精巣 捻転 エコー。 精巣がんの検査方法と治療法

精巣/陰嚢の異常(急性陰嚢痛、左右差、萎縮など)

精巣 捻転 エコー

泌尿器科で多いエコーの取り漏れや算定を解説します 医師が自分でやる検査がある泌尿器はオーダーが出ないため算定を見過ごす エコー点数の種類を医療事務はまず知っている必要があります。 医療事務のための泌尿器エコー算定方法の解説です。 心臓エコー 880点 腹部エコー 530点 その他エコー 350点 泌尿器や消化器の専門医は、いちいち自分より読影が低い、手間のかかる検査技師に頼まずに、ポータブルの機械を使ってエコーを自分でやります。 医師が検査技師にエコーを頼むことがオーダーにつながり、 電子カルテやオーダリング病院では、その オーダーがありさえすれば点数を取り漏れないのですが、 医師が自分でエコーをすることにより、オーダーがなくなり、算定漏れが出現するのです。 医療の正確さを求める高度な行為が診療報酬の減点に繋がる面白い例だと思います。 (オーダーをださなければ医療事務が算定をしないということね。 ) 次の記事は2次救急病院で特に多い、取り漏れをいっぱいネットに公開してやろうと思います。 FASTは腹部超音波迅速診断の事で、腹腔内の出血をエコーで迅速に確認します。 病名は腹腔内臓器損傷の疑いでいいと思います。 カルテ記載にFAST:状態とかあれば、腹部エコーが算定できますよ。 わからなければ医師に確認すればいいし、私は慣れているので、医師の所見を見れば 今日やったものか、過去の所見を再確認したものかわかりますのでどんどん算定します。 結石の診断のため、医師がオーダーを出さず自分でエコーすることも多いです。 神経因性膀胱や前立腺肥大の診断のため残尿測定(残尿エコー)することもあるし、 ウロフロー(Qmaxがどうたらこうたら)かかれる尿流測定の算定漏れも注意です。 疑い病名をしっかりつけましょう。 陰嚢水腫や、陰部が痛いとき、陰嚢炎や精巣炎、精巣捻転の場合があります。 それを判断するためのエコー350点です。 ちなみに、同日に腹部エコー530点とその他エコー350点は同日には取れないですから注意を。 取りもれていたのであればかなりの収入増になるのではないでしょうか。

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精巣上体炎の画像診断(epididymitis、精巣捻転との鑑別点)

精巣 捻転 エコー

検査・診断 まずは、年齢や症状の経過、痛がり方などを問診します。 次に確定的な診断を得るために、不要な苦痛を与えない範囲で触診とエコーの検査を行います。 触診では精巣挙筋反射の有無を確認します。 精巣挙筋反射とは、太ももの内側を触ったときに、脊髄反射で(意図せずとも)精巣が挙睾筋の働きでお腹の中にしまわれるように上に持ち上がる反射です。 本来精巣をなどから保護するために存在しているこの反射ですが、精巣捻転では消失します。 次に、陰嚢にエコーをあて、ドップラーエコー(血液の流れを確認出来るエコー)で精巣に血流があるかどうかを確認します。 精巣捻転が生じている場合、精巣内の血流は途絶しているためドップラーエコーでの精巣血流は見えなくなります。 泌尿器科医は以上のような問診や検査所見を複数考慮した上で、診断を決定します。 (精巣に付着している精巣上体などが炎症を起こす病気)は精巣捻転と同様に陰嚢痛を起こし、熟練した泌尿器科医でも診断に難渋するケースもあります。 治療 精巣が虚血に陥っているため、壊死を防ぐために出来る限り早く血流回復を目指すことが治療の目標になります。 精巣を壊死から防ぐためには一般的に発症から6時間以内に捻転を解除する必要があると言われています。 それ以上経過してしまった場合は精巣が完全に壊死してしまう場合もあり、そのような患者さんでは精巣摘出が必要になります。 捻転を解除するために、まずは可能であれば用手的に整復します。 多くの場合精巣は内向きに捻れます(右精巣であれば足側から見て時計回り、左精巣であれば反時計回り)。 よって、整復する場合は逆方向、つまり外向きに回して整復を試みます。 ただし、整復に成功したとしても、再発リスクの高い疾患であり早々に精巣固定手術を行う必要があるため、恐怖感を植え付ける整復手技はあえて試みずに、速やかに麻酔導入+手術に持ち込む場合も多いです。 手術では陰嚢を開けて、精巣を肉眼で確認し、色調をみて温存するかどうか判断します。 温存できると判断した場合は、手術用の糸で陰嚢の中に回転すること無いよう縫い付けて固定します。 精巣が明らかに壊死していると判断した場合はその精巣を摘除します。 また、この疾患は本来両側の精巣の固定が不十分なため起こる病気であることから、症状の無い側(健側と呼びます)の精巣も同じ手術の中で固定し捻転を予防します。

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急性陰嚢症と精巣血流

精巣 捻転 エコー

超音波検査は、エコー検査や超音波画像診断検査とも呼ばれます。 精巣の超音波検査を、精巣のエコー検査、陰のうの超音波検査ということもあります。 2つある精巣は男性生殖器で、精子と男性ホルモンのテストステロンを作っています。 精巣は、陰のうと呼ばれる皮膚の袋に入っていて、陰茎の後ろにさがっています。 超音波検査は安全で痛みもなく、体に負担のかからない検査方法で、超音波を利用して臓器を画像化するものです。 この検査では、プローブ 探触子 という器具を使います。 手で持つこのプローブは、ある形のエネルギーを別の形に変換します。 画像として映したい臓器のある付近にプローブを当てて、体をなでるようにして動かすときに、超音波を発します。 超音波が臓器にはね返されるときの、一連のエコーをプローブが拾います。 拾ったエコーをコンピューターで処理して、モニターに画像として映しだします。 正常な組織と異常のある組織では、違ったエコーが返ってきます。 放射線科医がエコーの画像を見れば、腫瘍が良性か悪性かを見極められます。 用途 精巣の超音波検査は異常のある部分の観察と診断に、最初に行う画像検査方法です。 次にあげることを行うときに、医師から超音波検査を受けるよう勧められます:• 陰のうや精巣のしこりが、かたまり 腫瘍 なのか液体 のう胞 なのかを見極めるとき• 陰のうの外傷がどういう状態か確認するとき• 精巣の痛みや腫れの原因を調べるとき• 不妊の原因を調べるとき• 精巣がとどまっている 停留精巣 位置を調べるとき 超音波検査では、リアルタイムの静止画像と動画のどちらも見ることができます。 精巣への血液の流出入を調べる場合には動画が役立ちます。 精巣は両方とも、動脈と静脈を包み込んだ精索で腹部とつながっていて、精索の中には、精巣から尿道まで精子を運ぶ精管も入っています。 精巣の血流を調べると、精液の流れを妨げたり不妊の原因になったりする、精管の狭まりや詰まりの有無がわかります。 準備 超音波検査には、前もって準備する必要はありません。 検査前に食事を制限したり絶食したり、排尿を我慢したりする必要もありません。 服用している処方薬や市販薬やあれば、必ず医師に伝え、検査前や当日の服用をどうするか、確認してください。 ごくまれに、検査前に薬の服用を中断しなければならないことがあります。 管理 超音波検査は通常、病院の放射線科の外来や診療所で行います。 検査は、大体30分ほどで終わります。 診療放射線技師もしくは放射線科医が次にあげる要領で検査を行います。 準備する 医療機関によっては、検査着に着替えるように言われます。 鎮静薬や麻酔薬 皮膚に塗るタイプも含む を使うことはありません。 診察台に横になる 診察台にあおむけに寝て、両脚を広げます。 正確な検査結果を得るためには陰のうを少し上げなければならないので、タオルを下に挟むようにして持ち上げる、あるいは、左右のももを渡すように幅広のテープを貼って、そのテープの上に陰のうを乗せることもあります。 検査中はあおむけのまま動かないようにします。 画像を撮る 診療放射線技師が、人肌に温めたウオーターベースのジェルを陰のうに塗ります。 このジェルを塗っておくと、プローブを動かしやすくなります。 また、超音波の伝導性を高める効果もあります。 プローブを陰のうに当てて、周囲を前後するように動かします。 プローブを強く押し当てたときに、圧迫感があるかもしれません。 異常のあるところを押すと痛むので、プローブでその部分を押すと不快感が生じることもあります。 プローブの向きを変えて、さまざまな角度から画像を撮ります。 ジェルを拭き取る 検査が終わると、ジェルを拭き取ります。 回復 検査が完了した後は、生活も食事も普段どおりにしてかまいません。 検査後に安静にする必要もありません。 リスク 精巣の超音波検査には、健康を害するようなリスクはありません。 検査中に放射線を浴びることはないので、精子には何の影響もありません。 結果 検査中に撮った画像を放射線科医が見て、精査します。 その後、内容を詳しく説明した検査結果が、かかりつけ医や主治医のもとに届けられます。 超音波検査で見つかる異常には、次のようなものがあります:• 精巣の感染症• 良性ののう胞• 精巣捻転症: 精巣がねじれるので 精索もねじれて、精巣に送る血流が途絶えてしまうこと• 精巣腫瘍• 陰のう水腫:精巣の周囲に液体がたまった良性の腫れのこと• 精液瘤:精巣の管 精管 に精液で膨らんだのう胞ができること• 精索静脈瘤:精索の中の静脈が膨れること 精巣の超音波検査で腫瘍が見つかると、医師から詳しい検査を受けるように勧められます。 精巣がんの診断には、「高位精巣摘除術」という手術を行うのが一般的です。 この手術では鼡径部を切り開き、そこから異常のある精巣を取り出します。 この精巣の組織を採って検査し、がんの診断を確定します。

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