ハッピーマニアタカハシ。 45歳・無職で離婚を突きつけられた女はどう生きる? 安野モヨコ『後ハッピーマニア』が描く、90年代の青春の20年後

後ハッピーマニア・第5話ネタバレと感想|FEEL YOUNG3月号|女性・少女漫画紹介サイト【manganista】

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後ハッピーマニア・第6話のネタバレ 離婚すると聞きつけたタカハシの母 カヨコの義母 は血相を変えてカヨコの自宅へ 義母は頭を下げてタカハシの不貞を謝りますが、許すわけがないと受け入れないカヨコ。 これから女一人でどうするの?お金は?仕事は?と畳みかける義母に対し、この家があればなんとかなる、慰謝料だって…そもそもタカハシとの輝かしい思い出が無いとカヨコ反論。 するとインターホンが鳴り響き、ドアを開けるとそこにはタカハシの浮気相手・詩織の姿が。 思考停止するカヨコでしたが、 実は自分で詩織にタカハシの入院中の世話を頼んだのでした…。 タカハシの母に対し謝る詩織。 義母はこんなしっかりした子だとはと驚きを隠せません。 そして、カヨコは詩織と義母に病院へ行かせ、玄関を強制的に閉めるのでした。 詩織を見ると、確かにしっかりしているし、タカハシが好きになるのもわかる。 カヨコは自分の存在意義を見失い、なんとなく元セフレである田島と飲むことに。 しかし、カヨコは自分の相談どころか、 田島の妻が最近浮気をしているようなので尾行してほしいとバイトを頼まれてしまいます。 ポイントをお得に使って無料で漫画読んじゃおう!! 後ハッピーマニア・第6話の感想 相変わらずカヨコの思考がぶっ飛んでいて面白い笑 普通、夫に浮気されてしまったら浮気相手と別れさせたいと思うんだけど、カヨコはもう既に手放してしまっていましたね…。 しかも義母と一緒に浮気相手を旦那の元に向かわせるなんて…。 タカハシとはキラキラした思い出がそこまで無いと言うカヨコでしたが、後半になってだんだんと傷ついている自分に気が付いていたようです。 平気そうに見えていて実はめちゃくちゃ心細いんじゃん…。 しかも途中で相談しようと思ってたフクちゃんにも断られてるし…。 田島妻の尾行でカヨコの心がえぐられないか心配です…。

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45歳まで何があった…? 『ハッピー・マニア』の新展開に大人女子は目が離せない

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は、月刊誌『 FEEL YOUNG』に連載されていた安野モヨコ先生の漫画で、1998年にはドラマ化もされた人気作品です。 『ハッピー・マニア』の何がすごかったのか 『ハッピー・マニア』は、連載当時かなり革新的な作品でした。 主人公は理想の恋人を求めて、痛い目を見ながら突っ走り続ける女・重田加代子(通称:シゲカヨ)。 数々の男性と関係を持ち、失敗しては親友のフクちゃんに泣きつく、というのがお決まりのパターンです。 最終巻では、自分のことを愛し続けてくれた真面目だけどイケてない書店員・タカハシの魅力に気がつき、結婚することを決意します。 通常の恋愛漫画であれば、「なんだかんだあったけど、最後には幸せな結婚ができてハッピーエンド。 これで、ハッピーを追求するシゲカヨの旅は終わった」となりそうなものですが、『ハッピー・マニア』は一歩先のラストを提示しています。 ラスト、ウエディングドレスに身を包んだシゲカヨは悩み続けます。 「なんでだ? あたし、なんでここにいるのかな。 ウエディングドレスとか着ちゃって、何をしようとしているのか。 何になるの? 何をしたいの? どーすんの? あー。。 彼氏欲しい。 彼氏欲しい!! ふるえるほどのしあわせって、どこにあるんだろう。 これからも、それを探して行くのかな」(第11巻 P. 218〜P. 222) 自分の幸せは何なのか、それが分からずに、世間の考える幸せの形を試してみようとする、そういった複雑な女性心理をギャグ要素たっぷりに描き、笑い飛ばしながらも、どこか他人事ではないように感じさせてくれる、『ハッピー・マニア』は、そういった迫力のある漫画だったのです。 恋愛だけに打ち込んできた若い女の子が、45歳になったらどうなる? ところで、数々の恋愛を繰り返し、職も転々としていたシゲカヨが、タカハシと結婚しとりあえず落ち着いたように見えたのは20代後半のことでした。 「幸せ探し」「自分探し」は20代までならかっこもつきますが、年齢が上昇すると同時に、イタさが増してきがちです。 去年(2017年)『FEEL YOUNG』上に掲載されていた、『ハッピー・マニア』の続編を読んだ時には、シゲカヨの痛々しさを正視するのがキツイほどでした。 続編では、シゲカヨは45歳。 タカハシに「好きな人ができた」と離婚を切り出されます。 シゲカヨは、40代にして、いきなりバツイチ無職になってしまう可能性がでてきてしまったのです。 離婚を突きつけられたシゲカヨは、親友フクちゃんに泣きつきます。 タカハシは以前別の女性と結婚しており、シゲカヨとの結婚はいわゆる略奪婚。 過去には同僚から略奪婚を責められ「自分が結婚して相手が他の女に走っても、当然文句言わねーんだ。 かっこいいー」と責められ、「ま、まあね。 (だって、恋は自由競争で、他に好きな人ができちゃったらどうにもならないから)」と割り切った考えを持っているように見えたシゲカヨでしたが、自分の身に実際に起こるとなると、やはり平静を保つことができなかったようです。 タカハシに離婚を突きつけられたのが、シゲカヨが20代後半のときだったら笑いながら次の恋のハンティングに出かけていたことでしょう。 でも、40代半ばのシゲカヨに次の恋をハンティングするバイタリティが残っているかは疑問です。 また、もっと切実な問題として、離婚後、経済的に苦しくなる可能性が多いにある、という点が挙げられます。 20代なら、いくらでもアルバイト先はあったでしょう。 シゲカヨはこれまでに、カフェ店員や書店員、美容部員など様々な就業経験があります。 でも、40代半ばともなれば、仕事先のチョイスはかなり狭まってしまいます。 「ふるえるほどの幸せ」を求め、恋愛至上主義で生きていた女性が、恋愛を失った後には何も残っていなかった、という危険性があることを『ハッピー・マニア』の続編は示唆しています。 ただ、ひとつ確かなのは、もしシゲカヨに親友、フクちゃんの存在がなかったら、笑えないほど孤独になっていただろう、ということ。 『ハッピー・マニア』の続編を読んだときに怖いと感じるのは、「年齢を重ねた先に、恋愛や夫しかよりどころがないという状態のリスク」「若さや恋愛によってもたらされる幸福の儚さ」をまざまざと見せつけられるからでしょう。 「年齢を重ねたあとに、自分には何も残っていなかった」というリスクを避けるためにも、家族や友達を大切にし、自分でも経済力を持っておくことが必要ではないか、と思わされる作品でした。 【PROFILE 今来今/Imakita Kon】 映画・舞台・漫画が好きなフリーライター。 映画評・書評・恋愛コラムを執筆中。

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『ハッピー・マニア』の続編が怖い!恋愛だけに打ち込んできた若い女の子が、45歳になったらどうなる?

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後ハッピーマニア・最新4話のネタバレ タカハシは永遠に自分のことを好きだと思っていたカヨコ。 いや、永遠の愛なんて本当はないってわかっていたけど、その本心はそうとうこたえているようでした。 タカハシの密会現場を一目見ようと、カヨコは駅前のカフェで待ち伏せします。 そんなカヨコを、1人の男性が見つめてきます。 なんとその人は懐かしの田嶋でした。 毎朝田嶋が立ち寄るカフェに、偶然佳カヨコが来たのでした。 そして旦那の浮気調査に来ていることを話すと本気で抑えるなら駅に行った方がいいと言われるのでした。 すると、向かいの店からタカハシが出てくるのが見え慌てて追いかけるカヨコ。 田嶋も付き合ってカヨコとともに尾行開始。 そこに黒髪の大人しそうな控えめの女性が歩いてきました。 彼女は、タカハシを見つけると戸惑い拒絶します。 どうやら、彼女はタカハシが妻帯者と知らず出会ったようで、もう合わないと決めていたのでした。 一見地味だけど清楚で可愛らしい女性に対し、田嶋はあのタイプは気をつけたほうがいいと忠告して去っていきます。 もう合わないと立ち去ろうとする女性にタカハシが妻と話し合ったからと詰め寄ります。 そんなこと望んでないと振られてしまった高橋の姿をカヨコは面白ろおかしく撮影。 カヨコが来ている事に驚くタカハシ。 自分の夫が振られている姿がショックと言うよりも不憫と感じてしまったカヨコは自分の気持ちにも戸惑います。 フクの家に立ち寄り、今日の出来事をするカヨコ。 一方タカハシは、黒髪の彼女のことが忘れられずもう一度気持ちを確認したいと思っているのでした。 でも自分が50歳位で夫が若い女性に気持ちが移っていたらショックですよね。 あのメンタルとバイタリティーはカヨコならではと言う感じです。 そして田嶋の変わらぬプレイボーイぶりにも笑ってしまいます。 タカハシは彼女に再アタックしそうな今後の展開に目が離せません。

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