逆流性食道炎 ヨーグルト。 【論文あり】明治プロビオヨーグルトLG21の効果効能は?

逆流性食道炎

逆流性食道炎 ヨーグルト

はじめにお読みください 当サイトは医学的な根拠(医師による意見・厚生労働省ホームページ・薬剤師による意見等)を示し、実際に自分自身が逆流性食道炎を治療した際の実体験に基づく情報だけをご紹介するように心がけておりますが、すべての方に同じように効果があるわけではありませんので、予めご了承いただければ幸いです。 私は逆流性食道炎の時に、同時に 便秘でも悩んでいました。 特に女性の場合は、私と同じように逆流性食道炎に加えて、 便秘に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 そんな便秘に効果的な食べ物の一つが ヨーグルトです。 そして、 便秘を解消することは、 逆流性食道炎の改善にも繋がります。 今回は、逆流性食道炎の改善にも効果的な ヨーグルトの効果や ヨーグルトを食べるタイミング、 おすすめのヨーグルトや 種類などについて詳しくお伝えしたいと思います。 ぜひ、最後までお読みいただければ幸いです。 Contents• ヨーグルトには便秘解消効果があります 冒頭でもお伝えした通り、ヨーグルトには 便秘を解消する効果があることで有名です。 なぜなら、ヨーグルトには、便秘解消に効果のある ビフィズス菌や 乳酸菌が含まれているためです。 厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイトでも、ヨーグルトによってビフィズス菌や乳酸菌を摂取することが勧められています。 まず一つめは、 ヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・漬物など、 ビフィズス菌や 乳酸菌を含む食品を直接摂取する方法です。 摂取方法としては善玉菌を継続して腸内に補充すると効果的であるため、 毎日続けて摂取することが勧められます。 出典: そのため、ヨーグルトは 便秘解消に有効と言うことができます。 (なお、飲むヨーグルトでも効果があるようです。 ) 便秘を解消すると逆流性食道炎改善にも繋がります 便秘を解消すると、 逆流性食道炎の改善にも繋がります。 なぜなら、 便秘は腹圧を高めるため、 逆流を起こりやすくしてしまうためです。 若い人に逆流性食道炎が起こる原因の一つは、「便秘」によって腹圧が高まることです。 お腹が張っている時、胃は腸からの圧迫を受け、食道への逆流が起こりやすい状況になるのです。 出典: 私は 20代で逆流性食道炎になりましたが、もしかすると逆流性食道炎になってしまった 原因の一つは便秘だったのかもしれません。 そのため、便秘気味の方は、 便秘を解消することで逆流性食道炎を改善できる可能性があります。 ヨーグルトを食べるタイミングは「就寝2~3時間前」がおすすめ ヨーグルトを食べるタイミングは諸説ありますが、私のおすすめは 就寝2~3時間前にヨーグルトを摂取する方法です。 のwebサイトでは、腸が一番活発に活動する夜10時から深夜2時の時間帯に、胃から腸へヨーグルトが送られるため、それよりも2~3時間前に摂取するのが良いと勧められています。 腸は、脳が熟睡して副交感神経のスイッチが入った時間帯が、大腸が便を押し出す「大ぜん動」の起きるタイミング。 つまり、夜の10時から深夜2時ごろが最も活発に活動するのです。 胃から腸へヨーグルトが送られることを考慮すると、その2~3時間前、つまり就寝の2~3時間前に摂取するのがベストです。 出典: しかしながら、ヨーグルトを食べるタイミングには諸説あり、 朝や空腹時、食前に摂ったほうが良いという説もあります。 その説では、ヨーグルトは 胃酸を中和する役割があるため、食後に摂ると胃酸が中和されてしまい、 消化不良になるためだと主張しています。 このように、ヨーグルトを食べるタイミングについては、意見が分かれるようです。 私の場合は仕事の都合上、夕食が遅めだったため、夕食後の時間がちょうど就寝2~3時間前になってしまっていました。 (それ自体、逆流性食道炎には良くないことなのですが…) そのため、よく夕食後にヨーグルトを 100g程度の少量摂取していましたが、それによって 不快な症状が出たことはありませんでした。 もしかすると、ヨーグルトを大量に食べれば消化不良になってしまうのかもしれませんが、100g程度の少量ならそれほど心配することもないのではないかと思っています。 ヨーグルトを摂取するタイミングとしては 就寝2~3時間前がおすすめですが、タイミングについては諸説あるため、もしご心配な場合は、担当医師と相談の上、摂取するようお願いいたします。 逆流性食道炎の方におすすめのヨーグルト3選 逆流性食道炎に良いおすすめのヨーグルトは、以下のとおりです。 ヤクルト ソフール プレーン 「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB12」「乳酸菌 シロタ株」が含まれている 「ビヒダス プレーンヨーグルト」「小岩井 生乳100%ヨーグルト」「ヤクルト ソフール プレーン」には、 「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB12」「乳酸菌 シロタ株」が含まれています。 農林水産省のでは、 腸内環境を改善し、おなかの調子を整える菌として、 「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB12」「乳酸菌 シロタ株」が挙げられています。 そのため、それらの菌が含まれる上記ヨーグルトは、 腸内環境改善に効果的と言うことができます。 「特定保健用食品(トクホ)」には下記の写真のとおり、トクホのマークがついています。 「特定保健用食品(トクホ)」とは、有効性・安全性など 科学的根拠を示し、国の審査のもとに 消費者庁の許可を受けた食品のことを指します。 厳しい国の審査をクリアしている商品のため、 信頼性が高いと言えます。 上記3商品はスーパーやコンビニなど身近な場所でも買えるため、今回おすすめのヨーグルトとしてご紹介させていただきましたが、もちろん上記の他にも 「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB12」「乳酸菌 シロタ株」が含まれた製品はありますので、ぜひヨーグルト選びの参考にしていただければ幸いです。 ヨーグルトに含まれる菌の種類 ヨーグルトには lg21等さまざまな種類があって、それぞれの菌にどんな効果があるのかよくわからないですよね。 上記でもご紹介した農林水産省のの中の解説がとてもわかりやすかったので、ご参考までに一部ご紹介させていただきます。 腸内環境を改善し、おなかの調子を整える:ビフィズス菌BB536・ビフィズス菌BB 12・乳酸菌 シロタ株• 歯周病を予防する:ロイテリ菌• 内臓脂肪を低減する:ガセリ菌SP株• プリン体を分解する :PA 3乳酸菌• ピロリ菌と戦う:LG21乳酸菌• 免疫力を向上する:1073R 1乳酸菌 出典: ただし、ヨーグルトが身体に合う・合わないもある 「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB 12」「乳酸菌 シロタ株」が腸内環境改善に効果的とは言え、ヨーグルトによって身体に合う・合わないがあるようです。 腸内環境は人それぞれ異なるためです。 そのため、 2週間ほど一つのヨーグルトを食べても改善が見られない場合は、他のヨーグルトを試すほうが良いと言われています。 まとめ 逆流性食道炎には ヨーグルトが効果的です。 ヨーグルトには胃酸の逆流を招く 便秘を解消する効果があるからです。 ヨーグルトを食べる タイミングは、 就寝2~3時間前がおすすめです。 また、 おすすめのヨーグルトは以下のとおりです。 ヤクルト ソフール プレーン 上記のヨーグルトには、腸内環境を改善し、おなかの調子を整える菌である 「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB12」「乳酸菌 シロタ株」が含まれているため、逆流性食道炎にも効果的と言えます。 私の場合、 はちみつをかけて食べるようにしていました。 はちみつも逆流性食道炎に効果的と言われているので、はちみつをかけて食べる方法もおすすめです。

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逆流性食道炎 ヨーグルト

基本は、糖分、脂分、刺激物を控えるといったことですが、どういった食事内容にすればいいのか、注意点を含め、分かりやすくご説明致します。 調理方法は? 基本は 茹でたり、煮込むといった、 油をあまり使わない調理方法がおすすめです。 レンジでチンする温野菜なども栄養分を損なわず美味しく頂けるのでオススメです。 症状がひどい時には喉に通りやすい柔らかいお粥やうどんなどが良いでしょう。 また 乳製品は 胃の粘膜を保護する役割があるんですが、冷たいと刺激になる場合もあるので、冷蔵庫から出し少し室温に戻してから食べると良いでしょう。 食事回数は?量は? 1回で満腹になろうとせず、常に 腹8分目を目安にし、お腹がすく時などには ちょっとずつ回数を多めに取りましょう。 しかし、胃を休ませる時間もしっかりとることが大切で、肥満にならないように気をつけましょう。 また毎日規則正しい時間に食べること、よく噛んで食べることも重要です。 食べ方は?食後の姿勢は? 冷たいものは胃腸にとって刺激となり、NGです。 温かいものは温かいうちに、そして、ゆっくり よく噛みながら食べると 唾液も多く分泌されるため、消化の助けにもなります。 また食後の姿勢としては、すぐ横にならず、食後3時間は逆流に気をつけ過ごしましょう。 逆流性食道炎に悪い食事内容や食べ方は? また逆流性食道炎によくない食べ方をご説明致します。 NGな調理方法は? 基本的に 油を多く使った炒め物や揚げ物はNGです。 油が1番といっていいほど胃腸には良くないため、揚げ物は極力避けましょう。 NGな野菜は? 野菜なら胃腸に良いんじゃないの?と思いがちですが、 繊維の多い、• 生のキャベツ• ゴボウ• レンコン• フキ 香りの強い• ミョウガ もNG食材です。 そして健康に良さそうな トマトですが、胸焼けを起こしてしまう原因ともなるためと言われています。 酸味の強い果物や酢の物も良くないのでなるべく控えしましょう。 NGな食べ方 良いとされる食べ方と逆のことが言えますが、 早食い、大食いは胃腸の負担になります。 とにかく胃腸を休める時間を多くとり、どうしても付き合いで外食や揚げ物を食さないといけない時などには、胃粘膜を保護する薬を飲んでからにしましょう。 また、 症状が辛い時に無理をして食べるのも逆効果です。 食事を1食抜きにしても問題はないので、体調を見ながらすすめましょう。 おすすめレシピ2選• 白身魚(タラなど):(2切れ)• 玉ねぎ:(1個)• ニンジン:(3分の1)• しめじ:(2分の1)• バター:(適量)• 牛乳:(200cc)• 小麦粉:(大さじ1)• コンソメ:(1個)• 塩コショウ:(適量)• 野菜を切る(ニンジンは薄くいちょう切りに、玉ねぎは千切りに、しめじは切ってほぐしておく)• 白身魚に両面塩コショウを振り、薄くバターをしいて両面しっかり焼きましょう• 2の白身魚は皿に取り出しておく• バターをしき、玉ねぎをしんなりするまで炒める• 他の野菜も火が通るまで炒める• 小麦粉を入れて野菜としっかりからめる• 牛乳を少しずつ混ぜながら入れる• コンソメを入れて煮込む• 塩コショウで味を調える• 白身魚の上にかける.

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逆流性食道炎にヨーグルトは良いの?

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国府台病院の研究室で取材に応じる上村直実医師。 広島大学医学部卒業後、呉共済病院消化器科医長、国立国際医療センター・内視鏡部長などを歴任した 「逆流性食道炎になると、胃酸の逆流や停滞で食道の粘膜が傷つき炎症が起きます。 それが原因で、食道腺がんになることもあるのです」 こう話すのは消化器内科が専門で、国立国際医療研究センター国府台病院(千葉県)名誉院長の上村直実医師 67 だ。 胃液や食べたモノが逆流して食道に炎症を起こす「逆流性食道炎(以下『逆食』)」は、日本人の新・国民病となっている。 その数は、予備軍を含めると1500万人にもなる。 ほうっておくと、まれにがんになる可能性もある恐ろしい病気なのだ。 上村医師が続ける(以下、発言は上村医師)。 「胃と食道の境目には、胃酸や食べたモノが逆流しないように防止装置があります。 食道の下部にある筋肉(下部食道括約筋 かぶしょくどうかつやくきん )です。 この筋肉が緩むことで『逆食』になります。 井戸水などを飲むことで体内に入り、胃の元気を失わせて胃酸の分泌を減らす菌です。 それが最近では生活環境の改善により、ピロリ菌に感染する日本人が減った。 結果として胃酸の分泌が活発になったため、『逆食』の患者が増えたんです。 胃酸の酸度はとても高い。 だからこそ食べ物を消化できるのですが、胃と違い食道の粘膜は酸の強さに耐えきれず、炎症を起こすこともあるんです」 「逆食」増加の要因は、ピロリ菌の減少だけではない。 「一つは日本人の肥満化や高齢化です。 太ったり背中が曲がって姿勢が悪くなることで、胃に圧力がかかり胃酸が逆流するのです。 アルコールや刺激の強い料理、高脂肪食などによる胃酸過多も影響しています。 食事の後などに激しい胸やけがする、酸っぱいモノがこみ上げてくる、ノドがつかえる、胸が締めつけられるような感覚がある……。 このような症状がある人は注意が必要です。 とくに40代〜50代の働き盛りの男性は、気をつけなければならない。 高脂肪食の摂取が多く、中年太りになりがちだからです」 ノドも無傷ではいられない 他にも特徴的な症状がある。 夜間に症状が悪化することが多く、睡眠障害になることも。 こうした症状をほうっておくと、死にいたる危険性もあるのだ。 40代の会社員Aさんはラーメンや揚げ物などの脂っこい食事を好み、毎日のように泥酔するまでアルコールを大量に摂取。 猫背など姿勢の悪さも指摘されていた。 40代後半になると20代のころから感じていた食後の胸やけがさらに激しくなり、食事量も徐々に減っていったAさん。 声がかすれ体重も1ヵ月で5㎏ほど減少したが、ついに水を飲むのも困難になったため妻に連れられ病院へ。 「逆食」で食道が蝕まれれば、ノドも無傷ではいられないだろう。 人間は、食べ物を食べエネルギーを身体に取り込まなければ生きていけない。 ノドが衰えれば食欲が減退し、栄養障害や消化器系の重大な疾患を引き起こす。 食べ物の咀嚼 そしゃく や口の中から食道へ送る機能が低下して起きる、「誤嚥 ごえん 」と呼ばれる症状もその一つ。 異物が気管から肺に入り、そのまま居座り細菌に感染。 日本では年間約10万人が肺炎で命を落としているが、そのうち7割(ほとんどが高齢者)が「誤嚥性肺炎」だと言われているのだ。 最悪の事態を招く前に、予防できることはある。 「『逆食』は、生活習慣を変えることで防げます。 高脂肪食を避け太らないようにする、アルコールやタバコの過剰摂取を止めるのはもちろん。 スマホを見ている時やパソコンでのデスクワーク中に、姿勢の悪さで胃を圧迫しないように、背筋を伸ばすことも大切です」 改善できる生活習慣は多い。 とくに胃酸が多く出る朝に摂取するのがおススメ。 「『逆食』の不安がある人は、生活習慣の改善と合わせ病院での診断を受けてください。 胸やけの強さなど問診を受けた後、通常は内視鏡検査を受けます。 食道や胃をキレイにするシロップを飲んでから鎮静剤を打ち、口か鼻からスコープを入れるんです。 検査は10分ほどで、終了直後に結果が判明。 精密検査についても、1週間ほどで結果が出ます。 治療でよく使われるのが、胃酸の分泌を抑制する『プロトンポンプ阻害薬(PPI)』という薬です。 効果が乏しい場合には、投与量を変えたり粘膜を保護する他の薬を追加して服用することになる。 PPIでいったんは症状が改善しても、服用をやめると再発することがあります。 場合によっては、5年以上の長期服用になることもあるんです。 ただPPIにより胃酸が減少するので栄養を吸収しづらくなり、高齢者は骨折の危険が高まるなどの副作用も考えられます。 長期服用は医師とよく相談してください」 新・国民病「逆食」は、重大な疾患に結びつくことがある。 胸やけ程度と思って、決して甘く見てはいけないのだ。 逆流性食道炎によって炎症ができた食道の内視鏡画像。 放置すると食道腺がんになる危険性がある 10年闘病した 患者の告白 ルポライター・明石昇二郎 「最初は食道をやられて、最後は胃がんになりました」 逆流性食道炎にかかっていた明石昇二郎氏。 がんが発見され胃の3分の2を摘出することになった 強い胸やけを感じるようになったのは、10年以上前のことです。 果汁100%のオレンジジュースや甘い缶コーヒーを飲むと、胃酸が上がってノドや胸が苦しくなる。 「これはおかしい」と病院で受診すると、「逆流性食道炎」と診断されました。 こう語るのはルポライターの明石昇二郎氏 56歳 だ。 食品公害事件「カネミ油症」問題や、福島の原発事故などを取材するベテランジャーナリストである。 若いころから体力には自信があったと話す明石氏だが、40歳を過ぎたあたりから胃の不調を感じ始めた。 区役所から40歳時の「節目健診のお知らせ」が届いたので、レントゲン写真を撮ったところ胃に変形が見つかったんです。 「要精密検査」と言われ、生まれて初めて胃カメラを飲むと胃壁から出血していることが判明。 医師からは「胃潰瘍の一歩手前」と診断され、胃酸を抑える薬「PPI」を処方されました。 PPIを飲んで2週間ほどで胃痛は消えましたが、それから約2年後、今度は激しい胸やけで苦しむようになります。 焼けるようにノドが痛いんです。 単なる胃酸過多かと思い胃腸薬を飲んで痛みをまぎらわせていたのですが、次第に薬も効かなくなってきた。 病院に行くと「逆流性食道炎 逆食 」と診断されたんです。 まさかの「がん宣告」 当時の私は、不規則でストレスの多い生活をしていました。 書籍の締め切りが近づくと、起きている間はパソコンの前でずっと座りっぱなし。 そんな状態が2ヵ月以上も続くんです。 運動不足から学生時代80㎏だった体重は、最大100㎏にまでなりました。 当時は、胃に相当なストレスを与えていたと思います。 病院では再びPPIを処方されたのですが、以前処方されたもの 30㎎ よりも軽い15㎎でした。 毎朝1錠飲むだけで、嘘のように胸やけが消えてしまうんです。 その効果は終日続くので、以来10年以上PPIを飲み続けてきました。 長年PPIを飲み、自覚症状もなくなり、大きな効果があったと感じていたので、服用の中止を検討したこともあります。 ただ人間ドックを受けた時に担当医師に尋ねると、こう言われました。 「PPIの服用をやめたら、すぐ症状が再発するでしょう」 その人間ドックを受けてから2年後の、昨年夏のことだった。 明石氏に今度は食道の病気ではなく、「胃がん」が見つかったのだ……。 区の健康診断で異常を指摘され、精密検査の結果わかったのですが、「神経内分泌腫瘍 しんけいないぶんぴつしゅよう 」(別名「胃カルチノイド」)という珍しいタイプのがんです。 多少医療に関する知識のある私にとっても、初めて聞く病名でした。 医師に聞くと、腫瘍は通常、胃壁の表面にできますが、胃カルチノイドは内部にできるとのこと。 抗がん剤も効かず、根治のためには早期に見つけて切除手術をするしかありません。 肝臓など他の臓器に転移していれば延命治療をするしかなくなります。 私は幸い早期の発見でしたが、自覚症状はまったくありませんでした。 手術の2日前までPPIを飲んでいましたが、腹腔鏡手術で胃の3分の2を摘出したことで、結果的に「逆食」の症状は完全に消えました。 皮肉にも、今ではPPIをまったく服用しておりません。 「逆食」は、クスリで症状が治まっているからと言って安心はできない。 胃や食道の不調を放置して定期的な健診を受けないでいると、がんなどの取り返しのつかない病気になることもあるのです。 明石氏が10年以上にわたり服用していた、胃酸を抑える薬「PPI」• 取材・撮影:明石昇二郎 写真:會田園 3、4枚目写真.

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