白 ワイン ソース。 『フレンチのソース』15種類をまとめて解説|緒方いたる

白ワインを料理で使う効果は何?味だけなの?わかりやすく解説!

白 ワイン ソース

白ワイン(料理用)の作り方 【材料】 白ぶどうジュース 2500ml 白ブドウのレーズン 500gくらい 白ぶどうジュースです。 1リットル入りの瓶が400円くらいするちょっと良いジュースです。 商品説明には、高級白ワイン用ぶどうを贅沢に使ったと書いてあります。 ならば、ワインを作るのにピッタリじゃないですか。 ゴールデンレーズン(サルタナ)オイルコーティングしてない、白ブドウのレーズンです。 こういったレーズンは、そこら辺のスーパーには売ってないので、富澤商店で買ってきました。 これらの材料を瓶に入れて放置するたけです。 レーズンに付着している酵母菌が勝手に発酵を始めてくれます。 1週間後、元気に発酵してシュワーと炭酸の泡が弾ける音が聞こえます。 白濁しているのは、発酵により発生した炭酸ガスの細かな気泡が出ているのと、酵母菌の菌体が炭酸ガスと一緒に対流しているためです。 これは、天然酵母の力で発酵しています。 レーズンに付いている酵母菌は活発なので、発酵させるコツとかはありません。 オイルコーティングされていないレーズンを使用するだけです。 発酵が終われば白濁が無くなり、澄み切った状態になりますので、そうなればボトル詰めします。 シリコンチューブを使ってサイフォンの原理でボトル詰めします。 白ワインをボトル詰めする画像を撮ってませんでしたので、これは赤ワインをボトル詰めした時の画像です。 ボトル詰めの際に、必ず大さじ1杯以上の塩を入れましょう。 日本の法律では個人がアルコール1%以上のお酒を作ってはいけません。 塩を入れることで、しょっぱくて飲めなくなるので、これでお酒とはみなされません。 これを不可飲処置と言います。 1ヶ月くらい冷暗所で熟成させました。 これを飲んでみます。 自家製天然酵母白ワイン(料理用) 辛口で軽くすっきりしています。 酸味は柔らかで、レーズン由来の甘い香りがします 例えて言うなら、トスカーナの白ワインのようです。 けっこう美味しいかも… 魚介類や鶏肉や豚肉の料理と良く合うのではないでしょうか。 いやいや違う! 塩が入ってるのでマズくて飲めないです。 料理用の白ワインですからね。 飲まずに魚介類や鶏肉や豚肉の料理を作る時に使う事にします。 赤ワインの原材料について 先日の記事 では、原材料にウェルチのグレープジュースとレーズンを使いました。 そしたら、コメント欄に、スジャータの紙パックの赤葡萄ジュースがとても濃く、それでワインを作ると美味しいとの情報をいただきました。 私は、そのジュースを全く知りませんでした。 何処に売っているとか、価格とか何も分からなかったので、スジャータのお客様相談室に問い合わせたところ、私の住む京都では、フレスコというスーパーと、マツモトというスーパーで取り扱っているとの事でした。 さっそく買いました。 フレスコ・マツモトどちらでも、2019年3月時点で1本358円(税抜き)消費税8%込みで386円で売っています。 マツモトというスーパーでは、平日の月曜は、ほとんどの商品が1割引なので、月曜に行くと1本322円(税抜き)消費税8%込みで347円で買う事ができます。 このジュースの注目すべき点は、原材料に「ブドウ種子抽出物」が入っているという事です。 赤ワインは、ブドウの果軸も皮も種も含んだ状態で潰して発酵させ、それを丸ごと搾るので、種の成分も抽出されるのです。 赤ワインの渋味やコクは、ブドウ種子も搾るからこそ出てくるものなのです。 また、お馴染みのポリフェノールという抗酸化物質は、ブドウ種子抽出物にたくさん含まれています。 種子の成分が無く、赤ぶどうの果汁だけを発酵させても、味は軽いものになってしまいます。 ウェルチのグレープジュースが、ジュースとしては濃く感じたけれど、ワインにすると軽くて物足りなかったのは、そのためです。 このジュースは、赤ワインを作るために作られたジュースなのではないか?と疑いたくなるほどです。 私の知る限り、これの他にブドウ種子抽出物が入っているぶどうジュースを見た事がありません。 このジュースを使って赤ワインを作れば、きっと美味しいに違いありません。 赤ワインのもっと簡単で美味しい作り方 【材料】 スジャータ赤葡萄ジュース 3本 砂糖 370gくらい イースト 3gくらい 1gの糖分をアルコール発酵させるとおよそ0. 5gのアルコールが発生します。 ワインのアルコール度数は12~13%なので、そうするためにはジュースの糖度を24~26%にするといいです。 栄養成分表に、このジュース100gあたりの炭水化物が12. 8gと書いてあります。 という事は、糖度がおよそ12. 8%なのでしょう。 このジュース100gに12. 2gの砂糖を足すと糖度がおよそ25%になります。 それがアルコール発酵すると、アルコール度数がおよそ12. 5%のワインになります。 実際は、アルコール発酵せずに、ワインに残る糖分もあるので、この計算は、計算どおりにならなかったりします。 例えて言うなら、算数で円周率を、およそ3と考えるような大雑把な計算です。 けど、砂糖の量を簡単に計算できるので、この計算で満足しております。 瓶に材料を入れて放置しておけばワインになります。 発酵の期間は気温によって変わります。 酵母菌は、シュワーシュワーと発酵しますので、発酵が落ち着くと、液体の白濁がなくなり、瓶の底にオリという沈殿物がたまるので、そうなればボトル詰めします。 オリは美味しくないので、それを完全に取り除くために、ボトル詰めの前に、ワインを別の容器に移し替えて、オリを取り除き、しばらく静置して再びオリを沈殿させてから、ボトル詰めすると、より完成度が上がります。 別の容器に移し替えて、オリを取り除く事を、オリ引きと言います。 売っているワインは、ほとんどがフィルターで濾過してオリを取り除いてますが、昔ながらの製法なら何度もオリ引きをして澄み切ったワインにするみたいです。 シリコンチューブを使ってサイフォンの原理でボトル詰めします。 瓶の底に沈んだオリは、ボトルに入れないで沈めたままにしておきます。 シリコンチューブを瓶の底まで入れるとオリまで吸い込んでしまうので注意しましょう。 ボトル詰めの際に、必ず大さじ1杯以上の塩を入れて不可飲処置をしましょう。 ボトルに詰めたら、すぐに飲んでもいいですが、1日以上、できれば1ヶ月くらい置いてから飲むと美味しいです。 微妙に炭酸が残っていて、少し気泡が浮いて見えます。 微妙な炭酸のため、爽やかな口当たりで、ぶどうジュース由来の甘い香りがします。 そして、少し軽めで飲みやすいです。 ジュースのようなワインですが、決して甘いとか、アルコール度数が低いとかそういう訳ではありません。 ちゃんとしたワインなのに、ジュースのようなのです。 ワイン初心者にもお勧めの味です。 軽めの肉料理が良く合うのではないでしょうか。 いやいや違う! 塩が入っているのでマズくて飲めません。 料理用のワインですからね。 料理に使う事にします。 このジュースが気に入ったので、アマゾンで6本入り1ケース買いました。 後から気付いたのですが、スーパーで買う方が安いです。 6kgの荷物を持ち運ぶ事を考えると、アマゾンで注文しても高くないと思います。 赤ワインソースの作り方 せっかくですから、贅沢に赤ワインをたっぷり使った赤ワインソースのレシピを紹介します。 赤ワインソースとは、文字通り赤ワインの風味を活かしたソースです。 赤ワインソースの仲間で、ステーキソースという商品名で市販されているものがあります。 ステーキソースの中には赤ワインが入ってないモノもありますが、だいたい似たような用途なので、赤ワインソースはステーキによく合います。 マッシュルーム、赤ワイン、コショウ、タイム、フォン・ド・ボーを煮詰めてバターで仕上げます。 ワインをよく煮詰める事がポイントです。 鍋にバターを溶かし、マッシュルームを焦がさないように弱火で炒めます。 マッシュルームがしんなりしたら、赤ワインを加えます。 コショウ・タイムを加え、煮詰めます。 どんどん煮詰めます。 次にフォン・ド・ボーを加えるのですが、フォン・ド・ボーって作るの面倒ですから、いや、そもそもフォン・ド・ボーって仔牛のスープですから、仔牛なんてスーパーに売ってないので簡単に作れません。 代わりに、牛すじ肉を炒めて水で煮込んだ煮汁(フォン・ド・ボーもどき)を使いました。 これでしっかりと牛のダシが出ています。 残りの肉は、そのまま適当に味付けして牛すじ煮込みとしていただきました。 フォン・ド・ボー(もどき)を加えハンドミキサーで攪拌します。 本当はシノワという濾し器で濾すのですが、我が家にはシノワなんてありませんから、手軽にハンドミキサーを使います。 さらに煮詰めます。 仕上げにバターを加えよく混ぜます。 フランス料理では、仕上げにバターを加えてよく混ぜる事をモンテすると言います。 モンテは、ソースにとろみを付けるのが目的です。 そして、最後に塩で味を調えて完成です。 早速ステーキにかけていただきます。 赤ワインが濃縮されてますから、めっちゃ赤ワインの風味満開です。 さらにフォン・ド・ボーもどきを煮詰めた牛肉の旨味も濃縮されてますから、これが美味しくないなんて事があってたまるものですか! 美味しいです! これは贅沢なソースだ! コストも高く手間もかかるので、本当に贅沢で、これを食べたら幸せのあまり会社を3日くらい欠勤しなければいけない美味しさです。 ハンバーグにもかけてみました。 これも贅沢なハンバーグになりました。 美味しいです。 もちろんワインとも良く合います。 まとめ• 白ぶどうジュースとサルタナレーズンを瓶に入れて放置するだけで、天然酵母白ワインができる。 スジャータの赤葡萄ジュースは、ワインを作るのに最適。 スジャータの赤葡萄ジュースと砂糖とイーストを瓶に入れて放置すれば、赤ワインができる。 赤ワインソースは、ステーキに良く合い、贅沢で美味しい。 料理用の飲めないワインについていろいろ語りました。 また新しい発見があればお知らせしたいと思います。 繰り返しますが、今回紹介したのは、料理用の飲めないワインです。 飲めるワインは、お店で買いましょう。 そして香料が入っていない輸入ジュースを見つけたんですが名前忘れたのでまた買ってきます^^;結局酒って糖と菌がいればいいということでカルピスも酒にしてみたところ大人味になりました。 って違うしょっぱいですよwそれと北野エースというスーパーで山梨産のお高い白葡萄ジュース売ってました。 原材料はぶどうのみでしたよ。 ネットだとシャルドネジュースとかも売ってますね(高いけど)ワイン用の葡萄ジュースならもっと美味しいのかなと思い調べてたとこです。 次回も楽しみにしてます! 名前:オトコ中村 趣味:料理・野草観察 年齢:40代 京都在住で2児の父 詳しくは をご覧ください。 お問い合わせは からどうぞ。 最近のコメント• に オトコ中村 より• に shimashimashippo より• に オトコ中村 より• に こんたみ より• に オトコ中村 より• カテゴリー• 128• 131• メタ情報•

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白ワインソースの作り方

白 ワイン ソース

ワインとチーズのオンラインスクール Salon de YOKO主宰。 「あなたのお部屋がワインスクールになる!」をコンセプトに、スカイプを使ったオンライン講座を企画・運営。 講師として活動している。 また、横浜を中心にいろいろなワインやチーズのイベントも実施中。 白ワインに使われるぶどう品種とは? 「白ぶどう」と「グリ」 白ワインに使われるぶどうには、大きく分けて2種類あります。 ひとつは「白ぶどう」といい、ぶどうの果皮が黄緑色のもの。 もうひとつは赤紫色の果皮をしたぶどうで、「グリ(フランス語で灰色の意味)」と呼ばれ、これからも白ワインが造られます。 グリのワインはオレンジワイン? グリから造られたワインは、造り方によっては白ワインより少しピンクやオレンジを帯びた色合いになることがあります。 最近では「オレンジワイン」なんていう言葉も聞くようになりましたが、この中にはグリから造られたワインも多く含まれます。 オレンジワインとはいいつつ、通常これらは白ワインに含まれます。 黒ぶどうからは白ワインは作れないの? 実はシャンパーニュは、黒ぶどうを使って白ワインを造ることがあります。 色素が移らないように静かに圧搾し、見た目は白い果汁です。 しかし黒ぶどうから造るシャンパーニュは白ぶどうよりも力強く、ボリュームがあります。 飲みなれている人には、黒ぶどうで造るシャンパーニュか白ぶどうで造るシャンパーニュかがすぐわかってしまうくらい、ぶどう自体の持つ要素に違いがあるのです。 白ぶどうやグリは、白ワインに求められている資質を多く持っているからこその白ワイン品種。 決して果皮の色素が薄いためだけで用いられているわけではないんですね。 これだけは覚えたい!重要品種トップ3 トップ・オブ・白ぶどう! シャルドネ シャルドネは国際的にもっとも人気がある白ぶどう。 環境への順応性が高く、病気に強い品種であるため、ほぼすべてのワイン生産国で栽培されています。 トップ・オブ・白ぶどうと言える品種で、フランスのブルゴーニュ地方が原産です。 特有の香りや味わいがなく、栽培地や醸造方法によってさまざまな香りや味わいのシャルドネが造られます。 ブルゴーニュ地方で生産されるモンラッシェやムルソーがその典型で、バニラやアーモンドなどの香ばしい香り、溶かしバターのようなリッチなテイスト、ナッツのニュアンスなどが熟成過程で生まれ、そのままワインに反映されていきます。 反対に、冷涼な地域で木樽を使わずに仕上げると、シャブリのように酸の引き締まったシャープなワインが出来上がるのです。 覚えておきたい!有名なシャルドネのワイン• ブルゴーニュ地方の銘酒モンラッシェは、昔からその類まれなる味わいで、多くの人々を魅了してきました。 「三銃士」の作者、アレクサンドル・デュマがモンラッシェについて、「脱帽し、ひざまずいて飲むべし」と言ったのは有名なエピソードです。 このワインを一口味わうと、なるほどその気持ちも分かるような気がします。 アーモンドを炒ったような香ばしい香りと芳醇な味わいは、まさに「甘露」。 ハーブのような爽やかな風味が魅力 ソーヴィニヨン・ブラン ソーヴィニヨン・ブランは和食との相性もよく、日本人が大好きな品種。 栽培面積も多く、白ぶどうでは第3位を誇ります。 レモンやグレープフルーツ、青リンゴなどをイメージさせる爽やかな酸味と、後味に心地よい苦味、ハーブや刈り取った芝生のような青々とした香り。 栽培地が温暖な地域になるにつれて、果実味として感じるフルーツが変わります。 温暖な地域では熟したリンゴやアンズ、もっと暑い地域ではパイナップルのようなトロピカルフルーツ。 そして、気候が暑くなるにつれ、青々とした香りは感じなくなります。 覚えておきたい!ユニークなソーヴィニヨン・ブランのワイン• シャトー・ディケムといえば、ソーテルヌの頂点に君臨する高級貴腐ワインです。 このイグレックはディケムが手掛ける辛口白ワイン。 ソーヴィニヨン・ブラン主体です。 2005年は良年で天候に恵まれたため、糖度の高いぶどうからコクのあるワインができ、ボリュームもしっかり。 トロピカルフルーツのような甘い果実香と木樽由来の華やかな香り。 酸やミネラルも豊かで、味わいのバランスが取れた逸品です。 ドイツ生まれの高貴な品種 リースリング ドイツのリースリングの特徴は、ライムやレモンのような張りつめたシャープな酸味と、白桃や洋梨のようなほのかな甘味を兼ね備えていること。 アイスワインや貴腐ワインなどの甘口も多く、さまざまなスタイルのワインが造られています。 一方、ドライな辛口リースリングで有名なフランスのアルザス地方は、ドイツより南に位置するため、もう少し糖度の高いぶどうが造れます。 結果、豊かな酸味はありながらも、ドイツよりアルコール度数の高いコクのある、しっかりとした辛口ワインができるのです。 この品種の大きな特徴は、「ペトロール香(石油香)」といわれるオイリーなニュアンスがあること。 昔のキューピー人形など、ある種の石油製品が持つ香りに似ています。 栽培地や熟成年数などによって香りの出方に強弱はありますが、独特の揮発的な香りがします。 覚えておきたい!ユニークなリースリングのワイン• オーストリア、ヴァッハウ地区の定評あるワイナリー、F. ピヒラーのリースリング。 ロバート・パーカーが大絶賛したことにより、白ワイン愛好家の間で有名になりました。 このワインは、ヴァッハウの独自の品質基準の中でもっとも規定が厳しいスマラクト。 繊細ながら、アルコール度数が高めでコクがあり、余韻の長いワインです。 その他のフランスの品種 花のような芳香が特徴 ヴィオニエ フランス、コート・デュ・ローヌ地方原産。 栽培環境として日照の多いところを好み、育てるのが難しいと言われる品種です。 シャトー・グリエやコンドリューが有名。 バラ、金木犀の花のような強い芳香、はちみつのようなとろりとした舌触り。 酸味は少なく、一般的にボリュームのあるワインに仕上がるのが特徴です。 赤ワイン用品種のシラーに少量ブレンドされ、ワインに柔らかさを加える場合もあります。 他の栽培地は、アメリカのカリフォルニア州、オーストラリアなど。 和食との相性は抜群! ピノ・グリ その名のとおり、赤紫の果皮を持つグリのぶどう。 原産はフランス・ブルゴーニュ地方です。 大きな特徴のあるぶどうではありませんが、ボディのしっかりした白ワインに仕上がり、酸味は穏やか。 ワインによっては、甲州に近い丁子のようなニュアンスが出ることもあり、和食との相性も抜群です。 この品種はいろいろな場所で造られていますが、フランスのアルザス地方、北部イタリア、ドイツ、アメリカのオレゴン州、ニュージーランドなどが主な産地です。 高級貴腐ワイン「ソーテルヌ」の原料 セミヨン フランス、ボルドー地方原産。 品種の特徴として、熟成が進むと熟した桃のようなコクと甘味が現れ、華やかになります。 ボルドー地方ではセミヨン単体でワインを造ることはあまりなく、通常はソーヴィニヨン・ブランとブレンドすることで欠点を補完し合うことが多いです。 また、果皮が薄く、貴腐菌が取り付きやすい品種であるため、ソーテルヌ地方では高級貴腐ワイン(甘口ワイン)の原料として用いられることでも有名。 セミヨンの辛口ワインで成功を収めているのが、オーストラリア・シドニー近郊のハンター・ヴァレー。 非常に品質の高い、独自のスタイルのワインを造っています。 ほんのり潮の味?! ミュスカデ フランスのロワール地方、ロワール川の下流に広がるペイ・ナンテ地区で栽培されているぶどう品種。 別名をムロン・ド・ブルゴーニュといい、メロンのニュアンスがあるというのですが、あまり強い個性ではありません。 ミュスカデは通常、「シュール・リー(滓の上)」という造り方をするのが一般的。 その名のとおり、数か月間滓引きをせずに、ワインと滓を接触させておくもので、その結果、ワインに更なる旨味とフレッシュ感がもたらされます。 河口に近い土地で栽培するため、潮っぽさを感じるワインも。 南アフリカで大成功 シュナン・ブラン 原産はロワール地方です。 青リンゴや黄リンゴを思わせる爽やかな酸味に、アカシアの花やはちみつなどの芳香。 ロワールではこの品種を使って、発泡酒をはじめ辛口から甘口まで、さまざまなスタイルのワインを造っています。 シュナン・ブランは貴腐菌とも相性がよく、高品質の貴腐ワインを生み出すことでも有名。 また、この品種は南アフリカにおいて大成功を収め、世界でもっとも栽培されています。 ロワール地方とはまた趣が違い、アプリコットやパイナップルなど、トロピカルフルーツの凝縮した果実味が持ち味。 産地は他に、チリ、アルゼンチン、ニュージーランドなど。 ブーズロン産が秀逸 アリゴテ 強い酸味が持ち味のアリゴテ。 ワインベースのカクテル、キールの原料ぶどうとして有名です。 一昔前は、酸味が強くてリキュールで割らなければ飲めないと言われていたアリゴテも、栽培や醸造技術の進歩により、バランスの取れたとても美味しい品種となりました。 産地は、ブルゴーニュ地方のブーズロンが有名。 マスカットの仲間 ミュスカ イタリアではモスカート・ビアンコ、スペインではモスカテルと呼ばれる、マスカットの仲間です。 辛口ワインではフランスのアルザス地方が有名。 マスカットの持つ特有の爽やかな香りがあり、とても軽快な飲み口です。 イタリアのピエモンテでは、甘口スパークリングワインの原料、また南仏のラングドック・ルーション地方では、発酵中のワインや未発酵のぶどう果汁にアルコールを添加する酒精強化ワインの原料になります。 ライチの香りが特徴 ゲウュルツトラミネル 名前にスパイス(ゲヴュルツ)という言葉を持つこの品種は、少しエキゾチックな香りを持つ品種。 有名なのはフランスのアルザス地方で、バラの花やライチの芳香を持つ香り高いぶどうです。 辛口に仕立てると、香りと味わいのギャップに違和感を覚えるほど、甘やかな香りを放ちます。 また、貴腐ワインやアイスワインなど甘口ワインも造られるので、味わいのスタイルはさまざま。 産地はアルザス地方の他、ドイツ、カナダなど。 「マドンナ」の原料 シルヴァネル フランスのアルザス地方で造られている白ぶどう。 香りの中に、少し土っぽいニュアンスがあるのが特徴です。 ドイツではシルヴァーナーと呼ばれ、「リープフラウミルヒ(聖母の乳の意)」の原料ぶどうのひとつ。 「マドンナ」と言った方が分かりやすいかもしれませんね。 また、フランケン地方ではドライなスタイルの辛口が造られています。 イタリアの品種 日本で根強い人気 ガルガーネガ ヴェネト州を代表する白ぶどう品種で、ソアーヴェの原料として有名。 レモンやグレープフルーツのような柑橘系の爽やかな香りに加え、若干のスパイスを感じます。 魚料理が多い日本で根強い人気があります。 また、酸が強く、長期熟成にも耐えられるため、高級甘口ワインの原料にも使われます。 アルプスの麓の辛口白ワイン品種 コルテーゼ ピエモンテ州で栽培される白ぶどう品種で、ガヴィの原料です。 以前は甘口のワインも造られていたようでしたが、隣のリグーリアから入る魚介類に対応させるため、辛口も造り始めました。 それがガヴィです。 アルコール度数はそれほど高くなく、バランスの取れた爽やかな味わいです。 エスト!エスト!!エスト!!!で有名 トレッビアーノ 多くのワイン生産国で手掛けている白ぶどう品種で、フランスではユニ・ブランと呼ばれ、ブランデーの原料ぶどうになります。 レモンなど柑橘系の香りがあり、酸味の強い品種。 トレッビアーノ主体のワインで有名なのは、「エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ」という長い名前のワイン。 気軽に楽しめる軽快なワインです。 また、上記のガルガーネガに少量ブレンドしてソアーヴェの構成品種となるなど、補助としても重要な品種です。 スペインの品種 海のワインを生む アルバリーニョ スペインとポルトガルで栽培されている白ぶどう品種。 スペインでは大西洋に面したリアス・バイシャス、ポルトガルも同じく大西洋沿岸のミーニョ地方で栽培されているぶどうで、魚介との相性が抜群です。 豊かな果実味とシャープな酸味のバランスがよく、海の近くが栽培地のせいか、味わいに潮っぽさを感じます。 特にポルトガル・ミーニョ地方のアルバリーニョは「ヴィーニョ・ヴェルデ(緑のワイン)」と呼ばれ、微炭酸を含んだフレッシュなワインとして人気があります。 シェリーの原料 パロミノ スペインで栽培されている白ぶどう品種。 シェリーの原料として有名です。 シェリーはワイン醸造後にアルコールを添加して造る酒精強化ワイン。 造り方により、色調、味わいとも、いろいろなタイプのものがあります。 スペインの他、南アフリカやアメリカのカリフォルニア州などでも栽培されています。 オーストリアの品種 ハプスブルグ家に愛された グリューナー・ヴェルトリーナー オーストリアの代表的な白ぶどう品種。 グレープフルーツ、青リンゴなどの果実、ハーブ、またこの品種の特徴である白胡椒のニュアンスがあります。 マリー・アントワネットの兄ヨーゼフ2世が、農家に新酒の販売を許可したことで定着した「ホイリゲ(新酒の意)」という居酒屋では、ジョッキのようなグラスにグリューナー・ヴェルトリーナーを入れ、それを炭酸で割って豪快に楽しみます。 また、ヴァッハウ地区の高品質なものは、果実味がぐっと凝縮し、完熟リンゴやネクター、マンゴーのような印象。 アルコール度数も高くなり、コクや旨味も増します。 ハンガリーの品種 トカイワインの原料 フルミント ハンガリーの白ぶどう品種で、トカイワインと言われる貴腐ワインの原料。 造り方によって甘口から辛口まで、いろいろなスタイルがあります。 辛口のフルミントは、溌剌としたシャープな酸が特徴。 熟成が進むと次第にバランスが取れ、芳香も開いてポテンシャルを発揮します。 日本の品種 日本のスーパースター 甲州 日本固有の品種で、グリ。 2010年にO. (国際ぶどう・ぶどう酒機構)のリストに掲載され、国際的に知られるぶどうとなりました。 個性は決して強くはないため、ワインを滓とともに寝かせて旨味とフレッシュ感を引き出す「シュール・リー」や、赤ワインの「醸し」を応用して品種の個性を引き出す方法など、味わいに深みを持たせるための努力を行っています。 すだち、かぼす、グレープフルーツなど、柑橘系のニュアンス。 特徴的な香りはあまりありませんが、果皮や種子を醸すと丁子のようなスパイス香を感じます。 口に含むと、グレープフルーツの皮を噛んだような心地よい苦味があり、山菜料理や鮎の塩焼きなどと相性抜群です。 白ワイン用ぶどう品種 まとめ 白ワイン用のぶどう品種にもいろいろなルーツや味わいがあること、分かっていただけましたでしょうか。 現在、世界で栽培されているぶどうは約1000種とも言われ、このうち、実際にワイン用の品種として栽培されているものは100種に及ぶと言われています。 実際に日本で入手できるものはこれより少なくなるとは思いますが、機会があればぜひ飲んだことのない品種にも挑戦してみてくださいね。

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ヴァンブランソースとは?ヴァンブランソースの味や作り方をご紹介

白 ワイン ソース

血抜きするため5分ほど水につける。 まな板も洗う。 2.付け合わせのニンジン、大根の皮を取り拍子切りにする。 切り終わって出たくず野菜は3で使う。 3.魚の出し汁を取る。 その後、水をひたひたになるまで加え沸騰するまで強火にかける。 4.上身、下身に塩・コショウして、クロスして編むように形をクッション型に整形する。 5.小麦粉を打ち、バターで焼いてムニエルにする。 粉屋風という意味もあるよ。 竹串を5秒間刺して、下唇にあてて温かかったらOKです。 6.ニンジン・大根・インゲンをボイルしたものをオリーブ油、バター、砂糖を入れ、 しんなりするまで炒めて、最後に塩・コショウする。 7.ソース作り白ワインを煮詰めた後、魚の出し汁を入れる。 湧いてきたら弱火にし、濃度がついてきたら漉(こ)して、バター、塩、コショウで 味を調えて、香草(なくてもOK)をソースに入れる。 8.皿に野菜を盛り、その上に舌平目のムニエルをのせ7のソースをかけて完成。 舌平目のムニエル 白ワインソース完成!オオクボックス、クールにイケメンでキメました! 試食!クールなイケメンが顔を崩してしまうほどウマ! お家でできる本格的なムニエルです。 ぜひ挑戦してくださいネ:-.

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