腎臓 に いい 食材。 その疲れ、肝臓や腎臓が原因かも? 肝腎臓を回復させる食材

腎臓に悪い食べ物・控えたい食べ物

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腎臓に負担をかける食品を知っておこう 腎臓に負担をかけてしまう塩分の多い食べ物は意外に多いもの。 ここでは塩分の多い加工食品とたんぱく質食品について説明します。 腎臓に悪い食べ物ってどんなもの? 腎臓の主な働きは、血液中の老廃物や塩分などをろ過し、尿として体から排出する役割です。 そのため、塩分量が増加すると過剰に排出を行わなくてはならないため、腎臓に負担がかかってしまいます。 多すぎる塩分は高血圧とむくみを悪化させるので、気をつけなければならない成分です。 また、たんぱく質からは老廃物が出るため、たんぱく質が多い食べ物ばかりを食べることでも、腎臓に負担をかける原因になってしまいます。 知らずに食べている塩分の多い食べ物とは 塩分を控えようとしても、日本人は昔からかなり塩っけの多い食生活を送ってきています。 知らず知らずのうちに食べている物のなかに、 塩分が思いのほか多く含まれていることも。 そこで、以下に塩分の多い食品を挙げていますので参考にしてみてください。 ちなみに、塩分摂取の1日あたりの目標量は 成人男性8g未満、 成人女性7g未満といわれています。 じつはスープではなく麺自体にも塩分が多く含まれています。 麺のコシを出すために塩が必要なため、日本そばやうどんにも意外と多くの塩が使われているのです。 醤油ラーメン/5. みそラーメン/5. きつねうどん/5. 天ぷらそば/3. そうめん/2. 7g 市販のお弁当 コンビニのお弁当は塩分の多い食品。 和風弁当でも3gを超えるものが多いので、購入の際は塩分表示を確認しましょう。 塩分量目安:3g~5g お菓子やスイーツ 何気なく食べている甘いお菓子にも、塩分が多く含まれています。 甘いものは大丈夫だろうと思っていると、塩分摂取量が増えてしまいますので気をつけましょう。 ミスタードーナッツ オールドファッション/0. ポテトチップス コンソメ 1袋 60g /0. 6g 調味料&ダシ 意外と塩分量が多いのが調味料とダシ。 調味料は塩分量が多く、調理の際も気をつけなければなりません。 顆粒の調味料も意外と多くの塩分を含んでおり、パックのダシも2g~3gぐらい入っています。 購入の際は表示ラベルを確認し、調理の際は使い過ぎに注意しましょう。 醤油/大さじ1杯2. ソース/大さじ1杯1. ケチャップ/大さじ1杯0. 5g たんぱく質の取り過ぎにも気をつける たんぱく質は体内で利用された後、老廃物になります。 血液中の老廃物として腎臓でろ過されるのですが、たんぱく質が多い食べ物ばかりを摂取していると、腎臓に負担をかけてしまいます。 負担を最小限に抑えるには、良質なたんぱく質を摂取することが大切。 良質なたんぱく質とは、アミノ酸の含有バランスが良いもののことで、バランスが良いものは体内での利用効率が良いうえ、余分な老廃物になるものが少ないのです。 動物性たんぱく質 肉、魚、卵、乳製品などの動物性食品に含まれているたんぱく質は、バランスの整った良質なたんぱく質です。 かまぼこ、ロースハムなども良質なたんぱく質を持っていますが、塩分量が多いため、摂取には注意が必要になります。 植物性たんぱく質 大豆・大豆製品などがあり、動物性と同じくバランスの整った良質なたんぱく質です。 アーモンド、カシューナッツ、ピスタチオなどのナッツ類も植物性たんぱく質を持っていますが、カロリーが高いため、適量摂るように注意しましょう。 穀物などに含まれるたんぱく質 ご飯、パン、麺類などに含まれているたんぱく質はバランスが悪いため、摂取し過ぎには注意が必要です。

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腎臓に良い食べ物とは?お茶や野菜、果物などのおすすめをご紹介!

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最近疲れやすくなったと感じることはありませんか?実はそれ、腎臓が弱っていることが原因かもしれません。 腎臓には次のようなはたらきがあります。 食べ物からとった糖やたんぱく質、脂肪を体内で使える形に変えて貯蔵し、体のエネルギーの元として供給する代謝。 アルコールなど、体に有害な物質を分解し無毒化する解毒。 老廃物を作り、それを流すための胆汁の生成、分泌。 これらは体でとても大事なはたらきであり、腎臓が弱くなってこのはたらきが悪くなると、気分が悪くなったり疲れやすくなったり、睡眠が充分にとれなくなったりと様々な悪い影響が体に起こります。 ではなぜ腎臓が弱くなるのか。 それは腎臓に必要以上に脂肪がたまってしまうことが原因です。 腎臓を良くするにはバランスの良い食事を取ることが欠かせません。 中性脂肪が蓄積されやすい食べ物を食べ過ぎてしまっていませんか? そこで今日は腎臓に悪い食べ物についてお伝えします。 これを機に食生活を見直してみましょう。 ではご覧ください。 脂身の多い肉類に注意!! 動物性脂肪は脂質の中でも中性脂肪となって体に蓄積されやすい脂質です。 特に脂身の多いお肉には注意が必要です。 しかし、動物性脂肪は身体の活動の大きなエネルギー源になるものです。 全く食べないとかえって栄養バランスを崩す恐れがあります。 肉類は脂身の少ない部位を食べる、牛肉や豚肉だけでなく鶏肉もバランスよく食べるなど、少し変えるだけで取りすぎを抑制することができます。 乳製品にも多量の動物性脂肪 バターやクリーム、牛乳、ヨーグルトなど、体の栄養に必要な乳製品ですが、食べ過ぎには注意です。 塩分や脂質を多く含み、中性脂肪がつきやすい要因のひとつです。 そのまま食べることもあれば、料理に使ったり、ケーキに入っていたり、使いやすいため多くの人に食べられますが、食べ過ぎには気をつけましょう。 バターとオリーブオイルを交互に使ったり、お菓子作りでは動物性のものではなく植物性のクリームを使ったりと、毎日の料理から心掛けてみるのもいいです。 糖質は中性脂肪の原因 お菓子、果物には食べて甘いと感じる通り、糖質が多く含まれます。 洋菓子はクリームやバターを多く使用します。 そして和菓子にも餡や砂糖が沢山使われています。 比較的さっぱりと食べれるアイスクリームにも多く糖質を含みます。 果物も、色々な果物ダイエットというような健康法も存在し、体に良さそうに思いますがやはり食べ過ぎはよくありません。 特に缶詰めのフルーツやドライフルーツなどは、生で食べる果物に比べて糖質が非常に高くなるので注意が必要です。 スポーツ飲料はやばい さっぱりしていて飲みやすいスポーツ飲料ですが、これもかなり多くの糖分を含みます。 スポーツ飲料はあくまで運動をして沢山汗を出したときの水分補給として作られています。 そのため日常的に飲むことは糖分の過剰摂取へと繋がってしまうのです。 またスポーツ飲料だけでなく、コーヒー、ジュース、更に野菜ジュースにもを多くの糖分が含まれています。 清涼飲料水や炭酸飲料を多くとりすぎると高血糖状態に陥る場合もあるので取り過ぎに気をつけましょう。 喉が渇いた時はジュースではなく、お水やお茶を飲んでみるのもいいでしょう。 アルコールは特に注意!! アルコールにも沢山種類がありますが、やはりこれも中性脂肪が溜まりやすい飲み物です。 特にビールは、ビールっ腹という言葉もあるほど脂肪になりやすいものです。 少量のアルコール摂取であれば、脂肪分は各細胞に分配されていきますが、大量に飲酒するとこの分配が追いつかず、腎臓に中性脂肪となる原因が増えていってしまいます。 毎日大量に飲酒している方は注意が必要ですね。 一週間のうち一日はお酒を飲まないなど、少し減らしてみると中性脂肪のつき方も変わってくるかもしれません。 炭水化物はバランス次第! ご飯、パン、ラーメン、うどん、スパゲティと美味しいものばかりですが、炭水化物は糖質を多く含む代表的なものです。 その中でもパンには要注意です。 菓子パンやデニッシュ類などは小麦を沢山使用しているだけでなく、脂質、糖質も多く含みます。 ラーメンも同様です。 小麦の麺に脂質を多く含むスープ。 ラーメン好きな方は気を付けてください。 しかし、炭水化物は体にとって大切なエネルギー源です。 同じものを食べるのではなく、朝がパンなら昼夜はご飯にしたり、昨日うどんだったら今日は蕎麦にするなどバランスよく食べる事を心がけましょう。 お味噌汁も安心できない?! 腎臓にいいと言われているシジミを、毎日お味噌汁で沢山飲んでいるから大丈夫と安心している方はいませんか。 実はお味噌には沢山の塩分が含まれます。 シジミは腎臓に良い食べ物ですが、食べ合わせも大切です。 せっかく腎臓に良いものでも、塩分を多く含むものと一緒に過剰に摂取してしまってはやはり腎臓に負担がかかってしまいます。 お味噌汁にはできるだけ自分で出汁をとり、塩分をなるべく控えるように調理しましょう。 隠れた添加物が危ない 食品の色合いや風味を良くするための香料や甘味料や着色料、保存性を良くするための保存料、栄養成分を多くするための栄養強化剤などが添加物と呼ばれます。 加工食品やコンビニやスーパーで売られているおにぎり、お弁当には実は添加物が多く含まれています。 コンビニのお弁当はカロリーが高いなどと言われるのはそのためです。 同じおかずでも家で作るものとコンビニで買ったものは同じように見えても中身はまったく違うのです。 添加物を多く含むものを食べ続けるとこれも腎臓に大きな負担がかかり、病気に繋がることもあります。 コンビニ弁当などは価格も安く、ついつい買ってしまいがいですが、一週間のうちに何回までと自身でルールを決めてなるべく食べないようにするのもいいですね。 ジャンクフードは避けるべき 塩分、カロリーは高いが栄養分は低い食べ物を総称してジャンクフードと言います。 ハンバーガー、ホットドッグ、インスタントラーメン、スナック菓子などがジャンクフードです。 これは糖質や脂質や添加物と、中性脂肪になりやすい物が多く含まれているので、腎臓にも非常に大きな負担がかかります。 ジャンクフードを食べ続けると腎臓が疲れてしまい、はたらきが著しく弱くなってしまうので、日常的に多く食べることは避けた方がいいですね。 カロリーが高く油っぽい物を、若い世代を中心に好まれて食べられていますが、身体に良い栄養素が含まれているのはごくわずかです。 食べたくなったら量を制限したり、食べた後の夜ご飯、翌日の食事のメニューなどを調整しましょう。 以上、腎臓に負担のかかる食べ物、飲み物についてお伝えしました。 皆様の食生活、バランスよく栄養を取れていますでしょうか。 どの食べ物もまったく食べてはいけないというものではありません。 バランスよく食べることが大切なのです。 そのため腎臓にいい食べ物だけを食べてればいいというわけでもないのです。 炭水化物、乳製品、豆類、野菜、果物、三食全部このように食べる事は難しいことですが、朝、昼、夜と一日全体でバランスを見て、良い食生活を心掛けていきましょう。 まとめ 腎臓に悪い食べ物はこれだ!摂り過ぎ注意、9つの食べ物 ・脂身の多い肉類に注意!! ・乳製品にも多量の動物性脂肪 ・糖質は中性脂肪の原因 ・スポーツ飲料はやばい ・アルコールには特に注意!! ・炭水化物はバランス次第! ・お味噌汁も安心できない?! ・隠れた添加物が危ない ・ジャンクフードは避けるべき.

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犬の腎不全によくない食べ物はありますか?処方されたウェットフード...

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控えたい食事 自覚症状が少なく病状が進行してから気づく人もいる慢性腎臓病は、タンパク質や塩分、カリウムなどを控えながらエネルギーを摂取していくことが不可欠です。 ここでは、腎臓に悪い食べ物や控えたい食事を説明していきます。 腎臓に悪い食事とは?注意すべき栄養素 タンパク質コントロールの必要性と注意点 タンパク質は体の中でアミノ酸となり、体を構成する重要な栄養素です。 しかし、過剰に摂取するとタンパク質は尿素窒素などの老廃物として腎臓から排出されるのです。 ところが、腎臓の機能が低下すると血液中に老廃物が蓄積し、さらに腎臓に負担をかけます。 このような悪循環を防ぐために、タンパク質を制限する必要があるのです。 精白米や大豆などの植物性タンパク質は、アミノ酸の配分が悪く控えた方がよい食品と言えます。 タンパク質の含有量を通常の10分の1に抑えた、ご飯・パン・麺類などの特殊食品を食事に活用すると良いでしょう。 塩分コントロールの必要性と注意点 腎臓の機能が低下すると、ナトリウムを排出する機能も落ちてしまいます。 そのため、塩分制限をしないと血圧が上昇し、体はむくみ、さらに腎臓に負担をかけてしまうことになるのです。 高血圧やステージが進んでいる慢性腎臓病の人は特に塩分制限が重要です。 1日あたりの塩分の目安量は3~6gですが、病状により個人差があるので気を付けましょう。 肉や魚などの加工食品は塩分が多く使用されているので控えるのが賢明です。 調味料は減塩しょうゆを使用し、お酢やレモンなどの酸味を生かして減塩料理を楽しみましょう。 カロリーコントロールの必要性と注意点 糖質・脂質などの必要なエネルギーが不足すると、エネルギーを作るためにタンパク質が分解され、老廃物が増えてしまいます。 すると、尿素窒素などの老廃物が腎臓へ負担をかけてしまうのです。 腎臓病の食事制限で陥りやすいエネルギー不足を補うのは、タンパク質が含まれていない砂糖やサラダ油、マヨネーズなどの高エネルギー食品です。 お菓子でカロリーを補う場合は、穀類や小豆、牛乳、卵などのタンパク質を含むものは控えましょう。 カリウムコントロールの必要性と注意点 腎臓の機能が低下するとカリウムの排出も減少し、「高カリウム血症」に陥ります。 高カリウム血症とは電解質代謝異常症のひとつで、血液中のカリウム濃度が高くなり、不整脈や頻脈、手足のしびれ、筋力の低下などを引き起こすのです。 慢性腎臓病の人は、カリウムを多く含む生野菜・果物・豆類・イモ類の摂取を控える必要があります。 カリウムは水やお湯に溶けやすい性質を持っているので、野菜は細かく切って茹でこぼし、流水にさらして成分を減らすなど調理法を工夫するのがポイントです。 水分コントロールの必要性と注意点 腎機能が低下すると、体内にたまった水分を排出できなくなってしまいます。 そのため、体内に水分が貯留してしまい、体重が増加し、血圧が上昇してしまいます。 ひどくなると、心不全や肺水腫、呼吸困難といった命に関わる状態にもなってしまいます。 そのため、腎臓病の患者さんは水分制限をする必要があるのです。 飲み水やお茶などの飲料が多くならないように気をつけたり、水分の多い料理を控えるようにする工夫が必要となります。 リンコントロールの必要性と注意点 腎臓の機能が低下すると、体内の余分なリンを排出できなくなり、高リン血症になってしまいます。 リンは、体内ではカルシウムに次いで多く存在するミネラルで、細胞のエネルギーの代謝や骨の形成に関わっています。 このリンが体内で増加して起こるのが、二次性副甲状腺機能亢進症です。 たくさんある腎臓の機能のひとつに「活性型ビタミンD」の産生があり、これによって人の骨は丈夫に保たれています。 腎機能が低下すると、活性型ビタミンDが減って腸からカルシウムを吸収できなくなり、血中のカルシウム濃度が低下してしまいます。 この状態が長く続くと、甲状腺の裏にある小さな臓器である副甲状腺から副甲状腺ホルモン(PTH)が多量に分泌されるようになるのです。 その結果、骨からカルシウムとリンが溶かし出されるようになり、骨の密度が低くなって骨折しやすくなってしまうのです。 また、血管や関節、皮膚の下などに石灰化(カルシウムとリンが骨でない場所に沈着する現象)が起こり、心筋梗塞や脳梗塞、皮膚のかゆみ、関節の可動域の低下などを引き起こす可能性もあります。 リンはタンパク質を多く含んだ食品やインスタント食品などに含まれており、これらの摂取を控えることが大切です。 腎臓に悪い食べ物 腎臓病の場合、上記で説明したようにタンパク質・塩分・カロリー・カリウム・リンのコントロールが重要となります。 これらをコントロールするためには、以下のような食品は避けるように気をつけましょう。 タンパク質 肉や卵、魚などのタンパク質は、分解されて尿素窒素になり排出が難しくなるほか、二次性副甲状腺機能亢進症の原因となるリンも多く含んでいます。 腎臓病の方が多く摂りすぎることはよくありませんが、体に必要な栄養も多く含まれていますので、必要な量はきちんと摂取する必要があります。 適切なタンパク質の量は、腎臓病の病態によって異なります。 かかりつけの医師や栄養士に確認し、必要な量を摂取するようにしましょう。 タンパク質が多く含まれている食材 豚肉のゼラチン 世間のイメージ的にタンパク質の多い食材といえば鶏肉というイメージがありますが、豚肉の方が豊富にタンパク質を含んでいるんです。 豚肉はビタミンB1が豊富に含まれているため、身体の疲労回復にはうってつけの食材です。 しかしビタミンB1が含まれているのは主に赤身の部分であり、その証拠に一番ビタミンB1が豊富に含まれている部位はヒレ肉なのです。 赤み以外の部位はゼラチンの割合が多く、ゼラチンといえば成分タンパク質です。 そのタンパク質を多く含んでしまっているのが、トロトロとした脂身やホルモンとして食される内臓なのです。 タンパク質が一番多ゼラチン状のものだけを集めて抽出したものは、文部科学省が公表している成分表を調べてみると100gあたり87. 食材を形成している約9割がタンパク質なのです。 またその部位を避け食しているつもりでも、スープやお鍋を食する時に出汁として溶け出してしまうので飲み干してしまうと、その成分を全て体内で吸収してしまうことになるので注意しましょう。 ちなみにたんぱく質とは関係はありませんが、ゼラチンは脂質も高いのでカロリーを多く摂取することになり、腎臓病の要因の一つになりえます。 鶏卵の白身(乾燥) 卵は黄身と白身に分かれており黄身というのはタンパク質も摂取できますが脂質の割合も多く、対して白身というのは脂質が少なくタンパク質が多く含まれています。 よくダイエットをしている人や、スポーツをして体を鍛えている人は黄身を避け白身だけを食している光景を見ます。 あれは余分な脂質を抑えながらも多くのタンパク質を一度に摂取するためなのです。 そのことから卵の白身は避けておきたいところですが、文部科学省の公表している成分表で生卵の白身に含まれているタンパク質を調べてみると100gあたり10. 5gとさほど多いというほどのものではありません。 問題は乾燥させたものなのです。 白身を乾燥させた乾燥卵白というものはどのような家庭にもあるものではありませんがケーキ作りなどで使われるもので、白身を乾燥させて粉状にしたものです。 主にケーキ作りの際のメレンゲを作るのに役立ち保存もできるのです。 しかし一般的に馴染みがなくてもいつの間にか口にしている可能性があります。 先ほども話しましたがケーキに使われるということは、お店で購入するケーキ・お菓子・パン類にこの乾燥卵白が含まれている恐れがあるのです。 どんな食品でもそうですが、食品を乾燥させてしまうと栄養素が凝縮してしまいます。 現にこの乾燥卵白は100gあたり86. 5gもタンパク質が含まれているのです。 生の状態と比べても乾燥させただけで、約8倍も多いタンパク質が含まれているという結果になってしまいます。 市販の製品を買うときは注意が必要です。 カゼイン(乳製品) カゼインと言われてもどんなものか想像がつかないという人は多い気がします。 カゼインとは乳製品に含まれるタンパク質の約8割を占めているタンパク質の種類になります。 プロテインの一種にも使われ、ソイプロテインというのは大豆からタンパク質を抽出したもので、ホエイプロテインとこのカゼインプロテインは牛乳からタンパク質を抽出したものになります。 とくにカゼインはチーズやヨーグルトなどの加工製品を凝固する役割があり、水分に溶けにくい性質があります。 そのことから体内でゆっくり浸透していくものになるので、体内に残りやすいタンパク質になります。 ということは摂取し過ぎてしまうといつまでも体内にタンパク質が残り、摂取過多になってしまいます。 100gあたりに含まれるタンパク質の量は86. 上記2つのものと遜色がないほど量が多いので注意が必要です。 練り物、加工食品 かまぼこやちくわといった練り物、ハムやソーセージ、干物などの加工食品は塩分やリンが多く含まれています。 これらの食品は避けるようにした方が良いでしょう。 特に冬場に食べる機会の多いおでんは練り物が多く使われているので、注意が必要です。 塩分相当量が多い加工食品 粉末スープ 食卓の付け合わせや朝の忙しい時間に好んで食される粉末スープ。 お湯を入れるだけで立派な一品となるので、ついつい使っている人も多いのではないでしょうか? しかし便利で好んで使いがちなものですが、塩分相当量は非常に多いのです。 よく粉末スープを飲んでいると、最後の方でダマになってしまっている粉の固まりがありますよね?あれを食べてしまったことはありませんか?相当味が濃く、食べられたものではありません。 そのことからも一袋あたりに含まれている塩分量の多さが分かると思います。 文部科学省が発表している成分表では粉末状のコーンスープの100gあたりに含まれる塩分相当量は7. 1gです。 加工食品の中ではトップで、2番目に多い醤油に浸かっている松前漬けの5. 2gを上回ります。 便利なものなので飲むのをやめるのは難しくても、現在は減塩したものや量を半分にして飲むなど十分に対応は取れると思います。 野菜、果物 野菜や果物には、カリウムが多く含まれています。 血中のカリウム濃度が上昇すると、不整脈を起こし、場合によっては心停止を起こし死に至ってしまうこともありますので、注意するようにしましょう。 野菜は1日200g程度を目安にしてください。 カリウムは水に溶け出る性質がありますので、食べる際は茹でこぼしたり、水にさらしたりしてから食べると良いでしょう。 茹でたからといってカリウムをすべて除去できるわけではありませんが、生で食べるよりは含有量を減らすことができます。 果物は、1日50g程度が目安となります。 果物の中でもメロンやキウイ、バナナは特にカリウムが多く含まれていますので、これらはできるだけ避けるようにしましょう。 カリウムが多く含まれている食材 干しずいき ずいきというものに馴染みがない人もいるかもしれませんが、ずいきとは里芋の茎から葉の変わり目の部分のこと。 これを乾燥させると芋がらと呼ばれる干しずいきとなります。 昔から乾燥させ保存食として食され、現在では高級食材として取り扱われています。 100gあたりのカリウムの量は10g。 他にもカリウムが多く含まれている干し大根やドライトマトなんかよりも、2倍以上の摂取量を誇ります。 漬物、佃煮 漬物や佃煮には、塩分が多く含まれています。 できるだけ摂取は控えるようにしましょう。 松前漬け 松前漬けは昆布やスルメ、数の子と海の幸がふんだんに使われていながら、はじめとした調味料もふんだんに使い漬けてあるので塩分の固まりといってよいでしょう。 塩分相当量は100gあたり5. タンパク質も漬物の部類の中でも多いので注意が必要です。 味噌汁、鍋料理、麺料理 味噌汁や鍋、ラーメンなどの麺類は水分の過剰摂取につながるほか、スープや汁の塩分が高いので注意が必要です。 スープや汁は残すようにしましょう。 調理の際は具沢山にして、スープや汁の量が少なくなるようにすることもポイントです。 スープに塩分が多く含まれている食品 おでん 味噌汁や鍋、ラーメンなどはどれも塩分が多いですが、何気に注意しておきたいのが練り物・加工食品の項目でも話したおでん。 加工食品自体の塩分も多いですが、お汁も塩分が高いのです。 家庭でおでんを作るときに便利な顆粒だしは、100gあたりに56. 1gものの塩分が含まれているので注意が必要です。 顆粒だしを少なくすることや、自ら出汁を取るなどの対策を講じて塩分量を減らしましょう。 インスタント食品 インスタント食品は塩分やリンが多いので、できるだけ控えるようにしましょう。 控えた方が良い食品 カップラーメン 「カップラーメン=体に悪い」というイメージはみなさんにもすっかり根付いていることでしょうから、説明はあまりいらないと思います。 上記でも話したように塩分やリンが多く含まれ、油で麺を揚げていることから脂質も多いのです。 添加物も多めに使用されていますので極力避けたい食品です。 調味料 醤油や味噌、塩などを使いすぎると、塩分過多になってしまいます。 調理の際は計量スプーンを使って、どのくらいの量を使っているか把握するようにしましょう。 醤油やソースなどはかけて使うと使い過ぎてしまいがちなので、小皿にとってつけて食べるようにするのがおすすめです。 意外に塩分量が多い調味料 ドレッシング 野菜を食べるうえで欠かせないのがドレッシング。 野菜の上に大量にかけて食べると美味しいですよね?しかし塩分量が多いのです。 ドレッシングのこととして第一に気になるのが油分の多さ。 ドレッシングは基本的に油に味をつけているものが多いので、こちらを気にしてしまいます。 ところが現在、健康志向の波が押し寄せノンオイルタイプのドレッシングが増えています。 そちらを選べば脂質対策はできるでしょう。 塩分量が二の次になっている しかし塩分に関してはどうでしょうか?確かのスーパーを除くと減塩の製品もありますが、ノンオイルに比べてはまだまだです。 「ドレッシング=塩分が多い」というイメージが多くの人にないのです。 一番スタンダートな和風ドレッシングの平均的な塩分量は100gあたり0. 5〜1. 0あるかないかくらいです。 健康のために野菜を食べているという人も、大量にかけてしまったら何の意味もありません。 ノンオイルにプラスして減塩ということも常に頭においておきましょう。 調理・食事の際に気をつけたいポイント タンパク質を抑える方法 タンパク質は適度に摂取しなければならないものなので、制限し過ぎないように注意が必要です。 不足し過ぎるとエネルギー量が足りないので気をつけておかなければなりません。 エネルギーを取る際にはタンパク質からと考えるよりも、できる限りタンパク質が含まれていない砂糖やでんぷん、油類などをうまく活用するのも一つの方法です。 普段の食生活の中でタンパク質を抑えていくのはなかなか難しいのでは…と思うかもしれませんが、おすすめの方法として治療用特殊食品を活用する手が挙げられます。 治療用特殊食品とは、腎臓病の食事について考える上でぜひとも知っておいて欲しいもので、様々な種類の治療用特殊食品が販売されています。 例えば、一般的な6枚切り1枚の食パンは1枚あたり70g程度となり、エネルギー量は185kcal、たんぱく質は6. 5g程度含まれています。 一方で治療用特殊食品の場合はというと、50g程度のものでエネルギーが130~220kcal程度となり、たんぱく質にいたっては0. 3~2. 0g程度しか含まれていないのです。 食品の中でも特に小麦製品はタンパク質が多いので、パンのように小麦粉の割合が多い食材についてはできる限り控えるか、食べるにしても治療用特殊食品を取り入れるなどの工夫をしていきましょう。 例えば、主食に含まれているタンパク質の量を減らすことができれば、その分おかずとしてタンパク質が含まれているものを取り入れることもできますよね。 また、治療用特殊食品を取り入れれば効率よく主食に含まれているタンパク質の量を抑えながらも、満足感はしっかりといられるため、食事制限で大きなストレスを感じることも少なくなります。 こういった食品を取り入れる以外にタンパク質を減らすには、やはりタンパク質が含まれている食品を控えていくしかありません。 様々な食材にタンパク質は含まれているので、総合的な食事の量を抑えながらタンパク質を制限するように心がけていきましょう。 普段食べている食品にどれほどタンパク質が含まれているのか考えることも大切です。 たんぱく質は肉や魚類に多いイメージがあるかもしれませんが、卵や生クリーム、牛乳などタンパク質豊富な材料を使って作られる洋菓子などにも注意が必要です。 カリウムを抑える方法 カリウムは、タンパク質が豊富な食材にも含まれているため、先述したタンパク質を抑える方法を実践していくと、結果的にカリウムの摂取量も抑えることに繋がります。 それ以外のポイントでカリウムについて考えておきたいのが、タンパク質を制限する時と同じく、カリウムの含有量が多い食品を避けるということです。 また、カリウムは水やお湯に溶ける性質を持っていることから、湯でこぼしと水にさらす事も積極的に実践していきましょう。 湯でこぼしのやり方は次の通りです。 湯でこぼし 湯でこぼしとは何か?というと、食材をゆでたお湯を捨てる調理法のことをいいます。 沸騰してから2~3分ほど湯で、あとは食材をざるにあげてゆで汁をしっかりと切りましょう。 食材をゆでたお湯の中にはたくさんのカリウムが溶け出しているので、これをそのまま使って料理をすると溶けだしたカリウムもしっかり取り入れることになってしまいます。 特にスープなど、ゆで汁をそのまま使うような調理では注意しておかなければなりませんね。 塩分を抑える方法 塩分が豊富な食材を控えたり、調味料に注意することも大切です。 食品類には塩分量が記載されているので、そういったものを参考にし、できるだけ抑えられるように注意していかなければなりません。 ただ、メニューを作る際に塩分を控えようとすると、どうも味気ない薄味になってしまいますよね。 実際に腎臓病のための食事制限に取り組んでいる方の中には薄味であることにストレスを感じ、食事制限がうまくいかないケースもあるようです。 いくら健康のためとはいえ、おいしくないものは食べたくないと感じている方にぜひとも実践して欲しいのが、だしをしっかりとるということ。 だしにはうまみ成分が含まれているため、使用する塩の量が少なくても満足しやすくなります。 昆布や鰹節だけでなく、キノコや干しエビなどもだしが出るので、うまく活用してみてくださいね。 また、味が薄いとうっかり醤油を足してしまう方もいるはず。 醤油にも塩分が豊富に含まれているので、それ以外の香辛料や香味野菜をうまく活用して味に深みを出していきましょう。 例えば、シソやにんにく、ショウガなどを使うのも良いですね。 もう一つおすすめしたいのが、煮物料理などを作る際に始めから調味料で味を染みこませてしまうのではなく、基本的な味つけは控えめにしておいて最後に食材の表面に調味料を絡めるようにするということ。 こうすると舌に触れる部分は味がついているものの、総合的に使う調味料の量は抑えられます。 カロリーを抑える方法 カロリーを抑えるためにも、何にどれくらいのカロリーが含まれているのかをしっかり把握しておきましょう。 意外にカロリーが高いものとしては、ナッツ類や春雨そうめんなどが挙げられます。 どういったものにカロリーが豊富に含まれているのかを理解すれば、それを取らないようにするだけでも高カロリーの食事を避けることに繋がりますよね。 ただ、腎臓病のためのカロリーコントロールといえば、不要なものはできるだけ抑えてエネルギーを摂取することに注目しなければなりません。 タンパク質などが含まれているものを減らすと、どうしても総合的な摂取カロリーが減り、カロリー不足の状態になってしまうのです。 肥満体型よりもカロリー不足で痩せている方が良いのでは?と思うかもしれませんが、栄養不良に繋がってしまう恐れもあるので良質な食品でカロリー不足を補いましょう。 油などから取り入れる方法もありますが、他にも腎臓病食として高カロリー飲料やゼリー、カロリーアップ食品といったものが出ているので、それらを役立ててみるのもおすすめです。 どうしても自分では適度なカロリーを維持してタンパク質・カリウム・塩分を抑えたメニューが組めないという場合には宅配弁当などで腎臓病のための食事制限を試し、そのメニューを真似するのも一つの方法だといえるでしょう。 レシピ本などもあるので、参考にしてみてくださいね。 参考文献•

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