ハイキュー影山声優。 ハイキュー!!【影山飛雄】声優は『石川界人』出演作をご紹介!

#ハイキュー!! #青葉城西 瞳を閉じて

ハイキュー影山声優

日向翔陽:「村瀬歩」代表作…小夜左文字(刀剣乱舞)、リク(SHOW BY ROCK!! 影山飛雄:「石川界人」代表作…歌仙兼定(刀剣乱舞)、ジェノス(ワンパンマン)• 月島蛍:「内山昂輝」代表作…ソウル=イーター(ソウルイーター)、坂上巧実(心が叫びたかってるんだ。 澤村大地:「日野聡」代表作…坂井悠二(灼眼のシャナ)、平賀才人(ゼロの使い魔)• 武田一鉄:「神谷浩史」代表作…阿良々木暦(化物語)、チョロ松(おそ松さん) 他にも多数のキャラクターが登場しますので、ここで全てを紹介できませんが、他にも人気声優がずらりと出演しています。 あまり登場しないキャラクターにも、有名な声優を起用している所から、スタッフの意気込みが伝わってくるでしょう。 2.「声優」が豪華すぎる本当の理由 ハイキューの声優陣は、他のアニメ作品で 主役を演じるような人ばかりです。 つまり、声優として数多くのキャリアを積んだプロばかりであり、契約するとなればそれなりのお金が発生します。 スポンサーリンク 新人声優など、これから人気になるであろう声優を使えば、人件費はかかりませんがどうして人気声優ばかりを起用しているのでしょうか? その理由として挙げられるのが、「原作の人気を裏切りたくない」という制作側の熱意がスゴイという点です。 漫画では若い女性を中心に人気が高く、イケメン男子がたくさん登場し、それらを脳内で二次創作することを楽しみにし、SNSなどで話題が共有されています。 こうした楽しみがあるので、アニメ版も高い期待を抱かれているのは間違いないので、イメージが 固定される声優の起用はかなり慎重に行われたに違いありません。 多くの予算が必要ですし、交渉する苦労もあったはずですが、視聴者の期待を裏切らないためにも努力した結果、声優が豪華になったと言われています。 3.「烏養繋心」役の声優が交代した衝撃の事実とは? ハイキューで主人公と同じ部活のコーチを務める、「 烏養繋心」役の声優が3期の途中で交代しました。 その理由が衝撃的すぎてショックから立ち直れないファンも多く、深い悲しみが広がっています。 烏養繋心役を第1期から第3期の8話まで演じていた、田中一成さんは2016年10月10日に脳幹出血のため49歳で死去したのです。 その関係で、第9話から江川央生さんが代わりを務め、アニメは放送されました。 田中一成さんは、「地獄先生ぬ〜べ〜」で木村克也を担当したり、「銀魂」ではカトケンを演じるなど様々な役を独特のカラーで表現している才能あふれた声優。 一緒に仕事をしてきた仲間は、早過ぎる死に衝撃を受けています。 4.ハイキューに今後登場すると予想される声優 ハイキューは、3期すべてが大人気のうちに終了し、4期は2019年春ごろに放送されるのではないかと言われています。 そうした中、ファンの間では今後どんな声優が登場するかを予想しており、大きな盛り上がりを見せているのです。 福山潤• 大塚明夫• 白石実• 小野大輔• 平野綾 こうしたベテラン声優が、さらにハイキューの世界に入り込んでくるのではないかと大興奮。 どうしてこのような声優の名前が挙げられているのかというと、 「よりハイキューが楽しくなるから!」とのこと。 放送が決定されてもないですし、登場する根拠もないため、確かなことは分かりません。 ですが、こうした予想を多くの人がしているのを見ると、それだけハイキューが支持されているのだと分かりますね。 まとめ ここでは、 ハイキューの声優は誰なのかや、声優に関する噂などについて紹介していきました。 これまでに出演した声優はどれも豪華で、今後登場すると予想される声優もベテランばかり。 それだけ人気のあるハイキューですが、第1期から担当していた声優の1人が亡くなるなど深い悲しみに包まれたこともあったのです。 今後もハイキューは盛り上がっていくでしょうから、声優陣も含めて注目していきましょう!.

次の

ハイキュー!!【影山飛雄】声優は『石川界人』出演作をご紹介!

ハイキュー影山声優

IF話で飛雄が声優だったらという話。 影山愛されで国影が強め。 ちょっと及影っぽいけど及影成分はほとんどないです。 うちの国見ちゃんはちょっと飛雄が好きすぎて変な子です。 でも愛はある。 唐突に思いついた話なのでグダグダで好き勝手書いてます。 ただの小話詰めです。 声優について詳しいことは知りません。 勝手に想像して書いてますので深く考えずにさらっと流してください。 ただこう、だったら私が楽しいな、と思っただけの話です。 本当は岩影書こうとしたけど時間がなくて断念した…。 いよいよスパコミですねぇ。 当日は前もお知らせしましたが開始30分くらいは多分いないと思うのでゆっくりスペース来ていただけたらと思います。 今回はわりと最後までいる予定にしているので。 詳細はTwitterで順次お知らせいたします。 では当日体調と天気(多分雨が降る…)に気を付けて楽しみましょう。 ~瞳を閉じて~ 初めて出会った瞬間にビビッときた。 この人だ、と。 この人こそ俺が求めていた理想の人だと。 それから毎日及川のことを影山は観察した。 一番好きなのはバレーをする姿だが、それ以外もじっと全てを見逃さまないと視界に及川がいる限り見つめ続けた。 仕草に話し方、女子に接する時と男子に接する時の違い、友人との会話の時の声のトーン、岩泉との気安い掛け合いから、監督や先生と話す時の真面目な声色、試合中の真剣な眼差し、勝った瞬間の喜びを隠しきれない表情、悔し涙など、エトセトラ。 特に女子と関わる時、告白された時や彼女が出来たと言う恋愛に関わった時の及川の表情は少しも見逃さないように影山は見つめた。 流石にその熱視線に及川本人や岩泉は気が付いていた。 キラキラとした眼差しで、どこか何かを期待するように、時々頬を赤くして見つめてくる影山の姿はまるで恋する乙女だと、及川は思っていた。 だから自分を見つめる眼差しにドキマギして、岩泉に叩かれたことも何度かある。 だが及川のプライドが自分から影山に、それを言うのを躊躇させた。 もし言って否定されたら?と言う気持ちから自分の中に芽生えた気持ちに素直になれずにいた。 そうして部活を引退した後も、影山の視線はずっと及川を追っていたが何も伝えることができないでいた時に影山に及川は呼び出され浮かれていた。 影山も及川が卒業する前にこの想いを伝えよう!と決意して及川を呼び出した。 そして現れた及川に影山は大きく息を吸い込んで言った。 「及川さん!好きです!」 「うん、ありがと。 俺もお前が・・・」 「声が!!」 「・・・ん?声?」 「はい!声が!!」 あれ、なんか違う。 そう思った及川は影山の言葉を頭の中で繰り返して首を傾げる。 だがそんな様子に及川は気が付かずペラペラと影山にしては珍しく饒舌に語る。 「俺、及川さんの声が大好きです!!真面目なトーン、とチャライ感じの差、甘い声に鋭さを含んだ声。 まさに王道王子系イケメンな及川さんは俺の理想のキャラです!!」 「んん??ちょっ、ちょっとまって飛雄、話が・・・」 「会った時からずっと俺の中の『神崎優人』そのもので理想の声でした!!」 「ごめん、意味がわからない」 「今までありがとございます!!俺、及川さんの声が大好きです!!」 これで理想の王子キャラ演じれそうです。 ありがとうございます!! そう言ってガバッと頭を下げた影山に及川は混乱し、固まるしかない。 「えーと、つまりどういうこと?」 「俺、及川さんの声が好きなんです!」 「うん、それはさっきも聞いたけど」 「それで、及川さんの声が理想の『神崎優人』の声なんです!!」 「・・・神崎優人って誰?」 「俺が今度するキャラクターの名前です」 「は?キャラクター?」 「はい、『ダンスの王子様!』って言うアニメなんですけど・・・」 それから影山が語る内容に、及川は聞き終わった瞬間に恥ずかしさで身悶えた。 なんでも影山は幼い頃から声優をしており、声優として技術を磨くには他人を観察することだと教えられたらしい。 そこで自分が演じるキャラクターのイメージを掴む為に理想に近い人を見つけては観察しているのだと言う。 そして今回のイメージにピッタリだったのが及川だった、というわけだ。 「俺、今度珍しくチャライ感じのイケメン役で」 「チャライ?!今及川さんのこと地味に貶したよね?!」 「それで、まさに及川さんだなって思ったんです!!」 「ねぇ、お願いだから会話しようよ!!」 「だから及川さんには感謝してるんです!」 これで自信を持って演じれます!ありがとうございます!! ガバッと頭を下げて清々しいほどハッキリとお礼を言う影山に、まだ状況が完全に掴めない及川は「あ、そう」としか言えないし、咄嗟に言う言葉が見つからない。 まさかの告白に思わず、よかった!自分から言わないで!!と勘違いしていた自分を恥じながら、安堵していた。 「これからもよろしくおねがいします!」 その副声音に「俺の理想のために!」と聞こえた気がしたが、色々と疲れた及川は弱々しく笑っておいた。 「・・・うん、よろしく」 まだその時の及川は知らない。 吹っ切った影山が台本を持って「教えてください!」と何度も押しかけてくることを。 そしてその内容が口にするのも恥ずかしい少女漫画のセリフだという事を 「及川さん、及川さんならここどんな風にいいます?」 「やめて、やめて、俺に聞かないで。 及川さんはこんなキラキラした王子様みたいな事言わないから!」 「『いけない子猫ちゃんだね』って言ってみてくださいっ!」 「無理っ!!」 [newpage] ~慣れって怖いが、それでも日常はやってくる~ 「きんだいちー、つきあえ」 「・・・お前な」 慣れたと言っても毎回この不謙遜な影山の態度に頬が引き攣るのを感じる。 ほら、ともう決定事項のように金田一が断る等微塵も思っていない影山は台本を差し出してくる。 それを受け取りながらも金田一は溜息を吐きたくなった。 別に影山の声優としての練習に付き合うのはいい。 いいのだが、もう少し申し訳なさそうに出来ないのかと言いたい。 言っても無駄なので口にしたことはないが。 「それで、どこからするんだよ」 「ここ、付箋のとこ」 「・・・今更だけど、これ俺が見てもいいのか?」 「別にいいだろ」 見られたところで困らない、と影山は言うので金田一は示されたページを開きながら目を通す。 そしてその内容に思わず顔が赤くなった。 「よし、やるぞ・・・ってお前顔赤いぞ」 「う、ううるせぇ!それより影山こ、これっ!!」 「は?なに動揺してんだ」 「いや、だって・・・っ」 「?少女漫画のドラマCDだぞ」 それがどうしたんだ、と影山は首を傾げるが純情金田一には、内容のイチャラブ度合いに無理、無理、できないと首を振る。 普通のならいい、友情ものとかなら問題ない。 だが普通の一般中学性にこの内容を超えに出して読め、と言われて出来る度胸などない。 「こんな恥ずかしいセリフよめるかっ!!」 「は?ふざけんな。 俺らのことバカにしてんのか」 「してない!してないけど無理!恥ずかしくて死ねる!!」 「ふざけるな、読め。 棒読みで読めるだろ」 「棒読みでも無理だって!」 「・・・って言ってたけど、なれって怖い」 「は?いいから読めよ」 「はいはい」 練習に付き合わされ最初の頃は少女漫画の恋愛ものなんて恥ずかしくて読めない、と言っていたが今では少女漫画からBLCDまでなんでも読めるようになった自分に、例えそれが棒読みであっても成長したなぁと金田一は思う。 そして今渡されたのもBL漫画のドラマCD用の台本だ。 至る所にマーカーが引かれ、書き込みがしてあるそれは影山の努力の証だ。 影山の声優としての仕事をテレビを通して、実際にアフレコされた作品で知っているが純粋にすごいと思う。 キャラクターに命を吹き込む仕事だ、と影山はよく言うが確かに、と金田一も思う。 影山が演じたキャラクター達は一人の人物として生きている。 その世界に存在している。 だから目を閉じ、影山の声を聞けばそれはもうすでに影山ではなく彼以外の人物が動き出している映像が鮮やかに脳裏に浮かび上がる。 「えーと、ここから読めばいいのか?」 「おう、『幸也』のセリフを俺がするからそれ以外頼む」 「おー」 すっと一度目を閉じ、開いた影山は完全にスイッチが入っている。 「『・・・ほらな、言ったとおりだったろ』」 「えっと、『ちがう、俺は』」 「『なら、何故お前は俺の所に来た』」 「『それはアンタが・・・』」 「『俺?俺は何もしていない。 お前が選んだんだよ』」 「・・・なぁ、これって影山」 「金田一、セリフ」 読み進めるにつれて、今何を読まされているのか、これがなんの台本なのか悟ってしまった金田一が影山にここでするのは止めた方がいいんじゃないか、と進言する前に「早く言え」と強い視線で促されてしまえば従うしかない。 教室でしている為、近くにいる女子達が息を殺し、一部プルプルと震えながら影山の声を聞いている姿にこの後のことが予想できて耳栓しとけばよかった、と金田一は後悔したがもう遅い。 早く、とさらに強く睨まれ金田一は諦めて続きを口にした。 「えーと『違う、違う、俺は・・・っ』」 「『もう一度聞こうか』」 キャラクターになりきり、演じる影山はゆったりと足を組み換える。 「『俺に抱かれる覚悟はできたか?』」 「「「「「きゃぁぁぁぁっ!!!」」」」」 「ありがとうございます!ありがとうございます!!飛雄様の生声いただきましたっ!!」 「俺様攻め萌えるっ!!」 「むしろ抱いてっ!!」 「今なら死んでもいい・・・っ」 影山のセリフが言い終わった瞬間響く女子達の黄色い悲鳴、いや野太い悲鳴。 覚悟していた金田一はすぐさま耳を塞ぎ耐えたが、防ぎきれなかった男子たちの一部は耳をおさえ、蹲っている。 あぁ、やっぱり・・・ 騒がれている原因である影山は慣れているのかケロッとした顔で次、と視線で金田一に続きを読め、と言ってくる。 まだ耳の奥に違和感があるが、金田一は影山の機嫌を損ねないよう次のセリフをいおうとして、できなかった。 ガシッ、と肩を強く捕まれ低い声が名前を呼んだから。 「・・・金田一、かわれ」 「ヒッ!」 「影山、俺が練習付き合ってあげる」 金田一よりもうまいよ?といつまにか来た国見が迫るように言うが、影山はダメ、と首を横に振る。 「国見はダメだ。 違うセリフ混ぜるか」 「ッ!!」 「か、影山。 国見だって真面目にしてくれるからっ!」 「いやだ。 前だってちがうこと言わされそうになったからダメだ」 「・・・」 「国見ーっ、泣くなーっ!」 「ほら、早くいえ金田一」 「お前には目の前で泣く国見の姿が見えてねぇのか!!」 「だいじょうぶだ、国見は強い子だ。 そんなことで泣かねぇ」 「泣くし、泣いてるから!今!!」 泣きやませろよ!と訴える金田一に影山は眉を顰めてから溜息を吐いた。 その顔には面倒だとデカく書いてある。 「くにみー、国見泣くな」 「無理、影山が抱きしめてちゅーしてくれないと無理」 「・・・」 「国見そこまでにしとけよ・・・」 そんなこと言うとまた無視されるぞ、と金田一が呆れかけていると影山は片手で国見の腕を引っ張った。 その反動で国見の体が座っていた影山に多い被さるようになる。 「かげ、やま・・・?」 流石に怒らせたか、と国見が内心焦って影山を見下ろしていると伸びてきた両手に頬を掴まれた。 「『そんなワガママばっかり言うのは俺を困らせたいから?それとも・・・』」 「『俺に構ってほしいの?ハニー』・・・なんてな、って国見?」 今まで聞いてきた中で一番甘い声が教室に響く。 冗談だ、と告げようとした影山の前で国見がズルズルと座り込み両手で顔を覆い項垂れている。 「あぁぁぁあぁぁっ!!」 「・・・大丈夫か?お前」 何かを逃がすように叫んだ国見の顔は見えないが、髪から覗く耳は真っ赤だ。 今回悲鳴は聞こえなかったが、周辺にいる女子、余波を食らった男子共々机に突っ伏したり、力が抜けたように座り込んだりと、その威力が計り知れる。 「・・・お前、本当にタチが悪いよな」 これが狙ってやるってるわけではないと知っているからこそ、あまり怒れない金田一は赤くなった顔を冷ますように手で仰ぎながら、直接影山の攻撃にあって未だ真っ赤な顔で撃沈している国見に同情した。 「・・・そこはダーリンで今度は頼む」 「復活早いな、おい」 「?」 そんな彼らの日常。 ~その日の放課後~ 「『あきら、好きだよ。 お前が、誰よりもずっと・・・好きだ』って何するんですか及川さん。 台本返してください」 「やめたげて、お願いだから飛雄やめたげて、国見ちゃんのライフがゼロだよ!!」 「は?何でですか『あきら、お願いだから俺の事好きになってくれないか?』・・・ちょっ!!岩泉さんまで!!」 「影山あとからカレーマン奢ってやるからやめてやれ!」 「俺今なら『あきら』って名前にしてくれた両親を敬う。 ありがとうございます父さん、母さん」 「国見死ぬな!!」 「いや、これ国見のことじゃねぇから『あきら』のことだから」 「・・・」 「影山、やめて!違う意味で今のトドメだから!!」 そんな影山くんの中学時代 [newpage] ~仲直りの方法~ 「影山くん」 「・・・谷地さん」 「大丈夫?無理はダメだよ」 「あぁ…」 影山と日向が喧嘩した。 ちょっとした意見の違いなんて日常茶飯事だが、今回は影山が言い過ぎた。 その結果いつも明るい日向は珍しく落ち込んでいる。 それが自分でも分かっているが、なかなか素直に悪かった、と謝ることが出来ない影山もズーン、と陰を背負い落ち込んでいる。 「頭冷やしてきます」と体育館を出た影山を谷地はほっとけなくて追いかけた。 言わないが、どうしようどうしようと顔に書いてある影山に谷地は力になりたいと思う。 影山のことを最初は怖い人だと思ったが、知っていくうちに影山のことを放っておけない弟みたいだと谷地は密かに思っていた。 それに谷地は影山のファンでもある。 それはバレー選手としてでもあるが、もうひとつの影山の顔である声優のことも応援している。 特に声優に関しては、谷地は古参のファンである。 初めて会って声を聞いた時、まさかあのトビ様?!と内心叫んだほどだ。 だからこそ谷地は強く願う。 彼の力になりたい、と。 だから谷地は言った。 そしてすぐに体育館に駆け出した影山に谷地も笑顔で返してその後を追いかける。 すでに体育館についた影山は喧嘩した相手である日向の元へと向かった。 「日向」 「っ、なん、だよ・・・」 シュン、と項垂れている日向に声をかければビクッと大げさに肩を震わせながらも影山の呼びかけに振り返る。 いつもよりも更に小さく見える日向の前に立ち影山はスッと息を吸い込んだ。 「・・・『俺、お前がいないと本当にダメなんだ』」 体育館に影山の弱り切った声が響く。 それは思わず助けたくなるような、手を貸してあげたくなるような声に、自然と惹きつけられるように視線が影山に向くが、本人は気にした様子もなく言葉を紡ぐ。 「『ひどいこと言った、俺自分の事しか考えてなかった。 お前のことちっとも分かってやれなかった、悪い。 でも、俺にはお前しかいないんだ』」 「っ、影山!」 顔をあげた日向が影山の言葉に思わず名前を呼ぶ。 その姿はご褒美を前にして期待に満ちた犬のようだ。 日向の背後にブンブンと揺れる尻尾が見える。 「・・・なぁ、あれ日向喜んでるけど俺には影山が某トレーナーに見えるんだけど」 「田中うるさい」 「すませんっ縁下さん」 二人を見守る中でついポロっと溢れた田中の言葉に間髪入れずに縁下が返し、傍で何か言いたそうにしている西谷は成田が口を塞いで抑えている。 きっと言いたいのは某電気鼠のモノマネだろう。 「『だから、俺と一緒にいてくれないか?俺の相棒はお前だけだから』」 相棒、という単語にすぐに日向が反応し影山に向かって走り飛びつく。 「当たり前だろっ、俺の相棒も影山だけだからな!!」 それに影山も頬を緩ませ、自分の声で想いを伝える。 先程まで一緒に練習をしていたが、今はどこにもいない。 それに気付いたリエーフや木兎も騒ぎ出す。 「トビオーどこだー!」 「影山クーン!どこ行ったー?ほら、バレーボールだぞー!」 「木兎さん、そんな猫じゃないんだから」 「まぁ、猫みたいだけどなぁ。 影山クン」 そう言った黒尾は影山がどこに行ったのか知っているのか外を指さし「さっき電話してくるって出てったけど」とのんびりと告げる。 それにすぐさま反応したのは日向と月島だ。 「電話?!」 「王様まさか合宿来てまで・・・」 「うん、何そんな驚いてるのか知らないけど少し話ししてくるって言ってたけど」 「影山何話すんだろ、やっぱりあれかな、この前のやつかな」 「あぁ、でもたしか新しいのするって言って・・・」 「『なんでそんなこと言うんだよ!!』」 「・・・あれ、今の影山クンの声?」 「何かあったんですかね」 「『な、んで・・・なんで分かってくれないんだよ!!』」 「なになにもしかして修羅場かー?」 興味津々、という様子で木兎が体育館の外にいるであろう影山の姿を覗き見るように入口から顔を出す。 それに黒尾やリエーフも気になるようで同じように顔を覗かせている。 「覗き見は良くないですよ」 「そんなこと言って赤葦だって気になるくせにー」 「煩いですよ木兎さん」 入口に集まり外を見れば、携帯を手に相手と話をしているのであろう影山の背中が見えた。 「『ちがうっ!あの時は偶然一緒に帰っただけで、あいつとはそんな関係じゃないって言ってるだろう!なんで信じてくれないんだよっ』」 「ほほーう、彼女に浮気を疑われる彼氏ってとこだな」 「トビオ彼女いるのか?!」 「影山素直でいい子ですし、彼女がいてもおかしくはないですよね。 どっかの誰かさんと違って」 「ん?赤葦クン、それは誰のことを言ってるのかな?」 「誰も黒尾さんだなんて言ってませんけど」 ざわざわ騒ぐ後ろで月島と日向が微妙な顔をしていることには影山の言動を見つめている彼らは気が付かない。 「『・・・そうか、でもこれだけは言わせて欲しい』」 先ほどの声を荒らげていた様子とは違い、まるで夜の闇の中に響き渡るような、それでいて静かな声に自然と誰もが口を閉ざす。 だからこそ影山の声が余計に耳に落ちてくる。 この後どうなるか、経験上それが分かっている月島と日向は分かっているからこそ聞きたい、という欲求に抗えず耳を塞ぐことは出来ない。 できないがダイレクトに聞けばどうなるか理解しているからこそ、一歩後ろに下がり覚悟して待つ。 「『好きだよ、俺はお前のことが。 ずっと、これから先もお前だけが好きだよ 』」 甘い、角砂糖に蜂蜜を絡めたようなとろりとした甘さを含む声が落とされる。 しかもそれがまるで自分に向かって囁かれているような、そんな錯覚を起こしそうな程の温度で聞こえてきた。 「『これだけは、忘れないで』」 俺がお前を愛していることを・・・ とろり、と体に染み渡るように落とされた声にぶわっと鳥肌が立ち膝から力が抜けた。 ガクッと力が抜けた体に隣を見れば顔を赤くし、俯きぷるぷると震える木兎やリエーフに思ったことは自分だけではなかったのだと黒尾は熱くなった頬に思う。 ただ瞬きもせずに影山を見つめている赤葦はいろんな意味で怖い。 「?どうかしましたか」 いつの間に電話が終わっていたのか携帯片手に不思議そうな顔をしている影山の声はいつも通りに戻っている。 戻っているが、足に力が入らないのでまだ立てず黒尾たちは曖昧な表情を影山に向けるしかできない。 先程の声の破壊力がまだ耳の奥に残っている為、影山の声は今兵器に近いものがある。 「・・・影山クン何してたの?」 「れんしゅーですけど」 それがどうかしましたか?と黒尾の問いに答える影山は自分の声の威力が分かっていないのだろう。 ひたすら座り込む黒尾達の姿に不思議そうに首を傾げている。 その後ろでは顔が赤いは、何とか離れたことで直撃を免れた月島と日向がぶつぶつと「王様の声ヤバイ」「相変わらずエロい」などと言っているのが聞こえるが、影山には届いていないのだろう。 「練習ってなんの」 「俺、声優なんです」 「声優・・・」 「はい、だかられんしゅーしてました」 さっきのは先輩に役の声聞いてもらっていたのだと言う影山に、あぁなるほど、と一同は納得した。 「影山、凄いんです!いろんな声できるんですよ!」 「女性から青年、少年少女までいけますよ」 「「ただし美人に限る」」 「なんかリクエストあればしますよ?」 しましょうか?という影山に、まだ声の威力から回復出来てない状態で言うのはちょっとなぁ…と黒尾が笑顔で断ろうとした。 だがそれよりも赤葦の方が早かった。 「トビオエロい!!」 「影山クンのエロボイスヤバイ!!」 「なにあれ凶器か」 「・・・録音しておけばよかった 」 「「やめとけ!!」」 [newpage] ~レベルアップ~ 「黒尾さん」 トコトコと近づいてきた影山になんだ?と視線を向ければ「あの・・・」と、どこか期待した眼差しで見上げてくる。 「ん?どした影山くん」 「えと、あの『喘ぎ声』?の出し方教えてください」 影山がそう言った瞬間、月島の手からボールが滑り落ちた。 「アウトォォォオォォォっ!!」 「影山、ストップ!!ストップ!!」 「よし、影山くん教えてあげるから二人きりで向こう行こうか」 「菅原さんに言いつけますよ」 「待って、待ってそれだけは勘弁して下さい」 赤葦の言葉にやめて、やめて、と縋るように黒尾が謝り始め、木兎と日向は悲鳴をあげている。 その原因となった影山は黒尾を見上げたまま「ダメですか?」と聞いている。 その純粋すぎる瞳に流石の黒尾もぐっ、と声が詰まる。 「影山なんでそんなこと言ったの?」 「赤葦ナイスっ!」 まずはそこからだろうと、年長者よりも頼りになる赤葦の言葉に木兎も頷いている。 それを聞いた影山は「仕事で・・・ 」と口を開く。 「仕事って声優の?」 「はい。 この前の収録で、先輩に『飛雄は白すぎる』って」 「は?なにそれ」 「え、と・・・しょじょ?っぽい声だって」 「ぐふっ!! 」 影山の言葉に月島の口から変な声が漏れたが、黒尾と木兎は揃って分かると言いたげに頷きあっている。 「あ~確かに。 ぽい、ぽいな影山くん」 「わかるな、それ!!処女っぽい!」 「黒尾さん、木兎さん、影山に近づかないでください」 「王様の半径3mに入らないでください」 「ひでぇな」 「言っただけじゃんか!」 「それ以外したら潰しますよ」 「「・・・はい」」 何を、とは赤葦が怖くて口には出せないが大人しく主将コンビは黙る。 「だからもっと、え、えろい?じゅくじょ?っぽい声の練習してこいって言われました」 「何その喩え」 「というか何の収録してんだ?影山くんは」 「今はBLCDです」 「・・・びーえる・・・」 「ホモォ、か」 「はい、今回のは人気漫画のCDなので、より原作に近づきたいな、って思って」 遠い目をした先輩たちには気が付いていないのか、気にしていないのか影山は内容を話しながら拳を握り、だから頑張って役作りしたいのだと熱弁している。 「その為に喘ぎ声?」 「はい」 「喘ぎ声ってことは影山くんが受けか?」 「はい『美人系不器用天然男子高校生』って言ってました」 「影山くん、そのまんまじゃん」 「俺、ちがいます」 名前は山本光哉です、と影山は首を振り役の名前を答える。 そんなズレた答えに、月島は王様の天然は相変わらずだ、と呆れているが。 「でも何でそれを黒尾さんに聞くのさ」 「黒尾さんが一番経験?ほーふそうだから」 経験者から話を聞きなさい、って先輩と先生から教えられたので。 とさらり、と影山はいう。 「それにシティーボーイ?って田中さんたちが」 「ぶふっ」 「・・・っ!」 「ちょ、ツッキーそれ笑い隠せてないから。 赤葦も笑いたいなら笑えよこんちくしょう!」 顔を背け肩を震わせている月島と赤葦の横で、なんで二人が笑っているのか分かっていない影山は真剣な顔でそんなことを言うものだから、黒尾は怒れずなんとも言えない顔になる。 「やーい、シティーボーイ」 「うるせぇ、木兎っ!お前も一応シティーボーイだからな!!」 からかう木兎を黒尾が追いかけ回しているのを横目に月島は「それで?」と影山に問いかけた。 「で、どんな話なの?」 「?読めばいいのか」 「え、いや・・・」 「なら、俺が相手役やってあげるよ」 「!本当ですか」 「いや、ちょ、お二人さん少し待とうか」 「赤葦、超ノリ気!! 」 「止めろよアホ木兎。 この前のこと忘れたのかよ!」 「うん、ここ読めばいいの?」 「はい、お願いします」 「だから待てって・・・・・・っ」 月島たちの制止の声もなんのその。 マイペースに突き進む影山はいつの間に取り出していたのか、台本を赤葦に渡してしまう。 「『・・・なんで、こんなことっ・・・』」 「『俺言ったよね?俺だけを見て、って』」 「『見てるだろ、お前のことっ』」 「『足りないよ。 もっと、もっと俺だけのことを考えて他のやつなんて見ないで・・・じゃないと俺、お前の大切なお友達に何するかわかんないよ?』」 「『いや、だ。 まって、はなしを・・・っ』」 「『待たない。 お前は、俺だけを見てたらいいんだよ』・・・飛雄」 「はい、ストップ、ストップ!!」 「ちょーぉっと、まった!!」 「・・・王様、それなに」 「なにって・・・」 半ば強制的に止めた黒尾と木兎に不満気な顔をする赤葦は無視しておくとして、影山は不思議そうな顔のまま答える。 「だから言っただろ。 人気漫画のBLCDだって。 ちなみに相手役はヤンデレ系無気力男子だ。 それで、今のは無理矢理押し倒されるシーンだ」 「はい、アウトー」 「でも、愛はあるって・・・」 「影山、この後も練習俺が付き合ってあげるから倉庫行こうか。 勿論、喘ぎ声の出し方も教えてあげるし出させてあげるから」 「はい、赤葦アウトー」 結局喘ぎ声は教えてもらえなかったので、影山は後日及川に相談した。 その結果、押し倒され思いっきり擽られた。 「っ、ぉい、おいか、わさんっ・・・っん、や、やめっ・・・ぁ・・・・・・んぁっ」 「・・・・・・お前、誰にでもそんなこと言ってたら本当に犯されるからね、バカ飛雄!! 」 「ひゃっ?!んっ、な・・・っにが?」 「ほら、喘ぎ声これでいいでしょ」 「ふっ、はぁ・・・い・・・・・・ありがとごさぃます・・・」 「全く、これが俺だからいいけどお前そのうち国見ちゃんに襲われないか心配だよ」 「なんで国見なんですか?」 「・・・・・・国見ちゃん、がんばれ・・・っ」 [newpage] ~静かなところで鳴ると死ぬほど恥ずかしいよね!もう慣れたけど!! ~ 「・・・だから、そこはさぁ」 「いやいや、花巻さんや、そこは・・・」 『とーるさん、とーるさん、よんでますよ』 「「・・・・・・」」 『とーるさん、とーるさん、よんでますよ』 「おい及川、スマホ鳴ってんぞ」 「ん?あれ、本当だ」 驚くでもなく慣れたようにスマホを操作している及川も、あれを着信音だと認識していた岩泉も、このシーンと静まり返った部室に違和感を持っていないのか普通だ。 「もしもーし、飛雄?」 そして当たり前のように会話をする及川に、あの着信音について聞きたいことがあるが、とりあえず側でぶつぶつと文句を言っている国見は怖い。 「なにあれ、及川さんだけとかズルいし、名前呼びとか何。 俺未だに呼ばれたことないけど」 「国見落ち着け」 「うるさい、らっきょ。 お前に俺の気持ちが分かるか!!!! 」 「俺にキレるなよ!というかいつの間に及川さん着信音変えたんだ」 その金田一の疑問は最もで、誰もがよく言った!と思っている中でそれを知っている岩泉が「あー・・・」とその時のことを思い出しながら答える。 「たしかこの前、影山に会ったときになんかのお礼?だって言って喋らせてたぞ」 「・・・俺だって影山の着ボイス欲しいです。 『英すきだ』って言わせたい」 「おい、主旨変わってんぞ」 「だったら他に何を言わせろと?それ以外に言って欲しいことがあるのか?これを設定すれば毎日影山に好きだって言ってもらえるんだぞ。 しかも名前呼び」 「わかった、わかったから国見落ち着け。 顔怖いから!! 」 「及川さんばっかりずるい。 俺だって影山のために練習付き合うのに影山から電話とかずるい、酷い。 俺の心は深く傷つけられたのでしばらく及川さんを無視します」 「・・・え?なんの話?」 「及川が国見を傷つけたって話だ」 「なにそれ、俺知らないよ!!せっかく飛雄が今日遊びに来る?って誘ってくれたから国見ちゃん達にも声かけようと思ったのに!」 「行きます」 「復活早いね!」 「国見ですから」 「国見だからな」 「俺ですから」 「・・・おまえら仲いいな」 ぼそっ、話の流れを見ていて呟いた花巻の言葉は、騒がしく話し合っている元北一組には届かなかった。 そして及川の着信音が鳴る度に国見が呪詛を吐き、金田一に宥められる光景が青城にとっての日常になるまで時間は掛からなかった。 そして及川の着信音になれるのも時間の問題であった。

次の

【ハイキュー!!】の声優まとめ

ハイキュー影山声優

TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』より、2月21日(金)から放送開始される第7話「返還」のあらすじと先行カットが到着した。 TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』キービジュアル 原作は、古舘春一が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載し、コミックス累計3,500万部突破を誇る次世代王道スポーツコミック。 主人公・日向翔陽と影山飛雄をはじめとする烏野高校男子バレー部のメンバーが、日本一を目指して成長していく姿が描かれる。 第7話では、引き続き伊達工業高校との練習試合が続くが、烏野は伊達工の県内トップレベルのブロックに苦戦。 TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』第7話「返還」先行カット その中で、影山がなかなか攻撃を決められないスパイカーに声を荒げる。 日向はそんな影山に対して……。 TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』第7話「返還」先行カット TVアニメ『ハイキュー!! TVアニメ『ハイキュー!! 第2クールは7月より放送開始。 <STAFF> 原作:古舘春一(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中) 監督:佐藤雅子 副監督:石川真理子 シリーズ構成:岸本卓 キャラクターデザイン:岸田隆宏 プロップデザイン:米川麻衣 総作画監督:小林祐 アクション作画監督:高橋英樹 美術監督・設定:立田一郎[スタジオ風雅] 色彩設計:佐藤真由美 色彩設計補佐:有澤法子 撮影監督:中田祐美子 撮影監督補佐:福井千耀 3D:岩崎浩平[V-sign] 2Dワークス:濱中亜希子 特殊効果:星美弥子 編集:植松淳一 音響監督:菊田浩巳 音楽:林ゆうき・橘麻美 制作:Production I. G <CAST> 日向 翔陽…村瀬 歩 影山 飛雄…石川 界人 澤村 大地…日野 聡 菅原 孝支…入野 自由 田中 龍之介…林 勇 東峰 旭…細谷 佳正 西谷 夕…岡本 信彦 月島 蛍…内山 昂輝 山口 忠…斉藤 壮馬 縁下 力…増田 俊樹 清水 潔子…名塚 佳織 谷地 仁花…諸星 すみれ 武田 一鉄…神谷 浩史 烏養 繋心…江川 央生 星海 光来…花江夏樹 宮 侑…宮野真守 (C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!! 」製作委員会・MBS 《宮崎二郎》.

次の