除湿機。 除湿機のコンプレッサー方式とデシカント(ゼオライト)方式とは [除湿機] All About

除湿機おすすめ21選|家電ライターのタイプ別ランキング付き、選び方や使い方も!

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除湿機の効果について 除湿機で部屋の湿気を取り除くことにより、湿気の多いじめじめした日でも過ごしやすくなるというのが除湿機を使う大きなメリットです。 湿度が下がると体感温度が下がるため、夏のような暑い時期でもエアコンを使う必要がなくなったり、設定温度を上げることができ、 電気代の節約にもなります。 冬のような寒い時期では窓などの 結露を防止することができますし、 衣類を部屋干しする場合にも乾燥しやすくなる効果があります。 快適に健康的な生活に湿気はある程度必要ですが、必要以上に湿度が高いとカビが発生しやすくなります。 快適というだけではなく、衛生的にも湿度をコントロールする為に除湿機は非常に有用なアイテムであると言えます。 洗濯物には効果がある? 除湿機を活用することによって、 部屋干しした衣類を早く乾かすことが可能です。 近年では衣類乾燥向けの機能が充実した機種も増えているため、洗濯物を部屋干しすることが多い方はどんな機能があるのか確認することをおすすめします。 また、そういった機能がなくても効率よく洗濯物を乾かすことは可能です。 洗濯物を干している部屋を締め切り、洗濯物のなるべく近く、できれば 衣類を乾かしている真下に除湿機をおいて稼働させることです。 これは洗濯物に含まれる水分が重力により衣類の下の方に溜まるためで、下から除湿機の風を当てることでより効率よく洗濯物を乾かすことができます。 部屋干しの生乾きの嫌な臭いにも効果抜群 生乾きの嫌な匂いは、洗濯物を干し始めて5時間ほどから発生し始めると言われています。 一般的には、洗濯物を部屋干しすると乾くまでに7時間以上がかかります。 除湿機を洗濯物の真下において乾かせば、2時間ほどで乾ききるというデータもあるため、除湿機は 生乾き臭の防止にも効果的と言えます。 また、サーキュレーターや扇風機を併用して風を当てることでより早く乾きやすくなりますし、除湿機によっては角度を調節できる等、衣類乾燥向けの送風が可能な機能があります。 衣類の部屋干しを頻繁に行う人は、除湿機が搭載している機能をチェックするようにしてください。 除湿機の使い方の基本 s 除湿機の効果をしっかり発揮させるためには 使い方が非常に重要です。 また、除湿機ならなんでもいいわけではないので、 どんな除湿機を使用するかも同じくらい重要になります。 季節に合った除湿機を選ぶ 除湿機には除湿方式によって種類があります。 コンプレッサー式除湿機:気温が高い時期向け• デシカント式除湿機:気温が低い時期向け• ハイブリッド式除湿機:1年を通して安定して使用できる• ペルチェ式除湿機:気温が高い時期向け 除湿機は種類によって向いている時期や使い方に違いがありますし、メリットだけでなくデメリットもあります。 例えば、1年通して安定して除湿することができるハイブリッド式除湿機は、本体サイズが大きく他の除湿器の種類に比べて価格が高いです。 1番安価に購入できるペルチェ式除湿機の場合は、コンパクトなので使いやすいですが、冬のような寒い時期は効果を発揮しづらいデメリットがあります。 除湿方式による種類によって それぞれ向いている季節・使い方があるので、理解しておくと除湿機選びで失敗することはありません。 夏の湿気、カビ対策向け:コンプレッサー式除湿機• 冬の湿気、結露対策向け:デシカント式除湿機• 高価でも1年中安定して使いたい人向け:ハイブリッド式除湿機• 夏の狭いスペースで使いたい人向け:ペルチェ式除湿機 除湿機の種類それぞれに向いている季節をチェックして除湿機を選んでみてください。 除湿機を置く場所 除湿機は、稼働させる場所によって 大きく除湿効率が異なってきます。 数点のポイントを押さえるだけで効率よく部屋の空気を除湿できますので、除湿機を使うときには覚えておくといいでしょう。 部屋全体の空気を除湿したい場合は部屋の中央付近に置く 多くの除湿機は吸気口と排気口が別の場所に付いています。 その両方が 壁などで塞がれることのない場所で最大限効果を発揮できます。 また、空気中の湿気は湿度が高いところから低いところへと移動します。 部屋全体を除湿する場合には、部屋のどの位置からも距離が最短となる中央に置くと効率良く湿気を取ることができます。 局所的に除湿したい場合はその場所の近くに置く 結露で湿った窓辺や洗濯物を部屋干ししている場所などが該当するかと思います。 ただし、除湿機が壁や洗濯物、カーテンなどに近すぎると火災などの事故や故障などの トラブルの原因となる可能性があります。 乾かしたいものの近くに除湿機を置く時は、 最低30cm〜40cmは離して置くようにしましょう。 また、除湿機は低い場所に置いて稼働させると効率よく除湿することができます。 これは空気中の水分が、重力に従って低い場所に溜まりやすくなるためです。 洗濯物を早く乾かしたい時は、除湿機を洗濯物の真下に置くといいでしょう。 洗濯物を早く乾かしたい時は狭くて閉め切れる部屋で行う より集中的に洗濯物から出る湿気を除湿できるため、広い部屋全体を除湿しながら乾燥させるよりも時間が短縮できます。 この時、換気扇を回すと除湿機が排出する乾いた空気が外へ逃げてしまうため、換気は行わないようにするのが大切です。 なお、設置したいスペースが狭い場合もありますが、そういった場所に設置する場合はコンパクトな小型の除湿機がおすすめです。 除湿機の効果的な使い方 除湿機の効果を最大限活かせる使い方のポイントをご紹介します。 少しの工夫で 時間と電気料金の節約になりますので、除湿機を使う際はぜひこちらのポイントを押さえて使用するようにしましょう。 部屋の空気を循環させる 除湿機を使う際は、部屋の空気を循環させると 除湿の効率が格段に上がります。 エアコン・扇風機・サーキュレーターなどを使用して部屋の空気を循環させると効果的です。 部屋の空気が循環することで、除湿機が排出する乾いた空気が満遍なく部屋に広がるので、部屋全体の湿度を効率よく下げることができます。 空気の循環がないと除湿機の周りのみ湿度が下がります。 そうすると湿度を検出するセンサーが搭載された機種などは、 自動で稼働が終わってしまうこともあるため注意しましょう。 また、洗濯物を部屋干しする場合には、衣類に風を当てることによって効率よく乾燥させることができます。 部屋を閉め切る 空気中の水分は、多い場所から少ない場所へと移動する習性があります。 部屋の窓やドアを開けたまま除湿していると、外から湿った空気が流れ込んでしまいます。 除湿機は空気中の水分を取り除くだけではなく、乾いた空気を排出することでも部屋の湿度を下げています。 除湿機から出る 乾いた空気を部屋から溜めておくことも、部屋を除湿する時には大切なのです。 家全体を除湿したい場合でも、広い空間を一台の除湿機で除湿するのは効率が悪いですし、空気を循環させていてもどうしてもムラができてしまいます。 そういった場合は一部屋ずつドアや窓を閉め切って小さな空間に区切り、順番に除湿機を使っていく方が結果的には時間と電気料金の節約になります。 除湿機でカビ対策 除湿機は、快適に過ごせる空気を作るだけではなく、カビ対策にも効果的です。 以下の項目で、カビの発生する原因や、除湿機を使ってできるカビ対策について詳しくご紹介して行きます。 カビが発生する条件 カビの種類によって数値に違いはありますが、カビが発生するには 4つの要素が関わってきます。 温度:0度〜45度(特に20度〜40度)• 養分:垢やホコリなど• 酸素 以上の条件が揃うとカビが発生しますが、逆に言うと条件が一つでも欠けていればカビは発生しません。 しかし、空気中の酸素を取り除くのは不可能ですし、気温が常に0度を下回っている地域も日本にはありません。 垢やホコリなどカビの餌となる養分も、どんなに頻繁に掃除をしていても完璧に取り除くのは不可能です。 つまり、 現実的に対策できるのは湿気のみということになります。 ただ、除湿機を使えば湿度は簡単にコントロールすることができるので、カビ対策に大変有効です。 単に除湿機を使えばいいというわけではなく、浴室使用後に水分を拭き取って除湿機を使用する等、しっかりしたカビ対策には工夫も必要になります。 部屋の掃除も大事 完全に取り除くことはできませんが、カビの養分対策も必要です。 カビは垢やホコリだけでなく、木材や紙、ビニール、プラスチック、抜け毛など、 身の回りにあるほとんどのものを餌として繁殖します。 そのため、万が一カビが発生してしまっても繁殖が進まないよう、こまめに掃除をして カビの餌となるゴミを少しでも取り除くことも大切となります。 発生した直後のカビは、実は肉眼で見ることはできません。 黒カビや青カビなど、人の目に見えるようになったカビは、既に養分を取り入れて爆発的に繁殖を始めている段階のカビなのです。 そのため、目に見えるカビがないからといって気を抜かず、特にカビが発生しやすい浴室の壁や床、窓のサッシなどは毎日拭き掃除をするのがおすすめです。

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【徹底比較】除湿機のおすすめ人気ランキング13選【梅雨の部屋干しにも】

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除湿機の効果について 除湿機で部屋の湿気を取り除くことにより、湿気の多いじめじめした日でも過ごしやすくなるというのが除湿機を使う大きなメリットです。 湿度が下がると体感温度が下がるため、夏のような暑い時期でもエアコンを使う必要がなくなったり、設定温度を上げることができ、 電気代の節約にもなります。 冬のような寒い時期では窓などの 結露を防止することができますし、 衣類を部屋干しする場合にも乾燥しやすくなる効果があります。 快適に健康的な生活に湿気はある程度必要ですが、必要以上に湿度が高いとカビが発生しやすくなります。 快適というだけではなく、衛生的にも湿度をコントロールする為に除湿機は非常に有用なアイテムであると言えます。 洗濯物には効果がある? 除湿機を活用することによって、 部屋干しした衣類を早く乾かすことが可能です。 近年では衣類乾燥向けの機能が充実した機種も増えているため、洗濯物を部屋干しすることが多い方はどんな機能があるのか確認することをおすすめします。 また、そういった機能がなくても効率よく洗濯物を乾かすことは可能です。 洗濯物を干している部屋を締め切り、洗濯物のなるべく近く、できれば 衣類を乾かしている真下に除湿機をおいて稼働させることです。 これは洗濯物に含まれる水分が重力により衣類の下の方に溜まるためで、下から除湿機の風を当てることでより効率よく洗濯物を乾かすことができます。 部屋干しの生乾きの嫌な臭いにも効果抜群 生乾きの嫌な匂いは、洗濯物を干し始めて5時間ほどから発生し始めると言われています。 一般的には、洗濯物を部屋干しすると乾くまでに7時間以上がかかります。 除湿機を洗濯物の真下において乾かせば、2時間ほどで乾ききるというデータもあるため、除湿機は 生乾き臭の防止にも効果的と言えます。 また、サーキュレーターや扇風機を併用して風を当てることでより早く乾きやすくなりますし、除湿機によっては角度を調節できる等、衣類乾燥向けの送風が可能な機能があります。 衣類の部屋干しを頻繁に行う人は、除湿機が搭載している機能をチェックするようにしてください。 除湿機の使い方の基本 s 除湿機の効果をしっかり発揮させるためには 使い方が非常に重要です。 また、除湿機ならなんでもいいわけではないので、 どんな除湿機を使用するかも同じくらい重要になります。 季節に合った除湿機を選ぶ 除湿機には除湿方式によって種類があります。 コンプレッサー式除湿機:気温が高い時期向け• デシカント式除湿機:気温が低い時期向け• ハイブリッド式除湿機:1年を通して安定して使用できる• ペルチェ式除湿機:気温が高い時期向け 除湿機は種類によって向いている時期や使い方に違いがありますし、メリットだけでなくデメリットもあります。 例えば、1年通して安定して除湿することができるハイブリッド式除湿機は、本体サイズが大きく他の除湿器の種類に比べて価格が高いです。 1番安価に購入できるペルチェ式除湿機の場合は、コンパクトなので使いやすいですが、冬のような寒い時期は効果を発揮しづらいデメリットがあります。 除湿方式による種類によって それぞれ向いている季節・使い方があるので、理解しておくと除湿機選びで失敗することはありません。 夏の湿気、カビ対策向け:コンプレッサー式除湿機• 冬の湿気、結露対策向け:デシカント式除湿機• 高価でも1年中安定して使いたい人向け:ハイブリッド式除湿機• 夏の狭いスペースで使いたい人向け:ペルチェ式除湿機 除湿機の種類それぞれに向いている季節をチェックして除湿機を選んでみてください。 除湿機を置く場所 除湿機は、稼働させる場所によって 大きく除湿効率が異なってきます。 数点のポイントを押さえるだけで効率よく部屋の空気を除湿できますので、除湿機を使うときには覚えておくといいでしょう。 部屋全体の空気を除湿したい場合は部屋の中央付近に置く 多くの除湿機は吸気口と排気口が別の場所に付いています。 その両方が 壁などで塞がれることのない場所で最大限効果を発揮できます。 また、空気中の湿気は湿度が高いところから低いところへと移動します。 部屋全体を除湿する場合には、部屋のどの位置からも距離が最短となる中央に置くと効率良く湿気を取ることができます。 局所的に除湿したい場合はその場所の近くに置く 結露で湿った窓辺や洗濯物を部屋干ししている場所などが該当するかと思います。 ただし、除湿機が壁や洗濯物、カーテンなどに近すぎると火災などの事故や故障などの トラブルの原因となる可能性があります。 乾かしたいものの近くに除湿機を置く時は、 最低30cm〜40cmは離して置くようにしましょう。 また、除湿機は低い場所に置いて稼働させると効率よく除湿することができます。 これは空気中の水分が、重力に従って低い場所に溜まりやすくなるためです。 洗濯物を早く乾かしたい時は、除湿機を洗濯物の真下に置くといいでしょう。 洗濯物を早く乾かしたい時は狭くて閉め切れる部屋で行う より集中的に洗濯物から出る湿気を除湿できるため、広い部屋全体を除湿しながら乾燥させるよりも時間が短縮できます。 この時、換気扇を回すと除湿機が排出する乾いた空気が外へ逃げてしまうため、換気は行わないようにするのが大切です。 なお、設置したいスペースが狭い場合もありますが、そういった場所に設置する場合はコンパクトな小型の除湿機がおすすめです。 除湿機の効果的な使い方 除湿機の効果を最大限活かせる使い方のポイントをご紹介します。 少しの工夫で 時間と電気料金の節約になりますので、除湿機を使う際はぜひこちらのポイントを押さえて使用するようにしましょう。 部屋の空気を循環させる 除湿機を使う際は、部屋の空気を循環させると 除湿の効率が格段に上がります。 エアコン・扇風機・サーキュレーターなどを使用して部屋の空気を循環させると効果的です。 部屋の空気が循環することで、除湿機が排出する乾いた空気が満遍なく部屋に広がるので、部屋全体の湿度を効率よく下げることができます。 空気の循環がないと除湿機の周りのみ湿度が下がります。 そうすると湿度を検出するセンサーが搭載された機種などは、 自動で稼働が終わってしまうこともあるため注意しましょう。 また、洗濯物を部屋干しする場合には、衣類に風を当てることによって効率よく乾燥させることができます。 部屋を閉め切る 空気中の水分は、多い場所から少ない場所へと移動する習性があります。 部屋の窓やドアを開けたまま除湿していると、外から湿った空気が流れ込んでしまいます。 除湿機は空気中の水分を取り除くだけではなく、乾いた空気を排出することでも部屋の湿度を下げています。 除湿機から出る 乾いた空気を部屋から溜めておくことも、部屋を除湿する時には大切なのです。 家全体を除湿したい場合でも、広い空間を一台の除湿機で除湿するのは効率が悪いですし、空気を循環させていてもどうしてもムラができてしまいます。 そういった場合は一部屋ずつドアや窓を閉め切って小さな空間に区切り、順番に除湿機を使っていく方が結果的には時間と電気料金の節約になります。 除湿機でカビ対策 除湿機は、快適に過ごせる空気を作るだけではなく、カビ対策にも効果的です。 以下の項目で、カビの発生する原因や、除湿機を使ってできるカビ対策について詳しくご紹介して行きます。 カビが発生する条件 カビの種類によって数値に違いはありますが、カビが発生するには 4つの要素が関わってきます。 温度:0度〜45度(特に20度〜40度)• 養分:垢やホコリなど• 酸素 以上の条件が揃うとカビが発生しますが、逆に言うと条件が一つでも欠けていればカビは発生しません。 しかし、空気中の酸素を取り除くのは不可能ですし、気温が常に0度を下回っている地域も日本にはありません。 垢やホコリなどカビの餌となる養分も、どんなに頻繁に掃除をしていても完璧に取り除くのは不可能です。 つまり、 現実的に対策できるのは湿気のみということになります。 ただ、除湿機を使えば湿度は簡単にコントロールすることができるので、カビ対策に大変有効です。 単に除湿機を使えばいいというわけではなく、浴室使用後に水分を拭き取って除湿機を使用する等、しっかりしたカビ対策には工夫も必要になります。 部屋の掃除も大事 完全に取り除くことはできませんが、カビの養分対策も必要です。 カビは垢やホコリだけでなく、木材や紙、ビニール、プラスチック、抜け毛など、 身の回りにあるほとんどのものを餌として繁殖します。 そのため、万が一カビが発生してしまっても繁殖が進まないよう、こまめに掃除をして カビの餌となるゴミを少しでも取り除くことも大切となります。 発生した直後のカビは、実は肉眼で見ることはできません。 黒カビや青カビなど、人の目に見えるようになったカビは、既に養分を取り入れて爆発的に繁殖を始めている段階のカビなのです。 そのため、目に見えるカビがないからといって気を抜かず、特にカビが発生しやすい浴室の壁や床、窓のサッシなどは毎日拭き掃除をするのがおすすめです。

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衣類乾燥除湿機の人気おすすめランキング15選【部屋干しに便利】

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【あなたに合った製品はどれ?】除湿機の賢い選び方 ここでは除湿機の賢い選び方をご説明します。 自分の用途に合った製品を選ぶための参考にしてください。 【夏用か冬用か】除湿方式が違えば用途も違う! 除湿器の除湿方式にはいくつかの種類があり、向いている用途が違います。 まずこの点を把握するのが正しい除湿機選びのポイントです。 冷却に使う冷媒をコンプレッサーで圧縮するため、コンプレッサー方式と呼ばれます。 冷却器によって冷えた空気は放熱器を通り、乾燥した空気になって放出されます。 エアコンの除湿と基本的に同じ仕組みです。 コンプレッサー方式の除湿機の中には、放熱器を通さない冷たい空気を吹き出すことで、スポットクーラーとして使えるタイプの除湿機もあります。 ただし、エアコンと違って、熱を室外に放出する役割を果たす室外機を備えていないので、室内には温かい空気も同時に放出されます。 このタイプの製品は、風が当たっているところは涼しくなりますが、部屋全体を冷やすことはできず、室温全体はむしろ上がります。 コンプレッサー方式の除湿機は 夏場の除湿能力は高いのですが、室温が低い冬場には除湿能力が下がります。 夏のジメジメ対策に有効なタイプです。 次にご紹介するデシカント方式よりも消費電力が小さいというメリットがあります。 デメリットとしては、冬に除湿能力が下がること、コンプレッサーを備えているため動作音が大きく、本体の重量が重くなることなどがあります。 使われている乾燥剤がゼオライトという物質であるため、セオライト方式とも呼ばれます。 デシカント方式の除湿機は、乾燥剤に湿気を吸わせることで除湿します。 乾燥剤に吸着した水分は、ヒーターを使って加熱することで取り除きます。 デシカント方式は、コンプレッサー方式と違って、 冬場でも除湿能力が落ちないのがメリットです。 ただ、ヒーターを使うため室温の上昇が大きく、夏場の使用に向きません。 コンプレッサー方式よりも消費電力が大きいのもデメリットです。 夏場はコンプレッサー方式で低コストで除湿し、冬場はデシカント方式で効率よく除湿するといった使い方ができます。 一年を通じて使用でき、便利なハイブリッド方式ですが、本体が大きく重くなること、価格が高いことなどがデメリットとなります。 ペルチェ方式はやや特殊なもので、パソコンのCPUの冷却などにも使われているペルチェ素子という半導体が用いられています。 ペルチェ方式は、主にコンパクトサイズの除湿機に採用されています。 ペルチェ方式の除湿機は、 小型化が可能で動作音も小さいというメリットがありますが、除湿能力が低いのがデメリットです。 クローゼットや押入れといった狭い空間の除湿に使うには便利なタイプですが、部屋全体の除湿に使うにはパワー不足になる場合が多いといえます。 この数字が高いものほど除湿能力が高いということになります。 除湿可能な面積の目安も表示されているので、これも参考になります。 除湿能力は、建物が木造住宅か鉄筋コンクリート住宅かによって大きく左右され、両者では倍くらいの違いがあります。 除湿能力については、できるだけ高いものを選びましょう。 特に部屋干し乾燥に使うのがメインという人は、除湿能力が高めのものを選ぶことをおすすめします。 ただし、除湿能力は消費電力などにも関わってきますから、除湿可能面積なども参考にして、自分が使う環境にあったものを選ぶようにしてください。 タンクの容量は、大きいものほど便利? 除湿機を使うと本体内部のタンクに集めた水がたまっていきます。 排水タンク容量が大きめの製品は、度々タンクの水を捨てに行く必要なく、基本的には便利です。 もっとも、タンクが大きいということは、水を捨てに行くときには重いということになりますから、重いのが嫌な人はあまりタンクが大きすぎる製品は避けるようにしましょう。 選択の幅は限られてしまいますが、製品によってはホースなどを接続して連続排水ができるものもあります。 長時間使用したい人には、水を捨てる手間がないこういった製品もおすすめです。 【部屋干し乾燥に効果絶大!】衣類乾燥除湿機とは? 日中は家に人がいないとか防犯対策のために洗濯物は外に干さないといった理由で、洗濯物はもっぱら部屋干しという方も多いのではないでしょうか。 部屋干しの洗濯物を乾かしたいというニーズが多いのか、最近では「衣類乾燥除湿機」といったカテゴリーで除湿機を販売するメーカーも増えてきました。 この衣類乾燥除湿機ですが、除湿そのものの機能は従来のものと基本的には変わりません。 違いは主に送風機能です。 洗濯物を乾かすには、乾いた空気を当て続けることが重要なので、送風機能が重視されているのです。 例えば、洗濯物を早く乾かすために風量を多くしたり、並べて干してある洗濯物を乾かすために風向を工夫したりといった形で、より部屋干し乾燥に適した製品が開発・販売されています。 さらに、衣類乾燥を重視した製品の中には、センサーで洗濯物の乾き具合を判断して風量や風向を変えたりといった機能を持ったものもあります。 部屋干し乾燥を主な用途として考えている人は、こういった製品を選ぶと良いでしょう。 部屋干しの匂いが気になる人は、シャープのプラズマクラスターやパナソニックのナノイーのような 除菌・脱臭機能を備えた製品を選ぶのもおすすめです。 ただし、衣類乾燥除湿機という名称は必ずしも全てのメーカーが用いているものではありませんから、こういった名称を用いていないメーカーの製品であっても、部屋干し乾燥に適した機能を搭載した製品はあります。 この点には注意しましょう。 サイズや重さも忘れずにチェック! 除湿機というのは、比較的持ち運ぶことが多い家電です。 コンプレッサー方式の除湿機のように季節によって十分な性能を発揮できない製品もありますから、シーズンが終わったらしまっておくという使い方も多くなります。 普段は居間で使っていても、衣類乾燥に使うときには、他の部屋に持って行くということもあるかもしれません。 除湿機を選ぶときは、実際に使うときのことをイメージして、頻繁に移動させる必要があるのかどうか見極めてから製品を選ぶようにしましょう。 移動させる必要があるのであれば、できるだけ小さく軽いもの、持ち運びのためのハンドルなどが付いているものを選ぶと便利です。 【ランニングコストも考えて】消費電力で選ぶ 除湿機の消費電力は、除湿方式をコンプレッサー方式にするかデシカント方式にするかによって大きく左右されます。 先ほどもお伝えしたように、この両方式は向いている用途が異なりますから、消費電力だけを比較して製品を選ぶわけにはいきません。 もっとも欲しい製品のタイプがある程度決まったら、消費電力も選択基準の一つになります。 もちろん、同じ除湿能力なら、消費電力が小さいものを選ぶ方がランニングコストが安くなりますからおすすめです。 なお、消費電力を比較する場合には、住んでいる地域の電気の周波数によって同じ製品でも消費電力は変わりますから、自分が住んでいる地域の周波数(50Hzまたは60Hz)に応じた数値で比較するように気をつけてください。 製品によっては、周波数による消費電力の違いがないものもあります。 除湿機のおすすめ製品ランキング ここからは、おすすめの除湿機をランキング形式でご紹介します。 2kg コンパクトな除湿機 小型軽量なコンパクト除湿機です。 除湿能力はそれほど大きなものではありませんが、持ち運んだり、通常サイズの除湿機が使いにくい、狭い場所で使うのに便利です。 トイレや脱衣所、クローゼット、押入れなど、あまり広くないスペースで使用する除湿機としては大いに役立ってくれます。 価格が安めなのも嬉しいポイントです。 第14位 HITACHI 衣類乾燥除湿機 HJS-D562 除湿方式 デシカント方式 除湿能力 5. 3kg 軽量で持ち運びに便利なデシカント方式 気温が低い冬でも高い除湿能力を発揮できるデシカント方式の除湿機です。 デシカント方式のもう一つのメリットとして、コンプレッサー方式よりも軽量であるということがあるのですが、この製品は デシカント方式の除湿機の中でも軽めです。 持ち運んで使いたい人におすすめです。 また、前方向や上方向に集中的に風を送るスポット乾燥、洗濯物が多いときには150度の角度で広く風を当てるワイド乾燥を使い分けることができて、部屋干し乾燥にも適した製品です。 第13位 hysure 大容量除湿機 除湿方式 ペルチェ方式 除湿能力 1. 1kg コンパクトサイズの除湿機 3Lのタンク容量がある割りにコンパクトな除湿機です。 ペルチェ方式なので、同程度のサイズの他の方式の除湿機と比べて高い除湿能力があるわけではありませんが、 コンパクトでどこにでも置きやすい製品です。 比較的安価なのも魅力です。 一日1. 5Lの除湿能力は、国産のものと同じ基準で比較すれば、もっと低い数値になる可能性がありますから、この点は注意してください。 7kg 「全体乾燥+集中乾燥」で乾き残りを防ぐ 衣類乾燥に優れた機能を備えた除湿機です。 まず全体乾燥は、赤外線・温度・湿度の各センサーが洗濯物の位置や量、状態を把握して、ワイドな送風で一気に乾かします。 そして、集中乾燥は、3Dムーブアイ(赤外線センサー)が細かく乾き具合をチェックして、湿っている衣類だけにピンポイントで風を送ります。 例えば、生地が厚い服を一緒に干しても、乾いていない服に集中して風を送ることで、徹底的に乾かすことができます。 袖や襟など生地が厚い部分の乾き残りも防いでくれるので、生乾きによる嫌な臭いの発生も防げます。 ピンポイントに送風することで、乾燥時間も短縮され、電気代も節約することができる、衣類乾燥に強みを発揮する製品です。 第11位 コロナ 除湿機 CD-S6317 除湿方式 コンプレッサー方式 除湿能力 5. 3kg 2つの除湿・衣類乾燥モードで便利に使える この製品には、除湿と衣類乾燥にそれぞれ2つのモードがあります。 除湿は、標準モードと節電モード。 節電モード時には除湿能力も若干下がりますが、長時間運転する場合におすすめです。 衣類乾燥には、速乾モードと夜干しモードがあります。 速乾モードは、強風の連続運転で素早く洗濯物を乾かします。 夜干しモードは、弱風運転を約6時間その後は送風運転に切り換わります。 夜間でも静かに洗濯物を乾かすことができるモードです。 シーンに応じて使い分けができる便利な除湿機です。 第10位 アイリスオーヤマ 除湿機(デシカント式) EDJ-70N 除湿方式 デシカント方式 除湿能力 6. この製品は、今回ご紹介している デシカント方式の製品の中では最もパワフルなものです。 その分、消費電力も大きいのが難点です。 消費電力の大きい機種ですが、「強・衣類乾燥」「中」「弱」の風量設定が可能で、中・弱運転時には、湿度を設定できます。 なお、強・衣類乾燥の設定の時は、連続運転のみです。 温度差-10度の風を吹き出すことができます。 選び方のところでは、スポットクーラーは部屋全体を冷やすことはできないとご説明しましたが、この製品には排熱ダクトが付属しているので、これを取り付けて排熱を屋外に逃がすようにすれば、冷房効果を発揮させることもできます。 ただし、窓に取り付けるダクトパネルは別売りです。 除湿・部屋干し乾燥・冷風の3役に利用することができる便利な製品です。 底面にキャスターが付いているので、移動がしやすいのもポイントです。 9kg オールシーズン使えて、除菌・脱臭も コンプレッサー方式とデシカント方式の両方を備えたハイブリッド方式の除湿機です。 2つの方式は自動で切り換わります。 オールシーズンで使える便利な除湿機ですが、価格も高くなるのが欠点です。 もっとも、高価であるだけの機能は備えています。 洗濯物の量や干し方に合わせて、ワイド送風、ウェーブ送風、スポット送風、下向き送風から風向が選べるだけでなく、急ぎの洗濯物を素早く乾かす「少量速乾モード」も備えています。 また、雑菌の繁殖を抑える「ナノイー」を放出する空気清浄機能も搭載しているので、部屋干しの臭いを抑えることもできます。 価格よりも機能面を重視して選ぶ人にはイチオシといってもいい製品です。 5kg 4つのモードで、衣類乾燥に便利 業界トップクラスの除湿能力がある、パワフルな除湿機です。 コンプレッサー方式の除湿機は室温が低いと十分な性能が発揮できないという欠点があるのですが、この製品はヒーターを併用する「冬モード」を搭載しているため、冬でも強力に除湿することができます。 衣類乾燥用の機能としては「標準モード」「ecoモード」「夜干しモード」「厚物モード」の4つのモードを搭載していて、用途に合わせて選べます。 また、「サーキュレーターモード(送風モード)」も搭載しているので、冷暖房時の温度ムラを解消したりといった使い方もできます。 やや高価ですが、ハイブリッド方式のものよりもお買い得なので、オールシーズン使いたい人におすすめです。 3kg 広い範囲に送風。 広範囲に乾燥 シャープの独自技術 プラズマクラスター採用機種です。 プラズマクラスターというのは、プラズマ放電によって発生させたプラスとマイナスのイオンが浮遊カビ菌・浮遊菌に作用して除菌する技術のことです。 プラズマクラスター搭載機種は1位にもランキングしているのですが、この製品はそれよりも大きくてパワフルなタイプです。 適応面積も最大30畳までと、かなりの広さに対応できます。 スイングルーバーが上下最大180度の角度で送風して、2段干しにした衣類でもしっかり乾かせますし、床に置いた靴などを乾燥させたいときは下向きに噴射させることも可能です。 ホースを繋いでの連続排水も可能ですから、長時間の使用にも対応します。 沢山の洗濯物を乾かしたい、広い部屋を除湿したいといった人に向いている製品です。 第5位 三菱 衣類乾燥除湿機 MJ-180MX 除湿方式 コンプレッサー方式 除湿能力 15. 9kg 高い除湿力のハイパワー除湿機 大容量・ハイパワーの除湿機です。 1日18Lという高い除湿能力(周波数50Hzの地域では15. 5L)は、今回ご紹介している製品の中でもトップクラスです。 ハイパワーの除湿機としては安価なので、コストパフォーマンスも良い製品です。 パワフルな除湿機をお得に購入したいという方におすすめです。 第4位 パナソニック デシカント方式衣類乾燥除湿機 F-YZP60 除湿方式 デシカント方式 除湿能力 5. 8kg 「カラッとキープ」で湿気戻りを防ぐ 「カラッとセンサー」や「カラッとキープ」といった 衣類乾燥に便利な機能が充実したデシカント方式の製品です。 「カラッとセンサー」は、洗濯物の乾き具合をチェックするセンサーの働きで、衣類が乾燥したら自動的に運転を停止します。 節電に効果的な機能です。 「カラッとキープ」は、「カラッとセンサー」による運転停止後、自動的に除湿運転を開始するというものです。 除湿機で衣類を乾燥させた場合、その後で部屋の湿度が上がってしまうと、また洗濯物が湿ってしまう「湿気戻り」が起こります。 約100cmのワイド送風で、大量の洗濯物も効果的に乾かすことができる、部屋干しで洗濯する人の強い味方です。 第3位 アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機(コンプレッサー式) DCE-6515 除湿方式 コンプレッサー方式 除湿能力 5. 3kg 高コスパ。 湿度設定が可能で好みの湿度を維持できる アイリスオーヤマの除湿機。 アイリスオーヤマは、機能を絞って低価格で提供する、いわゆるジェネリック家電を多く販売しています。 この製品も多機能型ではありませんが、その分 価格が抑えられているのが魅力です。 低価格のモデルですが、除湿能力の点では他のメーカーに見劣りするものではありませんし、消費電力は小さめでランニングコストも低い、コストパフォーマンスの良い製品です。 シンプルな機能がかえって使いやすいというユーザーレビューもあります。 コスパを重視して、除湿機を選びたい人に特におすすめの製品です。 第2位 コロナ 除湿機 CD-P6317 除湿方式 コンプレッサー方式 除湿能力 5. 9kg 標準モードと節電モードが選べる これも比較的シンプルな製品ですが、 除湿モードは2つ搭載されています。 ウイルス抑制・除菌・脱臭の効果がある「10年交換不要フィルター」が搭載されていて、フィルター交換の必要がありません。 このサイズの除湿機としては、大きめの3. 5Lのタンクが搭載されているので、水を捨てる手間が少なくて済むのも、この製品の良いところです。 コンプレッサー方式の製品としては比較軽量なので、女性の一人暮らしなどにもおすすめです。 第1位 シャープ プラズマクラスター除湿機 CV-G71 除湿方式 コンプレッサー方式 除湿能力 6. 0kg プラズマクラスターで消臭・カビ対策も 人気の プラズマクラスター搭載機種です。 プラズマクラスター搭載の機種は6位にもランキングしていますが、そちらよりも小型の機種になります。 設置に必要なスペースはA4用紙1枚分程度、 省スペースの除湿機です。 小型な分だけ大型の製品と比べれば除湿能力は落ちますが、この程度で十分という人も多いはずです。 プラズマクラスターは、生乾き臭、汗臭の消臭もできますし、タバコの臭いも分解・除去することができますから、臭いに敏感な人には特におすすめです。 このプラズマクラスターを有効に活用することができるように、この製品には「衣類除湿運転」「除湿運転」の他に、「衣類消臭運転」モードもあります。 衣類消臭運転では、除湿を行わず消臭だけを行うので、消費電力も小さくなり(50Hzの場合18W、60Hzの場合21W)、消臭機能だけを低ランニングコストで利用することができます。 コンパクトで除菌や脱臭もでき、湿気が多い時期以外でも役に立つ、幅広い層におすすめすることができる製品です。 まとめ 除湿機の選び方とおすすめの製品をご紹介しました。 湿度を抑えることができれば、生活がとても快適になりますし、部屋干しの洗濯物も早く乾きます。 除湿機というのは、どうしてもなくては困るという製品ではありませんが、一度使ってみると手放せなくなるものです。 これを機会に、是非購入を検討してみてください。

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