俺ガイル ss ヤンデレ 雪ノ下。 俺ガイルssのおすすめを教えてください・いろはルート・ヤン...

『俺ガイル』折本かおりがヒロインのおすすめSS・二次小説作品まとめ【随時更新】

俺ガイル ss ヤンデレ 雪ノ下

いつもの放課後、俺はいつものように奉仕部に足を向ける。 「うっす」 「あらこんにちはヒキガエル君」 「シンプルに俺の心抉んのやめてくんない、あと両生類じゃないから」 「そうね…ふふ」 なんかこいつちょっと機嫌よくないか?何かいいことでもあったのだろうか。 「あー、由比ヶ浜は?」 「由比ヶ浜さんは今日は用事よ、いま紅茶いれるわね」 そういって彼女は慣れた所作で紅茶を入れていく。 「どうぞ」 「おう、サンキュな」 俺が紅茶に一口つけると彼女はニヤッとした気がした。 「どうかしたか」 「いえ、なんでも」 ちょっと引っかかるところはあったが気にせずカバンから本を取り出した。 ペラペラとページをめくるがなんだか文字がぼやけてみにくい。 なんだかぼーっとする。 頭がうまく働かない。 あれ、意識が… 「ふふふふふ…」 [newpage] 目を覚ますとベットに横になっていた。 どうやら、意識を失ってしまっていたらしい。 「とりあえず起きるか…」 ガチャ ガチャガチャ 「!?」 みると俺の両手足は鎖で繋がれていた。 「あら、やっと起きたの」 「おい雪ノ下、これはどういうことだ」 「みてわからないの?」 「わかんねーよ、とりあえずはずせ。 話はそれからだ」 「嫌よ」 「なんでだよ。 大体こんなことしてもお前にメリットがねーだろ」 「メリットならあるわ」 そういって雪ノ下は両手で俺の頬を包みキスをした。 「ぷはっ…お前なにして… 「あなたが好きよ、比企谷くん」 一瞬思考が止まった。 俺の自惚れでなければ由比ヶ浜は俺に好意を抱いてくれているのではないかと思っていた。 しかし雪ノ下は嫌いとは言わないものの俺に対して恋愛感情はないと思っていたからだ。 「……本当なのか?」 「本当よ。 私、虚言は吐かないもの。 」 そういって彼女は俺を深く抱きしめた。 いつもの放課後、俺はいつものように奉仕部に足を向ける。 「うっす」 「あらこんにちはヒキガエル君」 「シンプルに俺の心抉んのやめてくんない、あと両生類じゃないから」 「そうね…ふふ」 なんかこいつちょっと機嫌よくないか?何かいいことでもあったのだろうか。 「あー、由比ヶ浜は?」 「由比ヶ浜さんは今日は用事よ、いま紅茶いれるわね」 そういって彼女は慣れた所作で紅茶を入れていく。 「どうぞ」 「おう、サンキュな」 俺が紅茶に一口つけると彼女はニヤッとした気がした。 「どうかしたか」 「いえ、なんでも」 ちょっと引っかかるところはあったが気にせずカバンから本を取り出した。 ペラペラとページをめくるがなんだか文字がぼやけてみにくい。 なんだかぼーっとする。 頭がうまく働かない。 あれ、意識が… 「ふふふふふ…」[newpage] 目を覚ますとベットに横になっていた。 どうやら、意識を失ってしまっていたらしい。 「とりあえず起きるか…」 ガチャ ガチャガチャ 「!?」 みると俺の両手足は鎖で繋がれていた。 「あら、やっと起きたの」 「おい雪ノ下、これはどういうことだ」 「みてわからないの?」 「わかんねーよ、とりあえずはずせ。 話はそれからだ」 「嫌よ」 「なんでだよ。 大体こんなことしてもお前にメリットがねーだろ」 「メリットならあるわ」 そういって雪ノ下は両手で俺の頬を包みキスをした。 「ぷはっ…お前なにして… 「あなたが好きよ、比企谷くん」 一瞬思考が止まった。 俺の自惚れでなければ由比ヶ浜は俺に好意を抱いてくれているのではないかと思っていた。 しかし雪ノ下は嫌いとは言わないものの俺に対して恋愛感情はないと思っていたからだ。 「……本当なのか?」 「本当よ。 私、虚言は吐かないもの。 」 そういって彼女は俺を深く抱きしめた。

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俺ガイル 誕生日SS

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いつもの放課後、俺はいつものように奉仕部に足を向ける。 「うっす」 「あらこんにちはヒキガエル君」 「シンプルに俺の心抉んのやめてくんない、あと両生類じゃないから」 「そうね…ふふ」 なんかこいつちょっと機嫌よくないか?何かいいことでもあったのだろうか。 「あー、由比ヶ浜は?」 「由比ヶ浜さんは今日は用事よ、いま紅茶いれるわね」 そういって彼女は慣れた所作で紅茶を入れていく。 「どうぞ」 「おう、サンキュな」 俺が紅茶に一口つけると彼女はニヤッとした気がした。 「どうかしたか」 「いえ、なんでも」 ちょっと引っかかるところはあったが気にせずカバンから本を取り出した。 ペラペラとページをめくるがなんだか文字がぼやけてみにくい。 なんだかぼーっとする。 頭がうまく働かない。 あれ、意識が… 「ふふふふふ…」 [newpage] 目を覚ますとベットに横になっていた。 どうやら、意識を失ってしまっていたらしい。 「とりあえず起きるか…」 ガチャ ガチャガチャ 「!?」 みると俺の両手足は鎖で繋がれていた。 「あら、やっと起きたの」 「おい雪ノ下、これはどういうことだ」 「みてわからないの?」 「わかんねーよ、とりあえずはずせ。 話はそれからだ」 「嫌よ」 「なんでだよ。 大体こんなことしてもお前にメリットがねーだろ」 「メリットならあるわ」 そういって雪ノ下は両手で俺の頬を包みキスをした。 「ぷはっ…お前なにして… 「あなたが好きよ、比企谷くん」 一瞬思考が止まった。 俺の自惚れでなければ由比ヶ浜は俺に好意を抱いてくれているのではないかと思っていた。 しかし雪ノ下は嫌いとは言わないものの俺に対して恋愛感情はないと思っていたからだ。 「……本当なのか?」 「本当よ。 私、虚言は吐かないもの。 」 そういって彼女は俺を深く抱きしめた。 いつもの放課後、俺はいつものように奉仕部に足を向ける。 「うっす」 「あらこんにちはヒキガエル君」 「シンプルに俺の心抉んのやめてくんない、あと両生類じゃないから」 「そうね…ふふ」 なんかこいつちょっと機嫌よくないか?何かいいことでもあったのだろうか。 「あー、由比ヶ浜は?」 「由比ヶ浜さんは今日は用事よ、いま紅茶いれるわね」 そういって彼女は慣れた所作で紅茶を入れていく。 「どうぞ」 「おう、サンキュな」 俺が紅茶に一口つけると彼女はニヤッとした気がした。 「どうかしたか」 「いえ、なんでも」 ちょっと引っかかるところはあったが気にせずカバンから本を取り出した。 ペラペラとページをめくるがなんだか文字がぼやけてみにくい。 なんだかぼーっとする。 頭がうまく働かない。 あれ、意識が… 「ふふふふふ…」[newpage] 目を覚ますとベットに横になっていた。 どうやら、意識を失ってしまっていたらしい。 「とりあえず起きるか…」 ガチャ ガチャガチャ 「!?」 みると俺の両手足は鎖で繋がれていた。 「あら、やっと起きたの」 「おい雪ノ下、これはどういうことだ」 「みてわからないの?」 「わかんねーよ、とりあえずはずせ。 話はそれからだ」 「嫌よ」 「なんでだよ。 大体こんなことしてもお前にメリットがねーだろ」 「メリットならあるわ」 そういって雪ノ下は両手で俺の頬を包みキスをした。 「ぷはっ…お前なにして… 「あなたが好きよ、比企谷くん」 一瞬思考が止まった。 俺の自惚れでなければ由比ヶ浜は俺に好意を抱いてくれているのではないかと思っていた。 しかし雪ノ下は嫌いとは言わないものの俺に対して恋愛感情はないと思っていたからだ。 「……本当なのか?」 「本当よ。 私、虚言は吐かないもの。 」 そういって彼女は俺を深く抱きしめた。

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【八雪・俺ガイルSS】八幡「雪ノ下に突然プロポーズされた。」

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八幡「俺のMAXコーヒーはどこだ?」 雪乃「……」 八幡「おい、雪ノ下さん? 早く答えてくれませんかねぇ。 」 雪乃「どうしたの比企谷君、いつにも増して気持ち悪いわよ。 あなたからMAXコーヒーを取ったら捻くれた精神しか残らない残念な人だってここ数日で何度言ってるかしら。 一緒にいる私に降り注ぐ視線も考えて行動して欲しいものね。 あなた知らないの? 近所の奥様方が比企谷君のことをなんて言っているのか、『雪ノ下さんの家の奴隷』よ? あなたのその濁った目のせいかこんな言われ様……。 私の評判まで下げないで頂戴。 」 八幡「いやそれ俺が買い出しにゴミ出し、会の清掃や回覧板を回したりとか全部やってるからだよね? 俺のボッチスキルが影を潜め過ぎておかしくなりそうなんだけど? てか誤魔化すな、俺のMAXコーヒーは!?」 雪乃「……飲んだわ」 八幡「え、まさか、全部?」 雪乃「……ええ」 八幡「はい!? え、お前甘党だっけ?」 雪乃「この前、結衣がたまたま近くに来た時にここに招待したら……。 紅茶が切れてて、仕方がないから急場を凌ごうとMAXコーヒーを出してみたの。 」 八幡「そしたらはまってしまったと。 最近MAXコーヒーの減りが早いと思ったら、そういうことか。 」 雪乃「ごめんなさい。 ちゃんと言っておけば良かったわ。 この笑顔に匹敵するのは戸塚ぐらいだな。 戸塚マジ天使、ラブリーマイエンジェル戸塚たん!! カチャカチャ 八幡「お! この浅漬け美味いな」 雪乃「そう、良かったわ。 この前の分は漬けが甘かったから、今回はちゃんと出来てるか不安だったんだけど」 八幡「いや、お世辞抜きに美味いぞ。 これなら店に並んでても買うわ」 雪乃「い、いえそんなこと……」 八幡「それに味噌汁も申し分ないし、なんて素晴らしい朝食なんだろう。 平塚先生ですか? 実はうちの比企谷君が先生の家にどうしても泊まりに行きたいと申しておりまして……。 え、何時でも歓迎、ですか? 分かりました、ではすぐにそちらに送りますので」 八幡「すまん雪ノ下さん。 悪かったからそれだけはやめてくれ。 俺の胃がもたん。 」 雪乃「次は、ないわよ」ニコッ 八幡「す、すみませんでした」ドゲザッ 八幡 まあ、美味かったのはマジなんだがな。 それよりも先生……。 いい加減誰か貰ってやってくれよ、俺は二股出来るほど器用じゃねぇぞ 雪乃「それで、今日は日曜日だけど…。 何処かにでも行く? 私は予定はないけれど」 八幡「まあ、俺もないが。 今日は家でゆっくりしないか? 最近は、その…激しかっただろ?」 「そうなの? ゆきのんは全然疲れてなさそうだけど」 雪乃「ええ、私は体力ないから。 基本的に動くのは彼なのよ」 八幡「おい!! そんな恥ずかしいことを人にペラペラと……、て、え?」 「どしたのヒッキー? 変な顔して」 八幡「」 雪乃「どうしたの? 何時も濁ってる目がさらに陰りを増して来ているけど。 」 「違うし! ヒッキーじゃあるまいし、あたしは大学入って友達いっぱいできたもんっ!!」 八幡「いやごく普通に俺をdisるなよ。 確かにボッチには違いないが。 じゃあなんで来たんだ? あれか、講義がわけ分からんからさぼったのかそうなんだなすまなかった。 お前の馬鹿加減を馬鹿にしてたわ、安心しろ。 お前は誰にも負けない立派な馬鹿だ」ニカッ 「馬鹿馬鹿言わないで!! てか笑顔だけど目が腐っててマジキモいしっ! ヒッキマジキモいっ!!」 雪乃「結衣、やめてあげて。 比企ヶ谷君が気持ち悪いのは人類共通の見解だから、彼も言われなくても分かってるわ。 そうでしょ?」 八幡「フッ……、雪ノ下。 それは違うな。 俺への人類共通の見解はこうだ。 」 八幡「『え…………………、誰、ですか?』」 雪乃「……」 「……」 八幡「……あれ?」 「ヒッキー、今のドヤ顔は真剣にキモイよ」ヒキッ 雪乃「今のは、流石に私でも許容範囲外だわ。 結衣、この汚物は粗大ゴミで大丈夫だったかしら? それとも比企谷菌が被害を及ぼさないように地中深くに埋めた方がいいのかしら?」 ピッカーン 「あ! ならゆきのん、あたしがコレ引き取るよ! それならゆきのんも楽だし、そうしようよ!!」 雪乃「い、いえ、そんな! 結衣の手を煩わすのもアレでしょう? それにこのゴミアレだから、結衣に近づかせるのはマズイし……、ね?」 「え~、大丈夫だよ? で・も、ゆきのんがどうしてもって言うなら……、ゆきのんに処理はお願いしようかな?」 雪乃「ありがとう結衣! この人類の汚点は私が全責任を負ってでも一生処理し続けるから安心して。 」 八幡「壮絶なハブられ様に困惑を隠せないんだが…て雪ノ下? 右手のビニール紐はなんだ? ちょ、ちょっと待て。 まだ縛りプレイは早過ぎるだろ? だから笑顔でこっちに来るのはやめてくれ、な?」 雪乃「大丈夫よ、一生縛り付けて置くだけだから。 安心して」ニコリ 八幡「今の発言の何処に安心できる要素があるの!? ちょ、ま…………あぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆきのん、あたし今日は小町ちゃんから伝言があって来たの!!」 八幡「なに!? 小町!? よし早く言え、一字一句間違えるなよ!」ボロッ 雪乃「あなたのそのシスコンっぷりには呆れを通り越して尊敬の念さえ覚えるわ。 ……それにしてもよく抜け出せたわね」 八幡「ああ、愛の力だな。 」ジャキッ 八幡「すまなかった、訂正するから包丁を台所に戻してくれ頼む」ガクブル 「あ、愛の力なんて言葉をヒッキーから聞く日が来るなんて…。 明日は雹かなぁ?」 八幡「俺はお前の口から雹なんて言葉が出て来たことにびっくりだよ」 八幡 ちなみに、紐は結び目が予め緩くなっていた。 あながち愛の力ってのも間違いではない。 雪乃、愛してるぜっ!!! 八幡「で、小町がなんだって?」 雪乃「そうね、目からつま先にかけて腐っている誰かさんのせいでさっき聞きそびれたものね」 八幡「いやそれ全身腐ってるから、もうほぼゾンビだから。 」 「 仲いいなぁ…… え~と……確かこう言ってたよ!!」 小町『お兄ちゃん! 元気? 大学の為に一人暮らしを始めてもう4ヶ月たったけど。 月に一度ぐらいはこっちに顔出してくれるとうれしいな。 って今のは小町的には八幡ポイント500点って所かな? お母さんも一応心配してるよ。 「毎月の仕送りはこれ以上はびた一文も出せないから、せいぜい頑張ってくれ」だって!! お父さんはいつも通りキモイよ! じゃ、そーゆうことだから! 帰ってくる時にはお土産に雪乃さんとの惚気話をよろしく!!! 以上お兄ちゃんのとっても可愛い妹でした!!!』 八幡「うん、俺の両親からの愛情がとても希薄だってことはよく伝わった。 泣いていいか?」 「でも良かったじゃん! 小町ちゃん寂しがってくれてるし」 八幡「それは本当に良かった。 小町よ、お兄ちゃんは元気だぞ」 雪乃「この男の妹として生まれてきたのに小町さんがマトモなのは奇跡に近いわね。 比企ヶ谷君、ご両親にちゃんと生誕について謝罪はしたの?」 八幡「え、なに俺生まれてきたのが罪なの? 日本国民は生まれながらにして誰もが自由で平等、且つを有するのがキャッチコピーじゃなかったっけ?」 「あれ? ヒッキーってここに住んでるの小町ちゃんに言ってないの?」 八幡「ん? ああ、仕送りを雪ノ下との食費光熱費水道代その他雑費諸々にあててるからな。 絶対言えん。 」 雪乃「そんなのだからあなたはご家族に迷惑をかけ続けてはや18年も経つのよ。 少しは反省しなさい。 」 八幡「……そうか、そうだよな。 今まで迷惑かけてすまなかった。 」 雪乃「……え? ひ、比企谷君?」 八幡「いや、俺も雪ノ下の家に居続けるのはお前に迷惑なんだよな……、って思ってたんだ。 家族を裏切り続けるのもアレだし…、今日でこの生活を終わりにするわ。 短い間だったがありがとな。 」 雪乃「比企谷君っ!!!!!」 八幡「ん? よし、計画通りっ! ここで少しでもデレてくれれば儲け物だが… 雪乃「あなたがご家族に迷惑をかけ続けているのは事実だけど、だからといって現状をいきなり変えるっていうのも無理があると思うの。 それに私としてもこのご時世に女性の一人暮らしは何かと危険でしょう? あなたも知ってる通り私は昔から男性の好奇の目に晒され続けてきたからそういうのは不安なの。 それに会では若者のが社会問題にまでなっているわ。 私はそうはなりたくないの。 だから……」 雪乃「ここに、いて?」ウルウル 八幡「ゴ、ゴフッ……!! あ、ああ。 」 雪乃「よ、よかったぁ……。 …………ハッ、い、いえ、まあ比企谷君がいてもいなくても差はミジンコレベルだから大して変わらないでしょうけどね。 」 八幡「ああ、そうかい。 」 八幡 あれ? こいつってこんなに可愛いやつだっけか? 俺の心臓が血液を身体中に送り過ぎてめっちゃ熱いんですけど。 ヤバイ、あの下からこっちを見上げていて、且つ涙目。 頬は赤くなっていて、まるで白雪姫覚醒状態じゃねぇか。 これは、死ぬ。 萌え過ぎて死んでしまう…… 「あ、あれ? なんであたしこんないちゃコラ見てなきゃいけないんだっけ?」 「で、結局何処にも行かないの? 折角の日曜日だし、パーっと遊びに行こうよっ!」 八幡「断固拒否する。 さっきも言ったが俺は疲れてるからな。 馬鹿の相手をするくらいなら布団に身を委ねた方が何倍もいい。 これが八幡クオリティ」 雪ノ下「そうね。 でも今日は暑いから……」 「暑いから家に居るなんて、それじゃヒッキーになっちゃうじゃん!! そんなのダメだよっ!」 雪ノ下「結衣、気持ちは痛いほど分かるけど我慢して。 彼を一人にすると危険でしょう? 主に私の下着が。 」 八幡「こっちにも変態認定受けてるし。 全力で狙われるだろうけど、ここ周辺には宗教は誰一人として来ないんだよ」 「いい加減に失礼だし!! ……でもなんで来ないの?」 八幡 ちなみに雪ノ下はあのあとすぐ気が付いたらしい。 俺は30分ぐらい後に目がさめた。 起きたら雪ノ下がやけに唇に人差し指をあてて気にしてたけど、なぜだろうか? すごく気付いてはいけない気がする ピンポーンピンポーン 八幡「なんでかって……、ここに宗教の勧誘のおばさんが来るとするだろ?」 「うん、それで?」 八幡「アレが勧誘に優しく相手すると思うか?」 雪乃「紅茶あともう少しで用意出来るから待ってて頂戴。 」 八幡「だから基本的にここのインターホンは鳴らない。 楽だし大いに結構だ。 」 ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン 八幡「あぁぁぁぁ、うっさい!! はいどちら様で?」ガチャリ 大志「おはようございますっ!!! お兄さん! 大志で」ガチャリバタンックルリ 八幡「それで? 何処行くんだ? 東京ディスティニーランドか?」 「え……今誰か来てたけど……」バンバンッ オニイサン! カワサキタイシデス! チョットオニイサン!? 八幡「世の中ではそれを幻聴や残像って言うんだ。 勉強になったな、。 」ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン 「また馬鹿にしたしっ!! てやっぱりなってるじゃん、あたしが見て来るよ。 」 八幡「バカっ、ちょ」 「はいはい~、どちら様?」ガチャリ 大志「ちょっとお兄さん!? なんで閉め出すんすか!! 大志です!! お兄さんの妹の小町さんのクラスメイトの大志です!!」 八幡「死ね」 大志「ちょ、いきなり手厳し過ぎですお兄さん!! 」 八幡「なんでここにいるんださっさと帰れ。 お前にお兄さん呼ばわりされたくないと何遍言ったら理解するんだ、お前あれか。 と同じアホの子なのか?とにかく帰れ、そして死ね」 「ちょ! さらっと馬鹿にしないで!」 大志「大丈夫っす! 俺全部理解してやってますから!! 」 八幡「なお悪いわ、それにここは俺と雪ノ下の愛の巣なんだよ。 邪魔と分かったらとっとと帰れ。 そして死ね。 」 大志「死ね死ね言い過ぎっす!! てか雪ノ下さんが急に倒れちゃいましたけど大丈夫っすか?」 八幡「は!? ちょ、雪ノ下!?」 雪乃「アイノ、ス……」プシューーー 八幡「大丈夫か!? 雪ノ下? 雪ノ下ぁぁ!!」 大志「はぁ、まさか客の目の前でイチャイチャするとは。 」 雪乃「その男の小町さんへの愛情は私でもドン引きするくらいだから、それで正常よ。 安心して。 」 八幡「お前いつ覚醒したんだよ……」 ヒッキーに頭に手を乗せられた時だよっ……とは言えないよね… 大志「それで、今日はついでに二人! お兄さんに会いたがってる人を連れて来たんです!」 八幡「じゃあその二人呼んで帰れ。 そして死ね」 「ゆきのん、なんでヒッキーは大志君にあんなにキツくあたってるの?」ボソボソ 雪乃「ああ、それはね……」ボソボソ 小町「やっはろー! みなさん! 八幡の妹及びながら大志君の彼女の小町です!!」 雪乃「そういう訳よ。 」 「ヒッキー……、ご愁傷様。 」 八幡「何かの間違いだそうだ小町がこんなゴミと付き合うなんてそんなの間違ってるおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい」ブツブツ 「ヒッキーが壊れた…。 」 雪乃「膝枕しておくわ」ポスッ 大志「そしてもう一人、どうぞ!!」ガチャリ 川崎「ど、どうも……」 「え!! サキサキ!?」 雪乃「川崎さん……、何かしら?」 川崎「ちょっと、奉仕部に相談があって…」 八幡雪乃「…………へ?」 カチャリ 雪乃「取り敢えず、紅茶どうぞ。 」ナデナデ 川崎「ど、どうも……。 あ、美味しい」 「でしょ~! ゆきのんってお菓子作るのも上手だけど紅茶を入れる天才でもあるんだよっ!!」 八幡「……なんでお前が自慢げに話してんの?」 小町「あ、それじゃ私もう帰りますね」 八幡「え、いやまだ来てから1分も経ってないけど。 」 小町「小町は大志君と川崎さんをここまで案内しに来ただけだから。 」 八幡「そうか、でもお前俺がここにいるのなんで知ってんの? 」 小町「結衣さんに嘘がつけると思う?」 八幡「それもそうだな。 おい、馬鹿ヶ浜。 俺の個人情報漏らすなよ。 」 「あからさまに馬鹿にされてる!? なんかごめんね!?」 小町「それに私、お母さんたちに相談しなきゃいけないから!!」 八幡「……なにを?」 小町「そりゃ式の日取りとか、孫の名前とか色々あるじゃん? じゃ、私変えるねお兄ちゃん!!」ガチャリ サヨナラー 八幡「……大志」 大志「なんすかお兄さん!」 八幡「小町亡き今、あなたの需要は何処にもないのです。 小町を連れて来るか、もしくはお引き取りください。 」 大志「お兄さんシスコンに拍車がかかり過ぎてキモいっす!!」 雪乃「比企谷君、あなた最近シスコンを隠さないようになって来たわね。 」ナデナデ 大志「お、お兄さん! 俺まだここにいたいっす!! てかなんで敬語なんすか!? あれすか!? この前お兄さんが言ってた"敬語を使うことによって嫌いな相手との距離感を演出する方法"にそっくりじゃないっすか!!」 八幡「はい大正解。 出口はあちらです」 大志「絶対帰らないっす! まだお兄さんには教わらなきゃいけないことが山ほどあるんすからっ!!」 八幡「いや俺別にお前に何かを教える気はないからね? てか死ね。 とにかく死ね。 」 川崎「おいあんた、私の弟に死ねとか言うな。 あんたが死ね。 」 八幡「……ブラコンにとやかく言われたくないです。 」 川崎「はぁ!? ならあんたはシスコンだろうが。 こっちもそんな変態に言われたくないし、てかあんたさぁ……」 「さ、沙希駄目!!!」ガバッ 雪乃「比企谷君、川崎さんに失礼過ぎよ。 今回は全体的にあなたが悪い……、ごめんなさい。 あなたが悪いのは基本的にいつもだったわね。 私の理解が足りなかったわ。 」ナデナデ 八幡「その可哀想なものを見る目はやめてくれ。 なんでこんな時だけそんな慈愛の笑顔を浮かべられるの? 違う意味で俺のライフはもう0よ?」 「ダメだって沙希! それだけはやめて!」ボソボソ 川崎「な、なに!? なんで突っ込んじゃいけないの?」ボソボソ 「多分、それに突っ込んじゃうと、ゆきのん失神しちゃうから」ボソボソ 川崎「……マジ?」ボソボソ 「マジ。 さっきもヒッキーが愛の巣って言っただけで気絶しちゃったから」ボソボソ 川崎「……」 「……どしたの?」ボソボソ 川崎「いや、全然関係ないんだけど……」ボソボソ 川崎「さん、失神って言葉知ってたんだ。 」ボソボソ 「さ、沙希!? さすがに馬鹿にし過ぎ!! それに最近みんなあたしを馬鹿にし過ぎ!! あたしそこまで馬鹿じゃないもん!!」 八幡「あいつら、さっきから何話してんだ?」 雪乃「さあ? ここからじゃ聞き取れないわね。 」ナデナデ 大志「ああ、なんでお兄さんが雪乃さんにごく普通に膝枕されてんの?ってことについて話してるんす!!」 雪乃「」 八幡「あ、やべ。 」 雪乃「……………」フラッバタンキュー 八幡「雪ノ下!? おい、雪ノ下ぁ!? 」 大志「え、雪乃さんどうしたんすか!!」 八幡「…………、オマエナニノコトシタノナマエデヨンジャッテンノ? コロスヨ?シネッテイワレルノジャタリナクナッタノカナ? ジャアノゾミドオリニコロシテアゲヨウ。 ダイジョウブ、オマエノコトヲダイスキナカワゴエサンモイッショノオハイレテアゲルカラダイジョウブ、ダイジョウブ。 」 「ひ、ヒッキーがになっちゃった……」 大志「お、お兄さん? なんか今までとテンション違いますよ? てか雪乃さん放っておいていいんすか? てかその左手のボロっボロのビニール紐はなんなんすか? や、やばいっす。 その顔で近寄られると怖いんすけど……」 八幡「マタユキノッテヨンダナ? ヨシコロス。 スグニオネエチャンノトコロニオクッテアゲヨウ、グヘヘ、グヘヘヘヘヘヘヘヘヘへへへへ」 川崎「私を勝手に殺すなぁぁぁぁ!!!!!」ドガッ 八幡「はぶらしっっっっ!!!!」 川崎「…………、私の弟に手出さないで。 」 大志「ね、姉ちゃん!!」キラキラ 川崎 よしっ!! 大志、見ててくれたんだ。 姉ちゃんやったよ!! もっとその目で姉ちゃんを見て! そしたら姉ちゃん…………… 川崎 イケるからっ!!!!!」 「いや何処にも行かないでよ!? てかここにはシスコンとブラコンしかいないの!?」 川崎「おい、起きろドヘンタイ」ベシベシ 八幡「痛い痛い!! やめて!? もうおきましたから!」 変態度で言えば沙希も負けてないと思うけど 雪乃「そんなに変態だったのね比企谷君。 これからの接し方を改めさせてもらおうかしら。 」 八幡「真剣な顔で後ずさるのはだいぶメンタルにくるんですが。 え、? なんでお前も後ずさってんの? 」 大志「うわー、ないわー。 まじないっすわー」 八幡「お前にだけは言われたくない。 あれだからね?お前の姉ちゃんもだいぶアレだからな?」 雪乃「それで、結局相談とはなんなのかしら?」ナデナデ 大志 結局膝枕は継続するんすね。 川崎「私、今大学の近くの居酒屋でバイトしてるんだけど…。 ちょっとそこのお客さんで一人、かなり厄介なのがいるんだよ。 」 八幡「……酒癖の悪いおっさんでもいるのか?」 川崎「……それの方がまだましよ。 」 大志「姉ちゃん、はやく話して楽になりなよ。 俺も毎朝死にそうな顔して帰ってくる姉ちゃんみると辛いんだ!」 川崎「大志、あんた…… やばい、大志の不安そうな顔。 なんて可愛いんだろう……。 ご飯三杯は余裕だわこれ。 「沙希、なんか分からないけどそれは駄目だと思うよ。 」 雪乃「それで、そこでなにがあったの?」ナデナデ 川崎「あんたたちは、最近先生がどんな様子か知ってる?」 八幡「平塚先生のことか? 先生なら、最近はあってねえから知らない。 」 「静ちゃん……」ホロリ 八幡「焦ってるのはいつものことだろ。 それで、それが今回とどう関係してんだよ。 」 川崎「大アリよ。 まあ聞いて。 それで先生、今年への決意がやばくて……、猫被りはじめたんた。 」 「? 猫被っても暑いだけじゃないの?」 八幡「川崎、は無視していいぞ。 」 川崎「大丈夫、もとからそのつもり。 」 「」 雪乃「猫を被っているって、具体的には?」ナデナデ 川崎「えっと…、先生ついに見境なくしちゃって……。 」 川崎「教え子に手を出すことにしたらしい。 それに唾飛ぶんでやめてください。 汚いです。 」 店長「あ、すみません……、じゃなくて! 早くあのお客さんのとこ行って! そんで出来るなら早く家に帰して!!」 川崎「客を大事にしない店長に敬意を払えません。 あんたがさっさと行ってきたら?」 店長「……立場気にしないの?」 川崎「ならバイトの私に任せっきりの計理と調理とれをやれよ。 お店に迷惑だから。 」 平塚「うるりゃいにゃああたちもこのとちになっちってじゃいぶんあせってきちゃってんのよぉかわちゃきあんりゃもそこにつわってのみながりゃききなしゃ……zzz」 訳:うるさい! 私もこの歳になってだいぶ焦ってきたのよ……。 学校じゃあ魅力的な女教師を演じてるから、反動が酷過ぎて。 店長ノイローゼになりかけてる。 」 「」 雪乃「」ナデナデ 大志「姉ちゃん……。 今日はあなたの記念の日なんだから。 」 「で、でも、ただ現代文の小テストで95点とっただけじゃないっすか」 平塚「なにいってんの。 あなた一ヶ月前まで30点前後だったじゃない。 とっても頑張った結果が出たのよ。 、とか? 平塚「それもあなたが頑張ったからでしょ? 今日はそのお祝い。 そんなに高い物は買えないけど、許してね。 」 「い、いえそんな! 僕すごくうれしいです!! ありがとうございます!」 平塚「フフッ、いいのよ。 」 [2分後] 「あ、もうこんな時間……。 先生、今日、この後塾なんです。 すみません」 平塚「そうなの……、残念ね。 」 「そ、それで! 明日なんすけど……。 今回は良い点とれたけど、次回は分からないじゃないですか。 だ、だから……」 「明日もその…、放課後に勉強みてもらえないっすか?」 平塚「ええ、喜んで。 」ニコッ 「あ、ありがとうございます! じゃ、これで。 さよなら!」 ヨッシャー! ガラガラ アリガトゴザイヤシタァー 平塚「……」 川崎「せ、先生?」 平塚「いよっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁフラグ立ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!! 攻略まであと一歩じゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」 川崎「」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 川崎「……だって。 」 八幡「」 「」 大志「」 雪乃「」 川崎「それじゃ、バイバイ。 」 「ゆきのんバイバイっ! また明日ね!」 大志「さよならっすお兄さん! 今度ご実家に挨拶に伺いますのでよろしくで」バキッドガッバタンガチャリ 八幡「雪ノ下」 雪乃「駄目よ。 」 八幡「なんでだよ。 俺が殺らなきゃいけないんじゃないのか?」 雪乃「あなたの犠牲になる人を私はこれ以上増やしたくないの、それも分からないほどに脳が縮小したのかしら? 」 八幡「せめてこっちに目を向けて言ってくれ。 それにこれは必要な犠牲だ。 小町の為に、あいつは死ななきゃいけない。 これは人類不変の真理だ、違うか?」 雪乃「今度からシスコン比企谷君と定義するべきなのかしら。 いい加減大志君を認めてあげたらどうなの? 」 八幡「……待てよ、もしかしたら小町は本当に騙されているだけなのかもしれない。 アレか? 某葉っぱの国の一族の中2病っぽい目でも大志は開眼したのか?よし、待ってろ小町。 あなたの携帯なってるわよ? 比企谷君にしては随分明るい曲だけど、ようやく更正する気になったの?」 八幡「俺別にぐれてないんだけど…。 この時期に聞きたくなるんだ。 着信は……、げっ…。 」 ガチャリ 八幡「なんすか? 平塚先生。 結婚ならお断りですが。 ちなみに私は太一推しだ。 あの勇気は素晴らしい。 八幡「空、大和、……」ボソッ 平塚 死にたいのか? 八幡「いえ、婚期はもうすぐそこなんでしょ? 頑張って下さい。 」 平塚「まあいい、それで、私と君との密会の件なんだが…、来週末の日曜日の午後9時からはどうだ?」 八幡「先生、国語教師としては見過ごせない間違いがありますが。 まあ日程はそれでいいです。 じゃ、面倒なんでもう切ります。 」 八幡 川崎からの最終的な相談内容は『先生が邪魔。 店から消去して』だった。 先生を正しい道に導いてじゃないのかと言ったら、『別に先生の行く末なんて知ったことじゃないし。 店にとって邪魔なだけ。 本当なら心底どうでもいい。 』とのこと。 教え子から完全にゴミ扱いされてて可哀想…でもないな。 むしろ当然。 そういうわけで仕方なく週一で俺が先生の鬱憤を晴らす相手に任命された。 誰か、てか君。 早くもらってやってくれ。 このままだと俺と雪ノ下の生活に支障をきたすから。 てかもうきたしてるから。 祝儀ならあげるからマジでお願いします。 平塚 なんだその不満タラタラですといいたげな感じは? ムスッ 八幡「いえ、ただ単に面倒だなぁと。 」 八幡「青眼って言わないところがまた…。 」パスッ 雪乃「先生、これはいったいどういうことですか? 雪ノ下一族全体に戦争でも仕掛けるつもりなんでしょうか? それなら全力でお相手しますが。 」 平塚 いや陽乃も雪ノ下家だろ…。 ただ日企谷が私をぞんざいに扱い続けるのなら、陽乃がいつでもお前たちの家に押しかけるぞと言いたかっただけだ。 雪乃「先生、アレがうちに来ても私達が家にあげなければ何も問題はないでしょう。 というよりあげません。 」 雪乃「」 八幡「え、なに?みたくここらへんでは不法侵入が流行ってんの? さっき鍵閉めたよね? どゆこと?」 陽乃「やだなぁ義弟君、私が合鍵の一つや二つ作れないとでも思ってたの? もしそうなら義姉ちゃんの見込み違いだったかな?」 八幡「いや常識のある人なら作れてもつくりませんから。 てか字がおかしいし。 」 陽乃「やだなぁ、私が義弟君と雪乃ちゃんのあんなことやこんなことで一つでも知ってないことがあると思う? 」 八幡「……何が言いたいんすか?」 雪乃「どうせろくなことじゃないでしょう。 姉さん、今日は帰ってちょうだい。 」 陽乃「なんか二人ともつれないなぁ。 ちゃんには毎日のお風呂の後のマッサージを誤魔化して言ってたようだけど、義姉ちゃん知ってるんだからね! あなたたちがまだキスも済ましてない超恥ずかしがり屋さん達ってことを!!」 八幡「い、いや違いますから。 全然そんなんじゃないですから。 いつそういうことを切り出そうかすっげー迷ってるとかそんなんじゃないですから。 」 陽乃「うん、だいぶ洩れちゃってるけどだいじょぶ?」 雪乃 なにかしらこれ… コンドウサンヲ ツンツン 八幡「陽乃さん」 陽乃「何かな?」 八幡「本当にこういうことはやめてください。 俺ら、まだそんな関係になったわけじゃないですから。 」 雪乃 素材はゴムみたいね。 ツンツングニュグニュ 陽乃「ふぅーん……、まだシラを切るつもりなんだあ。 」 八幡「……ほんとなんなんすか? 俺ら何も隠してなんかな」 陽乃「お父さん…」ボソッ 八幡「……」アセダラダラ 陽乃「勇敢にも挨拶に行ったんだよね? しかもわざわざ私とお母さんがいない時を狙って一人で。 さてお父さんになんて言ったのかなぁ?」 八幡「い、いやあの、その、別にそんな事実はないというかその、つまり、そうゆうことですはい。 」 雪乃「日企谷君。 」 八幡「は、はひっ!」 雪乃「説明、してくれる?」 八幡「い、いや別になにも説明しなきゃなんねぇようなことは」 雪乃「八幡っ!!」 八幡「は、はいっ!!!」 雪乃「聞き方を変えます。 あなたの選択肢はyes or noだけ。 」 雪乃「お父さんに、挨拶に行ったの?」. ニコリ 八幡「……YES 笑顔だけど目が笑ってねぇ。 腐ってるよかマシだけど 」 陽乃「はいはい、痴話喧嘩はそこまでとして雪乃ちゃん!!」 雪乃「……なに?」ジトッ 八幡 心から嫌そうだなおい 陽乃「ここにその時の隠し撮りがあるんだけど見る?」 雪乃「姉さん何をしているの? 早くそこに座ってちょうだい。 紅茶はもういれてあるから」 八幡「いやごめんちょっと待って。 さらりと聞こえた言葉がヤバイんだけど。 隠し撮りて、え? てか実の親を隠し撮りって……。 お父さん御愁傷様です。 」 八幡「てそんな悠長に構えてる場合じゃねえ!ちょっと陽乃さん待って! それは非常にマズイです!」 陽乃「うるさいなぁ、黒服君たちカモンっ!」 黒服A「お呼び」 黒服B「でしょうか?」 黒服C「お嬢様。 」 八幡「不法侵入三組目……」 陽乃「その目が腐ってるやつを黙らせて」 黒服ABC「承知しました。 陽乃さん、ガンバ…… 八幡:小遣いの額は、毎日の昼御飯代500円と月1万。 そのため日夜小遣いupを求め、雪ノ下にご奉仕中。 志望の設定を存分に活かしているため、近所の奥様方からは結構人気。 雪乃:八幡にベタ惚れ。 高校卒業と同時に八幡と交際開始、今に至る。 八幡の小遣いが少ない理由は、「もしお小遣いを増やしたら、私と一緒にいてくれる時間が減るかもしれないから」とのこと。 :八幡に高校卒業時に告白も振られる。 しかし、本人達が離れることを嫌がったためにちょくちょく雪ノ下宅にお邪魔するようになる。 八幡『……失礼します。 』 ??『うん、来たかね。 』 八幡『それで…、なんで俺を呼んだんすか? 雪ノ下さん』 雪ノパパさん『うん、実はな……』 雪乃「ちょっとストップ、あなたが挨拶に行ったんじゃなかったの?」 八幡「んんーんーんんんーんんーん!!!」クロフクサンニクチオサエラレテル 雪乃「大学から帰宅途中に黒服さんに拉致られたって、それぐらいちゃんと喋ってくれないかしら。 」 八幡「……ブハッ! …………え、お前なんで今のでわかんの? ユキペディアっておい。 」 雪乃「あなたの考えていることくらい、その二つの空洞を見てれば分かるわよ。 」 八幡「いや空洞てなんだよ。 眼球腐り落ちてるじゃねぇか。 俺の目現在進行形で爛々と濁ってるからな。 」 雪乃「日本語の使い方まで腐敗してきてるわよ。 性根まで腐ってるじゃない。 」ハアッ ムスッ 八幡「じゃあ、俺が今何を考えてるか分かるか?」 雪乃「……何が言いたいの?」 八幡「雪ノ下マジで可愛いっておもってるんだけど、わかんなかったか?」 雪乃「………さあ、続きでも見ましょうか。 」 八幡「ああ、そうだな。 」 八幡 この時、俺は見逃してはいなかった。 そう言って俺からTVに体の向きを変えた雪ノ下の耳が真っ赤だっことを。 ……あ~、ヤバイ。 マジで可愛いよ雪乃!! 黒服C「…ちっ」ギリギリ 八幡「く、黒服さん、肘の関節が曲がったらマズイ方向に曲がってるんすけど。 痛みが尋常じゃないんすけど。 」 黒服A「フンッ、フンッ!!」ドンッ ドンッ! 八幡「あの、その壁の向こうに俺の本棚あるんすけど。 心なしか崩れ落ちる音が聞こえてきてるんすけど。 」 黒服B「ナゼダ? ナゼコンナジンルイノゴミニハコンナカワイイカノジョガイテオレニハイナインダ? 」ドンドンドンドンっ!! 八幡「うわぁすっごい、これが本当の壁ドンかぁ 棒 」 八幡『で? なんで俺が拉致られなきゃなんないんすか?』 雪ノパパさん『それは、お前が私の…』 以下雪ノパパさん:パパさん パパさん『私の愛しい娘をし、あまつさえ無理やりいちゃラブさせているからだぁ!!!』 八幡『失礼しました』バタン パパさん『……はっ、な、なにをしている! 連れ戻せぇ!!!』 [1時間後] 黒服G『つ、連れてまいりましたぁ…』ゼェゼェハァハァ パパさん『おい、お前。 なぜこの黒服たちからこのような長い時間逃げていられた?』 八幡『いや、俺普通に歩いて帰ろうとしてたんすけど。 そちらが自宅前に着くまで探し当てれなかっただけです。 』 パパさん『……すまなかった。 まさか話に聞いてた以上に君は存在感がない人間だったとは。 申し訳ない。 』 八幡『え、なんでこんな自然に馬鹿にされてんの? これが雪ノ下一家のDNA?』 パパさん『まあいい、それよりも単刀直入に言わせてもらおう。 うちの娘に今後一切寄り付かないで欲しい。 』 八幡『あの……、一応雪乃さんとは双方合意の上で同棲させてもらってるんですが。 』 パパさん『だが君の気持ちも分からないことはない。 あれだけ可愛いうちの娘だ。 君が夢中になるのは当然だろう。 かくいう私も18年間ずっと夢中だからな。 』 八幡『駄目だ少しも聞いてない。 てか、あの、パパさん?』 パパさん『だれがお前のパパだぁ!?!?』 八幡『いや、そんなことは言ってないんすけど。 てかそゃんと聞いてるんすね…。 』 パパさん『ハアハア…、まあそんなことはどうでもいい。 』 八幡『 言い出したのはそっちなんですけど… 』 パパさん『実は、ここ1ヶ月ほどの間、この者達に君を尾行させていたのだよ。 』 黒服A『どうも』 黒服B『はじめまして』 黒服C『正直壁ドンばっかしてました、すんません』 八幡『え? あれって俺を尾行してたんですか?』 パパさん『……え? もしかして気付いてた?』 八幡『俺をつけてたんじゃなくて、雪ノ下を監視してるんだと思ってました。 てか雪ノ下の監視だけならもう2年になるんじゃないっすか?』 パパさん『一応こいつらは首相護衛クラスのSPなんだが……。 なに君、ゴルゴ?』 八幡『[ピー]か自主規制してくださいよ…。 俺ぼっちなんで、他人の視線には敏感なんですよパパさん。 』 パパさん『うるせぇ誰がパパさんだぁ!? なめた口きいてんのなら[ピー]してお前の[ピー]を使い物にならなくするぞ!!』 八幡『いやだからパパさん呼びにそんな深い意味はないんすけど。 てか今度はちゃんと[ピー]入れてるし。 失敗から学ぶのが雪ノ下のDNAの証なの?』 八幡『あのー、俺もう帰っていいっすか? 雪乃さんを待たせてるんで。 』 パパさん『私の目の前で娘を名前呼びとは、余程死にたいのだろうな? ヒキタニ君?』 八幡『 ここでも名前を間違えられる俺…。 まあいいけどねってハチマンはハチマンは無理して笑顔を作ってみる!! 』 パパさん『 え、なにこいつ、マジキモいんだけど。 ……やはり、こんなやつに我が娘は任せておけん! ヒキタニ君、君の希望職種は……、信じられないが、らしいな。 』 八幡『…なんで俺の個人情報知ってんすか? もしかして、ストーカー?』 パパさん『君の元担任に聞いたら、ラーメン一週間タダ券と引き換えに教えてくれたぞ。 』 八幡『え、なに俺の個人情報ってラーメンよりも安いの? あの行き遅れめ……』 パパさん『君の価値がその程度なのは周知の事実だろう。 それはもういい、取り返しのつかないことは議論のしようがないからな。 』 八幡『 もう俺をdisるのはデフォルトなんですかそうですか… 』 パパさん『私が言いたいのは…』 パパさん『そんな甲斐性のない男にうちの娘はやれん。 せめて隼人君ぐらいの者じゃないと釣り合わないだろう。 』 八幡『………』 パパさん『まったく……、雪乃にも少しがっかりといったところだな。 こんな男を選ぶようではいか『う……ぇ』………なんだね?』 八幡『うるせぇって言ったんだよ!!!』ビリビリ パパさん『なっ……』 八幡『雪ノし…、雪乃は、あいつは卒業式で…。 葉山じゃなくて俺を選んでくれたんです。 』 八幡『俺は馬鹿にされたり、蔑まれたりされることはよくありますし、てかそうされても仕方ない人間なんです。 まあ、そういう生き方してきたんすから当然なんですけど。 』 八幡『でも、あいつはこんな俺を選んでくれたんです。 だから俺は…』 八幡『その選択をした雪乃を馬鹿にするあなたを許せない……て、言いたかったんすけどね。 』ハァ パパさん『……言わないのか?』 八幡『今から俺がお願いすることを聞いてくれたら許します、お義父さん。 』 パパさん『お願い……』 パパさん『……ちょっと待て、……お義父さん?』 八幡『娘さん、雪乃を俺に下さい。 』 パパさん『』 八幡『本当なら、大学出てからって思ってたんすけど…、機会が巡ってきたんでお願いします。 』 パパさん『』 八幡『俺は変わる気はないって、雪乃に言い続けてきたんです。 でも、あいつにだけは変わってみせたくなったんです。 』 八幡『あいつは俺にいつも行動で示せって言うから…、こうすることにしました。 』 八幡『もう一度言います。 雪乃さんを僕に下さい。 義姉ちゃんうれしいなぁ。 』 八幡『いや、でもお義父さんからまだ許可貰ってないんで…』 陽乃『 おっと…、もう義弟呼びは否定しないんだね。 雪乃ちゃんのためにここまで変わるか…。 私が許可取っとくから。 取れたら連絡するね。 』 八幡『…分かりました。 じゃあ、よろしくお願いします、義姉さん。 』ダッ 陽乃『おう…. 義姉呼び……』 ビビーガチャガチャウィーガチャッガチッ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 陽乃『あ、義弟君? お義父さんから許可とれたよー。 お母さんのことなら心配しないでね! 私とお義父さんが持てる力の全てを込めて説き伏せたから!! じゃ、披露宴でまた会おうっ!』 八幡「……」ハァ ……ヒック、グスッ 八幡「…え?」 雪乃「なに、やってるのよ…」グスッ 八幡「……すまん。 」 雪乃「勝手に親の許可まで取って……。 比企谷君の脳はいつまでたっても腐ったままなのかしら?」グスッ 八幡「そうだな…、ま、それでもいいかな。 」 八幡「雪乃、俺と……」 八幡「結婚して下さい。 」 雪乃「………はい、喜んで。 八幡!」ダキッ 八幡「うわっ!!」ドサッ その後のことは、話さなくても分かってもらえると思う。 ーやはり俺の青春ラは、間違ってはいなかったようだー 終 元スレ 八幡「俺のMAXコーヒーはどこだ?」 雪乃「……」.

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