宇宙 ステーション 観測。 国際宇宙ステーションをみよう

JAXA

宇宙 ステーション 観測

物質の「第5の状態」であるボース・アインシュタイン凝縮が、国際宇宙ステーションで行われた実験で生成されたことを報告する論文が、今週、 Nature に掲載される。 宇宙の微小重力環境を利用することで、このエキゾチックな物質状態の基礎物理を探究できるようになると考えられる。 ボース・アインシュタイン凝縮は、ボソン(例えば、ルビジウム原子)の気体を絶対零度近くまで冷却すると生じる物質状態だ。 この低温状態で、ボソンの集団は、量子特性を有する単一の実体になる。 ボース・アインシュタイン凝縮は、量子力学によって支配される微視的世界と古典物理学によって支配される巨視的世界の境界をまたいでいるため、量子力学の基礎的知見をもたらすと考えられているが、重力のあるところでは、ボース・アインシュタイン凝縮を正確に測定できない。 こうした限界を克服するため、Robert Thompsonたちは、国際宇宙ステーション内の宇宙冷却原子実験室の運用を開始して、成果を上げたことを報告している。 この論文で記述されているのは、微小重力条件下でボース・アインシュタイン凝縮が生成され、地球上で観測されたボース・アインシュタイン凝縮との特性の違いが測定されたことである。 例えば、自由膨張時間(閉じ込めトラップを切った時に原子が浮遊し、測定できる状態にある時間)は、地球上で達成可能なのは数十ミリ秒が通例であるのに対し、1秒を超えていた。 観測できる時間が長くなれば、測定精度は高くなる。 また、微小重力条件下では、地球上での実験の場合よりも弱い力で原子をトラップできるため、さらに低温に冷却することが可能になり、エキゾチックな量子効果がますます顕著になる。 以上の初期実験の結果は、今後の超低温原子気体の研究が、宇宙空間に設置された実験室によって促進されることを示している。 doi:10.

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国際宇宙ステーションをみよう

宇宙 ステーション 観測

8、焦点距離:35mm、ISO感度:800、撮影時間:04時11分02秒~04時11分44秒 コメント: 梅雨の中休みともいえる晴れ間に22日振りのISS撮影でした。 ここ数日の市街地方向へ桜島の噴煙が漂い硫黄臭い中、桜島の上を飛翔して行きました。 北東の空にはひときわ明るく金星が輝きスバルも昇ってきていました。 天気は快晴でした。 ISS Transit Predictionの計算が微妙にズレて,太陽中心を通過せず。 構図も悪いですが,10cm屈折の方はピントが正確に合って,非常に満足できる写真になりました。 高度58. 6度、距離473km、わずか0. 6秒の通過です。 これは1回目。 高度14. 7度、距離1270km、2. 1秒の通過。 東京-平壌間の距離に相当します。 こんなに遠いパスですが、ISSの形がわかります。 結局晴れることはなく紗が掛かったままだったが、3カ月ぶりのISS撮影が出来た。 6月 5日 タイトル: 雲の彼方に お名前: 坂井美晃 さん 撮影場所: 千葉県君津市 撮影日時: 2020年06月05日19時25分36秒~2020年06月05日19時25分57秒 撮影機材: 40cmF4. 日没後30分のパスは, 何とか見えたアークツールスでピントを合わせました。 最大高度70度,最接近距離442km。 天頂過ぎに雲から出て見えた光を追尾しました。 暑かった日の宵で,夏のように気流は安定しています。 タイトル: ISS、 梅雨入り前に見える お名前: 菱倉 勉 さん 撮影場所: 横浜市旭区 撮影日時: 2020年06月04日20時13分19秒~2020年06月04日20時14分24秒 撮影機材: アサヒペンタックス K-r 55-300 ミリ 94 ミリ(35ミリ 換算)f5.

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キューポラ (ISS)

宇宙 ステーション 観測

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上約400km上空に建設された、人類史上最大の宇宙施設です。 その大きさは約108. 8mとほぼサッカー場ほどの大きさとなり、質量は約420トンにもなります。 ISSは地球1周約90分で自由落下しながら回っているため、その中は地上の100万分の1ほどの重力しかありません。 また各種の宇宙放射線が降り注ぎ、ISSの周りは大気がほとんどがありません。 こうした特別な環境を利用して、宇宙での実験・研究や地球・天体の観測などを行うプロジェクトがISS計画です。 科学・技術をより一層進歩させ地上の生活や産業に役立てることを目的としています。 ISS計画にはアメリカ、ロシア、ヨーロッパ、カナダ、日本の15ヶ国が参加しており、各国が最新技術を結集したこの国際プロジェクトに、日本も日本実験棟「きぼう」や宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)などで参加しています。 日本初の有人実験施設となる「きぼう」は、ISSの中で、最大の実験モジュールです。 船内実験室と船外実験プラットフォームの2つの実験スペースからなり、は長さ11. 2m、直径4. 4mの大きさで、内部は1気圧に保たれており、宇宙飛行士は普段着でISSの他のモジュールと行き来をすることができます。 船内実験室では、実験ラックを使用して微小重力環境や宇宙放射線などを利用した科学実験が行われています。 は宇宙空間に直接曝されており、宇宙空間を長期間利用する実験や天体観測・地球観測などができるISSの中でも独特の施設です。 船内実験室にはエアロックがあり、「きぼう」のロボットアームを操作して、エアロックから船外実験プラットフォームへ実験装置を直接出し入れすることが可能になっています。 2008年3月に船内保管室、2008年6月に船内実験室と、2009年7月に船外実験プラットフォームがそれぞれ取り付けられ、「きぼう」は完成しました。 宇宙飛行士の滞在するISSには、非常に高い安全性が求められます。 その構成部品一つ一つが人体に対して安全であるのはもちろんのこと、どこかに不具合が発生しても決して人命には危害を及ぼさないよう、二重、三重の安全策がとられています。 これまで有人宇宙施設を持っていなかった日本にとって、「きぼう」の開発は新しい挑戦の連続でしたが、NASAなど諸外国から有人宇宙技術を吸収することで、日本独自の技術として昇華させた結果、「きぼう」は外国人宇宙飛行士からも称賛される、非常に完成度の高い実験モジュールとなりました。 また、「きぼうは、運用管制チーム(JFCT)により、 筑波宇宙センターの「きぼう」運用管制室から24時間体制で監視・運用されています。 ISSを安全に運用するためには、ISSを構成する各国との連携が重要です。 有人宇宙施設を運用するノウハウも、「きぼう」を通じて、獲得することができました。 これらの技術と経験はの開発・運用にも生かされています。 宇宙航空開発で培った技術はこれまで様々な分野に転用(スピンオフ)されてきました。 特にこれまでアメリカやロシアを中心に発展してきた有人宇宙技術は既に私たちの生活に密着した分野で応用されています。 「きぼう」が完成したことで、日本が優先的に利用できる有人宇宙施設を保有することができました。 これからは「きぼう」をいかに利用していくかが課題になっていきます。 JAXAでは、「きぼう」を利用した実験テーマを大学などから公募したり、企業と共同研究を行っています。 また企業が有償で「きぼう」を利用できる制度も始まっています。 今後、「きぼう」を通じて、宇宙実験や利用が、ますます私たちに身近になっていくことでしょう。

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