かちかち 山 原作。 かちかち山は二種類ある?

かちかちやま|絵本ナビ : 小澤 俊夫,赤羽 末吉 みんなの声・通販

かちかち 山 原作

ふたりの大事な畑が たぬきに荒らされるので、 おじいさんは切り株にとりもちを塗って たぬきを捕まえ、家の台所の梁に吊るしてこらしめました。 おじいさんが畑へ出かけた後、ひとりで餅つきを始めた おばあさんを見た たぬきは、餅つきの手伝いを申し出ました。 おばあさんが縄を解くと、 たぬきは杵を振り上げ おばあさんを殴り殺しました。 おじいさんが悲しんでいると、以前 おばあさんと一緒に傷の手当をしてあげた うさぎがやってきました。 おじいさんの話を聞いた うさぎは、 おばあさんのかたきをとることにしました。 翌日、 うさぎが たぬきの通り道でワラを集めていると、 たぬきがやってきて手伝ってやろうと言い、 うさぎが集めたワラを半分背負って歩き出しました。 ずるがしこい たぬきは、 うさぎが集めたワラで自分の家を建てようと考えていたのです。 うさぎは「カチカチ鳥が鳴いている」と言い、 たぬきの背負っているワラに火をつけました。 ワラはあっという間に燃え上がり、 たぬきは背中に大やけどを負いました。 翌日 たぬきが仕返しに来ると、 うさぎは魚獲りに変装して たぬきをだましました。 たぬきを魚獲りに誘い、自分は小さい木舟に乗り、 たぬきを大きな泥の舟に乗せました。 ふたりが川へ入り舟を漕ぎ出すと、 たぬきの乗った泥の舟は水に濡れ砕け、川に沈んで浮かんでくることはありませんでした。 こうして うさぎと おじいさんは、 おばあさんのかたきをとることができたのです。

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かちかちやま 童話

かちかち 山 原作

鳥栖市古賀町 原 忠雄さん(明44生) 兎と狸が山に柴刈りに行って、そして柴を刈って、 背中に背負って山から降り出した。 その時に、兎は狸方を先にやった。 そしてとにかく火打ち石でカチカチいわせて火をおこす。 そして狸の背中にからっている焚き物に 火をつけようと思ってカチカチいわせた。 そしたら狸が、前から聞いとって、 「あら、カチカチいうのは何じゃろか」 「ああ、あれはカチカチ山の鳥の鳴き声たい」 ということで、誤魔化した。 が、いよいよ火がついてボウボウやり出した。 「兎さん、またボウボウいい出したが、 あれは何じゃろか」ちゅうたら 「ああ、それもボウボウ山の鳥の鳴き声じゃろう」と、 ところがいよいよ火は燃え上がって、 背中にくっついたもんだから、 「熱い。 熱い」で、それ放り出して、 川ん所に立っていきなり水につかって、 「どうしてそういうなことするんや」と言うから、 「あなたが常日頃意地悪をする。 それで、そう言う風な結果になった」と。 そう言うことがあってから、今度は川で遊んで、 「狸さん。 それじゃあ舟でも作って遊ぼうか」 と言うことになった。 それで兎はセッセと木の舟を作り出したと、一本の木を。 で、狸はずるいから寝ておったところが、 自分も作りたいと言うので、 「ああ、それなら木よりも土で作った方が早いよ」と、 言うことで泥の舟を作ったち、 「そんならいっちょう中に漕いで出てみようか」と、 言ったところが、木の舟はスイスイ行って沈まんけれども、 もう、ちっと行ったところで泥の舟は溶けて 水の中に落ち込んで、さあ、 「兎さん。 助けてくれ、助けてくれ」と、叫んだと。 それで、 「狸さん。 あんまり、お前が人にいろんなことをしよると こういう目に合うばい」と、言うようなことで。 (西南大の資料) [32A 勝々山] (出典 鳥栖の口承文芸 P64).

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現代版にアレンジされた「かちかち山」がある | 幸呼来[さっこら]ブログ

かちかち 山 原作

かちかちやま かちかちやま 昔ある所に畑を耕しているおじいさんとおばあさんがいました。 畑には毎日、いたずらなタヌキがやってきて悪い事を繰り返しました。 おじいさんは罠でタヌキを捕え、おばあさんに捕まえたたぬきを狸汁にするように言って畑仕事にいきました。 タヌキはおばあさんに、 「もう悪さはしない、家事を手伝う」 と言ってうそをつき、縄を解かせて自由になると、なんと助けてくれたおばあさんを殴りました。 「ははーん。 バカなババアめ、タヌキを信じるなんて」 タヌキはそう言って、裏山に逃げていきました。 しばらくして帰ってきたおじいさんは、倒れているおばあさんを見てビックリ。 「おばあさん! おばあさん! ああ、なんて事を」 これを聞いたウサギは、親切なおばあさんの仇をうつことにしました。 うさぎはたぬきをしばかりに誘い、たぬきにたきぎを背負わせ、 「たぬきさん、家までたきぎを運ぶのを手伝ってくれないか。 」 そう言って、うさぎは、こっそりと背中のたきぎに火をつけました。 「カチ、カチ。 」 「おや? ウサギさん、今の『カチカチ』と言う音はなんだい?」 「ああ、この山はカチカチ山さ。 だからカチカチというんだ」 そのうちに、タヌキの背負ったたきぎは、大きく燃えだしました。 たぬきは背中におおやけどをしました。 次の日、ウサギはとうがらしをねって作った塗り薬をもって、タヌキの所へ行きました。 「たぬきさん、やけどの薬を持ってきよ。 」そういって薬を塗ると、 「いたいー!!!」 たぬきはさけびました。 次の日、うさぎはたぬきをだまして、魚釣りにさそい、泥の舟を作らせました。 「たぬきさん、うさぎだよ。 魚を食べたくないかい。 私は木の船を作るから、たぬきさんはどろの舟を作りなよ。 体が大きいからどろの舟の方がいいよ。 」 そういわれたぬきは泥の舟をつくり、乗ってみると、泥がくずれ川の中に沈み始めました。 「うわーっ、助けてくれ! 舟が溶けていくよー!」 大あわてのタヌキに、ウサギは、 「おばあさんをいじめたバツだ」というと、 「ごめんなさい。 ごめんなさい。 もう二度と悪さはしません。 どうか、助けてください」 タヌキがいっしょうけんめいあやまったので、ウサギはタヌキを助けてあげました。 そしてタヌキを連れておじいさんとおばあさんの家に行き、 「おじいさん、おばあさん、この前は悪いことをしました。 どうか許してください」 と、タヌキがあやまったので、それからはみんな仲良く暮らしましたとさ。 かちかちやま.

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