焼酎
ソジュ 各種表記 ： 소주 ： 燒酒 ： ソジュ 読み： そじゅ しょうしゅ ： ： Soju Sochu ソジュ（: 소주、: 燒酒）はで製造されている。 朝鮮半島古来からのの一種。 日本のに相当するものであるため、 韓国焼酎ともいわれる。 伝統的にから造られてきたが、・後から経済成長期にかけてのコメ不足を契機として、、、、などのでんぷんを加えたソジュや、完全にこれらの原料から作るソジュが造られるようになっている。 その味はなどと似ているが、製造過程で砂糖や香料が加えられることもあるので若干甘めである。 伝統的なソジュ造りを再現した展示 ソジュは頃、がの支配下にあった時期にはじめて製造された。 以降のモンゴルの中央アジア・中東征服の過程で、ペルシャ人からモンゴル人に（arak）という蒸留酒の製法が伝わっていた。 アラックは中国や高麗などモンゴル人が支配する各地へも伝わり、高麗の首都・の付近にもアラックを造る蒸留所ができた。 これがソジュにつながっている。 開城付近では、ソジュはアラクジュ（ 아락주）の名でも呼ばれている。 もとはソジュを飲んで死んだ人もいるほどにきつい酒であった。 製造が難しく高級酒とされ、主に王室やのような支配階層に飲まれた。 薬用に飲まれることも多かった。 家庭料理集である『飲食知味方』などに醸造法が記録されていることで民間でもよく製造された。 また、甘紅露、竹瀝膏、梨薑酒なと多くの種類のソジュが製造された。 これらは、でコメを発酵させにし、重ねた壷でマッコリを単式蒸留するという方法であった。 に大衆化が始まり、日本からと連続蒸留装置を用いて大量に生産する方式（日本の「焼酎甲類」と同様のもの）が取り入れられた。 、朝鮮全土で醸造所の数は28,404か所にも達した。 ただ、この時期に梨薑酒など伝統焼酒は消えた。 代表的なメーカーである（ジンロ）はにで張学燁が創業した真泉醸造商会が前身で、で南へ逃れ、にに移転している。 安東焼酒 戦後の高度成長期の韓国ではコメ不足が起こったため、からの間、政府は穀物を発酵させたもろみから直接ソジュを蒸留するという伝統的な製法を禁じていた。 代わりにイモやタピオカなど様々な原料を元に蒸留させた度数の高いを水と混ぜ希釈し、甘味料などで人工的に味をつけた希釈式ソジュが造られるようになった。 伝統的製法に対する規制は既に撤廃されているが、安いソジュはなおこうした製法で造られている。 一方で、地方のソジュ業者には伝統的な蒸留法でのソジュ製造に立ち返るところもある。 ブランド [ ] （ジンロ）は2007年に7,200万ケースを売った 韓国最大のソジュ製造業者であり 、その中でも現在のところチャミスル（ 참이슬）という竹炭で複数回ろ過していることを売りにする製品に人気がある。 眞露はにに進出して以降、80カ国以上へ輸出を行い、韓流ブームを経験した日本などで一時期人気があった。 チャミスルを追撃しているのが七星飲料（チルソンウムリョ、 롯데칠성음료）の酒類部門が製造するチョウムチョロム（ 처음처럼）で、順調にシェアを伸ばしている。 しかし、ソジュは地域ごとに地元ブランドが愛飲されるという特徴もある。 1970年代にはソジュ業者の過当競争を防ぐため、政府は一一社の原則を定めていた。 にこの原則は廃止されたが、地方メーカーが他地方に進出するには困難も多く、各地方の代表的メーカーの地位はまだ揺らいでいない。 では大鮮酒造（デソンジュジョ、 대선주조）のC1ソジュ（シウォンソジュ、 시원소주）に人気がある。 、圏では金福酒（株）（クムボクジュ、 금복주㈜ で製造されるチャムソジュ 참소주 が人気。 およびでは、の舞鶴（ムハク、 무학）が製造しているジョウンデー（ 좋은데이）やホワイトソジュ（ 화이트소주）の人気が高く、ではハルラサンソジュ（漢拏山ソジュ）の人気が高い。 およびでは、宝海醸造（ボヘヤンソ、 보해양조）が製造する、100％自然由来の甘味料を使用していることをうたうイプセジュ（ 잎새주）に人気がある。 消費 [ ] とソジュ 、、などの消費が韓国では高まっているが、ソジュは手に入れやすさと安さから現在も韓国で最もポピュラーな酒類である。 には韓国国内で30億本以上が消費され 、には韓国の20歳以上の成人は一人平均90本のソジュを1年間に消費するという調査結果が出た。 伝統的にはソジュはそのままストレートで飲むものだが、ソジュの入ったグラスをビールの入った大きなジョッキへ落とす「」、逆にソジュの中にビールの入ったグラスを落とす「水素爆弾酒」など飲みやすく酔いが一気に回る飲み方もなされる。 小瓶について [ ] ソジュの小は、韓国共通であり、一貫して色の360ml入りでされている。 もあり、韓撃山ソジュの瓶は、緑色の瓶と同型だが、透明の瓶である。 これは、1994年に当時の斗山が発売した『グリーンソジュ』がソジュで初めて緑色の小瓶を採用し、主要販売エリアの江原道に留まらず、韓国全体でヒットしたため、競合する他社も相次いで採用したため、今や全てのソジュを扱うメーカーで使用されている。 このため、には「ソジュの瓶の共用化協約」により、各社で瓶の形式を統一し、を使用している銘柄（主に低価格のもの）単位での利用である。 脚注 [ ] []• 2008年1月19日閲覧。 Doosan Encyclopeida. 2008年12月7日時点のよりアーカイブ。 2009年6月21日閲覧。 以前の製造元は（トゥサン）で、ソジュやなどを中核とした財閥だったが、主力の産業分野を重工業へとシフトした現在は酒類事業は切り離され、ロッテに売却された。 売却直後はロッテ酒類を設立したが、後に同社はロッテ七星飲料にされた。 チョウムチョロムへの一本化のため、韓国国内では使用されておらず、日本への輸出専用ブランドである。 ロッテ酒類ジャパンが輸入し、にして販売されている。 斗山時代の輸入元は斗山ジャパンだった。 Chosun Ilbo. 2007年10月17日時点のよりアーカイブ。 2005年6月29日閲覧。 KBS World. 2008年1月1日閲覧。 関連項目 [ ]• （焼酒） 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 日本語• 日本語•
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