アーマード コア wiki。 アウトロイド

アーマード・コアV

アーマード コア wiki

概要 [ ] 作品ごとに詳細は異なるが、による支配体制が崩壊し巨大が統治する未来を舞台に、プレイヤーは レイヴン(または リンクス)と呼ばれるとして、 アーマード・コア(AC)と呼ばれる人型を操って様々な任務をこなすというストーリーを基本としている。 また主人公は主に中立の傭兵斡旋組織(『AC1』における「レイヴンズ・ネスト」など)から依頼( ミッション)の斡旋と報酬を受け取る。 また アリーナや オーダーマッチと呼ばれるレイヴン同士の対戦の場も設けられ、これらの総合的な評価によって傭兵としてのランク付けがなされる。 ゲームシステムとしては、パーツの組み合わせによって自分の望む仕様の兵器(オリジナルロボット)が作成でき、各パーツに設定された多様なパラメータを反映した動作を3次元空間内で操作できることが大きな特徴である。 基本的にアクションゲームであるが、『ACFF』のみ、が操縦する無人AC「 u-AC」を用いた競技大会「フォーミュラ・フロント(Formula Front)」が舞台となっており、プレイヤーはu-ACを組み上げる技術者「 アーキテクト」として参加することとなる。 1人用のゲームとして発売されているが、他のプレイヤーと対戦できるとしての要素もあり、フロム・ソフトウェア公式から有志による小規模な対戦会まで数多くの大会が開催されている。 また早くから電話回線を経由したダイアルアップ・オンライン対戦にも対応し、遠隔地のユーザーとも対戦を可能としていた。 また後にはチーム同士での対戦も可能となった。 メカニックのデザインになどの著名デザイナーが起用されている。 また後述するように登場人物のビジュアルはほとんど描かれないが、多数の有名声優を起用している。 フロム・ソフトウェアはの登場後に新規参入しゲーム業界では後発であったが、『AC』シリーズの実績により『』や『(A. )』シリーズなど老舗企業のロボットゲーム開発を請け負うことになった。 また3Dアクションゲームのノウハウは『』や『』など、後に看板作品となる作品にも生かされている。 特徴 [ ] アセンブル [ ] 機体をカスタマイズする行為は『 アセンブル』と呼ばれている。 機体は胴体となるコアに頭部・腕部・脚部で構成され、両手と両肩に武装、機能を追加したり特性を変化させるオプションを搭載する。 パーツには重量やAP(アーマーポイント、装甲値)だけでなく詳細なパラメータが設定されており、それらを勘案して機体を構成することになる。 アセンブルはミッションごとに変更できるため、依頼内容に合わせて機体や武器を変更するのが基本であるが、必須ではないため特定のアセンブルを使い続けることも可能。 装飾 [ ] 機体の塗装を変更する機能は『AC1』からあるが、あらかじめ設定されたパターンを貼り付けるだけでなくパーツごとに色を調整できるため、技術次第では複雑な塗装も可能である。 また機体の塗装とは別にエンブレムを描く機能もあり、アセンブルと合わせてプレイヤーの好みを反映した機体を使うことが出来る。 エンブレムを作成するデカール機能に関してはネット対戦が盛んになって以降、歴代作品に登場したキャラクターが使っていたデザインがとして販売されたり、公式のデザインコンテストが開かれるなど個性として注目される要素である。 特に『V』以降はレイヤーの数が大幅に増加したため、より複雑な図柄の作成も可能となった。 プレイヤー名とは別に機体の名前も設定できる。 作中に登場する機体にも名前が付けられており、機体名で呼ばれるキャラクターも多い。 操作 [ ] 三次元空間で歩行とブーストを使った空中移動、視点の操作、複数の武器操作、マップ表示などの補助操作を同時進行で行うため、最も機能が少ない『AC1』の時点でボタン全てに機能を割り振っても足りず、扉の開閉と格闘武器の使用が共用にされている。 PS2以降はが標準となりキーは増えたが、機能も増えたため最低限使用するキーが多く、比較的操作の難しいゲームとされている。 このためコアなユーザーの間では機体のアセンブルや戦法だけでなくキー配置も研究されており、コントローラの前後を逆にして保持する『 AC持ち』と呼ばれる使い方まで考案された。 制作側でも操作の複雑さが障壁となっていると認識しており『fA』では初心者向けの簡易操作が用意された。 視点の位置は作品により若干異なるが、全てである。 コックピットからの視点は隠し要素として用意されている。 ミッション [ ] 斡旋業者から提示されたミッションは単に敵を倒すだけではなく、依頼主の要求に合わせた条件が付けられている。 概要は依頼文や斡旋業者からの情報で大まかに掴めるが、依頼内容との齟齬もあり、敵の増援や他の傭兵による妨害、依頼自体がプレイヤーをおびき寄せる罠ということもある。 ミッションは指定条件をクリアすると成功、護衛対象が破壊されるなど指定条件をクリアできない場合や自機のAPが0(行動不能)になると失敗となる。 一部のミッションでは、失敗すると即座にゲームオーバーとなる場合もある。 ミッション中にはオペレーターからアドバイスや指示が行われ、プレイヤーはこれをヒントにミッションを進める。 ミッション終了後に収入と経費が精算される。 経費は機体の修理費はもとより、使用した弾丸の代金も請求される。 経費が費用を上回るとミッションが成功しても赤字となってしまう。 弾薬費の安価な銃器や発生しないENを消費する武器の他、格闘武器も存在し、これらを使い分けることで節約する事が出来る。 特に格闘武器は射程が短いものの、基本的に使用回数は無制限で費用がかからないことが特徴となっている。 AI [ ] 『AC』シリーズではNPCが複雑な地形の三次元空間を高速で移動しながらプレイヤーを捕捉する必要があるため、これらに対応した高度なの開発を自社で行っている。 シリーズ初期には障害物に引っかかることも多かったが、シリーズが進むにつれてより自然な動きをする様になっている。 他作品との関連・比較 [ ] フロム・ソフトウェアは本作の開発以前、大型向け業務アプリケーションを手がけていた頃に、パソコン向けとして『迷宮状の地下空間でロボットを操作する3Dアクションゲーム』を開発していたことがある。 これは『AC1』の設定と酷似しているが、この時点ではの表示や記憶媒体の容量など、ハードウェアの制約により実用に耐えるシステムを作ることが出来ず断念したという経緯がある。 しかし、地下迷宮の探検というコンセプトは登場時に『』によって実現した。 これによって蓄積した3Dゲーム開発のノウハウを生かして制作されたのが『AC』である。 同時期に発売された他の3Dロボットゲームがアクションを重視したシューティング系だったのに対し、『AC』ではカスタマイズした通りの挙動を示すロボットを操縦するシミュレータの要素、施設内部の探索から市街地へのテロ攻撃まで多彩な依頼、以前襲撃した相手から雇用されたり依頼に偽装した騙し討ちを受ける、報酬と必要経費のバランスを考えなければ赤字になるといった傭兵稼業のシミュレーションを両立した作品である。 二足歩行兵器を操縦する3Dゲームとしては1995年にとしてがリリースされていたが、ロボットによる1対1の対戦ゲームとして設計されていた。 1996年にでリリースされたは、機体のカスタマイズ要素はなくストーリーに従って戦うと位置づけられていた。 またパーツ組み替えによってロボットをカスタマイズするというコンセプトは「」や『』などがあったものの、ゲームジャンルが異なったりカスタマイズ範囲やパーツ数の制約が厳しく、『AC』と競合するまでに至らなかった。 ゲームでは『』や『』などがあり比較されることもあるが、家庭用ゲーム機への移植が積極的に行われず、競合しないままシリーズが終息している。 ゲーム以外で類似したコンセプトを持つ作品として、1983年放送のアニメ『』は荒廃した世界観、主人公が二足歩行兵器を操る傭兵、賭の対象となる模擬戦闘()などが描かれており、同作に登場したと同等の武装が『3』で導入された。 1992年の漫画『』では機体の構成を自宅のPCでカスタマイズし、ゲームセンターの大型筐体で戦わせる大規模オンラインゲームが描かれている。 この作品の小説化は、『アーマード・コア』の小説も手がけたが行っており、篠崎は自作ロボットを戦わせるコンピュータゲーム『マッチメーカー』を製作している。 フロム・ソフトウェアは複数のロボットゲームをリリースしているが、いずれも『AC』シリーズとの差別化が図られている。 2004年に発売した『』は、シンプルな操作体系、風のストーリーやキャラクター、リアリティを無視した荒唐無稽な武装と弾薬量という『AC』シリーズと対照的なゲームデザインが話題となった。 2006年に発売された『』は戦闘よりも陣取りゲームとしての側面が強く、アーマード・コアのような高速機動が出来ず人型ではない歩行兵器、レーダーやロックオンが使用できず目視による照準のみ、オンラインでボイスチャットを併用するチーム戦が主軸など、よりコアなユーザー向けとなっている。 演出 [ ] オープニング [ ] オープニングはグラフィックス部門のムービー制作チームが担当している。 『AC1』と『PP』は機体をアセンブルシーンでパーツごとにパラメータが異なる、肩のキャノンは発射する前に構え動作を行うなど、ゲームシステムの解説的内容だったが、『MOA』から制作環境がに変更されたことで画質が向上し、世界観や新たに追加された機能(オーバードブーストなど)を使用するシーンが描かれており、オープニング単体でも話題が集まっている。 オープニングに登場するACは重量過多で出撃できなかったり 、システム上再現できない構成 もある。 音楽 [ ] 当初は容量の都合によりBGMが少なく流れないミッションも多かったが、PS2以降は容量が増えたことでら音楽チームによる多彩な曲が収録されるようになり、コンポーザーが結成したバンドがライブに出演するなど注目されるようになった。 現在ではサウンドトラックの他、リミックス曲も発売されている。 人物描写 [ ] 著名デザイナーを起用したり複雑な変形ギミックをゲーム中で実現するなどメカニックデザインが大きく注目される一方、登場人物の姿はキーボードを打つ手や曖昧な顔写真など限定され、キャラクターとしての要素は台詞と設定のみという演出がシリーズを通しての特徴である。 これはシリーズ当初CGによる人物描写が困難であったという技術的な制約に由来するもので既に解消されているが、ファンにはこれがゲームの個性として認識されたため人物を画面上に出せなくなったという。 主人公に関しても名前を設定することは出来るが、「アーマード・コアを駆る傭兵であること」以外にはごく断片的な設定だけが開示され、劇中でも「おまえ」や「レイヴン」といった没個性な呼ばれ方をするのが通例となっている。 また名前を設定する必要がない作品もある。 例外として『アーマード・コア モバイルオンライン』では顔のグラフィックを選択することが出来た。 制約によりビジュアル面では個性が表現できなかったが、『AC1』からキャラクターやコンピュータの声には、やへの出演で注目されていたや、デビューしたばかりでこれがゲームでの初仕事となったなど、有名・新人問わず様々なを起用するのが通例となっており、これがビジュアルに代わる個性となっている。 (、、)• (i、EZ BREW 3. 1 、S! (i、EZ BREW 3. 1 、S! (EZ BREW 3. 1 、S! (EZ BREW 3. 1 、S! (EZ BREW 4. 0 、S! ) 各作品間の関連性 [ ] は『国家による支配体制が崩壊した未来』『主人公はアーマードコアを操る傭兵』を基本としている。 『AC1』から『AC2AA』までは同じ世界観での物語であるため、企業の設定や地名などに共通する点が多数見られる。 『AC3』から世界観を刷新し、『ACLR』(『FF』を含む)まではそれまでとは別の世界でストーリーが展開されている。 また『AC4』、『ACV』では再度世界観が改められており、『AC1』から『AC2AA』、『AC3』から『ACLR』、『AC4』から『ACfA』、『ACV』から『ACVD』の4つに括ることができる。 これら4つそれぞれの世界観は共有されてはいないが、『ACfA』と『ACV』の関連性が『ACVD』の公式設定資料集と連動ウェブサイトACVD-LINK内のノベルコンテンツで示唆されている。 『AC1』等に登場したAC"ナインボール"が『ACNB』中で登場しているが、本編中でも再現機と言われている。 フロム・ソフトウェアの監修のもと、模型雑誌「電撃ホビーマガジン」で連載されている『AC4』の外伝小説には『AC3』から『ACLR』のパーツが登場しているが、これは模型を利用したジオラマ作成のためであり、作中ではレイヴンが使うハイエンドACであると説明されている。 ほぼ全シリーズを通して登場するパーツに""と"ムーンライト"がある。 前者は強力だが重量のあるレーザーライフル(初代『AC』および『PP』においてはプラズマライフル、『MOA』から『SL』まではレーザーライフル、『NX』から『LR』はハイレーザーライフル)であり、名称は初代『AC』および『ACPP』のプロデューサーである唐澤靖宜に由来する。 尚、ACNX以降は頭文字をとった「KRSW」に代わり、その後、AC4以降は「」となった。 後者は青い刀身と高い威力が特徴のレーザーブレードであり、フロム・ソフトウェア製ゲーム『』中に登場する聖剣の名を冠しており、同名の装備は『』等、他のフロム・ソフトウェア作品にも登場する。 キーワード [ ] 主にシリーズ作品に共通して登場する用語の解説。 アーマード・コア AC 各部位・武器を換装可能な人型の戦闘メカ。 作中では、他の兵器を圧倒する存在として位置づけられている。 レイヴン ACを使って任務を遂行する傭兵の呼称。 この用語が使われているのは『AC1』から『AC4』まで。 ただし、『AC4』におけるレイヴンは旧式のACである「ノーマル」に乗る傭兵を指し、新型のACである「ネクスト」に乗る傭兵は リンクスと呼ばれる。 『ACV』と『ACVD』では単に傭兵と表現され、特別な呼称は用いられていない。 企業 単に経済活動の主体というだけでなく、国家なき本シリーズの世界における統治機構・支配者といった位置づけの組織を総じて企業と呼ぶ。 大破壊 主に地上の環境が、何らかの天災や戦争によって地球規模で居住不能になった過去の出来事を先中では大破壊と表現される。 旧世代(旧時代) 大破壊以前の時代の文明、あるいはその時代にあったテクノロジーを指す。 アリーナ AC同士による一対一の戦闘。 作中では興行として位置づけられている。 強化人間 ACの操縦者の肉体を科学技術によって後天的に強化し、操縦時の負荷に対する耐性を高め、また通常の人間では不可能な反射神経の速さなどを実現する技術。 地下都市 大破壊によって崩壊した世界で人類が生き延びるために作った地下の居住空間。 年表 [ ] AC1からAC2AA 紀年法は 地球暦(E. )を採用している。 年 出来事 ED70年 世界規模での人口増加に対応するために大規模な地下都市の建造が開始される。 ED88年 クローム社創立。 ED96年 火星テラフォーミング第一次計画実行。 無人の人工知能ロボットを搭載した船団が火星に送りこまれる。 ED106年 大破壊。 核兵器を上回る大量破壊兵器の投入により、既存の地球環境と人類社会は壊滅的打撃を受ける。 残された人類は地下へと生活の場を移す事を余儀なくされた。 ED107年 アイザックシティ他、複数の地下複合都市(ビーハイブ)を基盤にして、人類の生活の場としての地下社会が成立し始める。 これには企業が中心的役割を果たした。 ED110年 都市環境の一応の安定に伴い、各都市間での交流が活発化する。 各都市の代表的企業により、企業体連合が形成される。 クロームが台頭するまではこの企業体連合が社会管理機構として機能していた。 これは地下社会全域の包括的開発・運営を目的としたものであり、計画名はその実現に100年を要するとされたことに由来する。 しかし、計画の進行による都市機能は拡大と同時に、経済的な対立も激化する。 ED120年 高い技術力を持ちながらも資金力に欠ける複数の企業が合併し、ムラクモ・ミレニアム社が設立される。 ED130年 地下世界の企業勢力が実質的にクロームとムラクモ・ミレニアムの二社に統合される。 この時点で、それまで百年計画を主導してきた企業体連合は実質的に消滅している。 ED156年 アンバークラウン事件。 ウェンズデイ機関と呼ばれる謎の組織が、サイバネティクス技術を応用した兵器開発計画(ファンタズマ計画)を極秘裏に遂行するが、あるレイヴンに未然に防がれる。 『PP』はこのアンバークラウン事件を描いている。 ED158年 大深度戦争勃発。 アイザックシティにおけるクロームとムラクモの対立が激化し、両企業が共に壊滅する。 同時期にレイヴンズ・ネストも機能を停止。 これによって統制を失った小企業間での抗争が激化・拡大し、30年に渡って地下社会全体を巻き込む大戦争となる。 初代『AC』および『MOA』の時代はこの直前に当たる。 ED186年 大深度戦争終結。 疲弊した地下世界から、回復しつつあった地上への回帰が始まる。 なお、30年で終結したことから、この戦争は30年戦争とも呼ばれる。 セプテムをはじめとするクローム系の企業が合併し、エムロード社が創立する。 ライドックスをはじめとするムラクモ系の企業が合併し、ジオ・マトリクス社が創立する。 ED187年 地下世界停戦委員会結成。 企業や組織、レイヴンの生き残りからなる委員会は大深度戦争の停戦処理に当たり、停戦条約と共に戦争条約であるアイザック条約を締結する。 コンコード社創立。 ED188年 停戦処理と同時に解散する予定だった委員会はその後も存続し、地下世界の復興に主導的役割を果たす。 同時に各組織の兵力の統合も行う。 バレーナ社創立。 ED190年 停戦委員会を母体として、地球政府が設立される。 政府は地上への復帰を目指し、地上環境の調査を開始する。 ED191年 部分的ではあるが、地上環境が居住可能なレベルにまで回復していることが確認される。 これにより、地上への移住が推進される。 ED196年 ジオ・マトリクス、旧ムラクモ・ミレニアムのデータから大破壊以前に行われていた火星テラフォーミング計画を発見。 独自に調査を進めた結果、火星が既に人の住める星となっていることが確認される。 大深度戦争終結後、複数存在していたアリーナ運営企業がコンコードに一元化される。 ED199年 火星への移住が始まる。 これは地上移住の優先権争いを発端とするテロの矛先をかわすためでもあったが、当初は住環境や食料環境整備のため、労働者が移住者の大半を占めた。 この作業はジオマトリクス主導で行われた。 ED210年 政府、火星における統治機関としてLCCを設立する。 ED223年 『AC2』はこの時代の物語である。 総人口の3割が火星在住者となり、火星社会が形成される。 これに伴い企業間抗争が激化し、ジオ・マトリクス、エムロード、バレーナ、LCCの四つ巴の争いとなる。 反乱自体はレオス・クラインを始めとする同部隊の中枢メンバーが全員死亡したため鎮圧された。 しかし、その過程で衛星フォボスが火星に落着するなど、火星社会は甚大な打撃を受けた。 ED228年 『AC2AA』がこの時代に当たる。 先述の火星におけるクーデターに危機感を抱いた政府は軍事力を増強する。 これに反発する各企業も独自に戦力を拡大し、インディーズを始めとする武装勢力が台頭することとなる。 ED230年 火星においてはクーデターの傷跡は癒えている。 ただし、ゲームとしてはこの時代は描かれていない。 AC3からACLR こちらも地球暦という紀年法を用いているが、その略称がEDであるか否かは不明である。 年 出来事 数百年前 後に大破壊と呼ばれる、大規模な戦争または災害(どちらかは明かされていない)が発生。 人類はこれを予期して建造していた地下都市レイヤードへ移住、レイヤード暦が始まった。 この暦法は地下都市を管理するコンピュータ、管理者によって定められる独自のもので、流動性を持っていた。 『SL』に登場するサイレントラインや衛星砲、『LR』のインターネサインや特攻兵器等の旧世代兵器はこの時点で完成していたと言われる。 大破壊から約200年後 ミラージュ社創立。 クレスト・インダストリアルおよびキサラギの創立時期は不明。 地球暦0年 管理者が地上環境の回復を確認し、人類の地上への回帰の日に備え、1日、1年の長さを地上のそれに合わせる。 同時にレイヤード暦から地球暦へと改名する。 153年 汎用作業機械として最初のMT試作機XMT-01が開発される。 開発にはクレスト、ミラージュ両社が中心となって設けた専用の研究機関が行った。 156年 最初の本格的汎用作業機械であるMT-01Kがロールアウト。 166年 コアシステム構想により、MTの開発に、強力なジェネレータを内装したシャーシたる胴部の各部に設けられたターレットポイントを介して様々なアタッチメントを搭載できる規格(コアシステム)が採用される。 この規格統一されたMTは汎用性の高さから兵器に転用され、コアシステムを内包し、完全武装化されたMTをアーマード・コアと呼称するようになる。 172年 レイヤード内セクション20〜25における環境制御システムが故障。 水質の悪化と空気汚染、幾つかの爆発事故と火事により多くの市民が犠牲になる。 セクション22に活動拠点を築いていたクレストは、この事故で大打撃を受けたが、被災者の移住事業を優先したことにより市民からの信頼を得る。 186年 管理者が隠していた地上環境回復の情報が一般へ流出し、地上回帰を目指す組織「ユニオン」が誕生。 管理者の直属部隊とユニオンは企業を巻き込んで衝突を繰り返す。 187年 管理者の武力行使が無差別化し、ユニオンは管理者が狂っていると判断。 『AC3』の主人公であるレイヴンに管理者の破壊を依頼する。 ユニオンの依頼を受けたレイヴンにより管理者が破壊され、同時に地上へのゲートが開かれる。 188年 複数の企業により地上開発を目的とした「Brigade Project」が提唱される。 194年 プロジェクト進行中、地上の調査を行っていた一部隊が全滅する。 以降の調査で、侵入すると衛星砲による砲撃と、無人兵器に襲われる地域が発見される。 これ以降その地域は 「サイレントライン」と呼ばれるようになる。 203年 AC3SLの時代がここに当たる。 レイヤード周辺から始めた地上の調査は最終段階を迎え、残るはサイレントラインのみとなる。 同時期にAI研究所の技術が各企業へ浸透する。 それによりAI機体の暴走が収まる。 225年 ナービス社創立。 259年 ナービス領にて新資源発掘。 豊富な資源を背景に ナービス社は急成長を遂げる。 なお、204年〜259年の間にグローバルコーテックスの消滅、レイヴンズアークの創立、各企業のロゴとACパーツ型番の変更が為されたが、それぞれの具体的な時期は不明である。 260年 ミラージュがナービス領へ新資源調査を強行し、軍事侵攻を始める。 『ACNX』のストーリーはここから始まる。 261年 ミラージュの侵攻によりナービス社が壊滅。 しかしその後、大量の特攻兵器が突如世界中の都市を襲う。 これにより社会全体が大打撃を受けた他、多くのレイヴンが命を落とした。 この顛末は『NX』のエンディングにて描かれている。 自らの本拠地を明かすと共にアライアンスへの襲撃を予告した。 『ACLR』のストーリーはこの襲撃時刻の24時間前から始まる。 メディアミックス [ ] 小説 [ ] アーマード・コア ザ・フェイク・イリュージョンズ から刊行された、による『AC』の公式小説。 イラストはによる。 初代『AC』のエンディングから1年後の世界を描いており、主人公を含めた複数のキャラクターが『MOA』のアリーナに登録されているため、ゲームで実際に対戦することも可能。 廃版のため、現在では入手が極めて困難となっている。 これは後述する小説版『MOA』も同様。 アーマード・コア マスターオブアリーナ 『ザ・フェイク・イリュージョンズ』と同じくファミ通文庫から刊行された、による『MOA』の公式ノベライズ。 前作同様イラストは松田大秀による。 詳細は『』の項目を参照。 基本的なストーリーはゲーム版『MOA』を踏襲しているが、小説版のみのオリジナルキャラクターも登場する。 本作の冒頭にはゲームのプロローグでも表示される『レイヴンになりたいのか? (Wanna be a raven? )』という問い掛けがあるが、「raven」のスペルが誤植により「laven」になっている。 現在廃版。 AC4アナザーストーリー 2007年1月現在、『AC4』の発売に合わせて、その本編とは異なるがいくつかの媒体で掲載されている。 タイトルおよび掲載メディアは以下の通り(『Vol. 3』はブログ形式を取っているが、形式としては小説に近いのでこちらに含める)。 『ARMORED CORE Retribution』()• アナザーストーリーVol. 1 『海上空港奪還作戦』(アーマード・コア公式ウェブサイトおよび雑誌広告)• アナザーストーリーVol. 2(店頭フライヤー連載)• アナザーストーリーVol. 3 『リンクスレポート』(アーマード・コア公式ウェブサイト)• アナザーストーリーVol. 4 『熱砂の嵐』() これらの物語はそれぞれ異なる時期を描いてはいるが、基本的に同じ時間軸上のものであり、セーラ・アンジェリック・スメラギのように複数作品に登場するキャラクターもいる。 また、このシリーズに登場するリンクスは全員、『AC4』において対戦することが可能であり、『Vol. 3』を執筆している(という設定の)ミド・アウリエルというキャラクターは、『AC4』本編にも登場する。 なお、Vol. 4『熱砂の嵐』は2007年1月15日付で配信を終了した。 ARMORED CORE FORT TOWER SONG 『』()2月号から7月号まで、小説版『MOA』以来となる公式小説「ARMORED CORE FORT TOWER SONG」が連載されていた。 執筆は制作が計画されていた同名OVAの脚本を受け持っていたであり、イラストはが担当していた。 世界観は『ACN』から『ACLR』の間であるが、ゲーム中に登場しない固有名詞が多数登場している。 ARMORED CORE BRAVE NEW WORLD 『』2008年10月号より連載を開始した公式小説。 『初代』から『4』のいずれのシリーズからも独立した世界設定となっている。 同誌で開催されたAC模型コンテストの入賞機体が登場する予定である。 「電撃ホビーブックス」から単行本が刊行されている。 著者は神野淳一。 ハイエンドCGの質感と精密な細部を再現している他、ゲームと同様に武装やフレームパーツの組み換えが可能になっている。 現在は『3』 - 『4』シリーズのOPムービーに登場した機体やメインキャラクターの愛機を立体化。 その他にも武器やフレームパーツのセット販売等、本格的な展開をみせている。 発売間隔も2 - 4か月と速くなった。 OVA [ ] OVA作品『ARMORED CORE FORT TOWER SONG』が制作されていた。 これまでのゲーム作品では描かれなかった人間同士のやり取りが描かれる予定。 当初は2007年春発売とされていたが、現在ではや発売メーカーのの公式サイトには記述も無く、制作会社であるもリンク切れの状態になっている。 予定されていた制作スタッフは以下の通り。 監督:• 脚本:• キャラデザイン・総作画監督:• メカデザイン:• ゲストメカデザイン:• サブメカデザイン:• 音楽:• 音響監督:• 撮影監督:• プロデューサー:• アニメーションプロデューサー:• 当初は『FTS』の漫画版とされていたが、別のストーリーが展開されている。 ただし、舞台となっている場所は『FTS』と同じ要塞都市"パスカ"である。 脚注 [ ]• 『MOA』のOPに登場するアナイアレイターは再現可能だが重量過多• 『PP』のOPには左右の腕部が異なる機体が登場する。 『アーマード・コア 10ワークス コンプリートファイル』• 1』では大深度戦争勃発が ED156年、アンバークラウン事件が ED158年となっていた。 『PP』に登場するウェンズデイ機関は、ムラクモとクロームがそれぞれバックに付いている設定となっているが、156年に大深度戦争が勃発している場合はそれら企業が崩壊していることとなり矛盾する。 公式には『PP』の時系列は明言されていない。 『アーマード・コア 10ワークス コンプリートファイル』はこれより後発の書籍。 ただし『AC2』公式サイト、『アーマード・コア2 ナビゲーションガイド』の年表では大深度戦争勃発が ED156年、『アーマード・コア メカニカルガイダンス』では ED158年とされている。 理由としては企画段階で製作会社であるが倒産し、アニメの製作が不可能になった事である。 代わりに月刊ドラゴンマガジンにて小説が展開された。 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]•

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アーマード・コアとは

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概要 [ ] 『迷宮状の地下空間でロボットが活躍するゲーム』を目指していたフロム・ソフトウェアが、の開発によって蓄積したノウハウを生かして制作されたためか、次作以降と比べ地下迷宮の探索ミッションが多い。 またプレイヤーには組織間の対立が元凶の依頼が来るだけで、世界観の全体像は説明書の短い解説の他、ミッション前に提示される情報とメールで断片的にしか知ることができず、主人公には明確な目標もないなどストーリーが掴みにくい構成である。 主人公の姿が画面に映らず『レイヴン』や『おまえ』という没個性な呼ばれ方は、以降のシリーズでも定番となった。 しかし次作以降では主人公の周囲の人間はキャラクター性が強化されているため、シリーズを通しても本作の会話の少なさは際立っている。 ストーリー [ ] 未来世界、と呼ばれる全面戦争によって世界は荒廃し国家や政府は消滅した。 僅かに生き延びた人類はへと逃れることとなり、地上への復帰を目的とする企業連合体のもと、「百年計画」がスタートする。 しかし、計画進展につれて巨大企業間の抗争が激化、ここで活躍するのが「レイヴンズ・ネスト」に所属するレイヴン達であった。 主人公もその一人であったが、あまりの活躍に巨大企業自体が崩壊してしまう。 主人公はイレギュラーとして他のレイヴンからも追われ、その末にレイヴンズ・ネストの中枢に触れることとなる。 地球暦156年から30年の長きに渡った巨大企業間の抗争は後に「大深度戦争」と呼ばれる。 組織・戦力 [ ] レイヴンズ・ネスト 本作において各レイヴンに依頼を斡旋する組織。 中立を貫き、原則として各レイヴンに対する干渉は無いが、例外として、世界のパワーバランスを崩しかねないと判断された場合、対象を イレギュラーと認識し、最強のAC・ナインボールを投入する事となる。 大破壊後の世界の復興(百年計画)に向け、それに関係する企業間対立を仲裁する組織が母体となっており、本来ならば百年計画の完了と同時に解散する予定であった。 しかし、金さえ払えばどんな内容の依頼でも受けるというその性質が、もはや企業にとっては必要不可欠な存在となっていたため、その後も存続し続けることとなった。 しかし最終ミッションにおいて主人公によって中枢たるコンピューターユニットを破壊されたために機能停止に陥る。 クローム 百年計画(地下複合都市建設計画)の中心的企業であり、その規模は最大を誇る。 本社はアイザックシティ。 ACパーツの方向性として、重厚かつ無骨にして質実剛健という点が挙げられる。 大破壊以前に設立された企業で歴史も古く、社会維持に必要な分野の多くをクロームに依存していた故に高いプライドと義務感を持ち、新興の他企業と交わることを良しとしない風潮があった。 後の歴史家の中には、大深度戦争はクロームが譲るべき所を譲らなかったがために生じたとする者もいる。 雇ったACを街で大暴れさせ、被災した市民をクローム社が保護するというまで行うなど強硬かつ傲慢な面が強い。 しかし、その反面で基本的に市民に対する待遇に関しては充分に行き届いていたため、後に地球政府が成立した際、地上都市を建設する際の福祉モデルケースとして、クロームのそれが採用されたという経緯を持つ。 汎用性を基準としたMTは純戦闘兵器であるACに本来なら劣る系列だが、抗争が激しくなる中で強力なMTの開発に着手していき、対立企業やそれらに雇われたレイヴンと渡り合った。 ムラクモ・ミレニアム クロームと対立関係にある企業体。 本社はアヴァロン・バレー。 元々は企業体連合が解散した際、技術はあるが資本の無い多数の企業が連合したもので、政治的思想や主張の一貫性に欠ける傾向がある。 家電から軍事機器まで多岐に渡る製品の開発・販売を行う工業系専門企業で、高品質かつ高性能を誇る高級品市場を中心に活躍する。 とりわけMT、AC部門はトップクラスの実力を有する技術者集団という性格を持ち、新技術を積極的に取り入れることでクロームと市場シェアを二分するほど。 ちなみに、この企業製の機体の名称は全て漢字である。 また、本作における強化人間(プラス)の実践を成しているのも同社である。 MTが主戦力となっている企業抗争の中、希少な量産型ACとその操縦者によって編成された驚異的な私設部隊を保有する。 地球環境再生委員会 表向きは荒廃した地球環境の再生のために活動する組織であり、優れた科学者達が構成メンバーに含まれているとされる。 しかしクロームが「胡散臭い」と評した通り、その実態は地下都市以外の市場を求めるムラクモの下部組織である。 ケミカルダイン クロームと提携する企業の1つで生化学工業メーカー。 ただし、そういった表向きの事業と同時に、作中では生体兵器の開発にも関与していた。 また、クロームからの出資を受けて対立企業ムラクモが保有しているプラス技術の研究を推している。 イミネント・ストーム アイザックシティを中心に破壊活動を行うテロリスト集団。 『人類の地下世界からの解放』を旗印とし、企業に対する破壊工作等を行っているが、その実態はクロームの下部組織であり、その権益確保のための地下工作を行っている。 ストラグル 元々はクロームの非合法活動に対抗するべく組織された集団だが、作中の時点では既にその目的意識は薄れ、他のテロリスト集団との区別がつかない状態にある。 クロームの実質的な下部組織であるイミネント・ストームと対等に渡り合えるだけの戦力を有しており、その背後には実はムラクモ・ミレニアムの支援がある。 シティガード 各地下都市の治安維持のために配備された自警団。 青いカラーリングの二脚型MT(切り札の立ち位置であるACを除けば、この世界での武力衝突の主軸になっている機動兵器)を主な戦力としている。 実質的に公的な治安維持組織として機能しているが、その装備は市警レベルであり、本格的な武装集団であるイミネント・ストームやストラグルなどには対抗できないことも多い。 そのため、レイヴンの助力を請う機会が多く、ネストにとっての格好の顧客となっている。 外部リンク [ ]•

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アーマード・コア フォーアンサー ジャンル ハイスピードメカ 対応機種 、 開発元 発売元 フロム・ソフトウェア 人数 1〜2人(ネットワーク対戦時最大8人) メディア PS3 Xbox 360 発売日 2008年3月19日 2008年12月18日(PS3、廉価版) 2009年1月8日() 対象年齢 : A 売上本数 8万本(PS3) 4万本(Xbox360) 『 アーマード・コア フォーアンサー』 ARMORED CORE for Answer は、から発売されたロボットアクションゲームであり、『』12作目にあたる。 にと版が同時発売。 通称は『 fA』 for Answer。 前作と同様、レギュレーション(アップデートファイル)によりパーツバランスを調整することも可能。 キャッチコピーは「 この戦いの向こうに、答えはあるのか。 」 目次• 概要 [ ] 『』の前日談である国家解体戦争から数えて数十年後の世界を舞台とした続編であり、『AC4』の登場人物の一部も引き続き登場する。 本作では、プレーヤーの選択でシナリオが分岐するを採用している。 最大7kmの巨大兵器「 アームズフォート」が敵として登場し、それに接近し攻略するための増設ブースター「 ヴァンガード・オーバード・ブースト(VOB)」による時速約2000kmでの高速移動による戦闘の追加や、敵の攻撃を防ぐプライマルアーマーを攻撃に転用した「 アサルトアーマー」の等が追加された。 ほか細かな変更点として、スタビライザーの重量制限が撤廃された他、マップ上の物体ほぼ全てが破壊可能となった。 AC4の機体図面・ペイントデータを移行可能。 PS3版はオープニングのみドルビーデジタル5. 1ch。 1chとリニアPCM5. 1chに対応。 リニアPCM5. 1ch出力時はゲーム中も5. 1chで出力される。 対応映像出力は、480p、720p。 Xbox360版の対応映像出力は720p(D4)まで。 対応音声出力はすべてドルビーデジタル5. 1ch。 本体のシステムソフトウェアのアップデートによりHDDへのインストールに対応した。 アサルトアーマー 前作のプライマルアーマー PA を攻撃に転用したもので、PAゲージをすべて消費することで自機の周囲に攻撃する。 特徴としては、使用時に無防備であることと、使用後にPAゲージが0になるため、しばらくの間はプライマルアーマーを発動できない。 また、専用の背部装備により、アサルトアーマーのエネルギーを前方へ飛ばす アサルトキャノンも存在する。 難易度の緩和 本作では、続編作にしては珍しく難易度が抑えられている。 これは、PS3の発売時期と重なっていたAC4では、コアユーザーをターゲットにせざるを得なかったのに対して、fAではPS3本体及びXbox360本体がある程度普及し、初心者に対する配慮が急がれていたという当時のゲーム事情が背景にあると思われる。 それを象徴するのが、「オート操作サポート」、「簡易操作モード(SIMPLE)」、「チュートリアルモード」の追加である。 また、前作同様にハードモードも用意してあるので、全体的に初心者から上級者まで対応できる難易度になっている。 その他 メニュー構成はクロスバー方式の表示画面となった。 加えて、ボタン重複がある操作は出来なくなった。 従来の『AC』シリーズから採用されてきた「インターフェイスシステム」、『AC3』シリーズに登場した「僚機出撃システム」、『AC2AA』で登場した「共同ミッション(オンライン対応)」が復活している。 ストーリー [ ] 国家解体戦争から数十年。 大気と土壌の汚染が深刻化した世界において、企業は危機的状況に陥った生活圏から脱すべく「 クレイドル」と呼ばれる巨大な空中プラットホームを開発建造する。 人類の過半数は高度7000m以上に設置されたクレイドルへ移住し、そこで生活することとなった。 その一方で、かつて戦場の覇権を握った人型兵器アーマード・コア「 ネクスト」とその搭乗者「 リンクス」は、一個人の能力に全てを頼る戦力であることから、その不安定さを嫌った企業によって興された組織「 カラード」の管理下に置かれ、全てが地上へ残されることとなった。 かつてレイレナード社を壊滅させ、アナトリアを滅ぼした2人のリンクスによる決闘から数年。 企業間戦争の主役は超巨大兵器「 アームズフォート」に取って代わられ、かつてのリンクス達は地上における尖兵と成り果てていた。 物語は、名も知られぬ一人のリンクスが地上勢力「ラインアーク」を襲撃するところから始まる。 キャラクター [ ] 主人公 今作のプレイヤーキャラクターである、「 ストレイド」(機体名変更可能)を駆る新人リンクス。 様々な勢力からの依頼を遂行していく内に、企業間戦争の趨勢を決める存在となっていく。 初期状態のパイロット名はネクスト「ホワイト・グリント」のパイロットと同じ「 Unknown」だが、別人である。 またACシリーズでは主人公の人物設定が一切明かされない事が多いが、本作の場合は「彼」「甘い男」などと呼ばれることのほか、一部のキャラクターの発言から比較的若い男性であることが示唆されている。 なお、作中の楽曲「Scorcher」は主人公をイメージした楽曲である。 セレン・ヘイズ(声: 主人公を担当するオペレーター。 辛辣な口調で喋る女性だが、主人公に対する心遣いが見られるセリフも多い。 主人公の初期搭乗機体「ストレイド」の設計も行っている。 セレンは英語で「澄み切った」、ヘイズは「霞」を意味し、前作に登場したNo. 16のオリジナルリンクス「霞スミカ」の名前になる。 ルートによってはハードモードにて主人公と袂を分かつ事になる。 フィオナ・イェルネフェルト(声:) 前作主人公のオペレーターだった女性。 今作ではホワイト・グリントを駆るリンクスNo. 9のunknownのオペレーターとして登場する。 今作ではあまり感情的な様子を見せず、淡々とした口調で話す。 管理機構カラード所属リンクス [ ] No. 1 オッツダルヴァ(声:) 今作におけるトップランカーであり、歯に衣着せぬ。 搭乗機体の「 ステイシス」はオーメル・サイエンス・テクノロジーの新標準機TYPE-LAHIREだが、同社の機体設計コンセプトを無視した中距離射撃戦用の武装構成となっている。 機体名は「停滞」を意味し、リンクス名はグルジア語で「28」を意味する。 ラインアーク襲撃作戦に参加した際、戦闘中にメインブースターを破損して機体ごと海没し、行方不明となる。 作中の楽曲「Remember」は彼をイメージした楽曲となっている。 2 リリウム・ウォルコット(声:) 王小龍の秘蔵っ子で、かつての「女帝」メアリー・シェリーの後継者と目されている若き女性リンクス。 名門ウォルコットの末裔。 常に丁寧な口調を崩さない。 搭乗する「 アンビエント」の設計はBFF社によるもので、狙撃戦主体だったメアリーと異なり、王小龍の重四脚機との協働における前衛を意識した機体構成となっている。 3 ウィン・D・ファンション(声:) 前作に登場したリンクス「霞スミカ」の後継で、インテリオル・ユニオン系の主要リンクスとして動く女性。 搭乗機の「 レイテルパラッシュ」は細身の軽量機でありながら、高火力のレーザー兵器を用いた苛烈で容赦のない戦い方をする。 機体名は中世の剣の一種から。 4 ローディー(声:) 老兵を自称し、当時から変わらぬパーツ構成の旧式重量2脚ネクスト「 フィードバック」を駆る熟練リンクス。 数少ないリンクス戦争の生き残り。 前作においては「小規模ノーマルの撃退がせいぜいの『粗製リンクス』」と揶揄されていたが、豊富な経験によりAMS適性の低さを補えるだけの実力を身につけ、今やGA最強のリンクスと讃えられている。 5 ジェラルド・ジェンドリン ローゼンタールの象徴機体「 ノブリス・オブリージュ」を受け継いだリンクス。 高いAMS適性と安定した精神を兼ね揃え、企業におけるリンクスの理想形とされている。 6 スティレット(声:) 国家解体戦争当時からインテリオル・ユニオンに属する女性リンクス。 火力に重きを置いた、EN装備主体の戦車型ネクスト「 レ・ザネ・フォル」を駆り、単独での戦闘を得意とする。 機体名は「狂騒の時代」を意味する。 7 ロイ・ザーランド(声:) 特定の企業に加担しない独立傭兵としては最高クラスのリンクス。 空とぼけた男で、「信用できないが必要な仕事はこなす」と評されている。 機体名は「至福」を意味する「 マイブリス」。 8 王小龍(ワン・シャオロン) 国家解体戦争当時からBFFに属する高齢のリンクス。 搭乗する「 ストリクス・クアドロ」は長射程の武器を装備し、後方支援に徹する戦闘スタイルを貫いている。 機体名は「四つ足のフクロウ」を意味する。 リリウムと共に行動する事が多く、指示を出す立場であるため、事実上BFFを代表するリンクスとなっている。 リリウムからは「王大人(ワン・ターレン)」と呼ばれている。 9 Unknown 反企業勢力ラインアークに属するリンクス。 天才アーキテクト・アブ=マーシュの手がけたオリジナルフレームで構成された完全ワンオフネクスト「 ホワイト・グリント」を駆る。 政治的な配慮によりカラードランクは9だが、実力的にはリンクスの中でも最高クラスであり、ラインアークが企業連と敵対できる要因となっている。 搭乗リンクスは不明であるため、劇中ではホワイト・グリントとのみ呼称される。 単機で企業を壊滅させた事があると紹介され、オッツダルヴァから「リンクス戦争の英雄」と呼ばれており、それに該当する人物でリンクス戦争を確実に生き延びたのは前作の主人公のみだが、劇中では明言されていない。 ホワイト・グリントは「白い閃光」を意味し、機体名とエンブレムは前作で登場したジョシュア・オブライエンのものと同じ。 ジョシュアの乗機もアブ=マーシュによって設計されたものである。 10 ハリ カラードランク上位の独立傭兵。 短時間しか発揮できないという特殊なAMS適正の持ち主で、乗機「 クラースナヤ」は、高速突撃機である03-AALIYAHをベースに、継戦能力を度外視した構成になっている。 機体名はロシア語で「赤」を意味する。 11 ダリオ・エンピオ(声:) ローゼンタール所属のリンクス。 野心家で権力志向が強く、更に攻撃的で自信に満ちている。 口を開けば皮肉ばかりが飛び出し、政治的に見返りの少ない仕事はやりたがらない。 乗機「 トラセンド」はEN兵器を主体にした、汎用性の高い中量機。 12 リザイア(声:) オーメル所属の女性リンクス。 補助ブースターを装備した軽量二脚型ネクスト「 ルーラー」を乗機とする。 ショットガンと速射性の高いブレードで近距離戦闘を展開するが、ミサイルも装備しており中距離戦にも対応する。 機体名は英語で「統治者」や「定規」を意味する。 15 シャミア・ラヴィラヴィ(声:) 「アルゼブラの蜘蛛女」の異名を持つ女性リンクス。 GAからは「かなりキレた女」と評される。 ECMによる電子妨害と、近距離で当たれば一撃でPAを無効化するスラッグガンを装備した機動力の高い四脚型ネクスト「 レッドラム」を駆り、自分の有利な状況に相手を誘い込む局地戦を好む。 機体名のredrumは、逆さにするとmurder(殺人者)となる。 16 有澤 隆文(声:) 重装タンク型ネクスト「 雷電」を駆るリンクスにして、有澤重工代第43代社長。 実弾防御と火力を高めたタンク型の特性を活かし、正面きっての撃ち合いには絶対の自信を持ち、アームズフォート級の制圧力を持つと言われている。 企業の支配者自ら前線で戦うという荒唐無稽さから、作中では影武者ではないかと噂されている。 17 CUBE(声:) アスピナ機関の標準機X-SOBREROをベースとし、武装を速射性の高い実弾兵器で統一した空力性能にのみ特化した軽量二脚ネクスト「 フラジール」を駆る、アスピナ機関所属のテストパイロット。 OB時の最高速度はVOB装備のネクストに匹敵するというその機体は極端な制御負荷から、多くの搭乗リンクスを潰してきたとされる。 機体名はフランス語で「壊れやすい物」を意味する。 18 メイ・グリンフィールド(声:) GA所属の女性リンクス。 緑色ののようなエンブレムが施された、ミサイルの火力支援に長けた緑色の重量2脚型ネクスト「 メリーゲート」に搭乗する。 癖の強いリンクス達の中では穏健で、かなりの常識人である。 GA関連の依頼で遼機として登場する。 エンブレムから「スマイリー」の愛称で呼ばれる。 19 ド・ス 作中唯一のテクノクラート所属の男性リンクスで、で喋る。 ミッションでは敵としてシャミアと共に登場。 軽量二脚型の機体に、直撃すればネクストだけでなくアームズフォートをも一撃で破壊する威力を持つ射突型ブレード「KIKU」を搭載したネクスト「 スタルカ」を駆る。 劇中では濃霧と障害物で視界が悪い中、背後を取るような動きで迫ってくる。 前作のボリスビッチと同じく「ハラショー! 」と言うことがあるが、言い方が異なる。 リンクス戦争からの生き残りの一人。 リンクス戦争期から変わらない、自律追尾ミサイル満載の支援特化型ネクスト「 ヴェーロノーク」を駆る。 インテリオル関連の依頼で提供される遼機として登場する。 22 カニス(声:) 主にオーメル関連の依頼を請け負う独立傭兵。 中量2脚型ネクスト「 サベージビースト」を駆る。 ダリオ・エンピオとは(実力が伴わないという意味で)正反対の自信家であり、成果に対し大言を吐く事が多い。 ミッション達成率は高く、機体の性能も高いとされているが、仕事を選り好みするため評判は芳しくない。 オーメル関連の依頼で提供される遼機として登場する。 機体名のサベージ savege とは残虐、貪欲等を意味する英語。 直訳すると「残虐な獣」となる。 24 ドン・カーネル(声:) 新標準機開発プロジェクトのサンプルとして、GA通常軍からリンクスとなった。 専用の散弾バズーカを装備した重量二脚ネクスト「 ワンダフルボディ」に搭乗する。 ミッションで戦うリンクスとしては、最も早い時期に登場する。 ミッションでの動きは悪く、ウィン・Dからは「粗製」と評された。 27 パッチ、ザ・グッドラック(声:) 「幸運の持ち主」を自称するベテランの独立傭兵。 軽量逆関節の脚部に重量コアを搭載したネクスト「 ノーカウント」に搭乗する。 ORCA旅団のイレギュラーリンクスと組み、主人公達と戦う。 AC史上初となる命乞いを行い、敵前逃亡を謀った。 28 ダン・モロ(声:) 主にGA関連の依頼を請け負う独立傭兵。 搭乗するネクストは汎用性を重視した「 セレブリティ・アッシュ」。 機体名はコミックヒーローに由来し、エンブレムにもそれらしきキャラクターが描かれている。 作戦開始時や撤退せずに作戦完了した場合には余裕ある言動を見せるが、機体が損傷すると悲観的な言葉を発して簡単に撤退してしまい、時には通常戦力相手に敗北することもある。 GA関連の依頼で提供される遼機として登場する。 リンクス名は『』の「モロボシ・ダン」にちなんでいる [ ]。 30 チャンピオン・チャンプス(声:) 射突ブレードに近い機能を持つ鉄塊を両腕に搭載した「 キルドーザー」を駆る。 解体作業を主に請け負うため、パーツ構成は戦闘用ではない。 機体腕部に装備されている「DOZER」は射突ブレードに似た武器。 弾数は無限だが破壊力は近接武器で最低クラス、射程距離も最短である。 ORCA旅団所属リンクス [ ] No. 1 マクシミリアン・テルミドール(声:) レイレナード純正の逆関節ネクスト「 アンサング」を駆るリンクス。 扇動家にして諦観者にしてロマンチストという内面を持ち、作中では「複雑な、あるいは分裂した男」と評されている。 機体名 unsang は「讃えられていない」「謳われない」「影の~」という意味を持つ。 レイレナードの想定する戦闘スタイルに準じた高速機動戦を得意とする。 テルミドールとは時に制定されたの事であり、当時という革命家が実在する。 行方不明になっていたカラードNo. 1の男、オッツダルヴァと同一人物で、ストーリーの進行によって様々な立場から主人公に接することになる。 リンクスとしての経歴は長く、極めて高いAMS適性と、巧妙な戦闘スタイルで知られていた。 他のメンバーからは「銀翁(ぎんおう)」と呼ばれる。 乗機「 月輪(がちりん)」はトーラスの標準機ARGYROSにエネルギー兵器を多数搭載し、実験兵器アサルトキャノンを装備する。 機体名「月輪」は仏教用語の一つ。 3 ジュリアス・エメリー(声:) アスピナ機関において、ジョシュア・オブライエンの再来と呼ばれたエリートリンクス。 リンクス戦争末期にレイレナードへと合流した過去を持つ。 高機動機体に重武装を施したネクスト「 アステリズム」を操り、アルテリア・カーパルスの防衛部隊を20秒で殲滅するという腕前を見せる。 機体名は「三ツ星」を意味する。 4 オールドキング(声:) アルゼブラのパーツをベースにした逆関節ネクスト「 リザ」を駆るリンクス。 ラインアークに所属していたという過去を持ち、かつては反体制武装勢力「リリアナ」を率いていた。 ORCA旅団の中でも特に異端な存在で、戦場で楽しげに「Thinker」 を口ずさむその孤高な性格は誰にも理解できない。 クレイドル03の襲撃という、1億人もの死者を伴う計画を立案し、主人公に同行を持ちかけてくる。 5 真改(しんかい) レイレナードの正規リンクスの中で唯一、リンクス戦争を生き延びたリンクス。 本作ではかつての盟友であるアンジェの使用していたパーツを受け継いでいる。 リンクス名の由来は刀工。 03-AALIYAHベースの機体「 スプリットムーン」に盟友アンジェの形見の品の数々を搭載し、レーザーブレード「07-MOONLIGHT」を主体とした高速戦闘を展開する。 6 ヴァオー(声:) 竹を割ったようなパワーファイター。 メルツェルに見出され、以後、彼に付き従う。 乗機「 グレディッツィア」はガトリング砲を複数装備した、火力偏重のタンクタイプで、正面からの撃ち合いは自殺行為に等しい。 劇中では、メルツェルと共にビックボックスにてウィンD達を迎え撃つ。 エンブレムは白い。 ORCA旅団副団長を務める。 自身がリンクスとして優等ではないことを自覚しており、もっぱら参謀としてテルミドールのサポートに徹し、「クローズ・プラン」と呼ばれる計画を推し進めている。 機体はローゼンタールやGAのパーツを主体とした重量二脚の「 オープニング」。 ライフルとミサイルを駆使した堅実な戦いを見せる。 劇中では、ヴァオーと共にビックボックスでウィンDを迎え撃つ。 名前の由来はのエッセイ『メルツェルの将棋指し』から。 そのためウィン・Dに「自動人形」と揶揄される。 機体名はチェスにおけるを意味する。 8 トーティエント(声:) かつてカラードあり、一桁ランクを持っていたリンクス。 自らの死期を悟りORCAに合流した。 近距離戦闘を主軸にアサルトアーマー強化装置を装備した軽量二脚ネクスト「 グレイグルーム」に搭乗する。 リンクス名はが発見した数論的関数『オイラーのトーシェント関数』から由来。 10 ハリ カラードランクNo. 10と同一人物。 短時間しか発揮できないAMS適性にあわせた乗機「 クラースナヤ」の機体構成も変わらない。 メルツェルにより首輪を外された一人で、あるシーンで彼の離反を知ることができる。 カラードの頃と戦闘スタイルが異なり、クイックブーストとオーバード・ブーストを多用した高速戦闘を展開する。 作中ではランキング戦以外では登場せず、いつの間にか姿を消している。 組織 [ ] 声は依頼文において再生されるボイスである。 GAグループ [ ] GA(Global Armaments) 環太平洋圏を中心とした、世界最大の総合企業。 食料分野でアルゼブラと、化石資源分野でインテリオル・ユニオンと対立関係にあるほか、リンクス戦争当時内部対立していたGAヨーロッパを母体とするトーラスとの関係も悪い。 リリースする製品は実弾に対する耐性がある。 アームズフォート「 ギガベース」「 グレートウォール」「 ランドクラブ」を保有し、ランドクラブは量産されている。 新標準機「GAN02-NEW-SUNSHINE」は、低AMS適性のリンクスによる運用を考慮した中量機体である。 有澤重工 日系の重工業系総合企業。 軍用車両や炸薬に専門性を発揮し、リリースするノーマルやネクスト用パーツは堅牢さがある。 あるパーツの説明にもあるとおり、大艦巨砲主義というに相応しい。 パーツ名の全てに日本の温泉地の名がとられているのが特徴。 第43代社長である有澤隆文はAMS適性を有しており、優秀なリンクスでもある。 クーガー GAの完全子会社で、ロケットエンジン分野に高い専門性を発揮する。 リンクス戦争当時は、GAグループ全体がコジマ技術に関して他企業に後れを取っていたが、戦後の情報・人事戦略によりその差を埋めつつある。 MSACインターナショナル GAの完全子会社で、ミサイルや電子機器を手掛けるハイテク企業。 特にミサイル部門のシェアが大きく、優良企業と評されている。 BFF(Bernard and Felix Foundation) 欧州2位の規模を誇る総合企業。 リンクス戦争当時は欧州の最大組織として君臨、レイレナードとアクアビット陣営に与し、GAグループとは対立関係にあった。 戦後、首脳部であるクイーンズランスを失うなど半ば壊滅状態に陥っていた所をGAの支援により復興する。 得意の長距離射撃・電子戦兵器の他、中近距離を主眼に置いた前衛用パーツや新標準機「063AN」の開発にも成功している。 アームズフォート「 スピリット・オブ・マザーウィル」を保有する他、海上戦力として「BFF第八艦隊」が登場する。 オーメルグループ [ ] オーメル・サイエンス・テクノロジー 西アジア圏を拠点とする総合軍事企業。 特化技術だけでなく政治力にも優れており、企業連(後述)の中でも強い発言力を持つ。 技術水準は高く、リンクス戦争以前にコジマ技術の独自開発にも成功していた。 戦後、同じくコジマ技術のリーディングカンパニーであったレイレナードの技術者を取り込んだことで、さらにその技術水準は向上している。 同社の新標準機である「TYPE-LAHIRE」はレイレナード製ネクストの技術とフォルムが色濃く反映されている。 コジマ技術を巡り、旧アクアビット技術者が多数所属するトーラスとは競合対立関係にある。 メルツェルの働きにより、秘密裏にORCA旅団を援助していた。 インテリオル・ユニオンと共同でアームズフォート「 アンサラー」を開発した。 ローゼンタール 財閥系巨大資本グループの一翼を担う総合軍事企業。 リンクス戦争以前からオーメルとは提携関係にあり、かつてはグループの盟主の地位にあった。 しかし、戦後オーメルが旧レイレナードの技術者を吸収するなどの形で勢力を拡大したことにより、その地位をオーメルに譲り渡すこととなる。 極めて緻密な設計に裏打ちされた、汎用的でバランス感覚に優れた、癖の無い兵器を提供することで知られ、扱いやすい。 また、世俗的認知度も高い。 新標準機は「TYPE-LANCEL」。 国家解体戦争当時に開発された「TYPE-HOGIRE」を再設計、軽量化したもので、EN兵器の使用も想定されている。 デザイン、標準装備の武装ともに騎士をモチーフとしている。 アルゼブラ 旧社名はイクバール。 リンクス戦争後の首脳部刷新に伴い社名を変更したほか、イクバール時代に開発したパーツや標準機体の名称も変更している。 南アジア経済圏を実質支配する工業系総合企業で、豊富な人的資源と他企業には見られない特異な発想の兵器で知られる。 とりわけ、機動性に特化したものが多い。 アームズフォート「 カブラカン」を保有する。 新標準機「EKHAZAR」は耐久性と運動性能に優れている他、銃器を斜めに構える射撃スタイルが特徴。 食料問題を巡り、GAとは対立関係にある。 有沢重工同様、製品名に型式番号がつかない。 射突ブレードやショットガンのように、近距離戦闘用の武器で知られる。 テクノクラート ロシアの国有企業が母体となる軍事企業。 元々はイクバールの子会社だった。 リリースする兵器は無誘導のロケットランチャーなど、旧式のものがほとんどで、技術水準も低い斜陽企業と評されている。 インテリオルグループ [ ] インテリオル・ユニオン(声:) 欧州第1の規模を誇る軍事企業。 リンクス戦争当時はレイレナード、BFF側に属していた。 発電施設「メガリス」の破壊により早々に戦線から脱落していたが、被害は最小限に留まり、レイレナードやBFFのように壊滅的な打撃を受けることは無かった。 高い技術力を誇り、特に旧メリエスが手掛けていたレーザー兵器に関しては、業界のリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものにしている。 4系のKARASAWAとして名高いハイレーザーライフル「CANOPUS」もインテリオル製である。 アームズフォートは「 スティグロ」、GAから鹵獲した「 ランドクラブ」(GA製のものとは武装が異なる)を保有するほか、オーメル・サイエンス・テクノロジーと共同で「 アンサラー」を開発した。 GAとは化石燃料分野で対立関係にある。 リンクス戦争当時から、レオーネメカニカ、メリエス、アルドラの三社による企業連合としてのインテリオル・ユニオンは存在していたが、戦後アルドラがそこから離れ、レオーネメカニカとメリエスの合併によって生まれた企業が現在のインテリオル・ユニオンである。 アルブレヒト・ドライス かつて企業連合体としてのインテリオル・ユニオンを構成していた重工業系軍事企業。 アルドラと略称される。 ACの基幹技術の1つであるアクチュエータ複雑系(Actuator Complexity System:ACS)の開発元で、同技術のハードルが低くなった現在でも、高い専門性を発揮し続けている。 初の自社独自設計ネクスト「SOLDNER」は、特に採算性に優れている。 トーラスの支援を受けて次期標準型ネクストを開発中であり、「SOLDNER」ではレイレナード製であったジェネレータとオーバードブースタが自社製となる予定である。 独立した後も、現在のインテリオル・ユニオンとの関係は良好。 トーラス リンクス戦争で壊滅したGAヨーロッパ(GAE)を母体とする新興企業。 同じく壊滅したアクアビットの技術者を取り込んだことで、コジマ技術に関して極めて高い技術水準を有している。 GAEとアクアビットの特徴を凝縮した独特な兵器設計思想を持ち、AFソルディオス・オービットを目にした主人公のオペレーターや有澤重工社長は「変態ども」と評していた。 コジマ技術に関してオーメル・サイエンス・テクノロジーと競合関係にあるほか、前身であるGAEを見限って崩壊させた当時の親会社、GAとの関係も悪い。 自社製ネクスト「ARGYROS」は、かつてのGAEとアクアビットの合作兵器「 ソルディオス」の技術を生かした最重量機となっている。 その他の組織 [ ] 企業連 正式名称は「企業統治連合」。 ほぼ全ての企業が籍を置く国際機構。 企業社会の平和と秩序の維持が目的。 現在は形骸化が進み、「企業の総意」を表現する場としてのみ存在意義を保っている。 しかし、オーメルの政治的能力が大きいことから、オーメルの意思を代弁する事が多いとされている。 AF「アンサラー」の製作はインテリオルとオーメルの合同によるもの。 カラード 企業連管轄下のリンクス管理機構。 リンクス戦争後、各企業が全てのリンクスの占有権を放棄し、共同管理する方針を取ったために生まれた組織。 しかし現在では企業連が形骸化していることもあり、企業の意を受けたミッション仲介ブローカーの溜まり場と化し、カラードランクの管理とオーダーマッチ主催以上の活動は行われていない。 このため、実質的に企業専属となるリンクスや、カラードに所属しないリンクス「イレギュラー」も存在している。 所属リンクスは、イレギュラー側から「首輪付き」と揶揄されることもある。 ラインアーク 企業による支配とクレイドルを批判する最大の地上勢力。 首長はブロック・セラノ。 流通の要衝、海上都市ラインアークを拠点とし、自由と民主主義を掲げているが、「来る者は拒まず」の姿勢を打ち出しているため、企業内の競争に敗れた者まで多数流入している。 このため、政治的・社会的腐敗が進み、既にその理想は形骸化しつつあり、首長およびその側近だけがこの理想を堅持し続けている。 そのためか、依頼内容の説明の仕方は非常に腰が低い。 ネクスト、ホワイト・グリントの存在が企業連との戦いを辛うじて可能としている。 物語中盤で居住区の電力供給施設メガリスを破壊され、完全に壊滅する。 アスピナ機関 ネクストの操縦システムであるAMS(Allegory Manipulate System)の開発・研究を手掛ける研究機関。 特にオーメルとの関係は深い。 元はコロニーであり、リンクス戦争ではテスト個体であったジョシュア・オブライエン及びネクストAC「 ホワイト・グリント」を実戦に投入していたが、戦後もその方針を維持し、データ収集のため、CUBEなどのテスト体を正規のリンクスとして登録し、実戦に投入している。 ORCA旅団 マクシミリアン・テルミドールとメルツェルが率いる反動勢力。 密かにアームズフォート「 ジェット」や、衛星軌道掃射砲「 エーレンベルク」といった大規模な兵器も所有している。 「クローズ・プラン」なる計画を推し進め、クレイドル体制に敵対する。 前作で壊滅したレイレナードの遺産を多数有しており、作品中では「レイレナードの亡霊」とも呼ばれた。 プレイ一周目では絶対に敵対する組織だが、二周目から所属することが可能になる。 コルセール カラードのNo. 23、フランソワ=ネリスが隊長を務める独立傭兵部隊。 多くのネクストを擁するとされるが、隊長以外は劇中に登場しない。 リリアナ クレイドル体制に敵対する反体制勢力で、ラインアークを追放されるほど過激で凶暴な活動組織。 かつてオールドキングが所属していたことが劇中で語られている。 劇中ではクレイドル21を占拠したものの主人公によって奪還され、占拠していた部隊も全滅した。 ハードモードではレイレナードの遺産である無人型ネクストを使用していたが入手先等は不明。 その後については劇中では語られていない。 アームズフォート [ ] リンクス戦争以後の時代における企業の中核戦力である超大型機動要塞。 国家解体戦争からリンクス戦争にかけて、最新兵器であるネクストとそれを駆るリンクスは、企業の最重要戦力として位置づけられていたが、リンクス戦争における人数の消耗に加え、特定の個人に戦力を依存することの脆さが露呈したため、各企業は、個人に依存しない、代替が可能な多くの人員によって運用できる戦力を目指し、アームズフォート(以下AF)を中核とした物量を戦略の中枢に置くこととなった。 ノーマルACや既存の兵器は高い攻撃力の前に接近することすら出来ず、装甲と耐久力の前に攻撃も通用しない。 高コストではあるものの代替と量産が可能で、火力や防御能力はネクストACも大きく上回っており、「大多数のネクストにとっては奇跡の親類」とも表現されるが、一部の機種を除いてAF同士での戦闘やネクストによる接近戦は想定しておらず、高ランクのリンクスが操るネクストに襲われれば被害は免れない。 アンサラー インテリオル・ユニオン、オーメル・サイエンス・テクノロジーが共同開発した、最新の飛行要塞型AF。 巨大な傘のような形状を持つ。 レーザーキャノンやミサイルといった通常兵器に加え、コジマミサイルや大出力アサルトアーマーを使用する。 また、傘下への攻撃を完全に防ぐ新型防御機構が搭載されている。 稼働する際に大量のコジマ粒子を放出し、実験施設などの閉鎖空間と同等の濃度のコジマ汚染を引き起こす反面、巨大な機体を無理やり浮かせているため、本体中央ブロックへの大きなダメージや各部位の損害拡大が墜落に繋がってしまう。 名称は「回答者(answerer)」あるいはケルト神話に登場する剣「」を意味する。 製品パッケージにも描かれている。 デザインは。 イクリプス インテリオル・ユニオンとトーラスが共同開発した飛行型AF。 円盤に翼が生えたような形状で、大出力のハイレーザーキャノンとミサイルを装備する。 ハイレーザーキャノンは機体下部に設置されており、360度旋回することであらゆる角度へ攻撃することが可能。 アームズフォートとしては耐久力が低く、円盤の真上に対する攻撃手段を持っていない。 劇中では2機登場し、うち1機はオーメル・サイエンス・テクノロジーに提供されていた。 一定距離を進んだ後に行う反転運動中に撃墜すると回転しながら墜落する。 名称は英語で「・」等の意味での「食」をあらわす。 カブラカン アルゼブラ製突撃型AF。 前面に掘削シールドを配置し、4つの大型コンテナには無数の自律兵器を搭載している。 掘削シールドは廃ビルなどの障害物を薙ぎ倒して移動が可能。 極めて厚い装甲を持ち、ネクストの火力を以てしても正面からの貫通は困難。 装甲スカート内のへの攻撃で本体は走行を停止するが、自律兵器などの機能には影響が無く、戦闘を継続できる。 自律兵器は一機一機がネクストと同程度の大きさで、ノーマルと同程度の火力をもつ。 ブリーフィング中の資料映像によれば最低でも2機存在するようだが、劇中に登場したのは1機のみ。 名称はの巨人「」。 デザインは。 ギガベース GA製の拠点型AF。 箱型の双胴船体を持つ。 AFとしては比較的小型で装甲も脆弱になっている。 下部の無限軌道による地上走行能力と海上航行能力を有する。 主砲は射程距離と命中精度に優れ、ネクストといえど単独での接近は困難であることから、襲撃作戦ではVOBが使用されるケースもある。 中央の双胴部分を繋ぎ止めている構造物が弱点だが、基本的にどこを狙ってもダメージは与えられる。 ストーリー序盤から登場し、選択するミッション次第で敵にも味方にもなりうる。 グレートウォール GA製の大型AFで、GA社は「地上最強」と称している。 複数のユニットが列車のように連結され、全長7kmに及ぶ。 超大型の有澤製ガトリンググレネード砲や大量のミサイルといった強力な火砲と極めて分厚い装甲を備え、外部からの攻撃に対しては極めて堅牢。 また、並外れた搭載能力を持ち、多数のノーマルAC、MTの輸送も可能。 列車型の性質を生かして、敵機に侵入された場合、後部車両を切り離して中枢部を離脱させることもできる。 「地上最強」と謳う理由でもある非常に厚い装甲により、弱点である動力炉は外部から破壊できない為、内部に侵入しての破壊が要求される。 内部には防御機構が存在せず、侵入された際の防御は搭載するMTやノーマルACに依存している。 1車両につき3階建てで40機ずつと2階に1機の合計121機のノーマルを搭載する能力がある。 ジェット ORCA旅団が複数保有する特殊アームズフォート。 拠点の襲撃を目的とした地上戦用のAFであり、レーザーキャノンとレーザーブレードを複数装備する。 ブレードの威力はビルをチーズの如く両断する。 本体の装甲は堅牢だが、機体上部に設置された放熱ファンが弱点となっている。 放熱ファンにカバーを取り付け弱点を克服した小型版の機体も登場するが、こちらはカバー以外の全体的な防御力が下がっている。 英語綴りは「jet」だが意味はである。 スティグロ インテリオル・ユニオン製の水上戦用AF。 射撃兵装はミサイルのみだが、大推力のブースターと大型レーザーブレードによる突進は、ネクストに匹敵する機動性と通常の軍艦を一撃で沈めるだけの破壊力を併せ持つ。 また、最終完成型は大型レーザーブレードを射出して攻撃してくる事もある。 ゲーム全編を通して、味方、敵、裏切り者、建造中に破壊対象にされるなど様々な役回りで登場する。 担当デザイナーは。 スピリット・オブ・マザーウィル (THE SPIRIT OF MOTHERWELL) 全長2. 4km、全高600mに達するBFF製の6脚歩行型AF。 ヘリポートや2基の筒状カタパルト、独立して展開する3段式飛行甲板を2ヶ所に有しており、多数のノーマルを含む通常兵器を搭載する母艦としての能力を持つ。 AFとしては比較的古い部類に属する。 射程距離200kmを誇る主砲の威力は高くネクストといえどVOBなしでの接近は困難だが、逆にVOBほどの加速力を持つ物体には命中弾を与えられない。 近接防御用に各部位に垂直発射式ミサイルランチャーや機関砲を搭載するほか、ノーマルACなどの通常兵器が護衛として機能している。 各部位の損害が中央部分に伝播しやすいという構造上の欠点を抱えており、ミサイルランチャーと主砲を落とすことで崩壊する他、中央ヘリポートやACカタパルトなどを破壊していくことで両翼を折ることが出来る。 初期のプロモーション映像からオープニング映像でのホワイト・グリントとの戦闘、イベント、体験版、対戦フィールドのオブジェクト、サウンドトラックのパッケージなど、各種の媒体に登場している。 一時期、特別配信ミッションにてミサイルがすべてコジマミサイルで構成されたマザーウィルと戦うことができた。 ランドクラブ GA製の量産型AF。 主砲塔を四基装備しており、標準装備は3連実弾砲台搭載型である。 最も量産されていることもあり、なかにはアルゼブラやインテリオル・ユニオンに鹵獲運用されている機体もある。 インテリオル・ユニオンに鹵獲された機体については、装備を拡散レーザー砲台に換装されている。 また、ソルディオス・オービットの母機へ改修された機体もあり、作中での登場回数はAFの中で最も多い。 脚部はあるがゲーム中では動いておらず、無限軌道で移動している。 ソルディオス・オービット ランドクラブをトーラスが独自に改修したAF。 ソルディオス砲は本体から分離飛行しての攻撃が可能であり、本体が破壊されても攻撃を継続することが出来る。 防御面でもプライマルアーマーが施されていることから、本体と同等以上に堅牢。 プライマルアーマーはアサルトアーマーとして攻撃に転用することも出来る。 また、クイックブーストによる高い機動性を誇り、連射速度、命中精度共にソルディオスを上回る仕上がりとなっている。 ソルディオス砲の飛行は通常ブーストを使用せず、浮遊に近い。 コジマ粒子の新しい運用法の鍵とされている。 移動時に砲口裏のブーストを使う。 飛ばす必要性はさほどないはずだが、トーラスの趣味でそういう機構にしたため、メイ・グリンフィールドには「ふざけてる」と酷評され、オペレーターと有沢隆文に至っては「変態」扱いされている。 用語 [ ] 前作(『AC4』)と共通の用語はを参照。 アームズフォート(AF) 機種によっては全長7kmに迫る巨大兵器。 リンクス戦争以後における企業の主力として、個人の能力に依存しない量産・代替が可能な戦力を目指した回答。 火力や防御能力もネクストの比ではないが、そのあまりの巨大さ故に構造的な弱点を抱えている機体もある。 アサルトアーマー(AA) コジマ技術による防護膜であるプライマルアーマー(PA)を攻撃に転用した技術。 周囲を一掃する大爆発を引き起こすが、一時的にPAを展開できなくなる。 爆発には敵からの攻撃を無効化する効果もある。 オーバード・ブーストの拡張機能となっており、搭載型と非搭載型が存在する。 ヴァンガード・オーバード・ブースト(VOB) ACの全長を上回るほどの大型外部ブースター。 ネクストの背部に取り付けることで、通常のオーバード・ブーストを遥かに上回る時速2000km級の速度を発揮することが可能となる。 短時間しか使用出来ない上に外部ユニットも使い捨ての為、専ら強襲や突撃、戦闘地域への長距離移動に使用される。 一部のミッションで使用されるほか、オープニングでもホワイト・グリントが使用している。 エーレンベルク 旧レイレナードによって設計された、南極に立つ衛星軌道掃射砲。 前作では一基のみだったが、今作では小型化し、三基が設置されている。 そのうちの一つをORCA旅団が所持している。 カラードランク カラードに所属するリンクスを実績順にランク付けしたもの。 過去作におけるリンクスナンバーやアリーナランクに相当する。 ランキングには実績やオーダーマッチの戦績の他、所属企業の政治的な意向が大きく反映されており、No. 9「ホワイトグリント」をはじめとしてランクと実力が乖離しているリンクスも存在している。 ORCA旅団にも同様のORCAランクが存在するが、下位でもカラードの高ランクに匹敵する実力を持つと言われている。 プレイヤーはランクに関係せず、表示されるランクは相対的な実力を示すものとなる。 クレイドル リンクス戦争の結果、世界中の地表にコジマ汚染が拡大したため、清浄な高度7000mの高空に企業が建造した居住用巨大航空機。 1機当たり2000万人の住人が暮らしており、人類の過半はすでに移住している。 アルテリアと呼ばれる施設から送られる電力を使用して、大気中の水分を電気分解、取り出した水素を燃料として飛行しているため、半永久的に飛行が可能。 5機前後の編成で1つの空中都市を形成し、作中にはクレイドル03及び建造中の21が登場する。 いくつかの種類があり、クレイドル03と21では規模が異なる。 中央の本体部分のみでの航行も可能であり、緊急時には一般住民の居住する翼部をパージすることが出来る。 コジマ汚染を防ぐため、防衛戦力はノーマルACのみで構成されている。 クレイドルが飛行する高度は「クレイドル上空」と呼ばれる。 この領域にはネクストなどの機動兵器の進入が禁止されている。 これにもコジマ技術が用いられており、徐々に空の汚染は進んでいる。 マクシミリアン・テルミドールには「矛盾を抱えた延命装置」とも表現された。 クレイドルとは「ゆりかご」の意であり、現在の企業支配による体制そのものを象徴し揶揄する言葉でもある。 アルテリア クレイドルにエネルギーを供給するための送信施設。 巨大な対空砲のような形状の送信機が並べられている。 作戦の舞台となる場合、アルテリア・カーパルス、アルテリア・クラニアムなど、個別の名称とセットで呼称される。 その重要性から防衛戦力も充実しており、作中ではノブリス・オブリージュがアルテリア・カーパルスの防衛を担当していた。 ラテン語で「動脈」を意味し、ウルナ、クラニアム、カーパルスはそれぞれ、、を意味している。 アサルト・セル 設定上は『AC4』以前から存在する自律兵器。 宇宙開発で他者に先行されることを恐れた企業群が設置したもので、衛星軌道上を埋め尽くすほど大量に存在し、高度9500m付近を越えたものを無差別攻撃してくる。 クレイドルが7000mという高度に縛られている理由であり、人類の宇宙開発を阻んでいる。 破壊してもデブリとなって宇宙開発を妨げるため、排除するにはエーレンベルクの圧倒的火力で消滅させるしかない。 クローズ・プラン ORCA旅団が掲げる計画で、当初はアルテリア施設を破壊してクレイドル体制を覆す政治革命的な計画と思われていたが、実際にはアルテリア施設の掌握、そのエネルギーを衛星軌道掃射砲エーレンベルクに供給、アサルト・セルを排除し、宇宙開発の道を拓くというもの。 もともとは前作で崩壊したレイレナード社が立案した計画で、この思想を引き継いだORCA旅団と創始メンバー「最初の五人」によって推し進められた。 宇宙開拓という人類の新しい道を歩むことが出来る一方、企業による宇宙を巡る新たな経済戦争を勃発させるという大きなデメリットがあった。 アーキテクト ネクストのアセンブルを担当する要員。 必ずしも搭乗者と一致するとは限らない。 前作ではリンクスとして登場したエンリケ・エルカーノやK. Kなど、一線を退いたネクスト搭乗者がアーキテクトとして活動している例があるほか、独立傭兵のカミソリ・ジョニーやイェーイ、ORCA旅団のメルツェルなど、仲間に図面を提供している者もいる。 『』では、無人ACの機体とそのAIの構築を担当する人物を指す言葉だった。 最初の五人 ORCA旅団創設時のメンバーであるマクシミリアン・テルミドール、メルツェル、ジュリアス・エメリー、ネオニダス、真改の五人のこと。 うちジュリアス、真改の二人は、劇中でレイレナードとの関連が明言されている。 ARMORED CORE for Embrasure [ ] 「」で連載されていた公式外伝小説。 カラードのリンクス、ハリの戦いを描く。 キャラクター [ ] No. 10 ハリ 真赤に染め上げた旧レイレナード純正フレームのネクスト「 クラースナヤ」を駆る独立傭兵で、10代後半の若者。 特殊なAMS適性の持ち主で、短時間しか戦闘能力を発揮できない。 愛機「クラースナヤ」は、デザインコンペからの登場となっている。 ナンバー不明 トミー・ユニオンジャック インテリオルの旧式ネクスト「 システム・シックス」を駆る中年リンクス。 ロック音楽をこよなく愛し、戦闘中でも大音量で垂れ流すハイテンションな性格。 ハリの僚機として、暴走したAFの撃破ミッションに赴く。 キャンペーン [ ] 本ソフトの販売に先立ち、『アーマード・コア』関連のHPを運営する個人からオフィシャルサポーターを募り、抽選で選ばれた31(現在では30)の個人サイトに公式サイトからのリンク、および『fA』の最新情報の先行配信を行っている。 また、2月2日には招待者限定イベント「リンクスミーティング2008」がにて開催されており、ユーザーとの交流を重視したキャンペーンを実施している。 このイベントには初代『AC』からのファンであるがゲストとして来場した。 発売日の前日である3月18日にも、同様のイベント「ArmsFort in MEGATHEATER ~リンクスミーティング3. 18~」がにて開催され、そちらにはゲストとして岡部いさくの他、やが来場している。 前作に当たる『』では、プロモーション映像や公式外伝作品が等のメディアに掲載・アップロードされていたが、本作のプロモーション映像の一部はやにアップロードされている。 これらの動画投稿サイトにて公開されている動画は公式サイトのものとは異なり、 AC軍事評論家の(すなわち、『AC』世界の住人という設定)が、本作に登場する兵器を解説するというスタイルになっている。 関連項目 [ ]• (旧・コンピュータ総合学園HAL) - 2008年度のTVCMで、このゲームのオープニングムービーを使用している。 - 2009年からV. B ムービーカラーセット」「フィードバック」「フラジール」のプラモデル展開がある。 脚注 [ ].

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