Sponsored Links 生後4か月だった娘が日本で水疱瘡に感染し、オーストラリア帰国後に発症したときのケース。 水疱瘡は英語でChicken poxです。 水疱瘡の予防接種はオーストラリアでは必須なのですが、 生後18か月でのMeasles, mumps, rubella and varicella chickenpox MMRV なんです。 生後4か月の子供は当然未接種。 すでにチキンポックスの予防接種を受けていた長女が日本滞在中にかかり、 オーストラリアに帰国直後に息子が発症。 娘は湿疹も水疱まではいかない赤い発疹でしたが、 息子は、予防接種を受けていたにもかかわらず、結構水疱できました。 かゆがりかたも激しく。 未接種の当時4か月の娘に移ったらどうしよう?? 重症化したら??と不安に思っていると案の定移りました…。 そのときのオーストラリアのGP(一般医)の対応もなかなかびっくり! 薬はもらえませんよ~!! Contents• オーストラリアの水疱瘡(Chicken pox)の治療は? 日本で幼稚園に通ういとこから水疱瘡を移された長女は、 18か月で予防接種を受けてから期間が空いてないので抗体が強かったのか ぽつぽつおなかに赤い発疹だけでもしかしたら水疱瘡?疑惑でした。 そのあと息子が水をもった湿疹ができ、 もうみるからに水疱瘡!!というぷくっとみずぶくれのような発疹があちこちにできました。 どんどんつぶれてかさぶたになっていきましたが、 病院に連れていくとChicken poxです!と。 おそろおそる赤ちゃんにも移る可能性は高いですか?と聞くと、 兄弟間では90%以上の確率で移りますね!とGP。 これは、覚悟しなくてはと潜伏期間がすぎるのをじっと待つと。 眉間にぽつっと赤い発疹が!! まさか!!と思っているとあっという間に 水疱が広がり、全身が水疱だらけ!! 頭の髪の毛の中にも、おしりにも、首にも、目のきわにも。 一番ひどかったのはおしり。 水疱がつらなってぼこぼこになり、かゆいのか機嫌が悪くて。 小さい子は重症化しやすいと聞いていたので あわててGPへ連れていくと… GPは、Chicken poxの薬はありません!! かゆさを和らげる塗り薬だけ。 しかも、真っ黄色の液体を塗るので、体が真っ黄色になり、 服も、カーペットも真っ黄色というとんでもない事態になったという。 日本では、いとこは水疱瘡で病院にいくと 症状を軽くする薬をもらって飲んでいたので てっきりオーストラリアにもあると思ったら… Chicken poxでGPにいってもオーストラリアでは薬はもらえません。 だからといってGPに行かなくてはいいかというと やっぱり自分では重症化しているなどはわからないので 経過を見てもらうのは大事だと思います。 水疱瘡の痕ってやっぱり残るの?? 残りました!! 全部ではないけど、特に大きめの水疱ができたところは 皮膚がぼこっとなり3年たってもはっきりと痕が残ってます。 水疱瘡はあとが残るよ~って言いますもんね。 本当でした。 やっぱり予防接種は大切! 予防接種にはいろんな意見があり、 オーストラリアでも未接種児の問題があります。 つい先日も、 生後2,4,6か月で予防接種すべき髄膜炎の予防接種が未接種だった幼児から 髄膜炎が母へと移り、母親が亡くなるというニュースが出ていました。 今回、チキンポックスの予防接種を受けていた上2人は比較的軽くすみ、 未接種の娘は壮絶だったので、 予防接種の効果を目の当たりにしました。 う~ん、やっぱり予防接種は大切だと思う。 重症化するときが怖い。
次の疫学 [ ] 季節的には毎年12 - 7月に多く8 - 11月には減少し、罹患年齢の多くは9歳以下。 水痘ウイルスのはヒトのみであるが、世界中に分布している。 1度かかると2度とかからないと一般に言われているものの、抗体が消えれば再発症する可能性は高く、再発症の例もたびたび報告されている。 治癒後も神経節などに水痘・帯状疱疹ウイルスは潜伏しており、免疫低下時や疲労・ストレス時に再活性化しを発症することがある。 原因 [ ] の水痘・帯状疱疹ウイルス varicella-zoster virus の初感染による。 感染経路は、主にと多彩で、水疱液の接触感染もある。 非常に強い感染力を持ち、免疫が無い人が感染すると発症し、病院などでは同一フロアにいるだけで「軽度の接触」とみなす。 より専門的には「ウイルスを含有する飛沫もしくは飛沫核による空気感染・上気道・下気道がウイルスの排出、侵入、または接触のため感染する」といわれる。 (かひ)になっていない皮膚症状からの接触感染、帯状疱疹の人からの接触感染や飛沫感染もある。 なお、ウイルスの大きさは150から200で、患者が排出したウイルスは、チリやホコリや水の粒とともに室内を飛散し、一定以上の数を鼻やのど(上気道)から吸い込めば、患者にさわらなくても感染する。 症状 [ ] 潜伏期は2週間程度(10 - 21日)で、全身に直径3 - 5mm程度の(盛り上がった紅い発疹)が出現する。 成人は発疹出現以前に1 - 2日の発熱と全身倦怠感を伴うことがある。 発疹は一斉にではなく、数日かけて続々と出現する。 さまざまな段階の発疹が混在するのが特徴で、これらの全てがになったときに治癒したとみなす((では発疹の段階がそろっており、水痘との鑑別に重要であったが、今は痘瘡が存在しない)。 発疹の出現は発病から3日目ごろがピーク。 7日程度で痂皮になって治癒するが、神経にしたまま残るため、ウイルスを駆除するのは不可能である。 水痘は、体が温まると痒みが増すため、暖房や厚着をする際には気をつける必要がある。 患者ではが重症になりやすく、ステロイド療法中の患者や妊婦、新生児など免疫系の働きが変化している患者、に対してで治療中の患者や患者など、が落ちた患者では、重症になりやすい。 成人の患者では、の合併がみられることがあり、皮疹も概して重症である。 治療 [ ] 水痘に罹患した場合は、小児科医などの専門医による早期治療が望まれる(早期治療で軽くなる)。 治療としてである、、などの内服や静脈注射を行うが、妊婦には抗ウイルス薬は用いない。 に対するとして、やが処方される。 発熱している場合は、の使用は避ける(市販の解熱剤にアスピリンが含まれる場合もあり、服用した際には必ず医師に伝える)。 水ぶくれが壊れたら、(無色のものが膿などと混同されなくてよい)入りの軟膏で二次感染を防ぐ。 また、化膿がなければで覆うことにより、湿潤環境を維持することで、跡が残りにくくなる場合があるので、専門医に相談する。 なお化膿した部位にこの治療を行うと、非常に悪化するので注意が必要である。 成人になってから初感染すると、やのが多く危険な場合があり、早期治療が重要である。 美容的観点 [ ] 水痘は、美容上大きな問題を残す場合がある。 水ぶくれを壊したり、かさぶたを無理にとったり、化膿させると傷の深さにより、皮膚がうまく再生されずに跡が残る場合がある。 跡が残らないようしたい場合は、発病の初期に皮膚科を受診して、医師から注意を受けることが重要である。 ただし、水疱は伝染病であるため、外来で訪れる場合は、他の患者に感染を広めないよう、予め受診の方法などを必ず相談する。 水疱瘡の跡をで修正するのは、傷跡が主観的な要素がむしろ大きいため、治せない場合もある。 治療法としては、再度メス等で傷跡の上を削り、皮膚を湿潤療法により自然に再形成させる方法()などで、1・2か月で治癒する。 しかし罹患しないための水痘ワクチンの注射が、美容的観点からも結局は安くて有効である。 予防 [ ] 水痘ワクチン・帯状疱疹ワクチン ()のが唯一の予防法である。 日本でも2014年10月1日からとなった。 1歳になったらなるべく早く1回目を接種し、その6-12か月後に2回目を接種することが推奨される。 なお、2015年5月には定期接種化により小児の入院事例が過去10年で最も少なかったことが報告されている。 定期接種の対象者とスケジュール• 生後12ヶ月から生後36ヶ月にいたるまでの児(1歳から3歳の誕生日の前日まで)• 1回目を1歳0ヶ月 - 1歳3ヶ月の間、1回目終了から3ヶ月以上あけて、標準的には6 - 12か月までの間隔をおいて2回目。 生後36ヶ月から生後60ヶ月にいたるまでの児(3歳から5歳の誕生日の前日まで)• 1回接種。 経過措置として2014年10月 - 2013年3月31日まで限定。 ただし、既に水痘に罹患したことがある場合は対象外。 任意接種として既に水痘ワクチンの接種を受けたことがある場合は、既に接種した回数分の接種を受けたものとみなす(経過措置対象者も含む)。 水痘患者と接触(空気感染が主なので直接触るという意味ではなく、同一フロアにいると言う意味)してしまった後でも、72時間以内にワクチン接種することで発症の予防または症状の軽減が期待できる。 家族内で水痘の患者に接触(同上)してしまった乳児や免疫不全患者、悪性腫瘍の化学療法を行う病棟での院内発症の際などには、患者と接触した者に予防的にアシクロビルを投与することがある。 接触の7 - 9日後に内服を開始し、7日間継続する。 帯状疱疹との関係 [ ] 宮崎県内の医療機関が1997 - 2006年に行った4万8388例(男2万181人、女2万8207人)に対する調査では、8月に多く冬は少なく、この現象は、20 - 40歳代の子育て世代に顕著なため、水痘の子供と接したことによる(追加免疫効果)が働いたと考えられている。 脚注 [ ].
次の水疱瘡はとても厄介な病気 水疱瘡は、感染がとても強く、 空気・接触・飛沫感染などから人に移る病気です。 潜伏期間が長く、約2週間。 一度発疹がでて、1週間ほどでかさぶたが出来ますが、発疹がでる過程がとてもかゆいので掻きむしり、そこから雑菌が入り重症化(とびひ)することがあります。 感染力がとても強く、口のなかや目の粘膜に水疱瘡のウィルスがつくと、粘膜付近で増殖し、2週間ほどかけて皮膚に移ります。 そのため、潜伏期間が長いと言われています。 また、妊婦さんに移ってしまうと初期であれば流産の危険性もありますし、それ以降でも胎児に影響が出たりと、大変なことになります。 フランス式育児の言い分 「こどもは雑菌や病気にかかって強くなる!」 もうこれにつきます・・・。 以前書いた保育園についても記事でも触れましたが、 >>> 赤ちゃんがハイハイしているところに土足でみんな保育園にあがるし、フランスの育児は結構ワイルドです笑 今回、娘が水疱瘡になった経緯は・・・ 夏休みに出かける2週間ほど前のある日、トトロPが保育園に娘を預けに行くと、園長先生が素敵な笑顔で、「今、水疱瘡が流行っているので、子トトロPちゃんもかかっちゃうかもしれませんね」とおっしゃいました。 ・・・勘弁して!! フランスでは、なんと水疱瘡を 「必ずかからなくてはならない病気」として位置付けており、保育園でも高熱がでない限りは預かってくれます。 (つまり、衝撃的なことに、園内で水疱瘡が流行る事を容認・・!) 娘の友達が、たくさん水疱瘡にかかっていたため、園長先生は親切にも、前もってお知らせしてくれていたのです・・・。 でも、だからといって対処のしようもないので、不安要素であるこの通告を、私は即座に記憶から抹消していました。 そして2週間後。 マレーシアへの飛行機に乗った私たちを待っていたのは、娘のほっぺと首に出来たぽっちぽち! 勘弁して~~ そこから1週間、私の家族との楽しい(はずだった)マレーシア旅行は、娘の看病と、かゆいかゆい泣きながら体をかく娘に、新しいおもちゃを見せて気を紛らせながらの療養旅行へと姿を変えたのでした。 一緒にスケジュールを合わせて、わざわざ日本から来てくれた私の甥っ子は日本で育っているので、ちゃんと 水疱瘡の予防注射をしていましたが・・・フランス式の言い分によると、大人になってからかかる水疱瘡のほうが重症化するので、子どものうちにあえて免疫をつくるために水疱瘡に「あえて」かかるのは大切だそう。 ばい菌への感覚と言い、フランスの保育園って、子どもを病気にかからせてどんどん強くするという、 「守り」よりも「攻め」のスタイルなんですね。 でもやっぱり可哀そうだよね あまりのかゆさに、最近やっと言葉を発するようになった娘は、 一瞬で「かゆい」という言葉を覚えて、連呼していました・・・。 もう使うことはないかな・・・(遠い目) こんな残念なトトロP一家ですが、もし応援していただけると嬉しいです・・・トホホ.
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