映画「ワイルド・スピードシリーズ」を、1からすべて劇場で見ている人はどれくらいいるんだろうか? 熱狂的なファンがいる映画なので全くいなとは思わないけど、そんなに多くはないはず。 そして私は、すべて劇場で見ている数少ない人間の一人である。 そんな自他ともに認めるワイルド・スピードファンの私ですが、とうとう聖地の数々に足を踏みれることができました。 そうです!ロサンゼルスで直接ロケ地に行ってきたんです! いやー本当に感動しましたよ!ほんとうに行って良かった! ここではその様子を含め、各ロケ地に住所や行き方も掲載しておきますので、ワイスピファン含めこれから行きたいという方もチェックしてみてください! 聖地を巡るために「さくらレンタカー」で車を借りることに ワイスピの聖地はロサンゼルスを中心に結構離れた場所に位置しています。 もちろんUberなんかで行ける場所もありますが、 1日でできるだけ多く回ろうと思えば車は必須です。 というわけで今回利用したのは、日本人が経営?する「」という日本人客に特化したレンタカー屋さんです。 私達が利用したダウンタウン店は、この「DoubleTree by Hilton」というホテル内にあり、基本2日前の予約が必要です。 正面玄関から入るとロビーがあります。 そのロビー内の右側に「さくらレンタカー ダウンタウン店」があります。 今回私達は事前予約をしてなかったのですが、急遽ロサンゼルス店から車を持ってきてくれることになり、なんとか当日に借りることができました。 (普段はここに車を待機させてないそうです) しかも対応してくれたのが日本人の方だったので、料金や保険の説明もすべて日本語。 外国で借りたとは思えないほどのスムーズさでした。 「BOB'S MARKET」は、ワイルド・スピード1で、ブライアンが初めてドムとミアに出会った場所です。 映画内では「TRETTO'S」という名前で登場します。 場所はダウンタウンから比較的近い場所にあるので、ロサンゼルス市内から簡単に行くことができますよ。 迷うこともなくすぐに到着。 あー感動。 笑 ここですよ!20年経っても変わってない! 当たり前ですが、外見は看板以外映画のままでした。 あと思いっきり住宅街の中にあるのも笑えましたね。 店内はと言うと、完全な雑貨屋さんという感じ。 残念ながら映画内のカウンターは存在しません。 冷蔵庫や柱の位置から考えると、増設した冷蔵庫からレジの場所にかけてカウンターがあったっぽい。 当時のミア、めちゃくちゃ可愛かったですよね。 今はなんか別人みたいですが。 笑 レジの上には当時の写真も。 ここを見ないとはじまりませんね! 入り組んだ住宅街だったので「どこだ〜?」なんてやっていたら見覚えのある家が!!! もうね、震えましたよ。 何回この家を見てきたことか。 実在してるんですよーー!! 映画内では「1327」と呼ばれていますが、実際の住所は違いました。 「722」です。 これはEURO MISSIONのラストシーンで、みんな揃ってドムの家でBBQやってるところにホブスがドム達全員自由の身になったことを伝えに来たシーン。 ここにみんな揃ってたんですねえ.. でも奥のガレージはないですね。 「BOB'S MARKET」と同じで、感動しているところに他のワイスピファンがやってきました。 国境を超えた同士って感じw と言ってるうちにまた別のファンが。 多分年中やって来てるんだと思います。 ちなみにここは住民が住んでいるようですので、敷地への侵入や騒ぐことは厳禁ですよ。 ご存知だと思いますが、ドムの家はスカイミッションの冒頭でデッカード・ショウに爆破されてしまったので、もうスクリーンで見ることはないでしょう。 寂しいですが... 画像:Amazonビデオ「」「」「」から引用 場所 住所:722 E Kensington Rd, Los Angeles, CA 90026 アメリカ合衆国 ブライアン(ポール・ウォーカー)の事故現場 次に向かったのは、ドムの家と同じく絶対に行きたかった場所。 ワイルドスピードシリーズの主演であるブライアン・オコナーを演じていたポール・ウォーカーは、2013年11月30日に事故で他界しました。 もう6年も経ったんですね... 当時本当に信じられなくて、シリーズ最初から見ていて思い入れも相当だった私は友人を失ったような喪失感に襲われました。 スクリーンの中でしか見たことない人間が亡くなってあんなに悲しかったことは後にも先にもこの時だけです。 本当にここに来れてよかった。 ポール、最高な映画をありがとう。 安らかに眠ってください。 ポールの死によってエンディングが急遽練り直され、シリーズ最高のエンディングができあがりました。 それがこのエンディングです。 映画館で涙が止まらなかったです。 場所はポールの事故現場と同じサンタクラリカというエリアで、「事故現場に近い場所を選んだんだな... 」と制作陣の心遣いに触れることができました。 場所は結構離れていて、マリブというエリアの海岸沿いに位置します。 店はめちゃくちゃ繁盛してましたね。 当然ワイスピファンもいて看板で記念撮影していました。 ドムとブライアンが座っていた席をゲット。 ドムとブライアンが食っていたのはシュリンプですが、旅行中に海鮮系は怖いのでバーガーにしました。 笑 しかもチップ入れて50ドル。 アメリカ物価高すぎw テラスから見た店内はこんな感じ。 画像:すべてから引用 場所 住所:42505 Pacific Coast Hwy, Malibu, CA 90265 アメリカ合衆国 その他の場所の生き方 今回は時間の関係でこれしか回れませんでしたが、他のロケ地もまだまだ回ることができます。 というのも有志が作ったというものがあるんですよね。 ドミニクの家• ドミニクのお店• ワイスピ1でブライアンが働いていたショップ• ワイスピ1でブライアンの車が爆破される場所• ワイスピ1の最初の方のシーンでブライアンがエクリプスで運転の練習をする場所• ワイスピ1でブライアンとドミニクがレースを始める前に集まった場所• ワイスピ1でドミニクとブライアンが初めてレースをした場所• ブライアンとミアが初めてデートをしたキューバレストレン• Neptune's Net• ワイスピ1でドミニクとブライアンがゼロヨンを勝負した場所• ワイスピ1でブライアンがヤンを撃つ場所• ワイスピ1でレースウォーが開催された場所• ワイスピ1でブライアンが逮捕される場所• ポールウォーカーのお墓• ポールウォーカー事故現場• ワイスピ7の最後でブライアンとドミニクが一緒に走るときのスタート地点 朝イチで計画的に回れば、ひょっとしたら一日で回りきれるかもしれませんよ! 最後はレンターカーを乗り捨てしてフィニッシュ 最後はレンタカーを、さくらレンタカー ダウンタウン店に乗り捨ててフィニッシュです。 さくらレンターカーの営業時間が終わっていても、「DoubleTree by Hilton」のベルボーイに頼めば地下駐に停めてきてくれますので、その後鍵と駐車券を受け取ってさくらレンターカー内にあるキーボックスに入れておけばOKです。 問題なければ翌日にメールで領収書が届きます。 ワイスピのロケ地を回ってみて 本当に一番好きなシリーズと言っても過言ではないので、感無量でした。 だって日本映画のロケ地とかじゃないですからね?w 特にポールの事故現場で手を合わせれたことは、なんか約束を果たせれたようでよかった。 なんの約束かわからないけど、不思議とそんな気持ちになりました。 ワイスピファンの方は、ロサンゼルスを訪れる際には是非行ってみてください。 感動しますよ! では! 過去のワイルド・スピード作品が今なら無料で見れます! 最後に、ワイスピシリーズの過去作品を無料で見れる方法を紹介します。 現在アマゾンビデオ会員になると、ワイルド・スピード1からアイスブレイクまで無料で見ることができます。 (最新作「」は有料) Amazonビデオは「30日間無料体験」もありますので、全部見てから解約なんてことも可能。 それに加え、ここでしか見れない特典映像も見れてしまいます! この夏には、新作「ワイルド・スピード 9」も公開されるので、見に行く人は必ず過去作をチェックしてから行きましょう!.
次のワイルド・スピードに登場した車種一覧 シリーズの原点「ワイルド・スピード」の公開は2001年でした。 原題は「The Fast and The Furious」です。 停止状態から直線コースを加速し、スピードを競う「ドラッグレース」に情熱を傾ける若者たちが描かれており、 劇中車の多くは日本のコンパクト・スポーツ(通称スポコン)です。 90年代のアメリカでは、実際に若者が安価で高性能な日本車を改造したカスタムカーで、レースを行っていました。 ワイスピの中でもっとも日本車が目立っていたのが、この1作目といえるでしょう。 トヨタ スープラ A80型 「ワイルド・スピード1」といえばオレンジ色のスープラ! スープラは米国の「90年代の名車ランキング」でも常に上位にランクインする人気車種 スープラは1作目を象徴する車。 ドラッグレースに負けた後、ブライアンがドミニクのガレージへ持ってきたのは1994年式オレンジ色のスープラだった。 当初はオンボロ扱いで周囲の失笑を買うも、2JZエンジン搭載がわかると「無敵のマシンになる」と評される。 三菱 エクリプスD32型 劇中仕様車である三菱・エクリプス D32型(D32A) エクリプスはワイルド・スピード登場以降、スポーツコンパクトとして世界中で大人気!(写真は劇中車ではないE-D38A) 1作目序盤にネオグリーン色の車両がブライアンの愛車として登場(潜入捜査のために8万ドルかけて改造車にした)。 劇中車となったのは1999まで発売された2代目。 物語序盤でハデに爆破されるが、レースシーンで魅了されたファンは多く、中古価格が高騰。 マツダ RX-7 FD3S 劇中車のカスタムに似ているRX-7 FD3S RX-7 FD3S(1991-2002年) ロータリーエンジン搭載ピュアスポーツカー。 ハンのオレンジ色の車両(日本のカーチューニングショップVeliSide製)が特に有名だが、1作目にドミニクの愛車としても赤いRX-7が登場している。 米ではよくポルシェと比較され、復活を望むファンが多い。 ダッジ・チャージャー B-Body 1970年式 ワイスピ1作目から登場するドミニクの愛車チャージャー ダッジ・チャージャー B-Body 1970年式 ダッジ・チャージャー7作目劇中車 タフでワイルドなマッスルカー!V8エンジン搭載400馬力。 1作目でドミニクが父親の形見だと明かし、シリーズを通して登場。 劇中車のボンネット上にあるのはスーパーチャージャーという空気を取り込む過給システムで、米車らしいカスタム。 日産 240SX(シルビアS14型) 劇中でレティが乗車していたのは赤紫色の240SX 240SX(1994~1998年)日本ではシルビアS14型 ドミニクの恋人レティの1作目の愛車はピンクパープルの240SX。 日本式にいうとシルビアS14型後期モデル。 ドラッグレースで男相手に大差をつけて勝利するシーンが印象的。 劇中車はViS Racing製のボディキットを装着。 フォルクスワーゲン ジェッタ 1995年型 1作目主要キャラ唯一のドイツ車だったVolkswagenジェッタ ゴルフをベースにした4ドアセダン。 1作目に、気弱だが車に関しては天才的な頭脳を発揮するドミニクの仲間ジェシーの愛車として登場。 日産 マキシマ A32 日産マキシマA32(1994~1999年) セフィーロA32型(1994~2000年) ドミニクの幼友達ヴィンスが乗っていたのはブルーのマキシマ(日本ではセフィーロA32型)。 レースでの見せ場は少なかったが、劇中車はスーパーチャージャーとNOSシステムを搭載。 北米では初代1981年から現在まで高い人気を誇る車種。 日産 スカイラインGT-R BCNR 33型 スカイラインGT-R BCNR 33型(1995~1998年) レオンの愛車として登場したイエローのスカイラインGT-R BCNR 33型 ブライアンの愛車としてお馴染みのGT-Rだが、実は1作目にもドミニクの仲間レオンの愛車としてイエローの33型ベースのチューニングカーが登場。 日本仕様車しか存在しないため、警察無線を傍受するシーンでは右ハンドルなのがわかる。 ホンダ S2000 AP1型 ピンクのカスタムカーがインパクト大!2作目スーキー搭乗のS2000 ホンダS2000 AP1型(1991~2003) 1998年のホンダ創業50周年に発売されたFR式スポーツカー。 1作目ではドミニクと敵対するギャングのトランが搭乗。 夜のロサンゼルスをターコイズの3代目インテグラ(4ドアモデル)が自由自在に走っているシーンが印象的。 ViS Racing製のボディキットを装着。 ホンダ シビッククーペ EJ1型 ホンダ・シビッククーペ EJ1型(1992-1996年) 1作目で輸送トラック襲撃に用いられたのは黒いシビッククーペの改造車3台だった。 小型だが高出力、チューニングしやすい、アメリカのホンダで製造されている大衆車、これらの条件から犯行に使われた。 トラックの下を走るシーンが印象的! フェラーリ F355GTS フェラーリ・F355GTS(1994-1999年) 排気量3500ccのタルガトップモデル。 1作目で改造スープラの試走中に「お前たちには買えないフェラーリだぜ!」と皮肉った男の愛車。 ゼロヨン勝負で負ける引き立て役だが、実はワイスピのプロデューサーの愛車。 ワイルド・スピードX2に登場した車種一覧 2作目『ワイルド・スピードX2(原題『2 Fast 2 Furious』)の公開は、2003年で1作目のロサンゼルスから舞台をマイアミに移します。 2作目も日本車の登場が多く、特に主人公の1人であるブライアン(ポール・ウォーカー)は、日産GT-Rなど、日本車を愛車とするキャラクターとして定着していきます。 三菱 ランサーエボリューションVII CT9A ブライアンが搭乗したライム・ゴールドのランエボ 国内外のラリーで活躍した三菱が誇る名車。 VII はACD(Active Center Differential)が初採用されたモデル。 X2でおとり捜査のためにブライアンがライム・ゴールドの車両に搭乗。 通称「ランエボ」だが、劇中では「EVO」と呼ばれた。 三菱 エクリプス 3代目スパイダー ローマンは紫色のエクリプス スパイダーを選択。 ブライアンは「色が好みじゃない」と拒否 三菱・エクリプス 3代目スパイダー欧州仕様(1999~2006年) 2作目でローマンが搭乗した囮捜査用のオープンカー(色はパープル)。 ポニーカーはマッスルカーよりも小型なモデルを指す。 X2でローマンが搭乗。 シボレー カマロ 1969年式 劇中車のシボレー・カマロは人気の高い1969年式 初代シボレー・カマロ (1967~1969年) 1967年にデビューした初代カマロだが、1969年式は特に人気が高い。 エンジンは直6、後にV8モデルが追加されたFR車で、425馬力を実現したレース用モデルが69台存在している。 フォードのマスタングと今なお人気を二分する車。 X2でブライアンが搭乗。 日産 スカイラインGT-R BNR34 X2に登場したブライアンのスカイラインGT-R BNR34 4作目MAXでは青のBNR34にブライアンは搭乗 スカイラインGT-R 5代目BNR34(1999~2002) 主人公ブライアンの愛車としてお馴染みの日本が誇る名車。 34型はスカイライン名義として最終モデル。 テーマは「原点回帰」であり、33型よりボディをコンパクト化した。 日産の名エンジンRB26DETTを搭載。 日産最後の直列6気筒エンジン搭載車でもある。 フェラーリ360モデナ 当時の最多販売台数を塗り替えたフェラーリ360モデナ(1999~2005) F355の後継として1999-2005年まで発売されたV8エンジンのMR式で、近代フェラーリの源流とも言われるスーパーカー。 当時の日本での販売価格は最低1800万円~。 X2の敵役ベーロンの愛車で警察に押収されたが、本人は「車は別に惜しくない」とのこと。 ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTに登場した車種一覧 3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(原題The Fast and the Furious: Tokyo Drift)の公開は2006年。 ワイスピ物語中の時系列としては6作目『EURO MISSION』の後となりますが、公開順としては3番目です。 タイトルの通り、舞台は東京。 カーアクションシーンではドリフト走行などが多く描かれています。 日本のカーチューニングショップも撮影に協力しており、日本のファンは色々と発見があるでしょう。 日産 フェアレディZ Z33(350Z) オークションに出品された劇中仕様車フェアレディZ Z33型(海外では「350Z」として販売) フェアレディZ Z33(2002~2008) V6エンジン搭載で最高出力430hp。 日産経営危機により開発を中止していたが、米Zファンの強い要望によりゴーン体制化で復活を遂げたモデル。 TOKYO DRIFTでドリフトキングの異名を持つタカシがVeilside仕様車に搭乗。 日産 シルビア S15 最後のシルビアとなったS15型(1999~2002年) TOKYO DRIFT劇中車に近いカスタムのシルビアS15 日本で走り屋に大人気のFR式スポーツクーペだが、海外のカーマニアにとっても「日本のドリフト車=シルビア」というぐらい浸透しており、作中では「ドリフト界のモナリザ」と評される。 ショーン搭乗車は紺とオレンジのC-WEST仕様車。 マツダ RX-8 SE3P 劇中車は水色のRX-8 観音開きのドアが特徴のRX-8(2003~2012) ロータリーエンジン搭載の最後の車となったスポーツカー。 米国フォードから「ファミリーユースも満たせる4ドア」という条件があったので、「観音開きの4ドア」にして軽量化を図ったところにマツダの意地を感じる。 TOKYO DRIFTのニーラの車として登場。 三菱 ランサーエボリューションIX CT9A 3作目でハンがドリフト練習用にショーンに与えたランエボIX 三菱 ランサーエボリューションIX(2005年発売) マグネシウム製のコンプレッサーホイール、最大トルクをエボVIIIから3,000rpmに引き下げたが、先代以上にハンドリング性能を向上させ、安定した走りが可能。 本来4WD車だが、TOKYO DRIFT劇中ではFRに改造している。 フォード マスタング 初代 3作目劇中車として登場したマスタングだが、エンジンがなく、当初はガラクタ同然だった フォード・マスタング初代(1964~1968年) フォード初の小型車として世界的にヒット。 「フルチョイスシステム」により本体価格が比較的安い、社外品パーツも豊富と、米国ではカスタムカーのベースとしても人気が高い。 3作目の主人公ショーンの父親の車としてエンジンがない状態で登場。 プリムス ロードランナー 初代(1970年式) ドミニクがチャージャーの次に搭乗することが多いプリムス・ロードランナー1970年式 プリムス・ロードランナー1970年式 V8エンジン搭載約400馬力、ゼロヨン14秒台のマッスルカー。 徹底したコスト削減で標準装備は最低限。 本体価格が抑えられため、当時の若者に絶大な人気を誇った。 ドミニクやレティが何度か搭乗。 日本では所ジョージが愛好家として有名。 威圧感抜群のルックス。 黒塗りの車両にヤクザのカマタ組長が搭乗。 ブライアン(ポール・ウォーカー)とドミニク(ヴィン・ディーゼル)という2人の主人公が再びシリーズに復帰する重要な作品です。 ビュイック グランドナショナル ビュイック・グランドナショナル 1978-1987 4作目でドミニクがガソリン強奪に使用した車両。 一般的にマッスルカーのカテゴリに入れられるが、オプションとなるV8エンジンよりも、標準仕様の3. 8リッターV6エンジンの評価が高い。 劇中車GNXグレードは547台のみ製造された。 シボレー シェベル SS 1970年式 ドミニクが4作目MAXで運転したシボレー・シェベル SS シボレー・シェベル SS 1970年式ハードトップ 全長5mを超えるが、アメリカではミドルサイズ扱いの大衆車。 4作目ドミニク搭乗したのは2代目シェベルで、スポーツグレードの「SS」モデルはV8エンジン搭載で450馬力を達成。 排ガス規制が厳しくなる直前に販売された伝説のモデル。 ハマー H1 ハマーH1(1992~2006) 4作目劇中車。 ベース車両は軍用車M998ハンヴィー(一般発売なし)。 実はアーノルド・シュワルツネッガーが「ハンヴィーを売ってほしい」と希望したので、民生版SUVとしてH1を作ったという経緯がある。 スバル インプレッサWRX STI 4作目には銀と黒のボディのインプレッサWRX STIが登場 スバル・インプレッサWRX STI 3代目(2007年 ~2014年) 4作目劇中車。 3代目2009年式でWRX STIとして初めて専用ボディが与えられたモデル。 EJ20型エンジン搭載。 巻き添えを食らう形でドムにGT-R34型を爆破されたブライアンが代わりの車を頼むのだが、「速いのだな?」とドムが調達したのがコレ。 ホンダ NSX 初代 初代NSX(1990~2006) 「ポルシェやフェラーリのような国産スポーツカー」という理想を掲げて90年に発売したスーパーカー。 アイルトン・セナも試乗した。 ドム奪還時のミアの搭乗車(黒)やテズの愛車。 テズ役のリュダクリスはホンダ好きで、2代目NC1型をプライベートでも購入。 ポルシェ・ケイマン ジゼルの愛車ポルシェ・ケイマン テックアート・GTスポーツ ポルシェ・ケイマン初代987c型 ケイマンはポルシェのオープンカーであるボクスターから派生した高級クーペ。 水平対向6気筒エンジンのMR。 4作目ジゼル搭乗車は2007年式の初代ポルシェ・ケイマンをベースに、ポルシェ専門のチューニングショップであるテックアートが手がけた車両。 フォード トリノ 初代トリノの中でも1972~1976年製造の車は「グラン・トリノ」と呼ばれる。 写真は1972年式 1968~76年販売の米国ミドルサイズの大衆車。 当時からマッスルカーと認知されていたもののマスタングやシボレー・シェベルほどの人気はなかった。 ワイスピやクリント・イーストウッド監督『グラン・トリノ』の公開により旧車人気が高騰。 ランボルギーニ LM002 ランボルギーニ LM002(1986~1993年)。 劇中車は黒 1986~1993年発売の本格4WD車。 軍用車「チーター」の市販化モデルで総生産台数328台。 砂漠もぐいぐい走れるオフロード性能、パンクしても走行できる特注タイヤ、大型トラック並みの290Lの燃料タンクでどこへでも行ける。 内装は本革シートの高級路線。 ワイルド・スピード MEGA MAXに登場した車種一覧 シリーズ5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』 原題Fast Five の公開は2011年。 日本車はもちろん、アメ車のマッスルカー、伝説的な旧車などが登場し、カーアクションがとにかく派手。 ブラジルのリオデジャネイロを舞台に1~4作目までの登場人物が勢ぞろいするため、シリーズの中でも特に人気の高い作品です。 日産 スカイラインGT-R KPGC10型 5作目で逃亡中のブライアンとミアが搭乗していたのが第一世代のスカイラインGT-R(KPGC10) 日産 スカイラインGT-R KPGC10型(1970~1972) レース通算50勝の伝説を築いた初代GT-R。 通称ハコスカGT-R。 5作目MEGA MAXに登場した劇中車は1972年式で、フロントガラスに日本の古い車検シールが貼られるなど細かい演出がされていた。 超希少車のため撮影はレプリカ車の可能性が高い。 シボレー コルベット C2型 グランドスポーツ シボレー コルベット C2型 グランドスポーツ(1963~1967)。 劇中車はシルバーのレプリカ グランドスポーツはコルベットC2型(1963~1967)をスポーツ走行に特化したもの。 メカニックが秘密裏に開発していたらしく、GM上層部にバレて開発が中止されたという逸話がある。 5作目の列車脱出時にドムとブライアンが搭乗。 フォード GT40 オークションに出品されたフォードGT40の劇中車レプリカ フォード GT40 (1964~1969年) 5作目で列車から盗難し、チップが搭載されていた車。 フェラーリの買収に失敗したフォードがイギリスのローラカーズと共同開発したクルマ。 1968、1969年とル・マン24で4連勝するなど輝かしい実績を持つ。 2005年にGT40のリメイク車「フォードGT」が限定発売。 デ・トマソ パンテーラ デ・トマソ パンテーラ(1972年式) イタリアの自動車メーカーであるデ・トマソが1971~1994に販売。 米フォードのV8エンジンをイタリア製のボディに搭載し、最盛期には2700台以上を販売。 劇中車は最も人気の高い72年式。 5作目で麻薬取締局が列車で移送中だったクラシックカー。 ポルシェ911 996型 GT3 RS ポルシェ911 996型GT3 ポルシェフラグシップにあたる911。 5作目の賭けレースで入手したのは5代目(2004販売)の996型。 空冷から全車を水冷に変更したモデルで、3. 4リッター水平対向6 気筒エンジンを搭載。 アーメット アーマードビーグル・グルカLAPV アーメット・アーマードビーグル・グルカLAPV 5作目でホブス捜査官用にアメリカから輸送されてきた装甲車。 ボディは爆発などの衝撃に耐えるために保護剤で覆われており、フロントガラスは2重加工の防弾仕様。 重さ約9トン。 これでも装甲車としては「ライトモデル」である。 ダッジ チャージャー 警察車両 ダッジ・チャージャー 警察車両 5作目でドミニクたちが調達したダッジ・チャージャーの警察車両。 実際に米国の警察車両はクライスラー社のダッジ・チャージャー、GM社のシボレー・カプリス、フォード社のクラウンビクトリアなどビック3の車両が用いられることが多い。 ダッジ チャージャー SRT8 ダッジ・チャージャーLX型 SRT8(2005~2010年) ダッジ・チャージャーLX型SRT8のリアビュー 5作目MEGMAXラストで、ドミニクとブライアンが1台ずつ搭乗。 ドミニクの愛車としてお馴染みのチャージャーだが、SRT8は2005年に復活した3代目LX型のトップグレード。 431馬力の大排気量エンジンを搭載し、現代に蘇ったアメリカンマッスル代表。 レクサス LFA LFA10型 レクサス・LFA LFA10型(2010~2012) レクサスLFA10型のリアビュー レクサスLFAは5作目ラストで恋人同士になったハンとジゼルが乗っていた車種で、2010年~2012年に世界500台限定で発売した、ボディやV型10気筒エンジン搭載を新設計した3750万円のスーパーカー。 予約数を上回る注文のため抽選となり、ほぼハンドメイドのため2年かけて納車された。 ケーニグセグ CCXRエディション ケーニグセグ・CCXRエディション(2008年にジュネーブのモーターショーに登場) ケーニグセグが2006~2010年に販売したスーパーカーCCX。 「CCXRエディション」はCCXのハイパフォーマンスモデルCCRXのレーシング仕様車。 劇中で「世界に4台しかない」と語られた超希少車だが、オーナーから借りて撮影した本物である。 日産 GT-R R35型 GT-R R35型 劇中仕様 日産・GT-R R35型(2007~)。 写真は2016年7月マイナーチェンジ後 スカイラインの名前が外れて「GT-R」となっても、ブライアンの搭乗車であり続けた。 V6エンジンツインターボ搭載570馬力。 ニスモ仕様は100キロ加速2. 初めて左ハンドル仕様車が公式に販売されたため、海外の車好きもこぞって購入。 ダッジ チャレンジャー SRT8 ダッジ・チャレンジャー SRT8(2011年式) 5作目ラストでブライアンのGT-Rと勝負したドミニクの愛車。 初代は1970~1974年に発売されたポニーカーと呼ばれるマッスルカーよりもややコンパクトな車。 劇中車は2008年に復活販売した3代目チャレンジャーで、ボディデザインは初代に近い。 ヨーロッパを舞台にしているため、イギリスやイタリアなどの欧州の自動車メーカーの車が多く登場するのが特徴です。 ダッジ チャージャー・デイトナ 1969年式 ダッジ・チャージャー・デイトナ(劇中車と同じ1969年式) 「デイトナ」はダッジ・チャージャー第一世代の高性能モデル。 1969年に503台のみが限定製造された車種で多くはレース用にされたので、現存する個体が極端に少ない米国のヴィンテージカー。 EURO MISSIONドミニク搭乗車。 フォード エスコートRS2000 フォード・エスコート(1968~1978) エスコートは、フォードの欧州部門が1968~2000年まで製造した大衆車。 主にイギリスで販売され、アメ車テイスト控えめなデザイン。 7作目でテズが落札し、ブライアンが搭乗。 劇中車は初代エスコートMK1型に2000CCエンジンを搭載したRS2000。 ルクラ LC470 ルクラ・LC470 劇中仕様 米国カリフォルニアのスーパーカーブランド「ルクラ」が販売したほぼハンドメイドのオープンカー。 重さ900kgの車体に対し、608馬力のV8エンジンを搭載と驚きのスペック。 6作目 EURO MISSIONでテズが搭乗。 フォード マスタング(アンヴィル社チューニング仕様) フォード・マスタング 1969年式 劇中仕様車 2代目マスタング(1969~1973) Boss 429 6作目でローマンが搭乗した白のマスタングは、2代目1969年モデルをアンヴィル社が仕上げたチューニングカー。 2代目はボディを大型化し、カタログスペックは375馬力だが、実際はもっと出ていたと言われる。 BMW M5 E60型 BMW M5 E60型(2005~2010年) M5 E60型 2006年式リア 特別モデルを示すBMWのMシリーズ。 E60型は歴代唯一のV10エンジン搭載車で、最高出力507馬力のスーパーカー。 6作目でホブス捜査官がドミニクらに6台の車両を用意したが、新車価格は1台1300万円ほど。 フェラーリ FXX フェラーリ・FXX(2005~2007) 7作目テズの愛車として登場。 FXXは2005年から29台のみ製造されたV12エンジン搭載のサーキット専用車。 本来は公道走行を禁止されているため、映画ならではの演出としてBMWのV8エンジン搭載をしたレプリカが制作された。 ジェンセン インターセプター 6作目レティ搭乗車ジェンセン・インターセプター ジェンセン・インターセプター(1966~1976) イギリスの自動車メーカーのジョンセン・モーターズが1966~76年まで製造したクーペ&コンバーチブル。 イタリアのボディデザインに、米国クライスラー製のV8エンジン、イギリス車らしい洗練された内装といいとこどり。 6作目レティ搭乗車。 アストンマーティン DB9 アストンマーティンDB9(2004~2016年) 『007』劇中車も多く手掛けるイギリスのアストンマーティン。 DB9は2004~2016年に販売。 5秒とその速さは本物。 EURO MISSION敵役オーウェン・ショウの愛車。 メルセデス・ベンツ Gクラス W460型 メルセデス・ベンツ・Gクラス W460型(1979~1990年) メルセデス・ベンツの高級SUVとして人気のGクラス。 460型は1979~1990年製造の初代モデル。 NATOの軍専用車として開発していた車両を民政化したのが初代Gクラスであるため、高い悪路走破性を持ち、オフローダーとしての性能も本物。 アルファロメオ ジュリエッタ 第三世代 アルファロメオ・ジュリエッタ(2010~) おしゃれでスポーティーな走りが魅力的なイタリア車。 1954年に発売された初代ジュリエッタは非常に人気の高いクラシックカーだが、EURO MISSION劇中車は2010年発売の第三世代で名前以外の繋がりは薄い。 ランドローバー・レンジローバー レンジローバー(1994~2001年) EURO MISSIONで敵役の組織員がよく乗っていた4WD車。 イギリスの自動車メーカー「ランドローバー」のフラグシップモデルにあたる高級SUV。 劇中車は1995~2002年販売の2代目だが、初代モデルはイギリス王室にも愛用された伝統を持つ。 クランクアップを前に、 ブライアン役のポール・ウォーカー氏が交通事故で亡くなり、遺作となった本作はワイスピファンにとって特別な意味を持っています。 ポール・ウォーカー氏は、プライベートでも大の車好きで知られています。 愛車としてトヨタ・スープラや日産フェアレディZ、スカイラインGT-Rを所有していました。 役柄を超えて本当に日本車を愛してくれていたのでしょう。 アウディ R8 アウディ R8 初代(2006~2016) アウディ R8 前期型リア ル・マン24耐久レースで3度優勝の戦歴を持つレーシングカーR8の技術を生かして市販化したスーパースポーツ。 アウディ初のミッドシップスポーツカーで、製造はほぼ手作業のため1日20台しか生産できない。 7作目のドラッグレースでレティの対戦相手が搭乗。 ジャガー Fタイプ Rクーペ ジャガー・Fタイプ Rクーペ(クーペは2014年~) Fタイプは2013年発売のピュアスポーツカー。 パワフルなエンジン音も魅惑的。 7、8作目でデッカード・ショウが搭乗。 プリムス クーダ 7作目でレティが搭乗したプリムス・クーダ プリムス・クーダ(1970~1974) 1970~1974年に販売された3代目プリムス・バラクーダの最高級グレードを「クーダ」と呼ぶ。 兄弟車であるダッジ・チャレンジャーとともに70年代マッスルカーを代表する人気の高いレア車。 6作目、7作目でレティやドミニク搭乗している。 クライスラー タウンアンドカントリー タウンアンドカントリー(2008~2016) 7作目でブライアンが運転していたファミリーカー(劇中車は青)。 元祖アメリカのミニバン。 シャシはダッジ・キャバランと共通だがやや高級志向。 2016年に販売を終了し、現在は3列シート6人乗りの「パシフィカ」が後継車種。 マセラティ ギブリ M157 ギブリ M157(2013~) 7作目で敵役デッカード・ショウが搭乗したのは3代目ギブリ。 劇中車のM157は高級スポーツセダンという位置づけで、ベンツEクラスやアウディA6のライバル車。 スバル インプレッサWRX STI GRB型 7作目劇中車のうちの1台インプレッサWRX STI GRB型 3代目インプレッサWRX STIの5ドアハッチバックがGRB。 7作目でブライアンが2011年式の青いボディの個体に搭乗。 日本の自動車馬力規制を超えた308馬力を実現。 米国では安全性の高い車としても評価され、人気を集めた。 ジープ ラングラー JK型アンリミテッド ラングラー 3代目 JK アンリミテッド(2007~2017) 本格クロスカントリー車として日本ではランドクルーザープラドと比較されることが多い。 ラムジー救出の際にテズが搭乗(ボディは灰色)。 2018年11月に新型ラングラー(JL)が日本でも発売された。 シボレー カマロ Z28 シボレー・カマロ Z28 初代(1967~1969) 7作目ラムジー救出の際にローマンが搭乗した車両。 60年代~70年代のポニーカーとして有名なカマロだが、初代カマロが生産されたのは1967~1970年の3年間のみ。 Z28は初代からあるグレード名で、レースへの参戦を前提に開発した超スポーツグレード。 マクラーレン MP4-12Cスパイダー MP4-12Cスパイダー(2012~2014) F1カーであるMP4の名前を授けられた市販スーパーカー。 2011~2014年販売(スパイダーは2012年~)。 1秒のハイスペックマシンだが、扱いやすく、公道でのドライブも楽しみやすい。 7作目ブライアン搭乗車。 ダッジ バイパー SRT-10 ダッジ バイパー SRT-10(2002~2010年)。 劇中車は黒だった クライスラー社がGMのシボレー・コルベットのシェアを奪うために開発したマッスルカー。 歴代モデルすべてにV10エンジン搭載。 7作目レティ搭乗車は2002~2010年発売の2代目。 日本人デザイナーの鹿戸治が手掛けたモデルである。 フェラーリ・458イタリア フェラーリ・458イタリア(2009~2015) 車名は「排気量4. 5L・8気筒エンジン」からつけられた。 7作目テズが黄色の個体に搭乗。 2009~2015年に販売され、当時の新車価格は日本で2,830万円~。 ブガッティ ヴェイロン ローマンの搭乗車ブガッティ ヴェイロン フランスの自動車メーカーであるブガッティ・オトモビル作のスーパーカー。 1台1億7000万円~、450台の限定車で2005~2015年の10年をかけて完売した。 7作目ローマン搭乗。 Wモーターズ ライカンハイパースポーツ ワイスピで描かれた車でもっとも高額な車両ライカンハイパースポーツ ライカンハイパースポーツ(2013~) ドバイに本社を持つWモーターズが製造した世界に7台しかないスーパーカーで、価格3億4000万円。 内装には金やダイヤモンドを使用。 7作目劇中車はポルシェベースのレプリカだが、1台2億円ほどかけて制作。 ランボルギーニ アヴェンタドールLP700-4 アヴェンタドール(2011~2018年)LP700-4 ランボルギーニの伝統にのっとり闘牛の名前にちなんで命名されたスーパーカーだが、エンジンフードのデザインはカメムシからインスピレーションを得たとデザイナーは語る。 0-100km加速2. シボレー カプリス 劇中車と同じ1987年式カプリス 1965~96年まで製造。 米国ではタクシー、パトカー、公用車として定番の車種であり、ボディサイズは歴代モデルすべておおよそ全長5. 2011年に警察車両のみ復活したが、現在は生産中止。 7作目テズ・ローマン搭乗車。 トヨタ スープラ JZA80型 撮影にはポール・ウォーカー所有のスープラ(JZA80型95年式)が用いられた スープラJZA80型(1993~2002年)の人気はワイスピの影響も非常に大きい ポール・ウォーカーが交通事故で亡くなるという悲劇に見舞われた7作目。 撮影はポールの弟が代役を務めた。 ラストでは1作目を象徴するブライアンのスープラと、ドミニクのチャージャーが並走した後、わかれ道となる。 撮影車両はポールの所有車。 ワイルド・スピード ICE BREAKに登場した車種一覧 8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』(原題The Fate of the Furious)は2017年に公開。 最終決戦は「雪上・氷上」という特殊な環境でのカーバトルとなり、4WD車などが多く登場しました。 一方で、物語冒頭の舞台はキューバで、50年代のアメリカ車が多く見られるのも8作目の特徴。 キューバは1961年にアメリカと国交を断絶(2015年にオバマ政権により国交が回復)。 新車販売が制限されていたため、「旧車・クラシックカーの天国」と呼ばれるほど、古い車が普通に街を走っているのです。 シボレー インパラ スポーツクーペ 劇中車は赤のインパラ スポーツクーペ(1961年式) シボレー・インパラ 「キャッツアイ」と呼ばれた猫の目テールランプ 1959年式インパラ 全長5,357mmのボディサイズ 1958~現在まで販売されているシボレーの大型乗用車(日本では現在未発売)。 8作目でドムがキューバで乗っていた劇中車は1961年式で古き良きアメ車デザインの王道。 カスタム車のベースとしても人気が高い。 シボレー フリートライン シボレー フリートライン スポーツマスター 劇中に登場したフリートライン(1950年式)はかなりボロボロの状態 フリートラインは8作目キューバにいるドミニクの従兄弟フェルナンドの車。 「キューバで1番遅い」と言われていたが1940~50年代当時のフリートラインは高級車だった。 1961年に米国との国交を断絶したキューバは、新しい車が国に入ってこないためアメ車の旧車天国と言われているので、それゆえの劇中車チョイス。 フォード カスタムライン フォード カスタムライン(1956年モデル) 劇中に登場したカスタムライン(1956年式) 8作目、キューバでのレース相手ラルドの車。 ドミニクが乗るシボレー・フリートラインに比べれば手入れがされており状態は良かったが1952~1956年製造の戦後まもない世代のフォードで、クラシックカーであることには変わりない。 トヨタ ランドクルーザー J40系 ランドクルーザーJ40(1960~1984年)劇中車は赤 1960~1984年まで24年間製造されたロングセラー。 「フォーティー」の愛称で世界中に愛好家がおり、中古車価格が下がらない人気モデル。 FJクルーザーのデザインにも影響を与えている。 8作目敵役サイファーがドミニク待ち伏せ時に利用。 ランドローバー ディフェンダー90 ディフェンダー90(1990~2016年) 「90」はホイールベース2,360 mm =90インチから命名 8作目 ICE BREAKホブス搭乗車(カラーは銀色)。 ホイールベースの長さ(単位はインチ)により90、110、130と3モデルが存在。 フルタイム4WD、ラダーフレーム、アルミニウムボディで、警察&消防車両での採用が多い。 劇中車はシルバー ウィリー走行のギネス記録を持つチャレンジャーSRTデーモン チャレンジャーの高性能モデル。 V型8気筒スーパーチャージャーエンジン搭載、840馬力、0-100km加速は2. 3秒とまさに悪魔級のマッスルカー。 ウィリー走行89センチという記録もギネス認定。 8作目でファミリーが1台ずつ搭乗。 プリムス GTX ドミニクが搭乗したプリムスGTX(1971年式) 8作目でNYでドミニクが初代GTXに搭乗(ボディは黒)。 ワイルド&タフなイメージの強いドミニクの愛車ダッジ・チャージャーの兄弟車だが、GTXは「紳士のマッスルカー」として売り出された。 1973年のオイルショックで人気が低迷してしまい生産中止。 シボレー・コルベット C2型 スティングレイ シボレー・コルベット C2型(1963~1967) 写真は1963年モデル エンジンは5. 3リッターV8 最高出力250馬力 シボレー・コルベット C2型(1963~1967) コルベットの中でも人気が高い1963~1967年製造のC2型。 日本語でアカエイを意味する「スティングレイ(Sting Ray)」サブネームを持つ。 C5まで続くリトラクタブルヘッドライトを初採用。 8作目レティ搭乗車。 ベントレー・コンチネンタルGT ベントレー・コンチネンタルGT BR9 Edition(2010年型) 内装は木や本革を使ってとってもラグジュアリー。 8作目でローマンが白と茶のツートンカラーの車両に搭乗するが、横転させられる。 車両約2000万円+改造費のため「やめろ!ベントレーだぞ!」という必死の主張はもっともなところ。 メルセデスAMG・GT S メルセデスAMG・GT S(2016~) メルセデスのレース系ブランドであるメルセデスAMGが製造するスポーツカー。 F1世界選手権でセーフティーカーとしても用いられている。 車格や価格帯からポルシェ・911と比較されることが多い。 8作目テズとラムジー搭乗車(シルバーの車両)。 スバル BRZ ZC6型 劇中車と同じラピスブルー・パールのBRZ(2016年式) トヨタとスバル共同開発のスポーツカー(トヨタ86が兄弟車)。 8作目でリトル・ノーバディがNYで搭乗している。 劇中車のボディカラーは残念ながら青はなく、ラピスブルー・パール。 TRA KYOTOロケットバニー製のワイドボディキットを装着。 メルセデス・ベンツ W221 ドイツの大統領も愛用するメルセデス・ベンツ W221ガード 8作目ICE BREAKでロシア国防大臣が乗っていたSクラス5代目(2005~2013年)W221型のリムジン。 防弾車仕様の「w221Guard」は、プーチン大統領、金正恩氏、トランプ大統領などが愛用している。 日本では警視庁の警護車として採用。 日産IDxニスモ 本格派FRスポーツの日産IDxニスモは次期シルビアの噂も飛び交う期待のコンセプトカー 東京モーターショー2013で登場した日産のコンセプトカー。 発表当時は「シルビアの後継」と噂された箱型のFRクーペ。 Nismoはダットサン240Z BREをモチーフにしたカラーリング。 8作目アイスブレイクの倉庫での車両調達のシーンに登場。 ランボルギーニ ムルシエラゴLP640 ムルシエラゴLP640(2001~2010)。 4WDだが当然氷上向きではない 氷上で目立つため敵の集中砲火を浴びたオレンジ色のムルシエラゴLP640 6. 4リッターV12エンジン、価格3000万円超えのスーパーカー。 8作目でローマンが一目惚れし、最終的にロシアで搭乗した車(色はオレンジ)。 アメリカ政府機関の「燃費が悪い車ランキング」で1位だが、気にするオーナーはいない。 どう見ても軍用車両だが、民間用モデルも限定販売しており、1台2400万円~。 スーパーカー1台と思えば安いという意見も。 アイス・ラム(ダッジ・ラム 第4世代) ワイスピ用に制作した特別車両アイス・ラム ベースとなったのは米国の人気ピックアップトラックであるダッジ・ラムの第四世代(2008~) 8作目ICE BREAK用の特別車両。 ホブス搭乗車。 大型ピックアップトラック4代目ダッジ・ラム(2008~)に可動式ブレードを装着、キャタピラーを履かせて雪上仕様に改造。 本来のラムはフロントマスクがかっこよく、若者に人気の車。 ローカルモーターズ ラリーファイター ラリーファイター 2010~2016 米国のベンチャー企業が製造。 0秒とスポーツカー並の性能を持つ。 8作目でレティとラムジーが搭乗。 トランスフォーマー4にも登場。 スバル・WRX STI WRX STI(2014~) 8作目雪上でリトルが白の車両を運転。 北米仕様車なので2. 5LターボEJ25型搭載。 スパイクタイヤとラリー仕様パーツを装着。 ロケでは雪上でも安定して走行できたと製作陣からも好印象。 北米ではスバリストが年々増えているので次作の登場も期待。 アイス・チャージャー(ダッジ・チャージャー) ワイスピICE BREAK用に制作した特別車両アイス・チャージャー 8作目 ICE BREAK用でドミニクが搭乗した特別車両。 68年式ダッジ・チャージャーを雪上仕様にフルカスタマイズしたモンスターマシン。 「ワイスピカー全国ツアー」として撮影車両が展示された。 推定評価価格は数億円。 『スーパーコンボ』に登場する車をまとめました。 マクラーレン720S マクラーレン720S(2017年3月~) デッカード・ショウの愛車。 スーパーコンボ予告ポスターにも登場。 車名の「720」とはズバリ馬力のこと!マクラーレン・スーパーシリーズ初の第2世代として2017年に登場。 9秒、価格3338万円~。 フォード ブロンコ フォード・ブロンコ第三世代(1980~1986年) スーパーコンボでホブスの自宅ガレージにあったクルマ。 おそらく第三世代1981年式のフォード・ブロンコ。 1966年から1996年まで製造されたフォードのSUVだが、2020年に新型6代目が復活予定。 ピータービルド セミトラック スーパーコンボでデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が乗り回していたトラック。 ピータービルトは1938年創業の米国の大手トラック製造会社であり、トランスフォーマーシリーズでも有名。 ローバー・ミニ 1999年式ローバー・ミニ 日本での人気の小型車 スーパーコンボ登場。 イギリス人が愛した小型大衆車で、映画『ミニミニ大作戦(原題:The Italian Job)』劇中車。 ショウ(ジェイソン・ステイサム)がガレージで「仕事で使った」と説明するが、この映画にステイサムが出演しているがゆえの演出。 最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に登場予定の車種一覧 2020年5月29日公開予定のワイルド・スピード9作目(スピンオフ作品『スーパーコンボ』除く)にあたる『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』にはどんな車が登場するのか、予告映像や撮影中の様子からわかっている登場車種を紹介。 トヨタ スープラ DB型 5代目スープラ 通称GRスープラ 名車A80型から17年ぶりに復活した新型スープラ。 BMW・Z4との共同開発で「直列6気筒+FR」の組み合わせを実現。 ワイスピ9では1作目のブライアンのスープラを思わせるオレンジ色の車両がロケで目撃された。 ノーブルM600 ノーブルは少量生産のスーパーカー専門ブランド M600は約3,000万円~ 2009年発表、イギリス生まれのスーパーカー。 ヤマハ製4. 4LのV8ツインターボ搭載のMR。 電子制御デバイスがなく、6速MTのみで、半端な気持ちでは乗れない。 最大750英馬力までのパワーアップが可能。 0-100km加速は約3秒。 ダッジ・チャージャー SRTヘルキャット ワイドボディ ダッジ・チャージャーSRTヘルキャットワイドボディ 2020年モデル ワイスピ・ジェットブレイクでドミニクが搭乗。 2LのV8エンジンを搭載し、700馬力越えの超ハイパワーを発揮。 フォード マスタング フォード・マスタング(2018~) ワイスピ9でドムの弟ジェイコブ・トレット搭乗車両として出演。 なお、ジェイコブ役のジョン・シナは「フォードGT」の転売規約を破ったとしてフォード社から訴えられた過去があるが後和解、ワイスピで本格的な雪どけの模様。 ポンティアック フィエロ ポンティアック・フィエロ 最上級グレードGT(1985年) ワイスピ9・ジェットブレイクで「レトロな小型車」と呼ばれていたのは、かつてのGMブランド「ポンティアック」のミッドシップ車フィエロ(1984~1988)。 部品の使いまわしでコストを抑え、スーパーカーのレプリカベースとしても人気。 ジープ グラディエーター グラディエーターJT型 ダブルキャブ仕様のピックアップトラック ロサンゼルスモーターショー2018で発表された2代目グラディエーターJT型。 ベースは4代目ラングラー。 タフなエクステリアだが、死角をカバーするための運転支援システムを多数搭載しており、内装はメカニカルな雰囲気。 最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は2021年公開! ワイスピはシリーズが進むにつれて、人気は右肩上がりに。 制作費も増えて、物語のスケールも拡大。 スーパーカーが多数登場するようになりました。 2017年にシリーズ8作目になる『ワイルド・スピードICE BREAK』はシリーズ最大の大ヒットを記録。 次はどんな車でどんなカーアクションをするのか、考えただけでワクワクしますが、欲をいえば日本車にもたくさん活躍してほしい!ワイルド・スピードの次回作にも期待しましょう!.
次のいまやパラマウント屈指のドル箱シリーズとなった「ワイルド・スピード」。 先ごろは第五作『ワイルド・スピードMEGA MAX』から参戦したホブス捜査官(ドウェイン・ジョンソン)と、『EURO MISSION』のラストで衝撃的に登場した凶悪な一匹狼デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)がコンビを組むスピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が公開されるなど、ワイスピ・ユニバースと呼ぶべき状況にまで発展を遂げている。 ワイスピといえば、一作目では公道レースにのめり込む犯罪者ドミニク(ヴィン・ディーゼル)と潜入捜査官ブライアン(ポール・ウォーカー)の間に芽生える友情を描いていたが、次第にスケール感を増し、ドミニク率いるアウトロー集団が前述のホブスらと手を組み、世界の危機に立ち向かう一種のヒーロー映画に化けた。 その大転機となったのが、ブラジルの大都市リオデジャネイロでドミニク・ファミリーが大暴れした『MEGA MAX』で、まだワイスピを未体験という人にはまず『MEGA MAX』をおススメすることにしている。 最近のワイスピが打ち出している疑似家族的なテーマ性や、破天荒なノリと楽しさが凝縮されているからだ。 何度も危機を乗り越え、右肩上がりの成長を見せているワイスピだが、七作目の『SKY MISSION』撮影中にシリーズ最大の悲劇に見舞われた。 ブライアンを演じヴィン・ディーゼルと二枚看板を張ってきたポール・ウォーカーが、現実の世界でのカークラッシュで亡くなってしまったのだ。 ポールは友人の車の助手席に乗っており、猛スピードの運転による単独事故だった。 奇妙なことに、事故現場は用事がない車両が入ってくることもなければ、アクセルを吹かすほどの距離もない隔絶された一区画だった。 筆者は現場を訪れたことがあるのだが、歩道に突っ込んだ時のタイヤ跡は無謀運転というよりもコントロールを失ったかのように見えた。 今となっては真相はわからないが、時折マッスルカーやトラックがやって来て、車から降りるでもなくしばらく時間を過ごして走り去っていったのが印象に残った。 きっと彼らもワイスピのファンで、彼らなりのやり方でポールを悼みに来たのだろう。 『SKY MISSION』の撮影は一旦中断されたが、プロデューサーも務めるヴィン・ディーゼルと製作陣は撮影の続行を決め、ポールの代役を実弟のカレブとコディが務め、CG技術を駆使してポールの顔に差し替えた。 たまに不自然にポールの顔が映らないシーンがあるはスタッフの苦肉の策だったのだろう。 しかし驚いたことに、悲劇と困難の中で完成した『SKY MISSION』は、言うなれば「ポール・ウォーカー祭り」と呼びたい仕上がりになっていたのだ! ぶっちゃけた話、ポールは正統派の二枚目俳優で、ヴィン・ディーゼルやドウェイン・ジョンソンのようなマイノリティに出自を持つアクの強い俳優陣が個性を発揮するワイスピの世界では次第に目立たなくなってしまっていた。 ところが『SKY MISSION』にはポールのアクション的な見せ場がふんだんにあり、岸壁から転落する寸前のバスから脱出するアクロバティックなスタントや、タイが誇るアクションスター、トニー・ジャーを相手取っての対決シーンでは、ブラジリアン柔術を嗜む身体能力の高さが存分に生かされていた。 そして特筆すべきは「映画史上でも最も美しい」と言っても過言ではない、ラストの別れのシーンだろう。 ディーゼルと製作陣はストーリー上でブライアンを殺したりはせず、ワイスピ・ユニバースのどこかで生きているという設定にすることに決めた。 メインキャストぞれぞれの表情がブライアン=ポールへの想いを語り、そしてドミニクとブライアンが運転する車がふたつの道に分かれていく。 『SKY MISSION』は監督が三作目から担当してきたジャスティン・リンからジェームズ・ワンに交代し、テイストにも微妙な変化が見られるのだが、長年携わってきたキャストやスタッフのポールへの気持ちが詰まったラストはシリーズ屈指の名場面となった。 そして『SKY MISSION』と『ICE BREAK』でより顕著になったのが、007シリーズや「ミッション:インポッシブル」を視野に入れた、世界を股にかけるアクションエンタメ志向。 さらに超大作化に伴い、「カーアクションを可能な限り実写で撮影する」という当初からのポリシーは「誰も見たことがない斬新なアクションを人力で生み出す!」という狂気じみた執念すら感じさせるようになった。 公道レースに熱くなっていた素朴な時代が懐かしくもあるが、アウトローの意地と誇りという初期からのスピリットを失うことなく、これほどの規模での成長をリアルタイムで目撃できていることは、映画ファンにとって幸せな体験だと心から思っている。 ストリートレースに生きる男たちのドラマから、スーパーカーを駆使してミッションを遂行する超絶アクション映画へと進化した『ワイスピ』こと『ワイルド・スピード』シリーズ。 続きも続いたり、15年間で合計7本! もはや一見さんには踏み込めない、ディープな世界を形成しているように思えるが、どっこい作りは単純明快、かつ観客の嗜好を満たす娯楽純度の高いシリーズだ。 なので、新規参入をいまからでも暖かく迎えてくれる。 もともと1作目の『ワイルド・スピード』(01)は、路上の走り屋が改造車でスピードを競うストリートレースを舞台に、ポール・ウォーカー演じる潜入捜査官ブライアンと、ヴィン・ディーゼル演じる走り屋の王ドミニクのライバル関係を描くカーバトル映画だった。 ああ、なんという少年漫画イズム! そんな変化のいっぽうで「車」「美女」そして「アクション」という、男の好物を三点盛りにしたシリーズの構成要素は、昔から徹底した魅力を発し続けている。 カーバトル映画の出自を持つ『ワイスピ』は、日本車によるアメリカ市場の制圧や、それに対抗するアメ車といった、製作当時の車事情を反映していた。 しかし回を重ねて物語が壮大になるにつれ、ド派手な高級車や特殊車両がガンガン登場し、それらが容赦なく破壊されるなど、シリーズにおける車の役割は変質化している。 が、 「仲間を重んじる人情派のドミニクは、ローテクで硬質なアメ車」 「切れ味するどい運転テクを持つブライアンは、ハイテク志向の日本車」 というふうに、登場車がそれぞれのキャラクターを体現するといった、車種に対するこだわりは1作目から熱く継受されているのだ。 ドミニクのパートナー、レティ(ミシェル・ロドリゲス)や妹ミア(ジョーダナ・ブリュースター)など、男たちを取り巻く『ワイスピ』ヒロインはエキゾチックな美女がそろっている。 いずれも修羅場をくぐってきただけに、うかつに手を出すと骨を折られそうな強者ばかりだが、そんな浮世離れした彼女たちだからこそ、映画の華としていっそうの輝きを放つ。 またセミレギュラー、イレギュラーで登場するヒロインも注目のひとつで、昨年『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(15)でワンダーウーマンを演じ、話題をさらったガル・ガドットや、日本を発祥とするドリフトバトルを盛り込んだ3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(06)の北川景子など、当世話題の美女たちの初々しい姿を拝めるのも『ワイスピ』ならではの楽しみだ。 流麗なドライブテクを駆使して繰り広げられるカーバトルはシリーズ名物の見せ場だが、時代を経てアクションのスタイルもアクロバティックに、そしてエクストリームに激化し、もはや車で空中を駆けるようなシチュエーションさえ珍しくない。 また、ヴィン・ディーゼルのアクションスターとしてのキャリアと共にあるシリーズだけに、映画はカーバトルを越えた肉体アクションを見せることもある。 特に5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』(11)におけるドウェイン・ジョンソンの参戦は衝撃的で、ヴィンとロック様、アクション界のツートップが、怪獣映画もかくやの直接対決を披露してくれるのだ。 もちろん、ストリートレースやドリフトバトルに軸足を置いた初期作も、爆走描写の快感は未だ色褪せることはなく、こうした作品ごとの推移をまとめ見して実感するのも、シリーズものならではの醍醐味といえるだろう。 All Rights Reserved. All Rights Reserved. All Rights Reserved. All Rights Reserved. All Rights Reserved. All Rights Reserved. ALL RIGHTS RESERVED. All Rights Reserved.
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