ゾビラックス 添付文書。 ゾビラックス軟膏5%の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

『バルトレックス』と『ゾビラックス』、同じヘルペス治療薬の違いは?~服用回数と吸収効率

ゾビラックス 添付文書

注) プロベネシドは尿細管分泌に関わるOAT1及びMATE1を阻害するため、本剤の腎排泄が抑制されると考えられる(「薬物動態」の項参照)。 注) シメチジンは尿細管分泌に関わるOAT1、MATE1及びMATE2-Kを阻害するため、アシクロビルの腎排泄が抑制されると考えられる(「薬物動態」の項参照)。 ミコフェノール酸 モフェチル 本剤及びミコフェノール酸 モフェチル代謝物の排泄が抑制され、両方の平均血漿中濃度曲線下面積が増加するとの報告がある 3)。 注) 本剤とミコフェノール酸 モフェチル代謝物が尿細管分泌で競合すると考えられる。 テオフィリン 本剤との併用によりテオフィリンの中毒症状があらわれることがある 4)。 機序は不明であるが、本剤がテオフィリンの代謝を阻害するためテオフィリンの血中濃度が上昇することが考えられる。 副作用 単純疱疹を対象とした臨床試験及び使用成績調査において、総症例9795例中、110例(1. その主なものは、腹痛22例(0. また、使用成績調査において、骨髄移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制に対する使用例が179例(骨髄移植施行後35日以内の投与例は117例、36日以上の投与例は62例)集積されたが、副作用はみられなかった(再審査終了時)。 帯状疱疹を対象とした臨床試験及び使用成績調査において、総症例3856例中、228例(5. その主なものは、高トリグリセライド血症47例(1. 重大な副作用.

次の

ゾビラックス軟膏5%の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

ゾビラックス 添付文書

記事の内容• 回答:『バルトレックス』は飲む手間が少ない、『ゾビラックス』には注射や塗り薬がある 『バルトレックス(一般名:バラシクロビル)』と『ゾビラックス(一般名:アシクロビル)』は、どちらもヘルペスなどに使う「抗ウイルス薬」です。 『バルトレックス』は、『ゾビラックス』の吸収効率を高め、 少ない服用回数で済むように改良された薬です。 一方、 消化管からの吸収効率を考えなくても良い注射や塗り薬は『ゾビラックス』にしかありません。 『バルトレックス』は吸収された後、肝臓で『ゾビラックス』の形に代謝されて、薬として効果を発揮します1。 そのため薬としての作用は同じです。 1 バルトレックス錠 インタビューフォーム 『バルトレックス』のように、 吸収改善や安定性向上などを目的に、薬として作用する物質の化学構造の一部を修飾しておくものを「プロドラッグ」と呼びます。 この結果、『バルトレックス』は大人子ども問わず、少ない服用回数で治療できるようになっています1,2。 そのため、 そもそも消化管から吸収されることのない「注射」や「塗り薬」では、この工夫は必要ありません。 このことから、「注射」と「塗り薬」の剤型は『バルトレックス』には存在せず、『ゾビラックス』にしかありません。 3 ゾビラックス点滴静注 添付文書 4 ゾビラックス眼軟膏 添付文書 5 ゾビラックス軟膏 添付文書 薬剤師としてのアドバイス:薬は、発病の早い段階で使う必要がある 『バルトレックス』や『ゾビラックス』などの抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑える作用の薬です。 そのため、ウイルスが最も活発に増殖する、発病の早い段階で最も効果的です。 逆に、発症から時間が経つと、既にウイルスは増殖を終えてしまっているため、薬を飲んでも効果が得られません。 このことから、『バルトレックス』や『ゾビラックス』などの薬は、 帯状疱疹は5日以内、水痘は2日以内に薬を使い始めることが望ましいとされています。 、症状の兆しに気が付いたら、早めに病院を受診するようにしてください。 ポイントのまとめ 1. 『バルトレックス』は、吸収効率を改善した『ゾビラックス』のプロドラッグ 2. 『バルトレックス』は少ない服用回数で良く、『ゾビラックス』には注射や塗り薬がある 3. しかし、中には『ゾビラックス』のように剤型が変わると適応症が異なるものがあります。 こうした薬の剤型変更には注意が必要です。 ほか 利益相反 COI 特定の製薬企業との利害関係、開示すべき利益相反関係にある製薬企業は一切ありません。

次の

製品情報

ゾビラックス 添付文書

単純疱疹や帯状疱疹、水痘(水ぼうそう)の治療に用います。 作用 【働き】 ウイルスは、細菌とは別の微生物です。 細菌より小さく、他の生物の細胞内で増殖します。 このうち、ヘルペスウイルスの仲間は、皮膚や粘膜に水ぶくれを作るのが特徴的です。 単純ヘルペスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルスがその代表です。 単純疱疹や帯状疱疹は、そのウイルスが皮膚や粘膜で暴れたし、発赤や水ぶくれを生じ、ピリピリと痛む病気です。 このお薬は、そのような悪さをするヘルペスウイルスに効く抗ウイルス薬です。 この種のウイルスが原因の単純疱疹(口唇・顔面ヘルペス、カポジ水痘様発疹症、性器ヘルペス)や水痘(水ぼうそう)、帯状疱疹などの治療に用います。 ヘルペスウイルスの増殖をおさえますので、ウイルスの少ない発症初期に用いると効果的です。 初期治療により 病状の悪化がおさえられ、治癒が早まります。 【薬理】 ウイルス感染細胞内で活性化し、ウイルスDNA鎖の伸長を停止、ウイルスDNAの複製を阻害します。 【臨床試験】 帯状疱疹の患者さんを対象に、プラセボ(にせ薬)との比較試験が行われています。 半年後に痛みが残っている人の割合は、アシクロビル(この薬)で治療していた場合、約半数に減ることが示されています。 核酸類似体の抗ヘルペスウイルス薬です。 安全性が高く比較的副作用も少ないので、子供の水痘をふくめ各種のヘルペスウイルス感染症に広く用いられています。• 飲み薬のほか、同一成分の塗り薬や注射薬があります。 注意 【診察で】• 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。• 服用中の薬を医師に教えてください。• 妊娠中または妊娠している可能性のある人は申し出てください。 【注意する人】 腎臓の悪い人や高齢の人は、薬の排泄が遅れがちです。 投与間隔を延長するなど慎重に用いるようにします。 注意が必要なケース..腎臓病、肝臓病、子供、高齢の人など。 【飲み合わせ・食べ合わせ】 薬の飲み合わせによっては、副作用がでやすくなります。 痛風の薬のプロベネシド(ベネシッド)、胃の薬のシメチジン(タガメット)、免疫抑制薬のモフェチル(セルセプト)、喘息の薬のテオフィリン(テオドール)などとの併用に注意します。 【使用にあたり】• 診察後、すぐに服用を開始してください。 早期服用により、よい効果を発揮します。• 5日間くらい飲んでも、症状が少しもよくならないときは、医師と相談してみてください。• 指示された期間続けてください。 症状によっては、少し長めになります。 途中でやめると、治りが遅れたり、再燃するおそれがあります。• とくに高齢の人は、水分を適切にとるようにしましょう。 【食生活】 車の運転をふくめ危険をともなう機械の操作、高所での作業のさいは十分に注意してください。 多くはありませんが、まれに精神変調や意識障害を起こすことがあるためです。 とくに高齢の人や腎臓病のある人は、自動車運転の可否について医師とよく相談してください。 【備考】 子供の水痘(水ぼうそう)は、水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。 治癒後、このウイルスは、体の中に静かに潜んでいます。 ところが、年齢をかさねて体の抵抗力が弱ってくると、再び増えだし帯状疱疹を引き起こすことがあります。 一方、口唇・顔面ヘルペスやカポジ水痘様発疹症、性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスによるものです。 口唇ヘルペスは、カゼなどで体調の悪いときによくでてきます。 ごくまれですが、単純ヘルペスウイルスは角膜炎や脳炎を起こすことがあります。 治療薬には、飲み薬のほか塗り薬や注射薬があります。 症状によって、それらを使い分けします。 帯状疱疹や水痘、性器ヘルペスには飲み薬を、唇にできる口唇ヘルペスには軟膏もよく使われます。 ヘルペス角膜炎には、専用の眼軟膏があります。 ヘルペス脳炎など重症例では、点滴による治療が必要です。 効能 【成人】• 単純疱疹• 帯状疱疹• 造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制 【小児】• 単純疱疹• 帯状疱疹• 水痘(顆粒、ドライシロップ)• 性器ヘルペスの再発抑制• 造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制 【注意】• 小児の性器ヘルペスの再発抑制においては、体重40kg以上に限り投与すること。• 成人における性器ヘルペスの再発抑制に対する適応はない。 用法 【成人】• 単純疱疹..通常、成人は1回アシクロビルとして200mgを1日5回経口服用する。• 帯状疱疹..通常、成人は1回アシクロビルとして800mgを1日5回経口服用する。• 造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症 単純疱疹 の発症抑制..通常、成人は1回アシクロビルとして200mgを1日5回骨髄移植施行7日前より施行後35日まで経口服用する。 【小児】• 単純疱疹..通常、小児は体重1kg当たり1回アシクロビルとして20mgを1日4回経口服用する。 ただし、1回最高用量は200mgとする。• 帯状疱疹..通常、小児は体重1kg当たり1回アシクロビルとして20mgを1日4回経口服用する。 ただし、1回最高用量は800mgとする。• 水痘..通常、小児は体重1kgあたり1回アシクロビルとして20mgを1日4回経口服用する。 ただし、1回最高用量は800mgとする。• 性器ヘルペスの再発抑制..通常、小児は体重1kg当たり1回アシクロビルとして20mgを1日4回経口服用する。 ただし、1回最高用量は200mgとする。• 造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症 単純疱疹 の発症抑制..通常、小児は体重1kg当たり1回アシクロビルとして20mgを1日4回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで経口服用する。 ただし、1回最高用量は200mgとする。 医師の指示を必ずお守りください。 副作用 副作用は少ないほうです。 あるとすれば、下痢や吐き気などの胃腸症状、発疹などの皮膚症状、めまいや眠気、頭痛などです。 重い副作用はまずありませんが、過量になるといろいろな精神神経症状が出やすくなります。 とくに、腎臓病のある人や高齢の人は要注意。 万一、意識障害など重い症状が現れた場合は、すぐに受診するか医師と連絡を取るようにしてください。 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください• 急性腎不全..尿が少ない・出ない、むくみ、尿の濁り、血尿、だるい、吐き気、頭痛、のどが渇く、けいれん、血圧上昇。• 重い精神神経症状..妄想、もうろう状態、混乱・興奮状態、けいれん、意識がうすれる。• ショック、アナフィラキシー..気持ちが悪い、胸苦しい、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔のむくみ・腫れ、のどが腫れゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。• 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。• 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。• 間質性肺炎..から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱。• 呼吸抑制..呼吸が弱い、息苦しい• 間質性肺炎..から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱。• 肝臓の障害..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。• 膵炎..吐き気、吐く、持続的な激しい腹痛、上腹部または腰から背中の激痛、発熱。 【その他】• 下痢、軟便、吐き気、腹痛• めまい、ふらつき、眠気、頭痛• いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。 まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。

次の