京都 みなみ 会館。 2020年 京都みなみ会館へ行く前に!見どころをチェック

» [中の人番外編]京都みなみ会館・吉田さん【キネプレ】

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サインがぎっしりの劇場扉 「京都みなみ会館」って皆さんご存知ですか? 五重塔で有名なのそばにある小さな映画館で、たったひとつのスクリーンでは、年間300本ほどの映画が上映されています。 移転のための一時閉館とはいえ、映画好きの私にとって、衝撃的だったこのニュース。 現在の館長・吉田由利香さんにお話を伺ってきました。 一時閉館のお知らせは、SNSで大きな話題に 2017年12月1日(金)に、「京都みなみ会館」の公式twitter・Facebookで「一時閉館のお知らせ」が投稿されると、あっという間に拡散し、全国各地からコメントが寄せられました。 小さな劇場の閉館にもかかわらず、多くの方々からの反響があって、現在も情報は拡散され続けています。 その中には日本映画の監督さんや役者さんからのコメントもあり、たくさんの方々に愛されていた映画館だということがひしひしと伝わってきます。 特に目についたのが「学生時代によく通っていました」というコメント。 学生時代に京都で「京都みなみ会館」に出会った方々が、その後、別の地域に引っ越してもなお、心に残っているというのです。 「京都みなみ会館」は、1963年に映画の封切館として開館しました。 一般映画とピンク(成人)映画の上映を手がけた混沌とした時代を経て、90年代前半に映画上映企画会社RCSが運営を始めます。 ちょうどミニシアターの全盛期です。 今も人気を誇る「オールナイト上映」や往年の巨匠監督などの「特集上映」は、この時代に生まれたもの。 見知らぬ人と同じ空間で、共に朝を迎えるという不思議な感覚が癖になるイベントです。 当時は、オールナイト上映をする映画館がたくさんあったそうなのですが、シネコンが増加したことにより少しずつ消失していき、現在、京都では「京都みなみ会館」だけのイベントになってしまいました。 映写室 創業初期とほぼ変わらず残っているそう 2010年にRCSが撤退。 「京都みなみ会館」のスタッフだけでの企画・運営がはじまります。 「まずは日中の映画上映をしっかりしたい」ということで、人気企画を一時停止。 そのため、一部のファンは遠ざかってしまったのだとか。 その2年後に、吉田さんが館長に就任。 「これからは色々やってみよう。 昔のようなイベントも復活させたい!」という思いから、オールナイト上映や特集上映などのイベントも再開されました。 現在は映写係と受付係合わせて10名の若いスタッフさんたちで、新たな面白い企画を打ち出すなどしたことから、往年のファンも少しずつ戻ってきてくれているそうです。 音楽好きのスタッフさんが、上映作品とアーティストの組み合わせから出演オファーまで、かなりこだわって設定されたイベントなのだとか。 サニーデイ・サービスの曽我部恵一さん(11日)や向井秀徳アコースティック&エレクトリック(15日)など5名のアーティストがそれぞれの日程に出演します。 ウィリアム・キャッスルは、1950〜60年代に、数々の奇抜なギミック上映方式で活躍したアメリカの映画プロデューサー。 今回は5本の作品が上映されます。 ・・・あれ、わたしの思っている4DXとあっているのかな・・・? 詳しく伺ってみると・・・ 「映画上映中にいすが震え出すかもしれません。 ガイコツが劇場を這い回るかも・・・ 這い回れるかなぁ・・・」とのこと(笑) もちろん「京都みなみ会館」にそんな設備はありません。 「ただ大音量で映画を観るだけではない」というのが大きなポイント。 2017年の夏に公開された「パターソン」や、今敏監督の名作「パプリカ」、ファンタジー映画の代表格「ネバーエンディング・ストーリー」など、3日間で19本の作品が上映されます。 たくさんの映画の繊細な音を調整する・・・ 考えるだけでも大変そうです。 閉館前に、皆さまに楽しんでいただきたいという一心でがんばります。 いわゆる名作と呼ばれる作品を上映されるそうで、「シェルブールの雨傘」や「ロシュフォールの恋人たち」、「青い春」など、全部で36本ほどを公開予定。 吉田館長 「1日6枠で、毎日違う映画を上映します。 吉田館長 「劇場の床がすり鉢型になっているので前方はスクリーンに向かって緩やかに上がっています。 1番気になっていたことをお伺いしてみたところ、 「目途をつけている場所はあって、現在調整中なんです」ということでした。 吉田館長 「できれば、閉館前にはお知らせすることができればいいのですが。 ただ、年内に営業を再開できるといいなと思っていたのですけれど、再開までにはあと一年くらいかかってしまいそうです」 移転先には座席や映写機など、できる限り今の劇場にあるものを持って行ければと考えられているそうです。 ちなみに、スクリーンの数は増えるかもしれないとのこと。 吉田館長 「京都は古い街というイメージがありますが、実際は最先端のものがたくさんあります。 長年、「京都みなみ会館」から遠ざかってしまっている方々。 きっと、あの頃の劇場の匂いや独特な空気感は変わっていないと思います。 だからもう一度、閉館してしまう前に訪れてみませんか? そして、気になってはいたけれど・・・ という方も、もうこれが最後。 ぜひ足を運んで、歴史を感じてみてください。

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京都みなみ会館 » 館長・吉田の思い立ったら日誌

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前作「ガメラ対深海怪獣ジグラ」以来9年ぶりの新作として、あの大怪獣がよみがえった! 新作とはいえ過去作品の総集編ですが、ただの継ぎ接ぎではなく、平和星人キララと少年の交流を軸に新しい作品として目一杯楽しませようとする姿勢が出てて好きですねぇ。 昭和ガメラの本質って予算が無いなら無いなりの、 そんな事をものともしないサービス精神だと思うのね。 (もちろん異論はあるでしょうが)シリーズの中でイロモノ扱いされがちな「宇宙怪獣ガメラ」ですが、サービス精神という点で言えばすごく「らしい」作品だと思います。 昭和ガメラのソフビで遊びたくなったなぁ~ 「宇宙からのメッセージ」で先駆けて使われ、TV作品では「スカイライダー」でもおなじみ「東通ecgシステム」を使ったスムーズなビデオ合成など、撮影技術的な橋渡しも行ってたりして、80年代特撮映画としても隠れたマイルストーンではないか的な話も、トークでは盛り上がりましたね。 狭霧の國 2019年 インディペンデント作品 どういった経緯の作品か全然知らないのですが、クラウドファンディングにより制作されたインディペンデント作品?こういう貴重な作品もぶっこんでくるのが「大怪獣」! 実際、興行における上映としては今回が初という事で、貴重な機会に参加できた事を嬉しく思います。 今後もどういった機会で観れるか分らんですしね。 作品の感想としては、怪獣の存在感が幻想的な演出と相まって素晴らしかったなぁ~! 怪獣造形を担当したツエニーの村瀬継蔵さんといえば昭和「モスラ」を手掛けたレジェンドじゃないですか!「すっごいなぁ、すっごいなぁこの怪獣~」と思って観てたらエンドロールでビックリ! そういった周辺情報を抜きにしても、霧とライティングを使った怪獣の魅せ方、印象的な花火…音楽も盛り上げてましたね。 トータルで「ジャパニーズ・怪獣」の美しさが前面に出ていて、ずっとこの怪獣を見ていたいなと思わせる映像でした。 人形劇という非常に意欲的な表現手法を用いた、人物の描かれ方についてはシナリオや演出がテンプレート的な印象を受けたのは怪獣の魅せ方が見事だっただけにやや残念。 (なんだか上から目線で申し訳ないが) 何より一つの作品を作り上げようとするその熱量に敬意と拍手を。 ウルトラマン怪獣大決戦 1979年 松竹 「実相寺昭雄監督作品ウルトラマン」、「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」に続くウルトラ映画の第3弾! 某 白猿が大暴れする方はさておき、「実相寺~」につづいての総集編作品ですね。 「実相寺~」がそのコンセプトからどうしても変化球的なエピソードで構成されてしまったのを補うように、怪獣大暴れのエピソードから再構成されています。 他にも注目したい点として、現在の「クリスタル感あふれる光の国」の描写は本作が初出、つづく「ウルトラマン物語」で完成され、時代を越えて「ウルトラ銀河伝説」でブラッシュアップされました。 そういう点でも重要な作品。 いや、合間合間の ブタっ鼻バルタンの大暴れとかも一応記憶にあるな… 笑 ブラウン管で活躍しているヒーローが銀幕の大スクリーンで動いてるのをみるとそれだけでスペシャル感があって幸せなわけで。 「ウルトラマン物語」とか、みなみ会館のスクリーンで観たいっす~。 っていうか記憶があやふやなため、 ぜんぜん感想になってないぞ 笑 劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え! 星の戦士たち 2005年 東宝 超星神シリーズは全くの未見でしたが、シンプルな筋立てと、総勢20人のヒーロー&8体もの巨大ロボがノンストップで暴れまわる展開は予備知識なしでも楽しめました! 特に今回のオールナイト上映から、各作品の上映前に前説トークで見どころを教えてくれるようになったので、 hadagyみたいなモグリの方でも安心です 笑 前説トークは普通の大怪獣でも導入して欲しいですね。 面白いから。 轟天号のドリルが実にドリルらしい使われ方をするのも見どころ。 司令官である神宮寺は当然、オリジナル「海底軍艦」からの引用ですね。 旧みなみ会館の「記憶」を残すためのドキュメンタリー。 館長・吉田さんのインタビューを中心に、観客のインタビューも交えて「みなみ会館ってどんな映画館だったの?」がギッシリ詰まっています。 旧みなみ会館のベールに包まれた裏側もたっぷり見せてくれて、(hadagyも2年そこらの新参者ですが)少しでも旧会館に足を運んだことのある方はとても楽しめる映像記録になっていると思います。 特に一番のこだわりである35mmフィルムでの映写の様子なんかなかなかお目にかかれないんじゃないでしょうか。 まだ未完成とのこと、販売予定もあるとかないとかだそうなので完成が楽しみ! 散財報告 え~、年イチのビッグイベントなので 財布のヒモという名のリミッターを外しました 笑 特撮大百科miniからは熱海城ゴジラとガメラ1999 ガメラは他のminiよりボリューム感があって良いですね。 他のガメラバリエーションも並べたい! ところでタコラのminiって新作ないのかしら? トリを飾るのはガメラ1996ダメージバージョン。 初版の仕様は存じ上げませんが、今回の再販で追加されたという爆炎が最高やで! 「G2」の激闘がが卓上に蘇ります。 ガメラ降臨祭まではガメラ攻勢が続くのかしら! そして大怪獣は続く…! 去年の今頃は「大怪獣」はおろか、みなみ会館自体が存続の危機だった訳で… 一年前の状況とはいえ感慨深いです。 そして今年の1月からは 「超大怪獣大特撮大全集2020 PART. 1」がスタート! オープニングを飾るのは「GMK 大怪獣総攻撃」で昨年のゴジラ誕生祭の補完が出来ますね! 2000年代のゴジラって結構見てない作品があって、この作品も楽しみです! 2月には封印作品として有名な「獣人雪男」が! さらに3月の「平成ガメラ降臨祭」も楽しみ!「ゴジラ誕生祭」と並ぶ定番イベントに…ってそれだと毎年平成三部作をぶっ通しで見る基地外じみたイベントになりますな。 冗談はさておき、大映系の特集イベントはあったら楽しい気がする。 妖怪ものとか見たいし~。 「クレージーの大冒険」といった怪獣以外の新しい切り口も楽しみです! 2017年「SDX」はPART. 3からの参戦。 「R」はもともと1シーズンだったので、1年フルシーズン参加する(気がマンマンな)のは今回の「2020」が初めてかな。 もちろん完走するぜ! そういえば今回からフリーパス購入権(というか順番か)が先着から抽選になりましたね。 常連さんはどっちにしろ買えるわけだし、ご新規さんがとっつきやすくなるのでhadagy個人としては良いと思います。 イベント的にも抽選のワクワク感とか。 そういうのも楽しみたいなと。 こういう試行錯誤を重ねながらよりよいイベントを目指してくれる、京都みなみ会館ならびにキャストの皆さんには本当に感謝です。 最後になりましたが、本年もよろしくお願いいたします。 次回更新では寝屋川のキャストさんアンテナショップに遊びに行きたいなと。 それではまた。

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閉館した京都市南区の映画館「京都みなみ会館」が2019年夏に移転・再始動!移転先や跡地はどうなるか調査してみた!【京都南区・東寺駅】

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2017. SFナイト〉の第三弾! 毎度お馴染み『ファンタスティック・プラネット』『不思議惑星キン・ザ・ザ』も、現・京都みなみ会館ではこれで見納め! テレビ、映画、舞台へ俳優として出演するほか、声優としても活躍。 主な出演作品は、映画『苦い蜜~消えたレコード~』『25 NIJYU-GO』『ITバブルと寝た女たち』、NHK『激流~私を憶えていますか? 手塚 昌明 (てづか まさあき) 市川崑監督の助監督として「復活の日」「竹取物語」などに関わったのちに1994年に東宝映画に入社。 主に「ゴジラVSモスラ」や「ゴジラVSメカゴジラ」などの作品に監督助手として携わる。 CGや特撮などの描写に定評があり、自衛隊映画の監督として半ば定着しつつある。 最新作は2008年年末公開の「空へ ~救いの翼~」である。 西川 伸司 (にしかわ しんじ) 京都府京都市出身の漫画家、デザイナー。 1988年、『土偶ファミリー』でデビュー。 1989年公開の映画『ゴジラvsビオランテ』以降、東宝製作の特撮映画におけるキャラクターデザインや絵コンテも手がけている。 デビュー作『土偶ファミリー』は、土偶の説明資料として大英博物館に展示されている。 坂井 孝行 (さかい たかゆき) 福岡県出身の漫画家。 1985年、「やってやるぜ! 」で、第10回藤子不二雄賞佳作 受賞。 コロコロコミックなどで、ゴジラやモスラ、仮面ライダー作品のコミカライズを中心に活動、バトルや格闘シーンなどを含んだアクション展開のある作品を多く執筆している。

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