セレクト セール 2019。 【セレクトセール2019】新種牡馬キタサンブラック産駒 最高値はドナブリーニ19

セレクトセール2019特集【当歳馬の落札結果】高額馬・落札者・落札価格まとめ

セレクト セール 2019

日本最大の競走馬の競り市「 セレクトセール2019」が7月8日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開幕しました。 セレクトセールは、が主催する世界有数の競走馬競り市です。 開かれた市場の確立などを目的に1998年に始まり、三冠馬ディープインパクトなど多数のG1馬を輩出しています。 今年は7月8日と9日の2日間に渡って行われ、初日に1歳馬、2日目に当歳馬(0歳馬)のセリが開催されました。 このページでは、セレクトセール2日目の 当歳馬部門の落札結果についてまとめています。 それではまず、1億円超えの高額落札馬20頭について詳しく見ていきます。 デビュー2連勝で芙蓉Sを勝った ミッキーブラックの半弟。 母 マラコスタムブラダは、南米アルゼンチンで芝2200mのG1・ヒルベルトレレナ大賞を4馬身差で圧勝するなど、重賞2勝の実績馬。 「バローズ」の冠名で知られる猪熊広次氏が1億6000万円で落札しました。 昨日に続き、本日の当歳馬セールも上場1頭目からいきなり1億円超えの落札となりました。 史上最高総額となった昨日の1歳セリに続く盛況ぶりに、購買者・関係者から感嘆の声が漏れたそうです。 ちなみに、当馬の全兄にあたる「マラコスタムブラダの2018」は、前日の1歳馬セールで2億3000万円で落札されています。 猪熊広次氏のコメント 「いい馬。 歩き方がよかったです。 それが決め手になりました」 【】 オープニング・301番母マラコスタムプラダ 牡、父ハーツクライ は、『バローズ』の猪熊広次氏が1億6000万円で落札。 兄は昨日の1歳セッションで2億3000万円の値がつきました。 母マラコスタムプラダはアルゼンチンの芝2200mG1フィルベルトレレナ大賞典の勝ち馬。 — 競馬ラボ keibalab キャリコの2019(牡) キャリコの2019は、父 ロードカナロア、母キャリコ、母の父ディープインパクトという血統。 昨年のフェアリーSと関屋記念を勝ち、今年のヴィクトリアマイルで2着に入った プリモシーンの甥(おい)。 母 キャリコは、競走馬としては未勝利に終わりましたが、全妹に重賞2勝 プリモシーン、母にG1・4勝 モシーンがいる血統馬です。 キャリコの母 モシーンは、豪G1・クラウンオークスやオーストラリアンギニーなどG1を4勝したオーストラリアの名牝。 母としても重賞2勝プリモシーンを輩出しています。 「ミッキー」の冠名で知られる野田みづき氏が1億5000万円で落札しました。 【】 309番母キャリコ 父ロードカナロア は『ミッキー』の野田みづき氏が1億5000万円で落札。 叔母に今年のヴィクトリアマイルで2着だったプリモシーン。 祖母モシーンは豪G1VRCオークスなど、G1を4勝したオーストラリアの名牝。 — 競馬ラボ keibalab アゲヒバリの2019(牡) アゲヒバリの2019は、父 ロードカナロア、母アゲヒバリ、母の父クロフネという血統。 昨年の七夕賞を勝った メドウラーク、今年の青葉賞馬 リオンリオンの半弟。 さらに、叔父・叔母には、重賞5勝 トゥザグローリー、弥生賞馬 トゥザワールド、中山牝馬S勝ち馬 トーセンビクトリーなど活躍馬が多数いる良血馬です。 祖母 トゥザヴィクトリーは、01年にエリザベス女王杯優勝、ドバイワールドカップ2着という成績を残して最優秀古馬牝馬に選ばれた名牝で、前述のように繁殖牝馬としても活躍馬を多数輩出しています。 ちなみに、トゥザヴィクトリーの娘で、当馬の叔母にあたる ディナシー(父キングカメハメハ)は、06年のセレクトセール当歳で日本のセリ価格史上1位となる6億円で落札されました。 「ホウオウ」の冠名で知られる小笹芳央氏が2億1000万円で落札しました。 ちなみに、当馬の1歳上の全兄にあたる「アゲヒバリの2018」は、昨年のセレクトセール当歳で1億1000万円で落札されました。 【】 320番母アゲヒバリ 牡、父ロードカナロア は『ホウオウ』小笹芳央氏が2億1000万円で落札。 半兄メドウラークは七夕賞1着。 半兄リオンリオンは今年の青葉賞馬。 祖母はトゥザヴィクトリーという今勢いのある牝系出身。 なおリオンリオンは16年セレクトで8400万円。 — 競馬ラボ keibalab ラスティングソングの2019(牡) ラスティングソングの2019は、父 キングカメハメハ、母ラスティングソング、母の父フジキセキという血統。 今年3月のミモザ賞を勝った エアジーンの半妹で、近親には ヴィルシーナ、 シュヴァルグラン、 ヴィブロス、 フレールジャック、 マーティンボロなどがいる血統馬。 母 ラスティングソングの半弟は、ラジオNIKKEI賞の勝ち馬 フレールジャックや、中日新聞杯と新潟記念を勝った重賞2勝馬 マーティンボロ。 さらに半姉の ハルーワスウィートは、ヴィクトリアマイルを連覇した ヴィルシーナやジャパンカップを制した シュヴァルグラン、秋華賞とドバイターフを制した ヴィブロスなどの母として知られる名繁殖牝馬で、日本が世界に誇る牝系出身の良血馬です。 株 スリーエイチレーシングが1億9000万円で落札しました。 父 キングカメハメハは、このセレクトセール当歳セッション当日に種牡馬引退が伝えられました。 体調不良のため今年の種付けを見送っていましたが、良化の兆しが見られず、種牡馬を引退することが決定しました。 そのため、今年生まれた当歳馬が最後の世代となります。 by キングカメハメハの最後の世代となった当歳馬は、本日の当歳セールで6頭が上場され、全頭落札されました。 スリーエイチレーシングのアドバイザーを務めた加藤征弘調教師のコメント 「今日、一番気に入った馬。 雰囲気が抜群だった。 ほかにもいい馬がいたが、オーラがある。 現時点では欠点が見当たらない」 【】 種牡馬引退のキングカメハメハを父に持つ326番母ラスティングソングの牡馬は、スリーエイチレーシングが1億9000万円で落札。 フレールジャックの甥、いとこにヴィルシーナ、シュヴァルグラン。 半兄 父モーリス の現1歳馬は昨年このセールで1億7000万円でした。 — 競馬ラボ keibalab ドナブリーニの2019(牡) ドナブリーニの2019は、父 キタサンブラック、母ドナブリーニ、母の父Bertoliniという血統。 牝馬3冠・ジャパンカップ連覇などG1・7勝を挙げた名牝 ジェンティルドンナ、京都牝馬Sと関屋記念を勝った重賞2勝馬 ドナウブルーの半弟。 父 キタサンブラックは、歌手の北島三郎氏の所有馬で、2年連続年度代表馬に輝くなど国民的人気を誇ったG1・7勝馬。 そのキタサンブラックの初年度産駒で、当馬は日本で最初にセリに上場されて落札されたキタサンブラック産駒となります。 HIROKIカンパニーが1億6000万円で落札しました。 HIROKIカンパニーの関係者のコメント 「2億円は超えると思っていたので安いかなと思っています。 キタサンブラックのファンだったので。 もちろん、キタサンブラックのような活躍を期待しています」 同馬を預かる予定の矢作調教師のコメント 「ブラックに似て、脚長で骨量が豊富。 いい馬だと思ったし、楽しみです」 【】 338番母ドナブリーニ 牡、父キタサンブラック はHIROKIカンパニーが1億6000万円で落札。 半姉に牝馬三冠、ジャパンCを勝ったジェンティルドンナ。 祖母は英G1チェヴァリーパークS優勝。 日本で最初にセリに上場され、落札されたキタサンブラック産駒となります。 — 競馬ラボ keibalab アドマイヤセプターの2019(牡) アドマイヤセプターの2019は、父 ドレフォン、母アドマイヤセプター、母の父キングカメハメハという血統。 皐月賞・ダービーを制したクラシック2冠馬 ドゥラメンテの甥(おい)。 母 アドマイヤセプターは5勝をマーク。 祖母はエリザベス女王杯を連覇した アドマイヤグルーヴ、曾祖母はオークスと天皇賞秋を制し年度代表馬にも輝いた女帝 エアグルーヴという、日本を代表する名牝系に属する良血馬です。 父 ドレフォンは、米G1・BCスプリントなどG1を3勝し、エクリプス賞最優秀短距離馬に輝いた名スプリンター。 社台グループが購入して昨年から社台スタリオンステーションで種付けを行っており、今年の当歳馬が初年度産駒となります。 東洋木材が2億5000万円で落札しました。 社台スタリオンステーションの徳武英介氏のコメント 「ちょっとびっくりですね。 癖がないし、姿勢が良くて筋肉も豊富。 血統構成も日本に合っています。 産駒たちも単なるスプリンターではないと思います」 【】 344番母アドマイヤセプター 牡、父ドレフォン は東洋木材が2億5000万円で落札。 本日最高額。 父は北米チャンピオンスプリンター。 祖母はエリザベス女王杯を制したアドマイヤグルーヴ、母の叔父にダービー馬ドゥラメンテ、曾祖母はエアグルーヴと豪華絢爛な血統。 — 競馬ラボ keibalab コーステッドの2019(牡) コーステッドの2019は、父 ハーツクライ、母コーステッド、母の父Tizwayという血統。 母 コーステッドは、北米で2勝を挙げ、米G1・BCジュヴェナイルフィリーズターフで2着。 本馬が初仔となります。 祖母 マリブピアは、北米で6勝。 サンタアナS、サンタバーバラHとG2を2勝し、G3でも1勝をマークしています。 「ダノン」の冠名で知られる 株 ダノックスが1億6000万円で落札しました。 【】 350番母コーステッド 牡、父ハーツクライ は『ダノン』のダノックスが1億6000万円で落札。 母は現役時代米G1BCジュヴェナイルフィリーズターフ2着。 全日本2歳優駿2着メジャーアスリート、ドバイゴールデンシャヒーン3着2回のモラウィジと同じ牝系。 — 競馬ラボ keibalab タイタンクイーンの2019(牡) タイタンクイーンの2019は、父 ディープインパクト、母タイタンクイーン、母の父Tiznowという血統。 鳴尾記念をレコード勝ちした ストロングタイタン、芝1200メートルを目下4連勝中の新星 ミラアイトーンの半弟。 さらに、米国にも重賞馬の半姉が2頭います。 米国産の母 タイタンクイーンは、日本と北米で重賞馬を3頭輩出。 ディープインパクトとの配合は本馬が初めてとなります。 1億円からスタートしたセリは、最初のひと声でいきなり2億5000万円に。 3億、4億と跳ね上がる前評判通りの高騰ぶりで、最後は「アドマイヤ」の冠名で知られる近藤利一氏が4億7000万円で落札しました。 4億7000万円(税抜き)は、国内のセール史上4位の高額となる落札価格です。 近藤利一氏のコメント 「友道調教師が2週間も前から『ほかの馬はいらないからこの馬だけは欲しい』と言っていた。 昨日の馬よりもこっちの方が素晴らしいという考えだった。 全体的に見たら一昨年に落とした5億8000万の馬(イルーシヴウェーヴの2017)よりもいいかな」 さらに、セリ終了後、がんを患っていたことを告白した近藤氏は「2週間前に抗がん剤治療が終わったが、セレクトセールに来られないと半ばあきらめていた。 素晴らしい馬を買うことができたし、このセリのために生きていて良かった。 馬主冥利(みょうり)に尽きる」と笑顔で語っていました。 同馬を預かる予定の友道調教師のコメント 「一目見て全体的に素晴らしいと感じた。 顔立ちが聡明で、走りそうな雰囲気がにじみ出ている」 【】 358番母タイタンクイーン 牡、父ディープインパクト は『アドマイヤ』の近藤利一氏が4億7000万円で落札。 今セール最高価格。 半兄に米ダートG3スカイラヴィルSを勝ったファッションアラート、鳴尾記念を勝ったストロングタイタン、短距離界の新星ミラアイトーン。 — 競馬ラボ keibalab ヤンキーローズの2019(牝) ヤンキーローズの2019は、父 ディープインパクト、母ヤンキーローズ、母の父All Americanという血統。 母 ヤンキーローズは、豪G1・スプリングチャンピオンS(芝2000m)とサイアーズプロデュースS(芝1400m)を制したG1・2勝馬。 本馬が初仔となります。 金子真人ホールディングス 株 が2億1000万円で落札しました。 セレスタの2019(牝) セレスタの2019は、父 ドゥラメンテ、母セレスタ、母の父Jump Startという血統。 母 セレスタは、アルゼンチンの2歳女王。 芝マイルのエストレラスジュヴェナイルフィリーズ大賞典(G1)を含む重賞5勝を挙げています。 本馬は母セレスタの3番仔に当たり、父ハーツクライの半兄が2頭います(2歳と1歳)。 2歳の ダノンセレスタは現時点ではまだデビューしていません。 東洋木材が1億円で落札しました。 ちなみに、1歳上の半兄「セレスタの2018」は、昨年のセレクトセール当歳馬セッションで1億500万円で落札されています。 アドマイヤテンバの2019(牡) アドマイヤテンバの2019は、父 ロードカナロア、母アドマイヤテンバ、母の父クロフネという血統。 皐月賞・ダービーを制したクラシック2冠馬 ドゥラメンテの甥(おい)。 母 アドマイヤテンバは4勝をマーク。 祖母はエリザベス女王杯を連覇した アドマイヤグルーヴ、曾祖母はオークスと天皇賞秋を制し年度代表馬にも輝いた女帝 エアグルーヴという、日本を代表する名牝系に属する良血馬です。 セリは7000万円からスタートすると、いきなり2億5000万円の声がかかり、最後は「ホウオウ」の冠名で知られる小笹芳央氏が2億7000万円で落札しました。 小笹芳央氏のコメント 「想定外に高かった。 距離に関しての心配は少しあるけれど、カナロアの産駒はスピードがあると思うので」 【】 【金額訂正】382番母アドマイヤテンバ 牡、父ロードカナロア を『ホウオウ』の小笹芳央氏が2億7000万円で落札。 祖母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯勝ち馬。 曾祖母は女傑エアグルーヴ。 本馬のいとこ、母アドマイヤセプター 牡、父ドレフォン は先程2億5000万で落札。 — 競馬ラボ keibalab ダイワミランダの2019(牡) ダイワミランダの2019は、父 ロードカナロア、母ダイワミランダ、母の父ハービンジャーという血統。 母 ダイワミランダは、現役時代は2勝をマーク。 本馬が初仔となります。 祖母は、有馬記念などG1・4勝の名牝 ダイワスカーレット。 曽祖母 スカーレットブーケは、ダイワスカーレットのほかに、皐月賞や天皇賞秋などG1・5勝を挙げ種牡馬としても実績を残している ダイワメジャー、新潟3歳Sを勝った ダイワルージュと、3頭の重賞ウィナーを輩出している名繁殖牝馬です。 二木英徳氏が1億1000万円で落札しました。 ベネンシアドールの2019(牡) ベネンシアドールの2019は、父 ディープインパクト、母ベネンシアドール、母の父キングカメハメハという血統。 G2を2勝してジャパンカップと宝塚記念で2着に入った デニムアンドルビー、すみれSを勝った キタノコマンドールの全弟。 祖母 フェアリードールは、エリザベス女王杯を制してドバイワールドカップで2着に入った名牝 トゥザヴィクトリーを筆頭に、芝とダートで重賞3勝を挙げた サイレントディールなど、活躍馬を多数輩出しています。 さらに、トゥザヴィクトリーは重賞5勝 トゥザグローリー、弥生賞馬 トゥザワールド、中山牝馬S勝ち馬 トーセンビクトリーなど重賞ウィナーを多数輩出しており、日本屈指の名門一族です。 「ダノン」の冠名で知られる 株 ダノックスが2億9000万円で落札しました。 ちなみに、全兄 キタノコマンドールは、16年のセレクトセール1歳馬セッションで1億9000万円で落札されました。 【】 400番母べネンシアドール 牡、父ディープインパクト は『ダノン』のダノックスが2億9000万円で落札。 全姉にジャパンCで僅差の2着だったデニムアンドルビー。 伯母にエリザベス女王杯馬トゥザヴィクトリー。 トゥザグローリー、ワールド兄弟も近親にいる良血馬。 朝日杯FSを制した ダノンプラチナの全弟。 祖母 マジカルアルアーは、米ダートG1・ラブレアS勝ち馬。 曽祖母 フローラルマジックは、菊花賞馬 ナリタトップロードなど活躍馬を多数輩出しています。 廣崎利洋HD 株 が1億2000万円で落札しました。 廣崎オーナーのコメント 「所有馬に芦毛が少なかったというのもありますし、見た目も非常に美しい馬だったので。 立ち姿がきれいなところも気に入りました」 ソーメニーウェイズの2019(牡) ソーメニーウェイズの2019は、父 キングカメハメハ、母ソーメニーウェイズ、母の父Sightseeingという血統。 母 ソーメニーウェイズは、米G1・スピナウェイS(ダート1400m)の勝ち馬。 ちなみに、2歳年上の半兄 ダノングロワール(父ハーツクライ)は、昨年のセレクトセール1歳馬セッションで2億円で落札されました。 【】 411番母ソーメニーヴェイズ 牡、父キングカメハメハ をY's consignment salesが1億7000万円で落札。 母は米G1スピナウェイS ダート1400m 勝ち。 遠縁に函館記念を勝ったルミナスウォリアー。 2歳年上の半兄ダノングロワールは昨年のこのセールで2億円。 — 競馬ラボ keibalab ファイネストシティの2019(牡) ファイネストシティの2019は、父 フランケル、母ファイネストシティ、母の父City Zipという血統。 父は、現役時代にG1・10勝を含む14戦全勝の完璧な成績を残し、欧州年度代表馬に2度輝いた英国の フランケル。 フランケル産駒は、阪神JFとオークスを制したソウルスターリング、安田記念を制したモズアスコットなど、日本の芝にも高い適性を見せています。 母 ファイネストシティは、米G1・BCフィリー&メアスプリント(ダート1400m)など重賞3勝の米牝馬チャンピオンスプリンター。 「ダノン」の冠名で知られる 株 ダノックスが1億円で落札しました。 本馬は今年の当歳セールで上場された唯一のフランケル産駒で、昨日の1歳セールで2億1000万円で落札された「マーゴットディドの2018」に続き、フランケル産駒は2頭とも「ミリオン落札」となりました。 タミーザトルピードの2019(牡) タミーザトルピードの2019は、父 ディープインパクト、母タミーザトルピード、母の父More Than Readyという血統。 米国産の母 タミーザトルピードは、米G3・スワニーリヴァーSなど芝1800メートルの重賞を2勝。 母の父 モアザンレディは、米G1・キングスビショップS(ダート1400m)を制するなど短距離で実績を残し、種牡馬としても多数のG1馬を輩出しています。 「ダノン」の冠名で知られる 株 ダノックスが1億8000万円で落札しました。 【】 423番母タミーザトルピード 牡、父ディープインパクト は1億8000万円でダノックスが落札。 ダノックスは2頭連続のミリオン。 母は米芝G3スワニーリヴァーSなど重賞2勝。 北米競馬の名門フィップス家が育んできた母系出身。 — 競馬ラボ keibalab ウィラビーオーサムの2019(牡) ウィラビーオーサムの2019は、父 ディープインパクト、母ウィラビーオーサム、母の父Awesome Gamblerという血統。 母 ウィラビーオーサムは、米G1・サンタアニタオークス(ダート8. 5ハロン)などアメリカで重賞を2勝。 「サトノ」の冠名で知られる 株 サトミホースカンパニーが1億4000万円で落札しました。 アドバイザーを務めた池江泰郎元調教師のコメント 「当歳では一番ディープのシルエットが出ている。 無駄な肉が付かない」 【】 460番母ウィラビーオーサム 牡、父ディープインパクト をサトミホースカンパニーが1億4000万円で落札。 母は米G1サンタアニタオークス勝ち馬。 2歳上のシンプルゲームは一昨日の福島新馬戦で2着。 — 競馬ラボ keibalab ウォッチハーの2019(牡) ウォッチハーの2019は、父 ドゥラメンテ、母ウォッチハー、母の父Mutakddimという血統。 母 ウォッチハーは、G1・ブエノスアイレス市大賞典など、アルゼンチンで重賞6勝を含む9勝を挙げた名牝。 「ホウオウ」の冠名で知られる小笹芳央氏が1億3000万円で落札しました。 【】 522番母ウォッチハー 牡、父ドゥラメンテ を『ホウオウ』の小笹芳央氏が1億3000万円で落札。 母はアルゼンチンG1ブエノスアイレス市大賞典優勝。 祖母はアルゼンチンのチャンピオンスプリンター。 — 競馬ラボ keibalab ライフフォーセールの2019(牡) ライフフォーセールの2019は、父 ハービンジャー、母ライフフォーセール、母の父Not For Saleという血統。 昨年の阪神JF(G1)など重賞3勝の ダノンファンタジーの半弟。 母 ライフフォーセールは、ブエノスアイレス州大賞典など、アルゼンチンでG1・2勝を含む重賞6勝。 幅広い距離で活躍しました。 今年のセレクトセール最後の上場馬となった「ライフフォーセールの2019」は、大塚亮一氏が2億2000万円で落札しました。 【】 526番母ライフフォーセール 牡、父ハービンジャー を大塚亮一氏が2億2000万円で落札。 半姉は阪神JFを勝ったダノンファンタジー。 2年前のセレクト1歳で9000万円。 母はアルゼンチンG1ブエノスアイレス州大賞典優勝。 — 競馬ラボ keibalab 上場馬名 性 落札額(税抜) 父馬 落札者 ジェニサの2019 牝 9800万円 ディープインパクト 廣崎利洋HD 株 キストゥリメンバーの2019 牡 9400万円 ディープインパクト 株 ダノックス ザレマの2019 牝 9000万円 ロードカナロア C. Thomas LI ツーデイズノーチスの2019 牡 9000万円 キングカメハメハ 小笹芳央氏 ビーコンターンの2019 牡 9000万円 ディープインパクト 株 吉澤ステーブル フリーティングスピリットの2019 牡 9000万円 ドゥラメンテ 同 雅苑興業 リアリサトリスの2019 牡 9000万円 キタサンブラック 三木正浩氏 ヒカルアマランサスの2019 牝 8400万円 ロードカナロア 小笹芳央氏 アルアリングスターの2019 牡 8200万円 カーリン 株 スリーエイチレーシング ガラアフェアーの2019 牡 8200万円 ルーラーシップ 三木正浩氏 ローエキスキーズの2019 牡 7400万円 シルバーステート HIROKIカンパニー アルフォンシーヌの2019 牝 7200万円 ロードカナロア 寺田千代乃氏 エオリアンハープの2019 牡 7000万円 エピファネイア 株 サトミホースカンパニー ザキアの2019 牝 6200万円 ドゥラメンテ 株 ダノックス ベルワトリングの2019 牝 6000万円 モーリス 株 Gリビエール・レーシング ピュクシスの2019 牝 5800万円 ハービンジャー 石川達絵氏 チリエージェの2019 牡 5400万円 ロードカナロア 株 サトミホースカンパニー パンデイアの2019 牡 4600万円 モーリス 同 DMM. com ホエールキャプチャの2019 牡 4600万円 オルフェーヴル 山住勲氏 リップスポイズンの2019 牝 1900万円 キタサンブラック 有 大野商事 ヒカルアマランサスの2019(牝) ヒカルアマランサスの2019は、父 ロードカナロア、母ヒカルアマランサス、母の父アグネスタキオンという血統。 金鯱賞勝ち馬で、天皇賞 春 ・宝塚記念とG1・2着2回の カレンミロティックの姪(めい)。 母 ヒカルアマランサスは、京都牝馬S勝ち馬。 「ホウオウ」の冠名で知られる小笹芳央氏が8400万円で落札しました。 ジェニサの2019(牝) ジェニサの2019は、父 ディープインパクト、母ジェニサ、母の父Storm Catという血統。 曾祖母 シーズソングは、米年度代表馬で種牡馬として北米チャンピオンサイアーに輝いた ティズナウ、北米で17勝を挙げた バドロワイヤルを輩出。 廣崎利洋HD 株 が9800万円で落札しました。 ザキアの2019(牝) ザキアの2019は、父 ドゥラメンテ、母ザキア、母の父New Approachという血統。 凱旋門賞馬 ザルカヴァの姪(めい)で、仏G1・サンクルー大賞を制した ザラックのいとこ。 伯母にあたる ザルカヴァは、無敗でフランス牝馬三冠と凱旋門賞を制したフランスの怪物少女。 最近ではエネイブル、トレヴ、デインドリームなど3歳牝馬が凱旋門賞を勝つのは珍しくないですが、当時は3歳牝馬が凱旋門賞を勝ったのは26年ぶりの快挙で、勝ち方も含めてなかなかの衝撃でした。 さらに、繁殖牝馬としても仏G1・サンクルー大賞を制した ザラックを輩出するなど、超一流の名牝です。 「ダノン」の冠名で知られる 株 ダノックスが6200万円で落札しました。 ザレマの2019(牝) ザレマの2019は、父 ロードカナロア、母ザレマ、母の父ダンスインザダークという血統。 デイリー杯2歳Sなど重賞2勝 マルカシェンク、中京記念を勝った ガリバルディの姪(めい)。 母 ザレマは、京成杯オータムH勝ち馬。 祖母 シェンクは、 ザレマ(父ダンスインザダーク)、 マルカシェンク(父サンデーサイレンス)、 ガリバルディ(父ディープインパクト)と、それぞれ違う交配相手で3頭の重賞馬を輩出した名繁殖牝馬。 Thomas LIが9000万円で落札しました。 チリエージェの2019(牡) チリエージェの2019は、父 ロードカナロア、母チリエージェ、母の父サクラバクシンオーという血統。 重賞3勝 ハクサンムーンの半弟。 「サトノ」の冠名で知られる 株 サトミホースカンパニーが5400万円で落札しました。 ピュクシスの2019(牝) ピュクシスの2019は、父 ハービンジャー、母ピュクシス、母の父シンボリクリスエスという血統。 現役最強牝馬 アーモンドアイの姪(めい)。 菊花賞馬キセキのオーナーでもある石川達絵氏が5800万円で落札しました。 ビーコンターンの2019(牡) ビーコンターンの2019は、父 ディープインパクト、母ビーコンターン、母の父Shamardalという血統。 米G1・デルマーオークス(芝1800m)勝ち馬 シンハリーズの甥(おい)。 いとこに シンハライト、 リラヴァティ、 アダムスピークなどがいる血統馬。 伯母にあたる シンハリーズは、現役時代はアメリカの芝の米G1・デルマーオークスを制覇。 繁殖牝馬としても、オークス馬 シンハライトを筆頭に、マーメイドSを制した リラヴァティ、ラジオNIKKEI杯2歳Sを制した アダムスピークと、3頭の重賞ウィナーを輩出している名牝です。 株 吉澤ステーブルが9000万円で落札しました。 ローエキスキーズの2019(牡) ローエキスキーズの2019は、父 シルバーステート、母ローエキスキーズ、母の父Oasis Dreamという血統。 未完の大器 シルバーステートの初年度産駒です。 HIROKIカンパニーが7400万円で落札しました。 リップスポイズンの2019(牝) リップスポイズンの2019は、父 キタサンブラック、母リップスポイズン、母の父Mamoolという血統。 注目を集めた キタサンブラックの初年度産駒は10頭が上場され、キタサンブラックを所有していた歌手の北島三郎氏(名義は大野商事)が最終10番目に登場した「リップスポイズンの2019」を1900万円で落札しました。 北島三郎氏のコメント 「夢と宝物をいっぱいくれたブラックは私の息子ですから、その産駒は孫。 孫が(レースで)走るのを見るまでは、私も倒れちゃいかんなと」 父キタサンブラックを管理し、娘の当馬も預かる予定の清水久調教師のコメント 「最後に買えて良かった。 午前10時にスタートしました。 216頭が上場され、194頭が落札。 過去最高額の86億9250万円(17年)を大幅に上回る史上最高額を記録しました。 落札率は89. 1頭当たりの平均落札額は5043万円で、昨年(4028万円)から1000万円近くも上昇しました。 1億円を超える高額落札馬は、20頭(昨年は16頭)。 最高落札額となったのは、ストロングタイタンの半弟「タイタンクイーンの2019」(父ディープインパクト)。 「アドマイヤ」の冠名で知られる近藤利一氏が4億7000万円で落札しました。 これは、日本のセール史上4位の高額落札です。 ちなみに、日本のセリ価格史上1位は、06年のセレクトセール当歳で6億円を記録したディナシー(牝、父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリー)。 史上2位は、17年のセレクトセール当歳で5億8000万円で落札されたアドマイヤカストル(牡、父ディープインパクト、母イルーシヴウェーヴ)です。 馬名からも分かるように、落札者は近藤利一氏です。 1億円以上の高額落札馬は、昨年の16頭を上回る20頭で、そのうち7頭が2億円超え。 上場1頭目からいきなり1億円超えの落札となり、「タイタンクイーンの2019」が史上4位の4億7000万円、そして今年のセレクトセール最後の上場馬「ライフフォーセールの2019」が2億2000万円と、最後までセールは盛況だったようです。 セレクトセール2019 2日間合計の結果・総括 初日は1歳馬、2日目は当歳馬のセリが行われ、どちらも過去最高の落札総額を記録しました。 2日間合計の落札総額は205億1600万円。 昨年の179億1900万円を25億円以上も上回り、7年連続で過去最高を更新しました。 セールを主催した日本競走馬協会の会長代行で社台ファーム代表の吉田照哉氏のコメント 「外国から来たお客さんも、世界中どこにもこんなセリはないと驚いていました。 ノーザンファームはたくさんの馬を売ったり買ったりしているなかで、一番いい馬をここに出している。 現実に、このセリ出身の馬が走っていますよね」 「今年は、中間ぐらいの馬が高くなりましたね。 例年なら3000万円ぐらいで落ち着くのが、4000万、5000万と上がっていった。 平均価格が5000万円なんて、あり得ないですよ(笑)。 馬主はやはり一番の馬がほしいでしょうし、競馬場で結果に白黒がつく。 馬を買った人にはやめられない魅力があるということでしょうね」 ———— という訳で、2日間に渡って開催された「セレクトセール2019」の特集をお送りしました。

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開催概要|SELECT SALE| JAPAN RACING HORSE ASSOCIATION 一般社団法人日本競走馬協会

セレクト セール 2019

「セレクトセール2019」(9日、ノーザンホースパーク) 2日目は当歳馬のセリが行われ、注目を集めた新種牡馬産駒では、G1・7勝のを半姉に持つ「19」が1億6000万円で落札された。 再び祭りが始まるか-。 新種牡馬として注目を集める初年度産駒。 上場された当歳馬10頭のバッターを務めた「19」(牡)が、産駒最高値の1億6000万円で落札。 半姉が12、13年連覇、14年の、など国内外でG1・7勝を挙げた3冠牝馬という良血だ。 購入したHIROKI関係者は「2億円は超えると思っていたので安いかなと思っています。 のファンだったので。 もちろん、のような活躍を期待します」と声を弾ませる。 入厩が決まっている矢作師も「父に似て脚が長い」と期待した。 「19」(牝)はのオーナーだった北島三郎氏の(有)大野商事が1900万円で落札。 現役時代に管理した清水師が預託先となり、トレーナーは「軽そうでスラッとしたタイプ。 楽しみ」と父に姿をだぶらせた。 また、同じ産駒の「19」(牝)、「19」(牡)も同師が管理する予定だ。 の主戦で、セレクトセールを訪れたも胸を躍らせていた。 「似ている馬もいて、一緒にレースをしたことを思い出しますね。 早く乗りたい。 改めて注目される馬に乗っていたんだなと思うし、ジョッキーで良かったな、と。 楽しみです」と笑顔を見せた。 スター性抜群の血。 早ければ2021年のデビューに期待が高まる。 提供:.

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セレクトセールについて〜馬市ドットコム

セレクト セール 2019

夏競馬の風物詩であるセレクトセールが始まった。 日本が世界に誇る競走馬の競り市であるこのセレクトセール。 毎年数十億円の札束が飛び交うこの大舞台、今年はセレクトセール出身馬のロジャーバローズが日本ダービーを、ラヴズオンリーユーがオークスを制したことでその存在感は俄然上昇。 さらにセールの冒頭にあった開会式で、日本競走馬協会会長吉田照哉氏の挨拶にあったように、魅力的な素質馬が揃ったことで、多くの馬主や競馬ファンから注目を集めていた。 初日に上場されたのは欠場馬を除き239頭の1歳馬。 落札されたのは222頭と売却率は驚異の92. 最高落札価格はディープインパクト産駒の3億6000万円で、1億円を超えた落札馬は合計21頭というから驚きだ。 そして落札総額107億3200万円も、昨年の96億6150万円を上回る新記録で初の100億超え。 その勢いは止まることを知らず、来年以降もさらに増えていくことだろう。 今回はこのセレクトセール初日の結果をまとめ、そして2日目の注目馬について特集してみた。 続いてロードカナロア産駒とドゥラメンテ産駒が各3頭、キングカメハメハ産駒とハーツクライ産駒が各2頭。 そしてキズナ、ダイワメジャー、フランケル産駒が各1頭という状況で、やはりディープインパクト産駒の人気は圧倒的だ。 ディープインパクト産駒は1億円未満を含めて17頭が落札され、その合計は全体の20%を超える22億3900万円。 セレクトセール出身馬がオークスと日本ダービーを制した影響は絶大なものだっただろう。

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