一個 づつ ずつ。 「ずつ」と「づつ」の違い、使い分け

一つずつって英語でなんて言うの?

一個 づつ ずつ

「ずつ」と「づつ」の違い 「ずつ」と「づつ」の違いを分かりやすく言うと、 一般的に使われる表現が「ずつ」であり、歴史的仮名遣いの名残りとしてある表現が「づつ」であるという違いです。 内閣府では「ずつ」を使うことを推奨していますが、「づつ」でも間違いではないとしています。 「ずつ」と「づつ」というのは、どちらも数量を等しく割り当てることや、一定量を繰り返すことなどを意味しています。 名詞や副詞、助詞などに付属して意味を成す言葉であり、日本では古くから使われてきた表現です。 辞書などで調べると、「ずつ」という表現は記載されていますが、「づつ」という表現は載っていません。 文部科学省が発表した現代仮名遣いに関する決まりでは、「ずつ」を一般的な表現として推奨するとしています。 日本語の中には、この「ずつ」や「づつ」のように、同音の読み方をするために混同されやすい表現が多くあります。 例えば「じ」と「ぢ」も使い分けが難しいものとされています。 内閣府の規定では、「づ」よりも「ず」を使うこと、「ぢ」よりも「じ」を使うことを推奨しています。 濁点を除いた「つ」や「ち」は、「た行」の言葉であり、「す」や「し」は「さ行」の言葉です。 音順に並べた際に、さ行の方が先にあります。 先にある方が推奨して使用されるものであると覚えておくと分かりやすいでしょう。 「ぢ」と「じ」の使い方で混同されがちなのは、例えば「地面」や「町中」、「旅路」などの表現です。 「地面」は「ぢめん」ではなく「じめん」と書きます。 「町中」は「まちぢゅう」ではなく「まちじゅう」、「旅路」は「たびぢ」ではなく「たびじ」です。 これらの表記も覚えておくと役に立つ知識です。 「一つづつ」や「二つづつ」などの表現は、昔、均等に配る際に「ひとつっつね」「ふたつっつあげるね」などのように表現していたものの名残りであるともされています。 これらの表現が言いやすいように変化をして「一つづづ」「二つづづ」となりました。 しかし、字面として見てみると、「つ」が連発していてとても読みにくいものに見えます。 そのため、一般的には「づつ」ではなく「ずつ」を推奨するとしています。 特別なこだわりから「づつ」を使用する際は、平仮名の繰返し記号を使用して「づゝ」とする場合もあります。 これは知人に宛てた手紙などで使用されるものであり、間違いではありません。 推奨表現ではありませんが、目上の人にも使用できるものです。 「ずつ」の意味 「ずつ」とは、 数量を等しく割り当てることや、一定量を繰り返すことを意味しています。 例えば、等しく割り当てる際には「一人に三個ずつ渡す」などのように表現し、繰り返しの際には「一ページずつ進める」などのように表現します。 このように、「ずつ」という表現は数量や割合を表現する名詞や副詞、一部の助詞に付属して意味を成す言葉です。 これらの表現は日本では古くから用いられていたものであり、現在でもよく使用される言葉です。 この「ずつ」という表現は同音である「づつ」と混同しやすい言葉であるとされていますが、文部科学省の発表した言葉の使い方としては「ずつ」という表現が推奨されています。 しかし、これはあくまでも推奨ということであり、「づつ」とするのが間違いであるということではありません。 ただ、一般的には「ずつ」という表現を使うことが好ましいとされているので、公的書類などでは「ずつ」を使用するようにしましょう。 新聞や雑誌、テレビ番組のテロップなどでも「ずつ」を推奨して使用しています。 特別に「づつ」を使いたい理由がない限りは「ずつ」と表記するのだと覚えておくようにしましょう。 「ずつ」というのは、均等に割り当てることや、繰り返すことを意味する言葉です。 「五人ずつのグループを作る」などのように数量の等しさを表現するのに使用したり、「毎日少しずつ努力する」というように繰り返しを表現したりします。 「づつ」の意味 「づつ」とは、 数量を均等に割り当てたりする意味で使われていた歴史的仮名遣いの名残りを意味しています。 同音である「ずつ」と混同されがちな表現ですが、現代語では「ずつ」が推奨されており、「づつ」はあまり使用されません。 内閣府の定めた言葉の使い方では、「づつ」ではなく「ずつ」を推奨しています。 「少しずつ」「一つずつ」という表現を推奨していて、「すこしづつ」「一つづつ」という表現はあまり使用しないとしています。 しかし、「づつ」という表現を完全に間違いであると決めているわけではありません。 あくまでも「ずつ」とすることを推奨しているだけですので、「づつ」を使っても間違いであるとは言えないものです。 例えば、「今日」という言葉の読み方は、現在では「きょう」ですが、歴史的仮名遣いでは「けふ」と読んでいました。 このように、「ずつ」という表現も、昔は「づつ」とされていたものです。 今日という言葉を「けふ」と読む人が現代ではあまりいないように、「づつ」という言葉も間違いではないものの、使用される頻度は少ないのが現状です。 書き言葉などで使用する際には、特別なこだわりがない限りは「ずつ」と表記するようにします。 「ずつ」の例文と使い方 10.僕は新しいパソコンを買うため、アルバイトをして毎月二万円ずつ貯金している。 この言葉がよく使われる場面としては、数量を均等に割り当てたり、一定量を繰り返すことを表現したい時などが挙げられます。 この「ずつ」という言葉は、名詞や副詞、助詞などに付随して意味を成す言葉です。 「ずつ」というのは「づつ」と混同しがちですが、内閣府では「ずつ」という表現を推奨しています。 そのため、公的な書類などでは「ずつ」と表現するのだと覚えておくようにしましょう。 どうしても個人的に「づつ」という表現が使いたいという場面以外では、「ずつ」を使うのが正解だと考えるようにすると明解で分かりやすいです。 「づつ」の例文と使い方 10.「づつ」というと、古文の教科書に載っていた「つつゐづつ~」の和歌が思い出されたが、全く異なる言葉だった。 この言葉がよく使われる場面としては、数量を均等に割り当てたりすることを歴史的仮名遣いを使って表現したい時などが挙げられます。 現代語では基本的に「づつ」ではなく「ずつ」を推奨していますが、「づつ」という表現でも間違いではありません。 実際に、昭和21年までは、歴史的仮名遣いの名残りである「づつ」を使用していました。 しかし、同年に定められた現代仮名遣いの決まりの中で一度「ずつ」表記に統一されています。 その後、昭和61年に「ずつ」でも「づつ」でも間違いではないけれど、「ずつ」を推奨するという形に定められました。 このように一度「ずつ」に統一されたという経緯があるため「ずつ」という表記の方が一般的な認識として浸透しています。 どうしても「づつ」としたい時以外は「ずつ」と表記するようにしましょう。

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正しいのはどっち?「づつ」と「ずつ」の違い

一個 づつ ずつ

そこで今回は、「づつ」と「ずつ」など紛らわしい言葉の正しい表記を、回答者さんの言葉を参考に考えてみたいと思います。 確かに『』()をすると、「いくつかの例外を除いて、『づ』を用いない」と、定められています。 新聞社の「記者」にも「ずつ」と使うように定められています。 「づつ」はの説明でも、歴史的仮名遣いとされていますね。 先の「記者」にも、「解る」「判る」は「分かる」で統一しようというがあります。 でも「分かる」と教わりませんでしたか? ただ、「わかる」に関しては、「分」「判」「解」を文脈や視覚的な効果から使い分けるも居ますし、「『分かる』は『分ける』から派生した言葉なので、『わかる/理解する』という現代語の漢字としてはふさわしくない、の『わかる』が理想的」と指摘する学者も居ます。 基本は「分かる」を使って、「分かる」の使用に納得がいかない場合は、で書いてみてもいいのかもしれませんね。 以上、「ずつ/づつ」「わかる」の書き方でしたが、類似のはいろいろとあります。 理解が深まると思うので、併せてしてみてください。 坂本正敬 「づつ」と「ずつ」の使い分けは? 関連ニュース•

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正しいのはどっち?「づつ」と「ずつ」の違い

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その記事に書かれていたキーワードをもとに、「昭和61年内閣告示 現代仮名遣い ずつ」で検索したところ、というページがヒットしました。 5 次のような語は、「ぢ」「づ」を用いて書く。 (略) 2 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」 (略) なお、次のような語については、現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として、それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし、「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。 (読者 A. そこで、 少し観点を変えて、世間一般で「正しい」として使われている言葉を追求するというよりも、 自社での「表記の基準」を持つことに観点を移してみることを、特に一般企業の方にはお勧めしています。 基準となるものは、広辞苑のような辞書でもよいのですが、私は共同通信社のを、お勧めすることが多いです(私自身も長年使っているので)。 これは新聞で使われている統一表記を示したもので、新書サイズで2. 5cmほどの厚さがありますが、広辞苑に比べはるかに薄くハンディなので、使いやすいです。 「記者ハンドブック」では、 「ずつ」で表記が統一されています。 ですから、仮に御社のサイトに「ずつ」の表記があり、それを見たお客様が「『ずつ』ではなく『づつ』が正しいのではないか?」といった問い合わせがあった場合でも、 「当社では、共同通信社の『記者ハンドブック』を基準に、サイトやその他、対外的な文書の表記を統一しております」と対応できれば、問題ありません。 実際に、「ずつ」か「づつ」かでクレームを言ってくるお客様はいないかもしれませんが、表記に関して、自社で設けた基準があれば、 「黄門さまの印籠」のような形で対外的に示すことができ、説得材料にできると考えます。 ちなみに、「記者ハンドブック」に似た形態で、主に文芸書の編集者や作家が使っている、講談社のという辞典がありますが、こちらも 「ずつ」が統一表記として挙げてありました。 新聞社や紙媒体の編集部では、「自社用の表記統一表」を作っているケースもあります。 Excelデータによく使う表記や専門用語をまとめて、自社の基準にしています。 長くなりましたが、上記が私の見解です。 参考にしていただけるとうれしいです。 著者/ 広島を拠点に活動するフリーランスのライター。 若手ビジネスマン向けにメールマナーの基本を解説した『メールは1分で返しなさい!』(フォレスト出版)など著作多数。 まぐまぐから無料メルマガ『仕事美人のメール作法』を配信中。 PCやスマホで今すぐ読めるのがいい。

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