ソニック 列車。 JR九州の名物特急白いソニックに乗車 座席やかもめとの違いなど

博多→大分(ソニック・にちりん)|時刻表|ジョルダン

ソニック 列車

概要 特急「ソニック」はのダイヤ改正時に、特急「」の博多駅 - 大分駅間運行の列車のうち、同年3月より「にちりん」で営業運転を開始していた新型車両のを充当する列車に「 ソニックにちりん」の列車名が与えられたのを発祥とする。 その後883系の増備が進み、のダイヤ改正で当時博多駅 - 大分駅間に運行されていた16往復の「ソニックにちりん」「にちりん」のうち15往復が883系での運行になったのを受けて、充当の1往復も含めた博多駅 - 大分駅間の特急は「ソニック」に統一された。 「にちりん」が3月11日の改正でに大幅に本数が減り、3月3日には博多駅発着から小倉駅発着に変更されたのを受け「ソニック」はほとんどの時間帯で1時間あたり2本運行されるようになった。 この増発分に関しては主にの投入で対応している。 その後「にちりん」は3月15日の改正でまたは大分駅 - 宮崎駅間の運行に短縮されていき、のダイヤ改正で定期列車の小倉駅乗り入れも消滅。 このようにして、とを結ぶ役割は「ソニック」に移行していった。 列車名の由来 883系電車の愛称 sonic(英語で「の」を意味する)が列車名の由来である。 運行概況 博多駅 - 佐伯駅間に1往復、博多駅 - 大分駅間に29往復、博多駅 - 中津駅間に1往復、中津駅 - 大分駅間に1往復が運転されている。 日中は博多駅 - 大分駅間で1時間あたり上下各2本を運行しており、この区間を速達便は約2時間、停車タイプは約2時間15分で結んでいる。 早朝・深夜の中津駅発着の列車は、大分方面が100番台、博多方面が200番台が与えられている。 このほか多客期には小倉駅 - 大分駅間の列車が増発されるが、・で運行する列車は「ソニック」、それ以外の車両で運行する列車は「にちりん」もしくは「ソニックにちりん」として運行している(停車駅等については、の項に詳述されている)。 なお、「にちりん」として運行する場合、別府駅または大分駅で「ソニック」に接続している「にちりん」の延長運転扱いとする場合がある。 小倉駅では進行方向が逆になるため、小倉駅に到着する直前には、座席を逆方向に転換するように促す車内放送が流れる。 までは小倉発大分行きの下り1本 の設定があったが、翌12日の改正で「にちりん」に編入されて消滅している。 列車番号については、号数+3000が与えられている 3001M - 3060M が、101号・102号については3091M・3092M、201号・202号については3081M・3082Mとされている。 停車駅 現在。 日中は折尾駅・黒崎駅・小倉駅・行橋駅・中津駅・別府駅の6駅のみに停車する速達便の列車と、6駅に加えて香椎駅・戸畑駅・宇島駅・柳ケ浦駅・宇佐駅・杵築駅に(1 - 4時間に1本程度は亀川駅にも)停車するタイプの列車が毎時1本ずつ運行されている。 また、早朝・夜間の時間帯に、吉塚駅・福間駅・東郷駅・八幡駅・下曽根駅のいずれかに停車する列車も設定されている。 また上記のほかに一部列車が(航空祭開催日)・(JR九州ウォーキング開催日)に臨時停車することがある。 大分駅 - 小倉駅間の多客期増発列車については、883系・885系が充当されるものを「ソニック」、783系・787系が充当されるものを「にちりん」として、通し番号を共用して運用する。 停車駅は増発時期、列車によって異なる。 座席種別は変更される場合がある• 883系は1995年3月18日の車両新製投入時より運用されており(1995年4月19日までは「にちりん」として運行)、博多駅 - 大分駅間の列車19往復と、博多駅 - 佐伯駅間、博多駅 - 柳ケ浦駅間の列車各1往復の計21往復に充当されている。 1997年3月22日のダイヤ改正で投入された車両に関しては5両編成で運行されていたが、2008年7月19日より7両編成に統一されている。 885系は博多駅 - 大分駅間の列車10往復と、博多駅 - 佐伯駅間の列車1往復の計11往復に充当されている。 883系と同様に2000年3月11日の車両新製投入時より運用されているが、当時は「ソニック」用の車両区分はなく「」用の6両編成(「白いかもめ」)で運行されていた。 2001年3月3日のダイヤ改正で「ソニック」用の5両編成(「白いソニック」)が投入され、885系に関しては「白いソニック」で運行されるようになった が、2003年3月15日のダイヤ改正で「白いソニック」が6両編成に増車されて以降は「白いかもめ」が「ソニック」運用に入ることが次第に増え、現在は使用される車両の区別はなくなっている。 「ソニック」は全編成を通して883系の1編成しか予備編成がなく、車両故障や検査、悪天候などにより車両の変更がしばしば起こるが、883系・885系だけで運行できなくなった際には・が運用に入ることもある。 その場合、783系による5両編成、787系の6両編成(南福岡所属の6両編成1本)もしくは、8両編成(大分所属の4両編成を2本連結)による運行がされる。 1997年3月22日 から2000年3月10日までは、下りの始発、上りの最終の1往復のみで運行されていた。 これは、1997年3月22日のダイヤ改正で日豊本線の特急列車は使用車両に関係なく、大分駅発着列車は「ソニック」、佐伯・延岡・宮崎方面発着は「にちりん」に統一されたためであるが、883系が最高時速130kmの振り子車両であるのに対し485系は最高時速120kmの非振り子車両であったため、博多駅 - 大分駅間の所要時間は30分近く長かった。 また、時刻表では485系で運行する「ソニック」に「レッドエクスプレスで運転」との注意書きがあった。 また2000年3月11日から2001年3月2日までは3往復(うち1往復は佐伯駅発着)に783系電車が充当されていた。 「ソニック」と、2000年3月11日ダイヤ改正で787系から783系に車両変更となった「にちりんシーガイア」「ドリームにちりん」での運用のため、それまで全車南福岡車両区(当時は南福岡運転区)所属だった783系の一部が大分車両センター(当時はの一部門)に転属したが、783系の「ソニック」運用は1年で終了し、再び全車南福岡車両区所属となった。 ただし、前述の通りその後もごくまれに783系・787系が「ソニック」運用に入ることもある。 その場合、代走に限って「ソニックにちりん」の名前・方向幕・放送案内で走行することがある。 「」編成で運行された「ソニック」(行橋駅) 大分市観光ナレーション 下りソニックのうち、午前10時~午後5時(ソニック5号 - ソニック33号が該当、増発のソニックについては不明。 )において「」のナレーターで知られているによる「大分市観光ナレーション」が放送されている。 この放送は石丸が大分市出身であることから企画されたものであり、石丸による車内放送はこのソニックに収録されているもの唯一である。 2011年3月に放送が開始されて以来、好評を博し 、2013年には公募作品および石丸自らによる作品と差し替えられた。 139点の公募があり、当時の大分市長・大分市観光協会会長・大分駅長が審査員を、石丸謙二郎と大分市観光大使を務めるのが特別審査員を務めた。 大分市ホームページでは公募作品について公表している が、石丸謙二郎寄稿作品については「特急ソニックの車内でのみ公開」としている。 以下は2013年に差し替えられた放送の一覧である。 なお、放送については「ランダム」に流されるという。 「高崎山のサル酒」• 「坂本龍馬が歩いた道」• 「西洋文化の香る街 大分」• 「大分の二度泣き」• 「大分の方言」• 「高崎山とうみたまご」• 「おおいたの宝物」• 「南蛮文化はじまりの地」• 「大分の方言 いっすんずり」(特別賞作品・石丸謙二郎寄稿) 「大分市観光ナレーション」とは別に、別府駅到着放送の直前に「湯の街・別府の案内」というテロップ文章が流されている。 乗車制度の特例 「ソニック」はを通過して運行経路上、小倉駅で折り返して運転するため、小倉駅から博多方面と大分方面を引き続き乗車する場合は、西小倉駅 - 小倉駅間は重複乗車となるが、により小倉駅 - 西小倉駅間のキロ数は含めないで運賃計算を行う。 ただし、小倉駅で途中下車はできない。 また特急料金についても、同様に西小倉駅 - 小倉駅間のキロ数を含めないで計算する。 国鉄時代末期の1987年3月に西小倉駅に鹿児島本線ホームが設置されるまでは、小倉駅 - 西小倉駅間は日豊本線にのみ所属しており、重複乗車とはならなかったため、この特例の適用対象ではなかった。 この当時、博多駅 - 大分駅間(小倉駅経由)の営業キロは200kmをわずかに超える201. 1kmだったが、特例の適用により200km以内に収まるようになった。 沿革 民営化後の運行展開• (7年):「にちりん」のうち博多駅 - 大分駅間運行の一部列車において883系電車を使用し、当該列車の名称を「 ソニックにちりん」に変更 (車両は改正前の3月から使用)。 (平成9年)• :「ソニックにちりん」と「にちりん」のうち、博多駅 - 大分駅間の列車を「 ソニック」に統一し、所要時間は上り平均2時間7分、下り平均2時間9分に短縮。 16往復のうち15往復は883系で運行されたが、始発1号と最終32号の1往復は、「RED EXPRESS」が用いられていた。 この列車は、時刻表に「『レッドエクスプレス』で運転」と脚注が付けられており、「ソニック」より30分程度所要時間が長かった。 この「ソニック」にもヘッドマークは用意されたが、普段は「にちりん」のものが使われていた。 :ダイヤ改正で上り平均2時間4分、下り平均2時間6分にスピードアップした。 (平成11年):博多駅 - 大分駅間を最速1時間59分で運行を開始。 また通勤・通学需要に対応し中津駅 - 博多駅発着のソニック101号・102号を設定。 2000年代の動き• (平成12年):ダイヤ改正により、以下のように変更を行う。 「にちりん」の削減に伴い、「ソニック」を16往復から22往復に増発。 このうち2往復を発着とする。 一部列車に885系電車(「白い」用6両編成)および783系電車(ハイパーサルーン)を投入し、前述の485系レッドエクスプレス車を用いた運用を終了。 このころからなど、列車によってこまめな停車も見られるようになる。 (平成13年):ダイヤ改正により、以下のように変更を行う。 「にちりん」を小倉駅発着に変更し、「ソニック」22往復から28往復に増発。 これにより、時間帯によっては小倉駅 - 大分駅間で特急が1時間に「ソニック」2往復、「にちりん」1往復運転されるようになる。 佐伯駅発着は3往復。 「ソニック」用に新造された885系電車(5両編成)運用開始。 「白いソニック」の愛称が与えられる。 これに伴い783系は撤退。 この改正で一部が小倉駅発着になった「」と合わせて、博多駅 - 小倉駅間で特急の1時間3往復運転を開始。 (平成14年):中津駅発着列車を大分駅発着に延長。 ただし、中津駅 - 大分駅間は臨時列車扱い。 この時点では号数は100番台のまま。 (平成15年):この時のダイヤ改正により、以下のように変更を行う。 「にちりん」は一部を除いて別府駅発着になり、「ソニック」は別府駅・大分駅で「にちりん」と接続するようになった。 これに伴い、「ソニック」と「にちりん」においてを設定。 また、佐伯駅発着列車は2往復に見直され、車両も885系のみとなった。 「白いソニック」は6両編成となって「白いかもめ」と両数が同じになったことから、「ソニック」への「白いかもめ」の充当が再び見られるようになる(逆に「白いソニック」を「かもめ」に充当する場合もあった。 これは博多駅 - 大分駅間を小倉駅経由で約200kmあるのに対し、博多駅 - 長崎駅間が160km程度であるため、整備の都合上走行距離を合わせる目的で行われる)。 後に2011年よりかもめ・ソニック編成ともに青帯となり、2012年までにフロントエンブレムなどを除き、全編成が青帯に統一された。 101・102号は中津駅 - 大分駅間を定期列車に格上げし、号数も57・2号となる。 (平成16年)• :中津駅発着列車が復活。 号数は以前と同じく100番台。 :大分駅 - 佐伯駅間でのを中止。 (平成17年)• :中津駅発着列車を2往復に増発。 :途中駅の停車時間は30秒を原則としたため、博多駅 - 大分駅間の最速列車の所要時間は上りは2時間0分、下りは2時間1分となった。 (平成19年):中津駅発着列車を柳ケ浦駅発着に延長。 全車禁煙化。 (平成20年)• :ダイヤ改正により以下のように変更を行う。 柳ケ浦駅発着列車のうち1往復を大分駅発着に延長(従来の101・104号が該当。 この2本は55・2号となり、従来の55・57号、2 - 58号は号数に2ずつ加算、103号は101号に変更)。 1往復だけ小倉駅に乗り入れていた「にちりん」の小倉駅 - 大分駅間を「ソニック」として系統分離。 下りは201号の号数を与え、上りは博多行きに延長の上62号とする。 :883系電車をリニューアルした上で全列車7両編成化。 これに伴い、佐伯駅発着列車への883系充当が復活。 (平成21年)• :佐伯駅発着列車の停車駅にを追加。 :この日を最後に指定が解除される。 2010年代の動き• (平成22年) - 9月28日:8月28日・29日にで開催されるのコンサート『EXILE LIVE TOUR 2010 "FANTASY"[D]』PRのため、EXILEのメンバーを描いた883系7両編成のラッピングトレインを運転。 (平成23年)• 485系が「ソニック」として運用されるのは10年10か月ぶり。 :ダイヤ改正により、次のように変更。 「ドリームにちりん」の廃止に伴い、博多発22時台大分行きと柳ケ浦発4時台博多行きの列車を「ソニック」に編入。 従来の柳ケ浦発を大分発(4時台)に延長。 別府駅発着「にちりん」との直通運行により、下り小倉発の1本が「にちりん」として、上り1本が「にちりんシーガイア」として運行されるようになり、2年ぶりに全列車が博多駅発着となる。 車内放送「大分市観光ナレーション」放送開始• (平成25年)2月8日:「大分市観光ナレーション」公募作品が放送開始される。 (平成27年):車内販売を廃止。 (平成29年)• 9月17日:による臼杵駅 - 延岡駅間不通のため、「ソニック」の大分駅 - 佐伯駅間運休。 12月18日:臼杵駅 - 佐伯駅間運転再開のため、「ソニック」の大分駅 - 佐伯駅間の運転を再開。 (平成30年)• 3月17日:ダイヤ改正を実施。 「ソニック2号・61号」の大分 - 中津間を取りやめ、中津発着の「ソニック201・202号」とする。 大分 - 中津間の「にちりん101・102号」を787系から883系へ車両変更したことにより、「ソニック101・102号」に名称を変更する。 博多 - 柳ヶ浦間の「ソニック101・102号」を廃止し、博多 - 門司港間の「きらめき」に変更。 ソニックの佐伯-大分間1往復を廃止し(上り14号,下り51号)、同時に佐伯駅発着列車への883系充当が撤退。 (平成31年・令和元年)• 3月16日:ダイヤ改正により、2号が小倉駅で4号に乗換えできるように大分駅発車時刻を3分繰り上げ。 7月中旬:佐伯駅発着列車への883系が885系の代走として運行される。 2020年代の動き• (令和2年)3月16日・3月20日 - 5月10日(予定):に伴い、「ソニック」385本以上の減便を実施。 速達型の「ソニック」4往復8本(25・26・29・30・33・34・37・38号)の運転を取りやめ。 期間中の臨時列車の運転を取りやめ。 5月2日 - 5月6日:新型コロナウイルス感染症対策として、JR九州管内の特急列車全便運休の方針により、期間中の「ソニック」を全便運休。 脚注 [] 注釈• 朝のみの設定で号数は200番台が与えられていた。 の「にちりん」の小倉駅発着系統廃止に伴い設定• 「ソニックにちりん」の運用例として783系・787系の例を1つずつ紹介する。 2014年10月12日、台風接近による大幅なダイヤ乱れ・運転見合わせにより、にちりんシーガイア20号 783系 が大分で運転打ち切りとなったが翌日以降の運用に支障をきたすため、大分車両センターに留置中の783系1本を「ソニックにちりん62号」として3062M運用に充当させた。 また、2015年7月28日に、ソニック20号で運転中の883系の窓ガラスが割れて運用離脱。 当日に当該編成が走行予定だった、ソニックの1往復の運用を、大分車両センターに所属する4両編成の787系を2本つなげた8両で運転した。 専用の883系が振り子式だったのに対し、485系は振り子機構を装備しておらず曲線通過速度制限が大きかったことから。 用ソフト『』では、隠しダイヤとして当該列車ソニック1号が運転できる。 1995年4月20日より1997年3月21日まで「ソニックにちりん」で運転• 交通新聞社 : p. 2001年3月6日• 交通新聞社 : p. 2001年4月2日• 来住憲司 1999-11-22. 鉄道ウィークリー nifty 鉄道フォーラム No. 45-A. 13ダイヤ改正の概要」『』第33巻第4号、鉄道ジャーナル社、1999年4月、 78-79頁。 「鉄道記録帳2003年3月」『RAIL FAN』第50巻第6号、、2003年6月1日、 21頁。 プレスリリース , 九州旅客鉄道, 2010年7月27日 , [ ]• 『』鉄道ニュース. 2011年2月20日. 2012年10月24日閲覧。 PDF プレスリリース , 九州旅客鉄道, 2010年12月17日 , [ ]• 2015年1月28日. の2015年6月29日時点におけるアーカイブ。 2015年1月29日閲覧。 - 九州旅客鉄道(2017年9月19日発表、同日閲覧)• 九州旅客鉄道 2017年12月15日. 2017年12月15日閲覧。 九州旅客鉄道. 2020年3月20日閲覧。 九州旅客鉄道. 2020年3月16日閲覧。 - 九州旅客鉄道(2020年4月8日)• 九州旅客鉄道. 2020年4月21日閲覧。 九州旅客鉄道. 2020年4月21日閲覧。 関連項目• - 日豊本線優等列車沿革• - 東京対九州東部夜行列車沿革• - 2011年3月より、別府駅・大分駅間の下りアナウンスを実施している。 外部リンク ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 - 九州旅客鉄道.

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特急ソニックの停車駅・路線図・沿線の観光情報

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概要 [ ] とを使用していた「」の速度向上を目的としたである。 JR九州の振り子式車両としてはすでにが存在し「」で使用されていたが、本系列は883系と車体構造・内装デザインが変更されている。 また(平成13年)には「ソニック」増発用として一部設計変更された編成が製造された。 デザインは主宰のドーンデザイン研究所が担当した。 全車がで製造された。 車両価格は6両編成で10億8000万円(1両平均1. 8億円)。 はA68。 に第44回、、産業デザイン振興会を受賞した。 構造 [ ] 車体 [ ] クモハ885の先頭部 車体は日立製作所のモジュール構体システム「」を採用し、 FSW により製造されたの製である。 ダブルスキン構造の内部に制振材を挿入し、床面上部にも貼り付けることで騒音防止を図っている。 前頭部は新幹線や、ドイツの高速列車を彷彿させるような、非貫通構造で丸みの帯びた流線型とし、併結用の密着はカバーで車体と一体になるようにデザインされている。 前照灯のデザインは、スポーツカー「」のものを基にしている。 側面窓は883系に比べやや小さくなるとともに、はカットガラスに変更された。 また乗降扉の横幅も883系に比べ100mm縮められ、900mmとされた。 ただし、床面高さを低くしたことにより、との段差が小さくなったため出入台にステップは設置されていない。 塗装はそれまでのJR九州の車両に多かった原色を用いたデザインから一変し、白一色で車体下部と前面窓周りに帯を入れたデザインとなっている。 この帯の色は「かもめ」に充当される1次車が黄色、「ソニック」に充当される2次車が青色と区別され、もそれぞれ異なっていた。 ただし予備車が少ないことから運用上の自由度を高めるため、車体側面エンブレムは後に撤去され 、帯の色も2012年上期までに青色への統一が完了した。 このデザインを採用するにあたり、ICE3のデザイナーであると親交がある水戸岡は、ノイマイスター本人から快諾を得たという。 電源・制御機器 [ ] 主回路機器はをベースに特急形として見直しを図っている。 主回路制御方式は、883系に続いてを採用する。 主変圧器は自冷式を採用し、モハ885形に搭載される。 モハ885形0・400番台は隣接するクモハ885形にも給電することから、二次巻線2線と三次巻線で構成された2M車タイプを搭載する。 モハ885形100・200番台は自車のみ給電であることから、二次巻線を1線とした1M車用を搭載する。 中間電動車のモハ885形にシングルアーム式を装備している。 パンタグラフ位置が車体の振り子動作に影響されないように、パンタグラフ台は台車枠直結の支持台上に設置されており、パンタグラフを備えるモハ885形のこの部分はデッドスペースとなっている。 主電動機は、883系で実績のある MT402K (定格出力190kW)を電動車両1両あたり4基搭載する。 消費電力は、1両あたりの消費電力の理論値ベースで415系の消費電力を100とした場合、885系は約65パーセントとなっている。 台車の外観や寸法などは883系に類似しているが、台車形式は883系とは異なっている。 車内 [ ] 車内デザインはICE3などを参考にしつつ、水戸岡のデザインコンセプトを強く反映したものとなっている。 座席 [ ] は全席で、・ともに本張りとしている。 これにより構造上、座席背面にテーブルを設置することができないため、側面窓の窓かまちを設けることで小物を置くスペースの確保を図っている。 また、ヘッドレスト背面にはチケットホルダーが設置されている。 座席の本革は、商品価値を損なわない程度の微細な傷などが入ったもの(いわゆる品)を用いている。 そのため、製造コストは通常の座席と大差はない。 なお、運転席は社製の特注品である。 しかし本革張りの座席を好まない乗客もいるため、各編成の4号車から6号車の座席が順次モケットに変更されることとなっており 、2012年にSM2編成で実施された。 また座席背面のフットレストが省略された。 A列の壁面とC・D列の中間部に折りたたみ式の木製テーブルを設置している。 定員は12名で、883系より1列分少なくなっている。 普通席では中ひじ掛けに収納式の木製テーブルを設置している(画像でも解るが手前には2つ設置されている。 これは、座席を回転させた際にテーブルの位置がずれてしまう為の対策である)。 1次車コモンスペース 側面化粧板は白色、床はとしている。 ただし、サハ885形100番台および300番台(いずれも3号車)の化粧板はダークグレーである。 本系列では883系に設けられていた客室中央部のセンターブースは廃止され、代わりにデッキの面積を拡大し、車端部にコモンスペースを設けた。 コモンスペースには縦長の窓が設けられている。 仕切扉には、車両間の半透明ガラス扉、普通客室とデッキを仕切る上部透明/下部半透明のガラス扉、グリーン客室とデッキを仕切る木製扉の3種類があり、全てであるが、木製扉は手でセンサに触れなければ開かない。 これらのうち、ガラス扉は乗務員室からの操作による一括開閉が可能である。 また車両間の扉は、一方の扉の開閉と連動して他方の扉も開閉する。 式案内表示器は、客室端部(仕切扉上部)に天井から吊るす形で設置されている。 LEDの大きさや配置は883系に準じ、左側から禁煙表示灯、号車番号表示、座席種別表示(グリーン車:グリーンマーク、普通車:緑色で「指」、普通:橙色で「自」)、スクロール式情報表示(8文字分で、当初は「」を利用したニュース配信も行われていたが、現在は、乗客への注意喚起や等の自社広告、ソニックのみ別府駅到着直前に「湯の街別府の案内」が流れている。 )、使用禁止表示、使用中表示となっている。 なお、スクロール式情報表示での英数字表示は通常はだが、「見えるラジオ」のニュース配信ではである。 各車両一部座席を撤去し、787系のように大型の荷物を置くことができる荷物スペースを設置している。 運転台 ATS-DK設置後 は左手操作ワンハンドル式(手前から力行5段、中立、、常用ブレーキ7段、非常ブレーキ)とされた。 運転室と客室との仕切はガラスとなっており、通常は透明であり客室から前方の風景を見ることができる。 なお、停留中や事故などで先頭車のマスコンハンドルが非常ブレーキ位置にあるときは瞬時に不透明になる機構を備える。 ちなみに、運転席右部にこのスイッチがあり、ONにすれば常時透明のままになる。 また、製(合成音声とによる停車駅接近予告機能を付加。 客扱いをしない停車駅でも予告)も備えている。 後日装備であるが、運転台の上にのコンソールが搭載された。 本系列ではも搭載されているが、883系と同様に運転台の下のペダルで操作するのではなく、運転室のコンソールボックスの中のスイッチを操作して吹鳴させる。 これは各種試験動作などの注意啓発の合図のために設置されたもので、通常は聞くことができない。 編成 [ ] 3M3T(電動車3両、付随車3両)の6両で構成される。 サハ885形100番台もしくは300番台(いずれも3号車)を編成中から外し、5両編成 3M2T で運転することも可能である。 このため、同車および同車との連結面はとなっている。 他は、先頭部を除きである。 当初「かもめ」用の1次車が6両編成7本、2001年に「ソニック」用の2次車が5両編成4本製造された。 (平成15年)に2次車の6両化用として4両が、(平成16年)に事故(後述)された補充として3両が製造された。 2011年(平成23年)4月現在、6両編成11本の計66両が(本ミフ)に在籍する。 編成番号はSM1 - 11で、「SM」の「S」は885系を、「M」は南福岡車両区所属を表す記号である。 運用については後述する。 400番台は基本的に1次車に準じているが、先頭車のが2次車と同じ2本で、背もたれ上部の取っ手の取付け方が1次車、2次車のいずれとも異なるなど、細かな違いがあるほか、編成内の他の車両と末尾番号を揃えるため、番号は403とされている。 登場時は車体下部の帯と前面窓回りは黄色で、「かもめ」ロゴが配されていたが、車体側面の「かもめ」エンブレムは後に撤去された。 12月にSM5編成が2次車と同じ青帯に塗り替えられ 、車体側面のロゴも「AROUND THE KYUSHU」と入ったものに変更されたが、先頭部など一部にまだ「かもめ」ロゴが残っている。 その後、他の1次車も順次青帯へと変更され、2012年6月までに885系全編成が青帯に統一された。 当初は、雑誌等で青帯化された1次車を「ソニック編成」として扱った場合もあったが 、そもそも「かもめ」用の編成や「ソニック」用の編成という区別はなくなっており 、今回の塗色変更は885系全編成の帯色統一(1次車の青帯化)によるものである。 なお、SM1編成は2000年10月にで開催された「JRおおみや鉄道ふれあいフェア」にて展示が行われた。 2次車の車体側面エンブレム(後に撤去された) 2次車(SM8 - 11)は2001年に「」用に投入された編成である。 5両編成で落成したため一部の車内設備の配置が変更され、新区分番台としてモハ885形200番台が登場した。 その後2003年に新区分番台サハ885形300番台を組み込み6両編成となっている。 それ以外の車両の車両番号末尾2桁は編成番号と同じ08 - 11に揃えられている。 車体下部の帯と前面窓回りは青色で、「SONIC」ロゴが付く(客用窓下にもステンレス切抜文字ロゴが付く)。 1次車よりも側面裾部の帯が若干太い。 また前照灯の形状が変更される とともに、1次車では3本あったワイパーが2本とされた。 座席表地の色は普通車がエボニー、グリーン車がマゼンタに変更され、1次車と比べ暖色系のカラースキームとされた。 また1次車で窓かまちに取り付けられていた小形テーブルは廃止された。 このほかも設置された。 前照灯はロービームの際は、1次車と同一だが、ハイビームではシールドビームの内側にある灯火および運転室窓上のシールドビームも点灯し、都合5箇所が点灯する。 尾灯は1次車と同一である。 形式別概説 [ ] 本節でいう「前位」および「後位」とは、クロハ884形以外の形式では「前位」が寄り、クロハ884形では「前位」が「かもめ」では長崎寄り、「」では博多・大分・佐伯寄りである。 クモハ885形0・400番台(Mc:1・2・4 - 11、403) 上り寄り先頭の。 編成内の6号車に連結される。 を備えているが、隣のモハ885形0番台よりを受電するため、パンタグラフとは備えていない。 また、 CP を1台備える。 欠番の3は前述したように2003年に事故廃車となり、代替として403号が新製された。 車内は、前位側より運転室、客室、出入台、(男女別)およびフリースペースとなっている。 本形式はとして使用されていた期間が長いため内装が黄色に変色した箇所がある。 モハ885形 中間。 共通事項として、と主変圧器を備える。 0・400番台(M0:1・2・4 - 11、403) 「」「」の5号車に連結される中間電動車である。 欠番の3はクモハ885-3と同様の経緯で事故廃車となり、代替として403が新製されている。 車内は、前位側より客室、出入台、およびフリースペースとなっている。 100番台(M1:101 - 107)[対応車両] 1次車のみの番台区分で、2号車に連結される。 対応座席およびバリアフリー対応トイレを備えているほか、全席にを備えている(座席間の肘掛の前面に2口設置。 車椅子対応座席については窓下の壁面に設置)。 本系列で車内を設ける車両は、本区分番台と200番台のみである。 製造当時はすでにが普及し、車内電話の利用率が下がっていたため、車内電話は編成中1か所のみとしている。 車内は、前位側より客室(後位側に車椅子対応座席あり)、バリアフリー対応トイレ、出入台、電話室 2009年10月31日限りで車内公衆電話サービス廃止 およびフリースペースとなっている。 200番台(M2:201 - 204)[バリアフリー対応車両] 2次車のみの番台区分で、2号車に連結される。 100番台と同様、車椅子対応座席、バリアフリー対応トイレ、コンセント、車内電話を備える。 「」では3号車のサハ885形100番台に「ミニショップ」と呼ばれる兼準備室を設けたが、「ソニック」では当初サハ885形100番台を連結しない5両編成とするため、本番台にミニショップを設けた。 車内は、前位側より客室(後位側に車椅子対応座席あり)、バリアフリー対応トイレ、出入台、電話室(2009年10月31日限りで車内公衆電話サービス廃止)およびミニショップ 2015年3月13日限りで車内販売サービス廃止 となっている。 クロハ884形(T'hsc:1 - 11) 下り寄り先頭車となる・普通ので、編成内の1号車に連結される。 また、「見えるラジオ」でのニュース配信用として文字放送受信装置ニュース配信用)も設置している。 車内は、前位側より運転室、グリーン客室、グリーン客用洋式トイレおよびフリースペース、出入台、普通客室となっている。 サハ885形。 100番台および300番台車は、編成から外して運転可能である。 0・400番台(T0:1・2・4 - 11、403) 「」「」の4号車に連結される車両で、編成中間に専務車掌室がないため、本区分番台にはデッキに簡易車掌台((いわゆる「他これスイッチ」)、設備、戸閉知らせ灯など)が設置されており、この部分の窓は開閉可能 鍵必要 である。 また、CPを2台備える。 クモハ・モハ885-3と同様の経緯で3が事故廃車となり、代替として同一仕様の403が新製されている。 車内は、前位側より客室、簡易車掌台出入台、洋式トイレ(男女別)およびフリースペースとなっている。 100番台(T1:101 - 107) 1次車のみの番台区分で、3号車に連結される。 モハ885形200番台の節で述べたように、「ミニショップ」を設ける。 車内は、前位側より客室、出入台、ミニショップ 2015年3月13日限りで車内販売サービス廃止 およびフリースペースとなっている。 300番台(T3:301 - 304) 2次車のみの番台区分で、3号車に連結される。 2003年に「ソニック」の6両編成化に伴い製造された。 コモンスペースが拡大されるとともに、の受信が可能となった。 車内は、前位側より客室、出入台およびフリースペースとなっている。 サハ885形300番台 沿革 [ ]• 2000年(平成12年)• :1次車(SM1 - 7編成)6両編成7本が南福岡電車区(本ミフ)に配属(配属完了は)。 :ダイヤ改正。 「かもめ」のパターンダイヤ16往復および「ソニック」2往復、行き「」に投入。 2001年(平成13年)• :2次車(SM8 - 11編成)5両編成4本が南福岡電車区に配属。 2次車を「ソニック」に投入(一部は発着)する とともに、1次車は「かもめ」専用となる。 :を受賞。 :第44回を受賞。 :産業デザイン振興会を受賞。 2002年(平成14年)• :「」101・104号として、に営業列車として初入線。 2003年(平成15年)• :サハ885形300番台投入により、全編成が6両となる(6両化完了は)。 :ダイヤ改正に伴い「みどり」から撤退。 :SM3編成が長崎線特急列車脱線転覆事故で被災。 同編成は運用を離脱するとともに、大破した博多寄り3両は同年付で廃車。 :SM8 - 11編成の入場に伴い、「ソニック」の1運用(佐伯駅に乗り入れない運用)を一部期間883系AO1 - 5編成が代走( - 2004年3月まで。 や市販の大型でも案内されていた)。 2004年(平成16年)• :400番台3両が落成し、損傷の少なかった長崎寄りの3両と合わせてSM3編成が運用復帰。 (平成17年)• :発着の「ソニック」(101・104号)へ投入。 「きらめき」からは撤退し、門司港までの運用が消滅。 :SM11編成が、宮崎地区のイベント列車として日豊本線まで入線(まで)。 885系の同線佐伯駅以南での営業運行は、これが初めてである。 (平成19年)• :全列車全面禁煙化。 また、中津発着の「ソニック」を101・102号に変更の上、営業運転区間をまで延長。 (平成20年)• :「きらめき」への運用が復活。 (平成21年)• :「きらめき」への運用から撤退。 (平成22年)• 4月:所属車両基地名が「南福岡車両区」に変更。 9月:に使用される。 (平成23年)• 1月:SM5編成が青帯に変更された。 (平成24年)• 6月までに、1次車全車両の青帯化が完了した。 (令和2年)• :ダイヤ改正。 本系列はもともと1次車は「かもめ」、2次車は「ソニック」用として新製されたが、2003年に2次車が1次車と同じ6両に増結されてからは、共通運用によって車両使用効率の向上(例として、総走行距離の調整)や「ソニック」運用に予備編成がなかったことから、1次車が「ソニック」の、2次車が「かもめ」の運用に入ることも見られるようになった。 現在は使用される編成の区別はなくなっており、1次車が2次車と同じ青帯に変更され、車体ロゴも「AROUND THE KYUSHU」に統一されている。 本系列投入以前の783系「かもめ」では17往復で6両編成8本が必要とされ、ほとんどの編成は1本につき博多駅 - 長崎駅間1日2往復半を運用していたが、本系列では16往復で6両編成7本と、ほとんどの編成が博多駅 - 長崎駅間1日3往復を運用しており、運用効率化を図った現実が伺える。 一般に振り子電車は製造コストが高価になりやすいとはいえ、本系列登場前は博多駅 - 長崎駅間を往復するのに6時間かかっていたのを5時間へ短縮したことにより、6両編成1本分の車両削減効果を達成している。 一方、「ソニック」では2000年3月11日改正以降、「」の減少による影響で極力883系の車両運用効率化で賄ったとはいえ、同系のみでの編成不足分を補うために2001年3月3日改正で4本が増備された。 現在使用されている列車 [ ]• 「」(2000年3月 - 2020年3月):下り3・7・9・13・17 - 27・31・35・39・43 - 47号/上り2 - 8・12・16・18 - 26・30・34・38・42・48・102・106号 (2020年3月 - ):下り3・7・15 - 21・27・31・35 - 39・45・47・83号/上り2・4・8・12・16・22 - 28・36・38・42・46・82・102・106号• 102号は肥前鹿島駅発、106号は佐賀発博多駅行き。 なお、本系列の「かもめ」は肥前山口駅に停車し、二日市駅おいて日中は全て通過する(3・38・42・48号のみ二日市駅にも停車)、2020年以降規則性パターン取り消し。 「」(2001年3月 - ):下り5・15・17・21・27・37 - 41・49・59・201号/上り10・12・16・22・32 - 36・44・54・56・202号• 12・41号は佐伯駅発着 なお2003年2月までは、以下のような運用形態が見られた。 2次車が登場するまでの「ソニック」2往復も「かもめ」運用とは分離されており、充当編成の変更は南福岡車両区入庫時に併せて行われていた。 2001年以降、1次車が「ソニック」運用に入る場合であっても、5両に減車されず6両編成のままだった。 2002年ごろ、佐賀発着の臨時「かもめ」が、5両編成時代の2次車で運転されていた。 過去に使用されていた列車 [ ] 「がんばれ宮崎! 」ラッピングのSM8編成で運行された「にちりんシーガイア」 本系列は新製以来ほぼ一貫して「かもめ」「ソニック」に運用されているが、車両運用の都合上、過去に以下の列車の定期運用に入ったことがある。 「」(2000年3月 - 2005年3月・2008年7月 - 2009年3月)• 「」(2002年10月 - 2003年3月) 「きらめき」での運用は翌朝に運行される列車(2000年から2005年までは始発の「かもめ」、2008年から2009年までは小倉駅始発の「ソニック」)への送り込みを兼ねてのものであった。 「みどり」での運用は2002年10月21日に、それまで博多駅 - 佐賀駅・肥前山口駅間で運行されていた「かもめ101・104号」がまで延長の上で列車名を「みどり」に変更し、885系での運行となったものである(号数はそのままで、延長区間は臨時列車扱い)。 ただし「みどり」での運用はダイヤ改正前の暫定的な意味合いが強く、翌年3月のダイヤ改正で本来の「みどり」用の車両である783系に変更されている(その際に全区間定期列車化)。 この他、小倉駅 - 間の橋梁工事に伴い車両運用の変更や、問題で県内経済が大きなダメージを受けたへの応援キャンペーンの一環などで、臨時で「」「にちりんシーガイア」の運用に入ったことがある。 旅客サービスについて [ ] 車内放送 [ ] 783系・787系・883系と同様の3打点音に続く自動放送による次停車駅予告が導入されている。 又、2000年から2010年頃まで博多駅到着前にJR九州社歌「」のなしのバージョンが、浦上駅到着直前には、長崎行「かもめ」に限り作曲:「」(「」より)のが流れる事があったが、現在は流れなくなっている。 尚、インストゥルメンタル演奏は当初「ソニック」用のSM8 - 11編成では実施されなかったが、2004年ごろから流れる様になっていた。 や客室乗務員のの前後にも、手動でが流れる場合がある。 チャイムは「」や5打点音など4種類がある。 行先表示器 [ ] 本系列のは全車に式が装備されているが、非常にシンプルなものとなっている。 なお一定速度以上で走行中は表示が消え、停車中に消すことも可能である。 上部より列車名、・列車名、日本語行先、英語行先となっている。 これらは別個に設定可能である。 ただし、以下の列車については、列車名と行先の表示が他の列車とは異なる。 詳細は以下の通りである。 また、その下に「大分駅で「にちりん号」と接続」の表記が加わる。 台湾への輸出 [ ] 885系の同等車である、台湾鉄路管理局のTEMU1000形() (台湾新幹線)の建設予定がないの速達化をはかるため、2004年に(台鉄)はを通してに885系の同等車()8両編成6本(48両)を発注した。 2006年に3本が納車され、2007年に残り3本が納車された。 さらに48両発注する計画があったが、コスト合意できないなど理由で2009年に計画中止になった。 これにより、 - 間は従来より30分程度短縮され、2時間以内とされた。 設定は「」と同一である。 発注の目的は速達化のみならず、型「自強号」()において(現代精工業、現在の)製が故障などの不具合が多く遅延や運休を生じているため、その入れ替えの目的もある。 2006年1月17日、台鉄の公募により、列車の愛称は近郊のに因んだ「(タロコ号)」に決定した。 脚注 [ ] []• , pp. 128-129. 90-91. 33,170. - 九州旅客鉄道 2017年10月1日()• , p. 『鉄道ジャーナル』第47巻第5号、34頁。 『JR電車編成表 2013冬』208頁。 『』railf. jp 鉄道ニュース. 2010年12月27日. 2012年10月13日閲覧。 , p. , p. 交通新聞社 : p. 2001年3月6日 参考文献 [ ] 専門記事• 大坪孝一(JR九州運輸部車両課)、2000、「885系特急形交流電車」、『』(通巻469号)、、2000年5月 pp. 42 - 51• 鉄道ジャーナル編集部、2001、「新型車両プロフィールガイド 白いソニック 885系第2次車」、『』(通巻415号)、、2001年5月 pp. 72-77 特集• 』 、2009年。 『JR特急列車年鑑 2011』〈イカロス・ムック〉、2010年。 坂正博 「JR九州新幹線・特急列車の運転体系概要」 『』 323号 交通新聞社、28-35頁、2011年3月。 鶴通孝、2011、「INTERCITY 787 AROUND THE KYUSHU」、『鉄道ジャーナル』45巻6号(通巻533号)、鉄道ジャーナル社、2011年3月、 pp. 74-88• 『鉄道ファン』第617号、交友社、2012年9月。 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。

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博多→大分(ソニック・にちりん)|時刻表|ジョルダン

ソニック 列車

「白いソニック」「青いソニック」と2種類の車両が走っていますが、ブルーメタリックの外観がインパクト抜群なのが「青いソニック」と呼ばれる883系車両です。 1997年に運行を開始しました。 ちなみに「ソニック」という列車名はSONIC(音速)からきています。 スポンサーリンク 特急青いソニック(883系)は、JR九州の特急列車としては、初の制御式振り子式の車両。 カーブの多い日豊本線もスムーズに高速運転を行います。 グリーン車は1号車の半室に設けられています。 グリーン車は床がモザイク柄のカーペット敷きであるなど落ち着いた空間。 スポンサーリンク 全席電動クライングシートで、シートもヘッドレストも本革製と高級感が漂います。 背面テーブル、ヘッドレスト、フットレストなどの設備のほか、窓際には電源コンセントも設けられています。 博多から乗車したとき、グリーン車のある1号車は先頭車両にあたるので、前方から迫ってくる海山の風景を楽しむことができるということになります。

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