえのない存在であることが言動の端々から漏れ出てしまっているピエタとトランジが大好きです。 読み終えた今、出逢いから、きっと最後のその瞬間まで、2人は最強で最凶のバディに違いないと確信しています。 私のおすすめ度 疾走感に溢れる作品でした。 読む前に拝見した内容紹介から、おおまかな内容を想像してみたのですが、これは見事にふっとばされました。 女子高生探偵なんて書いてあったので、そんな内容を想像してましたけど、全然違った。 私はこの作品の主人公は「女子高生のまま」でストーリーが進んでいくものだと思ってました。 他人との接触を恐れるトランジと、自分の考えを崩さずに自由に生きるピエタ。 この二人が紡いでいくストーリーは、おそらく読んだ方全員を暴風に巻き込み、惑わせ、まるでジェットコースターに乗ったかのような疾走感を感じさせ、その行動、言動、正確は力強く突き進むエネルギーとなっている。 女子バディ物語という言葉が紹介されていましたが、正直女子バディというのものがどのようなものを指すのが、私はわかっていません。 ですが、この二人のような関係をバディと表現したのであれば、確かに羨ましい生き方かもしれません。 お互いが個をしっかりと持ち、干渉することはないのに時期が来れば傍にいる。 助けることもあるし、悪態をつくこともあるけど、それらも楽しめる。 うん、羨ましいかもしれないな。 私のおすすめ度 名探偵トランジと親友ピエタの物語。 探偵というのは殺人事件を解決したり、未遂に終わらせたりするものだが、トランジは死を招く女なのである。 彼女たちが近づくと、事件は解決するが、同時に人が死ぬ。 驚くのは、二人の「死」に対する距離感だ。 まるで他人事。 コンビニでおにぎり買おうとしたら売り切れでした。 次に行こう。 みたいな軽いノリで、たんたんと高校、大学、医師、探偵、中年、老人と時代をたどっていく。 とにかく人が死にまくり不快だ。 「死」は疫病なのか?。 死は彼女たちにとって何なのだ。 私にとって、世界にとって、どういう意味があるのだ。 死ぬとは何?。 喉元に刃を突き付けてくる。 この分厚い何かが怖い。 おすすめの作品です。 私のおすすめ度.

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50代専業主婦。モラハラ夫と結婚して26年。よく耐えてきたなぁと思う

しねよ

50代専業主婦。 モラハラ夫と結婚して26年。 よく耐えてきたなぁと思う。 旦那はいわゆる亭主関白。 若い頃はそんな旦那が男らしく見えた。 でもそんなのは今から考えると単なるモラハラ!あの時代モラハラという言葉があれば私も少しは現実を考えることができただろう。 とにかく何でも自分の思い通りにいかないと怒鳴り、機嫌が悪い。 家族とどこかへ行くのも自分が行きたいと思った所に連れ回す。 スキー、山登り、旅行…私や子供はあいつとは行きたくもないのにバカだから連れていってやったと大きな態度。 こっちはしぶしぶ付きあってるんだ。 もし行きたくなさそうな態度でもとったらひどい罵声や無視される。 ただ自分が行きたいだけ。 だから子供も父には逆らえない。 あいつが毎日いるから正月、お盆休み、GWが大嫌いになった。 このごろ定年後のことを考えると本当に憂うつ。 子供が独立してあいつと私の二人になったら正直つらい。 家族と関係ないところで嫌なことがあっても、モラハラ被害に遭うのはいつも家族 主に私。 本人はストレス発散でとにかく怒鳴りたいだけなのか、言ってることがよくわかりません。 そのくせ外面はいいので、怒鳴り散らした10秒後でも知り合いに会えば、いい父・いい旦那を装い子供を肩車したり 子供が小さい頃 、私にも満面の笑みで話しかけてきたり肩を抱いてきたり、そんなのにずっと振り回されて疲れました。 長いモラハラで耳 脳?身体? が旦那の声を拒否しているようで、普通の会話でも旦那の発言を覚えられなくなってしまいました。 日常会話や予定など 今まで何度も何度も旦那デスノートを開いては、もう少し頑張ってみようとノートを消してと繰り返していましたが、今回ばかりは頑張れなそうです。 離婚は断固拒否されてるので、このままではヤツを殺すか私が死ぬかしかないと思います。 そうなってしまう前に、死神さん早く連れて行って下さい。 旦那曰く、私はなにも役に立たないクズで粗大ゴミだそうですが、旦那本人はなんでも出来るカリスマとのことなので、きっと死神さんの手下としてあちらの世界でも役に立ってくれると思います。 死神さん、お願いします。

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