マツコ・デラックスが新社会人にエール！”らしさ”満点の直筆メッセージとは？！(2020年3月26日)｜ウーマンエキサイト(1/2)
明石市 神戸市 放課後デイサービス エールサポートクラブ １月の２回目野良仕事 今回は何と言っても… 「寒かった！」 ２０１６年１月２４日は強い寒波の影響で記録的な低温になった日でした。 神戸の 最低気温 －３. エールサポートクラブらしさ 放課後等デイサービス事業所はたくさんあって、それぞれの事業所で独自の取り組みをされています。 私たちエールサポートクラブの活動は、「他には無い殊更特別な療法」や「一風変わったメソッド」を行うものではありません。 子どもたちの「将来の自立」に向けて、職員もともに 「汗を流す」 エールサポートクラブでは「特殊な指導」を行うのではなく、子ども達に厳しさと優しさをもって接し、多様な経験を共有する 「特別な療法」でも「一風変わった方法」でもなく、エールサポートクラブのメソッドは 「心身の発達」を促すことを目指して、「自然の中で仲間と肩を並べて身体を動かす」 これがエールサポートクラブの取り組みの根幹にある考えです。 お互いに「ひとりの人」として交流を持ち、 「苦楽を共にする」というスタンスで日々の活動を行っています。 氷点下の畑だからこそ、 楽をしないからこそ、 共に汗を流して働く仲間がいるからこそ、 若い彼らにとって かけがえのない価値ある経験となるはずと考えています。 仕事前のこの畑…２時間ほどの野良仕事でどういった変化をするか エールサポートクラブの子どもたちの 働きぶりをどうぞご覧ください。 黒い小山は堆肥… その量２トン！？ 完全無農薬有機栽培の畑の土づくり この２トン牛糞堆肥の小山すべて、畑に 堆肥まきをするのが今回の野良仕事 強い風が吹いて肌を刺すなか、やるべきことに責任をもって取り掛かります。 ショベル、バケツ、一輪車、各自の分担を決めて とにかく体を動かしていないと芯まで冷えて辛いので… 作業を開始します！ 堆肥は腐葉土と牛糞を混ぜ合わせたもので、発酵して とてつもない臭いを発しています。 堆肥をまいた日は長靴も服もすべて臭いがついて人前に出るのが憚られるほどのもの。 写真ではお伝えできないのが残念でなりませんが、たいへん「くさい」です… 湯気が立っているのがお分かりになりますでしょうか？ 土中の微生物が活発に活動して発酵が進んでいるので堆肥は熱をもって温かいのです。 この湯気をまともに吸うと嗅覚がマヒします。 広い畑です。 端から堆肥でいっぱいのバケツをもって畝まで運んでいきます。 まだ１０分の１ほどしか堆肥が入っていません。 寒さと臭いに耐えて、重いバケツを運んでいきます。 野良仕事と聞くと「のんびり」したイメージが湧くでしょうか。 実際の畑での作業は 「地味で地道でしんどい」もの 自然を相手にして体を動かす仕事ですから、「楽ができて楽しい」わけはありません。 ですが… 子ども達の この働きぶり この子たちも始めからこれだけの働きができていたわけではありません。 「楽をしたい」「楽しいことだけしたい」と誰しもが思うものです。 まだ幼さからくる甘えがある子ども達にとってはなおさらのこと。 「継続は力」 しんどくても逃げずに、互いに励まし合いながら毎週日曜日に自然のなかで任された仕事に励み 勉強やスポーツ、その他の活動に打ち込んで一生懸命になるという経験が乏しかった子も、 ２年近くの時間をかけて、継続して畑で作業することで、するべきことに 「汗水流す」ことが自然とできるように成長してきました。 それは１人ではできなかったでしょう。 共にしんどい思いをする仲間がいる 氷点下の畑で、堆肥を触り、汚れながら率先してしんどいことをする職員がいる 「特殊な療法」も「オンリーワンのメソッド」もありません。 私たち 「エールサポートクラブの方法」は、写真をご覧になればお分かりになられると思いますが、 ただ大人も子どもも肩を並べて汗を流すことです。 楽はしません。 楽しいことだけしません。 どこまでも真摯に仕事に向き合います。 子ども達に「何かをさせる」のではなくて、 泥に汚れ堆肥の臭いが服にしみ込みながら「よぅ頑張っとるな、あとちょっとや」と職員も一緒になってバケツを運びショベルを握る 年齢、性別、立場、その他の諸々の差異があろうとも、ここでは 同じ仕事に取り組む仲間 皆様は 子ども達と一緒に汗を流して仕事に取り組むという経験を日常の生活のなかでなさっているでしょうか？ 大人と子ども、家庭と職場学校、小学生中学生高校生、仕事と遊び… 分断された社会構造の中で、異質な他者との関わりが薄れています。 同質なものだけで囲いこまれ壁で隔てられた世界で、異質なものとの緩やかなつながりの中で育まれてきたものが失われているのではないでしょうか。 教え合い学び合い 自分とは違う人から受ける刺激 自分とは違う人に与える影響 他者との関わりの中でしか自己像を結べない生き物である人間 仲間との共同作業としての野良仕事に取り組むことで、 「他者と共に生きる力」を身につけ、 「自己の在り様」を考える機会としてもらいたいと思います。 仲間と共に仕事に励む 零下の寒空、吹きすさぶ冷風でも自分から上着を脱ぐほどに体を動かし汗をかき 暑さ寒さに耐えて、 「さあ、今日も頑張って仕事しようか」の一声で作業を始めて どんなことにも立ち向かえる逞しい心身 しんどいことに共に取り組む仲間 学校の勉強やスポーツ以外の大切なもの 「主体性を持ったひとりの人」として成長するために、エールサポートクラブは自然のなかで「しんどい」ことから逃げずに取り組んでいきます。 大人も子どもも関係なく 「今日も大変やったな」と言い合う経験を通じて育まれる連帯感 あの２トンの堆肥の山もみんなの協力で畑に投入完了 日曜日の畑でこれだけの「仕事」をこなしているエールサポートクラブの子ども達 繰り返しになりますが「継続は力」 週に１度、一月に３、４回、一年で４０回ほどの野良仕事 社会性も協調性も自立心も健康な心身もコミュニケーション力も、一朝一夕でそう容易く身につくものではないでしょう。 様々な経験と多くの失敗と成功を通じて、時間がかかりながら育まれていくはずです。 畑を移動して 収穫をさせていただけるということでしたので各自分担で 太陽が眩しい公園 各々が友達と遊びだします。 運動が苦手でも勝ち負けのあるスポーツではありませんし、参加を強制することもしない「遊び」ですから、みな気軽に体を動かして笑顔を見せています。 普段は直接話す話題のないような相手でも遊びの中では笑いあって 畑と公園で半日 「仕事」に励み「遊び」で笑いあうのが毎週の日曜日 耳が真っ赤に… 寒い中で息を切らして走り回っていました。 収穫物です！ ダイコンも人参も甘くておいしくいただきました。 堆肥をまき畝を整え雑草や害虫と格闘して育っていってくれる作物 「汗と涙の結晶」は大袈裟ですが、 微力ながら１から関わって大きくなった野菜を見るのは感動するものです。
次の
