ラーメン二郎 関西。 ラーメン二郎京都店【デカ盛り】関西初出店の直系ラーメン二郎店舗【大食い】開店当初はシステム混乱気味

全国ラーメン二郎まとめ・全40店舗

ラーメン二郎 関西

ラーメン二郎三田本店 創業は(43年)で、の近くに当初「ラーメン 次郎」の名前で開店した。 これは開店前年のにから発売されて人気となっていた、「ラーメン太郎」 を捩ったものとされている。 店主の山田はで、ラーメンについては全く知識がなかった。 最初は「ラーメンぐらい何とかなるか」とたかをくくってラーメン店を出店したが、開店当初から半年間は1日あたりの売上が昼前から深夜まで営業しても20杯以下と低迷していた。 様子を見かねた近所の店主が自分の中華料理店で修業するようにすすめ、山田はその勧めに応じて3か月間の修行をした。 また、近隣にあったのに住んでいた北海道出身の客から受けた助言を参考にし、独自の味を作り出した。 1970年代前半、目黒区によるの河川改修(暗渠・緑道化)工事のために店舗を移転することとなり、客として来ていたの学生から情報提供された港区三田・の元屋店舗にて営業を再開した。 ここは慶応大学三田キャンパス東南の角に当たる慶應仲通りに通じる交差点脇であり、最寄りの鉄道駅(や)と三田キャンパス正門との導線上にあった。 ここへの移転の際、屋が新店舗のの「次郎」とすべきところを間違えて「 二郎」と書いてしまったことから、以降はそのまま「ラーメン 二郎」表記で通している。 提供するラーメンのボリュームと味付け、山田の人柄が学生に受けたことから店は繁盛した。 やにもに取り上げられている。 4月発売の『東京味のグランプリ〈1986〉』で山本はをした際、ラーメン二郎は無星の評価だった。 発売の『』50号掲載の『』「焦がしネギの風味」の扉絵でぶたダブルが描かれており、慶應大学出身者である作者のが「ラーメンの帝王」というフレーズを使った紹介文を添えている。 1996年4月20日発売の『の優雅な1日』では、作者のがラーメン二郎について取材した内容をイラスト入りでしていた。 に三田通りの拡幅計画が実施される見通しとなり、これによって二郎も影響を受けることが判明したため 、山田は店を閉めることを考えた。 しかし、常連客は店の継続を望み、地元慶應義塾大学の学生有志は当時改装が予定されていた慶應義塾大学西校舎へ誘致の署名活動を1990年代前半に行った。 これは「学内の食堂に、塾生以外の外部の客行列ができるのはまずい」など諸般の事情で実現に至らず 、三田通りの店舗は(8年)2月末に閉店した。 同年6月から沿い(慶應義塾大学正門近く)に移転し、営業を再開した。 これが現在の三田本店である。 2003年には「ラーメン二郎」の名称が商標登録された。 権利者は「山田拓美」、区分は「ラーメンを主とする飲食物の提供」で、登録日は(平成15年)である。 (平成21年)には、イギリスの高級紙・紙の「世界で食べるべき50の料理」に選ばれている。 (平成31年)には、創業店主の山田拓美の長年の功績を称え、「慶應義塾特選塾員」に表彰された。 特徴 [ ] 麺の上には野菜(と)と「ぶた」とよばれるが載せられる。 を主なとしたに、チャーシューの煮汁をベースにしたを加えて調整する。 三田本店を含めた殆どの店舗で自家 を行い、原材料としての「オーション」 を使用している。 出来上がった麺は基本的に比較的太く、ごわごわした平打ち麺となっている。 はチャーシュー用のやにの芯やなどの香味野菜、背脂を煮込んで作られる。 豚の脂が混ざり分が多い。 ラーメン二郎で使う醤油は、以前は千葉県の柴崎味噌醤油店が製造し カネシ商事 が販売していた「ラーメン二郎専用醤油」とラベルに表示されている醤油を使用していた。 現在は株式会社エフゼットによる「ラーメン二郎専用しょうゆ」及び「ラーメン二郎専用みりん風調味料」を使用している。 店舗 [ ] 三田本店、また店舗のは黄色で黒文字の事が多く (京都店のみ、府の景観条例の関係で白色で黒文字及び赤文字)、は赤色である事が多い。 前払いの食券制 プラスチック製札式。 一部の店舗は紙式 であり、麺の量や豚の量によって色分けされている。 メニュー [ ] 提供されるのは豚骨ベースの醤油味のラーメンが主であり、メニューは麺の量と叉焼(「ブタorぶた」と表記される)の量の組み合わせで構成されている。 ラーメン二郎では基本的に、普通のラーメンのことを小(しょう)、大盛りラーメンのことを大(だい)と呼んでおり、中や普通、並といったメニューはない。 また、小といっても一般的なラーメンに比べると 小で普通のラーメンの特盛かそれ以上、大で普通のラーメンの大盛り2杯分相当と量が多い。 なお、店舗によっては「ミニ」「プチ」など、小よりもさらに量を抑えたメニューがある。 それらのメニューが無い店でも、食券提出時などに「麺少なめ」「麺半分」などといった要望を告げれば受け付けてくれるところがほとんどである。 また、食券を提示する際に「アブラ少な目」「味薄目」「麺かため」などと申し出れば、当初の油やタレの基本量や麺の茹で加減を調整してくれる店舗もある。 三田本店以外の店舗では、味噌味・塩味、や汁なし(に似たメニュー。 タレに背油や辛味、ネギなどを加え、少量のスープで伸ばしたものを麺に絡めて食べる。 )、つけ味(スープをつけ麺のつけ汁を使用したメニュー)、生卵や生姜などの有料トッピング(店によっては常時、またはその日、もしくは期間限定で無料で実施)などのメニューも取り扱っている。 特に八王子野猿街道店2では、1年通して様々なメニューや有料トッピングを期間限定で提供している。 また、を提供する店舗も存在する。 店の前には特定保健用食品を主とした多く扱うがあり、購入した飲み物を持ち込めることが多い。 トッピング [ ] 基本的に「ヤサイ」「ニンニク」「アブラ」「カラメ」の4つのトッピングが無料で可能である。 なお、通常のラーメンに入っているトッピングは「ぶた」とひとつかみ程度の「ヤサイ」であり、 ニンニクは入っていない。 ニンニクをトッピングしたい場合は別途後述の「コール」で店員に申し付ける必要がある。 「ニンニク」はおろし状〜粗みじん切りにされた生が丼に入れられる。 「アブラ」とは、スープを作る際に煮込まれた粒状の背脂であるが、店舗によっては別途、醤油などで味付けされた背脂や別途背脂を調理し塊のまま出すことがある。 「カラメ」とはラーメンで使用するタレを上から回しかけ、さらに濃い味に調製することである。 ほとんどの店舗で、ラーメンを供する直前に、店員が客に向けて「 ニンニク入れますか? 」などと問うので、客は「ニンニク」の有無や「ヤサイ」「アブラ」「カラメ」の追加の希望について返答をしなければならない。 また「少なめ」「抜き」など、トッピングの量も融通をきかせてもらえる店舗が多い。 また、新宿小滝橋店等一部店舗では着席時にトッピングの有無について聞かれる。 独特の聞き方、また返答の仕方から上では 呪文 ヤサイマシニンニクカラメスコシ、等 と呼ばれるが、「ニンニク入れますか? 」の問いかけに「はい」や「お願いします」、「入れてください」等と答えるだけでも注文は通じる。 — ラーメン二郎三田本店 社訓 スラング [ ] ジロリアン [ ] 下記の条件に該当する一部のラーメン二郎ファンを「ジロリアン」と表現することがある。 熱狂的なラーメン二郎ファン 、またラーメンが好きなのではなくラーメン二郎が好きで、ラーメン二郎を食べ歩く人。 のように傾倒し、魅了されたり 、こよなく愛する人。 としている人。 勝手にを作る的なファン。 ライターのは、彼らの多くが「二郎のラーメンが特別に美味しいわけではないが、食べずにいられない」「二郎はラーメンではなく二郎という食べ物である」といった価値観を持っていることを指摘し 、ラーメン二郎を食べることを修業とし巡業のように何度も訪れたり各地を回るのようだと考察している。 また、ラーメン二郎は他の多くのラーメンチェーン店と違って店舗ごとに味が異なるため、様々な店舗を訪れてその味の違いなどの情報交換をインターネット上(ブログなど)で行ってコミュニケーションの素材として楽しんでいる。 このようにジロリアンはラーメン二郎を「勝手なルールを元にしたゲーム」のように消費している面があるという。 家二郎 [ ] ラーメン二郎のファンが、その味の再現を目指して自宅で作る二郎風ラーメンを意味する語。 鍋二郎 [ ] ラーメン二郎でスープと麺を持参した鍋で持ち帰ること。 店舗によっては行っていない場合もある。 三田本店以外のラーメン二郎 [ ] 三田本店以外にもラーメン二郎と名乗る店舗が複数存在する。 基本的に によるもので、三田本店で修行した人 () や、それらの弟子が開店した二郎直系店で修行した人 が「ラーメン二郎」の名称を使用して出店している。 各店舗、営業時間中は修行を経験した責任者がに立つ鉄則に従っており 、はそれぞれ独立して行っている。 他に、ラーメン二郎に似せたラーメンを提供しそれを売りとした「ラーメン二郎インスパイア系」と表現される店も複数存在している。 インスパイア系の中には過去「ラーメン二郎」を名乗っていながら実際には三田本店とは無関係の店舗もあったが、ラーメン二郎の商標登録に伴い店舗名を変更している。 また、かつてはラーメン二郎を名乗っていたが、後に独自の屋号へ変更した店舗も存在する。 近年、インスパイア店は関東以外の地方でも目にする機会が増えてきている。 直系・・山田拓美の下、本店で修行した直接の弟子が営業時間中に責任者として厨房に立つ店。 いわゆる暖簾分け。 亜流・・弟子、孫弟子の派生店。 直系だが二郎の名を継がず自己流アレンジ加えて独立した店(いごっそう等)• 直系ではなく、孫弟子以降だが師匠を辿ると山田拓美にたどり着く店(ラーメン荘など)• インスパイア系・・直系、亜流店での修行が無く、上記の店に似せて出店(ジローフードシステムおよびフューチャー・ファクトリーによりラーメン二郎の屋号で運営された各店舗(現在の「ラーメン」および「らーめん大」 )、ジャンクガレッジ等) 店舗一覧(2020年6月7日現在) [ ]• 三田本店 東京都港区• 目黒店 東京都目黒区• 仙川店 東京都調布市• 新宿歌舞伎町店 東京都新宿区 旧名:歌舞伎町店• 品川店 東京都品川区• 新宿小滝橋通り店 東京都新宿区• 環七新新代田店 東京都世田谷区 旧名:環七新代田店• 八王子野猿街道店2 東京都八王子市 旧名:八王子野猿街道店• 池袋東口店 東京都豊島区• 亀戸店 東京都江東区• 京急川崎店 神奈川県川崎市川崎区• 府中店 東京都府中市• 松戸駅前店 千葉県松戸市• めじろ台店 東京都八王子市 旧名:めじろ台法政大学前店• 荻窪店 東京都杉並区• 上野毛店 東京都世田谷区• 京成大久保店 千葉県船橋市• 環七一之江店 東京都江戸川区• 相模大野店 神奈川県相模原市南区 旧名:相模大野駅前店• 横浜関内店 神奈川県横浜市中区• 神田神保町店 東京都千代田区• 小岩店 東京都江戸川区• ひばりヶ丘駅前店 東京都西東京市• 桜台駅前店 東京都練馬区• 栃木街道店 栃木県下都賀郡壬生町• 立川店 東京都立川市• 千住大橋駅前店 東京都足立区• 茨城守谷店 茨城県守谷市• 湘南藤沢店 神奈川県藤沢市• 西台駅前店 東京都板橋区• 中山駅前店 神奈川県横浜市緑区• 仙台店 宮城県仙台市青葉区• 札幌店 北海道札幌市北区• 会津若松駅前店 福島県会津若松市• 新潟店 新潟県新潟市中央区• 川越店 埼玉県川越市• 京都店 京都府京都市左京区• 越谷店 埼玉県越谷市• 前橋千代田町店(群馬県前橋市)• 千葉店(千葉県千葉市中央区)• 大宮公園駅前店 埼玉県さいたま市大宮区 かつてあった店舗 [ ]• 吉祥寺店(東京都武蔵野市)• 1986年開店。 2001年4月に「ラーメン生郎」として独立。 2015年4月閉店。 「ラーメン生郎」となったのは、悪戯によって看板の文字を書き加えられたからである• 赤羽店(東京都北区。 2012年から2017年まで存在した店舗とは別)• 1991年開店。 武蔵小杉店(神奈川県川崎市)• 1996年5月開店。 2011年1月に「ラーメン こじろう526武蔵小杉店」として独立。 代々木店(東京都渋谷区)• 1998年9月開店。 1999年4月閉店。 町田店(東京都町田市)• 1999年3月開店。 2002年9月に閉店。 2003年に静岡県富士市に「ラーメン大山」として独立。 高田馬場店(東京都豊島区)• 2002年5月開店。 2013年3月閉店。 大宮店(埼玉県さいたま市大宮区)• 2008年8月開店。 2016年11月閉店。 2017年10月に同店店主が名古屋市にうどん店「肉うどん さんすけ」を開業• 赤羽店(東京都北区)• 2012年1月開店。 2017年4月閉店。 新橋店(東京都港区)• 2011年9月開店。 2018年4月閉店。 2018年4月に同店店主が「麺屋 味方」を開業。 新小金井街道店(東京都小金井市)• 2001年3月開店。 2018年12月閉店。 店主は八王子野猿街道店2の実父であった。 JR西口蒲田店(東京都大田区)(旧鶴見店(横浜市鶴見区)• 1996年2月、鶴見店として開店。 2013年3月より長期休業。 2014年11月、移転しJR西口蒲田店として営業再開。 2019年10月閉店。 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• G-Search "side B" ジー・サーチ. 2010年1月22日. 朝刊 東京版 読売新聞社 : p. 日経トレンディネット 日経BP社. 2008年9月24日. 『東京味のグランプリ〈1986〉』、1986年4月。 フード・ラボ. 2012年6月10日時点の [ ]よりアーカイブ。 2016年7月18日閲覧。 『ミスター味っ子』2、講談社、1986年2月。 『島耕作の優雅な1日』講談社、1996年4月20日。 夕刊 東京版 総合面 毎日新聞社 : p. ガーディアン. 2009年9月13日. 2019年2月25日. ZAKZAK 産経デジタル. 2010年4月8日. デイリーポータルZ ニフティ. 2010年5月16日. 109、。 夕刊 東京版 読売新聞社 : p. 2010年5月16日. GIGAZINE GIGAZINE. 2009年4月19日. GIGAZINE GIGAZINE. 2011年11月17日• - 2007年11月21日• 229. All About ジー・サーチ. 2001年10月15日. , pp. 230-231. 232-235. , pp. 236-237. 自宅でできる二郎風ラーメンの作り方• 経スペシャル. 2011年3月12日閲覧。 148-149。 「三田直系店はフランチャイズではなく、のれん分け制をとっている。 二郎直系の新店主は基本的に三田本店または直系店での修行をこなす。 朝刊 北日本新聞社 : p. "大学時代から通い詰め、熱烈なファンだったラーメン二郎(本店、東京・三田)に弟子入り。 のれん分けを許され、平成七年に目黒店をオープンさせた。 清川仁 2011年1月26日. 夕刊 東京版 読売新聞社 : p. "東京・三田の本店は、安さとボリュームで、近くの慶応大の学生たちに愛されてきた。 ところがここ10年で、都内近郊にのれん分けの店舗が急増。 朝刊 東京版 読売新聞社 : p. "二郎の味は弟子によって広がり、慶応のOB二人も含め現在都内などに七店。 経営はそれぞれ独立している。 産経デジタル 2011年2月9日. 2011年2月10日時点のよりアーカイブ。 2012年6月8日閲覧。 フォーリンデブはっしー 公式ブログ フォーリンデブはっしー. 2013年9月22日. All About ジー・サーチ. 2003年6月24日. ホットペッパー 刈部山本. 2019年12月4日. 参考文献 [ ]• 『ラーメンと愛国』、2011年10月。 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 - 『ラーメン二郎』という題名の楽曲がある。 - 『私を二郎に連れてって』という題名の楽曲がある。

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関西の“二郎系”ラーメン店で食中毒 3日間の営業停止

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11時間半の長旅でしたが、ようやく辿り着く事ができました。 ここまで片道、3000円以下で辿り着いています! 時間は異常にかかりますが 笑 営業時間 11:00~14:00 17:00〜22:00 日・祝は21:00迄 水曜・祝日翌日定休 加えて不定休あり ラーメン二郎京都店メニュー たどり着いたのは夜の開店から少し経った17時15分くらい。 しかし開店3日目でも整理券で制限をする状況らしいです。 理由は近隣住民からの苦情らしく今後も整理券になりそうとの事。 食券はいつもの・・・ 大ラーメン830円 座ってからのコールは・・・ ヤサイマシマシアブラで 整理券を配布していても、食べるまでには1時間かかりました。 これは開店早々思いやられますね。 オペレーションは空いた席にどんどん座らせずに、ロット毎でコントロールしながら、複数名を一度に座らせ一度にさばくようなやり方。 非乳化スープ 醤油が立った非乳化ですが、小さい粒の表層脂が乳化寸前! そんな中、醤油味の主張も強い印象です。 豚 いずれもごつくて大きな肉肉しい違う部位が2つ。 脂比率も高くて嬉しかったのですが、噛み応えがありすぎ 笑 アブラ アブラも薄いはんぺん状で、一番好みの形状かも! ヤサイはクタまでいかないホクホク甘みのあるタイプな状態です。 麺 もっちもちで太さは平均的くらいでしょうか。 温度が高めなのも相まって好印象でした。 非乳化ショッパウマーなスープと麺の相性が良さそうです。 量は二郎標準と言った感じだったので、連食でも何とかなりました。 整理券の配布時間やパターンなども、近隣住民に配慮し、人が殺到するような状況を作らない為にも、今後も非公開の予定なんだとか。

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【実食】大阪の二郎系ラーメン全店31か所を完全網羅!【随時更新】

ラーメン二郎 関西

ラーメン二郎三田本店 創業は(43年)で、の近くに当初「ラーメン 次郎」の名前で開店した。 これは開店前年のにから発売されて人気となっていた、「ラーメン太郎」 を捩ったものとされている。 店主の山田はで、ラーメンについては全く知識がなかった。 最初は「ラーメンぐらい何とかなるか」とたかをくくってラーメン店を出店したが、開店当初から半年間は1日あたりの売上が昼前から深夜まで営業しても20杯以下と低迷していた。 様子を見かねた近所の店主が自分の中華料理店で修業するようにすすめ、山田はその勧めに応じて3か月間の修行をした。 また、近隣にあったのに住んでいた北海道出身の客から受けた助言を参考にし、独自の味を作り出した。 1970年代前半、目黒区によるの河川改修(暗渠・緑道化)工事のために店舗を移転することとなり、客として来ていたの学生から情報提供された港区三田・の元屋店舗にて営業を再開した。 ここは慶応大学三田キャンパス東南の角に当たる慶應仲通りに通じる交差点脇であり、最寄りの鉄道駅(や)と三田キャンパス正門との導線上にあった。 ここへの移転の際、屋が新店舗のの「次郎」とすべきところを間違えて「 二郎」と書いてしまったことから、以降はそのまま「ラーメン 二郎」表記で通している。 提供するラーメンのボリュームと味付け、山田の人柄が学生に受けたことから店は繁盛した。 やにもに取り上げられている。 4月発売の『東京味のグランプリ〈1986〉』で山本はをした際、ラーメン二郎は無星の評価だった。 発売の『』50号掲載の『』「焦がしネギの風味」の扉絵でぶたダブルが描かれており、慶應大学出身者である作者のが「ラーメンの帝王」というフレーズを使った紹介文を添えている。 1996年4月20日発売の『の優雅な1日』では、作者のがラーメン二郎について取材した内容をイラスト入りでしていた。 に三田通りの拡幅計画が実施される見通しとなり、これによって二郎も影響を受けることが判明したため 、山田は店を閉めることを考えた。 しかし、常連客は店の継続を望み、地元慶應義塾大学の学生有志は当時改装が予定されていた慶應義塾大学西校舎へ誘致の署名活動を1990年代前半に行った。 これは「学内の食堂に、塾生以外の外部の客行列ができるのはまずい」など諸般の事情で実現に至らず 、三田通りの店舗は(8年)2月末に閉店した。 同年6月から沿い(慶應義塾大学正門近く)に移転し、営業を再開した。 これが現在の三田本店である。 2003年には「ラーメン二郎」の名称が商標登録された。 権利者は「山田拓美」、区分は「ラーメンを主とする飲食物の提供」で、登録日は(平成15年)である。 (平成21年)には、イギリスの高級紙・紙の「世界で食べるべき50の料理」に選ばれている。 (平成31年)には、創業店主の山田拓美の長年の功績を称え、「慶應義塾特選塾員」に表彰された。 特徴 [ ] 麺の上には野菜(と)と「ぶた」とよばれるが載せられる。 を主なとしたに、チャーシューの煮汁をベースにしたを加えて調整する。 三田本店を含めた殆どの店舗で自家 を行い、原材料としての「オーション」 を使用している。 出来上がった麺は基本的に比較的太く、ごわごわした平打ち麺となっている。 はチャーシュー用のやにの芯やなどの香味野菜、背脂を煮込んで作られる。 豚の脂が混ざり分が多い。 ラーメン二郎で使う醤油は、以前は千葉県の柴崎味噌醤油店が製造し カネシ商事 が販売していた「ラーメン二郎専用醤油」とラベルに表示されている醤油を使用していた。 現在は株式会社エフゼットによる「ラーメン二郎専用しょうゆ」及び「ラーメン二郎専用みりん風調味料」を使用している。 店舗 [ ] 三田本店、また店舗のは黄色で黒文字の事が多く (京都店のみ、府の景観条例の関係で白色で黒文字及び赤文字)、は赤色である事が多い。 前払いの食券制 プラスチック製札式。 一部の店舗は紙式 であり、麺の量や豚の量によって色分けされている。 メニュー [ ] 提供されるのは豚骨ベースの醤油味のラーメンが主であり、メニューは麺の量と叉焼(「ブタorぶた」と表記される)の量の組み合わせで構成されている。 ラーメン二郎では基本的に、普通のラーメンのことを小(しょう)、大盛りラーメンのことを大(だい)と呼んでおり、中や普通、並といったメニューはない。 また、小といっても一般的なラーメンに比べると 小で普通のラーメンの特盛かそれ以上、大で普通のラーメンの大盛り2杯分相当と量が多い。 なお、店舗によっては「ミニ」「プチ」など、小よりもさらに量を抑えたメニューがある。 それらのメニューが無い店でも、食券提出時などに「麺少なめ」「麺半分」などといった要望を告げれば受け付けてくれるところがほとんどである。 また、食券を提示する際に「アブラ少な目」「味薄目」「麺かため」などと申し出れば、当初の油やタレの基本量や麺の茹で加減を調整してくれる店舗もある。 三田本店以外の店舗では、味噌味・塩味、や汁なし(に似たメニュー。 タレに背油や辛味、ネギなどを加え、少量のスープで伸ばしたものを麺に絡めて食べる。 )、つけ味(スープをつけ麺のつけ汁を使用したメニュー)、生卵や生姜などの有料トッピング(店によっては常時、またはその日、もしくは期間限定で無料で実施)などのメニューも取り扱っている。 特に八王子野猿街道店2では、1年通して様々なメニューや有料トッピングを期間限定で提供している。 また、を提供する店舗も存在する。 店の前には特定保健用食品を主とした多く扱うがあり、購入した飲み物を持ち込めることが多い。 トッピング [ ] 基本的に「ヤサイ」「ニンニク」「アブラ」「カラメ」の4つのトッピングが無料で可能である。 なお、通常のラーメンに入っているトッピングは「ぶた」とひとつかみ程度の「ヤサイ」であり、 ニンニクは入っていない。 ニンニクをトッピングしたい場合は別途後述の「コール」で店員に申し付ける必要がある。 「ニンニク」はおろし状〜粗みじん切りにされた生が丼に入れられる。 「アブラ」とは、スープを作る際に煮込まれた粒状の背脂であるが、店舗によっては別途、醤油などで味付けされた背脂や別途背脂を調理し塊のまま出すことがある。 「カラメ」とはラーメンで使用するタレを上から回しかけ、さらに濃い味に調製することである。 ほとんどの店舗で、ラーメンを供する直前に、店員が客に向けて「 ニンニク入れますか? 」などと問うので、客は「ニンニク」の有無や「ヤサイ」「アブラ」「カラメ」の追加の希望について返答をしなければならない。 また「少なめ」「抜き」など、トッピングの量も融通をきかせてもらえる店舗が多い。 また、新宿小滝橋店等一部店舗では着席時にトッピングの有無について聞かれる。 独特の聞き方、また返答の仕方から上では 呪文 ヤサイマシニンニクカラメスコシ、等 と呼ばれるが、「ニンニク入れますか? 」の問いかけに「はい」や「お願いします」、「入れてください」等と答えるだけでも注文は通じる。 — ラーメン二郎三田本店 社訓 スラング [ ] ジロリアン [ ] 下記の条件に該当する一部のラーメン二郎ファンを「ジロリアン」と表現することがある。 熱狂的なラーメン二郎ファン 、またラーメンが好きなのではなくラーメン二郎が好きで、ラーメン二郎を食べ歩く人。 のように傾倒し、魅了されたり 、こよなく愛する人。 としている人。 勝手にを作る的なファン。 ライターのは、彼らの多くが「二郎のラーメンが特別に美味しいわけではないが、食べずにいられない」「二郎はラーメンではなく二郎という食べ物である」といった価値観を持っていることを指摘し 、ラーメン二郎を食べることを修業とし巡業のように何度も訪れたり各地を回るのようだと考察している。 また、ラーメン二郎は他の多くのラーメンチェーン店と違って店舗ごとに味が異なるため、様々な店舗を訪れてその味の違いなどの情報交換をインターネット上(ブログなど)で行ってコミュニケーションの素材として楽しんでいる。 このようにジロリアンはラーメン二郎を「勝手なルールを元にしたゲーム」のように消費している面があるという。 家二郎 [ ] ラーメン二郎のファンが、その味の再現を目指して自宅で作る二郎風ラーメンを意味する語。 鍋二郎 [ ] ラーメン二郎でスープと麺を持参した鍋で持ち帰ること。 店舗によっては行っていない場合もある。 三田本店以外のラーメン二郎 [ ] 三田本店以外にもラーメン二郎と名乗る店舗が複数存在する。 基本的に によるもので、三田本店で修行した人 () や、それらの弟子が開店した二郎直系店で修行した人 が「ラーメン二郎」の名称を使用して出店している。 各店舗、営業時間中は修行を経験した責任者がに立つ鉄則に従っており 、はそれぞれ独立して行っている。 他に、ラーメン二郎に似せたラーメンを提供しそれを売りとした「ラーメン二郎インスパイア系」と表現される店も複数存在している。 インスパイア系の中には過去「ラーメン二郎」を名乗っていながら実際には三田本店とは無関係の店舗もあったが、ラーメン二郎の商標登録に伴い店舗名を変更している。 また、かつてはラーメン二郎を名乗っていたが、後に独自の屋号へ変更した店舗も存在する。 近年、インスパイア店は関東以外の地方でも目にする機会が増えてきている。 直系・・山田拓美の下、本店で修行した直接の弟子が営業時間中に責任者として厨房に立つ店。 いわゆる暖簾分け。 亜流・・弟子、孫弟子の派生店。 直系だが二郎の名を継がず自己流アレンジ加えて独立した店(いごっそう等)• 直系ではなく、孫弟子以降だが師匠を辿ると山田拓美にたどり着く店(ラーメン荘など)• インスパイア系・・直系、亜流店での修行が無く、上記の店に似せて出店(ジローフードシステムおよびフューチャー・ファクトリーによりラーメン二郎の屋号で運営された各店舗(現在の「ラーメン」および「らーめん大」 )、ジャンクガレッジ等) 店舗一覧(2020年6月7日現在) [ ]• 三田本店 東京都港区• 目黒店 東京都目黒区• 仙川店 東京都調布市• 新宿歌舞伎町店 東京都新宿区 旧名:歌舞伎町店• 品川店 東京都品川区• 新宿小滝橋通り店 東京都新宿区• 環七新新代田店 東京都世田谷区 旧名:環七新代田店• 八王子野猿街道店2 東京都八王子市 旧名:八王子野猿街道店• 池袋東口店 東京都豊島区• 亀戸店 東京都江東区• 京急川崎店 神奈川県川崎市川崎区• 府中店 東京都府中市• 松戸駅前店 千葉県松戸市• めじろ台店 東京都八王子市 旧名:めじろ台法政大学前店• 荻窪店 東京都杉並区• 上野毛店 東京都世田谷区• 京成大久保店 千葉県船橋市• 環七一之江店 東京都江戸川区• 相模大野店 神奈川県相模原市南区 旧名:相模大野駅前店• 横浜関内店 神奈川県横浜市中区• 神田神保町店 東京都千代田区• 小岩店 東京都江戸川区• ひばりヶ丘駅前店 東京都西東京市• 桜台駅前店 東京都練馬区• 栃木街道店 栃木県下都賀郡壬生町• 立川店 東京都立川市• 千住大橋駅前店 東京都足立区• 茨城守谷店 茨城県守谷市• 湘南藤沢店 神奈川県藤沢市• 西台駅前店 東京都板橋区• 中山駅前店 神奈川県横浜市緑区• 仙台店 宮城県仙台市青葉区• 札幌店 北海道札幌市北区• 会津若松駅前店 福島県会津若松市• 新潟店 新潟県新潟市中央区• 川越店 埼玉県川越市• 京都店 京都府京都市左京区• 越谷店 埼玉県越谷市• 前橋千代田町店(群馬県前橋市)• 千葉店(千葉県千葉市中央区)• 大宮公園駅前店 埼玉県さいたま市大宮区 かつてあった店舗 [ ]• 吉祥寺店(東京都武蔵野市)• 1986年開店。 2001年4月に「ラーメン生郎」として独立。 2015年4月閉店。 「ラーメン生郎」となったのは、悪戯によって看板の文字を書き加えられたからである• 赤羽店(東京都北区。 2012年から2017年まで存在した店舗とは別)• 1991年開店。 武蔵小杉店(神奈川県川崎市)• 1996年5月開店。 2011年1月に「ラーメン こじろう526武蔵小杉店」として独立。 代々木店(東京都渋谷区)• 1998年9月開店。 1999年4月閉店。 町田店(東京都町田市)• 1999年3月開店。 2002年9月に閉店。 2003年に静岡県富士市に「ラーメン大山」として独立。 高田馬場店(東京都豊島区)• 2002年5月開店。 2013年3月閉店。 大宮店(埼玉県さいたま市大宮区)• 2008年8月開店。 2016年11月閉店。 2017年10月に同店店主が名古屋市にうどん店「肉うどん さんすけ」を開業• 赤羽店(東京都北区)• 2012年1月開店。 2017年4月閉店。 新橋店(東京都港区)• 2011年9月開店。 2018年4月閉店。 2018年4月に同店店主が「麺屋 味方」を開業。 新小金井街道店(東京都小金井市)• 2001年3月開店。 2018年12月閉店。 店主は八王子野猿街道店2の実父であった。 JR西口蒲田店(東京都大田区)(旧鶴見店(横浜市鶴見区)• 1996年2月、鶴見店として開店。 2013年3月より長期休業。 2014年11月、移転しJR西口蒲田店として営業再開。 2019年10月閉店。 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• G-Search "side B" ジー・サーチ. 2010年1月22日. 朝刊 東京版 読売新聞社 : p. 日経トレンディネット 日経BP社. 2008年9月24日. 『東京味のグランプリ〈1986〉』、1986年4月。 フード・ラボ. 2012年6月10日時点の [ ]よりアーカイブ。 2016年7月18日閲覧。 『ミスター味っ子』2、講談社、1986年2月。 『島耕作の優雅な1日』講談社、1996年4月20日。 夕刊 東京版 総合面 毎日新聞社 : p. ガーディアン. 2009年9月13日. 2019年2月25日. ZAKZAK 産経デジタル. 2010年4月8日. デイリーポータルZ ニフティ. 2010年5月16日. 109、。 夕刊 東京版 読売新聞社 : p. 2010年5月16日. GIGAZINE GIGAZINE. 2009年4月19日. GIGAZINE GIGAZINE. 2011年11月17日• - 2007年11月21日• 229. All About ジー・サーチ. 2001年10月15日. , pp. 230-231. 232-235. , pp. 236-237. 自宅でできる二郎風ラーメンの作り方• 経スペシャル. 2011年3月12日閲覧。 148-149。 「三田直系店はフランチャイズではなく、のれん分け制をとっている。 二郎直系の新店主は基本的に三田本店または直系店での修行をこなす。 朝刊 北日本新聞社 : p. "大学時代から通い詰め、熱烈なファンだったラーメン二郎(本店、東京・三田)に弟子入り。 のれん分けを許され、平成七年に目黒店をオープンさせた。 清川仁 2011年1月26日. 夕刊 東京版 読売新聞社 : p. "東京・三田の本店は、安さとボリュームで、近くの慶応大の学生たちに愛されてきた。 ところがここ10年で、都内近郊にのれん分けの店舗が急増。 朝刊 東京版 読売新聞社 : p. "二郎の味は弟子によって広がり、慶応のOB二人も含め現在都内などに七店。 経営はそれぞれ独立している。 産経デジタル 2011年2月9日. 2011年2月10日時点のよりアーカイブ。 2012年6月8日閲覧。 フォーリンデブはっしー 公式ブログ フォーリンデブはっしー. 2013年9月22日. All About ジー・サーチ. 2003年6月24日. ホットペッパー 刈部山本. 2019年12月4日. 参考文献 [ ]• 『ラーメンと愛国』、2011年10月。 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 - 『ラーメン二郎』という題名の楽曲がある。 - 『私を二郎に連れてって』という題名の楽曲がある。

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