ホワイト・ベアーファミリー 倒産。 旅行会社ホワイト・ベアーファミリーが倒産 コロナ影響 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

(株)ホワイト・ベアーファミリーほか1社 : 東京商工リサーチ

ホワイト・ベアーファミリー 倒産

ホワイト・ベアーファミリー 本社 「大阪」 (株)ホワイト・ベアーファミリー(資本金8375万円、大阪市北区豊崎3-14-9、代表島田篤氏)と、グループ会社のWBFホールディングス(株)(TDB企業コード:188017472、法人番号:7120001195382、資本金1000万円、同所、代表近藤康生氏)は、6月30日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日同地裁より監督命令を受けた。 申請代理人は田中宏弁護士(大阪市北区中之島3-2-4中之島フェスティバルタワー・ウエスト11階、きっかわ法律事務所、電話06-6201-2970)ほか10名。 監督委員には野上昌樹弁護士(大阪市北区中之島2-3-18中之島フェスティバルタワー27階、弁護士法人大江橋法律事務所、電話06-6208-1500)が選任されている。 (株)ホワイト・ベアーファミリーは、1977年(昭和52年)創業、81年(昭和56年)5月に法人改組。 「しろくまツアー」「ジオツアー」の名称で、インターネットを活用した旅行ツアーの企画販売を手掛け、一部高速バスやレンタカーの予約サイトの運営も行っていた。 国内旅行は特に北海道や沖縄などのリゾートに強く、海外旅行を取り扱う「ハッピーホリデー」は中国・香港・バリなどアジア圏を得意としていた。 設立当初から安さを売りに学生や若年層を取り込み、その後もウエディングツアーやファミリー旅行などターゲット層を拡大して事業を伸長。 さらに日本各地の営業所開設に加え、グループ会社を次々に設立することでWBFグループを形成していた。 近年はインバウンド客を取り込み、ホテル事業にも参入して急速に業容を拡大し、2019年3月期には年売上高約207億4000万円を計上していた。 2019年に同事業をグループ会社に移管して以降もインバウンド客への対応を積極的に行っていたものの、今年に入り新型コロナウイルスの感染拡大の影響で渡航制限が出されたことで旅行事業、ホテル事業ともに売り上げが悪化する事態が発生。 このため、一部ホテルは休業を余儀なくされたことで、グループ全体で収益も急激に悪化。 さらに、国内でも外出自粛の影響に伴って学生の卒業旅行や春休みのツアーなどのキャンセルが相次いだことで、受注が激減し苦しい経営を強いられていた。 3月には金融機関に対して借入金の返済緩和を要請していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大の収束が見えないなか、4月27日にグループ会社のWBFホテル&リゾーツ(株)が大阪地裁へ民事再生法の適用を申請。 グループ全体でスポンサーを探すなど経営の立て直しを図っていたものの奏功せず、ここへ来て民事再生法による再建を図ることとなった。 3社は、6月30日、(株)星野リゾートとの間でスポンサー就任についての基本合意書を締結し、今後、事業を継続し、再建をすすめる。 なお、(株)ホワイト・ベアーファミリーの営む事業には旅行業があるものの、今回の民事再生法の適用を申請したことによる旅行申込者に及ぼす影響はなく、事業を継続していく。 負債は申請時点で、ホワイト・ベアーファミリーは債権者約160名に対し約278億円、WBFホールディングスは債権者約20名に対し約73億円、2社合計で約351億円。 WBFリゾート沖縄(株)(沖縄及び九州におけるホテル運営業)、その他の関係会社は、法的手続はとっておらず、従前どおり、通常の営業を続けている。

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旅行会社のホワイト・ベアーファミリーが民事再生法の適用申請、負債総額351億円超で今年最大

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WBFホテル&リゾーツは27日、倒産した。 負債は160億円。 帝国データバンク等が伝えた。 詳細は次の通り。 WBFホテル&リゾーツ(株)(資本金600万円、大阪市北区豊崎3-14-9WBFビル、代表近藤康生氏、従業員968名〈パートアルバイト含む〉)は4月27日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日監督命令を受けた。 当社は、2009年(平成21年)12月に設立したホテル運営業者。 「しろくまツアー」などのインターネットを活用した旅行ツアーの企画販売を手掛けている(株)ホワイト・ベアーファミリーの関係会社として設立。 当初は北海道内のみで複数のホテルを展開していたが、2018年に現商号に変更し、2019年1月に同社から運営していたホテル事業を譲受していた。 保有5施設(北海道:5施設)、賃借・運営受託22施設(北海道:4施設、関東:1施設、関西:17施設)の合計27施設(合計客室数:約3900室)のホテルを展開。 ツアーとセットになった旅行プランなどでインバウンド需要を取り込むことで売り上げを伸ばし、2019年3月期には年売上高約47億6200万円を計上していた。 しかし、今年に入り新型コロナウイルスの感染拡大の影響により渡航制限が出されたことで大幅に売り上げが悪化する事態が発生。 このため、一部ホテルは休業を余儀なくされたことで収益が急激に悪化。 さらに国内でも外出自粛の影響に伴って学生の卒業旅行や春休みのツアーなどのキャンセルが相次いだことで受注が激減し、苦しい経営を強いられていた。 ホテル購入資金など多額の金融債務が重荷になっていたことから3月には金融機関に対して返済緩和を要請し、立て直しを図っていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えないなか、先行きの見通しが立たなくなり、民事再生による経営再建を図ることとなった。 負債は申請時点で債権者約575名に対して約160億円。 なお、複数の企業から再建支援の表明を受けており、今後、具体的な支援内容の検討・協議を行い、スポンサー企業を選定することが予定されている。 (株)ホワイト・ベアーファミリー(旅行業)、WBFリゾート沖縄(株)(沖縄及び九州におけるホテル運営業)、その他の関係会社は、法的手続はとっておらず、従前どおり、通常の営業を続けている。

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ホワイト・ベアーが民事再生 負債約351億円、旅行業の倒産で過去最大

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同社は昭和52年創業の「しろくまツアー」「ジオツアー」の旅行ツアーの企画販売会社。 全国各地に営業店舗を構え、国内旅行では北海道や沖縄などのリゾートに強く、海外旅行でも「ハッピーホリデー」で中国・香港・バリなどアジア圏を得意としていた。 同社は安さを売りに若年層に強く、ほかウエディングツアーやファミリー旅行なども拡大して事業を伸長させてきた。 グループ会社も矢継ぎ早に設立させWBFグループを形成していた。 最近ではインバウンド客も取り込み、ホテル事業にも参入して急速に業容を拡大、平成31年3月期には約207億円の売上高を計上していた。 しかし、今般の新コロナの感染拡大の影響で外出自粛要請および渡航制限が出されたことでキャンセルが相次ぎ、旅行業、ホテル業ともに売上高が激減、一部ホテルは休業を余儀なくされ、グループ全体で収益が激減していた。 4月27日には、WBFグループのWBFホテル&リゾーツ(株)が負債額約160億円を抱え、大阪地方裁判所へ民事再生法の適用申請を行い、グループ全体でスポンサー探しなどしてきたが、今般、民事再生法による再建を図ることとなった。 なお、3社は6月30日、(株)星野リゾートとの間でスポンサー就任についての基本合意書を締結し、今後、事業を継続し、再建を進めるとしている。 なお、(株)ホワイト・ベアーファミリーの営む事業には旅行業があるものの、今回の民事再生法の適用を申請したことによる旅行申込者に及ぼす影響はなく、事業を継続していく。 星野リゾートも民事再生を申請させることで負債を大幅に圧縮させ、再建に取り掛かるものと見られる。 追、WBFリゾート沖縄(株)(沖縄・九州のホテル運営会社)、その他の関係会社は、法的手続はとっておらず、これまでどおり通常営業している。 破綻した3社は、民事再生申請のため、通常通り営業されている。 3社の合計負債額は単純合計で511億円にのぼる。

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