3000 トン 型 潜水艦。 軍事的雑学|日本の新型「3000トン型潜水艦」は、そうりゅう型潜水艦を超える?

韓国海軍 3,000トン級 潜水艦「島山安昌浩(KSS

3000 トン 型 潜水艦

概要 [ ] 予算の概要では探知能力等の向上が謳われる一方 、イメージ図ではそうりゅう型と比較して外形はほぼ変わらず、も100トンの増加の3,000トンで収まっている。 しかし実際には後述のように代就役潜水艦用の技術開発が多く行われており、内部は大幅に刷新される。 本来は(平成28年)に要求される予定だったが 、一年間ずれ込み、平成28年度艦はそうりゅう型12番艦(型)が要求された。 船体 [ ] 船体には静粛性の極めて高い推進器、音波吸収材や反射材の最適装備法等、振動・衝撃を緩和可能な浮き床構造により、低雑音化・耐衝撃特性向上を図る「被探知防止・耐衝撃潜水艦構造の研究」 (平成19年)から(平成23年)度に試作、(平成22年)度から(平成26年)度に試験 の成果が反映される。 なお外観に大きな変化がなく、また排水量も100トン増加で済んだのは、潜水艦初期設計等のコンピュータシミュレーション化による最適化を行う「次世代潜水艦システムの研究」((平成17年)度から(平成20年)年度まで研究試作、2007年度から(平成21年)度まで所内試験) や、潜水艦耐圧殻の構造様式の最適化を図る「潜水艦用構造様式の研究」((平成25年)度から(平成27年)度まで研究試作、(平成26年)度から2015年度まで所内試験) による研究開発の成果である。 建造開始後も本型に関する研究開発は行われており、各種駆動装置から発生する雑音を低減する新型の駆動装置を開発する「潜水艦用静粛型駆動システムの研究」」(2018年(平成30年)度から2021年(令和3年)度まで研究試作、2021年度から2022年(令和4年)度まで試験)が行われている。 船体規模 基準排水量 3,000トン 2,900トン(5番艦以降50トン増) 2,750トン 水中排水量 不明 4,200トン 3,500トン 全長 84 m 82 m 全幅 9. 1 m 8. 9 m 吃水 8. 5 m 7. 当初は、「次世代潜水艦AIPシステムの研究」((平成18年度)から2008年度に研究試作、2008年度から2009年度に試験)でシステムを研究したが、予測よりの技術的進展が遅滞し調達コストが高価になる見込みとなったため、事後の政策評価において「開発移行については技術進展を踏まえつつ十分な検討が必要である」と結論付けられた。 またリチウムイオン蓄電池の大容量充電量に対応し、隠密性を高めるため小型・高出力化及び静粛化を図った新型発電システムを開発する「スノーケル発電システム」(2010年度から2014年度に試作、2014年度から2015年度に試験) の成果が反映される。 この研究はシュノーケルだけでなくやにも及ぶ広範なシステムの開発である。 装備 [ ] とそれに付随する戦闘指揮システムとして、艦首型と吸音材一体面受波器、それによる開口拡大による能力向上、受波アレイ技術による曳航型アレイの指向性処理による探知能力の向上、部による探知情報の自動統合の構築等により異種ソナー間の探知情報自動統合化を図る「次世代潜水艦用ソーナーの研究」(2006年度から2009年度まで研究試作、2008年度から2009年度まで所内試験) と、ソナー信号処理、目標運動解析や戦闘指揮のリコメンド(推奨情報提供)を行う戦闘指揮システムの開発を図る「次世代潜水艦用ソーナーシステム」 2010年度から2015年度に試作、2013年度から2014年度にかけて試験 の成果が反映される。 はが装備される。 同型艦 [ ] は(平成29年)度計画での建造が、728億円で要求されている。 なお一番艦は「平成31年度以降に係る防衛計画の大綱について」に、建造中であるにもかかわらず試験潜水艦への種別変更が記載された。 これにより今まで通常の潜水艦が持ち回りで行った試験を専任の試験潜水艦が担当することで、他の潜水艦の稼働日数を増やすと共に試験完了の加速を目指す。 同型艦一覧 艦番号 艦名 建造 起工 進水 竣工 SS-513 平成29年度計画 8128号艦 29SS 2018年 (平成29年) 3月16日 2020年 (令和2年) 予定 2022年 (令和4年) 3月予定 SS-514 平成30年度計画 8129号艦 30SS 神戸工場 2019年 (平成31年) 1月25日 2021年 (令和3年) 予定 2023年 (令和5年) 3月予定 SS-515 平成31年度計画 8130号艦 31SS 三菱重工業 神戸造船所 2019年度 (平成31年) 予定 2022年 (令和4年) 予定 2024年 (令和6年) 3月予定 脚注 [ ] [].

次の

韓国の独自設計による3000トン級潜水艦「島山安昌浩」が進水

3000 トン 型 潜水艦

韓国海軍の3,000トン級次期潜水艦「島山安昌浩(トサン・アン・チャンホ)」(KSS-III)が2018年9月14日に韓国内の大宇造船海洋玉浦造船所で進水した。 就役は2020年頃とされる。 3m 65m 84m 全幅 9. 6m 6. 3m 9. 1m 水中排水量 3,000トン 1,860トン 4,200トン 水中速度 20ノット(時速37km) 20ノット(時速37km) 20ノット(時速37km) 乗員 50名 27名 65名 AIP AIP搭載 AIP非搭載 AIP搭載 VSL 6基 VSL非搭載 VSL非搭載 韓国海軍はドイツの214型潜水艦をライセンス生産している。 今回の韓国海軍の新型3,000トン級潜水艦は214型潜水艦を拡大したようなイメージだ。 新型3,000トン級潜水艦はVSL6基(垂直発射管)を持ち、射程500kmの玄武-2B弾道ミサイルを発射できる。 韓国海軍の潜水艦• 張保皐(チャン・ボゴ)-級(209級)潜水艦 1,200トン 9隻• 張保皐(チャン・ボゴ)-II級(214級)潜水艦 1,800トン 9隻 今後の展開 韓国海軍は今後3,600トン級潜水艦、4,000トン級潜水艦を建造し、最終的に「原子力潜水艦」を建造する計画を持っている。 島山安昌浩 島山安昌浩(1878~1938)は19歳で独立協会に加入し、中国南京で独立運動をしたとされる。

次の

【2022年3月】次世代「そうりゅう型」潜水艦を尖閣に投入、南シナ海で中国軍と全面対決へ

3000 トン 型 潜水艦

2 m 5. 来歴 [ ] が早くからなどから潜水艦を導入し、小型艦ながら新造も進めてきたのに対し、大韓民国海軍の潜水艦保有計画は長らく実現しなかった。 しかしにはまずの整備が着手され、イタリア製のや国内建造のが取得された。 またこれと並行して、より本格的なの取得プロジェクトとしてKSS-1に着手した。 やの協力を得られなかったこともあって、のが選定され、まずに最初の3隻が発注された。 またとにも3隻ずつが発注されたが 、当初検討されていた計18隻という大量建造計画は実現せず、搭載の発展型であるに移行した。 本級の取得にあたっては、1番艦はドイツより完成状態で輸入、2,3番艦はドイツで建造されたブロックを韓国で組み立てる、そして4番艦以降は韓国でのという手順を踏むことで、建造・整備手法の習得を目指した。 ただし、元司令官である海将(退役)は、幕僚協議など韓国海軍との交流の経験を踏まえて、これらの潜水艦部隊の整備目的や運用構想の不明瞭さを指摘している。 設計 [ ] 上記の経緯より、本級はインジェニエーアコント・リューベック()社のの設計を採用している。 船殻構造は単殻式で 、非耐圧・大型の上部構造を乗せた構造となっている。 前後のトリム・タンクと両舷にバラスト・タンクを有する。 実用潜航深度250メートル、最大潜航深度320メートルとされている。 主機にはを採用している。 原動機としては 12V493 AZ80 を搭載した。 水中放射雑音低減のため、主機は防音防振支持とされており、209型のなかでも特に静粛性に優れているとされている。 としては、120セルで11,500のものを4群搭載しており、重量257トンとされている。 装備 [ ] としては統合式のCSU-83を備えている。 ただし中周波の艦首アレイのみであるため、能力は低く、対水上戦を主たる目的としたものと評価されている。 艦首に533mm8門を備えており、長魚雷14発または機雷28発を搭載できる。 搭載魚雷としては、当初はドイツ製のSUT Mod. 2を搭載していたが、後には国産のに切り替えられており 、このため、SUT Mod. 2は96発しか発注されなかった。 また後には対艦ミサイル(USM)も導入されたが、これは一部の艦にとどまっている。 武器管制用としてISUS-83魚雷発射指揮装置を備えており、ディスプレイコンソール4基が配されている。 同型艦一覧 [ ] 艦番号 艦名 進水 就役 SS-061 ROKS Chang Bogo 1992年 6月18日 1993年 6月2日 SS-062 ROKS Yi Chon 1992年 10月12日 1994年 4月30日 SS-063 ROKS Choi Mu Son 1993年 8月7日 1995年 2月27日 SS-065 ROKS Pak Ui 1993年 8月7日 1996年 2月3日 SS-066 ROKS Lee Jong Moo 1995年 5月17日 1996年 8月29日 SS-067 ROKS Chong Un 1996年 5月5日 1998年 3月 SS-068 ROKS Lee Sun Sin 1998年 5月21日 2000年 2月 SS-069 ROKS Na Dae Yong 1999年 6月 2000年 11月 SS-071 ROKS Lee Okgi 2000年 5月26日 2001年 11月30日 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• 247. 459. 405-406. 127. 146. 参考文献 [ ]• 海人社, 編纂. 「世界の潜水艦」『』第637号、、2005年1月、。 海人社, 編纂. 「韓国新型艦の技術的特徴 特集・韓国海軍の現況 」『世界の艦船』第704号、海人社、2009年4月、 86-93頁、。 「韓国海軍 その現況と将来」『世界の艦船』第704号、海人社、2009年4月、 75-81頁、。 小林, 正男「現代の潜水艦 第29回」『世界の艦船』第889号、海人社、2018年12月、 141-149頁、。 Gardiner, Robert 1996. Naval Institute Press. Saunders, Stephen 2009. 2013. 外部リンク [ ]• - 韓国海軍公式ページ (英語).

次の