艦これ ss 青葉。 【艦これ】色んな鎮守府の日常【SS】

青葉「最近無視する提督」

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vip2ch. 97 ID:CFDSLVUdo 艦隊新聞 1面 僅か150人弱の部隊で地域戦局を支える我が鎮守府 ふんだんな課金により資材は潤沢。 ジョブローテーションにより個人に負担は集まらず週休2日 無理な攻略はしないため轟沈もなく、オリョクルも日に3度までという稀に見るホワイト そのトップであり艦娘から『生き仏』とも渾名される司令官により 部下の尻や胸を触るといったセクハラが繰り返されているという驚愕の疑惑が浮上しました。 本誌調査によると女性部下の多くが同様の被害を受けていることが発覚。 今回は彼女らへのインタビューを通じ、被害の実態を紹介したい。 「職務外の行為。 「すこし頭を修理したほうがいいと思います。 完全に痴漢行為でそのうち危ないですよ。 42 ID:CFDSLVUdo 提督「あおあおあおアオバワレェー!!!!」 提督は激怒した。 必ず、かの救火揚沸の青葉を除かなければならぬと決意した。 提督にはセクハラがわからぬ。 ただ触りたかっただけである。 単純な男であった。 けれども周囲からの評判を守ることには人一倍敏感であった。 まさかこんな記事が出回っていたなんて 許せん 青葉「青葉は事実を報道しただけです。 01 ID:CFDSLVUdo 提督「だいたい秘書艦を触るのは提督の業務の一部。 仕事なのでセクハラと言わぬ」 青葉「その理屈はおかしい!」 提督「嫌がっていなければセクハラではない。 74 ID:CFDSLVUdo 提督「なんだその態度は。 重巡はタッチに概ね好意的なものだろう?」 提督「あの妙高ですら人目につかないとこに誘ってくる。 見習え」 提督「大体お前の姉妹艦なんてすげーぞ。 尻触ったら笑顔で尻触り返してくるからね」 提督「もうなんか…最高かよ」 青葉「……衣笠ぁ」 提督「個人的にはすべての子とああいうフレンドリーな関係を築きたいね。 28 ID:CFDSLVUdo 青葉「もぉ。 どんだけスケベ」 提督「全員にスケベ心を抱いてはいない。 ただそういうスキンシップが許される距離感がたまらんのだ」 青葉「何人を触ったんですか?」 提督「秘書艦に任命した数だけ。 83 ID:CFDSLVUdo 提督「セクハラを止めろというなら青葉を触らせてくれよ」 青葉「えっ」 提督「そうだ。 50 ID:CFDSLVUdo ~提督正座中~ 加賀「この重巡になにをするつもりだったか言いなさい」 ケッコン済空母は静かに、なれども怒気をもって問い詰めた。 提督「出来心で…」 陽炎「もー、司令。 どれだけ出来心起こすのよー」 夕雲「ふふふ 夕雲は心配だわ」 江風「出来心って言うか本能のままに動いてるって感じだなぁ…動物じゃンか」 提督「人の心はあてにならない 人間は私欲の塊さ。 56 ID:CFDSLVUdo 加賀「まったく ああいうインタビューを受ければちょっとは懲りると思ったのですが」 青葉「え、ええと… 結局…どういうことなのでしょうか」 陽炎「要するにセクハラされた被害者が『責任とれー』って言って」 夕雲「提督は指輪をばらまくはめになっているのよ」 江風「怒って慰謝料払わせて終わりか指輪貰うかはあんたの自由だぜ」 提督「それでどうする?」 青葉「…えっと」 青葉はひどく赤面した。 95 ID:CFDSLVUdo なんか夕方テレビ付けたらそんなんやってたので 行いや経歴が偉い人でも下半身は別人格だもんね。 DMM GAMESのを行う 2. DMMにクレジットカードの情報を登録する 3. にアクセスして「初回無料500pt取得はこちら」のボタンをクリックする まだ艦これ、やってないの? 艦これはDMM GAMESから配信されているゲームで、アニメ化もされた有名タイトルです。 アニメで初めて知った人も多く、まだゲームをやったことがない人も多いと思います。 DMM GAMESのにアクセスします。 アクセスしたら、「 今すぐ出撃」をクリック。 DMMアカウントをまだ持っていない人は、を行います。 既にDMMアカウントを持っている人はログインして、DMM GAMESのを行います。 DMM GAMESアカウント登録画面 ニックネーム、性別、生年月日を入力したら、「 登録してゲームを開始する」をクリックして登録完了です! スマホ版 艦これの始め方 艦これは実は、スマホ(Android)でもプレイすることができるんです。 PC版とデータ連動しているので、PCとスマホ、両方で楽しむことができます。 DMMゲームズのアカウントが未登録の場合、を行う。 DMMゲームズストアのアプリをダウンロードします。 DMMGAMESストアのアプリを起動、艦これのアプリを検索、ここからダウンロードします。 カテゴリー• 783• 304• 125• 223• 139• 121• 187• 258• 483• 3 アーカイブ• メタ情報•

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【艦これ】セクハラ疑惑!?【青葉SS】

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75 ID:eHOZHc080 提督「う~ん、次の作戦は……と」ペラッ ヒョコ 168「司令官!」 提督「おお、168か。 vip2ch. vip2ch. 53 ID:eHOZHc080 提督「いや、次の作戦に、誰を配属しようかと思ってな…何か用か?」 168「退屈だったから、司令官とお話がしたかったの!」 提督「そうか…うん、気分転換にはいいかな。 61 ID:eHOZHc080 168「最近料理に少し興味が出てきたの!だから、上達したら司令官に料理を作ってあげたいなと思って!」 提督「おっ、それはうれしいな。 39 ID:eHOZHc080 168「司令官、何か私にしてほしいことはある?」 提督「うーん…別にそこまで必要はないかな。 でも、ありがとう168」ナデナデ 168「ん…当然よ!私、司令官の為なら何でもするから!」 提督「それはうれしいなあ」ナデナデ 168「ちょっと、私本気よ?」 提督「おう、そうか。 71 ID:eHOZHc080 提督「ん?ああ、悪い悪い!つい、昔を思い出しちゃってな」 168「………司令官」 提督「ん?」 168「…その人とは、婚約してたんだっけ」 提督「まあ、な。 96 ID:eHOZHc080 168「…その人から?」 提督「いや、俺からだ。 81 ID:eHOZHc080 168「次は、どうなるかわからないから」クシャッ 提督「え…?」 168「じゃあね、司令官!」 提督「お、おお。 42 ID:eHOZHc080 提督「なんだあれ…めちゃくちゃ怖かったんだけど」ブルブル 提督「それにしてもあいつ…あの写真、どこから手に入れたんだ?」 提督「あんな写真撮られた覚えないんだけど…まあ、酔ってたから覚えてないだけか」 提督「あいつもキャバクラとか言ったら怒るんだろうか…しばらく集まりには参加しないようにしよう」 青葉「それがいいと思います!」ヌッ 提督「うおっ!…なんだ青葉か。 74 ID:eHOZHc080 今日はここまでです。 書き溜め作りたいタイプなので、投下は少し遅れるかもしれません。 >>15画像ありがとうございます。 50 ID:tBGRhiYm0 提督「…ん?あれ、部屋間違えたかな。 24 ID:tBGRhiYm0 提督「168…こういうことをするのはよくない。 自室に帰って寝なさい」 168「え……?」 提督「こんなんだって俺も男だ。 81 ID:tBGRhiYm0 168「……」 提督「もちろんお前のことは大切だ。 だが…俺には心に決めた人がいるんだ」 168「っ」 提督「だらしない提督ですまない。 78 ID:tBGRhiYm0 168「気にしないで。 司令官は何も悪くないわ」 提督「すまん…」 168「でも司令官、私、あきらめないから!」 提督「え?」 168「どんな手を使っても司令官を私に振り向かせるから、覚悟してね?」ニコッ 提督「…そうか。 じゃあ168…おやすみ」 168「おやすみなさい!」 スタスタスタ ガチャ 提督「…はぁ。 23 ID:tBGRhiYm0 —————————————— 『失礼します!』 『おお、よく来たな。 86 ID:tBGRhiYm0 『いや、多分お前の想像している物ではない。 実はケッコンカッコカリという新しいシステムを取り入れることに決めた』 『ケッコン…カッコカリ?』 『そうだ。 練度が高い艦娘をこれをすることで、さらなる性能の向上が期待される』 『はぁ…』 『それだけではない。 27 ID:tBGRhiYm0 『…』 『お前の鎮守府には確か大和がいたはずだ…意味は分かるな?』 『!…し、しかし!』 『別に昨日今日の付き合いではなかろう。 それとも…誰か懇意にしている女でも?』 『……』 『図星か。 だが、ケッコンとはいっても性能の向上の為の仮のものだ。 女がいるとはいっても、浮気にはならん』 『…だから嫌なんだよ』ボソッ 『…?何か言ったか?』 『いえ。 79 ID:tBGRhiYm0 —————————— チュンチュン 提督「はぁ…結局ほとんど寝られなかったな」 提督(一晩考えたが、一つ結論が出た) 提督(大和とケッコンしてしまえば、この問題は解決するということだ) 提督(もしかしたら、俺の事を好いてくれる艦娘が他にもいるのかもしれない。 97 ID:uYyiB7JS0 提督「ふぅ、よし、これで」 168「司令官、おはよう!」 提督「!…あ、ああ。 おはよう。 99 ID:yMTMqaBm0 168「司令官の悩みの元、全部私が解決してあげる!」ニコッ 提督「…え?」 168「だから、司令官は待っててね!」 提督「…ああ、ありがとう」 提督(168の言っている意味はよくわからないが、うまく立ち直ってくれたみたいだ…ごめんな168、もう一度だけお前を悲しませるのを許してくれ) 168「まずは、悩みの種を取り除くことからよね」ボソッ ———————————— 提督「さて、そろそろ執務も終わり、そろそろ約束の時間だが…」 提督「何しに来た、青葉」 青葉「司令官にお話がありまして!」 提督「ちょっと今日は予定があるんだ。 明日にしてくれないか?」 青葉「それはできません!今日しなくてはならない話です!」 提督「そうか、じゃあ早くしてくれ。 52 ID:yMTMqaBm0 提督「お…まえ、168に何か言ったか?」 青葉「流石ですね。 如何にも、司令官のお悩みについてお話したのは私です」 提督「どういうつもりだ!それに、どうしてお前が俺の行動を把握してるんだ!」 青葉「愛ですよ」 提督「…愛?」 青葉「ええ。 司令官が私に向けてくれているものと同じ、愛」 提督(会話に…ならない) 青葉「だから、安心してください!今から私たち、三人で仲良く暮らしましょうね!」 提督「三…人?」 青葉「168ちゃんも提督の事が大好きみたいですから、彼女は特別です。 一緒に協力して、今、彼女には悩みの種を潰してもらってきています!」 提督「悩みの、種?ま、まさか!」 青葉「はい!大和さんの事でお悩みのようでしたので!」 提督「っ!」ガタッ 青葉「何処に向かわれるんですか?」ガシッ 提督「離せ!俺は…ングッ!?」 提督(何か飲まされた!?) 青葉「司令官はお休みになってください。 20 ID:yMTMqaBm0 ————————————— 提督「……ん」 ナデナデ 提督(あぁ…心地いい。 誰かに撫でられているみたいだ) 提督(あれ、俺どうしてたんだっけ…確か…執務が終わって…青葉が………っ!?) ガバッ 提督「!!」 提督「お前は……!」 大和「どうされました?提督」 提督「大和!?無事だったのか!」 大和「無事?何のことでしょうか…?でも、酷いですよ提督。 63 ID:yMTMqaBm0 大和「もちろん!でも…カッコカリって、ひびき、よくないですね」 提督「俺もそう思ってさ…カッコカリなんて、縁起が悪いかなって…そう思って、一回は断ろうとしたんだけどさ…」 大和「それでも大和はうれしいです!提督もうれしいですよね?」 提督「まあ…な。 大丈夫、この戦いが終わったら、これとは別で式を挙げよう。

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【艦これ】色んな鎮守府の日常【SS】

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「ども! 恐縮です、青葉ですぅ! 一言お願いします! 鎮守府で一番のうわさ好き。 誰が呼んだか、ついた渾名が「重巡型パパラッチ」 フラッシュあるところには青葉在り。 ともすれば出撃するよりネタ集めに奔走する時間の方が長いかもしれないほどの記者根性の持ち主だ。 「青葉取材……あ、いえ出撃しまーす! 」 もはや艦娘ではなく新聞記者と言った方がしっくりきそうな彼女は、今日も一日、あたらしい噂とネタを求めて鎮守府を疾走するのであった。 「困りましたねぇ、今日はいいネタがなさそうです」 ある日の昼下がり、青葉は椅子の背にもたれ掛りながら呟いた。 提督の目を盗んでひそかに発行している「青葉通信」の最新号、その執筆にあたってのネタが無くて困っているのだ。 「はぁ、なんていうかこう、皆さんの度肝を抜くようなクレイジーでショッキングなネタはないですかねぇ……」 外で行われている演習などには目もくれず、あーでもないこーでもないと唸る青葉。 ネタだ。 ネタが必要だ。 それも並大抵のものではない。 自分も周りも驚き爆笑するような面白おかしい珍事奇譚が必要なのだ。 「いつぞやのボーキサイト行方不明事件はそれなりに反響がありましたが、先週の加賀さんの下着特集はまるで手応えがなかったですねぇ。 う~ん誰の下着ならいいんでしょうか……」 方向性そのものがもはや致命的なまでにアウトなのだが、青葉は一向に気にしない。 命より大切なネタ帳をめくりつつぶつぶつと独りごちる。 「え~と、『金剛のBurning Love! 』も先月で連載終わっちゃいましたし、新任艦娘のインタビューはもうやっちゃいましたねぇ。 あ、『夕張の一押し秋アニメ! 』のコメントを頂くの忘れてました……」 と青葉は言って手帳を閉じる。 連載コーナーはいいとして、やはりこのままでは一面を飾る記事が無い。 「やっぱりお馴染みのネタが多すぎるんですね。 鎮守府暮らしの艦娘なら、爆発オチだって日常茶飯事ですし」 ならばここで目新しくインパクトのある記事を書かなくてはなるまい。 そう決意した青葉はしばし目を閉じて黙考し、ややあってから妙案を閃いた。 「そうです! 解決策なんてすぐにできるじゃないですか! 」 かの王妃は言った。 ステマ炎上バッチ来い。 そこに収められているのは、日々の任務で得られる俸給をはたいて買った至高の逸品だ。 これをつかえばネタの一つや二つすぐだろう。 「いつか必要になると思った超高性能望遠レンズ付きカメラ。 いやぁ、買ってよかったですよ」 傷一つなくピカピカに輝くフレームを撫でさすりつつ、青葉はほうっとため息を漏らす。 このカメラを買うのに何度MVP取った事か……その苦労がついに報われるのだ。 「問題はこれで〝なにを〟撮影するかですね……」 パッと思い浮かんだのがスッポンポン状態。 入浴シーンを激写するのはどうか。 しかし青葉は冷静に思考を冷ます。 「いえ、女所帯ではさしてインパクトがありませんね。 いまさら珍しい物でもありませんし……」 さらりと世の男性を憤死させかねない発言を零しつつ、青葉はさらに思考する。 あらゆる艦娘を虜にして止まないインパクトある写真とは何か。 青葉は己の脳味噌をフル回転させ、遂にある秘策を思いついた。 それというのも、最近一日中誰かに見られているような気配があるのだ。 朝起きて、艦隊の指揮を執り、書類を片付け、一服して床に就く。 その一秒一瞬に至るまでの全てを誰かが見ているのではないか。 そんな気がしてならない。 無論、気の所為であればそれに越したことはない。 ないのだが…… 「Hey! 提督ゥ。 意外と寝顔がCuteデスネー! ますますLoveになっちゃいマース! 」 「司令官さん、枕が変わると寝られない人なのです? 」 「提督、そんなに私の中で火遊びしたいの? それはちょっと困るから第三砲塔には……って何してるの? 」 「おっそーい! 提督、夜更かしなんかしてると島風に追いつけなくなっちゃうよ? 」 とまあこのように、顔を合わせるたびに本来知りえる筈のない自分の行状まで見てきたかのように話すのだ。 大体寝顔なぞどうやったら見られるというのか。 これは何かがおかしい。 しかし、その違和感の正体を掴む事ができぬまま、提督は悶々とした日々を過ごすのだった。 」 青葉は歓喜していた。 部屋には刷り上がったばかりの最新号が山と積まれ、乾ききっていないインクの匂いが充満している。 カーテンを閉め切った自室で青葉は会心の笑みと共にガッツポーズを決めた。 「ここまで簡単にスクープをモノにできると拍子抜けしてしまいますねぇ!! 」 果たして刷り上がった新聞には、こんなロクでもない見出しが躍っていた。 【激撮!! 我らが提督の一日!! 秘められた提督の素顔を今ッ!! 】 つまるところ、青葉の見つけたスクープと言うのは提督のプライベート写真大特集だったのである。 花も恥じらう乙女たち、その中にあってただ一人のオトナの男。 これが気にならないはずはない。 青葉の計略は功を奏し、表だって話題になることはなくとも着実に発行部数を増やしていたのだ。 昨夜、ひそかに顔を赤くした加賀が新聞を買いに来た時など、青葉は笑いを噛み殺すのに必死だった程である。 なんだかヘンな匂いがするのだけれど……」 「むむ? この声はもしや……」 歓喜に体を震わせる青葉を現実に引き戻したのは、ドアの向こうから聞こえた声だった。 声色から察するに古鷹だろう。 さてはインクの匂いが漏れていたか。 青葉にとっては至福の香りでも、慣れぬ者にはただの異臭である。 いったん出直してもらおうと青葉は考えたが、それよりも早く古鷹が部屋の中まで押し入ってきた。 当然部屋の中は写真と新聞の山なワケで、 「うわ、すごい匂い……って、え? これは提督の写真じゃない!! 青葉、これはどういうことなの? 」 「あ~、これには色々と事情があってですね……」 この通り、あっさりとバレてしまったわけである。 発行者が自分であることは既に周知の事実だが、姉ともいうべき古鷹に見つかるとどうにも居心地が悪い。 微妙に目を逸らしつつ後退するも、古鷹も負けじとにじり寄る。 「ダメじゃない青葉。 これは立派な盗撮。 ばれたらタダじゃ済まないんだよ? 」 「盗撮とは人聞きの悪い。 〝たまたま〟〝偶然〟そこにカメラと私が居合わせただけなんですよ! 」 「青葉、あのね……」 腰に手を当てて諫める古鷹。 がしかし、この場に限って言えばそれは逆効果だったようだ。 窮鼠猫を噛むの言葉のまま、青葉は古鷹を押し倒す。 「フフフ……こうなっては仕方ありません。 少し大人しくなって貰いましょう……」 「あ、青葉? なんだか目が怖いよ……? 」 「さぁさぁ、大人しくしてくださいね?」 「~~~~~っ!?!?!? 」 一体どこから取り出したのか、青葉の手には立派な麻縄が一巻。 パシンと小気味よい音を立てて縄を鳴らすと、青葉は素早く古鷹を縛り上げて部屋の隅に転がしてしまう。 もうこうなってくるとただのテロリストと大差ない。 ついでとばかりに床に転がっていた手拭いで猿轡を噛ませると、 「逃げたらダメですよ? 黙って協力するなら良し、もし反抗するなら……」 ぬかりなく青葉は手持ちのカメラであられもない姿を晒す古鷹をパシャリ。 もうこれで古鷹は青葉に反抗できなくなったわけだ。 「この写真が鎮守府中にばら撒かれてしまいますよ? 」 「ムムン……」 猿轡を嵌められてまともに喋れる道理もない。 そんな古鷹を見下ろしながら、 「ふっふっふ。 分かればいいのです。 さぁて、思わぬ収穫ですねぇ……」 怪しく微笑む青葉の横顔に、古鷹は戦慄しつつ縛られた体を揺らすのだった。 その時、提督は鎮守府のあちこちを歩き回りながら古鷹を探していた。 というのも、今月の秘書艦担当は古鷹なのだ。 彼女無しでは仕事が進まない。 だというのに、今日は何故か定刻になっても姿が見えない。 ドタンバタンという騒々しい物音がドアの向こうから響いてくる。 はてこんな昼間からいったい何の騒ぎかと、提督は僅かに空いたドアの隙間から中の様子を覗き見る。 」 「~~~っ!! ~~~っ!! 」 「暴れちゃダメですよ。 さて、今度はこういうアングルにして……」 「~~~っ!? ~~~~~~っ!?!?!? 」 果たしてこの光景を何と形容すべきか、提督はとっさに思いつかなかった。 「て、提督……いつからそこに……? 」 「………………」 扇情的なポーズで縛り上げられた古鷹に馬乗りになったまま、表情を凍りつかせた青葉が訊いた。 部屋には大量の盗撮写真。 刷り上がったばかりの新聞。 そして姉を縛り上げ馬乗りになった格好はどう頑張って解釈してもいろんな意味でアウトだった。 「こ、これはその……姉妹同士の些細な行き違いと言いますか、いえ決して姉妹仲の果てに新しい世界を開拓しようとかそういうことではなくてですね……」 しどろもどろになって虚しい弁明をする青葉の下では、涙目になって縛られたままの古鷹が、 「ムン……ムン……」 と言葉にならない声を洩らしている。 その様子を見て、これ以上二人を問い詰めるほど提督も野暮な人間ではなかった。 そのままの姿勢でそっと優しく微笑むと、生暖かい視線を二人に向けつつ部屋をあとにする。 「待って! 待って提督! 話せばわかるんです! そんな目で見ないでえぇぇぇ!! 」 悲しいかな、青葉渾身の叫びが提督に届く事はなかった。 親切そうなそこのアナタ!! 助けてくださいよぉ……」 平和を取り戻した鎮守府には、入渠ドックの入り口にある柱に縛り付けられている青葉がいた。 彼女の首にはプラカードがかけられており、『私は盗撮をした悪いパパラッチです』と提督直筆で書かれている。 「あら、ずいぶん可愛い格好をしているわね」 「加賀さん!! お願いだから解いてくださいよ~!! 」 「そうね、貴方が勝手に下着を盗撮しないと誓ってくれるのなら考えてもいいのだけれど……」 と、言いながら加賀は通り過ぎてしまう。 この分だと十数時間は入渠だろう。 他の艦娘たちの反応も似たり寄ったりで、「フフ、恥ずかしいか? 」だの、「精々がんばりなさい」というばかりであった。 「誰か……誰か私を助けてくださいよおぉぉぉぉぉ!!!! 」 今日も鎮守府は平和です(ニッコリ).

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