アルメタ 軟膏 あせも。 【皮膚科医が解説】フルメタ軟膏は強いステロイド?その作用と注意すべき点

アルメタ軟膏の副作用やリバウンドについて。

アルメタ 軟膏 あせも

リンデロンvg軟膏の効能はコチラ!? リンデロンvg軟膏はステロイド外用剤ですが、その効能にはどんなものがあるのでしょうか。 まず、ステロイドとはどんな薬かといいますと、抗炎症作用と免疫抑制作用などの効果があり、具体的には炎症による赤みや腫れ、かゆみの症状を抑えたり改善してくれる効果があります。 そもそも障害を受けた組織は赤くなったり、熱を持ったり、むくんだり、痛みを伴ったりしますが、これが炎症の起こっている状態で、例えるならば火が燃えているような状態です。 そして、このリンデロンvg軟膏をはじめとする、ステロイド外用剤はその火を消して炎症を抑えてくれる効能があり、まるで体の消防士のような働きをしてくれるのです。 そのため、リンデロンvg軟膏は虫刺され、アトピー性皮膚炎や赤ニキビ、皮膚のただれ、やけど、など様々な症状に使用することができます。 さて、リンデロンvg軟膏は上記のような効能があるわけですが、当然薬なので副作用が出る場合もあり、注意が必要です。 そこで次はリンデロンvg軟膏の副作用について見てみましょう。 リンデロンvg軟膏の副作用はコチラ!? さて、リンデロンvg軟膏の副作用ですが、どんなものがあるのでしょうか。 主な副作用には、 ・ 皮膚が薄くなり、傷つきやすくなる ・ 血管が脆弱して、皮膚が赤くなる ・ ニキビや多毛になる ・ 細菌やウイルスの感染にかかりやすくなる ・ 頭痛や発熱、吐き気や発疹など身体的に異常が現れる などがあるようです。 とはいえ、これらの副作用の症状はリンデロンvg軟膏を使うと必ず出てくるわけではなく、基本的には安全な薬ではありますので、使用量や使用方法をしっかり守って使うようにしましょう。 それでは次に、正しい使い方についてご説明いたします。 リンデロンvg軟膏の正しい使い方はコチラ!? まず回数は原則として1日2回塗るようにし、1回では不十分ですが、皮膚が回復してきていれば一回でも十分な場合もあります。 また、塗らなくてはならない箇所が広い場合には、指先だけではなく手のひら全体で症状のある部位全般にまんべんなく覆いつくすように塗るようにし、厚くぬらずうっすらと光る程度に塗るようにしましょう。 そして、チューブから押し出すときの軟膏の量は、大人の人差指の先端から第一関節部分までに5gのチューブから軟膏を出すと大体0. 5gとなり、この量で大人の手のひら2枚分の面積が塗ることができます。 そのため、5日間~1週間は塗るようにし、そのときの皮膚の状態を見て、次の治療方針を決めるようにしていきましょうね。 スポンサーリンク リンデロンvg軟膏をあせもや顔のニキビに使う時の注意点はコチラ!? まず、基本的にはリンデロンvg軟膏は顔には使わないのですが、使ってダメということではなく、使うことも可能です。 ただ、顔に長期間に渡り大量に使用した場合は皮膚の表面組織が薄くなってしまったり、シワや皮膚のひきつり感が現れる場合や顔の毛細血管が広がってしまうことで赤ら顔になってしまう場合があります。 また、目のまぶたに塗り続けると眼圧が高くなり、それに伴い緑内障を発症してしまう可能性もあります。 したがって、リンデロンvg軟膏よりも、大人であればロコイド軟膏、子供であればキンダベートという、ステロイド外用剤と同じくらいの強さの顔用の薬がありますので、そちらがあればそちらを使うようにしましょうね。 次に、あせもやニキビにリンデロンvg軟膏を使ってもいいのか、ということですが、基本的には使いません。 なぜなら、リンデロンvg軟膏のようなステロイド外用剤を使うと、塗ったところの抵抗力が落ち、できものやニキビがひどくなる可能性があるからです。 ただ、皮膚科の医師によっては、あまりにひどい場合は抗菌剤と一緒にステロイドを出されることもあるのですが、1つ2つの少量のニキビができた程度では余計に症状が悪化する可能性があるため使わないようにしましょうね。 まとめ いかがでしたでしょうか。 今回は、リンデロンvg軟膏の効能と副作用とともに、あせもや顔のニキビ対策についてもご紹介いたしました。 まず、リンデロンvg軟膏の効能には、炎症による赤みや腫れ、かゆみの症状を抑えたり改善してくれる効果がありますが、正しい使用方法を守らないといくつかの副作用があるので注意しましょう。 そして次に、リンデロンvg軟膏は顔にも使用できますが、副作用にも気をつけなければならず、できれば他の顔用の薬の方が良いということでしたね。 また、ニキビやあせもに使うと症状が悪化する可能性が高いので、医者の指示がない限り、基本的には使わない方が良いのではないでしょうか。 最後に、リンデロンvg軟膏は副作用などもあるにはありますが、基本的にはとてもいい薬ですので、必ず用法容量を守って、的確に使うようにしましょうね。 スポンサーリンク 「リンデロン」に関する他の記事はコチラ!? カテゴリー•

次の

ステロイドの強さ一覧~からだの部位、炎症の程度で使い分けが必要~

アルメタ 軟膏 あせも

ゲンタシン軟膏は皮膚の細菌感染症を治す、あるいは防ぐ薬! Sponsored Link ゲンタシン軟膏が使える症状と使えない症状 ゲンタシン軟膏は、菌の繁殖を抑えることが出来ることに加えて、余計な成分が含まれていないため、傷口や細菌感染症全般に使うことが出来ます。 ただ、病気によっては効果が無かったり、むしろ悪化する危険性があるものも存在しますので注意しておきましょう。 切り傷、すり傷 切り傷やすり傷は、放っておくと細菌感染を起こして化膿してしまうことがありますので、 化膿しないように予防目的でゲンタシン軟膏を塗るのが効果的ですね。 既に化膿してしまっている場合でも、化膿している傷を早く治す効果がありますので、塗っておくと良いでしょう。 虫刺され ゲンタシン軟膏には、虫刺されそのものを治す効果はありません。 ただ、虫刺されで出来た傷口からばい菌が入って感染するリスクを抑えることは出来ますので、 うっかり掻きむしってしまった時の感染予防目的で塗るのは効果的と言えるでしょう。 なお、ゲンタシン軟膏には、虫刺されによるかゆみを抑える効果はありませんので、かゆみがひどい場合には虫刺され用のかゆみ止めを使うようにしてください。 あせも あせも自体に効果はありませんが、あせもを搔きむしってしまう場合には塗っておくと良いですね。 掻きむしると傷口から雑菌が入ってしまい、そこから細菌感染を起こしてしまうことがありますので、 予防目的としては効果的と言えるでしょう。 かゆみには効果がありませんので、かゆみ止め成分の含まれる別の軟膏やクリームを使うようにしてください。 かぶれ ゲンタシン軟膏でかぶれ自体を治すことは出来ませんが、 かぶれを掻きむしった時に出来た傷に細菌が感染するのを防ぐことは可能です。 軽いおむつかぶれなどにも塗って問題ありません。 かゆみや赤みがひどい場合には、炎症を抑える作用のある薬を使うと良いでしょう。 やけど やけどをした場所がジュクジュクしていたり、水ぶくれが出来て破れた時に使うことが出来ます。 ジュクジュクしている部位や水ぶくれが破れた場所は、皮膚が壊れている状態なので、細菌感染を起こしやすいためですね。 ただ、ゲンタシン軟膏にやけど自体を治す効果はありませんので、あくまで細菌感染の予防や傷口の保護目的で使うようにしてください。 ニキビ ニキビの原因としてよく名前が出てくる「アクネ菌」には適応がないものの、 ニキビを悪化させる原因となる「黄色ブドウ球菌」には効果があります。 膿がたまっている赤ニキビや、大きめの白ニキビなどに効果的と言えるでしょう。 一方で、小さい白ニキビや黒ニキビには効果が期待できません。 ただ、今ではニキビにより効果的な薬もたくさんありますので、基本的にはニキビ用の薬を使った方が良いでしょう。 とびひ とびひは皮膚の細菌感染症なので、ゲンタシン軟膏を使って治すことが出来ます。 病院では、飲み薬の抗生剤と合わせてゲンタシン軟膏が使われることも多いですね。 ただ、最近のとびひはゲンタシンに耐性を持っているケースが増えており、効果が出ない場合もありますので注意しておきましょう。 痔 ゲンタシン軟膏に痔を治す効果はありませんが、 傷口から雑菌が入って肛門周囲に炎症が起こるのを予防することは出来ます。 切れ痔や痔ろうなどになった時、悪化を防ぐために塗ると良いでしょう。 痔が治るわけではありませんので、あくまで応急処置として使うようにしてください。 専用の薬を使うか、肛門科を受診するようにしましょう。 ヘルペス ヘルペスは「ヘルペスウイルス」というウイルスが原因の病気なので、ゲンタシン軟膏ではヘルペスを治すことは出来ません。 ただ、口唇ヘルペスや性器ヘルペスを起こした部位に細菌が感染することはありますので、 細菌感染の予防目的としては効果的です。 カンジダ カンジダは細菌ではなく、「真菌」という種類になります。 いわゆるカビやキノコの仲間ですので、ゲンタシン軟膏で直接治せる病気ではありません。 性器カンジダに細菌感染が合併しているケースなどではゲンタシン軟膏が使われることもありますが、 カンジダが悪化したり再発するリスクもありますので、自己判断で使わないようにしましょう。 水虫 水虫は真菌というカビの一種なので、細菌に効くゲンタシン軟膏では効果がありません。 水虫には、「抗真菌薬」などの水虫に特化した薬が存在しますので、そちらを使うようにしましょう。 ゲンタシン軟膏は細菌感染の予防目的としてなら、切り傷、すり傷、虫刺され、あせも、かぶれ、やけど、ニキビ、とびひ、痔、ヘルペスなど色々な症状に使える!カンジダや水虫などには逆効果になる可能性があるので要注意! Sponsored Link ゲンタシン軟膏の使い方 塗る回数や時間 ゲンタシン軟膏は1日1~3回、患部に直接塗って使うのが一般的です。 朝と夜の2回に分けて塗ることが多いですね。 塗るタイミングとしては、 朝起きた時と、夜お風呂に入った後がおすすめですよ。 塗り方 塗り方は、 綿棒を使ってゲンタシン軟膏を少量取り、そのまま患部に塗ればOKです。 傷口をしっかり覆うくらい少し厚めに塗っておくと良いでしょう。 塗り終わったら、患部を保護するために、軽くガーゼを当ててテープで固定しておきましょう。 もし塗り忘れた場合は、思い出した時に塗れば大丈夫です。 また、塗り忘れたからといって、大量に塗る必要はありません。 基本は朝と夜の2回に分けて塗る!患部に少し厚めに塗ってガーゼで保護しよう! ゲンタシン軟膏の主な副作用 ゲンタシン軟膏は塗り薬ということもあり、使い方を間違えなければ副作用はほとんどありません。 ただ、ゲンタシンに対するアレルギーを持っていた場合、アレルギー反応として以下のような症状が現れることがあります。 かゆみ• 発赤(皮膚の赤み)• かぶれ• 湿疹 このような症状が出てきた場合には、いったん使うのを止めるようにしましょう。 元々あった症状が悪化した場合なども、アレルギーの可能性がありますので注意が必要です。 また、ゲンタシン軟膏を大量に長期間使い続けた場合、 ごくまれにですが腎障害や難聴を起こす可能性があります。 ゲンタシン軟膏を使った後に気になる症状が出てきた場合は、一度病院を再受診して医師に確認してもらうようにしてくださいね。 ゲンタシン軟膏を使う前に医師に確認をとった方が良い人 ゲンタシン軟膏は、乳幼児や高齢者でも使うことの出来る副作用の少ない薬です。 ただ、中にはゲンタシン軟膏を使うことがリスクに繋がるケースもありますので、以下に該当する人は、念のためゲンタシン軟膏を使う前に医師に確認をとるようにしてください。 以前にゲンタシン軟膏を使ってアレルギーを起こした事がある人• 現在、他にも薬を服用している人• 妊娠中、もしくは授乳中の女性 ゲンタシン軟膏はほとんど副作用のない薬だが、まれにアレルギーや長期使用で副作用が出る場合がある。 気になる症状が出た場合にはすぐ病院へ! Sponsored Link ゲンタシン軟膏が効かない細菌について ゲンタシン軟膏は多くの細菌に効果のある抗生剤で、病院でも頻繁に使われていました。 そのため、以前に比べると耐性を持った菌が増えてきています。 このようなゲンタシンに耐性を持った菌の場合、ゲンタシン軟膏を塗っても効果が出ないことがありますので注意をしておきましょう。 化膿した部分にゲンタシン軟膏を3日間続けて塗っても効果が無い場合、症状が悪化していく場合などは、ゲンタシンの耐性菌である可能性が高いと言えますね。 ゲンタシン軟膏が効かない場合は、別の抗生物質が含まれる塗り薬に切り替える必要があります。 病院を受診して、ゲンタシン軟膏を塗っても効果が出なかったことを説明すると良いでしょう。 ゲンタシン軟膏が効かない場合は病院で医師に相談する! まとめ ゲンタシン軟膏は、細菌による感染症や化膿した傷口には効果的です。 傷口にばい菌が入って繁殖するのを防ぐ働きもありますので、予防目的で使うことも出来ますね。 ただ、 細菌が原因ではない病気には直接的な効果が無い点に注意しておきましょう。 特に、カンジダや水虫には逆効果になることもありますので、自己判断で使うのは避けてください。 かゆみ止めや炎症を抑える成分なども含まれていないので、自宅で使う場合には 傷口を化膿させたくない時に使うと良いでしょう。 もしゲンタシンを使ったけど効果が見られないという場合には、必ず病院を受診するようにしてくださいね。

次の

あせも(汗疹)の薬は子供には何が良い?リンデロン?キンダベート?

アルメタ 軟膏 あせも

1.フルメタ軟膏[ステロイド塗り薬]とは? 1-1. フルメタ軟膏の成分と作用、効能効果 フルメタ軟膏の成分は、「フランカルボン酸モメタゾン」と呼ばれるステロイドであり、これは別の言い方では合成副腎皮質ホルモン剤といい、人の副腎皮質から出ているホルモンと同じ働きを持つ成分となります。 様々な働きがある成分ですが、外用薬としては、主に抗炎症作用を期待し、皮膚のかゆみ、赤み、はれなどの症状に使用されます。 具体的な皮膚症状としては、湿疹、皮膚炎や乾癬などに主に用いられます。 一方で、細菌・真菌などの感染による症状に対しては悪くさせる可能性があり、原則的には用いられません。 通常、1日2回前後、適量を患部に塗りますが、疾患や症状によりその使用する量は調整が必要となります。 (参考)フルメタ軟膏の効能効果 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症を含む),乾癬,掌蹠膿疱症,紅皮症,薬疹・中毒疹,虫さされ,痒疹群(蕁麻疹様苔癬,ストロフルス,固定蕁麻疹を含む),多形滲出性紅斑,慢性円板状エリテマトーデス,扁平紅色苔癬,ジベル薔薇色粃糠疹,シャンバーグ病,肥厚性瘢痕・ケロイド,天疱瘡群,類天疱瘡,円形脱毛症 1-2. フルメタ軟膏のステロイドの中での位置付け「Very Strong」 ステロイド軟膏はそのステロイド成分の強さによってstrongest(最も強い)、very strong(とても強い)、strong(強い)、mild(普通)、weak(弱い)と5段階に分かれます。 フルメタ軟膏は5段階の内、上から2つ目の「 very strong」に分類されます。 このランクのステロイド外用剤の適応について、使用する部分としては、顔や陰部を除いた体が対象となり、症状としては中等度から重度の湿疹、虫刺されなどを対象とする外用剤となります。 1-3. 軟膏、クリーム、ローションの違い・使い分け 次に基剤についてですが、同じ名前のつくステロイド外用剤においても、「ローションタイプ」、「クリームタイプ」、「軟膏タイプ」があります。 ローション、クリーム、軟膏の順番で薬ののびが悪くまた保湿度が高くなっていきます。 使用するタイプによる効果は、同じ薬品名においては変わりありません。 のびがよく、さっぱりとした使い心地を望む箇所、また頭部などの毛の多い箇所についてはローションを、乾燥も症状の一要因と考えられるような症状に対しては軟膏を、その中間に対してはクリームをなど、用途に合わせてそれぞれ使用するのが良いでしょう。 1-4. フルメタ軟膏の使い方 フルメタ軟膏については、軟膏タイプであり保湿効果も共に期待できます。 使用する量については、いずれのステロイド外用剤に対しても共通に「FTU(Finger-tip unit)」という使用の際の参考とする単位があります。 これは人差し指の先端から第一関節まで軟膏を出した量がてのひら2枚分の面積に塗る量として適切という単位です。 これを参考にし、今まで塗っていた量を振り返ってみてください。 また、塗り方としては表面がきらっと光る程度にさっとのばして載せるだけでよく、指などで軟膏を塗りこむことは効果がないばかりか、摩擦による悪い影響もありますので、注意が必要となります。 2.フルメタ軟膏の注意すべき副作用 フルメタ軟膏の注意するべき副作用についてです。 ステロイド外用剤の副作用は、適した皮膚の部位でない場所に外用を行った際、あるいは症状が改善されているにもかかわらず漫然と使用を継続した際に出現します。 具体的な副作用としては、 ・皮膚が薄くなる ・毛細血管が拡張する ・細菌や真菌が発症しやすくなる ことがあげられます。 フルメタ軟膏はvery strongの効果の高いステロイド外用剤であるため、これらの副作用の出現には一層注意が必要です。 3.フルメタ軟膏に関するよくある相談 3-1. 顔や唇に塗っても大丈夫? フルメタ軟膏はvery strongのステロイド外用剤であるため、顔や陰部などの皮膚の薄い部分に使用することは一般的ではありません。 しかし、強い皮膚症状である場合に限っては主治医の判断で使用されることがあります。 その際は副作用に十分注意をしながら使用する必要があります。 3-2. 赤ちゃんに使用することはある? 赤ちゃんや子供の皮膚は、大人と比較してとても薄いです。 そのため先ほどと同様に、外用することは一般的ではありませんが、主治医の判断で使用する場合には十分に副作用に注意をする必要があります。 3-3. どれぐらい塗るのが良い? フルメタ軟膏を塗る量については1(4)の記載と同様でが、人差し指の先端から第一関節(FTU:Finger-tip unit)までの軟膏の量に対して、てのひら2枚分の面積に相当する程度の量が使用する基準の量となります。 3-4. 長期で使用しても大丈夫? フルメタ軟膏はvery strongのステロイド外用剤であり、症状が改善しても、長期的に漫然と使用すると副作用の出現が心配されます。 主治医の指導のもと、使用期間に注意してください。 3-5. 急に塗るのをやめても良い? 症状が少し良くなったからと、すぐに使用を中止してしまうと、症状が再発しやすくなります。 具体的な使用期間にとっては主治医の判断が重要となります。 一般的な使用期間の目安としては、症状が改善して外見上に症状が良くなったと判断した日からも数日間から1週間程度使用を継続し、その後に使用を中止するというのが望ましいと考えます。 3-6. 授乳中の使用は大丈夫? フルメタ軟膏を含め、ステロイド外用剤を使用した際に、皮膚から血中に吸収される程度は非常に微量となるため、一般的には授乳中の乳汁から赤ちゃんへ影響が出るという心配はほとんどありません。 しかし、例えば乳首周辺への使用など、直接赤ちゃんの口から入るような部分に使用する際には、授乳を終えた直後に外用して、使用から次の授乳までは1時間程度あけるようにするなど、工夫が必要となることがあります。 4.フルメタ軟膏の成分と同じ市販薬はある? 薬局やドラッグストアなど市販で購入することのできるステロイド外用薬は、ステロイド強さによる5つの分類のうち、下から3つ目まで(Strong, mild, weak)となります。 そのため、very strongのステロイド外用剤であるフルメタ軟膏と同様の成分を含む塗り薬は市販で購入することはできません。 また、市販でステロイド外用剤を購入する際には、症状について薬剤師にご相談の上でご購入、ご使用をしていただくことがよいでしょう。 フルメタ軟膏はvery strongの効果の高いステロイド外用剤です。 その反面、副作用の出現にはより一層注意が必要です。 使用する際は主治医の指導のもと適切に使用することで、安全な高い効果を得ることができます。 症状が改善している場合には、長期的に漫然と使用しないようにしましょう。 フルメタ軟膏と同ランク(very strong)にあたるステロイド塗り薬の市販薬は販売されていません。 市販でステロイドの塗り薬を購入する際には、店頭の薬剤師に相談の上、使用するようにしましょう。

次の