外貨預金 おすすめ通貨。 外貨預金をおすすめできない3つの理由を図解してみた

初めての投資で外貨預金はおすすめか?!メリットとデメリットを分かりやすく解説

外貨預金 おすすめ通貨

「外貨預金をやってみようかな」と思っても、たくさん通貨があって迷ってしまうかもしれません。 ここでは どの通貨から投資をスタートしたら良いのかを考えていきましょう。 金利や手数料はサブ的な判断基準 まず、外貨預金はとなっているので「金利が高い国の通貨」を選びたくなってしまうかもしれません。 もしくは 「為替手数料の安いところ」を選ぶのが良いと思われるかもしれません。 もちろん「金利」や「手数料」も、通貨を選ぶ際には気にすべき点なのですが、メインの判断基準ではないのです。 外貨投資は購入時よりも円安になった時にで儲かるのでしたし、金利が高くても通貨が暴落するリスクが高ければ、資産を保護する意味でがなくなります。 ですから、その国の通貨を持っていることで、安定して国際分散投資を行うことができ、長期的にも円安の結果が期待できる通貨を選択をしていきます。 具体的には、それは 資源国になると思います。 資源国の通貨 中東がオイルマネーで潤っていることを例にしても、限りある天然資源の埋蔵量が豊富な国というのは有利です。 仮に世界的な経済危機が起こったとしてもダメージは最小限だと思います。 つまり通貨暴落の可能性が少ないので、 円に対して安くなりにくい 円高になりにくい と言えます。 なので外貨投資と言えば、新興国という切り口よりも資源国に人気が集まっていのですね。 さらに具体的に、どの国が良いかまではここでは書けませんが、外貨預金でしたら、• オーストラリアドル• カナダドル• 南アフリカランド• ノルウエークローネ などを購入することができます。 はこちら! また、で資源国ファンドに投資する選択肢も有望です。 新興国通貨はどう? それでは、• 南アフリカランド債• 中国人民元• メキシコペソ などの 新興国通貨はどうでしょうか? これらの通貨は、ドルとリンクして動かない通貨です。 世界全体の景気が悪ければ影響はでてしまいますが、ドルが多少円高にふれようが円安になろうがあまり関係ありません。 なのでドルの調子が悪い時や、どこに投資するのも微妙な時期でしたら、選択肢として考えるものいいかもしれません。 ただ長期的に投資するのは、個人的にはあまりおススメしません。 なぜなら新興国なので、政治状況等が不安定・値動きに敏感に反応してしまう、というので長期的に持つのは少々心配だからです。 短期で勝負というギャンブラーには向いているかもしれません。 最終的には米ドル 私も「外貨投資」や「日本国債暴落時の対応策」が書かれた書籍を多数読みましたが、著名な識者の多くが、何だかんだで 米ドルを買っておくことをお勧めしていました。 アメリカは借金も多く、失業率も高く、テロの脅威など様々な問題を抱えていますが、• ドルが基軸通貨であること• 一番ケンカが強い 戦闘力がある という安心感があるのです。 ドルが基軸通貨ということは、最悪の場合、、インフレを起こして借金をほぼ無かったことにもできます。 また、ケンカが強いということは、色々な意味で交渉力が強いということにもなります。 要は無茶をしても、他国は自分の身が危険になるほどには文句が言えないかもしれないということです。 ですから 「米ドルは結局は安全だろう」と考えられているわけです。 どこの通貨もお勧めしないという意見 どこの通貨が一番いいか? という質問に対して どこもおススメしないという方もいます。 そういう方が、なぜどこもおススメしないかというと、どこの通貨も今は高値だからです。 2007年にサブプライムローンの問題が起き、2008年にリーマンショックがおこり、株価も為替も急降下・・・ そこから2011年秋ごろに、1ドル75円程度と過去最高の円高水準をたたきだしています。 そこから1年くらい同水準を保っていましたが、ここ2年間で為替は30円も円安に触れています。 2014年は1ドル109円です。 ここまで円安になったのは、サブプライムローン・リーマンショックの問題が落ち着いて、景気が回復したというのが理由です。 景気が良いのはいいことです。 「今なら投資してみようかしら」という気になるでしょう。 しかし今から投資するには、個人的にはちょっと高値すぎると思います。 豪ドル、ニュージーランドドルとドルのついている通貨は、基本的には米ドルと動きがリンクしているので、この2つも今のところ高値です。 ビル・グロスの失敗から学ぶ こんな話もあります。 ご存知の方も多いかと思いますが、 世界最大のファンドを運営し債権王とまで言われている ピムコのビル・グロスが、2011年にアメリカ債権は価格が下がり金利は上がってしまうので撤収すると発表しました。 ところが、米国債券の価格は逆に上昇し金利も下がり、欧州の信用不安なども重なって、ますます安全資産として買われることになりました。 もちろん通貨も暴落するどころか「ドル高」になりました。 米国債の先物売りも仕掛けていたというビル・グロスは、この判断ミスにより大きな痛手を負い、世界中で 「ビル・グロスの失敗」などと騒がれました。 ビル・グロスという人は面白くて、この自分の予想が外れたことに対して「The cleanest dirty shirt」という印象的な言葉を使って説明しています。 要は米国債は「汚いシャツの中で一番キレイ」という意味です。 この例は、今後世界が汚い状態になっても、やはり米ドルは、その中において綺麗な状態を保つ可能性が高いということを示唆している例ではないでしょうか? ですから、日本の有識者でも オススメの通貨が米ドルという方が多いのでしょうね。 どの通貨を選ぶかは自己責任ですが、日頃から資源国の情報を集めておくなどして精度を高める努力をしながら、購入する通貨を決めていきましょう!.

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外貨預金おすすめ銀行3選!手数料・金利・通貨の種類などを徹底比較。

外貨預金 おすすめ通貨

金利の高さに惹かれて「円で預金していては勿体無い!」 と外貨預金を始めようと考えている人も少なくはないでしょう。 しかしながら、為替差益で大きな得をするというのは数年前までの話。 今では、ドルを始めとする主要な先進国の通貨の多くが低金利なのが現状です。 とはいえ外貨預金ならではのメリットがあるのも事実です。 今回は、外貨預金を始めようかと検討中の方へ向けて、そのメリットとデメリット、特に気をつけておきたい外貨預金の落とし穴について詳しく解説していきます。 外貨預金のメリット とはいえ、外貨預金が流行していたのには、それなりの正当な理由があります。 まずは、 ・為替差益で儲かる ・金利が高い ・経済情勢に詳しくなる という、外貨預金の3つのメリットについて順を追って確認していきましょう。 為替差益で儲かる 言わずもがな、外貨預金の最大のメリットは「為替差益」です。 日本の銀行の金利の低さにはみなさん薄々お気づきかと思いますが、雀の涙ほどの利息のために円預金を続けるメリットは無いに等しいと言えます。 為替差益を狙うには、円高の時に外貨預金を行い、円安になったタイミングで円に戻すという手順が基本です。 くれぐれも 円安のタイミングで預けないように注意してください。 また、世界の経済情勢にも目を配ることが大切です。 超円高だからと言って軽々しく外貨預金を行うと、逆に損してしまうという場合もあります。 円高の底値を冷静に見極めて、預金するタイミングを判断するのが重要になってきます。 とにかく金利が高い 日本円での預金を行なっている場合、 年間の金利は 0. 時間外に ATM を数回利用しようものならあっという間に利息分は消化されてしまいます。 こうした円での預金事情に対して、外貨預金では、南アフリカランドやニュージーランドドルといった通貨が かなりの高金利で取引されています。 国家情勢の安定という視点から見ると、オーストラリアドルもおすすめです。 この点は、後ほどのデメリットの一つとして解説していきます。 経済情勢に詳しくなる 外貨預金で失敗しないために必要不可欠なのが、「小まめな情報収集」です。 社会情勢や世界経済の変化は、為替の値動きに大きな影響を日々もたらしています。 自分がどこの国の通貨でどのくらいの割合で預金を行なっているのかを念頭に置いた上で、新聞やインターネット、テレビなどでなるべく毎日情報収集を行うことをおすすめします。 余力があれば、その国の現地のニュース番組を視聴するのもいいでしょう。 また、経済事情に対して常にアンテナを張っておくのももちろん大切ですが、 「 情報収集がしやすい外貨」を選ぶということも大きなポイントとなります。 外貨預金のデメリット 様々なメリットがある一方で、外貨預金にはそれ相応のデメリット(リスク)も存在します。 ここでは、 ・為替手数料がかかる ・元本割れのリスクがある ・カントリーリスクがある という3つのデメリットを順に解説していきたいと思います。 為替手数料がかかる 外貨預金は高金利だからと言って「得をする」のかというと、 そこまで簡単な仕組みではありません。 銀行で外貨預金する際、また、預金してある外貨を円に戻す際に「為替手数料」がかかります。 金額は銀行や利用する通貨によって違いますが、パソコンを使って自ら情報収集を行い、基本操作は自分でできる自信があるという人は、ネット銀行を利用した方が断然お得になります。 また、外貨預金を行なっている間は、 銀行に対して年間数パーセント(取り扱う通貨や銀行によって数値は変わります)の手数料が金利から引かれているという点も忘れないようにしましょう。 元本割れのリスクがある 預けた外貨を円に戻した際、元々預けた金額(元本)よりも少ない金額、つまり赤字になってしまうことを「元本割れ」と言います。 今後円安になるだろうというタイミングで外貨預金を行うというのが基本ですが、リスクを分散させたい人は、お金を預けるタイミングと通貨選びの際に少し工夫をしてみると良いでしょう。 タイミングに関しては、一度に全てのお金を預けるのではなく、少しずつ外貨預金を行なっていくという方法があります。 これなら、一部のお金を預けたタイミングで円高になってしまったとしても、手元に残ったお金を更にベストなタイミングで外貨に変えて預金できます。 また通貨を選ぶ際にも、値段の振れ幅が大きいものとそうでないもの(比較的安定しているもの)など 複数の種類を 選んで同時に預金を行う(分散投資のポートフォリオを組む)ことで、ある程度のリスクを回避できます。 カントリーリスクがある 戦争やテロなど、政治や社会・経済状態の変化によって為替市場が混乱に陥り、投資した分の資産が回収できなくなったり大きな損害を被ることになってしまう危険性のことを「カントリーリスク」と言います。 金利が高いという理由だけでその外貨を投資先として選ばない人が多いのは、このカントリーリスクを考慮してのことです。 どのような形の投資においてもリスクは付きものですが、外貨を選ぶ際には金利だけでなく その国の情勢についてもしっかりとチェックしなければなりません。 外貨預金の落とし穴 -高金利キャンペーンについて注意しておきたいこと- このように様々なメリット・デメリットがある外貨預金ですが、ここで、多くの人が陥りがちな 外貨預金の落とし穴について解説します。 今から外貨預金を行おうとしている方は、どの銀行を利用するか検討する際に、「金利がずば抜けて高い金融機関」を発見することがあるかもしれません。 こうした場合、高金利キャンペーンの数値を提示しているものがほどんどですが、 そこに落とし穴があります。 高金利キャンペーンの落とし穴はその 「適用期間」です。 提示されている金利が適用されるのはわずか数ヶ月で、利息の全額を考慮すると微々たる合計にしかならない … というものが実際かなり多いのです。 キャンペーンの数字に踊らされるのではなく、どれくらいの利息を年間で受け取れるのか冷静に計算し、どの金融機関を利用するか決めるようにしてください。 結局どの通貨を選ぶべきなのか さて、外貨預金についての知識が一通り備わったところで、いよいよ 「どの外貨に投資するのか」を吟味していきたいと思います。 米ドルやオーストラリアドル以外にもよく取引に使われる外貨は数種類存在します。 もちろんそれぞれメリットとデメリット、金利の違いがあります。 この部分の選択は自分の条件にあったものを確実に行なっていきたいものです。 結論を言えば、為替手数料や情報収集の容易さからみて、 オススメできる外貨は米ドルや豪ドル、スイスフランが挙げられます。 金利だけをチェックすると、ダントツで南アフリカランドに軍配が上がりますが、 カントリーリスクや為替手数料を考慮すると決して賢い選択とは言えません。 銀行によって取り扱っている通貨の種類が異なるので、金利や手数料、リスクの高さなど総合的な観点からどの通貨を使うか判断してみてくださいね。 FXと外貨預金の比較 ここまで外貨預金についてお話ししてきましたが、中には 「思っていたより手数料が高い」という部分が 引っかかった人も多いのではないでしょうか。 為替差益によって得られるリターンは魅力的ですが、それよりも銀行に払う金額の方が大きくなっていたら元も子もありません。 こうした場合に検討すべき取引方法の一つとして、 FX があります。 FX の最大の魅力は「レバレッジ」を効かせて実際口座にある金額よりも大きなお金を動かせるところです。 しかし、 失敗するととてつもない損害が発生してしまうのも事実です。 こうした側面から、 FX には「危ない」「怖い」といったイメージがつきまとっていますが、実際にはこのレバレッジ機能を利用せずに FX 取引を行うこともできます。 たったこれだけです。 外貨預金を銀行で行うのと同じリスクで、さらに金利も FX を利用した方が圧倒的に高くなります。 また、使いやすさの点においても、 FX の場合は平日であればほぼ2 4 時間取引を行うことができるのも非常に便利です。 この機会に FX の外貨取引を選択肢に入れてみるのもいいかもしれません。 まとめ — 外貨預金だけじゃないおすすめの運用方法 — ここまで外貨預金やFXをメインに解説していきました。 しかし、実は筆者は外貨預金やFXを選びません。 なぜなら、 株式市場に投資をした方が利回りが高いからです。 外貨預金はいわゆるゼロサムゲームです。 市場全体が成長する訳ではないので、必ず勝者と敗者がいます。 その中で勝者の側に立ち続けるのは困難で、言ってしまえば不可能です。 一方、株式市場は国の経済成長に伴ってどんどん成長していきます。 特にこれから急成長するような新興国であれば、株式市場の参加者全員が大きな利益を上げられます。 外国に投資をするなら、とても高い利回りが期待できる新興国への株式投資が1番です。 ただし、もちろん実践するのは簡単ではありません。 自分で外国の情報収集をするところから始まり、どのタイミングでいくらの株式を購入するかなどは全て自分の判断で行わなくてはなりません。 経済情勢を把握して資産を増やしていくためのノウハウは、一昼夜で身に付くものではありませんから最初は何から手をつけたらいいのか不安になる人も多いことかと思います。 そ こで、もしあなたがある程度まとまった金額の資産をできるだけ確実に運用したいと考えているのなら、筆者から特におすすめしたい資産運用の方法があります。 それは ヘッジファンド会社を利用するということです。 ヘッジファンドは富裕層向けに資産運用を代理で行なうプロフェッショナル集団です。 ヘッジファンドで運用してもらえば、自分自身で情報収集や投資判断を行う必要がありません。 全てヘッジファンドにお任せして高品質な資産運用を行う事が出来るのです。 景気の動向に関係なく リターンが期待でき、大きな利回りも狙えます。 長年金融の現場で知識と経験を蓄えてきたプロに運用を任せることは、あなたの資産を守るだけでなく 大きな時間と労力の節約にも繋がります。 最近では新興国に投資をしているヘッジファンドも出てきました。 外資系金融マンとして働いてきた筆者が、今最も注目している新興国向けヘッジファンドはこちらです。 フロンティアキャピタルは2018年に設立されたばかりの新進気鋭のヘッジファンドです。 日本で初めて、中東株を専門とした投資を行います。 BRICsや中国はこれまで注目されていましたが、経済成長が頭打ちとなっており下火となっています。 次に急成長の波がぐいぐい押し寄せているのは中東です。 大きな利回りを狙うなら外貨預金ではなく中東の株式に投資しましょう。 日本ではまだあまり馴染みのないヘッジファンドですが、金融・資産運用の世界では古くからの歴史がある伝統的なサービスの一つです。 外貨預金はあくまでも数ある資産運用の手段の中の一つにすぎません。 今の自分が資産運用で最も重視するのは何なのか、熟考した上で最善の最善の選択をしましょう。

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外貨普通預金おすすめ比較

外貨預金 おすすめ通貨

「外貨預金」を考える上で、迷うのは「どの通貨にするか」ですよね。 以前の記事で、外貨預金の概要とそのメリットとデメリットについて解説してきました。 上記記事では私は外貨預金はおすすめしないとし、その理由も執筆しました。 今回の記事では、 「それでも外貨預金をしたい」 「どの通貨がおすすめなのか?」 という方に向けて執筆していきたいと思います。 おすすめの通貨はやはり米ドル? まず、外貨預金取引ができる通貨は以下の通りです。 米ドル• ユーロ• 豪ドル(オーストラリアドル)• 英ポンド• NZドル(ニュージーランドドル)• 南アフリカランド• カナダドル• スイスフラン それぞれの通貨の概要を記載していきます。 米ドル(USD) (2019年10月時点)• 政策金利:1. 75% 〜 2. 米国GDP:世界1位 世界の基軸通貨である米ドル。 流通量が世界一、価格変動も安定的でリスクは限定的となっています。 人気通貨であり中長期の投資向きとなっています。 米国は経常収支赤字国であり米ドル安の圧力を常に受けています。 直近のFRBの利上げ実行により金利は先進国で最も高くなっています。 2019年7月迄は漸進的な利上げが行われていましたが、現在は景気の軟化対策として再び利下げに転じています。 しかし、現在は10年ものでも1. 昨年と比較すると米ドルへの投資妙味は落ちてきているといえるでしょう。 ユーロ(EUR) (2019年10月時点)• 政策金利:-0. 5% 2002年に欧州の基軸通貨として導入されたユーロ。 世界通貨流通量は上記のドルに次いで2位であり、価格変動は比較的安定的です。 ユーロ圏は経常収支黒字地域なので常に「 ユーロ高」の圧力が発生。 政策金利が低く、EU加盟国の信用不安が解消されていないことや、 ユーロ圏の政治的な統一が実現されておらず長期投資には向きません。 ギリシャやPIIGSを含めた国の財政問題が火種としてまだ残っているのには注意した方が良いでしょう。 2017年〜2018年の段階では長期化していた金融緩和からの出口を模索する動きが出ていました、 しかし、2019年9月にFRBに続く形で政策金利の引き下げが行われ-0. 世界的な金利引き下げによる景気対策の流れはしばらく潮流となっていくでしょう。 finance. yahoo. [シドニー 27日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)のデベル副総裁は27日、豪政策金利が0.5%まで引き下げられた場合、中銀は非伝統的金融政策を検討するとの見方を示した。 ただ、それほどまで大胆な政策調整が必要にならないことを願うと語った。 引用: 一昔前とは違い、もう豪ドルでさえも高金利通貨とはいえない水準なのです。 またオーストラリアは資源大国です。 通貨価値も資源価格(鉄鉱石、石炭、原油などの鉱物・エネルギー価格)により上下する点は理解しておく必要があります。 更にオーストラリアの貿易構造は中国に依存しております。 中国経済減速時に豪ドルの価格も大きく影響を受けることになりますので、中国の動向も常にチェックしておかなければならないでしょう。 政策金利:0. 英国GDP:世界5位 G4通貨として米ドル、ユーロ、円に次いだ4番目のイギリスの通貨。 米ドルやユーロと比べ流通量が少ないため値動きが激しく1日で対円レートが2〜3円動くこともあります。 金利も低く、長期投資よりも短期投資で人気が高く、為替差益を狙いとする投資家が多いです。 ブレクジットの際は1日で対円レートがなんと20円近く下落しました。 ブレクジット イギリスが欧州連合(EU)から離脱すること。 英国(Great Britain)と退出・離脱(exit)を組み合わせた造語。 ブレグジットという言葉は、リスボン条約改正をめぐって、イギリスと欧州連合各国との歩調が合わないことや、PIIGSに代表されるような、財政の悪化した国々が出現してきたことで生まれたという見方が多い。 ちなみに、イギリスの首相であるデーヴィッド・キャメロンは、2017年までに欧州連合離脱の是非を問う国民投票を行うことを明言している。 なお、ブレグジットと似た言葉に「グレグジット」があるが、これはギリシャのユーロ圏離脱の意である。 (引用:) 英国の経常収支は赤字なので月末は取引の多く、 「ユーロ高」「ポンド安」になりやすい傾向にあります。 世界的な利下げ傾向のなか政策金利は0. 政策金利:1. NZGDP:世界52位 ニュージーランドの通貨。 以前までは豪ドル並び高金利でしたが、政策金利は低くなっており、 米ドルの利上げにより高金利の代表格の座から退きました。 現在は更に政策金利を引き下げており1. 資源大国のオーストラリアの豪ドルとは異なり、ニュージーランドの場合は農業国ですので、 食糧価格が通貨価格変動の一つの大きな指標となります。 南アフリカランド(ZAR) (2019年10月時点)• 政策金利:6. 南アGDP:世界33位 まだまだ新興国・南アフリカの通貨であるランド。 リスクが高い分、金利も高い通貨として日本でも大人気です。 まだまだリスクが高い故に、国債格付けにてムーディーズではかろうじて投資適格級となっています。 ランドの通貨流通量は少なく、その分ボラティリティの高い価格変動が起こっております。 金利が高い裏にはリスクがあることを理解しておくべき通貨と言えるでしょう。 テクニカル分析でも雲を抜けきることができず、75ヶ月移動平均線にで常に跳ね返されています。 高金利で貰える金利でも結局レートが下落してはトータルで損失となってしまいます。 高金利だからといって安易に飛びつかない方が良いでしょう。 南アフリカの状況については以下の記事も参考にしてみてください。 カナダドル(CAD) (2019年10月時点)• 政策金利:1. カナダGDP:世界10位 カナダの通貨であり金利は米ドル・豪ドルを下回る水準となっています。 豪ドルが資源大国通貨として紹介しましたが、カナダドルに関しては原油産出国であり「原油価格」が一つの大きな指針になります。 これは、米国との貿易問題が再燃すれば通貨への下押し圧力となってしまうことを指します。 カナダはG7の一角であり、世界でも政治的・経済的にも安定していると言われる優秀な国です。 (米国と近い位置にいるのも経済的には有利) 利上げサイクルに突入し始めた頃であり、少しずつ投資家からの人気を集め始めています。 スイスフラン(CHF) スイスの通貨です。 スイス中央銀行が低い政策金利を設定しており、預金金利はなんと日本より低い水準となっています。 その結果、「リスク回避」のための資産の置き場所となっています。 これは日本円と同様ですね。 おすすめの外貨預金・通貨ポートフォリオ 個人的な見解となりますが、私が推奨する通貨ポートフォリオは以下の通りです。 日本銀行の金融緩和も限界に近付いており、そろそろ出口が必要となってきます。 この出口が近く頃に、円が強くなる局面が来る可能性が高いかと思います。 円が強くなるのは一瞬そしてこれが最後であり、その後は日本の財政懸念が顕在化するでしょう。 米国の景気拡大期はリーマンショクが発生してからすでに9年が経過しており、直近では株価も大きな調整がありました。 世界の景気拡大期の「 後期」が現在であることを考えるとリスク回避はしておいた方が良いです。 結果的にリスク回避通貨:スイスフランを保有しておくことで安全圏に移動したほうがよいと言えます。 英ポンドは値動きが激しいですが、ブレグジットの影響は織り込み済みの価格となっており、 珍しく長期的な上昇を見込むことができる水準にきているとみています。 この記事のまとめと、おすすめの投資方法 【2019年】外貨預金・おすすめ通貨は結局どれ?各国通貨を徹底比較!... では、 各国の通貨とその特徴、おすすめポートフォリオを紹介してきました。 この記事はあくまで外貨での預金をどうしてもしたいと考えている人に向けて書いた記事です。 私個人としては、外貨預金よりも利回りがよく納得のいくリスクリターンがあげられる優れた投資先が存在することを経験則的に理解しているため、 外貨預金で資産運用をすることはありません。 そもそも論なのですが、外貨預金で運用するにしてもFXを活用するにしても、為替で儲けようと考える以上はゼロサムゲームの中で勝というということに他なりません。 あなたが為替で収益を上げている以上、世界の誰かは損失を被っています。 為替の世界で、全員が勝つということはありえないのです。 他者を出し抜いて自らが収益を上げるという構造上、為替は運用というよりもギャンブルの域を出ないと言えます。 一方、株式や不動産はこの限りではありません。 株式市場全体の値上がりにより、特定の株式市場に投資する全ての人が収益を得ることもあります。 資産運用において株式投資の方が正当性を得やすいのは、この原則が存在するからです。 海外に投資を行う醍醐味は、やはり一国の経済の成長を享受するということですから、 外貨で資産を持つくらいなら、更にその外貨を通じて成長力ある国の「株式」や「不動産」へと投資していく方が遥かに合理的なのです。 私は、新興国を中心に海外株を攻め、このような為替差益に留まらず株式市場の値上がりも享受する投資を行っています。 また、昨今では、この株式投資に加え、これから大きく成長が見込むことができる新興国不動産も始めました。 投資先はバングラデシュなのですが、こちらはまさに、いよいよ経済成長が急加速することが高い確度で見込める国。 何よりも何もない平地に新しい街ができていく様子、人々の活気的な生活、そのような状況をみているだけでも面白いです。 (投資した人は定期的に状況が動画でみれます) バングラデシュに興味が湧いた人は、ぜひセミナー(勉強会)に一度でも足を運んでみると良いかと思います。 投資の勧誘はなく(勉強会なので当然ですが)、こんな世界があるのだな、と感心するかと思います。 さて、今日は外貨預金についての基本的な考え方を解説しました。 皆さんの助けになれば幸いです。

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