よう 実 ss 八幡。 【俺ガイル×Fate】八幡「本物がホスィ」士郎「偽物でもいいだろ?」【クロスオーバーSS】

#1 やはり俺の実力至上主義の教室はまちがっている。設定&プロローグ

よう 実 ss 八幡

ん?小町か. 違う誰だ? ???「起きてください!」 八幡「... ん?」 ???「もう... 寝てたなら良かったです。 あなたが新しい提督ですね!」 八幡 ここどこだよ。 俺はベットで寝てたはずなのになんか知らない偉そうな机のところにいたぞ 八幡は混乱していた。 何故なら自分の部屋のベットで寝ていたはずだったからだ。 しかし目の前には小さくて小町より少し年下くらいの女の子が立っていたのだ。 回りには地図や本棚にキングサイズのベットなどがある。 八幡「すまない、色々聞きたいことはあるがまずはここはどこだ?」 ???「あっ失礼しました。 ここは横須賀鎮守府です!」 八幡「横須賀鎮守府?たしか1945年に廃止になったはず... 」 ???「あと名乗り遅れましたが私は吹雪型 1番艦 駆逐艦の吹雪です!」 八幡「吹雪ってたしか重武装の駆逐艦だよな。 」 たしかWikiで見たな 吹雪「私のことを知っているなんて光栄です!」キラキラ 八幡「おっおう。 で提督ってなんの話だ?」 吹雪「え?比企谷八幡さんに提督のお知らせ出してたはずですが... 」 八幡 多分小町がどっかにやったな... 「まあいい。 でまずなにをすればいい?」 吹雪「はっはい!まず提督はこの溜まった書類を片付けてもらいます!」ドシーン 八幡「ここまで来て社畜か... 」 吹雪「その間また提督に渡すマニュアルを持ってきますね!」 八幡「まだあるのか... 」 ~三十分後~ 八幡... 終わる気配がない。 一日かけてやっと終わるか? ???「失礼するデース!」ハダン 八幡「... 」 ???「あなたが新しい提督デスネ?私は金剛デース!」ギューッ 八幡「うわ,,,やめろ... 金剛「oh失礼しましたデース!それにしてもカッコいい提督デース!」キラキラ 八幡「なんか照れる... 親父が夕張のプラモデル作ってたからわかる。 八幡「わかった行こう」 ~移動中~ 八幡「しかし広いなこの鎮守府は、学校より広いかもな」テクテク 金剛「提督の学校てどんな学校デスカ?」テクテク 八幡「俺の学校か?... たしか天使がいたな、それと天使に天使もいたような... 」テクテク 金剛「学校に天使がいるんデスカ!?」テクテク 八幡「天使を越えて大天使だな、あの可愛さは反則だった。 」テクテク 金剛 提督の言ってる天使ってどんな人でしょう.... テクテク 八幡「で、夕張だったっけ。 そいつはどこにいる?」 金剛「oh!たしかこの部屋デース!」テクテク 八幡「ここか... 」スタリ 金剛「失礼するデース!」ガチャリ ???「金剛さんだ。 提督は連れてきた?」 なにやら怪しい機械をいじっている女の子がいるな... しかも服までメロンっぽいぞ。 メロンちゃんと呼びたくなるな。 しかしなんか回りに飛んでいる小さい人 ? っぽいやつがこっちを見てくるな... 」ジロリンチョ 八幡「.... 」ジロリンチョ 八幡「まあいい.. お前が夕張か?」 夕張「はい夕張です!あなたが新しい提督ですね?」 八幡「ああ比企谷八幡だ。 」 夕張「カッコいい提督ですね!」 目は腐ってるけど... ちょっと?心の声聞こえてますよ。 いやスッ〇リの天の声か? 八幡「そして夕張。 なんで呼んだんだ?」 夕張「あっ提督はもう建造はしたのかと思いまして」 八幡「建造?」 夕張「もちろんしましたよね?」 八幡「いやまだだが」 金剛 夕張「「え.... 」」 金剛「そっそんなわけないデス!提督はジョークがうまいデスネ!」アセアセ 八幡「... 」 夕張「もっもしかして建造も知らないパターンですか!?」 八幡「すまない... 」 なんかこんな感じのアニメであったような... 「ひ…ひと思いに右で…やってくれ」 NO! 「ひ…左?」 NO! 「り…りょうほーですかあああ~」 YES! YES! YES! YES! YES! もしかしてオラオラですかーッ!? こんな感じ 俺は知らないがな。 可愛い 八幡「金剛はどうするんだ?」 金剛「私は少し残るデース!」 八幡「おうじゃあな」バタン そういやなにか忘れているような... ~執務室~ 吹雪「.. 仕事をサボり逃げるとは... 提督には説教が必用ですね」ゴゴゴゴゴ ~八幡サイド~ 八幡「まあいっか。 少し鎮守府を見て回るか」テクテク ~食堂~ 八幡「ここが食堂か... 雰囲気は俺好みだな。 雪ノ下も好きそうだな」 ???「あら朝食の時間は終わってるわよ」 八幡「ん?誰かいるのか?」 ???「あっ失礼しました提督!私は間宮と言います。 」 八幡「間宮か、俺は比企谷八幡だ。 」 間宮「そういえば提督はご飯はまだではないですか?」 八幡「いや俺は大丈夫... 」グゥゥゥゥゥ 間宮「あらあら。 まあなにか食べます。 」ゴソゴソ 八幡「?」 ???「あの人かな新しい提督は」ヒソヒソ ???「そうっぽい... カッコいい提督っぽい」ヒソヒソ 八幡 ここは必殺寝たふり... zzz ???「ちょっと近づいてみよっぽい」ヒソヒソ ???「うん」ヒソヒソ きたな... というか寝たふりとかポケ〇ンにありそうな技だな 八幡「誰だ?」シャキーン ???「「!?ごっごめんなさい! っぽい! 」」ビクゥゥゥゥ 見ると二人の女の子が立っていた。 一人はハーフのような金髪の女の子 もう一人は黒い髪の清純派の女の子 ???「私は夕立っぽい!よろしくっぽい!」 ???「僕は時雨です。 よろしくお願いします!」 八幡「ああよろしくな」 間宮「提督さん。 MAXコーヒーはいるかしら?」 八幡「是非お願いします。 むしろ貰えますか?」 間宮「あらMAXコーヒー好きなのね。 旨い」ゴクゴク 夕立「間宮さん!私も欲しいっぽい!」 間宮「これで最後なの。 」シュン 八幡「... あとで俺のやるから落ち込むな」ハァーッ 夕立「本当!?ありがとうっぽい!」ニコリ 時雨「僕も欲しいなー... 」ジーッ 八幡「分かったからジロジロ見るな。 ~執務室~ 吹雪「提督帰ってこないな... どこだろう」 金剛「失礼するデース!」ガチャリ 吹雪「あれ金剛さん?どうかしましたか?」 金剛「提督に会いに来たデース!」 吹雪「... 提督はいま逃走中です」ゴゴゴゴゴ 金剛「!?」 吹雪「どこに行ったかわかりますか?」ニコリ 金剛「もしかしたら食堂かもしれないデース!」 吹雪「ありがとうございます!」テクテク 金剛 提督の無事を祈るデース ~食堂~ 八幡「ご馳走様でした」 間宮「はーい。 食器はそこに出しといてねー」 時雨「提督って行儀が良いんだね。 僕尊敬するよ」 八幡「そうか?これが普通だと思うが」 時雨「前の提督だとひどいからね... 」ハァーッ というか時雨がめぐり先輩に似ているような... 気のせいか? 八幡「そういや夕立と時雨ってなんで俺のことを見てたんだ?」 時雨 「あーあれはね... 」 【回想】 時雨「メロン食べたいなー」テクテク 夕立「え!?夕張ちゃんは食べられないっぽい!」テクテク 時雨「いや夕張さんじゃなくて... 普通のメロンだよ」ハァーッ 夕立「なんだ!安心したっぽい!」ホッ 時雨「この前知り合いからメロンが届いたんだけどすごく美味しいからまた食べたくて.... 」 夕立「そうなんだっぽい... あっ隠れて!」サッ 時雨「うわなんだよ!」サッ 八幡「... 」テクテク 時雨「あれって新しい提督?」ヒソヒソ 夕立「ついてってみるっぽい」ヒソヒソ 【回想終了】 時雨「で今に至ります」 八幡「つまりついてきたのか」 なんかストーカーされるのも悪くないな... 吹雪「今変なこと考えましたね~?」 八幡「かっ考えてねぇよ... って吹雪!?」ガタリ 吹雪「仕事をサボって今までなにやってたんですか?」ゴゴゴゴゴ ヤバいぞ八幡 絶体絶命だぞ八幡 逃げる?いや逃げたらリスクが増える どっかの時を止められるスタンドでもいればいいが、無理だな... 」 八幡は仕事からは逃げられない事を学んだ! 八幡は社畜を学んだ! 八幡は吹雪の怖さを知った!.... アホが ~三時間後~ 八幡「終わった... 社畜すぎて雪ノ下を思い出したよ... 」ハァーッ 吹雪「雪ノ下?」 八幡「ああ気にしないでくれ... 今まで何時だ?」 吹雪「今は2時30分ですね」 八幡「じゃあ建造の部屋に行くか」 吹雪「私もついていっていいですか?」ウワメツカイ 八幡「あっああいいぞ」 可愛いな ~移動略~ 夕張「じゃあみんなでてきていいよー!」 島風「駆逐艦島風です。 スピードなら誰にも負けません。 速きこと、島風の如し、です!」 初雪「特型駆逐艦…3番艦…初雪…です。 緒戦の作戦に…いっぱい参加しました…。 輸送任務とかも…ん…がんばる……。 」 天龍「天龍型1番艦、天龍だ。 駆逐艦を束ねて、殴り込みの水雷戦隊を率いるぜ!」 球磨「球磨型軽巡洋艦の1番艦、球磨だクマ。 佐世保生まれだクマ。 ちょっと古いところもあるけど、頑張るクマー。 」 八幡「俺は比企谷八幡だ。 よろしく頼む」 吹雪「あっ初雪ちゃん!」ギューッ 初雪「吹雪さん!おひさしぶりです!」ギューッ 八幡「知り合いか?」 夕張「初雪は吹雪型の三番艦ですよー」 八幡「つまり姉妹ってわけか」 小町元気かな... 吹雪「なんか提督たそがれてる... 」 初雪「あれが提督?カッコいい... 」 島風「提督って目が腐ってるのね」 八幡「ああ、よく言われる。 だか普通に言われると八幡傷つくな... 」 島風 「まあそんな提督も好きだよ!」 八幡「そしてお前が天龍か」スルー 島風「華麗にスルー!?」ガーン 天龍「そうだ。 よろしくな提督!」バシバシ 八幡「... 痛いからやめてくれないか? 」 平塚先生もこんな感じだよな 天龍「はは!すまない!」 八幡「どこのネズミだよ... 」 球磨「私も忘れないでクマー」 八幡「ああすまない。 たしか球磨だったよな」 球磨「そうクマ!よろしくクマー!」 八幡 語尾のクマが可愛いな 八幡「さて人数も多くなったから、歓迎会でもやるか。 」 球磨「わーいクマー!」パチパチ 天龍「酒飲み放題だぜー!」パチパチ 島風「わーい!」パチパチ 夕張「久々で楽しみだわ!」パチパチ 吹雪「さすがです!」パチパチ 初雪「楽そうです!」パチパチ 八幡「それじゃあ残っている人たちも集めて準備するか。 食堂でいいかな?」 夕張「多分間宮さんならすぐにOKとれます!」 八幡「じゃあ準備するか」 珍しく俺が前向き。 病気かな?病気じゃないよ 病気だよ 病気 病気かもな... ~一時間後~ 八幡「えー初めての艦娘もいるが、今日新しく提督となった比企谷八幡だ。 まだ分からないことが大飯がよろしく頼む。 」 パチパチカッコイイー! パチパチメガクサッテルー! パチパチ なんか野次があちこち飛んでくるがスルーで 比企谷八幡はクールにスルーするぜ 八幡「まあ今日は楽しもう。 乾杯」 艦娘たち「「「「カンパーイ!」」」」 八幡「マッカン旨いな」ゴクゴク ???「隣いいですか?」 八幡「あれお前は... 」 五月雨「五月雨っていいます!よろしくです!」 八幡「おお」 可愛いな 五月雨「にしてもにぎやかですよね~」 八幡「ああ... 大人数は苦手なんだがなぜか今は平気だな... 」 五月雨「提督ってコミュ障ですか?」 八幡「やめろ... 言わないでくれ... 」 金剛「提督ー!ゲームをするデース!」ギューッ 八幡「やめろ... ガール〇レンド(仮 にいるク〇エみたいな 八幡「でなにをするんだ?」 金剛「人狼ゲームデース!」 五月雨「人狼ゲームやってみたいです!」 八幡「人狼ゲームか... まあやるか」 金剛「じゃあ準備するデース!」 ~しばらくして~ 金剛「今から人狼ゲームを始めるデース!」 パチパチドンドンパフパフー! 金剛「勝ったチームは今日提督と一緒に寝れる権限を与えるデース!」 ウォォォォォォ! パチパチドンドンパフパフー! 八幡 俺の意見はないのね... 金剛「じゃあ今から役を決めるデース!このくじを引くデース!」 役は市民四人 占い師一人 騎手一人 狂人一人人狼二人にします。 霊媒師はいません ~引き終わった後~ 八幡 占い師か... まあいいや 八幡「そういやゲームマスターは誰なんだ?」 間宮「私がやりますよー」 八幡「間宮さんありがとうございます」 金剛「では一日目を始めるデース!」 【一日目 昼】 間宮「それでは一日目に殺された人は... 」 全員「... 」ゴクリ 間宮「提督です」 五月雨「提督が死んじゃったよ!?」アセアセ 八幡「社会と同じで邪魔な奴から手を打つんだな。 妥当な判断だな」 間宮「というわけで提督はここでリタイアですー」 八幡 死亡 間宮「じゃあ会議をはじめてくださーい。 時間は三分でーす」 金剛「じゃあまずは一番怪しい人を指差すデース!せーの!」 結果 天龍 3 金剛 2 五月雨 3 天龍「なんでだよ!?」アセアセ 金剛「わっ私は市民デース!」アセアセ 五月雨「へ!?ちっ違いますよ!」アセアセ 島風「私は金剛だと思うわ、五月雨は顔に出るし天龍さんは演技が上手いから人狼ならバレない演技をするはずよ」 五月雨「島風さんの言う通りです!金剛さんが怪しいです!」 金剛「なっなぜデース?」 五月雨「さっきから目が泳いでいるんですもん!」 金剛「めっ目なんて泳いでないデース!」ギクッ ガヤガヤワイワイ ~八幡サイド~ 間宮「楽しそうですね」 八幡「で人狼って誰なんだ?」ボソッ 間宮「実は..... 」ゴニョゴニョ 八幡「え、嘘だろ」 間宮「さて市民たちは気づくかな~」 ~艦娘サイド~ 夕張「じゃあ終了でいいですよー」 間宮「それでは投票をはじめます。 一人を選んでくださーい」 結果 金剛 7 天龍 1 金剛「アンギャァァァァァァァ」 金剛 死刑 残り7人 間宮「では夜に入りまーす。 人狼さんや騎士さんなどは選択をしてくださーい」 ~八幡サイド~ 八幡「金剛お疲れ」 金剛「うう... 人狼じゃないのに殺されたデース... 」シクシク 八幡「そもそもなんで目が泳いでたんだよ」 金剛「あれはデスネ... 」 【金剛回想】 金剛 フフフ... このゲームに勝って提督と一緒に寝て襲って結婚するデース! 五月雨「島風さんの言う通りです!金剛さんが怪しいです!」 金剛「なっなぜデース?」 【回想終了】 金剛「というわけデース... 」 八幡「襲ってくるな。 そして結婚はしない、働きたくない。 」 金剛「提督とはやく結婚したいデース!」ムカーッ 八幡「はいはい... んで金剛って騎士なんだよな?」 金剛「はい... ってつまり次で終了じゃないデスカ!?」 八幡「人狼側の勝ちだな」 ~艦娘サイド~ 【二日目 昼】 間宮「では今日の犠牲者を発表しまーす」 全員「「」」ゴクリ 間宮「五月雨さんでーす」 五月雨「え!?」 五月雨 死亡 間宮「これにより、市民側と人狼側の数が同じとなったため、人狼側の勝ちでーす」 ちなみに全員の振り分けはこう 球磨 市民 島風 市民 天龍 人狼 夕張 市民 金剛 騎士 八幡 占い師 吹雪 人狼 初雪 市民 夕立 狂人 島風「天龍って人狼だったの!?」 天龍「はっはっはっ!悪いな!」 吹雪「私も人狼ですよ」 初雪「意外です... 」 間宮「というわけで吹雪さんと天龍さんと夕立さんは提督一日自由の権限を与えます!」 パチパチイェーイ!パチパチ 間宮「というわけで人狼ゲームを終わりまーす」 夕立「提督!今日一緒にお風呂入るっぽい!」 八幡「はぁ... わかったよ」 邪念をはらうんだ........... 今晩一緒に飲んでくれないか?奢るぞ」 八幡「わかったわかった。 飲むよ」 天龍「よし!じゃあ行くか!」 他の艦娘「「「いいなー... というか未成年の俺が酒飲んでいいのかよ... 」 ~三十分後~ 天龍「... zzz」 八幡「弱すぎだろ.... ビール3杯だけで酔うって... 連れてくか... 」 ~天龍の部屋~ 天龍「... zzz」 八幡「まったく... 胸が大きい分重かったな.. 」 由比ヶ浜も重いのかな... まあいいや 八幡「さて風呂に入るか... 」 八幡「... 」 夕立「... 」 会話が生まれないっぽい... 八幡「... 」 夕立「てっ提督って何歳っぽい?」 八幡「俺か?17だが」 夕立「若いっぽい!大人っぽいから20代くらいと思ってたっぽい!」 八幡「おっおう」 見た目より若いって老けてるって意味だからな... 俺ってどんな能力者だよ。 ミエミエの実でも食べたっけ? それかスケスケの実かな? 八幡「目は腐ってるのはしょうがない。 目が腐ってる以外はいいんだ。 つまり俺は勝ち組だ。 」 夕立「面白いっぽい!そんな提督も好きっぽい!」アハハ! 八幡「あっああ。 そろそろ出るか」 夕立「私も!」 ~着替え中~ 八幡「じゃあな夕立」 夕立「おやすみっぽい!」ガチャン 八幡「さて俺も寝るか... 」 ~執務室~ 八幡「さて寝よ... まあ吹雪が一緒に寝たいって言ってたから一緒に寝るか 八幡「そっと入って... 」 吹雪「... zzz」 八幡「じゃあおやすみ... zzz」 翌朝.

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【俺ガイルss】八幡「よう雪乃」雪乃「こんにちは、八幡」【SSファンch】

よう 実 ss 八幡

vip2ch. vip2ch. 遊びも人間関係もサークル単位になるし、始めのうちは俺も誘ってもらえてたんだが」 雪ノ下「事ある事に断ったのね」 八幡「………おい、どうしてわかった」 雪ノ下「『由比ヶ浜のサークルに俺という異物はいるべきではないから距離をおこう』……あなたの考えそうなことじゃない」 八幡「伊達に2年も同じ部活やってねぇなお前」 雪ノ下「由比ヶ浜さんの嫉着から逃れられるって相当よ。 顔は普通くらいなんだが、とにかくいいヤツでさ」 八幡「困ってるお婆さんがいたら助けるし、子供が溺れてたら川に飛び込む。 情報は嫌でも入ってくる」 雪ノ下「それでもその彼氏の素性まで詳しく知っているのはどうかと思うわ…」 八幡「ストーカーなんかじゃないぞ。 そ、俺と由比ヶ浜が疎遠になった上、由比ヶ浜は俺以外の男と恋仲になってしまった」 八幡「薄々、っつーか絶対勘づいてただろあいつなら。 由比ヶ浜自身はその歪んだ関係性に何の疑問も抱いてなかった。 そのクズがどれだけ恐ろしいかわかるよ。 12 ID:hLU5NYUb0 雪ノ下「で、そこはブラックだったのよね」 八幡「マジかすげぇなお前。 エスパーかよ」 雪ノ下「何十社も落ちる社会のゴミを拾ってくれるのなんてそれくらいしかないでしょう……」 八幡「その頃は、昔お前に言われた"生きる産業廃棄物"っつー悪口思い出して毎晩枕を濡らしたもんだ」 雪ノ下「とんでもない時間差ね」 八幡「ブラックながらも頑張ったんだよ俺。 まぁ半分自己犠牲に酔ってたおかげかもしれないけど」 八幡「その頃の俺は尋常じゃなく目が死んでたそうだ。 24 ID:hLU5NYUb0 雪ノ下「今のあなたのそれよりも酷かったの?」 八幡「もうね、こんなもんじゃなかったよ。 濁ってるっていうのか、なんだろうな」 雪ノ下「比企谷くんの眼球事情はそれくらいでいいわ」 雪ノ下「で、ブラック企業は何年続いたの?」 八幡「なんで俺がリタイアしてる前提なんですかね…」 雪ノ下「あら、違うの?」 八幡「3年続けたぞ」 雪ノ下「比企谷くんにしては頑張ったわね」 八幡「いや、違うんだって。 言っただろ 、これは自己犠牲の一種。 46 ID:hLU5NYUb0 雪ノ下「あら、それは………ご愁傷様」 雪ノ下「と、いうべきなのかしら……おめでとうというべきなのかしら……」 八幡「何も言わなくていいんだよ」 八幡「だから友達すくねぇんだよ…」 雪ノ下「そのセリフ、あなただけには言われたくなかったわね……」 八幡「だが事実だ」 雪ノ下「で、何でいきなり会社が倒産なんてしたの?」 八幡「ブラック企業にはよくある話だろ」 八幡「労働基準法違反」 八幡「社員の誰かが告訴した。 それで会社は裁判に負け、会社は倒産、俺たちは再び路頭に迷うことになった」 雪ノ下「………あぁ、重いわね」 雪ノ下「だけど、そんな急に告訴なんて起こるものなのかしら……」 雪ノ下「そういうところって、徹底的にそういうのが起こらないように手配するんじゃ……?」 八幡「まぁ、人死んだからな」 雪ノ下「はっ?」 八幡「過労で社員の一人が死んだんだよ。 ちなみにその人は俺の直属の上司だった……」 雪ノ下「……………」 八幡「優しくて真面目な人でさ。 死んだ目をしてる俺にも唯一気軽に話しかけてきてくれた」 八幡「仕事で辛いときとか、飲みに誘ってくれたりした。 仕事は丁寧に教えてくれた。 12 ID:hLU5NYUb0 八幡「………そして、その人は会社に殺された」 八幡「誰よりも会社を思ってて、誰よりも働いてたのに、会社はその人を酷使し続けたんだ」 八幡「その人が死んだとき、社長はなんて言ったと思う?」 八幡「『〇〇君は命を懸けてこの会社のために働いてくれた。 君たちも彼女を見習い、これからも頑張ってくれたまえ』」 八幡「ふざけんな、だよな」 八幡「慈しみも後悔もないんだ。 ただあるのは"死ぬまで働いてくれてありがとう"……何だよそれ。 先輩はオセロの駒なんかじゃねぇんだよ」 雪ノ下「………だから、告訴したのね?あなたが。 会社に復讐するために」 八幡「いいや、違う」 雪ノ下「ええ?」 八幡「大好きな先輩が死んだ。 その時は憎しみなんかよりも先にとんでもない喪失感に襲われた」 八幡「何もする気が起きなかった」 八幡「ただ言われた仕事をこなすだけ……頭の中は空っぽ」 八幡「ようやく気持ちの整理がついた時には、会社が潰れてた」 八幡「先輩は会社内でかなり人気のある人だったらしい。 どんな仕事も笑顔で引き受ける彼女は、従業員たちにとって太陽みたいな存在だったんだと」 八幡「そんな人が死んだんだ。 82 ID:hLU5NYUb0 雪ノ下「…………………」 八幡「気付いたらなんもなくなってたよ」 八幡「数少ない友だちも」 八幡「尊敬できる先輩も」 八幡「そしてついに家族からも見離された」 雪ノ下「……………………」 八幡「仕事がなくなって実家に帰ったら、お前みたいな穀潰しは我が家にはいらない、って追い出された」 八幡「小町は川なんとかと結婚して新婚だ。 76 ID:hLU5NYUb0 八幡「………うん」 八幡「……おう」 八幡「……………なるほどな、わかった」 八幡「雪ノ下」 八幡「残念だけどお喋りはここまでだ」 雪ノ下「その答えが………ッ!」 八幡「交渉決裂だ。 23 ID:hLU5NYUb0 テロリスト「イエッサー」 ドン 女「」 八幡「まずは一人」 雪ノ下「比企谷くんッ!やめなさい!」 八幡「あー、あー、聞こえてるか?警察の皆さん」 八幡「ていうか監視カメラの映像は見えてますよね、ご覧の通りです。 あなたたちがこの包囲を解かない限り、十分に一人ずつ人質を殺していきます」 雪ノ下「比企谷くんッ!!」 八幡「あー、雪ノ下、今は黙ってろ」 八幡「我々の要求は1つ。 警察を撤退させ、我々をこの銀行から逃亡させること」 八幡「我々が人を殺すのを躊躇するような人間でないことはわかってもらえたはずである」 八幡「要求を呑め。 28 ID:hLU5NYUb0 雪ノ下「ッ……!?姉さんがいるの?」 八幡「さぁな、だがこの声明を聞いたならあの陽乃さんは黙ってないだろ」 雪ノ下「まさか……あなた最初から私を狙って?」 八幡「いや、それは偶然。 ただ利用できるものは何でも利用するタイプなんでね」 雪ノ下「……私を殺さないつもり?」 八幡「俺がそこまで甘く見えるか?」 雪ノ下「さぁ。 でも少なくとも、あなたは弱い」 八幡「………………」 雪ノ下「あなたが銀行強盗どころではないことをしでかそうとしているのはなんとなくだけどわかるわ。 27 ID:hLU5NYUb0 雪ノ下「あなた……狂ってるわ」 八幡「百も承知だよ」 雪ノ下「こんなもので得た新世界なんて間違ってる!」 八幡「どんなプロセスがあろうと、新世界は新世界だ」 八幡「武力行使での内戦の鎮圧は間違っているか?」 雪ノ下「内戦と今の世の中を同列に語らないでちょうだい」 八幡「同じだよ。 俺から見ればね」 八幡「銀行員なんていう安定した職につけてるお前らにはわからないさ」 八幡「わかりたくもない。 08 ID:hLU5NYUb0 八幡「警察は?」 テロリスト「……未だに動きを見せません」 八幡「……そうか」 八幡「警察の諸君、そろそろ20分が経過する。 我々としても無駄な血など流したくはない」 八幡「我々の要求を呑め。 32 ID:0cNwdzKS0 雪ノ下 …………姉さん! 八幡「……おっと」 八幡「来ましたね、陽乃さん」 陽乃「比企谷くん、今すぐ人質を解放しなさい」 八幡「だからするって言ってるじゃないですか。 あなたたちが撤退してくれないと解放できないんですよ」 陽乃「君たちは自分の立場がわかってないようだね」 八幡「そちらこそわかってないのでは?」 八幡「どんな脅しを使おうと、このまま撤退する気がないというのなら、人質を殺します」 八幡「俺は嘘はつきませんよ」 陽乃「どの口がそれを言うのかな?」 陽乃「嘘に嘘を重ねていろんなことから逃げ続けて」 陽乃「欺瞞なのは世界じゃない。 63 ID:0cNwdzKS0 sageてどうすんだ…… 八幡「やれ」 子供「あ、あ………」 陽乃「ま、待って!!」 八幡「初めてあなたの人間らしい声が聞けたと思いますよ」 八幡「今度は何ですか?こうしてる間にも三十分目は近づいてきているんですよね」 陽乃「…………撤退」 雪ノ下 …………!? 陽乃「人質の命が最優先よ。 75 ID:0cNwdzKS0 八幡「よし、警察は全員撤退したな?」 八幡「わかった、お前らはアジトで次の準備だ」 雪ノ下「比企谷くんッ!」 八幡「あー……雪ノ下。 せっかくの再会がこんな形でごめんな」 八幡「今日お前と会話できて楽しかったわ」 雪ノ下「比企谷くん………あなたは、変わってしまったのね」 八幡「そりゃそうだろ、変わらない人間なんていない……」 八幡「お前だってずいぶんと丸くなったじゃないか」 雪ノ下「高校時代のあなたは、もっと強かった!だからこそ危なっかしくて、友だちも少なくて、傷つくことも多かったと思うけれど……」 八幡「そいつぁ、ただのお前の願望ってやつだ」 八幡「俺は弱い人間だよ。 48 ID:0cNwdzKS0 大志「……まさかあのお兄さんがね」 雪ノ下「そういえば正式に弟になれたよね。 おめでとう」 大志「えっ?誰から聞いたんすか?」 雪ノ下「………今さっき、比企谷くんからね」 大志「……話したんすか?」 雪ノ下「ええ。 そこでいろいろ教えてもらったわ。 28 ID:0cNwdzKS0 雪ノ下「はっ?」 大志「えっと……どういうことっすか」 警察B「ええ……最初に見せしめとして殺された女性がいたじゃないですか」 雪ノ下「………」 警察B「硝煙の匂いや、床に広がっている血液から、撃たれたのはほぼ間違いないはずなのですが…」 大志「撃たれたはずの、女性の死体がないってことっすか?」 警察B「え、えぇ……だから俺たちもわけがわからなくて」 雪ノ下「………………まさか」 雪ノ下「ねぇ、床の血液って、本物なの?」 警察B「はっ?いえ、詳しくは調べてませんが……状況的に本物かと」 雪ノ下「今すぐに調べて」 警察B「は、はぁ……」 大志「ゆ、雪ノ下さん、何を……」 雪ノ下「……あの男。 61 ID:0cNwdzKS0 女「うまくいきましたねー」 八幡「あの程度の仕掛けで簡単に騙されてくれるとはな」 女「ですねー。 あの人ももう少し頭が回る人だと思ってたんですけどー」 八幡「空砲とはいえど音もするし、血糊といえどあれだけの量ならいくら陽乃さんでもな」 女「おまけに普通人質の中にテロリストがいるだなんて思いませんもんねー?」 八幡「ま、後はお前の死んだふりもうまかったわ。 09 ID:0cNwdzKS0 女「これからアジト戻るんですよね」 八幡「あぁ、そのことなんだが……」 八幡「作戦は変更だ。 アジトは捨てる」 女「………えっ?」 八幡「あの陽乃さんが、あんなにあっさり俺たちを見逃すと思うか?」 女「…………まさか」 八幡「とっくにアジトなんて特定されてるんだろうな、おそらく今アジトは警察に包囲されているだろう」 女「そんな………じゃあどうするんですか」 八幡「慌てるな、ここまでのことをしたんだ。 28 ID:0cNwdzKS0 一色「………私をこんなのにしちゃったのは、他ならない先輩なんですよ」 一色「私たちを焚きつけるだけ焚きつけて、後は全部私たちに任せて逃げるんですか?」 一色「そんなの絶対許しません」 八幡「………お前」 八幡「でも、これ以外に方法はないんだよ。 全員捕まるか、俺だけ捕まるか。 どっちがいいか考えろ」 一色「全員笑って帰る。 66 ID:0cNwdzKS0 八幡 昔の俺と、今の俺の弱さの違い。 そんなものは簡単な話だ 八幡 昔の俺は、常に手に入れることに怯えていた 八幡 手に入れようとして、失敗して、傷ついてきたから 八幡 手に入るんじゃないか?と期待して、裏切られて、傷ついてきたから 八幡 だから予防線をはっていた 八幡 俺が何も手に入れようとしない、その理由付けが欲しかった 八幡 だから率先して我が身を犠牲にした 八幡 人助けのためだから。 俺は優しいから。 そんな言い訳をするために 八幡 だが、今の俺は。 いや……高校卒業してからの俺は、だ 八幡 手に入れた。 開けてくれ」 ??「………わかった」 ガチャ 八幡「…………………」 ??「お前の言ったとおり」 比企谷父「」 比企谷母「」 ??「拘束しておいたよ。 98 ID:0cNwdzKS0 八幡 葉山隼人…… 八幡 家督を継いで弁護士になってた彼だったが、弁護士になりたかったわけでもなく、ただ期待に答えるままに生きてきた結果、人生の目標を見失ってしまったのだと 八幡 正直、こいつがあんな簡単に落ちるとは思っていなかった 葉山「いろははどうしたんだ?」 八幡「……金と俺を車から放り出して、1人でアジトに突撃してった」 葉山「…………それって」 八幡「あぁ。 俺も抵抗はした。 だが止められなかった」 葉山「なぜ助けに行かなかった!!」 葉山「もう一つの車を使えば、いろはを追えたはずだ!!」 葉山「君が犠牲になれば、いろはたちもっ………!」 葉山「…………すまない」 八幡「いいや、その通りだ」 八幡「だけど、俺はあいつを信じることにしたんだよ」 八幡「『みんな笑って帰る』……それが私の最善ですってさ。 22 ID:0cNwdzKS0 葉山「……その強さが、君の命取りだ」 八幡「何?」 陽乃『やっぱり比企谷くんはこっちに来たねー』 八幡「なっ………!?」 八幡 陽乃さんの声………!?まさか、ここもっ………!? 警察『テロリストどもに告ぐ!』 警察『この家は包囲されている。 君たちに逃げ場はない。 大人しく投降しろ』 八幡 なぜここがバレた………!?葉山たちはあくまで俺の友達としてこの家に侵入した。 後は通報する間もなく制圧できただろう 八幡 ………考えられる可能性は! 八幡「葉山、やってくれたな」 葉山「なんで俺なのかな?」 八幡「陽乃さんと一番近い人物」 葉山「ははっ!ほとんど勘の域じゃないか。 94 ID:0cNwdzKS0 テロリスト「とりあえずこの裏切り者を殺して、残りの2人で交渉だ」 八幡「やめろ」 テロリスト「はっ……?」 葉山「…………」 八幡「投降しろ」 テロリスト「は、はぁ?」 八幡「投降するんだ」 テロリスト「そりゃねぇだろリーダー!だったら俺たちは今まで何のために……」 八幡「人を殺すためじゃない」 テロリスト「…………」 八幡「………どけ、葉山」 葉山「………君は、本当に強いよ」 八幡「よせっつってんだろ」 葉山「今の君なら、結衣や先輩さんも助けられただろうに」 八幡「黙れ」 葉山「……………」 八幡「\ /」ガチャ 陽乃「………へぇ」 陽乃「普通に出てくるんだ」 八幡「……お前らも、続け」 テロリスト「\ /」ゾロゾロ… 陽乃「…………なるほどね」 陽乃「それが君の抗い?」 八幡「………何のことですか」 陽乃「ふふ、話す気はないんだね」 陽乃「——————比企谷八幡。 75 ID:0cNwdzKS0 ーーーーーーーーー面会室 警備員「入れ」 八幡「………………」 雪ノ下「…………………」 雪ノ下「あなた、比企谷くん?」 八幡「………んだよ」 雪ノ下「い、いえ……。 あなた坊主姿全然に合わないわね………」 八幡「笑ってんじゃねぇよ」 八幡「で、なんか用か」 雪ノ下「あれだけ大口叩いて結局葉山くんと姉さんに追い詰められて捕まった哀れ谷くんを笑ってあげようと思ってね」 八幡「面会は以上のようです」 雪ノ下「あぁ、冗談よ冗談!」 八幡「だったらなんだ!この姿あんま人に見られたくないんだよ!」 雪ノ下「それは、その……」 雪ノ下「心配で」 八幡「……………槍でも降るのか?」 雪ノ下「勘違いしないで欲しいのだけれど、あなたは一応私の数少ない知人の1人であって、その人が波乱万丈な人生を送ったあげく牢獄に入れられたとあっては嫌でも心配になるのが普通でしょう。 私が普通の感性を持ってないとでも思っているのかしら?」 八幡「ははっ、変わんねぇな、お前」 雪ノ下「それはそうよ。 人なんてそう簡単に変わらないのだから」 八幡「……………」 雪ノ下「あなたは自分の弱さに振り回され、人としての道を踏み外してしまったかもしれない」 雪ノ下「でも、あなたの根本にあるものは、何も変わってないと思うわ」 八幡「………それが慰めになるとでも?」 雪ノ下「さぁね。 91 ID:0cNwdzKS0 雪ノ下「私や、彼女らだけじゃない」 八幡「はっ……?」 ガチャ 戸塚「……えへへ、久しぶり」 材木座「わーーっはっは!!哀れだな八幡!!この年で世界を変える 笑 とか痛いぞ!!」 結衣「う、うぅ……耳が、耳が」 小町「よーしよし結衣さん、ちょっと材木座さんうるさいですよ。 怯えてるじゃないですか」 川崎「……ぶはっ!何その頭wねぇねぇ大志みてあれ!」 大志「事情聴取で見慣れてるんだよね…」 戸部「うっわー!ヒキタニくんマジ罪人じゃん!パないわーマジパないわー」 三浦「戸部、うるさい。 98 ID:0cNwdzKS0 戸塚「えへへ、恥ずかしいねこういうの」 八幡「ああ俺も恥ずかしい」 八幡 大勢の知り合いの前で慰められるってどんな拷問? 小町「小町も似たような気持ちかな」 小町「殺してないとはいえ、罪のない人たちを怖がらせたわけだし、お父さんやお母さんにまで手を出した」 小町「小町ね、すっごく怒ってる。 呆れ通り越して軽蔑してる」 八幡「…………すまん」 小町「謝るくらいなら最初からしないで。 29 ID:0cNwdzKS0 小町「………次何かあったら、必ず小町に相談すること!」 八幡「ああ…………わかったよ」 八幡 やばい、これは来る。 意識的にしろ無意識的にしろ、こいつら完全に俺の心を折りに来てる 結衣「…………あのさ、ヒッキー」 八幡「………由比ヶ浜」 三浦「結衣………ほら、隠れてな」 結衣「いや………こういうのは、やっぱりちゃんと目を見ないと、ダメだと思うから」 八幡 …………震えてる 八幡 七年近くたった今でも、まだこれだけ酷いのか……男性不信 結衣「あのね、ヒッキー」 結衣「ごめんなさいっ!」 八幡「はっ!?」 八幡「いや、お前が俺に謝られても困るというか……謝るべきなのはどちらかというと俺というか……」 結衣「あたしがしっかりしてたら、ヒッキーはこんなことになっちゃわなかったんでしょ?」 結衣「だったらそれはあたしの責任。 23 ID:0cNwdzKS0 三浦「あーしはね、あんたが大っ嫌い」 八幡「………あぁ、そうだろうな」 八幡「俺はお前よりも由比ヶ浜の近くにいることが出来たのに」 八幡「それを遠ざけて、結局由比ヶ浜を傷つけた」 三浦「は?何言ってんの?あーしそんなことが言いたいんじゃないんだけど」 八幡「はっ?」 三浦「あんたが何かいろいろ考えすぎる性格なのは知ってるよ。 結衣から身を引こうとしたのも、あんたなりに結衣のことを考えた結果だろうし、そこは別に責めたいわけじゃない」 八幡「でもそれは、ただ由比ヶ浜から逃げてただけで……」 三浦「逃げるのがそんなに悪いこと?」 八幡「えっ?」 三浦「考えて考えた結果が、結衣から離れることだっていうならそれは別に問題があることじゃないよ」 三浦「あーしが許せないのは、その後」 三浦「あんたが大学やめてから、結衣がどれだけ塞ぎ込んでたか知らないでしょ?」 八幡「……由比ヶ浜が?」 三浦「ヒッキーが辞めちゃったのはあたしのせいだーってさ。 あたしもやめるーとか言い出して大変だったんだから」 結衣「あ、あはは……そんなこともあったね」 三浦「結衣の人生は結衣の人生。 自分の人生で起こったことは全部自分の責任でしょ。 08 ID:A3Fv7f6T0 八幡「三浦」 三浦「なんだよ」 八幡「ありがとな」 三浦「はっ?」 八幡「お前が言ってくれなかったら、俺は一番大事なことに気付けないままだった」 三浦「……別にあんたのためとかじゃないし。 怒ってくれる人がいる。 94 ID:A3Fv7f6T0 大志「…………ほら、姉ちゃん」 川崎「……えっ?いや、アタシは別に……. 」 小町「まーたそれですかお姉ちゃん」 川崎「小町まで…いや、本当にいいんだって。 41 ID:A3Fv7f6T0 雪ノ下「観念しなさい川崎さん」 大志「小町には勝てないよ」 八幡「おい、何ナチュラルに小町呼び捨てにしてんだオイコラ」 小町「ちょっとお兄ちゃん空気読んで」 川崎「………その、さ」 川崎「覚えてる?スカラシップのこと」 八幡「ああ」 川崎「よかった………。 あんたさ、あんとき私と大志と……あとみんなをマクドに集めて話し合わせたよね、しかも午前の5時に」 八幡「そんなこともあったな」 川崎「アタシにスカラシップのこと教えてくれるだけでも十分問題解決になっただろうに、それをあんな面倒くさいやり方でさ……. 98 ID:A3Fv7f6T0 川崎「アタシさ、待ってるから」 川崎「アンタが、アタシたちのところに戻ってくるのを」 八幡「………戻っていいのか?」 雪ノ下「何を言っているの」 雪ノ下「もともとここはあなたの居場所よ」 雪ノ下「だけれど、あなたはそれが見えてなかった」 雪ノ下「それだけの、話なのよ」 八幡「……………俺は」 八幡「…………………俺はっ」 警備員「時間だ」 警備員「面会者は、全員外へ」 八幡「ッ」 雪ノ下「………その続きは、出たときにお願いするわ」 雪ノ下「面会にはまた来るわ。 さよなら比企谷くん」 材木座「えっ?ちょ、我!我まだ何も言ってない!」 戸塚「八幡!またたくさんお喋りしようね!」 結衣「ヒッキー、絶対この病気治して、今度は1人で、来るからね」 大志「悪いっすが小町はもう俺の物っす!それだけは譲らないっすよ!」 小町「やだもう、大志くんたら…」 川崎「こいつら……」 三浦「はー、疲れた疲れた。 40 ID:A3Fv7f6T0 警備員「………結局、先輩はそっちを選ぶんですね」 八幡「—————!? 37 ID:A3Fv7f6T0 八幡「たぶんさ、俺もお前も、大きな勘違いをしてたんだと思うんだ」 一色「……は?勘違い?」 八幡「居場所なんてさ……作る必要なかったんだよ。 俺も、お前も」 一色「何いってんですか……居場所がなかったから作ったんじゃ……」 八幡「違う。 居場所がなかったんじゃない。 43 ID:A3Fv7f6T0 八幡「…………一色」 一色「……先輩にとって、わたしたちは所詮雪ノ下さんたちの代わりだったんですよね」 八幡「………違う」 一色「それならそれでもいいんです。 45 ID:A3Fv7f6T0 一色「…………………」 一色「なんですかそれ、口説いてるんですか?」 八幡「ああ」 一色「自己満足より身勝手じゃないですか……自分の好きな居場所を作るために、お前らの居場所を壊せと」 八幡「わかってる」 八幡「でも、俺はどちらかを選ぶなんてできない」 八幡「両方だ。 どっちも欲しい。 45 ID:A3Fv7f6T0 八幡 ………これが、俺の選択 八幡 一昔前の俺ならば、絶対に取らなかったであろう、最も愚かな選択 八幡 これを成長と呼ぶか、堕落と呼ぶかは人それぞれだろう 八幡 それでも、これは未来へ繋がる第1歩になるのは間違いない 八幡 怯え続けて、過去に囚われて、前に進めない弱い自分は、捨てた 八幡 これまでたくさん間違えてきたし、これからもたくさん間違えるかもしれない 八幡 だけど、俺はもう逃げない 八幡 ずたぼろになるまでぶつかって、足掻いて、そして…… 八幡 俺は、もう一度"本物"を手に入れる end.

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八幡「俺が横須賀鎮守府の提督になった」part1

よう 実 ss 八幡

雪乃「それってどういう意味かしら…まさかあまりにモテないから結婚願望が高い平塚先生をそそのかしてヒモ生活でも企んでいるの?」 結衣「ヒッキーキモーイ!サイテー!」 八幡「バ、バカ!そういう意味じゃねえよ!ただこの学校の先生が平塚先生でよかったとふっと思っただけだ」パクパク 雪乃「本当かしら?」 八幡「ああ、よく考えたら俺みたいな生徒にも気をかけてくれるいい先生だからな」パク 結衣「…たしかにそうかもヒッキーが他の先生に話しかけているの見たことないし」 八幡「暴力的なのと強引なのが玉にきずだけどな」パク 結衣「そうかな?」 八幡「おまえは殴れたり勝手に決められたことないからそう思うんだよ」パク 雪乃「ところで比企谷くんさっきから何を食べているのかしら?」 八幡「小町が作ってくれたお菓子だ。 だが俺が言っているのはカードゲームで有名になる前の最初の頃の遊戯王だ」 結衣「最初からカードゲームのマンガじゃなかったんだ」 八幡「ああ、それに出る蝶野先生って女教師がマジ外道で最悪なんだよ」 結衣「だれそれ?」 八幡「簡単に言えば平塚先生と真逆なキャラクターだ」 結衣「へえどんな風に」 八幡「休みの日はお見合いしに行くのだが…」 雪乃「それのどこが真逆なのかしら?」 八幡「行く動機がまるで違うんだよ。 平塚先生は本気で結婚相手を見つけるために行く。 しかしこの蝶野先生は見合い相手を散々こけおろして断るのが目的なんだ」 結衣「うわあ…」 雪乃「最低な教師ね…」 八幡「趣味はそれだけじゃないぞ。 生徒を退学にするという最悪な趣味もある過去この女によって退学にされた生徒は15人だ」 雪乃「15人」 結衣「ひどいよ!なんでそんなひどいことするの!先生のすることじゃないよ!」 八幡「だろ?こんな教師がうちの学校にいなくてよかったぜ平塚先生でよかっただろ」 雪乃「そうね。 自分が楽しむために生徒を退学にするなんて外道そのものだわ」 八幡「平塚先生はそんなこと絶対しないもんな…むしろ生徒を守る側だ。 まったくなんであんないい人が結婚できねえんだよ」 結衣「ヒッキー…」 結衣(気のせいかな今日のヒッキーいつもよりひねくれてないような) 八幡「蝶野先生は普段は見た目は美人だけど素顔はものすごい顔してんだぜ悪人面だ」 結衣「へえ~じゃあヒッキーそのマンガ見せてよ」 雪乃「そうね。 その方が手っ取り早いわ」 八幡「いまもってるわけねえだろ。 俺の部屋の押し入れだ」 雪乃「マンガとはいえ平塚先生とそこまで真逆な先生がいたとは驚きだわ」 結衣「うん、結構気になる」 八幡「…仕方ない、蝶野先生がこの学校にいたらどうなるか話してやろう」 結衣「ほんと」 八幡「ああ、ただし俺が奉仕部入る前の時期に設定しよう」 雪乃「なぜかしら?」 八幡「ややこしくなるからだ。 それに話が長くなるだろ」 教頭『蝶野先生おはようございます』 蝶野『おはようございます教頭先生』 教頭『どうでしたか昨日のお見合いは』 蝶野『ええ、私にはもったいない人だったのでやめておきました』 教頭『そうですか』 蝶野『それではこの後、授業があるので私はこれで』 教頭『いいな~蝶野先生ワシもお見合いしてみたい』 トイレ バリーン! 蝶野『うるせえんだよ!!あのハゲ教頭!!人の見合いのコト詮索しやがってぇー!!!』 鏡『』ボロ 蝶野『ケッ、あんなゲス男!それに昨日のお見合い男も私からクソミソにこけおろして断るつもりだたったのに先に断りやがって…あんな男こっちから願い下げなんだよクソが!!』 蝶野『はっ、いけないわ!私たらものすごい顔!化粧しなくちゃ!』パタパタ 蝶野『ああーイライラする!そうだ!いいことおもいついちゃた!ホホホ…』 廊下 モブ『蝶野先生美人だよな、あの泣きホクロも色ぽいし』 モブ2『けど知っているか?あの先生に退学させられた生徒が何人もいるらしいぜ』 モブ『マジかよ!』 モブ2『ああ、退学魔女リンリンって噂があるんだぜ』 2-F組 蝶野『…』ガラガラ 『規律、礼』 蝶野『さて、授業の前に… 今から持ち物検査をします!全員机の中の物を出しなさ~い!』 優美子『えっ、ウソ…マジ!』 結衣『…そんな』 姫菜『…ど、どうしようBL本がたくさん入っているのに』サァー 葉山『みんな落ち着くんだ!』 八幡(うわあ、まじかよ…ついにこのクラスからも退学者でるかもな… 今日はラノベではなく普通の小説だから、俺が目につけられる心配ねえだろ…) 八幡(他の奴はどうかはしらねえが…まあボッチの俺には関係ねえか) 蝶野(ホーホホホ!これよこれ!生徒達が慌て戸惑う姿を見るだけでほんとおもしろいわ~!) 蝶野(これが私の生き甲斐よ!胸がすう~とするわ!) 蝶野(さあでてこいタバコ、覚せい剤、コンドォォォォーーーム!!!!) 「!?」 蝶野『相模さんこれ何かしら』 蝶野『え、え~とこれは』 蝶野『…』ビリィィィィー 葉山『せ、先生いくらなんでも破るのは…』 蝶野『なあに~葉山くん先生に何かいいたい事でも?』 葉山『………』 八幡(さすがさわやさイケメンのリア充も逆らえないか…ムリはねえか) 蝶野『さて中身は…まあコンドーム。 学校にこんなもの持ってくるなんて相模さん何考えているのかしら~』 相模『あ…あ』サァー 蝶野(いいわ、いいわ~この絶望に染まった顔!これが見たかったのよ!サイコォーよ!ホホホー) 八幡(終わったな…あの女かわいそうだが、俺にはどうすることもできん…名前誰だっけ? 学校にそんなもん持ってくるからだ。 っていうかなんで持ってきてんの?ああ、なんかビッチぽいな) 蝶野『相模さんこれを何に使うつもりだったのかしら正直に先生にいってごらんなさい。 名前も知らず依頼さえ受けていない奴をそんなリスク負ってまで助けようとするわけねえだろ」 結衣「う、うう…でもさがみんかわいそう…」 雪乃「由比ヶ浜さん、それは相模さんの自業自得でもあるのよ。 たしかにその蝶野先生のやっていることは完全に間違っているわ。 でもそんな外道に付け込まれる隙をつくったのは相模さんが普段からキチンとして学園生活送っていればそんなこと避けられたのよ」 結衣「そ、それはゆきのんみたいな優等生はそうだけど…」 八幡「仮に俺が介入した所で状況は変わらん…むしろ俺という犠牲者が一人増えて相模と一緒に退学だな…」 結衣「そんなの嫌だよ!ヒッキーが学校からいなくなるなんて!」 雪乃「由比ヶ浜さん今のは比企谷くんのたとえ話だからそこまで本気にしないで」 結衣「あ、そうか…もうヒッキーたら最初からそういってよ!」 八幡「いや、いっただろう」 雪乃(私も比企谷くんが学校からいなくなるなんてそんなの嫌よ!) 結衣「さっきの話を聞いて納得しちゃった ヒッキーが平塚先生でよかったということ」 雪乃「そうね。 私もイジメを放置する教師とか自己保身ばかりする教師とか見てきたけど、この蝶野先生のような極悪な教師には会ったことないわね」 八幡「俺もだ」 八幡(遊戯の学校の教師も生徒も外道やクズ多すぎだろ…二十万請求する風紀委員とかクラスメートの家に火をつけたり、クロロフォルムで女眠らせたりする厨二病の占い野郎とか…) 八幡(そういえば昔、目が腐っている理由で遊戯王のゴースト骨塚といわれた時期があったな…) 八幡(ふざけるな!どうみても俺の方がイケメンだろう!) 八幡(いくらなんでも俺はあそこまで目が腐ってないし、不気味じゃねえ!) 八幡(俺はチビじゃないし、他力本願でもねえ…でもつるむ相手がいるからコミュ力は俺より上だな…くそっ、あんなのにさえ友達の数負けてんのかよ) 八幡(どっちにしろ俺はゴースト骨塚より目は腐ってねえ!サモンナイトのバノッサくらいだろ) 八幡(俺はバノッサの方がよかったな…なんかかっこいいし…ヒキガエルといい、ヒキタニとか不名誉なあだ名ばかりだな俺…) 八幡「いま話したことは誇張表現なしだぞ もし実在したら確実に退学にされる」 結衣「いたら困るよ!15人も退学にとかどんだけ!!」 八幡「実はまだ平塚先生と真逆で外道な教師がいるんだ」 結衣「ええ!?」 雪乃「他にもいたのね…どんな教師かしら?」 八幡「そいつは平塚先生と同じ生徒指導の先生で名前は…」 おわり 八陽の投下するついでに投稿しました 本当はこれで半分だけど、エタルといけないのでこれで終わりです 調子がよかったらそのうち書くかも.

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