桐生整染商事マスク。 「クリエーターズ トウキョウ」のメンバー「キディル」のパリコレを支えた産地コラボ

東播染工株式会社

桐生整染商事マスク

桐生整染商事 KIRYU SEISEN SHOJI 多くのデザイナーが支持する個性豊かなドビー織 創業は1950年。 ジャカード織が主流の桐生において当時からドビー織が中心で、かつ商事部門も有しているところが他の機屋と違うところ。 服地をメインに商事部門では織物全般またニットやレースも扱うなど、幅広くテキスタイルにかかわる中で、スタッフそれぞれがオリジナルデザインへのこだわりを持ち、その姿勢は多くの著名デザイナーたちから支持されています。 オパールプリントという加工法や、経糸に転写プリントすることで伝統的な和装の絹織物「銘仙」のような絣っぽい表情を出すなど、手がかかる技法を積極的に取り入れ、ドビー織における独自のクリエイションを鮮やかに表現。 欧州の著名なメゾンとの取引も多数で、パリコレのランウェイなどでも数多く披露されています。 産地枠を超えた商品作りも行いつつ、世界の人との交流も心掛け、コレクションシーズンに合わせ年に二回は必ず海外に行くという専務取締役の阿部哲也さん。 常に敏感に情報をインプットしながら、チャーミングでアーティスティックなテキスタイルを作り続けています。 桐生整染商事株式会社 Add. 群馬県桐生市川内町2-618-1 Tel. 0277-65-9111 Fax. 0277-65-9131 Email. k-seisen. fashion coral. ocn.

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コロナのピンチをチャンスにプロジェクト made in 桐生のマスク | 桐生商工会議所

桐生整染商事マスク

(左)川上由綺・桐生整染商事テキスタイルデザイナー:神奈川県出身。 多摩美術大学卒業。 フィンランド・アアルト大学への交換留学でテキスタイルデザインを学び、卒業後、桐生へ移住。 若手テキスタイルデザイナーのプラットフォーム「NINOW(ニナウ)」のメンバー。 (右)末安弘明「キディル」デザイナー:大村美容ファッション専門学校卒業、2014年に「キディル」を立ち上げる。 wwdjapan. 「キディル」は2017年に「ファッション大賞」と、同賞の審査で最高得点を獲得したブランドに贈られる東京都知事賞も受賞した。 そして今年1月、19-20年秋冬コレクションを初めてパリで発表した。 デザイナーとテキスタイルデザイナーがイメージを共有し、一緒にモノ作りをしていくことについて聞いた。 その直前のあるインタビューの中での「今しかない!」という言葉が印象的だった。 末安弘明「キディル」デザイナー(以下、末安):17年6月に「ファッション大賞」に入賞できたことが本当の意味で始まりでしたね。 同時に東京都知事賞もいただいて各方面にご紹介いただき、注目されました。 同年10月の「アマゾン ファッション ウィーク東京」期間中に、入賞した複数ブランドによるジョイントショーが渋谷ヒカリエで行われたのですが、そのとき、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の店舗やバーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)のバイヤーに見てほしくて自分でインビテーションを出したんです。 そうしたらバイヤーの方々が本当に来てくれました。 ショーを見た後で展示会にも来てくださって、その後、「コム デ ギャルソン」で取り扱いが始まりました。 「ファッション大賞」を受賞したことは、ブランドPRのツールとして素晴らしい役割を果たしてくれたと感じます。 だから逆に「今しかない!」と思ったんです。 今しっかりと動かないと逃してしまう!って思って、頑張りました。 結果、予想を上回るたくさんのことをつかめたと実感しています。 もちろん取り扱いがスタートしても、その後がもっと大切ですが。 ある百貨店の担当者には「消化率100%で、セールまで服が残っていなかった」とうれしい報告をいただいています。 ホッとしましたね。 本当によかったです。 「ファッション大賞」の支援がなかったらパリにも行かなかったと思います。 そしてそれ以前に、海外の生地は納期が遅すぎるんです。 3~4カ月待たないと届かなくて、それでは商品のデリバリーが始まってしまう。 そういったことも含めて、なんとか国内生産にシフトすることができないかと宮浦さんに相談しました。 作りたい生地のイメージを伝えると、それなら桐生産地がいいと言われて桐生整染商事を紹介していただきました。 新作だけでなく、すでに進行していた春夏商品の量産分の生地も急きょお願いして制作してもらったんです。 短い納期で対応してもらって、感謝しかありません! 川上由綺・桐生整染商事テキスタイルデザイナー(以下、川上):私は今回のお仕事で初めて、生地の経糸つなぎを全部1人でやったんです。 合計6柄をオーダーいただいたのですが、同じ幅で柄を替えてといった経験はなかなかできないので、ものすごいトレーニングになりました。 そういう機会でもないと、なかなか技術を覚えられないので貴重な経験でした。 末安:本当に大変な作業をお願いしました。 川上:太めで、あまりやっかいな糸ではなかったのもよかったです。 仕上がったら、自分も一歩前進できたと感じました。 やはりブランドから注文をいただいても、いつも新しい経験ができるわけではないのでありがたい企画でした。 しかも量も結構あって、今どきなかなかあの量を注文される方はいないと思うのですが…。 末安:そういう話を聞けるとブランドとしてうれしいです。 当初、チェック柄の服をいっぱい作ろうと思っていたんです。 でも途中で方向を変えて、マルチ柄もかわいいなあ、なんて思ったので。 川上:なんというか、全ての行動に男気があると思います。 末安:代金も速攻で振り込みましたよ!部活みたいですね。 「オッス!」みたいな(笑)。 川上:そういう反応の早さや計画性とかを感じると、自然に信頼関係が生まれますよね。 会社側の対応もスムーズになっていって、全てよくなっていくわけです。 産地と付き合うときには人間関係がとても重要なポイントになるので。 末安さんは大らかな対応も好印象です。

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桐生整染商事

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(左)川上由綺・桐生整染商事テキスタイルデザイナー:神奈川県出身。 多摩美術大学卒業。 フィンランド・アアルト大学への交換留学でテキスタイルデザインを学び、卒業後、桐生へ移住。 若手テキスタイルデザイナーのプラットフォーム「NINOW(ニナウ)」のメンバー。 (右)末安弘明「キディル」デザイナー:大村美容ファッション専門学校卒業、2014年に「キディル」を立ち上げる。 wwdjapan. 「キディル」は2017年に「ファッション大賞」と、同賞の審査で最高得点を獲得したブランドに贈られる東京都知事賞も受賞した。 そして今年1月、19-20年秋冬コレクションを初めてパリで発表した。 デザイナーとテキスタイルデザイナーがイメージを共有し、一緒にモノ作りをしていくことについて聞いた。 その直前のあるインタビューの中での「今しかない!」という言葉が印象的だった。 末安弘明「キディル」デザイナー(以下、末安):17年6月に「ファッション大賞」に入賞できたことが本当の意味で始まりでしたね。 同時に東京都知事賞もいただいて各方面にご紹介いただき、注目されました。 同年10月の「アマゾン ファッション ウィーク東京」期間中に、入賞した複数ブランドによるジョイントショーが渋谷ヒカリエで行われたのですが、そのとき、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の店舗やバーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)のバイヤーに見てほしくて自分でインビテーションを出したんです。 そうしたらバイヤーの方々が本当に来てくれました。 ショーを見た後で展示会にも来てくださって、その後、「コム デ ギャルソン」で取り扱いが始まりました。 「ファッション大賞」を受賞したことは、ブランドPRのツールとして素晴らしい役割を果たしてくれたと感じます。 だから逆に「今しかない!」と思ったんです。 今しっかりと動かないと逃してしまう!って思って、頑張りました。 結果、予想を上回るたくさんのことをつかめたと実感しています。 もちろん取り扱いがスタートしても、その後がもっと大切ですが。 ある百貨店の担当者には「消化率100%で、セールまで服が残っていなかった」とうれしい報告をいただいています。 ホッとしましたね。 本当によかったです。 「ファッション大賞」の支援がなかったらパリにも行かなかったと思います。 そしてそれ以前に、海外の生地は納期が遅すぎるんです。 3~4カ月待たないと届かなくて、それでは商品のデリバリーが始まってしまう。 そういったことも含めて、なんとか国内生産にシフトすることができないかと宮浦さんに相談しました。 作りたい生地のイメージを伝えると、それなら桐生産地がいいと言われて桐生整染商事を紹介していただきました。 新作だけでなく、すでに進行していた春夏商品の量産分の生地も急きょお願いして制作してもらったんです。 短い納期で対応してもらって、感謝しかありません! 川上由綺・桐生整染商事テキスタイルデザイナー(以下、川上):私は今回のお仕事で初めて、生地の経糸つなぎを全部1人でやったんです。 合計6柄をオーダーいただいたのですが、同じ幅で柄を替えてといった経験はなかなかできないので、ものすごいトレーニングになりました。 そういう機会でもないと、なかなか技術を覚えられないので貴重な経験でした。 末安:本当に大変な作業をお願いしました。 川上:太めで、あまりやっかいな糸ではなかったのもよかったです。 仕上がったら、自分も一歩前進できたと感じました。 やはりブランドから注文をいただいても、いつも新しい経験ができるわけではないのでありがたい企画でした。 しかも量も結構あって、今どきなかなかあの量を注文される方はいないと思うのですが…。 末安:そういう話を聞けるとブランドとしてうれしいです。 当初、チェック柄の服をいっぱい作ろうと思っていたんです。 でも途中で方向を変えて、マルチ柄もかわいいなあ、なんて思ったので。 川上:なんというか、全ての行動に男気があると思います。 末安:代金も速攻で振り込みましたよ!部活みたいですね。 「オッス!」みたいな(笑)。 川上:そういう反応の早さや計画性とかを感じると、自然に信頼関係が生まれますよね。 会社側の対応もスムーズになっていって、全てよくなっていくわけです。 産地と付き合うときには人間関係がとても重要なポイントになるので。 末安さんは大らかな対応も好印象です。

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