ラーメン山岡家 東千葉店 メニュー：ラーメン
この 3月 から 6月 にかけての世情は、過去に類を見ない脅威的なものがあった。 それがどうにかこうにか、6月中旬頃 を前に次第に落ち着きを見せ、まだまだ油断ならぬとは言うものの、それでも随分と自由度は上がって来たように感ずる今日この頃である。 そこで私も、ようやくにして封印を解き、こうして新店訪問と相成った次第である。 『山岡家 太田店』 群馬県太田市丸山町1275-1 0276-37-7772 Official Website : Facebook Page : twitter Page : 日光いろは坂へと繋がる R120 の起点ともなっている栃木県日光市の「神橋」交差点を起点とし、群馬県桐生市、太田市、館林市、埼玉県羽生市、蓮田市、川口市を経由して、終点を東京都豊島区の「西巣鴨」交差点とする R122 は、総延長 163. 9 km の一般国道である。 路線中、群馬県桐生市の「広沢小学校」交差点から R50 桐生バイパス と合流し、太田市の「只上」交差点まで重複区間となっているのだが、その重複区間中、太田市丸山町の「太田流通センター入口」交差点と「七日市」交差点の間、「七日市」交差点から桐生市方向へ北北西進すること 150m 余りの道路左手（西南西側）に『山岡家 太田店』はある。 なお、この区間は中央分離帯があり、下り路線からしか同店には入庫出来ないので注意されたい。 『山岡家』の「朝ラーメン」、これにはかなり長いところ憧れの視線を送ってきた。 にも関わらず、その訪問機会はなかなか訪れず、今回が私にとって初の『山岡家』「朝ラーメン」喫食訪問となっている。 思いと機会は裏腹、兎角にこの世は儘ならぬ、、、何とも不思議なものである。 基本的に 24時間 営業の『山岡家』であるが、その早朝 5:00〜11:00 迄の間のみ戴ける「朝ラーメン」〔24時間営業店のみ提供〕は、『山岡家』ならではの濃厚豚骨スープのこってり感と、「朝ラーメン」らしい、後味が尾を引かない、あっさりとした塩ベースの味わいを一時に堪能できる品だ。 通常メニューの「ラーメン」では、麺の茹で上げに ７分以上 掛けると言う、芯が強く、小麦の香り高い特製のもちもち太麺を使用しているのに対し、「朝ラーメン」では、低加水率系の、ある意味『山岡家』らしからぬ固麺仕様の細麺が採用されている。 様態としては、麺の固さ「普通」の注文で、一般的な博多・長浜系豚骨ラーメン店の「バリカタ」に値する食感である。 但し、細麺ではあっても、いわゆる博多・長浜系ラーメンのような極細麺ではなく、言わば久留米ラーメンクラスの中細麺で、麺芯の固さが残された茹で揚げとなっており、噛み応えも存分にある。 麺量に関しては、通常の「ラーメン」では「大盛」190円〔麺2玉 茹で前麺量 300g〕・「中盛」130円〔麺1. 5玉 茹で前麺量 225g〕（税込）での麺増し対応だが、「朝ラーメン」に関してはそのサービスはなく、「替玉（1. 0玉）」100円（税込）での対応となっている。 因みに「替玉（0. 5玉）」50円（税込）も提供されている。 なお、この「替玉」は「朝ラーメン」のみの対応なのだそうで、通常の「ラーメン」等の対応はしていないとのことである。 また、「替玉」のオーダーであるが、食券購入ではなく、店員への直接注文にての現金対応となっている。 お好みの調理に関しては、通常の「ラーメン」と同様、「朝ラーメン」も以下の種類を選択可能だ。 麺の硬さ ………「硬め」「普通」「柔らかめ」 脂の量 …………「多め」「普通」「少なめ」 味の濃さ ………「濃いめ」「普通」「薄め」 今回のオーダーは、麺の硬さ「普通」、脂の量「多め」、味の濃さ「普通」でオーダーしてみたのであった。 当日の現着時間は、8:50。 こんな時間から「朝ラーメン」を戴ける幸せを思う存分に満喫してみたわけだ。 いつものように、実に久し振りではあるが、店舗外観撮影を終えて入店。 アルコール消毒液を手に擦り込みつつ、店内入ってすぐ右側のタッチパネル式の食券販売機を眺め、初期画面の画面右下にある「朝ラーメン」470円（税込）のボタンを見つけた。 その「朝ラーメン」470円（税込）のボタンには、 「替え玉OK！スタッフまで！」 の文字が記されている。 一方で「替玉」の食券ボタンはどこをどう探しても見当たらず、もちろんのこと「朝ラーメン」の「中盛」「大盛」の食券ボタンもない。 この時点で、「替玉」は食券購入ではなく、店員への直接注文による現金対応であることが分かる。 カウンター席に案内され、しばらくすると、水の配膳とともに店員が食券手交に席までやって来てくれる。 その折、「麺の硬さ」「脂の量」「味の濃さ」の好みを問われるので、予め考えておくと良いだろう。 お好みの味の伝達を含め、注文確定から配膳まではわずかに 3分余り。 あっという間の配膳であった。 忙しい朝に戴くであろうメニュー「朝ラーメン」のこの配膳時間は、実に嬉しい限りだろう。 さてと、それでは、いよいよ待ちに待った久し振りの実食へと、早速に移って行こう。 「朝ラーメン」470円（税込） ・麺の硬さ「普通」、脂の量「多め」、味の濃さ「普通」 配膳品を、矯めつ眇めつ、じっくりとと眺めて見るが、これがまた何とも美しいビジュアルである。 これでワンコイン 500円 を切る価格とあっては、驚きの目線を禁じ得ない。 この梅干し、恐らくは「朝ラーメン」ならではの朝らしさを演出する計算なのだろう。 味わいとしてマッチしているか否かは好みが分かれるところだが、ユニークな工夫であることだけは間違いない。 更には、そこそこの量の刻みネギとチャーシューが 1枚 搭載されている。 チャーシュー1枚当たり重量（実測値）は 19g。 まあ、極々一般的な重量ではあるが、先ず先ずの味わいの豚ロースチャーシューであり、何度も言うがこの価格にてのチャーシュー標準搭載は嬉しいところだろう。 胡麻の風味がなかなかに濃厚で、豚骨スープは甘めの味わい。 一見すると濃厚こってりのイメージなのだが、実際の味わいはさっぱりとしていて、朝の胃袋には優しい仕様になっている。 でありながら、この後、三回の替玉に耐え抜き、味わいはわずかに薄まるものの、最後まで濃厚さが感じられるスープであった。 麺は機械打ち角刃麺、ストレートの細麺である。 初回は麺の硬さ「普通」でのオーダーであるが、いわゆる博多麺の「バリカタ」風で、芯がわずかにある感じであった。 前述したが、博多・長浜ラーメン系極細面よりもやや太めの久留米ラーメン的な中細麺には、この麺の硬さが実に適宜で、一口目に「おお、旨い！」そう感じられた次第である。 その辺り、今回、ちょっとばかり嬉しかった。 こう言った客目線の接客姿勢は、顧客の心を優しく擽ってくれるのである。 今回は、デフォルト麺は麺の硬さ「普通」、替玉 1回目 は「麺硬め」、続いて「麺柔らかめ」、最後は麺の硬さ「普通」でのオーダーをしてみた。 細麺であるだけに、茹で上げ時間は早く、注文から 1分 少々で「替玉」配膳となる。 今回は基本オーダーの場面で、味の濃さ「普通」で注文したのだが、「替玉」することが前提であれば、味の濃さ「濃いめ」でのオーダーも一つの手かも知れない。 但し、前述の如く、実際に食してみて、味の濃さ「普通」であっても、存分に「替玉」3回 に耐えたので、そこは好みの味わいでの注文で良いのかも知れない。 実際の味わいであるが、「麺硬め」は歯応えがあっていいが、この甘めの豚骨スープには若干合わないように感じられた。 感覚的にはバリカタとハリガネの間くらいの感じだが、「麺硬め」と言うからには、どうせならもう少し硬めで、ハリガネ クラスでもいいのかも知れない。 飽くまでも個人的な見解の域ではあるのだが、やや中途半端の硬さに思えたと言うのが正直なところだ。 「麺柔らかめ」に関しては、柔らかめとはいえ、芯は残されていて、いわゆる博多ラーメンの「柔（やわ）」クラスの柔らかさではない。 麺芯が残る感じは維持されているので、固め クラスと言えるかも知れない。 偶々だったのか基本的な仕様なのか、その辺りは不明ではあるが、、、 麺の固さ「普通」を、今回は 2度 戴いてみたのであるが、個人的には、この麺の固さ「普通」を大いに気に入った。 「お奨めの麺の固さはどれ？」と聞かれたならば、矢張り麺の固さ「普通」を一推しでお奨めすることだろう。 3回目 の「替玉」を戴く際に、卓上調味料のニンニクペーストを正に思いっ切り大量投入してみた。 最初から相当量投入しても良いかも知れない。 但し、その後、対人的な仕事は不可能とはなるが、、、baku爆baku 今回の「替玉」の茹で上げ後麺重量は、「麺硬め」203g、「麺柔らかめ」219g、麺の硬さ「普通」199g であった。 この値から考えるに、細麺の 麺1玉 茹で前麺量は、およそ 120g くらいであろうか。 とうとう憧れの『山岡家』の「朝ラーメン」を食することが出来た。 なかなかに美味。 何と言っても、そのコストパフォーマンスの高さに感動である。 「替玉」3回 してなお、支払額総額 790円（税込）なのである。 その上でこの味わいであれば、何の不満もない。 いやあ、誠に美味しうござった。 さて、今回は「朝ラーメン」を食したのであるが、いわゆる『山岡家』の何たるかを、ここに併せて記しておきたいと思う。 と言うことで、『ラーメン山岡家』のその経緯について、個人的に調べたものを以下に掲載したい。 その後、他店競合が激しくなったことで、他の業態を模索する中、代表取締役である 山岡 正 氏 自身の好物であったラーメンに着目、試行錯誤を繰り返し、現在の山岡家ラーメンの原型となる、豚骨をじっくり煮込んだスープをベースとしたラーメンを完成させた。 1988年9月（昭和63年）に屋号を『ラーメン山岡家』として、茨城県牛久市中根町270-3 に開店（現在の『ラーメン山岡家 牛久店』）、現在の営業スタイルの原型となる24時間、年中無休営業を開始した。 その後は順調に業績を伸ばして全国 FC 展開、2017年には 150店舗出店を達成している。 「豚ガラ、人柄、山岡家」のユニークなキャッチの下、着々と業績を伸ばしている巨大チェーン店である。 さて、無性に食べたくなる中毒性があるとの評判が名高い『山岡家』、山盛りの白髪ネギが載った「ネギラーメン」を看板メニューに、「ラーメン」と「つけ麺」を基本に据えて全国 FC 展開している。 開業当初は醤油味のみのラーメンの提供であったが、現在、『山岡家』のメニューには、その味わいとして、25年以上受け継がれてきた、伝統の味「醤油」を初めとして、コクとキレを両立させた「味噌」、『山岡家』でしか味わえない深みのある「塩」、濃厚な白味噌を使用したワンランク上の味わいの「特製味噌」、旨味と辛さのハーモニーが癖になる一杯「辛味噌」の 5種類の味わいが提供され、レギュラーメニューは、現在全部で 29種類だ。 この『山岡家』のチェーンとしてのこだわりについては、Official Website 上のコンテンツ各ページ下部に、以下のような文面が掲載されている。 それだけ。 創業者・山岡正が長年かけて追い求めた究極のスープが、すべてのお店に受け継がれています。 厳選された豚骨を惜しげも無く大量に投入。 丸3日煮込み続けて、4日目にようやくお客様のもとに届きます。 最初の3日間は、熟練職人の厳しい眼のもとひたすら加熱。 4日目に入ったスープにはとても繊細な管理が求められます。 微妙な火力管理で、3日前に入れた豚骨からコクと甘みを、新たに投入した豚骨から旨味を引き出します。 表面はソフトでありながら、芯が強く、小麦の香り高い特製の太麺を使用。 この麺を支えるのは、厳選された小麦と、毎日の気温や湿度などに合わせて製造方法を変えて作る麺職人の熟練技。 この麺だからこそ、濃厚な豚骨スープの中にあっても、決して力負けしない、バランスのとれた一杯となるのです。 山岡家のチャーシューは肉本来の旨味を最も味わえる肩ロースを使用。 煮崩れしないように紐で縛った肩ロースの塊を1時間弱茹で上げます。 これを、店舗で毎日継ぎ足し継ぎ足し作っている秘伝の特製タレに漬け込み、 完成です。 手作りにこだわる山岡家では、1店舗1店舗で、毎日チャーシューを作っています。 山岡家のネギは純国産。 店舗に届いたネギは、土をきれいに洗い流し、決められたサイズにカットします。 これを包丁で、縦方向に細く切ったものが白髪ネギとなります。 この工程では、機械は一切使用しません。 それは、ネギの味、香り、歯ごたえを極限まで引き出すため。 美味しいものをお客様に味わっていただくために、敢えて手間をかけています。 ………………………………………… また、Official Website 上の記載ばかりでなく、初見の顧客に対して『山岡家』の特徴を理解してもらうべく、店内の各種ポップにて、『山岡家』のラーメン自体の説明書きも随所に見られる。 この辺りは『山岡家』の自己アピールとして、実に丁寧な仕様となっていると思うのだが、それらの中、分かり易くまとめられているものを以下に記しておきたい。 ………………………………………… ラーメンの特徴 ………………………………………… 【 麺（ストレート太麺）】 コシが強く、濃厚なスープを絡ませてもしっかりと麺の味が生きている。 太麺ならではの食感を思う存分楽しめます。 【 タレ（秘伝のタレ）】 山岡家特製のタレ。 特に醤油ダレは今も20年以上前の創業当時のレシピのとおりに作られています。 【 脂（豚脂）】 こってりしているがキレがあります。 もちろん、脂少なめ、脂抜きにも対応します ………………………………………… こだわりの麺 ………………………………………… 当店のラーメンは、特製の極太タイプの麺を使用しております。 お客様により一層美味しく食べていただく為、ゆであがり迄に、7分以上かかりますので、お時間をとらせますが、ご了承ください。 ………………………………………… 以上が、『山岡家』自身のプロパガンダにあたるわけであるが、この内容で、『山岡家』の何たるかは充分に伝わったことだろう。 その一方で、店名の『山岡家』の『－家』の表記から、よく世間的に取り沙汰される話題に『山岡家』は「家系ラーメン」なのか？ と言うものがあるが、果たして、実際のところどうなのだろう。 元々、「家系ラーメン（いえけいラーメン）」は横浜の『吉村家』が元祖で、「吉村家直系」と名乗れる「家系ラーメン」はあくまでも『吉村家』で修行し独立した店だけだ。 従って『山岡家』は狭義に捉えた場合の「家系ラーメン」ではない。 が、「家系ラーメン」を広義に捉えた場合は、非常に幅が広く、豚骨醤油ベースで太いストレート麺を使用し、屋号に『－家』とつくラーメン店を、一般的に「家系ラーメン」と称している。 そんな「家系ラーメン」の特徴は、「濃厚な豚骨醤油ベースのスープ」「太いストレート麺」の他に、「家系 3種の神器」と呼ばれる「鶏油（ちーゆ）」「海苔 3枚」「ほうれん草」がトッピングされていることが挙げられる。 その意味に於いては『山岡家』も「家系ラーメン」と言えなくもないような気もする。 が、実際は、『山岡家』では、トッピングの脂は「鶏油」を使用していおらず「ラード」使用なので、その一点だけからも「家系ラーメン」とは言えないことになる。 因みに、『山岡家』の Facebook Page の投稿で、『山岡家の萩原』を名乗る Facebook 広報担当の萩原素彦 氏（通称 ハギさん）が、『山岡家』は「家系ラーメン」ではないと、以下のようにきちんと表明している。 ………………………………………… そもそも、家系ラーメンとは、豚骨、鶏ガラから採ったスープに鶏油を浮かせ、ストレートの太麺を使う、と定義されています。 山岡家は鶏ガラは使ってないですし、鶏油も使っていません。 名前に「家」が付いているのと、具材や盛付が似ているので、家系と勘違いされる方が多いようですね。 〔『山岡家』Facebook 投稿ページ : 〕 ………………………………………… いずれにせよ、周囲で何を言おうが、確実に言えることは、『山岡家』自身が、自らの Official Website 上であれ何処であれ、自身が「家系」であると言う表現は全く使っていないと言うことをしっかりと認識すべきだろう。 結論として、『山岡家』は屋号に「-家」がつき、かつラーメン自体も「家系」的なスタイルをとってはいるが、「鶏油」を使用しないなど、少なくとも「家系ラーメン」の完全パクりではない。 むしろ、根幹となる部分が異なっているのだから、「パクリ」というよりは「新機軸」と言った方が良いのかも知れない。 5m、高さ 9cm、器重量 775g 下皿サイズ 直径 23m、高さ 3. 5cm、高さ 6. 5cm、器重量 227g・232g・228g 支払額総額 790円（税込） 実食総重量 1,235g うち固形物重量 926g 完食時間 : 計測せず 訪問日 : 2020. 18（木） 因みに、外食新店訪問は、3月30日 以来、ほぼ 2ヶ月半 振りとなったとなった今回のレビュー、実は、600レビューに当たっている。 今までのキリ番レビューは以下なのであるが、それらは全て記念レビューでもあるので、ここに我がモニュメントとして記しておきたい。 100レビュー 2017. 26（月）〔群馬県伊勢崎市安堀町685-1〕 200レビュー 2017. 21（火） 〔群馬県前橋市天川大島町4-1〕 300レビュー 2018. 25（金）〔群馬県高崎市岩押町7-13〕 400レビュー 2018. 23（金）〔群馬県伊勢崎市連取町3346-9〕 500レビュー 2019. 8（土）〔群馬県伊勢崎市宮子町3524-145〕 600レビュー 2020. 18（木）〔群馬県太田市丸山町1275-1 〕 このHTMLタグをブログに貼り付けると、お店の地図や情報を掲載することができます。 山岡家 太田店 関連ランキング：ラーメン 山前駅、小俣駅、治良門橋駅.
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