戸塚 慶文。 まるで最終回のような盛り上がり|Real Sound|リアルサウンド ブック

「アンデッド+アンラック」 戸塚慶文 > 週刊少年ジャンプ読切!: 朴念仁と居候

戸塚 慶文

来歴 [ ] 2013年、24歳のときに『宇宙観光シーアーク』で第78回トレジャー新人漫画賞準入選を受賞。 週刊少年ジャンプ9号に読切『アンデッド+アンラック』が掲載、2020年8号より『アンデッドアンラック』のタイトルで連載している。 人物 [ ] 趣味・特技は格ゲー。 好きな漫画は。 作品リスト [ ] 読切 [ ]• 『 宇宙観光シーアーク』(2013年、第78回JUMPトレジャー新人漫画賞準入選。 ジャンプNEXT!! 2014 vol. 2掲載)• 『 超重課金バンガード』(2015年、ジャンプNEXT!! 2015 vol. 6掲載)• 『 アンデッド+アンラック』(2019年、週刊少年ジャンプ2019年9号掲載) 連載 [ ]• 『 アンデッドアンラック』(2020年、週刊少年ジャンプ2020年8号より連載開始) 脚注 [ ] [].

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まるで最終回のような盛り上がり|Real Sound|リアルサウンド ブック

戸塚 慶文

1巻から引き続いてのvsジーナ。 鉄壁の不死と、超火力の不運というのが面白い。 今際のジーナに対してのアンディの台詞も行動もとにかく格好いい。 直接描かずに、口元の血で演出するのが素敵でした。 めでたくユニオンの10人となったところで、一気にアンデッドアンラックの世界の設定が明かされる。 これまでの不可思議な台詞やコマが腑に落ちた。 生き残るためにユニオンに入ったことで、アンディと風子は新たな否定者と戦っていく能力バトル漫画となるのかな?と思っていたので、予想外の世界観の広がりとスケールの大きさでとにかくワクワクとしました。 既にネットで言われていますが、インターネットコミュニティのSCP財団のオマージュのような設定で、ああいう設定が好きな人にはかなり刺さるのではないでしょうか? 1巻から相変わらずの台詞と描写の緻密さで、読み返すと新しい発見を楽しめる作品の作りこみ具合にも脱帽です。 2巻の終盤ではあるキャラが何を否定して、どんな発動条件かが明らかになりますが、1巻を読み返すとなるほど…となりました。 私は電子版少年ジャンプの定期購読者でして、毎週のアンケートではこの作品を1位に入れています。 理由として、とにかく話の"ヒキ"が上手い。 「おっ!次回はいよいよあのキャラの能力が見られるのか!」 といった感じに続きを期待させられる繋ぎ方で、毎回こちらの期待を超えてくれます。 このように興味が持続できるのも、キャラクターの一人一人が魅力的だからですね。 特にヒロインの風子は、最初自分の能力に対してネガティブな印象を持っていましたが、 この2巻からはある目的を見出し、その達成のため積極的に能力を使っていこうと変わります。 その成長過程がスピーディーでありながら違和感無く描かれており、素直に応援したいと思えます。 そんな話がまとまってできた単行本ですから、読んで面白くないわけがない。 オススメです。 2巻ではVSジーナ決着〜VSスポイル決着(?)までのお話が入っています。 ……非常に充実した面白さ! ド派手なバトルやラブコメディを前面に出しつつも、なにやら謎めいた世界観が背後にあるようですね。 月と太陽以外の星のない宇宙…とか、すごく興味がそそられます。 それらの謎の提示を押し付けがましい感じにするのではなく、サラッとなんでもない風にされるのがとても素敵です。 作品内で親しみ深く描かれているキャラクターたちが、私たちの常識とは違う常識を持っているようで……ゾクゾクします。 魅力的なアクション、わかりやすいラブコメ、エモーショナルな台詞、不可思議な世界観……大好きの詰め合わせセットみたいな作品です。 今後のお話も楽しみ……! 2巻目にして早速、「最高の死」のその一端を垣間見ることができました。 主人公2人のラブコメ ? に主にワクワクしてる自分ですが、前巻から続く敵キャラの結末や、敵組織との結び付きなど、意外性のある展開にも驚かされます。 「不死」は色々なメディアで散々使い尽くされた特性だと個人的には思いますが、その特性1つだけでここまで戦闘の幅を広げて魅力を引き出せるのはなかなか実に"精彩"です。 テンポが良くて話の密度が濃い分、展開が他の漫画に比べて早い気がする ? ので、早々にガス欠になってしまわないかが心配ですが……今回、世界観の様々な設定が広げられたので、まだまだこれからも楽しめそうでうれしいです。 単行本派でしたが、続きが待ち切れないためジャンプ本誌でも追おうと思います 笑.

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アンデッドアンラック 1/戸塚 慶文

戸塚 慶文

ストーリー [編集 ] 8歳の時に両親を含め200名以上を死に追いやってしまった事件から10年間家に引きこもり、長期連載していた少女漫画の完結をきっかけに自殺を決意した少女 出雲風子。 風子は「皮膚接触を行った相手に不運をもたらす」 不運 アンラック)という異能から誰にも触れられないことに苦悩していた。 そんな彼女が出会ったのは驚異的な再生能力を持ち、決して死ぬことがない人生を疎んで最高の死を望む 不死(アンデッド)の男。 男は便宜上風子から「アンデッドだから」 アンディと名付けられ、行動を共にするようになる。 アンディと風子を追う謎の組織 ユニオンの刺客 シェンから「組織には能力者10名で構成された特殊チームがあり、メンバー入りすることで追われることはなくなる」と聞かされた二人はアンディの望みである「最高の死」を得るためにユニオンに入団し、数々の敵と世界の謎に対峙していく。 登場キャラクター [編集 ] この節のが望まれています。 主要人物 [編集 ] 出雲 風子(いずも ふうこ) 本作の主人公の一人。 ニット帽をかぶった少女。 18歳。 胸が大きい。 性格はまじめで大人しいが、時折周囲を驚かすような行動力と心の強さを見せる。 能力のせいで美容院に行けないため物語開始当初は長髪だったが、アンディに散髪してもらいショートカットとなった。 10年前、能力のせいで両親を飛行機事故で死なせてしまう。 触れた相手を不幸にしてしまうため、誰とも触れ合えない人生に嫌気がさして自殺しようとしたところアンディと出会う。 直接触れたものの「運」を否定し、不運をもたらす 不運 アンラック)の否定者。 他対象・強制発動型。 「長時間、多面積に触れるほど不運が強力になる」ことに加え、「好意を抱くほどに対象に強烈な不運が訪れる」という特性がある。 アンディ 本作の主人公の一人。 髪を逆立て、額に謎のカード状の物体が刺さった筋骨隆々の大柄な男。 胸には「1865」という数字がタトゥーで刻まれている。 アンディという名前は風子が名付けたもので、本名は不明。 年齢は本人も把握していないが、最低でも200年以上生きている。 あらゆる死を否定する 不死 アンデッド の否定者。 自己対象・強制発動型。 自己を死に近づけるあらゆる要因を遠ざける能力であり、いかなる傷を負っても再生する。 長い人生を終わらせることを目的としており、風子の不運で殺してもらうため、彼女と行動を共にし組織入りする。 野蛮で粗暴な性格。 一方素直で義理堅く、自分の非を認めた際にはすぐ謝罪する。 肉体の再生はできても服の再生はできないために全裸になることも多いが、露出狂というわけではない。 後にUMA クローゼスを従えたことで、いかなるダメージを負っても再生できる服を手に入れた。 戦闘では再生能力を駆使した近接戦闘を得意とするほか、組織から奪った 不壊 アンブレイカブル)と呼ばれる日本刀を武器とする。 また、肉体が超スピードで再生する勢いを活かした移動や、切断した部位を超速で再生させて弾丸のように撃ち出すなどトリッキーな戦術も用いる。 長生きしているため、傭兵経験や剣術、果ては美容師まで様々な技術を有している。 普段は側頭部に刺したカード状の物体で膨大な記憶による発狂を防いでいると語り、カードを抜くと戦闘能力が飛躍的に向上する。 対未確認現象統制組織"ユニオン" [編集 ] ジュイス 円卓メンバーのNo. 軍服風の衣服を着てサーベルを帯刀したロングヘアの女性。 仮面で顔の上半分を隠している。 他のメンバーからは「ボス」と呼ばれる。 風子の討伐を指示した本人だが、彼女とアンディが円卓入りしたことで撤回し謝罪した。 他人の体を操る否定能力の持ち主。 シェン 円卓メンバーのNo. 中華風の衣服を着ており、中国語を交えた話し方をする筋肉質の好青年。 戦闘狂であり、強敵との戦いを何より好む。 頻繁にウィンクをする。 主に中国拳法で戦うほか、古代遺物「 如意金箍」を武器とする。 『西遊記』の如意棒として有名な伸縮自在の棒であり、掌に収まるサイズから宇宙空間に届くほど長く伸ばすことが可能。 相手の真実を否定する 不真実 アントゥルース の否定者。 他対象・強制発動型。 視界に入れた対象に、発動時点でとろうとした行動とは逆の行動をとらせることができる。 能力の維持に相手を注視する必要があるため、片目ずつウィンクをすることで瞬きを防いでいる。 能力発動の条件として「対象を好きになる」必要があるが、ある程度以上の好感を抱いていれば対象にできる様子。 日常生活でも能力が発動してしまうため、風子やアンディ、ムイといった好感を抱いている相手には、能力の対象にならないよう意識的に視線を外している。 ビリー 円卓メンバーのNo. スーツ姿に上着を羽織り、サングラスをかけたハードボイルドな男性。 一人称は「ボク」。 銃を武器にしている。 タチアナの世話をしているらしき描写があり、彼女からも慕われている様子。 フィル 円卓メンバーのNo. 中性的な顔立ちの少年。 指をしゃぶるなど子どもらしい仕草をするが、常に無表情。 両手両足は非人間的な義肢となっている。 タチアナ 円卓メンバーのNo. 前面にレンズ状のハッチがついた、巨大な球体状の謎のメカにこもったまま行動している。 素顔は不明だが、女性的な口調で話す。 戦闘時には機械のアームを伸ばして攻撃する。 アームからはビームのようなものを出せるほか、壊れてもすぐに再生する。 ジーナを「おばさま」、ビリーを「おじさま」と呼んで慕っている。 初登場時にはジーナを死なせたアンディに対し激怒して殴りかかったが、ジュイスの能力で止められた。 一心(いっしん) 円卓メンバーのNo. 甲冑をまとった巨漢。 体を硬化させる類の否定能力の持ち主。 トップ 円卓メンバーのNo. 髪を逆立てた褐色肌の少年。 非常にせっかちで能動的な性格。 高速で移動できる否定能力の持ち主。 ニコ 円卓メンバーのNo. 髪をバンダナで逆立て、目に隈がある不気味な笑みを浮かべた男。 凄腕の技術者で、組織が使用する武器や装備の開発を手掛ける。 50年前からメンバーの一人であり、組織に囚われていたアンディの解剖や拷問を行っていた。 飛行する無数の小さな黒い球体を操って戦う。 ボイド アンディたちが組織に入る前のメンバー。 特殊なスーツを着込んだ大男。 元ボクシングヘビー級世界王者。 攻撃の構えを取ることで相手の回避を否定する 不可避 アンアボイダブル の否定者。 アンディに敗北して戦死し、組織の枠を譲ることになる。 ジーナ アンディたちが組織に入る前のメンバー。 セーラー服を着た女性。 外見は10代の美少女だが、化粧や組織のアンチエイジング技術による若作りであり実年齢は66歳。 組織の下、生きるために相手を殺す日々に悩み苦しんでいた。 その日々の中、実験台にされていたアンディと出会い、彼への恋心を50年以上心の支えとしてきた一途さを持つ。 あらゆる物の形の変化を否定する 不変 アンチェンジ の否定者。 他対象・任意発動型で、素手もしくは素足で触れることで能力を発動する。 固定した空気を操り不可視のバリアを発現させ、いかなる攻撃も防ぐ。 また、空気の「形」の変化を否定することで任意の状態にして操ることができ、主に巨大な手を形作って攻撃に用いる。 アンディと風子の連携に敗れ、アンディに看取られて死亡する。 ムイ シェンの直属の部下。 中国服風の出で立ちをした少女。 17か18歳。 シェンに大恩があるらしく彼を慕っている。 シェンのサポートを一手に引き受けている。 かなりの戦闘能力を持つが、否定者ではなく円卓のメンバーには入れない。 UMA [編集 ] クローゼス 服のUMA。 人の体に取り憑き、その人間が最も欲している服に変化する。 対象がその服を気に入ると体の自由を奪うことができる。 組織に囚われていたところを脱走。 その後、アンディに言いくるめられ、彼の最も望む服を実現するために取り憑くようになる。 風子には「クロちゃん」と呼ばれている。 スポイル 腐敗のUMA。 縄張りに入った人間に問答無用でカウントダウンを課し、腹に刻まれたタイマーが0になった瞬間にゾンビに変えてしまう。 アメリカ西部の田舎「ロンギング」に突如現れ、人々をゾンビ化させる。 用語 [編集 ] 否定者(ひていしゃ) 特定の「理」を否定することで超人的な能力を得る者たちの総称。 能力者とも。 世を乱す存在とされ、組織からは捕獲・討伐対象になっている。 能力の発動には細かな条件があり、それぞれ否定者ごとに異なる。 自分を対象とする「自己対象」と自分以外を対象とする「他対象」に分けられる。 また、否定者の任意で発動できるものと条件を満たせば強制的に発動するものがある。 対未確認現象統制組織"ユニオン" 否定者や古代遺物、UMAを討伐・管理する秘密組織。 単に組織(ユニオン)とも。 アルファベットのUとNを組み合わせた意匠のエンブレムを持つ。 戦闘員や研究員など、多くの職員が所属している。 否定者10人で構成されたチームが存在し、「円卓」と呼ばれる。 否定者は円卓メンバーに加わることで、組織に尽力することを条件に追跡対象から除外される。 メンバーには席次が存在し、業績を挙げることでポイントが加算され変動する。 メンバーの死亡以外には基本的に欠員が出ることはない。 円卓メンバーには揃いのスーツ、ネクタイ、証(エンブレム)が支給される。 黙示録が提示する課題をこなし、世界に理が追加されるのを防ぐことを最大の目的としている。 理(ルール) 作中の世界に存在する「理」。 もともと地球には存在せず後に「足された」ものであり、物語開始時点で既に98のルールが足されている。 組織の面々が何もしなければ3ヵ月に一度「理」は増える。 「性別(セックス)」「言語(ランゲージ)」「人種(レイス)」「死(デス)」「病気(シック)」などは本来この世界には存在せず、後に足された「理」の一例であるという。 現実世界には存在するルールでもこの世界には存在しないものがあり、例えば作中の世界には「太陽と月以外の天体」や「曜日の概念」が無いことが描写されている。 UMA(ユーマ) 作中の世界に登場するモンスター。 効果範囲に入ったものに対し無差別にルールを課し、人々に危害を及ぼす。 組織はこれらを討伐・捕獲することを使命としている。 古代遺物 アーティファクト 古代の遺跡などから発掘される遺物。 超常的な力を持つ。 組織はこれらを収集・管理しており、武器として用いることもある。 黙示録(アポカリプス) この世界で最初に発見された古代遺物。 表紙に顔がある本の姿をしており、言葉を話す。 口は悪い。 円卓に10人の否定者が着席すると開き、複数の「課題(クエスト)」を提示する。 それぞれ特定の否定者・UMAを討伐または捕獲することが課題として提示され、達成すると「新たな否定者・UMA・古代遺物の所在」「理の改変」などの報酬が得られる。 ただし、定められた期限までに達成できなければ新たなUMAが解き放たれるなどのペナルティが課される。 課題に参加可能なのは円卓のメンバーのみであり、課題ごとに人数も定められている。 ジュイスは本の向こうにこの世界に理を強いる「創造主(神)」がいると捉えており、課題をクリアして力をつけ、いつかその創造主を殺すことを目的としている。 書誌情報 [編集 ]• 『アンデッドアンラック』 〈〉、既刊2巻(2020年6月17日現在)• 「不死と不運」2020年4月8日発行(4月3日発売 )、ISBN 978-4-08-882310-2• 「我々は否定する」2020年6月9日発行(6月4日発売 )、ISBN 978-4-08-882330-0 脚注 [編集 ] [].

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