子 宮頸 が ん 検査 結果 見方。 [28] 脳の画像検査で何がわかる?

[28] 脳の画像検査で何がわかる?

子 宮頸 が ん 検査 結果 見方

Contents• 子宮頸がんの検診とは? 子宮頸がんの検診は20歳以上の女性が対象の検診で、問診・視診の他に「 細胞診」も行われる検診です。 対象が20歳以上~と比較的若い女性から受けることが推奨されているため、ほとんどの成人女性が1度は受けたことがあるのではないでしょうか? 最近では芸能人の方でも若くして乳がんや子宮がんになるなどのニュースをよく聞くようになったので、若い女性にとってもがんはとても身近なものになりましたよね。 検診の方法や内容について詳しくはまた別記事にまとめてみたいと思います。 細胞所見のシステム「 ベセスダシステム」とは? では初めに細胞所見の欄に並んだたくさんのアルファベット表記の見方について触れたいと思います。 この表記方法は2008年6月に日本産婦人科医会で承認された国際基準の新しい様式で「 ベセスダシステム2001」というものです。 以前の1~5クラス表記で表されていた方法のデメリットをカバーする形の表記方法で、 ・子宮頸部細胞診についての分類が細かくできる ・ヒトパピローマウイルス(HPV)関与のエビデンス(臨床結果)が取り入れられている ・クラス分類ではなく推定病変を一定の基準で記載することができる ・標本(検体)の適否(適正もしくは不適正)を明確に表すことができる というメリットがあります。 ではこの「 ベセスダシステム」による「 NILM」とは何なのか、詳しく見ていきたいと思います! NILM(ニルム)とは 「 NILM」は「 ニルム」と読み、「 negative for intraepithelial lesion or malignancy」の略語です。 これを日本語に訳してみると「 上皮内病変や悪性腫瘍の 否定」という意味になります。 結果は「 陰性」つまり「 異常はない」という意味です。 「非腫瘍所見」または「炎症」の場合もこれに該当します。 つまりがんではないけれど、子宮頸部が何かしらの原因で炎症を起こしてしまっている場合もこれに当てはまることがあるというわけですね。 ちなみにNILM以外の結果だった場合はすべて「要精密検査」となるので正真正銘唯一の安心できる結果というわけです。 通常検査結果の欄とは別の「細胞所見」という欄に書かれていると思います。 難しいアルファベット表記で書かれているので一瞬不安になってしまいますよね。 今回はひとまず安心できる結果というわけですが、次回の検診の目安は約1年後です。 がん検診は定期的に受けることで早期発見につながるので、自覚症状がなくても毎年決まった時期に受けるようにするといいですね! ちなみに昨年受けたときもNILMだったのですが、産後から少し経った後でまだ若干炎症が残っていたらしく内診所見だけ「びらん有」になっていたことがありました。 ちなみに筆者は国民健康保険に加入しているため自治体が費用を負担してくれ検診費用は無料でした。 以前違う健康保険に加入していた時でも自治体の補助券を使って費用は1300円程度だったので、それくらいで、安心できるのであれば受けたほうがいいですよね。 HSIL・・・高度の異常が推定される(上皮内癌も含まれる) AGC・・・腺性の異形が認められる。 腺異形成という前がん状態もしくは腺がんの場合もある。 AIS・・・上皮内腺がん(最初期の腺がん) SCC・・・子宮癌が疑われる Adenoca・・・ 腺がん(進行した腺がん) Other・・・その他 となっています。 心配な項目があった場合はぜひ一度医療機関を受診してみてくださいね! おすすめ関連記事 妊娠中にがんになる人も年々増えてきています。 これは高齢出産の割合が増えてきていることが影響しているそうです。 妊娠中にがんがわかっても、治療ができ、赤ちゃんを諦めずに出産できるケースもあります。 3000人に1人の割合で当てはまる可能性があるのことなので、今後妊娠の可能性がある方や妊娠を希望している方は是非合わせて読んでみてください。

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子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために|公益社団法人 日本産科婦人科学会

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子宮頸管ポリープはガンなどの悪性に変化することはほとんどなく、深刻な病気ではありません。 ただし、妊娠してポリープが見つかると妊娠に悪影響を及ぼすことがあるため、妊娠前には婦人科検診を受けましょう ポリープとは、粘膜が増殖してできたキノコ状の軟らかい突起のことをいいます。 子宮にできるポリープは子宮頸管ポリープと子宮内膜ポリープがありますが、そのほとんどは子宮頸管ポリープです。 子宮頸管ポリープは治療後も再発する恐れがあるため、ポリープを切除した後も定期的な検診が必要。 子宮頸管ポリープの原因や症状、検査、治療方法について解説します。 30~40代の女性に多い子宮頸管ポリープ……特徴・大きさ 子宮頸管ポリープとは、子宮と腟を結ぶところの子宮頸管の粘膜が増殖し、子宮口からはみ出して腟の方に垂れ下がったようになるものです。 30~40代で、多産をされた女性に多く見られます。 ポリープは、ほとんどの場合1つですが、複数できることもあり、大きさは米粒(2~3mm)~親指大(1cm程度)くらいになることもあります。 子宮頸管ポリープの症状・原因……自覚症状がないことも 痛みはありませんが、簡単に出血するようになります。 子宮頸管ポリープは組織がもろく軟らかいため、性交時や激しい運動の後などに不正出血したり、おりものが増え、血が混じることもあります。 しかし、症状がないことも多く、健診で見つかることが多い病気です。 原因はよくわかっていませんが、女性ホルモンの影響や、細菌が感染して炎症を起こすことが関係していると考えられています。 子宮頸管ポリープの診断・検査方法 膣鏡や子宮鏡などを用いて診察、診断します。 子宮口は簡単に目で見える部分ですので、診断も簡単。 特に子宮がん検診では、子宮口を観察するため、症状のないポリープが見つかることがよくあります。 子宮がん検診で頸管ポリープが見つかると、びっくりされる方がいらっしゃいますが、頸管ポリープがガンなどの悪性に変化することはほとんどありませんので、心配ありません。 今後妊娠を考えている方は、妊娠前に見つかったらラッキーです。 ポリープの切除は簡単にできますので、早めに治してしまいましょう。 妊娠してポリープが見つかると、妊娠に悪影響を及ぼすことがありますので、妊娠前に婦人科検診を受けることをお勧めします。 子宮頸管ポリープの治療方法・再発リスク 原則的には切除して、組織検査で悪性かどうかを検査します。 症状がなく、悪性の可能性がない場合は経過を見ることもあります。 切除する場合、根元が細いものであれば、外来で鉗子という器具でたいした痛みもなく取ることができます。 また、根元が太いものであっても、手術は簡単で短時間で終わります。 手術室で施術するのは、切除する際出血を伴うためです。 妊娠を考えている方は、ポリープが妊娠に悪影響を及ぼすことがありますので、妊娠前に切除した方がよいでしょう。 子宮頸管ポリープを取り除いても、また繰り返しできてしまうことはよくあります。 原因である炎症が改善されていなかったり、切除した時に根っこが残っていたりするのが理由です。 ポリープを切除し治療した場合でも、定期健診を続けることが必要です。 妊娠中の子宮頚管ポリープ治療は慎重に 前述の通り、妊娠を確認する時の診察では子宮口を観察しますが、この時にポリープが見つかることがあります。 症状のないポリープは、妊娠に影響することはほとんどありませんので、流産の可能性のある時期は様子を見て、胎盤が完成する妊娠4ヶ月以降に切除することがあります。 しかし、妊娠に悪影響を及ぼしそうな場合、妊娠週数に関わらず治療したほうがよいでしょう。 なお、妊娠中に発見された頸管ポリープの治療は、切除することにより妊娠子宮に影響を与え、流産や破水を誘発するリスクがあるという否定的な考え方もあれば、ポリープ自体が出血や感染の原因になるため予防的に切除したほうがよいという肯定的な考え方があり、悩ましいところです。 ポリープと妊娠の状態、妊娠への影響について医師とよく相談し、方針を決める必要があります。

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HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がんなどの予防ワクチン)

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子宮頸部異形成は、子宮頸がんの前段階(前がん病変)です。 別名で子宮頸部上皮内腫瘍(Cervical Intraepithelial Neoplasia:略してCIN)とも呼ばれます。 近年わが国において、子宮頸がんや子宮頸部異形成は、20~30歳代の女性に急速に増加しています。 子宮頸部異形成はその病変の程度によって、軽度異形成(CIN1)、中等度異形成(CIN2)、高度異形成・上皮内がん(CIN3)の3種類があります。 子宮頸部の扁平上皮病変は、軽度異形成、中等度異形成、高度異形成・上皮内がん、微小浸潤扁平上皮がん、浸潤がんと段階的に進展することがわかっています。 一方で、腺病変に関しては腺異形成と呼ばれる病変から上皮内腺がん、微小浸潤腺がん、浸潤腺がんと進展すると考えられていますが、その自然史は未だ明らかになっていません。 子宮頸部異形成は自覚症状を示さないことが多く、子宮頸がん検診(細胞診)を契機に発見されることが多い病気です。 言い換えれば、子宮頸がん検診を受けなければ見つからないと考えてよいでしょう。 子宮頸部異形成と子宮頸がんの主たる原因は、ハイリスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染であることが知られています。 HPV感染は多くの場合、性交渉により生じます。 しかしながらハイリスク型HPVに感染した場合でも、多くの場合が自然消失します。 一方でHPV感染が持続した症例の中の一部が、数年~10年という期間を経て、子宮頸がんへ進展すると言われています。 こういったHPV感染と子宮頸がんの成り立ちから見た場合、性交渉を開始する(sexual debut)と考えられる10歳代から20歳代前半にかけて、HPVの初感染が生ずる可能性が高いと考えられます。 またHPV感染は、異形成から上皮内がん、浸潤がんと病変の進行に伴って、検出頻度が高くなります。 我々の検討では、ハイリスク型HPVの検出率は、扁平上皮系の軽度異形成で59. また腺がんにおいてもハイリスク型のHPVの検出率は高く、我々の検討ではその65. 3%でハイリスク型HPVが検出されました。 子宮頸部異形成の診断 軽度異形成(CIN1)や中等度異形成(CIN2)の場合は、直ちに治療するのではなく経過観察することが多いです。 その理由は、治療しなくても自然治癒(消退)することがあるからです。 CIN1やCIN2の場合、約半数の患者さんでは自然治癒(消退)することが多いです。 一方、高度異形成・上皮内がん(CIN3)や、CIN2が長期に渡って遷延する場合では、治療を行います。 治療法は手術療法が選択されます。 代表的な手術として、子宮頸部円錐切除術と呼ばれる方法があります。 この手術では子宮頸部(入り口部分)を円錐形に切除します。 とりわけ、妊娠(子宮温存)の希望がある患者さんの場合は、この手術が第一選択となります。 子宮温存の必要のない患者さんでは、子宮全摘出術が選択されることもあります。 一方、子宮頸部円錐切除術は診断を目的として、臨床検査としても行われる場合があります。 例えば細胞診で中等度・高度異形成~上皮内がん以上の病変が推定されるけれども、コルポスコピー診や組織診で確定診断が困難な場合などです。 とくに高齢の患者さんの場合、細胞診で浸潤がんが疑われるがコルポスコピー下の組織診や頸管内掻爬で病変の存在が不明な場合が少なくなく、診断を目的とした円錐切除術が必要になります。 ちなみに子宮頸部異形成・上皮内腫瘍に対する治療において、有効な薬物療法はありません。 またHPVワクチンは、HPV感染を予防する効果はあるものの、異形成やがんを治療する効果はありません。

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